JP2000187934A - 情報処理装置および方法、並びに媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに媒体

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JP2000187934A
JP2000187934A JP11224882A JP22488299A JP2000187934A JP 2000187934 A JP2000187934 A JP 2000187934A JP 11224882 A JP11224882 A JP 11224882A JP 22488299 A JP22488299 A JP 22488299A JP 2000187934 A JP2000187934 A JP 2000187934A
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data
bus
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information
hdd
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Harumi Kawamura
晴美 川村
Atsushi Endo
篤 遠藤
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Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリームデータをそのまま1394バスを
介して転送して記録する。 【解決手段】 IEEE1394高速シリアルバスを介して
ストリームデータをソースとしてのハードディスク装置
から再生し、そのまま1394バスを介して他のハード
ディスク装置に転送し、記録させる場合、アイソクロナ
ス通信を利用して転送したときは、entry_typeとしてIs
ochronous Trackを設定し、アシンクロナス通信を利用
した場合には、Asynchronous Trackを設定する。ストリ
ームデータを転送するとき、バスのチャンネルと帯域を
確保できるように、ストリームデータのサイズを表すpa
yload sizeをPayload Information blockに記述する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに媒体に関し、特に、IEEE1394高速シ
リアルバスを介して転送されたストリームデータをその
まま記録することができるようにした、情報処理装置お
よび方法、並びに媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、IEEE(Institute of Electrical
and Electronics Engineers)1394高速シリアルバ
スが注目されている。この1394バスには、コンパク
トディスクプレーヤ、ミニディスク装置、ディジタルビ
デオカセットレコーダ、ディジタルVHS(商標)などの
機器を接続し、相互の間でディジタル的に情報を授受す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の各機器は、それぞれの規格に従った信号フォーマット
でデータを処理するものであり、ストリームデータのま
ま、1394バスを介して情報を授受することができな
い課題があった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ストリームのデータのまま、バスを介して
情報を授受することができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、授受されるデータがストリームデータである
ことを識別する第1の識別手段と、第1の識別手段によ
り識別されたデータのサイズを識別する第2の識別手段
と、第1の識別手段と第2の識別手段を管理する管理手
段とを含むことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の情報処理装置は、他の情
報処理装置からバスを介してストリームデータを受信
し、記録するとき、他の情報処理装置から第1の識別手
段を読み取る読み取り手段をさらに含むことを特徴とす
る。
【0007】請求項3に記載の情報処理装置は、ストリ
ームデータをバスを介して転送するとき、第2の識別手
段を読み取り、必要なリソースを確保する確保手段をさ
らに含むことを特徴とする。
【0008】前記第1の識別手段は、前記バスの転送モ
ードをも識別するようにすることができる。
【0009】請求項8に記載の情報処理方法は、授受さ
れるデータがストリームデータであることを識別する第
1の識別ステップと、第1の識別ステップの処理で識別
されたデータのサイズを識別する第2の識別ステップ
と、第1の識別ステップの処理と第2の識別ステップの
処理を管理する管理ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0010】請求項9に記載の媒体のプログラムは、授
受されるデータがストリームデータであることを識別す
る第1の識別ステップと、第1の識別ステップの処理で
識別されたデータのサイズを識別する第2の識別ステッ
プと、第1の識別ステップの処理と第2の識別ステップ
の処理を管理する管理ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0011】請求項1に記載の情報処理装置、請求項8
に記載の情報処理方法、および請求項9に記載のプログ
ラムの媒体においては、授受されるデータがストリーム
データであることが識別されるとともに、そのデータの
サイズが識別される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の情報処理装置を
適用した情報処理システムの構成例を表している。この
システムにおいては、コントローラ1、および、オーデ
ィオデータやビデオデータを記録再生するハードディス
クドライブ(HDD)2,3が、IEEE1394高速シリアル
バス(以下、単に1394バスと記述する)4で相互に
接続されている。
【0013】図2は、HDD2の内部の構成例を表してい
る。同図に示すように、システム制御部12は、ディス
クドライブ11を制御し、内蔵するハードディスクに情
報を記録または再生させるようになされている。メモリ
13は、1394バス4を介して情報を授受するのに必
要なディスクリプタ(descriptor)などを記憶する。13
94インタフェース(I/F)部14は、1394バス4と
システム制御部12との間におけるインタフェース処理
を実行する。
【0014】システム制御部12は、1394バス4を
介して相互に他の装置と情報を授受するために、仮想的
に図3に示すような論理モデルを生成する。ユニット
(Unit)21は、HDD2全体に対応しており、ユニット
シリアルバスアイソクロナスアウトプットプラグ(Unit
Serial Bus Isochronous Output Plug)22と、ユニッ
