JP2000186856A - 冷温水供給装置 - Google Patents
冷温水供給装置Info
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Abstract
即湯性を向上させ、タンクレスによる設置性向上と小流
量から大流量まで高効率給湯を実現する。 【解決手段】 ヒートポンプユニット22と燃焼ユニッ
ト42の同時運転により混合手段41を介して端末へ湯
を供給する際に、給湯開始時から一定時間燃焼ユニット
42の給湯運転を行っている間、水流路31に連通する
給水管32と冷温水供給管33を切換手段34,35に
よりバイパス流路37で連通させ、ヒートポンプユニッ
ト22の暖気運転を行い立上り性能の向上を図り、ヒー
トポンプユニット22の実使用時間を長くすることによ
って全給湯エネルギーに対する省エネルギー効果を得
る。
Description
きる省エネルギータイプの冷温水供給装置に関するもの
である。
ては図8に示すように燃焼部1と熱交換器部2と排気部
3が順次密接され、燃焼部1には燃料供給部4と空気供
給部5が接続され、熱交換器部2には、入口を水供給部
6を介した入水管7と出口を出湯管8で接続した燃焼型
給湯機9がある。またもう一つの例としては図9に示す
ように圧縮機10、凝縮器11、減圧器12、蒸発器1
3が順次閉回路で接続された冷媒回路14と、貯湯タン
ク15、循環ポンプ16、凝縮器11、ヒータ17が接
続された水回路18から構成されるヒートポンプ型給湯
機19がある。
焼部1で発生させた高温の熱を、熱交換器部2で入水管
7から供給される水と熱交換し、出湯管8より湯として
端末の複数の給湯栓20に供給するものである。一方、
図9に示すヒートポンプ型給湯機19のものは、圧縮機
10より吐出された高温高圧の過熱ガス冷媒は凝縮器1
1に流入し、ここで循環ポンプ16から送られてきた水
を凝縮熱で加熱し貯湯タンク15に貯えるもので、外気
温度が低い場合はヒータ17を兼用して高温の沸き上げ
を行っていた。また、凝縮器11で凝縮液化した冷媒は
減圧器12で減圧され蒸発器13に流入し、ファン21
で集められた大気熱を吸熱して蒸発ガス化し再び圧縮機
10に戻るサイクルで運転されている。
来の図8に示す燃焼型給湯機9は出湯能力と即湯性及び
コンパクト性という点では優れているが、省エネルギー
の点では好ましくなくまた水道水温度以下の冷水用途に
はまったく対応できない。一方、図9に示すヒートポン
プ型給湯機19は、逆に省エネルギーという点では優れ
ており、また冷水供給も可能であるが、電気温水器と同
様、風呂給湯やシャワー給湯に対応するため図9に示す
ように沸き上げたお湯をいったん貯湯する300リット
ルから460リットル程度の大きな貯湯タンク15が必
要で、そのため設置スペースが大きくなり、設置できる
場所が限定される。もしその貯湯タンク15がない状態
で使用しようとした場合は、給湯できる流量が少なく風
呂給湯等の大流量用途には対応できず、圧縮機10の温
度が立ち上がるまでに数分から数十分を要し、すぐに湯
を供給するという点では大きな課題を有している。また
湯切れ防止のために高出力のヒータ17が必要で、10
0V電源が使用できず特別に200Vの電源工事が必要
となる。さらに外気温度が低い冬季等は大気からの吸熱
効率が低下し、ヒートポンプ型給湯機の特徴である効率
面での効果を十分に引き出せないという課題を有してい
た。
するために、圧縮機と、冷媒サイクルを切換える四方弁
と、圧縮機により供給される冷媒が流れる冷媒流路と、
この冷媒流路が接続されると共に、水流路を有しその水
流路の入口に給水管、出口に冷温水供給管が接続され冷
媒流路の冷媒と水流路を流れる水との間で熱交換を行う
水・冷媒熱交換器と、減圧器と、空気・冷媒熱交換器と
が順次閉回路を形成するように接続されたヒートポンプ
ユニットと、給水管に接続された熱交換部と、熱交換部
の出口に接続した出湯管と、燃焼部と、燃焼後の排気を
外部へ導出する排気部を備えた燃焼ユニットとから成
り、冷温水供給管と出湯管を接続または分離する混合手
