JP2000188839A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP2000188839A
JP2000188839A JP36454298A JP36454298A JP2000188839A JP 2000188839 A JP2000188839 A JP 2000188839A JP 36454298 A JP36454298 A JP 36454298A JP 36454298 A JP36454298 A JP 36454298A JP 2000188839 A JP2000188839 A JP 2000188839A
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winding
crossover
salient pole
salient
torque
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Shuji Fukutani
秀志 福谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータにおいて、突極巻線の渡り
線を対策して、トルクリップルの悪化を改善して大きい
トルクをもつモータを実現することを目的とする。 【解決手段】 永久磁石7と、ステータコア15は永久
磁石7に空隙を有して対向して、m・n(nは2以上の
整数)個の突極1a〜1gを有し、前記m(mは2以上
の整数)相を構成する相巻線6からなり、突極にm個お
きに巻回した複数の突極巻線5a、5d、5gと、巻線
スペースを通る渡り線4a、4bと、さらに直列に繋が
り、渡り線と略同じ経路にある補償渡り線3とを有する
モータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として音響・映
像機器や情報関連機器に用いられるブラシレスモータに
係るもので、詳しくは、その突極巻線間の渡り線の構成
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ブラシレスモータ(以下モー
タという)の突極巻線間を直列に繋ぐ渡り線は次のよう
に構成されている。
【0003】実登録2574137号公報の開示は突極
巻線間を直列に繋ぐ渡り線をステータコアの片側面に配
置している。また、特開平4−275042号公報の開
示は突極巻線間の渡り線を突極間の巻線スペースに通し
ている。
【0004】図7は従来の突極巻線を含むモータの断面
図で実登録2574137号公報に示すように、ステー
タコア15の一端面である片側面に形成された舌片部2
6により障壁が形成されるため、相巻線6の突極巻線間
を直列に繋ぐ渡り線がコア内径部の方へ移動することが
なくなる。
【0005】このようにすることによって、ステータ2
7をブラケット9に装着する際に、相巻線6の渡り線の
噛み込みなどがなく絶縁が良好で信頼性が高いと記載さ
れている。
【0006】また、図8は他の従来の突極巻線と渡り線
の引き回しを表す模式図で特開平4−275042号公
報に示すように突極巻線間を直列に繋ぐ渡り線4aの全
部を、多点で交差させることなく巻線の巻き回しを良好
にすることができ、回転電機を薄型にすることができる
と述べられている。
【0007】つまり、相巻線6を構成する突極巻線5a
の巻終わりを、他相を構成する突極1bの巻線スペース
2a、2bに通すことにより、渡り線が多点に交差する
ことがなくなり、薄型モータを提供できると記載されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、モータの内部
空間にスペースがあれば、実登録2574137号公報
で示すような舌片部を構成できる場合があるが、特に近
年は機器の小型化・薄型化の要求が強くなるとともに、
さらに高トルクを要求されるため、モータ内部のスペー
スの余裕がなくなり、舌片部をモータの内部に配置する
ことが困難になってきている。
【0009】そして、いずれも図7に示すようにコイル
内径寸法R1とコア内径寸法R2の差が十分大きくなけ
れば舌片部は構成できず、また、突極巻線間を直列に繋
ぐ渡り線の全部をコア片面側に配置することは困難であ
る。
【0010】また、突極巻線間を直列に繋ぐ渡り線には
突極巻線に流れる駆動電流も流れるため、駆動電流によ
