JP2000188471A - プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

プリント配線板及びその製造方法

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JP2000188471A
JP2000188471A JP10365262A JP36526298A JP2000188471A JP 2000188471 A JP2000188471 A JP 2000188471A JP 10365262 A JP10365262 A JP 10365262A JP 36526298 A JP36526298 A JP 36526298A JP 2000188471 A JP2000188471 A JP 2000188471A
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conductor layer
hole
insulating substrate
layer
printed wiring
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English (en)
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Kiyotaka Tsukada
輝代隆 塚田
Naoto Ishida
直人 石田
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的接続性に優れた導通用穴を形成でき,
導通用穴への導通性の付与が容易であり,また,上面導
体層と下面導体銅との厚みを任意に制御することができ
るプリント配線板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 上面導体層2と下面導体層3とを電気的
に接続する導通用穴1を有するプリント配線板の製造方
法である。絶縁基板7に,導通用穴1を形成するととも
に,絶縁基板7の上面には導通用穴の上部開口周縁部に
ランド穴21を有する上面導体層2を,絶縁基板7の下
面には導通用穴の底部を覆う被覆部31を有する下面導
体層3を形成する工程と,下面導体層には給電する一
方,上面導体層には給電しないで,絶縁基板を電気メッ
キ槽に浸漬して,被覆部31とランド穴21とを接続す
るメッキ充填層10を導通用穴内部に形成する工程とか
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はプリント配線板及びその製造方法
に関し,特に導通用穴への導電性付与方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,プリント配線板としては,絶縁基板
の両面間を電気的に接続する導通用穴を有するものがあ
る。導通用穴は,ドリル,露光法,レーザ法で穿設し金
属メッキ膜で被覆することにより形成される。導通用穴
は,導電信頼性のため,金属メッキ膜が上下の導体層と
強固に接合している必要がある。
【0003】
【解決しようとする課題】本発明は,新規な発想に基づ
き完成された発明であり,電気的接続性に優れた導通用
穴を形成でき,導通用穴への導電性付与が容易なプリン
ト配線板及びその製造方法を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は,絶縁基板と,該絶縁基板
の上面及び下面に設けた上面導体層及び下面導体層と,
上面導体層と下面導体層とを電気的に接続する導通用穴
とを設けてなるプリント配線板を製造する方法におい
て,絶縁基板に,該絶縁基板を貫通する導通用穴を形成
するとともに,絶縁基板の上面には該導通用穴の上部開
口周縁部にランド穴を有する上面導体層を,絶縁基板の
下面には導通用穴の底部を覆う被覆部を有する下面導体
層を形成する工程と,上記下面導体層に給電し,上記絶
縁基板を電気メッキ槽に浸漬して,下面導体層の被覆部
と上面導体層のランド穴とを接続するメッキ充填層を導
通用穴内部に形成する工程とを含むことを特徴とするプ
リント配線板の製造方法である。
【0005】本発明の製造方法においては,電解メッキ
法を用いて,上面導体層に給電することなく,下面導体
層には給電している。これにより,下面導体層の被覆部
で構成されている導通用穴の底面から上部開口部までメ
ッキが堆積し,導通用穴内部にメッキ堆積層が形成され
る。メッキ堆積層は,下面導体層の被覆部及び上面導体
層のランド穴周縁に強固に接合し,また緻密で電気抵抗
も低い。そのため,導通用穴の導電性は極めて高くな
る。
【0006】また,上面導体層には給電しないため,電
解メッキの開始時には上面導体層が溶出し厚みが薄くな
る。やがて,導通用孔の上部までメッキ充填層が形成さ
れると,メッキ充填層が,上部開口周縁部に形成されて
いるランド穴壁面と接続する。これにより,メッキ充填
層を介して,導通用穴の底部を構成する下面導体層の被
覆部と,上面導体層のランド穴壁面とが接続される。下
面導体層は電気が通じているため,この下面導体層の電
流が,メッキ充填層を通じて,上面導体層にも流れる。
このため,薄くなった上面導体層が,メッキ堆積により
徐々に厚みを増す。その後適時に給電を停止することに
より,上面導体層を所望厚みにすることができる。
【0007】また,下面導体層は,給電されているた
め,上記被覆部だけでなくその他の部位にもメッキが堆
