JP2003338684A - プリント基板の製造方法 - Google Patents

プリント基板の製造方法

Info

Publication number
JP2003338684A
JP2003338684A JP2002147499A JP2002147499A JP2003338684A JP 2003338684 A JP2003338684 A JP 2003338684A JP 2002147499 A JP2002147499 A JP 2002147499A JP 2002147499 A JP2002147499 A JP 2002147499A JP 2003338684 A JP2003338684 A JP 2003338684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor layer
forming
conductor
plating
resist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002147499A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Miyagawa
清隆 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002147499A priority Critical patent/JP2003338684A/ja
Publication of JP2003338684A publication Critical patent/JP2003338684A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続信頼性の高いビアを備えたプリント基板
を得ることができ、さらに、製造コスト抑えることがで
きるプリント基板の製造方法を提供する。 【解決手段】 第一および第二の導体層4、6が両面に
形成されたコア基板2にビアホール8を形成する工程
と、前記第一および第二の導体層4、6の表面上に、レ
ジスト10によるマスクパターンを形成する工程と、前
記第二の導体層6を絶縁シール12で覆う工程と、前記
第二の導体層6に給電して電解めっきを施すことで、前
記ビアホール8内を埋め、前記第一の導体層4に連通す
るビア14を形成する工程と、前記絶縁シール12を取
り除く工程と、前記レジスト10から露出する前記第一
および第二の導体層4、6の表面とに、耐エッチング層
18を形成する工程と、前記レジスト10を取り除く工
程と、前記レジスト10を取り除くことで露出した前記
第一および第二の導体層4、6を、エッチングして取り
除く工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケージ
用の回路基板等に用いられるプリント基板の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント基板の配線の高密度化、
半導体パッケージのサイズダウン化が進んでおり、それ
に伴い、プリント基板に形成されるビアは小径化される
傾向にある。しかし、ビアの小径化に伴い、ビアによる
電気的接続性が悪くなりがちであるという問題が発生し
ている。この問題を解決するため、ビアホール内をめっ
きで埋めるフィルビアが試みられている。
【0003】以下、フィルビアを行う従来のプリント基
板の製造方法を、図4に示す断面説明図を用いて説明す
る。まず、図4(a)に示す第一の導体層72と第二の
導体層74とが両面に形成されたプリント基板のコア基
板70に、図4(b)に示すように、導体層72が形成
された一面側から、コア基板70にレーザーを照射し
て、導体層72およびコア基板70を貫通し、導体層7
4が底面に露出するビアホール76を形成する。
【0004】続いて、図4(c)に示すように、基板の
両面に無電解銅めっきを施し、導体層72、74の表面
と、ビアホール76の内壁部および底面とを覆うめっき
皮膜78を形成する。続いて、図4(d)、(e)に示
すように、めっき皮膜78に給電して電解パルス銅めっ
きを施し、ビアホール76の内部をめっきでほぼ生める
フィルビアを施す。これにより、ビア86が形成され
る。
【0005】その後、図4(f)に示すように、めっき
皮膜78の表面に、レジスト80によるマスクパターン
を形成し、図4(g)に示すように、めっき皮膜78に
給電して電解銅めっきを行うことで、レジスト80の間
に配線パターンとなるパターンめっき層82を形成し、
さらに、パターンめっき層82の表面に、半田めっきま
たは錫めっきをおこなうことで、耐エッチングめっき層
84を形成する。続いて、図4(h)に示すように、レ
ジスト80を剥離して取り除き、図4(i)に示すよう
に、耐エッチングめっき層84から露出した、めっき皮
膜78と導体層72、74とを、エッチングして取り除
くことで、耐エッチングめっき層84に覆われた、パタ
ーンめっき層82とめっき皮膜78と導体層72、74
とが、コア基板70の両面に配線パターン88、90と
して残る。その後、図4(j)に示すように、耐エッチ
ングめっき層84を剥離することで、コア基板70の両
面に配線パターン88、90が形成されたプリント基板
を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリント基板の製造方法では、小径化されたビアホ
ール76内に、めっきの付きまわりが悪く、ビア86に