段と、ヒートポンプユニットと燃焼ユニットの運転制御
を行う制御部とを有し、制御部に燃焼ユニットの給湯運
転と四方弁を切換えてヒートポンプユニットの給湯運転
または冷水運転並びに両ユニットによる同時給湯運転を
行う選択手段を設けると共に、制御部により給水管と冷
温水供給管との接続をバイパス流路を介して切換える切
換手段を設けたもので、ヒートポンプユニット運転時の
お湯又は冷水を供給するための立上り性能の改善と温水
と冷水が単独または同時に供給できるようにしたもので
ある。
れた場合、風呂給湯やシャワー給湯のような大流量、即
湯性を必要とする給湯用途に対しては、先ずは燃焼ユニ
ット運転で対応でき、その結果貯湯タンクやヒータが不
要となり、またヒートポンプユニットも一定時間バイパ
ス流路を用いて暖気運転を行っているため給湯供給開始
が早まり途中から同時給湯ができるようになり、徐々に
燃焼ユニット側からの給湯能力を制御することができ
る。一方、使用頻度の高い台所、洗面等の小流量用途時
に対してはヒートポンプユニット運転による給湯だけで
主に対応できるため、上記大流量時の省エネルギー分を
加えて全給湯エネルギーからみると大きな省エネルギー
効果を得ることができる。また二系統の供給管を設置し
混合手段で出湯管と冷温水供給管を分離すれば、例えば
風呂と台所で異なる温度用途の要求に対しても同時に供
給でき、特に冷水運転を選択することにより水道水温度
以下の低温度の冷水を供給できる。
ルを切換える四方弁と、圧縮機により供給される冷媒が
流れる冷媒流路と、この冷媒流路が接続されると共に、
水流路を有し水流路の入口に給水管、出口に冷温水供給
管が接続され冷媒流路の冷媒と前記水流路を流れる水と
の間で熱交換を行う水・冷媒熱交換器と、減圧器と、空
気・冷媒熱交換器とが順次閉回路を形成するように接続
されたヒートポンプユニットと、給水管に接続された熱
交換部と、熱交換部の出口に接続した出湯管と、燃焼部
と、燃焼後の排気を外部へ導出する排気部を備えた燃焼
ユニットとから成り、冷温水供給管と出湯管を接続また
は分離する混合手段と、ヒートポンプユニットと燃焼ユ
ニットの運転制御を行う制御部とを有し、制御部に燃焼
ユニットの給湯運転と四方弁を切換えてヒートポンプユ
ニットの給湯運転または冷水運転並びに両ユニットによ
る同時給湯運転を行う選択手段を設けると共に、制御部
により給水管と冷温水供給管との接続をバイパス流路を
介して切換える切換手段を設けたものである。
転または同時給湯運転とヒートポンプユニットの冷水運
転が選択できる選択手段を設けたことにより、同時給湯
運転選択時は給湯温度が可変できることは勿論である
が、冷水運転を選択することにより今まで得られなかっ
た水道水温度以下の低温度の冷水が供給可能となり、台
所での調理時に多い冷水用途に即応でき、その他洗顔や
入浴時での各種効果も期待できる。また混合手段により
出湯管と冷温水供給管を分離することにより最大二つの
供給流路が得られるため温度が異なる給湯や給湯と冷水
等、同時に異なる温度の水が供給できる。さらにヒート
ポンプユニットには水・冷媒熱交換器の水流路に接続す
る給水管と冷温水供給管をバイパス流路で連通し、その
両端を切換手段で本流側と分岐して循環ポンプで水を循
環させる構成を有しており、常にヒートポンプユニット
の暖気運転が行えるようにしているため、ヒートポンプ
ユニット運転の立上りを速くすることができる。その
他、風呂やシャワー等、大流量の高温のお湯を必要とす
る場合は、燃焼ユニットの給湯運転だけで従来通りの性
能が得られるが、同時給湯運転を選択することによりヒ
ートポンプユニットによる給湯運転で全給湯量の30%
程度を補うことができる。一方、用途として使用頻度が
高い台所、洗濯、手洗い、洗顔等の5リットル以下の小
流量を使用する場合は、ヒートポンプユニットだけの単
独給湯運転で満足するお湯を供給することができる。従
って、給湯エネルギーを例えばすべての給湯モードを燃
焼ユニット単独で使用した場合と比較すると、ヒートポ
ンプユニットのエネルギー効率が高い分、省エネルギー