る電流磁界が発生して、モータが使用される音響・映像
機器や情報関連機器の記録・再生ヘッドやセンサー、ま
た、回路部品や回路パターン等にノイズとして影響を与
えている。
【0011】また、上記の対策として特開平4−275
042号公報に示すように、突極巻線を他相に構成され
た突極の巻線スペースに通すと、渡り線自身にトルクが
発生して、モータのトルクは突極巻線により発生するト
ルクとの合成となる。
【0012】図9は突極巻線方法における1相分のトル
ク波形と、その相の突極巻線を繋ぐ渡り線により発生す
るトルク波形と、それらの合成波形の比較図で特開平4
−275042号公報に示すものである。
【0013】図9においてAで示されたトルクの波形は
突極巻線により発生するトルクをグラフにしている。突
極巻線により発生するトルクAは突極に巻かれた突極巻
線の巻回数が、一般的に多く巻かれているため大きなト
ルクが発生している。この図9のグラフは突極巻線の巻
回数が1つの突極あたりで10ターン巻装されたときの
ものである。
【0014】Bで示されたトルクの波形は渡り線により
発生するトルクをグラフにしており、突極巻線により発
生するトルクAより、位相差をもって発生している。勿
論、突極巻線により発生するトルクAよりは小さいレベ
ルである。
【0015】この相に発生するトルクは突極巻線により
発生するトルクAと渡り線により発生するトルクBとを
合成したトルクとなり、その合成トルクは図9にてCで
表している。図9からも分かるように、特開平4−27
5042号公報に示す突極巻線方法によると、合成トル
クCの位相は突極巻線により発生するトルクAに較べて
位相差θほど進んでしまう。
【0016】図10(a)は渡り線にトルクが発生しな
いときの一回転中におけるトルク合成波形を示す図であ
る。また、図10(b)は渡り線に発生するトルクに伴
って、突極巻線に発生するトルクより位相差をもつ合成
トルクの一回転中におけるトルク合成波形を表す図であ
る。
【0017】図10(a)は相巻線に流れる駆動電流タ
イミングとトルクを効率よく発生させるタイミングとが
一致しているため、正常なトルク合成波形であり、トル
クリップルも小さい。
【0018】図10(b)において、モータは一般的
に、ホール素子等の位置センサーをモータ内部に配置し
て、ロータの位置を検出し、その後、位置センサーの信
号(m=3のときは3つからなる信号となる)をマトリ
クス回路にて処理して通電タイミングを決定している。
【0019】しかし、位置センサー付きのモータにおい
て、渡り線に発生するトルクによって突極巻線によるト
ルクと合成トルクの間に位相差が発生し、トルクを効率
よく発生させるタイミングと駆動電流のタイミングとが
時間的にずれるため、図10(b)に示すようなθ分ほ
どずれてトルクリップルが大きくなる。
【0020】上述のトルクリップルの悪化はモータの回
転数が高速になって、突極に巻かれる突極巻線の巻回数
が少なくなればなるほど、図9に示す位相差θが大きく
なり、それに伴ってトルクリップルも増大するため、渡
り線により発生するトルクの影響が無視できなくなる。
【0021】以上の課題をまとめると、従来のモータに
は下記のような課題をもっている。 1:小型化・薄型化の要求の中で、突極巻線の巻き回し
が困難になる。そして、ブラケット取り付け時において
渡り線等の噛み込みが発生する。
【0022】2:機器のセンサーやヘッド、および、回
路に対するノイズ発生源となり影響を与えていた。
【0023】3:渡り線の引き回し方法によって、合成
トルクと突極巻線に発生するトルクとに位相差が生じ、
その結果、トルクリップル率が悪化する。
【0024】4:起動トルクが減少する。また、モータ
効率も悪化する。本発明は、このような従来の課題を解
決するものであり、コイル内径寸法とコア内径寸法との
差が十分大きくできない物理的な制約条件の中でも、ト
ルクリップルを悪化せしめず、なおかつ、起動トルクを
損なわずに、効率のよい薄型で小型のモータを実現する
ことを目的としている。
【0025】そして、突極巻線の渡り線がステータコア
とブラケットとの間に噛み込むことなく絶縁耐圧の良好
なモータを提供できる。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のモータは、m(mは2以上の整数)相巻線と、
略円形の円環部と前記円環部から半径方向に延びるm・
n個(nは2以上の整数)の突極と前記突極間隙間で定
