JP2000188289A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2000188289A JP2000188289A JP10362941A JP36294198A JP2000188289A JP 2000188289 A JP2000188289 A JP 2000188289A JP 10362941 A JP10362941 A JP 10362941A JP 36294198 A JP36294198 A JP 36294198A JP 2000188289 A JP2000188289 A JP 2000188289A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体基板両面において形成される膜厚差を
低減させることにより、配線等に加わる機械的ストレス
を軽減し、品質の安定化を図る。 【解決手段】 シリコン基板10の表面に、LOCOS
酸化膜を形成する際のマスクとなるLPシリコン窒化膜
20Aをパターン形成する。次に、シリコン基板10の
表裏両面に対し、LOCOS酸化を行う。シリコン基板
10の表面には、シリコン窒化膜20Aのない領域でL
OCOS酸化膜40Aが成長し、素子間分離膜として形
成される。シリコン基板10の裏面には、全体でLOC
OS酸化膜40Bが成長する。これにより、シリコン基
板10の両面に熱膨張係数の低い、比較的膜厚の大きい
均等なLOCOS酸化膜40A、40Bが形成されるた
め、高熱処理時の基板の湾曲が抑制される。
低減させることにより、配線等に加わる機械的ストレス
を軽減し、品質の安定化を図る。 【解決手段】 シリコン基板10の表面に、LOCOS
酸化膜を形成する際のマスクとなるLPシリコン窒化膜
20Aをパターン形成する。次に、シリコン基板10の
表裏両面に対し、LOCOS酸化を行う。シリコン基板
10の表面には、シリコン窒化膜20Aのない領域でL
OCOS酸化膜40Aが成長し、素子間分離膜として形
成される。シリコン基板10の裏面には、全体でLOC
OS酸化膜40Bが成長する。これにより、シリコン基
板10の両面に熱膨張係数の低い、比較的膜厚の大きい
均等なLOCOS酸化膜40A、40Bが形成されるた
め、高熱処理時の基板の湾曲が抑制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の配線
等に加わるストレスを軽減し、品質の安定を図ることが
できる半導体装置の製造方法に関する。
等に加わるストレスを軽減し、品質の安定を図ることが
できる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化に伴い、半導
体基板に形成された素子や配線に要求される性能及び品
質について、より高性能、高品質なものが要求されてい
る。一方、半導体製造工程では、高温熱処理が必要な工
程が多く存在し、それらに耐え得る素子の形成が必要で
ある。ところで、このような高温熱処理に際し、半導体
基板上に形成された薄膜材料が半導体基板の表面と裏面
では異なっている場合が多々存在する。そして、半導体
基板の表面と裏面で異なる多層構造となっている場合
に、高温処理にさらされると、個々の素子の熱膨張の差
によって半導体基板自体が微視的に湾曲する。ここで、
一般的に用いられている基板材料であるシリコン(S
i)の熱膨張率(2E−05/°C)と比較的一般的な
絶縁膜であるシリコン酸化膜(Si02)の熱膨張率
(6E−06/°C)とでは1桁異なる。
体基板に形成された素子や配線に要求される性能及び品
質について、より高性能、高品質なものが要求されてい
る。一方、半導体製造工程では、高温熱処理が必要な工
程が多く存在し、それらに耐え得る素子の形成が必要で
ある。ところで、このような高温熱処理に際し、半導体
基板上に形成された薄膜材料が半導体基板の表面と裏面
では異なっている場合が多々存在する。そして、半導体
基板の表面と裏面で異なる多層構造となっている場合
に、高温処理にさらされると、個々の素子の熱膨張の差
によって半導体基板自体が微視的に湾曲する。ここで、
一般的に用いられている基板材料であるシリコン(S
i)の熱膨張率(2E−05/°C)と比較的一般的な
絶縁膜であるシリコン酸化膜(Si02)の熱膨張率
(6E−06/°C)とでは1桁異なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、上述のよう
な半導体基板を高温処理した場合、際立った基板変形が
発生し、内部ストレスの発生につながる。そして、ある
臨海点を超えた湾曲をもった基板上に成膜処理等が行わ
れると、その処理後、常温にまで冷却されたときには、
配線及び素子等に機械的ストレスが印加された状況とな
る。このような場合には、ピエゾ効果による素子特性の
変動やアルミ配線におけるストレスマグレーションの発