効果の向上を図ることができる。また貯湯タンクやヒー
タを必要としないためコンパクト化が図れ、設置も簡単
となり工事性も大幅に向上することができる。
給湯運転開始時から一定時間は燃焼ユニットの運転を行
うと同時に、その間切換手段により給水管、冷温水供給
管をバイパス流路で連通し、水・冷媒熱交換器の水流路
を循環させてヒートポンプユニットの暖気運転を行い、
一定時間経過後はバイパス流路を閉止し、ヒートポンプ
ユニットの給湯運転を行い、要求能力に対する不足分を
燃焼ユニットの運転で補うものである。
給湯運転が選択された場合、給湯開始時からの一定時間
は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、その間ヒートポ
ンプユニット運転による暖気運転を、給水管と冷温水供
給管とをバイパス流路で連通し水・冷媒熱交換器の水流
路を循環させることによって行い圧縮機の温度を上昇さ
せ、一定時間経過後はヒートポンプユニットが起動され
る。給湯開始時に給湯を行っていた燃焼ユニットは、要
求される給湯能力からヒートポンプユニットで供給され
る能力を差し引いた能力へ徐々に絞り込まれ、一方、ヒ
ートポンプユニット単独運転で賄える小流量になった場
合は停止され、その間混合手段で冷温水供給管と出湯管
が接続され所望される温度と流量のお湯が供給され続け
る。
手段を有し、その温度検出手段により検出した温度が温
度設定値になるまでバイパス流路を用いて水流路を循環
させるものである。
られている設定温度との比較により暖気運転の開始、終
了が行なわれるが、一度圧縮機が起動された後は圧縮機
の温度の立上りが速いため、その分ヒートポンプユニッ
トの運転による給湯時間が長くでき、また動作開始状態
が安定化できる。
間より所定時間経過までに運転が行われない場合、ヒー
トポンプユニットを一定時間バイパス流路を用いて水流
路を循環させる間欠暖気運転を行うものである。
われてない状態でも、圧縮機の温度が下がらないよう一
定時間ごとに暖気運転が行われるためヒートポンプユニ
ット運転の立上り性能を大幅に向上することができる。
出手段を有し、その温度検出手段より検出した温度が温
度設定値になるまでヒートポンプユニットの間欠暖気運
転を行うようにしたものである。
行うため、常に同一温度で暖気運転が行われることにな
り、ヒートポンプユニット運転の立上り性能が安定化す
る。
出流れ内に臨ませ、かつ制御部は、空気・冷媒熱交換器
の冷媒流路の温度で燃焼ユニットの能力を可変するもの
である。
臨ませることによって、給湯運転時は燃焼ユニットから
排出される高温の廃熱を吸熱できるために大気熱以上の
高温環境で常にヒートポンプユニットの運転が可能とな
り、季節に関係なく年間安定してヒートポンプユニット
による給湯運転を行うことができる。また冷水運転時は
空気・冷媒熱交換器の放熱を行うため、空気供給用の送
風機と燃焼ファンが共用化できるため装置自体がコンパ
クト化される。さらに、ヒートポンプユニット側の冷媒
回路設計は、通常システムに組込む前に予めサイクルが
環境条件に対して支障なく動作するように冷媒封入量等
の仕様が決められるが、燃焼廃熱環境下において空気・
冷媒熱交換器の温度最適化が得られるように空気・冷媒
熱交換器出口の温度を常に設定値以下にする加熱能力制
御が行われるため、ヒートポンプユニットの高効率運転
が可能になると共に、空気・冷媒熱交換器を直接加熱し
てもヒートポンプユニットの異常運転を防止できる。
媒熱交換器とを一体化したものである。
ンプユニットの空気・冷媒熱交換器を一体化したため、
空気・冷媒熱交換器をさらに高温雰囲気中に設けること
となり、空気・冷媒熱交換器をよりコンパクト化でき、
一方、逆に空気・冷媒熱交換器の大きさを変えない場合
はヒートポンプユニットの能力を大きくすることができ
る。また、冷媒配管以外の空気・冷媒熱交換器を構成す
るフィン等の部品が不要となり、例えば燃焼ユニットと
ヒートポンプユニットを一つのケース内収納するような
ことも可能となり、より装置のコンパクト化を実現でき