義される巻線スペースとを有するステータコアと、前記
ステータコアに空隙を介して対向する永久磁石とを備
え、前記相巻線は前記突極にm個おきに巻回した複数の
突極巻線と、前記巻線スペースを通り前記突極巻線間を
直列に繋ぐ渡り線と、さらに直列に繋がり、前記渡り線
と略同じ経路にある補償渡り線とを有する構成としたも
のである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、m(mは2以上の整数)相巻線と、略円形の円環部
と円環部から半径方向に延びるm・n個(nは2以上の
整数)の突極を有するステータコアと、ステータコアに
空隙を介して対向する永久磁石とを備え、相巻線は突極
に巻回した複数の突極巻線と、突極巻線間を直列に繋ぐ
渡り線と、さらに直列に繋がり、ステータコアに対して
渡り線とは逆極性の磁界を発生する補償渡り線とを有す
る構成にしたものである。
【0028】このように、渡り線とは逆極性の磁界を発
生する補償渡り線を有しているため、駆動電流通電時に
おいて渡り線により発生する磁界を、補償渡り線によっ
て発生する磁界によってキャンセルすることができ、ノ
イズの発生の少ないモータができる。
【0029】本発明の請求項2に記載の発明は、m(m
は2以上の整数)相巻線と、略円形の円環部と円環部か
ら半径方向に延びるm・n個(nは2以上の整数)の突
極と突極間隙間で定義される巻線スペースとを有するス
テータコアと、前記ステータコアに空隙を介して対向す
る永久磁石とを備え、相巻線は突極にm個おきに巻回し
た複数の突極巻線と、巻線スペースを通り突極巻線間を
直列に繋ぐ渡り線と、さらに直列に繋がり、渡り線と略
同じ経路にある補償渡り線とを有する構成にしたもので
ある。
【0030】このように、渡り線と略同じ経路にある補
償渡り線を接続したため、渡り線によりトルクが発生し
ても同じ経路に巻かれた補償渡り線によるトルクにてキ
ャンセルすることができるため、突極巻線に発生するト
ルクと合成トルクとの位相差の発生を解消できる。
【0031】本発明の請求項3に記載の発明は、突極巻
線間を直列に繋ぐ渡り線と、さらに直列に繋がり、渡り
線と略同じ経路にある補償渡り線との巻方向を逆にした
ものであり、このように、巻方向を逆にすることによっ
て、容易に、しかも、モータ特性に影響を与えることな
く、渡り線により発生するトルクの影響をキャンセルす
ることができる。
【0032】本発明の請求項4に記載の発明は、m(m
は2以上の整数)相巻線と、略円形の円環部と前記円環
部から半径方向に延びるm・n個(nは2以上の整数)
の突極と前記突極間隙間で定義される巻線スペースとを
有するステータコアと、前記ステータコアに空隙を介し
て対向する永久磁石とを備え、前記相巻線は前記突極に
m個おきに巻回した複数の突極巻線と、前記巻線スペー
スを通り前記突極巻線間を直列に繋ぐ渡り線と、さらに
直列に繋がり、前記渡り線と同じ前記巻線スペースを通
る補償渡り線を有する構成にしたものである。
【0033】このように、渡り線と同じ巻線スペースに
補償渡り線を接続することにより、簡単な構成にて渡り
線により発生するトルクを有効に使うことができる。
【0034】本発明の請求項5に記載の発明は、渡り線
と補償渡り線とが少なくともひとつ以上の突極を同一方
向に巻き回すように突極に巻かれている構成にしたもの
であり、このように構成することによって、渡り線に発
生するトルクと補償渡り線に発生トルクの位相を同じに
することができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0036】(実施例1)本発明に係るモータの構造断
面図を図1に示す。
【0037】図1において、11はディスク(図示せ
ず)を搭載するハブである。ハブ11はマルテンサイト
系、フェライト系ステンレス鋼もしくは、快削鋼からな
る材料からなっている。
【0038】ハブ11の中央にはマルテンサイト系ステ
ンレス鋼からなる軸12が取り付けられている。ハブ1
1は取り付けられたディスク(図示せず)とともに回転
してその回転中心をなす。軸12は銅合金もしくはステ
ンレス合金から作られたスリーブ8によってラジアル方
向に支承され、また、スラスト板14でスラスト方向に
支承されている。
【0039】軸12、スリーブ8とスラスト板14とは
金属材料もしくはセラミック材料からなるため、軸12