トシリアルバスアイソクロナスインプットプラグ(Unit
Serial Bus IsochronousInput Plug)23を有してい
る。このユニットシリアルバスアイソクロナスアウトプ
ットプラグ(以下、単に、アウトプットプラグと記述す
る)22は、ユニット21から1394バス4を介して
アイソクロナスパケットで情報を送信する場合の仮想的
な出力端子であり、ユニットシリアルバスアイソクロナ
スインプットプラグ(以下、単に、インプットプラグと
記述する)23は、1394バス4を介して転送されて
きたアイソクロナスパケットを入力する仮想的な入力端
子である。
【0015】ここで、アウトプットプラグ22およびイ
ンプットプラグ23について、図4乃至図10を参照し
て説明する。図4は、CSR(Control and Status Registe
r)アーキテクチャのアドレス空間の構造を示している。
上位16ビットは、1394バス4上の各ノードを示す
ノードIDであり、残りの48ビットが各ノードに与えら
れたアドレス空間の指定に使われる。この上位16ビッ
トは更にバスIDの10ビットと物理ID(狭義のノードI
D)の6ビットに分かれる。全てのビットが1となる値
は、特別な目的で使用されるため、1023個のバスと
63個のノードを指定することができる。
【0016】下位48ビットにて規定される256テラ
バイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで規定さ
れる空間は、2048バイトのCSR特有のレジスタやIEE
E1394特有のレジスタ等に使用されるイニシャルレジス
タスペース(Initial RegisterSpace)、プライベートス
ペース(Private Space)、およびイニシャルメモリスペ
ース(Initial Memory Space)などに分割され、下位28
ビットで規定される空間は、その上位20ビットで規定
される空間が、イニシャルレジスタスペースである場
合、コンフィギレーションROM(Configuration read onl
y memory)、ノード特有の用途に使用されるイニシャル
ユニットスペース(Initial Unit Space)、アウトプット
プラグ22およびインプットプラグ23のプラグコント
ロールレジスタ(Plug Control Register(PCRs))などと
して用いられる。
【0017】図5は、主要なCSRのオフセットアドレ
ス、名前、および働きを説明する図である。図5のオフ
セットとは、イニシャルレジスタスペースが始まるFFFF
F0000000h(最後にhのついた数字は16進表示であるこ
とを表す)番地よりのオフセットアドレスを示してい
る。オフット220hを有するバンドワイズアベイラブ
ルレジスタ(Bandwidth Available Register)は、アイソ
クロナス通信に割り当て可能な帯域を示しており、アイ
ソクロナスリソースマネージャとして動作をしているノ
ードの値だけが有効とされる。すなわち、図5のCSR
は、各ノードが有しているが、バンドワイズアベイラブ
ルレジスタについては、アイソクロナスリソースマネー
ジャのものだけが有効とされる。換言すれば、バンドワ
イズアベイラブルレジスタは、実質的に、アイソクロナ
スリソースマネージャだけが有する。バンドワイズアベ
イラブルレジスタには、アイソクロナス通信に帯域を割
り当てていない場合に最大値が保存され、帯域を割り当
てる毎にその値が減少していく。
【0018】オフセット224h乃至228hのチャン
ネルスアベイラブルレジスタ(Channels Available Regi
ster)は、その各ビットが0乃至63番のチャンネル番
号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そ
のチャンネルが既に割り当てられていることを示してい
る。アイソクロナスリソースマネージャとして動作して
いるノードのチャンネルスアベイラブルレジスタのみが
有効である。
【0019】図4に戻り、イニシャルレジスタスペース
内のアドレス200h乃至400hに、ゼネラルROM(Re
ad Only Memory)フォーマットに基づいたコンフィギレ
ーションROMが配置される。図6は、ゼネラルROMフォー
マットを説明する図である。1394バス4上のアクセ
スの単位であるノードは、ノードの中にアドレス空間を
共通に使用しつつ独立して動作をするユニットを複数個
有することができる。ユニットディレクトリ(unit_dire
ctories)は、このユニットに対するソフトウェアのバー
ジョンや位置を示すことができる。バスインフォブロッ
ク(bus_info_block)とルートディレクトリ(root_direct
ory)の位置は固定されているが、その他のブロックの位
置はオフセットアドレスによって指定される。
【0020】図7は、バスインフォブロック、ルートデ
ィレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す
図である。バスインフォブロック内のCompany_IDには、
機器の製造者を示すID番号が格納される。Chip_IDに
は、その機器固有の、他の機器と重複のない世界で唯一
のIDが記憶される。また、IEC61883の規格により、IEC6
1883を満たした機器のユニットディレクトリのユニット
スペックID(unit_spec_id)の、ファーストオクテットに
は00hが、セカンドオクテットにはA0hが、サード
オクテットには2Dhが、それぞれ書き込まれる。更
に、ユニットスイッチバージョン(unit_sw_version)の
ファーストオクテットには、01hが、サードオクテッ
トのLSB(Least Significant Bit)には、1が書き込まれ
る。
【0021】ノードは、インタフェースを介して機器の
入出力を制御する為、図4のイニシャルユニットスペー
ス内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC61883に規
定されるPCR(Plug Control Register)を有する。これ
は、論理的にアナログインタフェースに類似した信号経
路を形成するために、上述したアウトプットプラグ22
およびインプットプラグ23という概念を実体化したも
のである。
【0022】図8は、PCRの構成を説明する図である。P
CRは、出力プラグを表すoPCR(output Plug Control Reg
ister)、入力プラグを表すiPCR(input Plug Control Re
gister)を有する。また、PCRは、各機器固有の出力プラ
グまたは入力プラグの情報を示すレジスタoMPR(output
Master Plug Register)とiMPR(input Master Plug Regi
ster)を有する。各機器は、oMPRおよびiMPRをそれぞれ
複数持つことはないが、個々のプラグに対応したoPCRお
よびiPCRを、機器の能力によって複数持つことが可能で
ある。図8に示されるPCRは、それぞれ31個のoPCRお
よびiPCR有する。アイソクロナスデータの流れは、これ