る。さらに廃熱の有効利用による高効率化に加えて、燃
焼ユニット側からの利点は、高温の排気ガスが空気・冷
媒熱交換器で吸熱され低温放出されるため安全性及び設
置性が改善される。
説明する。
ける冷温水供給装置の構成図である。冷温水供給装置は
大きく二つのユニットから構成されるもので、一つはヒ
ートポンプユニット22で、圧縮機23とその吐出側に
冷媒サイクルを切換える四方弁24と、圧縮機23の吸
入側と四方弁24との間に逆止弁25が設けられ、四方
弁24から水・冷媒熱交換器26、減圧器27、空気・
冷媒熱交換器28が順次閉回路の冷媒流路29で接続さ
れ、その冷媒流路29にはサイクルで予め所定の性能が
得られるように決められた冷媒量が封入されている。図
中実線矢印で示す冷媒の流れが給湯運転選択時で、破線
矢印で示す冷媒の流れが冷水運転選択時の回路である。
空気・冷媒熱交換器28の前面には大気熱を集熱または
空気・冷媒熱交換器28の熱を放熱する送風機30が配
置され、また水・冷媒熱交換器26には水流路31が設
けられており、入口側を給水管32、出口側を冷温水供
給管33に接続し、さらにこれら給水管32と冷温水供
給管33は両端に切換弁から成る切換手段34,35と
流路中に循環ポンプ36を有したバイパス流路37で連
通されている。また給水管32には水量を検出する流量
センサー38Aと閉止機能を有しかつ水量を制御する水
制御弁39Aが設けられ、冷温水供給管33には水流路
31からの出水温度を検出する出水サーミスタ40が取
付けられ、下流側で複数の電磁弁等で構成される混合手
段41に接続される。一方、もう一つのユニットである
燃焼ユニット42は、燃焼ファン43を有する燃焼部4
4、入口側に給水管32と出口側に出湯管45を有する
熱交換部46、燃焼後の排気ガスを排出する排気部47
で構成され、出湯管45は混合手段41で冷温水供給管
33と接続または分離が行われ、さらに混合手段41出
口に接続される供給管路48を介して、端末の供給栓4
9へと接続される。燃焼ユニット42の給水管32にも
水量を検出する流量センサー38Bと水制御弁39Bを有
し、その他入水温を検出する入水サーミスタ50と、出
湯管45には出湯温度を検出する出湯サーミスタ51が
取付けられている。また燃焼部44には燃焼ファン43
の他に燃料供給をオン、オフする元電磁弁や供給量を比
例制御する比例弁等を有するガスブロック52が接続さ
れている。また各ユニットは商用電源53から電力を供
給され、各種センサーの信号を取込み各種アクチュエー
タを作動させ、燃焼ユニット42とヒートポンプユニッ
ト22の運転動作を制御する制御部54を有し、この制
御部54には給湯運転と冷水運転を選択する選択手段5
5を設けている。さらに端末側には冷温水供給装置本体
のリモコン56を有している。
により同時給湯運転が選択された場合、以下に示すよう
な制御が制御部54により行われる。先ず電源オフ時に
給水管32を閉止している水制御弁39Bが電源オンと
同時に全開状態になる。次に供給栓49が開栓されると
水道水が給水管32より燃焼ユニット42へ供給され
る。燃焼ユニット42としてガス給湯機の例で示すと、
流量センサー38Bで最低動作流量以上の水量値が検出
されると、燃焼ファン43が始動し、点火状態に入りガ
スブロック52の元電磁弁、比例弁が開かれ燃焼部44
で着火し燃焼を開始する。そして熱交換部46で給水管
32から供給される水を多数のフィンを有するパイプ内
に通して熱交換を行い、流量センサー38B、入水サー
ミスタ50、出湯サーミスタ51からの検出値によりガ
スブロック52や水制御弁39B、燃焼ファン43を最
適燃焼状態に保ち要求される温度の湯が得られるよう運
転制御が行われる。その結果、湯は出湯管45より混合
手段41を介して供給管路48から供給栓49へと供給
される。一方、同時にヒートポンプユニット22運転に
対する制御部54の制御は、燃焼ユニット42が給湯を
開始すると同時に切換手段34、35を給水管32、水
流路31、冷温水供給管33、バイパス流路37で構成
される循環流路になるよう切換え、循環ポンプ36を駆