および、スリーブ8は、高速で回転するディスク(図示
せず)の負荷および、高速回転に耐えるだけの機械剛性
をもっている。また、軸12の外径やスリーブ8の内径
精度を高める加工も可能となる。
【0040】軸12とスリーブ8の間および、軸12と
スラスト板14の間にはそれぞれ潤滑流体(図示せ
ず)、例えば油やグリースが充填されている(図示が困
難なので番号を付与していない)。
【0041】また、スリーブ8の内径側部17にはヘリ
ングボーン溝(図示せず)が軸方向に隔てて複数以上に
形成してあり、軸12が回転したときにヘリングボーン
溝(図示せず)によって、潤滑流体(図示せず)中に圧
力が発生してラジアル方向に非接触で回転する。
【0042】上記ヘリングボーン溝(図示せず)は軸1
2に軸方向に隔てて複数以上に形成しても効果は同じで
ある。
【0043】また、軸端13は面がフラット形状になっ
ており、軸12の軸端13に対向するスラスト板14の
面上には、ヘリングボーン溝(図示せず)もしくはスパ
イラル溝(図示せず)が形成されて、スラスト流体軸受
部を形成している。
【0044】モータの回転駆動力は、巻き回された相巻
線6に給電励磁したステータコア15がつくる回転磁界
と、その周囲をとりまく複数に着磁された永久磁石7と
によって、回転方向にトルクが発生する。永久磁石7は
ハブ11の内周に固定されており、全体としてロータ1
0を構成して回転する。ステータコア15はブラケット
9に固定されて駆動力発生源となっている。
【0045】次に、このモータを組み立てる手順を説明
する。ブラケットアッセンブリー19は予め、相巻線6
を巻き回してあるステータコア15を、ブラケット9に
固定することによってサブ組立が完成する。
【0046】また、スリーブアッセンブリー20は、ス
ラスト板14をスリーブ8の下端面にカシメなどの手段
により固定してサブ組立が完成する。
【0047】ハブアッセンブリー18は軸12をハブ1
1の中央の孔に焼きばめ等の手段を用いて、その一端を
堅く固定してサブ組立が完成する。
【0048】次いで、スリーブアセンブリー20のスリ
ーブ8の内径側部17に適量の潤滑流体(図示せず)を
注入しておき、ハブアッセンブリー18の軸端13側か
ら挿入する。
【0049】その後、抜け止め板21をハブ11に固定
してロータ10を構成する軸12がスリーブ8から抜け
ることを防止している。
【0050】この後、ブラケットアッセンブリー19の
ブラケット9の内周部22に、ハブアッセンブリー18
のスリーブ8の外周部23を挿入した後、接着などによ
って固定して、モータの組立が完了する。
【0051】また、シャフト12を挿入するとき、スリ
ーブ8に注入された潤滑流体(図示せず)が散逸しない
ようスリーブ8の開口端側16には潤滑流体(図示せ
ず)を貯える空間24を設けてある。
【0052】また、ハブ11には何らかのアクシデント
があって、潤滑流体(図示せず)が空間24より飛散し
ても、潤滑流体が外に移行しないように、オイル溜まり
25が構成されている。
【0053】図2は本発明の実施例1によるステータの
巻線を示す平面図であり、図2におけるモータはm=
3、n=3の例を示すモータであり、詳しくは3相6極
9スロットのモータである。ステータコア15は略円形
からなる円環部28と円環部28から半径方向に延びる
突極1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1
h、1iを有している。このモータはm=3、n=3の
構成なので、計9個からなる突極を有している。7は永
久磁石であり、ステータコア15に空隙を介して対向し
ている。
【0054】相巻線6はU,V,W相の3相からなり、
図2はU,V,W相の中のU相の相巻線6を示してお
り、U相の相巻線6は突極1a、1d、1gに巻かれた
突極巻線5a、5d、5gから構成されている。
【0055】渡り線4aは突極巻線5aと5d、渡り線
4bは突極巻線5dと5gをそれぞれ直列に繋いでい
る。そして、突極巻線5gの巻終わりは渡り線4b、4
aに沿って巻線スペースを通さずに、なおかつ、渡り線
4b、4aと略同じ位置を引き回された補償渡り線3に
接続されている。
【0056】具体的には、補償渡り線3と渡り線4b、
4aとは、ステータの片側端面にほぼ同じ位置に並ん
で、巻線スペースを通さないように引き回されて、なお
かつ、巻方向が逆になっている。そのため、突極巻線に