積し,厚みを増す。厚みが増した導体層は,通常の導体
パターンの形成に向いている。一方,上記下面導体層の
表面をマスクで被覆した状態で,上記絶縁基板を電気メ
ッキ槽に浸漬すると,導通用穴以外にはメッキは堆積せ
ず,厚みの変化はない。この場合には下面導体層はファ
インパターンの形成が容易となる。
【0008】また,電解メッキの途中に下面導体層をマ
スクで被覆してもよい。これにより,下面導体層の厚み
任意に制御できる。同様に,上面導体層の表面にも電解
メッキの際又はその途中に,マスクで被覆してもよい。
これにより,上面導体層の厚みを任意に制御することが
できる。
【0009】以上のように,本発明によれば,電解メッ
キを利用して,電気的接続性に優れた導通用穴を形成で
き,導通用穴への導通性の付与が容易であり,また,上
面導体層と下面導体層との厚みを任意に制御することが
できる。
【0010】上記絶縁基板は,単層でも複層でもよく,
たとえば,樹脂製基板,又はフィラー入り樹脂製の基板
である。内部に導体が形成されていてもよい。また,内
部に補強用のランドがあってもよい。上記導通用穴の形
成は,レーザ法,フォトビア法,ドリル法等により行う
ことができる。この中,レーザ法が好ましい。微小径の
導通用穴を形成できるからである。
【0011】また,絶縁基板と,該絶縁基板の上面及び
下面に設けた導体層と,上記導体層と電気的に接続する
導通用穴とを設けてなるプリント配線板において,上記
導通用穴にはメッキ充填層が充填されていることを特徴
とするプリント配線板がある。
【0012】このプリント配線板は,上記プリント配線
板の製造方法により得ることができるものである。プリ
ント配線板の導通用穴には,メッキ堆積層が充填されて
いるため,電気接続性に優れている。
【0013】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態に係るプリント配線板について,図1
〜図3を用いて説明する。本例のプリント配線板は,図
1に示すごとく,絶縁基板7と,絶縁基板7の上面及び
下面に設けた上面導体層2と下面導体層3と,上面導体
層2と下面導体層3とを電気的に接続する導通用穴1と
を設けている。導通用穴1は,その底部が下面導体層3
の被覆部31により被覆されている。導通用穴1の内部
には,被覆部31と上面導体層2とを電気的に接続する
メッキ充填層10が充填されている。
【0014】次に,上記プリント配線板の製造方法につ
いて説明する。まず,銅貼ガラスエポキシ基板を準備す
る。この基板は,ガラスエポキシ基板の上面及び下面に
銅箔が貼着してある。図2に示すごとく,ガラスエポキ
シ基板は絶縁基板7,上面,下面に貼着した銅箔は,上
面導体層2,下面導体層3である。絶縁基板7の厚みは
0.20mmであり,上面導体層2及び下面導体層3の
厚みはいずれも0.02mmである
【0015】次に,上面導体層2の導通用穴形成部分7
0に,ランド穴21をエッチングにて形成する。ランド
穴の内径は0.30mmである。一方,下面導体層3は
エッチングを施さない。そして下面導体層3の導通用穴
形成部分には被覆部31を設けておく。次に,絶縁基板
7に,上方からレーザを照射する。すると,ランド穴2
1の内径と同様の直径で,底部に被覆部31が露出した
導通用穴1が形成される。
【0016】次に,下面導体層3には給電する一方,上
面導体層2には給電しないで,絶縁基板7を電気メッキ
槽6に浸漬する。電気メッキ槽6は,メッキ液により満
たされており,陽極60としての銅板が浸漬されてい
る。下面導体層3と陽極60とは,配線61を通じて整
流機62と接続している。整流機62をオンにして電気
メッキを開始する。メッキ処理の条件は硫酸銅めっきに
より行う。これにより,下面導体層3の表面に徐々に銅
メッキが堆積し,やがて上面導体層2のランド穴21周
縁にまで達し,上面導体層2と下面導体層3とを電気的
に接続される。
【0017】また,電気メッキによって,図3に示すご
とく,上面導体層2及び下面導体層3の厚みT1〜T
4,t1〜t4も変化する。即ち,電気メッキ開始当初
では,図3(b)に示すごとく,上面導体層2には給電
しないため,上面導体層2が溶出し,メッキ開始前の厚
みT1(図3(a))よりも薄い厚みT2となる。やが
て,図3(c)に示すごとく,導通用孔1の上部までメ
ッキ充填層10が形成されると,メッキ充填層10が,
上部開口周縁部に形成されているランド穴21内壁と接
続する。これにより,メッキ充填層10を介して,導通
用穴1の底部に形成された下面導体層3と,上面導体層
2とが電気的に接続される。下面導体層3は電気が通じ
ているため,この下面導体層3の電流が,メッキ充填層
10を通じて,上面導体層2にも流れる。このため,図
3(c)に示すごとく,薄くなった上面導体層2の厚み
T3が,図3(d)に示すごとく,メッキ堆積により徐
々に厚みT4を増す。その後適時に給電を停止すること
により,上面導体層2の厚みを調整できる。また,下面
導体層3は,電解メッキ液に露出しているので,図3
(a)〜図3(d)に示すごとく,メッキが堆積し,徐
々に厚みt1〜t4を増す。
【0018】そして,上面導体層2が20μm,下面導
体層3が100μmの厚みになったときに給電を停止す
る。次に,上面導体層2及び下面導体層3にパターンを
形成し,表面をソルダーレジストで被覆する。その後,
接続用メッキ膜形成,半田付け,外形加工,電子部品搭