動させると共に四方弁24を給湯運転側に切換え、送風
機30、圧縮機23を順次起動させ、冷媒を図1中に示
す実線矢印方向に送り出す。一定時間運転し暖気運転を
行った後、循環ポンプ36を停止し切換手段34、35
をバイパス流路37側に流れない方向に切換え、次に水
制御弁39Aを全開し流量センサー38Aで予め設定され
ている最低動作流量以上の水量値が検出されると、出水
サーミスタ40との検出値と要求温度とを比較して要求
温度になるよう水・冷媒熱交換器26に流す水量を水制
御弁39Aによって制御し、冷温水供給管33より混合
手段41を介して供給管路48から供給栓49へ供給す
る。上記二つのユニットから供給される湯は、混合手段
41に設けた二つの電磁弁の開閉状態で、単一の供給管
路48で同一温度の給湯を行うか、複数の供給管路48
を設置して異なる温度の給湯を行うか利用者側で選択で
きるが、給湯用途が大流量の場合は、通常冷温水供給管
33と出湯管45を通して単一の供給管路48で供給栓
49より供給される。また供給管路48をもう一つ設置
した場合は、燃焼ユニット42からの給湯とヒートポン
プユニット22からの給湯を独立して供給できるように
なるため、例えば風呂と台所で同時に異なる温度の給湯
を行うことができる。一方、小流量用途の場合はヒート
ポンプユニット22による給湯量を優先して利用する。
次に、選択手段55によりヒートポンプユニット22の
冷水運転のみが選択された場合、先ず水制御弁39Bが
閉止され流量センサー38Aで予め設定されている最低
動作流量以上の水量値が検出されると、ヒートポンプユ
ニット22のみが運転される。図1中破線矢印で示す給
湯運転と逆サイクルで冷媒が循環し、水・冷媒熱交換器
26で水流路31に供給される水道水から熱を奪い、空
気・冷媒熱交換器28で送風機30により放熱するた
め、水道水以下の冷水が冷温水供給管33より供給管路
48を通り通常の供給栓49から供給される。
ける冷温水供給装置の制御フローチャートである。
給湯開始からの一定時間は図1に示す燃焼ユニット42
による給湯運転を行い、その間ヒートポンプユニット2
2側は圧縮機23の温度をある程度上昇させ給湯の立上
りを速くするための暖気運転を開始する。その時の動作
は実施例1と同様、切換手段34、35を給水管32、
冷温水供給管33とがバイパス流路37を介して連通す
るように切換え、循環ポンプ36で水・冷媒熱交換器2
6の水流路31内の水を循環させるようにしてヒートポ
ンプユニット22の給湯運転を行うものである。その結
果循環水の温度が上昇して圧縮機23の吐出温度も上昇
し、一定時間経過後は切換手段34、35を切換えて通
常のヒートポンプユニット22の給湯運転が開始され、
流量センサー38A、38Bの検知水量の合計値が流量
設定値より多ければ、ヒートポンプユニット22の運転
を最大出力で動作させ、不足分を燃焼ユニット42の運
転で補う。逆に検知水量が流量設定値より少なければ燃
焼ユニット42は停止されヒートポンプユニット22の
単独運転が行われる。
ける冷温水供給装置の制御フローチャートである。
54によりヒートポンプユニット22の暖気運転中は、
圧縮機23の吐出側に設けた温度検出手段57により圧
縮機23の温度を検出し、予め設定している温度設定値
と比較し温度設定値になるまで暖気運転を行うようにし
た点である。
ける冷温水供給装置の制御フローチャートである。実施
例1と異なる点は、給湯運転停止から所定時間経過まで
に給湯運転が行われない場合、図1に示すヒートポンプ
ユニット22の暖気運転モードを実施し、一定時間でオ
ン、オフする間欠運転を継続する点である。また、その
間欠運転中に供給栓49が開かれ信号を読込んだ時は、
暖気運転中であれば進行中の暖気運転が終了後より、開
栓と同時にすでに給湯を開始している燃焼ユニット42
と並列に通常のヒートポンプユニット22が運転に入
り、暖気運転停止中であれば次の暖気運転を完了した後
通常のヒートポンプユニット22の運転が行われる。
ける冷温水供給装置の制御フローチャートである。