生といった問題が発生し、半導体装置の歩留劣化や品質
の劣化につながってしまう。
な半導体基板を高温処理した場合、際立った基板変形が
発生し、内部ストレスの発生につながる。そして、ある
臨海点を超えた湾曲をもった基板上に成膜処理等が行わ
れると、その処理後、常温にまで冷却されたときには、
配線及び素子等に機械的ストレスが印加された状況とな
る。このような場合には、ピエゾ効果による素子特性の
変動やアルミ配線におけるストレスマグレーションの発
生といった問題が発生し、半導体装置の歩留劣化や品質
の劣化につながってしまう。
【0004】図2は、従来の半導体基板において、高温
熱処理による湾曲を生じた例を示している。図示の例で
は、シリコン(Si)基板2上に、シリコン(Si
O2)酸化膜4が形成され、さらに、この上面にアルミ
(Al)配線膜6を施したものである。そして、この半
導体基板では、表裏両面のバランスが悪いため、高熱処
理によって大きく湾曲し、この湾曲のためにアルミ配線
膜6にストレスマイグレーションが発生したり、図示の
ようにヒロック8が形成されてしまう。そして、従来
は、これらの問題に対して薄膜の成膜条件等によって対
応しているが、素子の微細化等の影響により、上述のよ
うな問題が回避できない場合が確認されつつある。
熱処理による湾曲を生じた例を示している。図示の例で
は、シリコン(Si)基板2上に、シリコン(Si
O2)酸化膜4が形成され、さらに、この上面にアルミ
(Al)配線膜6を施したものである。そして、この半
導体基板では、表裏両面のバランスが悪いため、高熱処
理によって大きく湾曲し、この湾曲のためにアルミ配線
膜6にストレスマイグレーションが発生したり、図示の
ようにヒロック8が形成されてしまう。そして、従来
は、これらの問題に対して薄膜の成膜条件等によって対
応しているが、素子の微細化等の影響により、上述のよ
うな問題が回避できない場合が確認されつつある。
【0005】そこで本発明の目的は、半導体基板両面に
おいて形成される膜厚差を低減させることにより、配線
等に加わる機械的ストレスを軽減し、品質の安定化を図
ることができる半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
おいて形成される膜厚差を低減させることにより、配線
等に加わる機械的ストレスを軽減し、品質の安定化を図
ることができる半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、半導体基板に半導体素子を構成する各種の膜
を多層構造で成膜する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板に成膜される膜のうち膜厚の大きい特定
の膜を、前記半導体基板の両面に形成することにより、
半導体装置の製造工程における半導体基板両面の膜厚差
を低減するようにしたことを特徴とする。
するため、半導体基板に半導体素子を構成する各種の膜
を多層構造で成膜する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板に成膜される膜のうち膜厚の大きい特定
の膜を、前記半導体基板の両面に形成することにより、
半導体装置の製造工程における半導体基板両面の膜厚差
を低減するようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明の半導体装置の製造方法において、
半導体基板の第1面に成膜される膜厚の大きい特定の膜
を、半導体基板の第2面にも形成する。これにより、半
導体基板の両面に、膜厚が大きく熱膨張率が等しい特定
の膜が形成され、半導体基板両面の膜厚差が低減され
る。したがって、これ以後の半導体装置の製造工程で
は、半導体基板両面の膜厚差が低減した状態で、各種の
熱処理等を行うことができ、配線等に加わる機械的スト
レスを低減し、品質の安定化を図ることができる。
半導体基板の第1面に成膜される膜厚の大きい特定の膜
を、半導体基板の第2面にも形成する。これにより、半
導体基板の両面に、膜厚が大きく熱膨張率が等しい特定
の膜が形成され、半導体基板両面の膜厚差が低減され
る。したがって、これ以後の半導体装置の製造工程で
は、半導体基板両面の膜厚差が低減した状態で、各種の
熱処理等を行うことができ、配線等に加わる機械的スト
レスを低減し、品質の安定化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体装置の
製造方法の実施の形態について説明する。図1(A)〜
(E)は、本発明による半導体装置の製造方法の具体的
製造工程例を示す説明図である。図1に示す例は、ダブ
ルポリシリコンバイポーラトランジスタを製造する場合
の工程例を示したものである。以下、本発明をダブルポ
リシリコンバイポーラトランジスタの製造工程を例に説