よる配線パターン88と配線パターン90との電気的接
続性が悪くなりやすいという課題がある。ビアホール7
6内にめっきの付きまわりが悪いのは、図4(c)およ
び(d)に示す無電解銅めっきおよび電解銅めっき(フ
ィルビアめっき)の工程において、小径化されたビアホ
ールに76内にめっき液が入りにくいためである。
【0007】さらに、図4(e)に示すように、ビア8
6内に空洞86aが形成されやすいという課題がある。
これは、ビアホール76の内部にはめっき液が入りにく
い上に、ビアホール76の縁部76a(コーナー部)は
電流密度が高くめっきが成長しやすいため、ビアホール
76の内部にめっきが付く前に、縁部76aから成長し
ためっきによってビアホール76の口が塞がれてしまう
ことによる。ビア86内に空洞86aが形成されると、
ビア86による配線パターン88、90間の電気的接続
性が悪くなる。また、空洞86a内にめっき液が残留し
て、時間とともにビア86を形成する銅が化学的に変質
して、電気的接続性が悪化する場合がある。また、空洞
86a内に空気が入って、例えばワイヤボンディングや
はんだリフローの工程等で大きな温度変化にさらされ際
に、その空気が膨張および収縮して基板にひびが入るな
どの故障をきたす場合がある。
【0008】なお、特に、レーザーによってビアホール
76の形成を行う場合(図4(b))には、レーザー
が、金属で構成される導体層72よりもコア基板70を
広範囲に削り取ってしまい、導体層72のビアホール7
6の縁部76aが、ビアホール76の中心方向に突出し
て突出部72aが形成されるため、ビアホール76の口
はより塞がれ易く、空洞86aが形成されやすい。
【0009】また、図4(d)、(e)に示すフィルビ
アの工程で行う電解めっきにおいて、めっきの付きにく
いビアホール76内にもできるだけめっきが付くよう、
パルスめっきを行ったり、めっき液として、図4(f)
のパターンめっきを行う際に用いる通常のめっき液とは
異なる、特殊なめっき液を用いたりする等の工夫をする
必要がある。そのため、従来のプリント基板の製造方法
においては、通常のパターンめっきを行う際のめっき
液、電源装置の他に、パルスめっきのための特殊な電源
装置や、特殊なめっき液が必要となり、製造コストがか
さむという課題がある。
【0010】この様に、フィルビアを行う従来のプリン
ト基板の製造方法では、特殊な電源装置やめっき液が必
要なことでコストが掛かり、また、ビアホール86内の
めっきの付きまわりが悪いと共にビア86内に空洞86
aができやすいなど、完全なフィルビアを施すのが難し
いという課題がある。
【0011】本発明は上記課題を解決すべくなされ、そ
の目的とするところは、ビア内に空洞のない完全なフィ
ルビアを施すことで、接続信頼性の高いビアを備えたプ
リント基板を得ることができ、さらに、特殊な電源装置
やめっき液を用いず、製造コスト抑えることができるプ
リント基板の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を備える。すなわち、第一お
よび第二の導体層が両面に形成されたコア基板に、該第
一の導体層および該コア基板を貫通し、該第二の導体層
が底面に露出するビアホールを形成する工程と、前記第
二の導体層に給電して電解めっきを施すことで、前記ビ
アホール内を埋め、前記第一の導体層に連通するビアを
形成すると共に、前記第一および第二の導体層の表面に
めっき皮膜を形成する工程と、前記第一および第二の導
体層と前記めっき皮膜とをエッチング加工して、前記コ
ア基板の両面に配線パターンを形成する工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0013】また、第一および第二の導体層が両面に形
成されたコア基板に、該第一の導体層および該コア基板
を貫通し、該第二の導体層が底面に露出するビアホール
を形成する工程と、前記第一および第二の導体層の表面
上に、該第一および第二の導体層が形成すべき配線パタ
ーン通りのパターンで露出する、レジストによるマスク
パターンを形成する工程と、前記第二の導体層に給電し
て電解めっきを施すことで、前記ビアホール内を埋め、
前記第一の導体層に連通するビアを形成すると共に、前
記レジストから露出する前記第一および第二の導体層の
表面に、めっき皮膜を形成する工程と、前記第一および
第二の導体層から前記レジストを取り除く工程と、前記
レジストを取り除くことで露出した前記第一および第二
の導体層を、エッチングして取り除く工程とを含むこと
を特徴とする。
【0014】また、第一および第二の導体層が両面に形
成されたコア基板に、該第一の導体層および該コア基板
を貫通し、該第二の導体層が底面に露出するビアホール
を形成する工程と、前記第二の導体層を絶縁シールで覆
う工程と、前記第二の導体層に給電して電解めっきを施
すことで、前記ビアホール内を埋め、前記第一の導体層
に連通するビアを形成すると共に、前記第一の導体層の
表面にめっき皮膜を形成する工程と、前記第二の導体層
から前記絶縁シールを取り除く工程と、前記第一の導体
層および前記めっき皮膜と、前記第二の導体層とをエッ
チング加工して、前記コア基板の両面に配線パターンを
形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0015】また、第一および第二の導体層が両面に形
成されたコア基板に、該第一の導体層および該コア基板