23の温度を検出する温度検出手段57の検出値が、予
め設定された温度設定値と比較され、検出値が温度設定
値以上になったら暖気運転を停止し、また以下になった
ら暖気運転を行う点である。
ける冷温水供給装置の構成図である。
分と同じ部分については同一符号を付与し、詳細な説明
を省略する。
は、空気・冷媒熱交換器58を図6に示すように燃焼ユ
ニット42の排気部47からの排出流れ内に臨ませ、燃
焼ユニット42の廃熱が吸熱できるように配設した点で
ある。図1に示す送風機30の代りに燃焼ファン43か
らの空気を利用し、制御部54により空気・冷媒熱交換
器58の冷媒流路29出口側に設けた蒸発サーミスタ5
9の検出温度から燃焼ユニット42の能力を可変するよ
うにしたもので、空気・冷媒熱交換器58内の冷媒ガス
の過熱度を最適化する。その結果燃焼ユニット42の運
転中は、高温の燃焼廃熱が利用できるため大気熱利用時
以上の効率が得られ、一方燃焼後の排気ガスは空気・冷
媒熱交換器58で吸熱され排気部47より低温化されて
ユニット外へ放出される。また、ヒートポンプユニット
22の冷水運転選択時は燃焼ユニット42の水制御弁3
9Bが全閉され燃焼は停止するが燃焼ファン43のみは
動作させ、空気・冷媒熱交換器58の放熱用空気を供給
する。また例えば図示していないが実施例1同様に送風
機30を用いた大気熱利用の空気・冷媒熱交換器28と
併用することもでき、その場合は二つの空気・冷媒熱交
換器28、58の雰囲気温度や出口温度の比較でより多
く吸熱できるサイクルが選択される。通常、燃焼ユニッ
ト42が運転されている場合や停止後は、廃熱利用の空
気・冷媒熱交換器58が使用され、燃焼ユニット42の
燃焼量の約20%弱が吸熱され利用される。また燃焼ユ
ニット42が停止中の夏場等日中の外気温度が高い場合
は大気熱利用の空気・冷媒熱交換器28が有効であり、
さらに細かなエネルギー利用を行うことができる。
ける冷温水供給装置の構成図である。
ける構成部分と同じ部分については同一符号を付与し詳
細な説明は省略する。
器60と燃焼ユニット42の熱交換部46を共用化した
点である。熱交換部46の伝熱面積を増やしたフィンを
共用し、その一部に銅管パイプを貫通させ冷媒流路29
と接続して空気・冷媒熱交換器60として使用してい
る。従って熱伝達面での効果に加えて、部品削減効果が
有り、全体を小型化できる。
ば、燃焼ユニット、ヒートポンプユニットそれぞれ単独
運転による給湯の他に、両ユニットの同時給湯運転、燃
焼ユニットの給湯運転とヒートポンプユニットの冷水運
転の組合わせ等、二つの温度レベルを有する供給水が得
られるもので、特に今まで得られなかった水道水より低
温度の冷水が供給可能となるため用途の拡大効果が得ら
れる。また温度が異なる湯を同時に給湯できるため利用
者の利便性が大きく向上する。さらに、水・冷媒熱交換
器の水流路内の水をバイパス流路によって循環させ圧縮
機の暖気運転を行う制御によりヒートポンプユニットの
立上り性能を大きく向上させることができ要求温度の湯
に対する即湯化が改善できる。
ニットの同時給湯運転時の制御部による運転制御は、給
湯開始から一定時間は燃焼ユニットを運転し、その間ヒ
ートポンプユニットは暖気運転を行い、一定時間経過後
はヒートポンプユニットによる給湯運転を優先し、不足
分を燃焼ユニット運転で補うもので、運転中のユニット
を流れる水量値から次の運転選択を行うようにしたた
め、大流量時は燃焼ユニット運転と同時にヒートポンプ
ユニットによる給湯運転で補助し、用途として使用頻度
が高い小流量の場合は、ヒートポンプユニットだけの給
湯運転で満足できるため、大幅な省エネ効果を得ること
ができる。また燃焼ユニットの仕様として広範囲の能力
制御までは必要がなくなり、燃焼ユニット自体の制御仕
様が簡単化できる。その結果、能力切換や異常音の発生
対策等それに伴う各種課題も減少して信頼性を向上でき
る。さらに燃焼ユニットの即湯性により貯湯タンクやヒ
ータが不要となり大幅なコンパクト化が図れ、従来設置
できなかった住宅でも利用可能となり、200V電源工
事が必要なヒータ設置も必要としないため、電源工事や