載などの後処理を行う。以上により,プリント配線板が
得られる。
【0019】本例によれば,導通用穴1内部をメッキ堆
積層10で充填しているため,電気的接続性に優れてい
る。また,電解メッキ時に,メッキ堆積層10の形成に
より容易に導通性を付与することができる。また,上面
導体層2の厚みは比較的薄いため,微細なパターンを容
易に正確に形成できる。一方,下面導体銅3の厚みは比
較的厚いため,通常のパターンの形成に向いている。
【0020】実施形態例2 本例においては,図4(a)に示すごとく,電解メッキ
時に,下面導体層3の表面をマスク4で被覆している。
その他は,実施形態例1と同様にプリント配線板を製造
している。本例においては,電解メッキの際に下面導体
層3をマスク4で被覆しているため,電解メッキ時に下
面導体層3へのメッキ堆積は起こらない。そのため,図
4(b)に示すごとく,下面導体層3をメッキ処理前と
同じ厚みで,実施形態例1よりも薄くすることができ
る。その他,本例においても実施形態例1と同様の効果
を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば,電気的接続性に優れた
導通用穴を形成でき,導通用穴への導通性の付与が容易
であり,また,上面導体層と下面導体銅との厚みを任意
に制御することができるプリント配線板及びその製造方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のプリント配線板の断面図。
【図2】実施形態例1のプリント配線板の製造方法を示
すための説明図(a)〜(c)。
【図3】実施形態例1における,メッキ堆積状態を示す
ための,プリント配線板の断面図(a)〜(d)。
【図4】実施形態例2のプリント配線板の製造方法の説
明図(a),(b)。
【符号の説明】 1...導通用穴, 10...メッキ堆積層, 2..上面導体層, 21...ランド穴, 3...下面導体層, 31...被覆部, 4...マスク, 6...電解メッキ槽, 7...絶縁基板,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と,該絶縁基板の上面及び下面
    に設けた上面導体層及び下面導体層と,上面導体層と下
    面導体層とを電気的に接続する導通用穴とを設けてなる
    プリント配線板を製造する方法において,絶縁基板に,
    該絶縁基板を貫通する導通用穴を形成するとともに,絶
    縁基板の上面には該導通用穴の上部開口周縁部にランド
    穴を有する上面導体層を,絶縁基板の下面には導通用穴
    の底部を覆う被覆部を有する下面導体層を形成する工程
    と,上記下面導体層に給電し,上記絶縁基板を電気メッ
    キ槽に浸漬して,下面導体層の被覆部と上面導体層のラ
    ンド穴とを接続するメッキ充填層を導通用穴内部に形成
    する工程とを含むことを特徴とするプリント配線板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記下面導体層の表
    面をマスクで被覆した状態で,上記絶縁基板を電気メッ
    キ槽に浸漬することを特徴とするプリント配線板の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 絶縁基板と,該絶縁基板の上面及び下面
    に設けた導体層と,上記導体層と電気的に接続する導通
    用穴とを設けてなるプリント配線板において,上記導通
    用穴にはメッキ充填層が充填されていることを特徴とす
    るプリント配線板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002062116A1 (fr) * 2001-01-30 2002-08-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Carte a circuit double face de laminage, procede de production de celle-ci et carte a circuit imprime multicouche utilisant cette carte

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002062116A1 (fr) * 2001-01-30 2002-08-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Carte a circuit double face de laminage, procede de production de celle-ci et carte a circuit imprime multicouche utilisant cette carte
US7151228B2 (en) 2001-01-30 2006-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laminating double-side circuit board, manufacturing method thereof, and multilayer printed circuit board using same

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