らのプラグに対応するレジスタを操作することによって
制御される。
【0023】図9(A)乃至図9(D)は、oMPR、oPCR、iMP
R、およびiPCRの構成を示す図である。図9(A)はoMPRの
構成を、図9(B)はoPCRの構成を、図9(C)はiMPRの構成
を、図9(D)はiPCRの構成を、それぞれ示す。oMPRおよ
びiMPRのMSB側の2ビットのデータレートケイパビリテ
ィ(data rate capability)には、その機器が送信または
受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度を示す
コードが格納される。oMPRのブロードキャストチャンネ
ルベース(broadcast channel base)は、ブロードキャス
ト出力に使用されるチャンネルの番号を規定する。
【0024】oMPRのLSB側の5ビットのナンバーオブア
ウトプットプラグス(number of output plugs)には、そ
の機器が有する出力プラグ数、すなわちoPCRの数を示す
値が格納される。iMPRのLSB側の5ビットのナンバーオ
ブインプットプラグス(numberof input plugs)には、そ
の機器が有する入力プラグ数、すなわちiPCRの数を示す
値が格納される。non-persistent extension fieldおよ
びpersistent extension fieldは、将来の拡張の為に定
義された領域である。
【0025】oPCRおよびiPCRのMSBのオンライン(on-lin
e)は、プラグの使用状態を示す。すなわち、その値が1
であればそのプラグがON-LINEであり、0であればOFF-L
INEであることを示す。oPCRおよびiPCRのブロードキャ
ストコネクションカウンタ(broadcast connection coun
ter)の値は、ブロードキャストコネクションの有り
(1)または無し(0)を表す。oPCRおよびiPCRの6ビ
ット幅を有するポイントトウポイントコネクションカウ
ンタ(point-to-point connection counter)が有する値
は、そのプラグが有するポイントトウポイントコネクシ
ョン(point-to-point connection)の数を表す。
【0026】oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有するチャ
ンネルナンバー(channel number)が有する値は、そのプ
ラグが接続されるアイソクロナスチャンネルの番号を示
す。oPCRの2ビット幅を有するデータレート(data rat
e)の値は、そのプラグから出力されるアイソクロナスデ
ータのパケットの現実の伝送速度を示す。oPCRの4ビッ
ト幅を有するオーバヘッドID(overhead ID)に格納され
るコードは、アイソクロナス通信のオーバーヘッドのバ
ンド幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイロード
(payload)の値は、そのプラグが取り扱うことができる
アイソクロナスパケットに含まれるデータの最大値を表
す。
【0027】図10はプラグ、プラグコントロールレジ
スタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図
である。AVデバイス(AV-device)27―1乃至27―3
は、IEEE1394シリアスバスによって接続されている。 A
Vデバイス27―3のoMPRにより伝送速度とoPCRの数が
規定されたoPCR[0]乃至PCR[2]のうち、oPCR[1]によりチ
ャンネルが指定されたアイソクロナスデータは、IEEE13
94シリアスバスのチャンネル#1(channel #1)に送出さ
れる。AVデバイス27―1のiMPRにより伝送速度とiPCR
の数が規定されたiPCR[0]とiPCR[1]のうち、入力チャン
ネル#1が指定されたiPCR[0]により、AVデバイス27
―1は、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1に送出
されたアイソクロナスデータを読み込む。同様に、AVデ
バイス27―2は、oPCR[0]で指定されたチャンネル#
2(channel #2)に、アイソクロナスデータを送出し、AV
デバイス27―1は、iPRC[1]にて指定されたチャンネ
ル#2からそのアイソクロナスデータを読み込む。
【0028】図3に戻り、ユニット21の内部には、デ
ィスクドライブ11の記録再生機能に対応するディスク
サブユニット(Disc Subunit)31が内蔵されている。こ
のディスクサブユニット31には、サブユニットソース
プラグ(Subunit Source Plug)32とサブユニットデス
ティネーションプラグ(Subunit Destination Plug)33
が設けられている。サブユニットソースプラグ(以下、
単に、ソースプラグと記述する)32は、ディスクサブ
ユニット31から情報を出力するときの仮想的な出力端
子であり、サブユニットデスティネーションプラグ(以
下、単に、デスティネーションプラグと記述する)33
は、ディスクサブユニット31が情報を入力する仮想的
な入力端子である。
【0029】ユニット21はまた、前述したアウトプッ
トプラグコントロールレジスタ(oPCR)41と、インプッ
トプラグコントロールレジスタ(iPCR)42とを有してい
る。このoPCR41には、アウトプットプラグ22に接続
されているアイソクロナスチャンネルのチャンネル番号
の他に、アウトプットプラグ22が接続されているソー
スプラグ(図3の例の場合、ソースプラグ32)などが
記憶されている。同様に、iPCR42には、インプットプ
ラグ23に接続されているアイソクロナスチャンネルの
チャンネル番号の他に、インプットプラグ23が接続さ
れているデスティネーションプラグ(図3の例の場合、
デスティネーションプラグ33)などが記憶されてい
る。
【0030】図示は省略するが、HDD3も、基本的に図
2に示した場合と同様に構成されており、そのシステム
制御部には、図3に示した場合と同様の論理モデルが生
成されている。
【0031】図11は、コントローラ1の構成例を表し
ている。CPU61は、ROM62に記憶されているプログラ
ムに従って各種の処理を実行する。RAM63には、CPU6
1が各種の処理を実行する上において必要なプログラム
やデータが適宜記憶される。入出力インタフェース(I/
F)部64には、キーボード、マウスなどよりなる入力
部65と、CRT、スピーカなどよりなる出力部66が接
続されており、入出力I/F部64は、CPU61と入力部6
5との間、およびCPU61と出力部66との間のインタ
フェース処理を実行する。1394I/F部67は、13
94バス4とCPU61との間のインタフェース処理を実
行する。
【0032】このコントローラ1も図示は省略するが、
CPU61が、その内部に、図3に示した場合と同様に、
ユニットと、各機能に対応するサブユニットの論理モデ
ルを生成する。
【0033】AV/C Disc Modelは、基本的に、Play,Stop
といったような制御コマンド群と、ディスクのコンテン