タンク設置における工事性も大幅に簡略化することがで
きる。
部による運転制御が、ヒートポンプユニットの暖気運転
時間を、圧縮機の吐出温度検出値と温度設定値との比較
で行われるため暖気運転に無駄がなくヒートポンプユニ
ットが効率よく作動され、動作時のヒートポンプサイク
ルが安定できる。
部により、運転停止時間より所定時間経過までに給湯運
転が行われない場合にも、ヒートポンプユニットが一定
時間の間欠暖気運転を行うため、圧縮機温度をいつでも
給湯可能な温度状態に保ち、ヒートポンプユニットの使
用時間を長くすることができる。
時間を時間でなく圧縮機温度を直接検出することで暖気
時間を効率的に行うことができる。
ユニットの廃熱と送風を利用する位置に空気・冷媒熱交
換器を配設したため、燃焼ユニットが大気へ放出してい
るエネルギーを有効に活用し、しかも大気熱以上の高温
環境で常にヒートポンプユニットの運転が可能となり、
季節に関係なく年間安定した省エネルギー効果を有する
ヒートポンプ給湯を行うことができる。また空気・冷媒
熱交換器出口の温度で燃焼ユニットの能力を可変するよ
うにしたため、燃焼排気ガスで空気・冷媒熱交換器を高
温度環境に配設していても過熱度のオーバー等が制御で
き、常に高効率でヒートポンプ給湯運転ができる。一
方、燃焼ユニット側からの利点として排気部から吹出さ
れる高温の排気ガスが低温化されるために排気部の設置
高さが問題なくなり安全面での有利な効果を有する。ま
た送風機の共用化でコンパクトなユニットの組合わせが
可能となる。
・冷媒熱交換器を燃焼ユニットの熱交換部と共用にした
ため、熱伝達面での効果に加えて、部品削減効果を有
し、また大幅に小型化できるので両ユニットを一体化
し、一つのケースに収納するようなことが可能となり、
さらに設置限定がなくなりパイプシャフト設置も実現で
きる。
成図
ローチャート
ローチャート
ローチャート
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成図
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Claims (7)
- 【請求項1】圧縮機と、冷媒サイクルを切換える四方弁
と、前記圧縮機により供給される冷媒が流れる冷媒流路
と、この冷媒流路が接続されると共に、水流路を有し前
記水流路の入口に給水管、出口に冷温水供給管が接続さ
れ前記冷媒流路の冷媒と前記水流路を流れる水との間で
熱交換を行う水・冷媒熱交換器と、減圧器と、空気・冷
媒熱交換器とが順次閉回路を形成するように接続された
ヒートポンプユニットと、前記給水管に接続された熱交
換部と、前記熱交換部の出口に接続した出湯管と、燃焼
部と、燃焼後の排気を外部へ導出する排気部を備えた燃
焼ユニットとから成り、前記冷温水供給管と前記出湯管
を接続または分離する混合手段と、前記ヒートポンプユ
ニットと前記燃焼ユニットの運転制御を行う制御部とを
有し、前記制御部に前記燃焼ユニットの給湯運転と前記
四方弁を切換えて前記ヒートポンプユニットの給湯運転
または冷水運転並びに両ユニットによる同時給湯運転を
行う選択手段を設けると共に、前記制御部により前記給
水管と前記冷温水供給管との接続をバイパス流路を介し
て切換える切換手段を設けた冷温水供給装置。 - 【請求項2】ヒートポンプユニットと燃焼ユニットとの
同時給湯運転選択時は運転開始時から一定時間は燃焼ユ
ニットの運転を行うと同時に、その間切換手段により給
水管、冷温水供給管をバイパス流路で連通し、水・冷媒
熱交換器の水流路を循環させてヒートポンプユニットの
暖気運転を行い、一定時間経過後は前記バイパス流路を
閉止し、前記ヒートポンプユニットの給湯運転を行い、
要求能力に対する不足分を前記燃焼ユニット運転で行う
請求項1記載の冷温水供給装置。 - 【請求項3】圧縮機に吐出温度を検出する温度検出手段
を有し、前記温度検出手段により検出した温度が温度設
定値になるまでバイパス流路を用いて水流路を循環させ
る請求項2記載の冷温水供給装置。 - 【請求項4】ヒートポンプユニット運転停止時間より所