を貫通し、該第二の導体層が底面に露出するビアホール
を形成する工程と、前記第一および第二の導体層の表面
上に、該第一および第二の導体層が形成すべき配線パタ
ーン通りのパターンで露出する、レジストによるマスク
パターンを形成する工程と、前記第二の導体層を、前記
レジストの上から絶縁シールで覆う工程と、前記第二の
導体層に給電して電解めっきを施すことで、前記ビアホ
ール内を埋め、前記第一の導体層に連通するビアを形成
すると共に、前記レジストから露出する前記第一の導体
層の表面に、めっき皮膜を形成する工程と、前記第二の
導体層から前記絶縁シールを取り除く工程と、前記めっ
き皮膜の表面と、前記レジストから露出する前記第二の
導体層の表面とに、耐エッチング層を形成する工程と、
前記第一および第二の導体層から前記レジストを取り除
く工程と、前記レジストを取り除くことで露出した前記
第一および第二の導体層を、エッチングして取り除く工
程とを含むことを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、第二の導体層に給電し
て電解めっきを施すことで、ビアホール内に第一の導体
層に連通するビアを形成するため、第一の導体層と第二
の導体層との電気的接続性が良いと共に、ビアホール内
に空洞のない完全なフィルビアを施すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリント基板
の製造方法の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本願の請求項4の発明に係るプ
リント基板の製造方法を示す断面説明図である。図1
(a)は、銅等の金属箔または金属板で構成される第一
の導体層4と第二の導体層6とが両面に形成されたプリ
ント基板のコア基板2を示す図である。なお、第一の導
体層4の厚さは、レーザーによる穴あけ加工がしやすい
厚さに形成すると良い。第二の導体層6の厚さは、概
ね、最終的にコア基板2の両面に形成するべき配線パタ
ーンの厚さに形成すると良い。こうすることで、第一の
導体層4よりも第二の導体層6の方が厚く形成される。
一例として、第一の導体層4は5μm、第二の導体層6
は35μm程度の厚さに形成することができる。
【0018】始めの工程では、図1(b)に示すよう
に、導体層4が形成された一面側から、コア基板2にレ
ーザーを照射して、導体層4およびコア基板2を貫通
し、導体層6が底面に露出するビアホール8を形成す
る。続いて、図1(c)に示すように、導体層4、6の
それぞれの表面に、コア基板2上に形成すべき配線パタ
ーン通りのパターンに露出する、レジスト10によるマ
スクパターンを形成する。レジスト10の形成方法は特
に限定されないが、例えば、導体層4、6の表面に貼り
付けたドライフィルムを、既知のフォトリソグラフィ法
によって配線パターンに沿って取り除くことによって、
ドライフィルムを前記マスクパターンに形成する方法に
よると好適である。
【0019】続いて、図1(d)に示すように、第二の
導体層6に、前記レジスト10の上から粘着性の絶縁シ
ール12を貼り付けて、第二の導体層6を覆う。なお、
絶縁シール12は、樹脂等の絶縁性の部材で構成され
る。続いて、図1(d)に示すように、第二の導体層6
に給電して電解めっきを施すことで、第二の導体層6か
らめっきを成長させてビアホール8内をめっきで埋めて
ビア14を形成すると共に、第一の導体層4の表面にめ
っき皮膜16を形成する。これにより、ビア14とめっ
き皮膜16とは一体に形成される。この際、第二の導体
層6の表面(ビアホール8が形成されている面の反対側
の面)は、絶縁シール12で覆われているため、めっき
が付くことがない。
【0020】続いて、図1(e)に示すように、第二の
導体層6から絶縁シール12を取り除く。続いて、図1
(e)に示すように、めっき皮膜16の表面と、レジス
ト10から露出する第二の導体層6の表面とに、耐エッ
チング層18を形成する。耐エッチング層18は、銅を
エッチングする際にエッチングされない材質であればど
のようなものを用いても良い。例えば、半田めっき、錫
めっきなどによって、耐エッチング層18を形成すると
好適である。続いて、図1(f)に示すように、導体層
4、6からレジスト10を取り除く。
【0021】続いて、図1(g)に示すように、耐エッ
チング層18から露出する第一および第二の導体層4、
6をエッチングして取り除く。さらに、図1(h)の様
に、耐エッチング層18を剥離するなどして取り除く。
これにより、コア基板2の一面側には導体層4とめっき
皮膜16とによって配線パターン20が、他面側には、
導体層6によって配線パターン22が形成される。
【0022】上記本発明に係る製造方法で製造されたプ
リント基板は、配線パターン20(めっき皮膜16)と
ビア14とは一体に形成されるため、配線パターン20
とビア14との接続性が良い。また、ビア14は、導体
層6に給電された状態で電解めっきによってビアホール
8内に形成されるため、めっき液の行き渡りにくいビア
ホール8内においても、確実に導体層6からめっきが成
長し、ビア14と導体層6(配線パターン22)との接
続性も良い。従って、配線パターン20と配線パターン
22間を確実に接続するビア14を得ることができる。
また、ビア14は、ビアホール8の底面(導体層6)か
らビアホール8を埋めるように成長するため、ビアホー
ル8内に空洞が出来ることがない。