流れる駆動電流によって発生する補償渡り線3と渡り線
4b、4aとの電流磁界は向きが逆になるため、お互い
がキャンセルして、モータが使用される音響・映像機器
や情報関連機器の記録・再生ヘッドやセンサー、また、
回路部品や回路パターン等にノイズとして影響を与える
ことがない。
【0057】(実施例2)図3は本発明の実施例2によ
るステータの巻線を示す平面図。図4(a)、(b)、
(c)は本発明の実施例2による突極巻線と渡り線の引
き回しを表す模式図。図3、図4(a)、(b)、
(c)においてm=3、n=3の例を示すモータであ
り、詳しくは3相6極9スロットのモータである。ステ
ータコア15は略円形からなる円環部28と円環部28
から半径方向に延びる突極1a、1b、1c、1d、1
e、1f、1g、1h、1iを有しており、9個の突極
を有している。
【0058】相巻線6はU、V、W相の3相からなり、
図3、図4(a)はU、V、W相の中のU相の相巻線6
を示しており、U相の相巻線6は3個おきに、すなわ
ち、突極1a、1d、1gに巻かれている。
【0059】突極1a、1dの間には他相(V、W相)
を構成する突極1b、1cが配置され、突極1d、1g
の間には他相(V、W相)を構成する突極1e、1fが
配置され、また、突極1g、1aの間も同様に他相
(V、W相)を構成する突極1h、1iが配置されてい
る。すなわち、突極1a、1d、1gはお互いが隣り合
わない位置に離れている。
【0060】U相の突極巻線の順序を説明すると、まず
突極1aに突極巻線5aが巻かれて、その後突極巻線5
aの巻終わりが、渡り線4aとなり巻線スペース2aを
通って、その後、巻線スペース2bを通り突極1dに突
極巻線5dが巻かれる。その後、突極巻線5dの巻終わ
りは、渡り線4bとなり巻線スペース2dを通り、その
後巻線スペース2eを通った後、突極1gに突極巻線5
gが巻かれる。
【0061】そして、この後に、突極1gに巻かれた突
極巻線5gの巻終わりは巻線スペース2e、2dの順に
通り、その後に、巻線スペース2b、2aの順に通って
補償渡り線3となる。
【0062】渡り線4a、4bは突極1b、1eを巻回
するように引き回されているため、渡り線4a、4bが
コア内径部の方へ移動することがなくなる。
【0063】渡り線4a、4bがコア内径寸法R2の方
へ寄ってこないメリットがある反面、突極1b、1eを
巻回する渡り線4a、4bには相巻線6に通電した際に
トルクが発生する。このトルクは渡り線4a、4bによ
り発生するトルクと呼ばれる。
【0064】図11は本発明の実施例2における巻線の
トルク波形を表す図である。図11において、渡り線4
a、4bにより発生するトルクBは突極巻線5a、5d
および5gに発生するトルクAとは、位相が異なってい
る。
【0065】しかしながら、突極巻線5gが巻かれた後
に補償渡り線3が、突極1b、1eを巻回するように引
き回されている。そして、突極1b、1eに引き回され
た渡り線4a、4bと補償渡り線3とは同じ巻線スペー
ス2e、2d、2b、2aを同じ経路をたどっている。
【0066】故に、渡り線4a、4bと補償渡り線3と
は、巻き方向がお互いに逆の引き回しになる。渡り線4
a、4bにより発生するトルクBと補償渡り線3により
発生するトルクDとはレベルは同じであるが、位相が1
80度ずれて逆になる。
【0067】そのため、発生する両者のトルクのレベル
が同じで位相が逆のため、お互いトルクが相殺しあい突
極巻線5a、5dおよび5gにより発生するトルクに影
響を与えることがなくなる。
【0068】故に、図9に示すような位相差θを有する
合成トルクは発生せず、突極巻線によるトルクのみが発
生する。そのため、図10(b)に示すようにトルクリ
ップルが大きくなることがなく性能の良好なモータを提
供できる。
【0069】また、モータが高速になるとモータのトル
ク定数は回転数を出すために一般的に小さくなる。そし
て、トルク定数が小さくなると、モータの突極巻線の巻
回数も少なくする必要があり、渡り線により発生するト
ルクが突極巻線により発生するトルクへ与える影響が増
大する。
【0070】具体的には渡り線が発生するトルクが突極
巻線に発生するトルクに対して大きくなれば比例して位
相差θも大きくなる。
【0071】よって、高速、小型・薄型で、しかも、突
極巻線の巻回数が少なくなってくると、渡り線によるト
ルクによって、トルクリップルの悪化があるが、本実施