ツや動作状態を表すDescriptor群の2つから構成されて
いる。その詳細については、例えば、AV/C Disc Subuni
t Model and Command Set,version 0.963, July 5,198
8, 1394 Trade Associationに開示されている。
【0034】AV/C Disc Modelには、AV/C Disc Subunit
が規定されており、例えば、Subunit Identifier Descr
iptor,Subunit Status Descriptor,Contents List Desc
riptor,Play List Descriptorといったdescriptorを有
する。これらのdescriptorは、AV/C general descripto
r modelに準じた構成とアクセス方法が適用される。
【0035】ここで、AV/CコマンドセットにおけるSubu
nit Identifier Descriptorのデータ構造について、図
12乃至図15を参照しながら説明する。図12は、Su
bunit Identifier Descriptorのデータ構造を示してい
る。図12に示すように、Subunit Identifier Descrip
torは階層構造のリストにより形成されている。リスト
とは、例えば、チューナであれば、受信できるチャンネ
ル、ディスクであれば、そこに記録されている曲などを
表す。階層構造の最上位層のリストはルートリストと呼
ばれており、例えば、リスト0がその下位のリストに対
するルートとなる。リスト2乃至(n―1)も同様にル
ートリストとなる。ルートリストはオブジェクトの数だ
け存在する。ここで、オブジェクトとは、例えば、AV機
器がチューナである場合、デジタル放送における各チャ
ンネル等のことである。また、1つの階層の全てのリス
トは、共通の情報を共有している。
【0036】図13は、Disc Subunit Identifier Desc
riptorのフォーマットを示している。Disc Subunit Ide
ntifier Descriptor41には、機能に関しての属性情報
がcontentsに記述されている。descriptor_lengthは、
ディスクリプタ構造の長さ(バイト数)を示しており、
その値には、descriptor_lengthフィールド自身の値は
含まれていない。generation_IDは、AV/Cコマンドセッ
トのバージョンを示しており、その値は、図14に示す
ように、現在"00h"(hは16進を表す)となっている。
ここで、"00h"は、データ構造とコマンドがAV/C Genera
l Specificationのバージョン3.0であることを意味して
いる。また、図14に示すように、"00h"を除いた全て
の値は、将来の仕様のために予約確保されている。
【0037】size_of_list_IDは、リストIDのバイト数
を示している。size_of_object_IDは、オブジェクトID
のバイト数を示している。size_of_object_position
は、制御の際、参照する場合に用いられるリスト中の位
置(バイト数)を示している。number_of_root_object_
listsは、ルートオブジェクトリストの数を示してい
る。root_object_list_idは、それぞれ独立した階層の
最上位のルートオブジェクトリストを識別するためのID
を示している。
【0038】Disc_subunit_dependent_lengthは、後続
のDisc_subunit_dependent_informationフィールドのバ
イト数を示している。subunit_ dependent_information
は、機能に固有の情報を示すフィールドである。manufa
cturer_dependent_lengthは、後続のmanufacturer_depe
ndent_informationフィールドのバイト数を示してい
る。manufacturer_dependent_informationは、ベンダー
(メーカ)の仕様情報を示すフィールドである。尚、デ
ィスクリプタの中にmanufacturer_dependent_informati
onがない場合は、このフィールドは存在しない。
【0039】図15は、図13に示したdisc_subunit_d
ependent_informationのフォーマットを示している。di
sc_subunit_dependent_info_field_lengthは、インフォ
ブロックを除くdisc_subunit_dependent_informationの
バイト数を示しており、この場合、supported_media_ty
pe_specification[0]からsupported_media_type_specif
ication[n-1]までのバイト数を示している。コントロー
ラは、disc_subunit_depende nt_lengthとdisc_subunit
_dependent_info_field_lengthとを比較することによ
り、容易にインフォブロックが存在するかを知ることが
できる。
【0040】attributeの内容は、図16に示すよう
に、最初のビットは、attributeのバイトが更にあるか
否かを示している。また、最後のビットはコピーライト
に関するビットである。
【0041】disc_subunit_versionは、disc subunit c
ommand specificationのバージョン番号を表わしてお
り、図17のようになっている。
【0042】また、number_of_supported_media_types
は、このサブユニットでサポートしている異なるディス
クの種類の数が含まれている。
【0043】supported_media_type_specificationは、
サポートされているdisc specificationが配列となって
並べられており、個々のspecificationは、個々のspeci
ficationに共通なエントリと、specificationのタイプ
によって固有のエントリの両方を有している。全てのme
dia type specification は、図18に示すフォーマッ
ト構造をなしている。
【0044】図18において、supported_media_type
は、図19に示すように、サポートしているメディアの
タイプを示しており、上位バイトはそのメディアのファ
ミリを示しており、下位バイトはより詳細なspecificat
ion、若しくは、そのフォーマットを示している。例え
ば、MD-Audioは、030116として示される。
【0045】また、図18において、implementation_p
rofile_IDは、サポートされているメディアタイプのデ
ィスクインプリメンテーションのプロファイルIDを特
定している。なお、ディスクサブユニットは、それがサ
ポートするメディアタイプの各々毎に異なるプロファイ
ルを用いてインプリメンテーションすることができ、そ
れぞれサポートされているメディアタイプに1つのプロ
ファイルがある。また、プロファイルの定義について