【0023】また、図1(d)に示す電解めっきは、パ
ターンめっきを行う通常のめっき方法、めっき液、電源
装置を用いて行うことができる。そのため、パターンめ
っきを行う通常のめっき液、電源装置の他に、フィルビ
アのめっきのための特殊なめっき液、電源装置が必要な
従来の方法に比較して、上記製造方法では、コストを抑
えてプリント基板を製造することができる。さらに、従
来の方法では、ビアホールの内壁部にもめっきをつける
ために、無電解めっきを行っていたが、ビアホール8の
底面からビアホール8内を埋めるようにビア14を成長
させる本発明の製造方法においては、無電解めっきの必
要はなく、その工程を省けることによって、製造コスト
を抑えることが可能である。
【0024】なお、図1に示した実施形態において、導
体層6を厚く形成したのは、レーザーによる穴あけの必
要のない導体層6側において、電解めっきによる導体層
6の肉付けを行う手間を省き、導体層6をそのまま配線
パターン22として構成することができるようにするた
めである。
【0025】なお、本発明に係るプリント基板の製造方
法は、ビアホールの底面に露出する導体層に給電してビ
アホールを埋める、フィルビアのための電解めっきを行
う点に特徴を持つものであり、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態においては、配
線パターン20と配線パターン22とは、別のプロセス
によって形成したが、両者を同様のプロセスによって形
成しても良い。その製造方法の例を図2に示す。なお、
図2に示すプリント基板の製造方法は、請求項2に対応
する。
【0026】図2(a)に示すように、第二の導体層と
しての導体層6は、図1に示した製造方法と異なり、薄
く形成され、第一の導体層としての導体層4とほぼ同じ
厚さに形成される。図2(c)の工程までは、第一の実
施形態と同様の工程と同様であるため、説明を省略す
る。図2(d)の工程においては、導体層6に給電して
第二の導体層6からめっきを成長させてビアホール8内
をめっきで埋めてビア14を形成すると共に、第一およ
び第二の導体層4、6の両表面にめっき皮膜16を形成
する。これにより、ビア14とめっき皮膜16とは一体
に形成される。続いて、図2(e)に示すように、両面
のめっき皮膜16の表面に、半田めっきまたは錫めっき
をおこなうことで、耐エッチングめっき層84を形成す
る。図2(f)以降、図1(f)以降と同様の工程を行
うことで、めっき皮膜16と導体層4とによって配線パ
ターン20が、めっき皮膜16と導体層6とによって配
線パターン22が、それぞれ形成され、第一の実施形態
でのプリント基板とほぼ同様のプリント基板を得ること
ができる。
【0027】また、例えば、フィルビアのための電解め
っきは、必ずしも導体層4、6の表面にレジスト10を
配した状態で行わなくても良い。電解めっきを施したの
ちに、配線パターンのパターニングを行う製造方法の例
を、図3に示す。なお、図3に示すプリント基板の製造
方法は、請求項1に対応する。
【0028】図3(b)までの工程は、図2の(b)ま
での工程と同様のため、説明を省略する。図3(c)に
おいて、導体層6に給電して第二の導体層6からめっき
を成長させてビアホール8内をめっきで埋めてビア14
を形成すると共に、第一および第二の導体層4、6の両
表面にめっき皮膜16を形成する。図3(d)に示す次
工程では、フォトリソグラフィ法等の手法により、めっ
き皮膜16の表面に、コア基板2上に形成すべき配線パ
ターン通りのパターンに露出する、レジスト10による
マスクパターンを形成する。続いて、図3(e)に示す
ように、レジスト10から露出するめっき皮膜16の表
面に、半田めっきなどにより耐エッチング層18を形成
する。続いて、図3(f)に示すように、導体層4、6
からレジスト10を取り除く。続いて、図3(g)に示
すように、耐エッチング層18から露出するめっき皮膜
16と第一および第二の導体層4、6とをエッチングし
て取り除く。さらに、図3(h)の様に、耐エッチング
層18を剥離するなどして取り除く。これにより、コア
基板2の両面には、配線パターン20と配線パターン2
2とが形成される。
【0029】図3に示した実施形態において、導体層6
をあらかじめ厚く(ほぼ、最終的に形成される配線パタ
ーンの厚さに)形成してもよい。その場合、図3(c)
での電解めっきの前に、導体層6を覆う絶縁シールを導
体層6に貼り付けて、導体層6の表面にはめっきがつか
ないようにすると良い。この方法は、請求項3に対応す
る。
【0030】なお、いずれの実施形態においても、レー
ザーによるビアホール8の形成の妨げにならないか、ま
たはビアホール8の形成をレーザーによって行わないの
であれば、導体層4をあらかじめほぼ配線パターンの厚
さに形成しておいても良い。
【0031】また、耐エッチング層18として、半田ま
たは錫めっきを行う例を示したが、いずれの実施形態に
おいても、耐エッチング層18として金めっきにすれ
ば、耐エッチング層18を剥離する必要がなく、耐エッ
チング層18を配線パターン20、22の一部として構
成することもできる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るプリント基板の製造方法に
よれば、接続信頼性の高いビアを備えたプリント基板を
得ることができ、さらに、製造コスト抑えることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4の発明に係るプリント基板の製造方法