例を実施するとその課題を解決できる。
【0072】上述の説明では、渡り線4aを巻線スペー
ス2a、2bに通し、また、渡り線4bを巻線スペース
2d、2eに通して、なおかつ、補償渡り線3も同様に
巻線スペース2e、2d、そして、2b、2aを通す構
成にした。
【0073】しかしながら、図4(b)のように突極巻
線5aの巻終わりに直列に繋がる渡り線4aを巻線スペ
ース2b、2cに通し、さらに、突極巻線5dの巻終わ
りを直列に繋がる渡り線4bを巻線スペース2e、2f
に通して突極巻線5gを巻き回す。その後、突極巻線5
gの巻終わりに直列に繋がれた補償渡り線3を巻線スペ
ース2e、そして、巻線スペース2c、2bに渡り線4
a、4bと逆励磁になるよう巻き回しをしても効果は同
じである。
【0074】また、図4(c)の如く、突極巻線5aの
巻終わりに直列に繋がる渡り線4aを巻線スペース2
a、2cに通し、さらに、突極巻線5dの巻終わりを直
列に繋がる渡り線4bを巻線スペース2d、2fに通し
て突極巻線5gを巻き回す。その後、突極巻線5gの巻
終わりに直列に繋がれた補償渡り線3を巻線スペース2
d、そして、巻線スペース2c、2aを通して、渡り線
4a、4bと逆励磁になるよう巻き回しをしても効果は
同じである。
【0075】(実施例3)図5は本発明の実施例3によ
るステータの巻線を示す平面図。図6(a)、(b)、
(c)は本発明の実施例3による突極巻線と渡り線の引
き回しを表す模式図である。図5、図6(a)、
(b)、(c)においてm=3、n=3の例を示すモー
タであり、詳しくは3相型式6極9スロットのモータで
ある。
【0076】ステータコア15は略円形からなる円環部
28と円環部28から半径方向に延びる突極1a、1
b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1iを有し
ている。このモータはm=3、n=3の構成なので、計
9個からなる突極を有している。
【0077】相巻線6はU、V、W相の3相からなり、
図5、図6(a)はU、V、W相の中のU相の相巻線6
を示しており、U相の相巻線6は3個おきに、すなわ
ち、突極1a、1d、1gに巻かれている。突極1a、
1dの間には他相(V、W相)を構成する突極1b、1
cが配置され、突極1d、1gの間には他相(V、W
相)を構成する突極1e、1fが配置され、また、突極
1g、1aの間も同様に他相(V、W相)を構成する突
極1h、1iが配置されている。すなわち、突極1a、
1d、1gはお互いが隣り合わない位置に離れている。
【0078】U相の突極巻線の順序を説明すると、まず
突極1aに突極巻線5aが巻かれて、その後突極巻線5
aの巻終わりが、渡り線4aとなり巻線スペース2aを
通って、その後、巻線スペース2bを通り突極1dに突
極巻線5dが巻かれる。その後、突極巻線5dの巻終わ
りは、渡り線4bとなり巻線スペース2dを通り、その
後巻線スペース2eを通った後、突極1gに突極巻線5
gが巻かれる。
【0079】渡り線4a、4bは突極1b、1eを巻回
するように引き回されているため、渡り線4a、4bが
コア内径部の方へ移動することがなくなる。
【0080】渡り線4a、4bがコア内径寸法R2の方
へ寄ってこないメリットがあると同時に、突極1bを巻
回する渡り線4aと突極1eを巻回する渡り線4bとに
は相巻線に通電した際にトルクが発生する。このトルク
は渡り線により発生するトルクと呼ばれる。
【0081】また、突極巻線5gが巻かれた後に補償渡
り線3が、突極1eを巻回するように巻線スペース2
e、2dを通って、さらに、突極1bを引き回すように
巻線スペース2b、2aを通っている。
【0082】渡り線4a、4bと補償渡り線3とは同じ
巻線スペース2e、2d、2b、2aを通って、渡り線
4a、4bと補償渡り線3とが突極1eおよび1bを同
一方向に巻き回すように巻かれているため、渡り線4
a、4bと補償渡り線3とに発生するトルクは同じ位相
のトルクとなる。そして、この相巻線のトルクは突極巻
線により発生するトルクと渡り線により発生するトルク
および補償渡り線に発生するトルクとの合成となってト
ルクアップが図られる。
【0083】上述の説明では、渡り線4aを巻線スペー
ス2a、2bに通し、さらに、渡り線4bを巻線スペー
ス2d、2eに通したが、図6(b)に示すように突極
巻線5aの巻終わりに直列に繋がる渡り線4aを巻線ス