明する。このダブルポリシリコンバイポーラトランジス
タでは、素子間分離膜であるLOCOS酸化膜が最も厚
い絶縁膜である。そこで、本例では、このLOCOS酸
化膜をシリコン基板の両面に形成することにより、高温
熱処理に耐え得る構造を提供するものである。
製造方法の実施の形態について説明する。図1(A)〜
(E)は、本発明による半導体装置の製造方法の具体的
製造工程例を示す説明図である。図1に示す例は、ダブ
ルポリシリコンバイポーラトランジスタを製造する場合
の工程例を示したものである。以下、本発明をダブルポ
リシリコンバイポーラトランジスタの製造工程を例に説
明する。このダブルポリシリコンバイポーラトランジス
タでは、素子間分離膜であるLOCOS酸化膜が最も厚
い絶縁膜である。そこで、本例では、このLOCOS酸
化膜をシリコン基板の両面に形成することにより、高温
熱処理に耐え得る構造を提供するものである。
【0009】以下、図1を用いて、本例の製造工程につ
いて順次説明する。まず、図1(A)に示すように、シ
リコン(Si)基板10の両面に、LOCOS酸化膜を
形成する際のマスクとなるLP(low pressure)シリコ
ン窒化膜(SiN)20A、20Bを形成する。通常、
このLPシリコン窒化膜20A、20Bは、減圧下のC
VD炉内で形成されるため、シリコン基板10の両面に
存在する構造となる。そこで、このシリコン基板10の
裏面(第2面)に存在するLPシリコン窒化膜20Bを
リン酸等のエッチングによって一括除去する。
いて順次説明する。まず、図1(A)に示すように、シ
リコン(Si)基板10の両面に、LOCOS酸化膜を
形成する際のマスクとなるLP(low pressure)シリコ
ン窒化膜(SiN)20A、20Bを形成する。通常、
このLPシリコン窒化膜20A、20Bは、減圧下のC
VD炉内で形成されるため、シリコン基板10の両面に
存在する構造となる。そこで、このシリコン基板10の
裏面(第2面)に存在するLPシリコン窒化膜20Bを
リン酸等のエッチングによって一括除去する。
【0010】一方、シリコン基板10の表面(第1面)
は、従来と同様の手順によって処理する。すなわち、図
1(B)に示すように、シリコン基板10の表面に存在
するLPシリコン窒化膜20Aを選択的に除去するため
のフォトレジスト層30を設け、図1(C)に示すよう
に、LOCOS酸化膜を形成する領域に対応してフォト
レジスト膜30を露光、現像した後、この領域のLPシ
リコン窒化膜20Aをリン酸等のエッチングによって除
去する。さらに、残ったフォトレジスト膜30を除去す
る。
は、従来と同様の手順によって処理する。すなわち、図
1(B)に示すように、シリコン基板10の表面に存在
するLPシリコン窒化膜20Aを選択的に除去するため
のフォトレジスト層30を設け、図1(C)に示すよう
に、LOCOS酸化膜を形成する領域に対応してフォト
レジスト膜30を露光、現像した後、この領域のLPシ
リコン窒化膜20Aをリン酸等のエッチングによって除
去する。さらに、残ったフォトレジスト膜30を除去す
る。
【0011】次に、図1(D)に示すように、シリコン
基板10の表裏両面に対し、LOCOS酸化を行う。シ
リコン基板10の表面には、マスク用のシリコン窒化膜
20Aが存在するため、このシリコン窒化膜20Aのな
い領域でLOCOS酸化膜40Aが成長し、素子間分離
膜として形成される。一方、シリコン基板10の裏面に
は、マスク用のシリコン窒化膜20Bが既に存在しない
ため、シリコン基板10の裏面全体でLOCOS酸化膜
40Bが成長する。このようにシリコン基板10の表裏
両面に形成されたLOCOS酸化膜40A、40Bは、
互いに同一物質であるため、同一の熱膨張係数を有し、
また、膜厚もほぼ等しいものとなっている。
基板10の表裏両面に対し、LOCOS酸化を行う。シ
リコン基板10の表面には、マスク用のシリコン窒化膜
20Aが存在するため、このシリコン窒化膜20Aのな
い領域でLOCOS酸化膜40Aが成長し、素子間分離
膜として形成される。一方、シリコン基板10の裏面に
は、マスク用のシリコン窒化膜20Bが既に存在しない
ため、シリコン基板10の裏面全体でLOCOS酸化膜
40Bが成長する。このようにシリコン基板10の表裏
両面に形成されたLOCOS酸化膜40A、40Bは、
互いに同一物質であるため、同一の熱膨張係数を有し、
また、膜厚もほぼ等しいものとなっている。
【0012】また、シリコン基板10の表裏両面に同時
に一括してLOCOS酸化を行いLOCOS酸化膜40
A、40Bを形成することにより、製造工程の複雑化や
長時間化を招くことなく、均質なLOCOS酸化膜40
A、40Bを容易に形成できる。また、シリコン基板1
0を構成する各膜のうち、最も膜厚の厚いLOCOS酸
化膜を選択してシリコン基板10の表裏両面に形成する
ので、表裏両面の膜厚を有効にバランスさせることがで
きる。