の実施形態の工程の流れを示す断面説明図である。
【図2】請求項2の発明に係るプリント基板の製造方法
の実施形態の工程の流れを示す断面説明図である。
【図3】請求項1の発明に係るプリント基板の製造方法
の実施形態の工程の流れを示す断面説明図である。
【図4】従来のプリント基板の製造方法の流れを示す断
面説明図である。
【符号の説明】
2 コア基板 4 第一の導体層 6 第二の導体層 8 ビアホール 10 レジスト 12 絶縁シール 14 ビア 16 めっき皮膜 18 耐エッチング層 20、22 配線パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E317 AA24 BB01 BB11 BB12 CC25 CC33 CD15 CD18 CD25 GG09 GG17 GG20 5E343 AA11 BB24 DD43 DD63 ER22 GG02 GG11 GG13 GG20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一および第二の導体層が両面に形成さ
    れたコア基板に、該第一の導体層および該コア基板を貫
    通し、該第二の導体層が底面に露出するビアホールを形
    成する工程と、 前記第二の導体層に給電して電解めっきを施すことで、
    前記ビアホール内を埋め、前記第一の導体層に連通する
    ビアを形成すると共に、前記第一および第二の導体層の
    表面にめっき皮膜を形成する工程と、 前記第一および第二の導体層と前記めっき皮膜とをエッ
    チング加工して、前記コア基板の両面に配線パターンを
    形成する工程とを含むことを特徴とするプリント基板の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 第一および第二の導体層が両面に形成さ
    れたコア基板に、該第一の導体層および該コア基板を貫
    通し、該第二の導体層が底面に露出するビアホールを形
    成する工程と、 前記第一および第二の導体層の表面上に、該第一および
    第二の導体層が形成すべき配線パターン通りのパターン
    で露出する、レジストによるマスクパターンを形成する
    工程と、 前記第二の導体層に給電して電解めっきを施すことで、
    前記ビアホール内を埋め、前記第一の導体層に連通する
    ビアを形成すると共に、前記レジストから露出する前記
    第一および第二の導体層の表面に、めっき皮膜を形成す
    る工程と、 前記第一および第二の導体層から前記レジストを取り除
    く工程と、 前記レジストを取り除くことで露出した前記第一および
    第二の導体層を、エッチングして取り除く工程とを含む
    ことを特徴とするプリント基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 第一および第二の導体層が両面に形成さ
    れたコア基板に、該第一の導体層および該コア基板を貫
    通し、該第二の導体層が底面に露出するビアホールを形
    成する工程と、 前記第二の導体層を絶縁シールで覆う工程と、 前記第二の導体層に給電して電解めっきを施すことで、
    前記ビアホール内を埋め、前記第一の導体層に連通する
    ビアを形成すると共に、前記第一の導体層の表面にめっ
    き皮膜を形成する工程と、 前記第二の導体層から前記絶縁シールを取り除く工程
    と、 前記第一の導体層および前記めっき皮膜と、前記第二の
    導体層とをエッチング加工して、前記コア基板の両面に
    配線パターンを形成する工程とを含むことを特徴とする
    プリント基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 第一および第二の導体層が両面に形成さ
    れたコア基板に、該第一の導体層および該コア基板を貫
    通し、該第二の導体層が底面に露出するビアホールを形
    成する工程と、 前記第一および第二の導体層の表面上に、該第一および
    第二の導体層が形成すべき配線パターン通りのパターン
    で露出する、レジストによるマスクパターンを形成する
    工程と、 前記第二の導体層を、前記レジストの上から絶縁シール
    で覆う工程と、 前記第二の導体層に給電して電解めっきを施すことで、
    前記ビアホール内を埋め、前記第一の導体層に連通する
    ビアを形成すると共に、前記レジストから露出する前記
    第一の導体層の表面に、めっき皮膜を形成する工程と、 前記第二の導体層から前記絶縁シールを取り除く工程
    と、 前記めっき皮膜の表面と、前記レジストから露出する前
    記第二の導体層の表面とに、耐エッチング層を形成する
    工程と、 前記第一および第二の導体層から前記レジストを取り除
    く工程と、 前記レジストを取り除くことで露出した前記第一および
    第二の導体層を、エッチングして取り除く工程とを含む
    ことを特徴とするプリント基板の製造方法。