は、ディスクサブユニットメディアのタイプ毎のドキュ
メントに記載されている。
【0046】media_type_attributesは、図20に示す
ように、最初のビットは、attributeのバイトが更にあ
るか否かを示している。また、最後のビットは特定のメ
ディアに記録できるか否かを示しており、最後のビット
がクリアされている場合、再生のみが可能となる。最後
から2番目のビットは、階層的なストレージのモデルを
サポートしているかを示している。最後から3番目のビ
ットは、両面のメディアをユーザの手を煩わせることな
く再生出来るかを示しており、0の場合は、このサブユ
ニットは、両面のメディアをサポートしていないことに
なる。
【0047】なお、descriptorは、記述方法(形態)を
表し、例えば、Contents List Descriptorは、Contents
Listの記述方法を意味するが、両者を正確に区別する
必要がない限り、両者を同一の意味に理解してもさしつ
かえない。
【0048】Subunit Identifier Descriptorは、上述
したように、そのDisc Subunitの能力に関する情報を有
し、そのデータは、Disc Subunitが管理し、外部からは
読み出し専用とされる。Subunit Status Descriptor
は、Disc Subunitの現在の状態を表し、外部からは読み
出し専用とされる。
【0049】Contents List Descriptorは、ディスクに
記録されているコンテンツの情報を表し、外部からは読
み出し専用とされる。ここには、オーディオディスクの
場合、曲名、アーティスト名、タイトル、時間などの各
曲(トラック)の情報が記述される。トラックが追加さ
れたり、編集された場合、Contents Listが示すトラッ
クの実データが書き変わるので、それに応じて、Conten
ts Listの内容が更新される。
【0050】Play List Descriptorには、再生順序や条
件を記述したリストが記述される。これは、ディスクが
固定の再生順序を有している場合には、読み出し専用と
され、ユーザが再生順序を設定する場合は、書き込みも
可能となる。なお、コンテンツの実データは、Descript
or上には展開されない。
【0051】Descriptorのアクセス(Read/write)は、
Read/write descriptor commandで行われる。実データ
の変更は、実データ専用のアクセスコマンドで行われ
る。オーディオディスクの場合、Record commandがオー
ディオ実データの変更コマンドとなる。編集点の設定な
どは、Record commandのConfigurationとして設定され
る。ジャケットピクチャ(静止画)などの非同期データ
は、データのかたまりが1つのObjectとして記録され、
その記録には、Record object commandが用いられる。
【0052】AV/C Disc Modelの一種であるAV-HDD mode
lにおいては、object descriptorが実データと同様、フ
ァイルという形式で物理アドレスをもってHDD上に記録
される。1つのファイルは、ディスク上のとびとびの空
き領域に記録されている場合もある。AV/C AV-HDDモデ
ルにおいては、これらの物理的なファイル構造(ロケー
ション)は、HDD内部で管理され、外部には示されな
い。その結果、外部のコントローラは、HDDの内部の構
成を気にすることなく、その制御が可能となる。この
点、コンピュータのペリフェラルとしてのHDDとは異な
っている。
【0053】AV-HDDモデルは大きく2つに分類される。
1つは、汎用ストレージとしてのモデルであり、このAV
-HDDは、記録したデータの中身については、管理しな
い。他の1つは、記録するデータの種類に応じたデコー
ダを内蔵し、データプロセッサなども備えて、データの
加工が可能なものである。この後者のモデルにおいて
は、オーディオディスクモデルと同様に、データフォー
マットに依存した情報管理が行われる。図1のHDD2,
3は、ストリームデータを、そのまま記録再生するもの
であるので、前者の汎用をストレージメディアとしての
AV-HDDモデルが適用される。
【0054】Contents Listは、Root Contents ListとC
hild Contents Listなどを有し、そのうちの例えば、Ro
ot Contents Listは、例えば図21に示すように構成さ
れる。
【0055】このContents Listは、例えば図22に示
すThe General Object List Descriptorにより記述され
る。
【0056】Contents List内のobject descriptorに
は、各objectに関する情報が記述されるが、AV-HDDは、
自分自身では記録したデータのフォーマットは管理しな
い。そこで、この実施の形態においては、object descr
iptorのentry_typeとして、図23に示すように、Audio
Track等以外に、Isochronous TrackとAsynchronous Tr
ackを定義する。そして、isochronous伝送によるストリ
ームを記録した場合には、entry_typeをisochronous tr
ackとし、asynchronous伝送によるデータを記録した場
合には、asynchronous trackとする。
【0057】図22のobject_entryは、図24に示すTh
e General Object Entry Descriptorで記述され、このo
bject entry descriptorは、entry_specific_informati
on fieldを有し、その属するObject listのlist_typeと
entry_typeにより、そのフィールドの構造が定められ
る。Disc Subunit Contents Listのentry_specific_inf
ormation fieldの一般形は、図25に示すようになる。
【0058】Disc Subunit_object_common_information
は、AV/C Disc subunit共通の情報格納場所であり、obj
ect(実データ)が作成された日時、更新日時、サイ
ズ、名称、アイコンなどの情報を有している。object_t
ype_specific_informationは、entry_type毎に構造が定
められる。AV-HDDが、MDなどのオーディオディスクと同
じように使われる場合には、entry_type=audio trackと
なり、そこには、既にオーディオディスクで定められた
構造でオーディオに関する情報が保持される。これに対
して、汎用データストレージとしてのAV-HDDの場合、上
述したように、entry_type=isochronous track、または
asynchronous trackとされ、そこには、汎用データスト
レージとしての情報が格納される。すなわち、この場
合、object_type_specific_informationは、Isochronou