ペース2b、2cに通し、さらに、突極巻線5dの巻終
わりに直列に繋がる渡り線4bを巻線スペース2e、2
fに通して突極巻線5gを巻き回す。その後、突極巻線
5gの巻終わりに直列に繋がれた補償渡り線3を巻線ス
ペース2f、2e 、そして、巻線スペース2c、2bに
通して、なおかつ、渡り線4a、4bと補償渡り線3と
が突極1cおよび1fを同一方向に巻き回すようにして
も効果は同じである。
【0084】さらに、図6(c)に示すように突極巻線
5aの巻終わりに直列に繋がる渡り線4aを巻線スペー
ス2a、2cに通し、さらに、突極巻線5dの巻終わり
に直列に繋がる渡り線4bを巻線スペース2d、2fに
通して突極巻線5gを巻き回す。その後、突極巻線5g
の巻終わりに直列に繋がれた補償渡り線3を巻線スペー
ス2f、2d、そして、巻線スペース2c、2aに通し
て、なおかつ、渡り線4aと補償渡り線3とが突極1
b、1cおよび渡り線4bと補償渡り線3とが突極1
e、1fを同一方向に巻き回すようにしても効果は同じ
である。
【0085】本実施例の実施例2と実施例3について
は、好ましい範囲は突極巻線の突極に巻装する巻回数が
30ターン以下になると、位相差θの値が大きくなるた
め、本実施例の作用が発揮される。また、より大きな効
果を目的とする突極の巻装する範囲においては20ター
ン以下の巻回数のモータに適用すると効果が大である。
【0086】以上本発明の実施例を説明してきたが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の
主旨の範囲で様々な応用展開が可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るモータ
において、渡り線と補償渡り線とが少なくともひとつ以
上の突極を同一方向に巻き回す如く、補償渡り線と渡り
線とは、ステータの片側端面にほぼ同じ位置に並んで、
巻線スペースを通さないように引き回されて、なおか
つ、巻方向が逆になった構成にしている。
【0088】そのため、突極巻線に流れる駆動電流によ
って発生する補償渡り線と渡り線との電流磁界は向きが
逆になるため、お互いがキャンセルして、モータが使用
される音響・映像機器や情報関連機器の記録・再生ヘッ
ドやセンサー、また、回路部品や回路パターン等にノイ
ズとして影響を与えることがない。
【0089】さらに、突極巻線を繋ぐ渡り線が巻線スペ
ースを通り、渡り線と直接に繋がる補償渡り線が渡り線
と略同じ経路を巻方向が逆になるように巻回しているた
めに、突極巻線に対して渡り線に発生するトルクの影響
を防止することができる。故にトルクリップルの良好な
モータを提供できる。同時にブラケットへの取り付け時
において渡り線等の噛み込みのトラブルを解消できる。
【0090】また、突極巻線を繋ぐ渡り線が巻線スペー
スを通り、渡り線と直接に繋がる補償渡り線が渡り線と
同じ巻線スペースを通り、渡り線と補償渡り線とが少な
くともひとつ以上の突極を同一方向に巻き回すようにし
ているため、渡り線と補償渡り線とに発生するトルクを
有効に使うことができてモータのトルクアップがはかれ
る。
【0091】同時に、ブラケットへの取り付け時におい
て渡り線等の噛み込みのトラブルを解消できると同時
に、トルクリップル率の悪化を改善できる。
【0092】モータの回転数が高速化すればその効果は
大きく、小型、薄型に優れたモータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの構造断面図
【図2】本発明の実施例1によるステータの巻線を示す
平面図
【図3】本発明の実施例2によるステータの巻線を示す
平面図
【図4】(a)本発明の実施例2による突極巻線と渡り
線の引き回しを表す模式図 (b)本発明の実施例2による別の突極巻線と渡り線の
引き回しを表す模式図 (c)本発明の実施例2によるさらに別の突極巻線と渡
り線の引き回しを表す模式図
【図5】本発明の実施例3によるステータの巻線を示す
平面図
【図6】(a)本発明の実施例3による突極巻線と渡り
線の引き回しを表す模式図 (b)本発明の実施例3による別の極巻線と渡り線の引
き回しを表す模式図 (c)本発明の実施例3によるさらに別の突極巻線と渡
り線の引き回しを表す模式図
【図7】従来の突極巻線を含むモータの断面図
【図8】他の従来の突極巻線と渡り線の引き回しを表す
模式図
【図9】他の従来の突極巻線方法における1相分のトル