定時間経過までに運転が行われない場合、前記ヒートポ
ンプユニットを一定時間バイパス流路を用いて水流路を
循環させる間欠暖気運転を行う請求項1記載の冷温水供
給装置。 - 【請求項5】圧縮機に吐出温度を検出する温度検出手段
を有し、前記温度検出手段より検出した温度が温度設定
値になるまでヒートポンプユニットの間欠暖気運転を行
う請求項4記載の冷温水供給装置。 - 【請求項6】空気・冷媒熱交換器を排気部からの排出流
れ内に臨ませ、かつ制御部は、空気・冷媒熱交換器の冷
媒流路の温度で燃焼ユニットの能力を可変する請求項1
ないし5のいずれか1項に記載の冷温水供給装置。 - 【請求項7】燃焼ユニットの熱交換部と空気・冷媒熱交
換器とを一体化した請求項6記載の冷温水供給装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36264798A JP3690155B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 冷温水供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36264798A JP3690155B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 冷温水供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000186856A true JP2000186856A (ja) | 2000-07-04 |
JP3690155B2 JP3690155B2 (ja) | 2005-08-31 |
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ID=18477394
Family Applications (1)
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JP36264798A Expired - Fee Related JP3690155B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 冷温水供給装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3690155B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101373962B1 (ko) | 2012-05-21 | 2014-03-12 | (주)귀뚜라미 | 보일러와 히트펌프를 연계한 하이브리드 시스템 |
KR101395540B1 (ko) | 2012-05-21 | 2014-05-14 | (주)귀뚜라미 | 보일러와 히트펌프를 연계한 하이브리드 시스템 |
-
1998
- 1998-12-21 JP JP36264798A patent/JP3690155B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101373962B1 (ko) | 2012-05-21 | 2014-03-12 | (주)귀뚜라미 | 보일러와 히트펌프를 연계한 하이브리드 시스템 |
KR101395540B1 (ko) | 2012-05-21 | 2014-05-14 | (주)귀뚜라미 | 보일러와 히트펌프를 연계한 하이브리드 시스템 |
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Publication number | Publication date |
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JP3690155B2 (ja) | 2005-08-31 |
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