s track object_type_specific_informationまたはAsyn
chronous track_object_type_specific_informationと
される。
【0059】media_type_spescific_infomationは、デ
ィスクメディアの種類に依存した情報を蓄える場所であ
り、AV-HDD用に定められる。
【0060】AV-HDD、DVD stream recorderなどを汎用
データストレージとして利用する場合、ディスクには、
1394バス4を介して入力されたisochronous信号
が、伝送パケットフォーマットのままの形で記録され
る。Isochronous packetは、125μsec毎に伝送され
るので、各パケットの区切りを付加してディスク上に記
録される。再生においては、125μsec毎に、1パケ
ット毎に再生データを出力すると、入力した信号が、そ
のままの形で出力されることになる。
【0061】図26は、1394バス4で接続された機
器のデータ伝送のサイクル構造を示している。1394
バス4において、データはパケットに分割され、125
μsecの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送さ
れる。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有する機
器から供給されるサイクルスタート信号によって作り出
される。Isochronous packetは、全てのサイクルの先頭
から伝送に必要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれ
る)を予め確保する。このため、アイソクロナス伝送で
は、データの一定條ヤ内の伝送が保証される。ただし、
伝送エラーが発生した場合は、保護する仕組みが無く、
データは失われる。各サイクルのアイソクロナス伝送に
使用されてない時間に、アービトレーションの結果、バ
スを確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出
する。アシンクロナス伝送では、アクノリッジ、および
リトライを用いることにより、確実な伝送は保証される
が、伝送のタイミングは一定とはならない。
【0062】図27は、Isochronous packetのデータフ
ォーマットを示している。このIsochronous packetにお
いて、ヘッダは、データ長、アイソクラナスデータのフ
ォーマットタグ、アイソクロナスチャンネル(後述)、
トランザクションコード、同期化コード、および、ヘッ
ダCRCから構成されている。また、データブロック
は、ユーザデータとデータのCRCであるデータヘッダ
CRCから構成されている。
【0063】1394バス4上に信号を出力するには、
予めバスのリソース(チャンネルと帯域)を確保する必
要がある。この処理は、Isochronous Resource Manager
(IRM)からisochronous channelと、送信に必要な帯域
を確保することで行われる。
【0064】しかしながら、汎用ストレージに記録され
ている信号は、その種類および帯域が固定されないこと
になる。出力機器と入力機器間の信号接続の手法は、Co
nnection Management Procedureとして、IEC61883に規
定されており、上述の通りである。出力機器と入力機器
の信号接続の管理は、出力機器と入力機器以外の第3の
機器としてのコントローラが行うことができる。すなわ
ち、図1に示すような構成において、例えば、HDD2に
記録されているデータを、HDD3に、1394バス4を
介してコントローラ1により転送させることができる。
しかしながら、このような場合、HDD2とHDD3が汎用ス
トレージであるので、コントローラ1は、信号転送のた
めにどれほどの帯域を確保したらよいのかがわからない
ことになる。
【0065】このような不都合を抑止するため、本発明
においては、Isochrouns Track object_type_specific_
informationフィールドのPayload Information blockの
中に、図28に示すように、Payload sizeを記述させ
る。図28においては、0006から0007までのア
ドレスにpayload sizeが記述される。このpayload size
のデータは10ビットで表される。フィールドは2バイ
トなので、上位6ビットは常に0となる。その1ビット
の値は、quadlet(4バイト)のデータを表す。
【0066】次に、図1のコントローラ1がHDD2に記
録されているストリームデータを再生させ、1394バ
ス4を介してHDD3に転送し、記録させる場合の処理に
ついて、図29のフローチャートを参照して説明する。
【0067】ステップS1において、コントローラ1
は、ソースとしてのHDD2のDisc Subunit Object List
を参照する。このDisc Subunit Object Listから、コン
トローラ1は、HDD2のentry_typeがisochronous track
であることを確認する。entry_typeがisochronous trac
kでない場合には、ストリームのままデータを再生し、
1394バス4を介して転送し、HDD3に記録すること
はできないので、処理が終了されるが、entry_typeがis
ochronous trackである場合には、ステップS2におい
て、コントローラ1は、HDD2のoPCR41に記録されて
いるダビング対象のストリームのpayload sizeの値を読
み取る。
【0068】ステップS3において、コントローラ1
は、シンクとしてのHDD3のDisc Subunitに対してisoch
ronous記録モードに設定するためのconfigurationを設
定する処理を行う。
【0069】ステップS4において、コントローラ1
は、ステップS3におけるconfigurationの設定が成功
したか否かを判定する。HDD3が、例えば、MPEGデータ
しか記録できない装置である等の理由で、configuratio
nの設定に失敗した場合、ステップS10に進み、エラ
ー処理が実行される。configurationの設定に成功した
場合にはステップS5に進み、コントローラ1は、Isoc
hronous Resource Manager(IRM)からリソースを確保
する処理を実行する。すなわち、isochronous channel
と帯域を確保する処理が実行される。この時コントロー
ラ1は、ソースとしてのHDD2のoPCRのデータレート(d
ata rate)、ペイロード(payload)、オーバヘッドID
(overhead_id)から1394バス上の必要帯域を計算
する。ペイロードがないと、データ量が不明なため、帯
域を計算することができないので、リソース確保ができ
なくなるが、本発明においては、ペイロードにデータ量
を記述するようにしているので、リソースの確保が可能
である。
【0070】次にステップS6に進み、コントローラ1
は、ソースのHDD2のoPCR41に、ソースプラグとアウ