ク波形と、その相の突極巻線を繋ぐ渡り線により発生す
るトルク波形と、それらの合成波形の比較図
【図10】(a)渡り線にトルクが発生しないときの一
回転中におけるトルク合成波形を示す図 (b)渡り線に発生するトルクに伴って、突極巻線に発
生するトルクより位相差をもつ合成トルクの一回転中に
おけるトルク合成波形を表す図
【図11】本発明の実施例2における巻線のトルク波形
を表す図
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1
i 突極 2a、2b、2c、2d、2e、2f 巻線スペース 3 補償渡り線 4a、4b 渡り線 5a、5d、5g 突極巻線 6 相巻線 7 永久磁石 8 スリーブ 9 ブラケット 10 ロータ 11 ハブ 12 軸 13 軸端 14 スラスト板 15 ステータコア 16 開口端側 17 内径側部 18 ハブアッセンブリー 19 ブラケットアッセンブリー 20 スリーブアッセンブリー 21 抜け止め板 22 内周部 23 外周部 24 空間 25 オイル溜まり 26 舌片部 27 ステータ 28 円環部 R1 コイル内径寸法 R2 コア内径寸法 A 巻線により発生するトルク B 渡り線により発生するトルク C 合成トルク D 補償渡り線に発生するトルク θ 位相差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA04 BA04 BA08 CA02 SB01 SD01 5H019 AA00 AA02 AA04 AA07 AA08 CC04 CC09 DD01 DD10 EE01 EE14 FF01 FF03 5H603 AA01 CA01 CA05 CB04 CD21 5H621 GA01 GA04 HH01 JK13 JK19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m(mは2以上の整数)相巻線と、略円
    形の円環部と前記円環部から半径方向に延びるm・n個
    (nは2以上の整数)の突極を有するステータコアと、
    前記ステータコアに空隙を介して対向する永久磁石とを
    備え、前記相巻線は前記突極に巻回した複数の突極巻線
    と、前記突極巻線間を直列に繋ぐ渡り線と、さらに直列
    に繋がり、前記ステータコアに対して前記渡り線とは逆
    極性の磁界を発生する補償渡り線とを有するブラシレス
    モータ。
  2. 【請求項2】 m(mは2以上の整数)相巻線と、略円
    形の円環部と前記円環部から半径方向に延びるm・n個
    (nは2以上の整数)の突極と前記突極間隙間で定義さ
    れる巻線スペースとを有するステータコアと、前記ステ
    ータコアに空隙を介して対向する永久磁石とを備え、前
    記相巻線は前記突極にm個おきに巻回した複数の突極巻
    線と、前記巻線スペースを通り前記突極巻線間を直列に
    繋ぐ渡り線と、さらに直列に繋がり、前記渡り線と略同
    じ経路にある補償渡り線とを有するブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 突極巻線間を直列に繋ぐ渡り線と、さら
    に直列に繋がり、前記渡り線と略同じ経路にある補償渡
    り線との巻方向が逆である請求項2記載のブラシレスモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 m(mは2以上の整数)相巻線と、略円
    形の円環部と前記円環部から半径方向に延びるm・n個
    (nは2以上の整数)の突極と前記突極間隙間で定義さ
    れる巻線スペースとを有するステータコアと、前記ステ
    ータコアに空隙を介して対向する永久磁石とを備え、前
    記相巻線は前記突極にm個おきに巻回した複数の突極巻
    線と、前記巻線スペースを通り前記突極巻線間を直列に
    繋ぐ渡り線と、さらに直列に繋がり、前記渡り線と同じ
    前記巻線スペースを通る補償渡り線とを有するブラシレ
    スモータ。
  5. 【請求項5】 渡り線と補償渡り線とが少なくともひと
    つ以上の突極を同一方向に巻き回すように前記突極に巻
    かれた請求項5記載のブラシレスモータ。
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