JP2002147499A 2002-05-22 2002-05-22 プリント基板の製造方法 Withdrawn JP2003338684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147499A JP2003338684A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 プリント基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147499A JP2003338684A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 プリント基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003338684A true JP2003338684A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29706033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002147499A Withdrawn JP2003338684A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 プリント基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003338684A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049660A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Cmk Corp プリント配線板の製造方法
JP2007134364A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Hitachi Cable Ltd 多層配線基板の製造方法及び多層配線基板並びにそれを用いた電子装置
JP2008060504A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Nippon Mektron Ltd 両面フレキシブルプリント配線板の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049660A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Cmk Corp プリント配線板の製造方法
JP2007134364A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Hitachi Cable Ltd 多層配線基板の製造方法及び多層配線基板並びにそれを用いた電子装置
JP2008060504A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Nippon Mektron Ltd 両面フレキシブルプリント配線板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7098132B2 (en) Method of manufacturing flexible wiring board
JP2006287034A (ja) 電解めっきを利用した配線基板の製造方法
JP2007227929A (ja) 内部貫通ホールを有する印刷回路基板及びその製造方法
JP4054269B2 (ja) 電子部品の製造方法および電子部品
TW200939927A (en) Wiring substrate and its manufacturing process
JP2001053188A (ja) 多層配線基板の製造方法
JP2004128177A (ja) 配線板の製造方法及び配線板、ならびに半導体装置
JP4488187B2 (ja) ビアホールを有する基板の製造方法
JP2005019918A (ja) 電子部品の製造方法および電子部品
JP2003338684A (ja) プリント基板の製造方法
WO2005015966A1 (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP3770895B2 (ja) 電解めっきを利用した配線基板の製造方法
JP4187049B2 (ja) 多層配線基板とそれを用いた半導体装置
JP2004146757A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP3874669B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP2001230507A (ja) プラスチックパッケージ及びその製造方法
JP2004158703A (ja) プリント配線板とその製造方法
JP2001210952A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2005057077A (ja) 配線基板の製造方法
JP2002016332A (ja) スルーホールを有する積層板およびその製造方法
JP2003133725A (ja) 配線基板の製造方法
JP3994952B2 (ja) 半導体装置
JP2647007B2 (ja) 印刷配線板の製造方法
JP4186394B2 (ja) フィルムキャリア及びその製造方法
JP2005064011A (ja) プリント配線板の製造方法及びプリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802