トプットプラグの接続、アウトプットプラグに対するア
イソクロナスチャンネルの割当などを設定する。また、
ステップS7において、コントローラ1は、シンク側の
HDD3のiPCRに所定の事項を設定する。すなわち、iPCR
に対して、デスティネーションプラグとインプットプラ
グの接続関係が設定され、また、インプットプラグに割
り当てられたアイソクロナスチャンネルが設定される。
【0071】次にステップS8において、コントローラ
1は、1394バス4を介してソースとしてのHDD2に
対してplayコマンドを送出し、ステップS9においてシ
ンクとしてのHDD3にRecordコマンドを送出する。これ
らのコマンドに対応して、HDD2においては再生動作が
開始され、再生ストリームデータが、1394バス4を
介してHDD3にIsochronus Packetで伝送される。HDD3
は、1394バス4を介して伝送されてきたストリーム
データを、内蔵するハードディスクに記録する。
【0072】以上のようにして、ストリームデータが記
録されたとき、シンクとしてのHDD3は、さらに、図3
0のフローチャートに示す処理を実行する。
【0073】すなわち、最初にステップS21におい
て、そのシステム制御部は、インプットプラグに割り当
てられているアイソクロナスチャンネルの番号を読み取
る。すなわち、iPCRから、ストリームデータが入力され
ているインプットプラグに割り当てられているアイソク
ロナスチャンネルのチャンネル番号が読み取られる。次
に、ステップS22において、システム制御部は、スト
リームデータを転送してきたisochronus packetのPacke
t headerからソースとしての送信node(いまの場合、HD
D2)のnode_idを読み取る。
【0074】次に、ステップS23に進み、HDD3のシ
ステム制御部は、ソースとしてのHDD2のoPCR41か
ら、そこに記憶されているチャンネル番号に送信してい
るデータのpayload sizeを読み出す。次に、ステップS
24に進み、HDD3のシステム制御部は、ステップS2
3で読み出したpayload sizeをIsochronous track obje
ct_type_specific_informationのPayload Information
blockに書き込む。また、このpayload sizeは、HDD3の
ユニットのoPCRにも書き込まれる。
【0075】以上においては、アイソクロナス通信を利
用してデータを転送した場合について説明したが、アシ
ンクロナス通信を利用してデータが転送された場合に
は、entry_typeがAsynchronous Trackとされ、同様の処
理が実行される。ただし、この場合においては、データ
量が極めて少なくなるので、payload sizeを記憶しなく
てもよい。
【0076】以上においては、entry_typeとしてIsochr
onous TrackまたはAsynchronous Trackを規定するよう
にしたが、ストリームデータを記録したことを直接認識
させるフラグを記録するようにしてもよい。
【0077】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアとしての情報
処理装置に組み込まれているコンピュータ、または、各
種のプログラムをインストールすることで、各種の機能
を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコン
ピュータなどにインストールされる。
【0078】次に、図31を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用の
パーソナルコンピュータである場合を例として説明す
る。
【0079】プログラムは、図31(A)に示すように、
パーソナルコンピュータ301に内蔵されている記録媒
体としてのハードディスク302や半導体メモリ303
に予めインストールした状態でユーザに提供することが
できる。
【0080】あるいはまた、プログラムは、図31(B)
に示すように、フロッピーディスク311、CD-ROM(Com
pact Disc-Read Only Memory)312、MO(Magneto Op
tical)ディスク313、DVD(Digital Versatile Disc)
314、磁気ディスク315、半導体メモリ316など
の記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パッケ
ージソフトウエアとして提供することができる。
【0081】さらに、プログラムは、図31(C)に示す
ように、ダウンロードサイト321から、無線で衛星3
22を介して、パーソナルコンピュータ301に転送し
たり、ローカルエリアネットワーク、インターネットと
いったネットワーク331を介して、有線または無線で
パーソナルコンピュータ301に転送し、パーソナルコ
ンピュータ301において、内蔵するハードディスク3
02などに格納させることができる。
【0082】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0083】パーソナルコンピュータ301は、例え
ば、図32に示すように、CPU(Central Proccessing Un
it)342を内蔵している。CPU342にはバス341を
介して、入出力インタフェース345が接続されてお
り、CPU342は、入出力インタフェース345を介し
て、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力
部347から指令が入力されると、それに対応して、図
31(A)の半導体メモリ303に対応するROM(Read Only
Memory)343に格納されているプログラム、衛星32
2もしくはネットワーク331から転送され、通信部3
48により受信され、さらにハードディスク302にイ
ンストールされたプログラム、またはドライブ349に
装着されたフロッピディスク311、CD-ROM312、M
Oディスク313、DVD314、もしくは磁気ディスク
315から読み出され、ハードディスク302にインス
トールされたプログラムを、RAM(Random Access Memor
y) 344にロードして実行する。さらに、CPU342
は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース3
45を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などより
なる表示部346に必要に応じて出力する。
【0084】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0085】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0086】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の情報処
理装置、請求項8に記載の情報処理方法、および請求項
9に記載の提供媒体によれば、授受されるデータがスト