に一括してLOCOS酸化を行いLOCOS酸化膜40
A、40Bを形成することにより、製造工程の複雑化や
長時間化を招くことなく、均質なLOCOS酸化膜40
A、40Bを容易に形成できる。また、シリコン基板1
0を構成する各膜のうち、最も膜厚の厚いLOCOS酸
化膜を選択してシリコン基板10の表裏両面に形成する
ので、表裏両面の膜厚を有効にバランスさせることがで
きる。
【0013】次に、図1(E)に示すように、ダブルポ
リシリコンバイポーラトランジスタとして必要な構造を
順次形成していく。すなわち、第1のCVDシリコン酸
化膜50、第1のポリシリコン膜60A、60B、第2
のCVDシリコン酸化膜70、サイドウォール80、第
2のポリシリコン膜90A、90B等を形成する。次
に、アルミ(Al)配線100を施し、配線層絶縁膜1
10を形成する。
リシリコンバイポーラトランジスタとして必要な構造を
順次形成していく。すなわち、第1のCVDシリコン酸
化膜50、第1のポリシリコン膜60A、60B、第2
のCVDシリコン酸化膜70、サイドウォール80、第
2のポリシリコン膜90A、90B等を形成する。次
に、アルミ(Al)配線100を施し、配線層絶縁膜1
10を形成する。
【0014】このアルミ配線100及び配線層絶縁膜1
10を形成する際には、その後の熱処理の温度と同等の
ものをPreHeatとして処理することが必要である
が、このPreHeatが400°Cにも達すると、ア
ルミ配線100においてストレスマイグレーションを発
生する場合がある。しかし、本例の構造では、シリコン
基板10の両面に熱膨張係数の小さいシリコン酸化膜
(SiO2)によるLOCOS酸化膜40A、40Bが
形成されているため、構造上の膜厚差が軽減されている
ため、熱処理による基板変形が従来に比べて抑制でき
る。このため、配線間絶縁膜形成における機械的ストレ
スが軽減され、アルミ配線におけるストレスマイグレー
ションの発生が低減され、半導体装置の安定した品質を
得ることができる。
10を形成する際には、その後の熱処理の温度と同等の
ものをPreHeatとして処理することが必要である
が、このPreHeatが400°Cにも達すると、ア
ルミ配線100においてストレスマイグレーションを発
生する場合がある。しかし、本例の構造では、シリコン
基板10の両面に熱膨張係数の小さいシリコン酸化膜
(SiO2)によるLOCOS酸化膜40A、40Bが
形成されているため、構造上の膜厚差が軽減されている
ため、熱処理による基板変形が従来に比べて抑制でき
る。このため、配線間絶縁膜形成における機械的ストレ
スが軽減され、アルミ配線におけるストレスマイグレー
ションの発生が低減され、半導体装置の安定した品質を
得ることができる。
【0015】なお、本発明は以上の例に限定されず、種
々変形が可能である。例えば、上述の例では、本発明を
ダブルポリシリコンバイポーラトランジスタの製造方法
に適用したが、本発明は他の半導体装置の製造方法とし
て広く適用し得るものである。また、上述の例では、半
導体基板の表裏両面に形成する膜としてLOCOS酸化
膜40A、40Bを採用したが、できるだけ熱膨張係数
が小さく、また、膜厚の大きい他の膜を用いてもよい。
々変形が可能である。例えば、上述の例では、本発明を
ダブルポリシリコンバイポーラトランジスタの製造方法
に適用したが、本発明は他の半導体装置の製造方法とし
て広く適用し得るものである。また、上述の例では、半
導体基板の表裏両面に形成する膜としてLOCOS酸化
膜40A、40Bを採用したが、できるだけ熱膨張係数
が小さく、また、膜厚の大きい他の膜を用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法では、半導体基板に成膜される膜のうち膜厚
の大きい特定の膜を、前記半導体基板の両面に形成する
ことにより、半導体装置の製造工程における半導体基板
両面の膜厚差を低減するようにした。このため、それ以
後の半導体装置の製造工程において、半導体基板両面の
膜厚差が低減した状態で、各種の熱処理等を行うことが
でき、温度上昇に伴う基板の湾曲を抑制することができ
るので、配線等に加わる機械的ストレスを低減すること
ができる。
の製造方法では、半導体基板に成膜される膜のうち膜厚
の大きい特定の膜を、前記半導体基板の両面に形成する
ことにより、半導体装置の製造工程における半導体基板
両面の膜厚差を低減するようにした。このため、それ以
後の半導体装置の製造工程において、半導体基板両面の
膜厚差が低減した状態で、各種の熱処理等を行うことが
でき、温度上昇に伴う基板の湾曲を抑制することができ
るので、配線等に加わる機械的ストレスを低減すること
ができる。
【0017】したがって、ピエゾ効果による素子特性の
変動を抑制でき、またストレスによるシリコン基板の欠
陥を防止できる。さらに、アルミ配線におけるストレス