リームデータであることが識別するとともに、識別され
たデータのサイズをさらに識別するようにしたので、ス
トリームデータを確実にバスを介して転送し、記録再生
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの構成例を
示すブロック図である。
【図2】図1のHDD2の内部の構成例を示すブロック図
である。
【図3】図2のHDD2のシステム制御部12における論
理モデルを示す図である。
【図4】CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造を説
明するための図である。
【図5】CSRの位置、名前、および働きを説明するため
の図である。
【図6】ゼネラルROMフォーマットを説明するための図
である。
【図7】バスインフォブロック、ルートディレクトリ、
およびユニットディレクトリの詳細を示す図である。
【図8】PCRの構成を説明するための図である。
【図9】oMPR、oPCR、iMPR、およびiPCRの構成を示す図
である。
【図10】プラグ、プラグコントロールレジスタ、およ
びアイソクロナスチャンネルの関係を表す図である。
【図11】図1のコントローラ1の内部の構成例を示す
ブロック図である。
【図12】Subunit Identifier Descriptorのデータ構
造を説明するための図である。
【図13】Disc Subunit Identifier Descriptorのフォ
ーマットを説明するための図である。
【図14】図13のgeneration_IDを説明するための図
である。
【図15】図13のdisc_subunit_dependent_informati
onのフォーマットを示している。
【図16】図15のattributesを説明するための図であ
る。
【図17】図15のdisc_subunit_versionを説明するた
めの図である。
【図18】図15のsuported_media_type_specificatio
nを説明するための図である。
【図19】図18のsupported_media_typeを説明するた
めの図である。
【図20】図18のmedia_type_attributesをを説明す
るための図である。
【図21】Root Contents Listの構成を示す図である。
【図22】The General Object List Descriptorの構成
を示す図である。
【図23】Disc Subunit Object entry_type Definitio
nの例を示す図である。
【図24】The General Object Entry Descriptorの構
成を示す図である。
【図25】Disc Subunit Object entry specific infor
mationの構成を示す図である。
【図26】1394バス4上のデータ伝送のサイクル構
造を示す図である。
【図27】アイソクロナスパケットのデータフォーマッ
トを示す図である。
【図28】Payload Information blockの構成を示す図
である。
【図29】図1に示した情報処理システムのダビング処
理を説明するフローチャートである。
【図30】図1のHDD3のpaylod sizeの書き込み処理を
説明するフローチャートである。
【図31】プログラムをパーソナルコンピュータ301
にインストールし、実行可能な状態とするために用いら
れる媒体について説明するための図である。
【図32】パーソナルコンピュータ301について説明
するための図である。
【符号の説明】
1 コントローラ, 2,3 HDD, 4 IEEE139
4高速シリアルバス,11 ディスクドライブ, 12
システム制御部, 13 メモリ, 141394イ
ンタフェース部, 21 ユニット, 22 ユニット
シリアルバスアイソクロナスアウトプットプラグ, 2
3 ユニットシリアルバスアイソクロナスインプットプ
ラグ, 31 ディスクサブユニット, 32 サブユ
ニットソースプラグ, 33 サブユニットデスティネ
ーションプラグ, 41 出力プラグコントロールレジ
スタ, 42 入力プラグコントロールレジスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介して接続された他の情報処理装
    置との間で情報を授受する情報処理装置において、 授受されるデータがストリームデータであることを識別
    する第1の識別手段と、 前記第1の識別手段により識別されたデータのサイズを
    識別する第2の識別手段と、 前記第1の識別手段と前記第2の識別手段を管理する管
    理手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記他の情報処理装置から前記バスを介
    して前記ストリームデータを受信し、記録するとき、前
    記他の情報処理装置から前記第1の識別手段を読み取る
    読み取り手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ストリームデータを前記バスを介し
    て転送するとき、前記第2の識別手段を読み取り、必要
    なリソースを確保する確保手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記バスは、IEEE1394高速シリアルバス
    であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の識別手段は、前記バスの転送
    モードをも識別することを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の識別手段は、階層構造を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の識別手段は、階層構造を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 バスを介して接続された他の情報処理装
    置との間で情報を授受する情報処理装置の情報処理方法
    は、 授受されるデータがストリームデータであることを識別
    する第1の識別ステップと、 前記第1の識別ステップの処理で識別されたデータのサ
    イズを識別する第2の識別ステップと、 前記第1の識別ステップの処理と前記第2の識別ステッ
    プの処理を管理する管理ステップとを含むことを特徴と
    する情報処理方法。
  9. 【請求項9】 バスを介して接続された他の情報処理装
    置との間で情報を授受する情報処理用のプログラムであ
    って、 授受されるデータがストリームデータであることを識別
    する第1の識別ステップと、 前記第1の識別ステップの処理で識別されたデータのサ
    イズを識別する第2の識別ステップと、 前記第1の識別ステップの処理と前記第2の識別ステッ
    プの処理を管理する管理ステップとを含むことを特徴と
    するプログラムをコンピュータに実行させる媒体。
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