マイグレーションの発生が低減される。よって、半導体
装置の製造工程における歩留りの改善や品質の向上、安
定化を図ることができる。
変動を抑制でき、またストレスによるシリコン基板の欠
陥を防止できる。さらに、アルミ配線におけるストレス
マイグレーションの発生が低減される。よって、半導体
装置の製造工程における歩留りの改善や品質の向上、安
定化を図ることができる。
【図1】本発明による半導体装置の製造方法の具体的工
程例を示す説明図である。
程例を示す説明図である。
【図2】従来の半導体基板が湾曲した例を示す断面図で
ある。
ある。
【符号の説明】 10……シリコン基板、20A、20B……シリコン窒
化膜、30……フォトレジスト膜、40A、40B……
LOCOS酸化膜、50……第1のCVDシリコン酸化
膜、60A、60B……第1のポリシリコン膜、70…
…第2のCVDシリコン酸化膜、80……サイドウォー
ル、90A、90B……第2のポリシリコン膜、100
……アルミ配線、110……配線層絶縁膜。
化膜、30……フォトレジスト膜、40A、40B……
LOCOS酸化膜、50……第1のCVDシリコン酸化
膜、60A、60B……第1のポリシリコン膜、70…
…第2のCVDシリコン酸化膜、80……サイドウォー
ル、90A、90B……第2のポリシリコン膜、100
……アルミ配線、110……配線層絶縁膜。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板に半導体素子を構成する各種
の膜を多層構造で成膜する半導体装置の製造方法におい
て、 前記半導体基板に成膜される膜のうち膜厚の大きい特定
の膜を、前記半導体基板の両面に形成することにより、
半導体装置の製造工程における半導体基板両面の膜厚差
を低減するようにした、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記特定の膜は、最も膜厚の大きい膜で
あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項3】 前記特定の膜は、熱膨張係数の小さい材
料よりなる膜であることを特徴とする請求項1記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記特定の膜は、素子間分離膜であるこ
とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記素子間分離膜は、前記半導体基板の
第1面に選択的に形成されて素子間を分離するととも
に、前記半導体基板の第2面の全面に形成されることを
特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記半導体基板はシリコン基板であり、
前記素子間分離膜はLOCOS法によって形成されるL
OCOS酸化膜であることを特徴とする請求項5記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記半導体基板の両面にマスク用シリコ
ン窒化膜を成膜した後、前記半導体基板の第1面のシリ
コン窒化膜を前記素子間分離膜の形成領域に応じて選択
的に除去するとともに、前記半導体基板の第2面のシリ
コン窒化膜を全面除去し、前記半導体基板の両面を酸化
してLOCOS酸化膜を形成することを特徴とする請求
項6記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記シリコン窒化膜は、低圧CVDによ
って前記半導体基板の両面に成膜することを特徴とする
請求項7記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10362941A JP2000188289A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10362941A JP2000188289A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000188289A true JP2000188289A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18478121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10362941A Pending JP2000188289A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000188289A (ja) |
-
1998
- 1998-12-21 JP JP10362941A patent/JP2000188289A/ja active Pending
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