JP2000186413A - 構造物の外壁施工工法 - Google Patents

構造物の外壁施工工法

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JP2000186413A
JP2000186413A JP10376025A JP37602598A JP2000186413A JP 2000186413 A JP2000186413 A JP 2000186413A JP 10376025 A JP10376025 A JP 10376025A JP 37602598 A JP37602598 A JP 37602598A JP 2000186413 A JP2000186413 A JP 2000186413A
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JP
Japan
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base
tile
brick
adhesive
silica sand
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JP10376025A
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English (en)
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Yoshiaki Morita
好晶 森田
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PS KUNISHIRO KK
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PS KUNISHIRO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、タイル割付工程の後に行われてい
た防水紙の取付作業からなる防水処理工程を排除し、施
工期間を短縮し得るとともに、防水テープや防水紙等の
材料の削減を図り、コストを低減し得ることを目的とし
ている。 【構成】 このため、構造物の外壁の被施工部分へのレ
ンガタイルの割付を設定するタイル割付工程と、レンガ
タイル取付用のベースを取り付けるベース取付工程と、
ベースの全面に接着剤と防水シール剤とからなる接着シ
ール剤を塗布する接着シール剤塗布工程と、ベースにレ
ンガタイルを取り付けるタイル取付工程と、レンガタイ
ル間の目地部分に硅砂を塗布する硅砂塗布工程とを有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は構造物の外壁施工
工法に係り、特にタイル割付工程の後に行われていた防
水紙の取付作業からなる防水処理工程を排除し、施工期
間を短縮し得るとともに、防水テープや防水紙等の材料
の削減を図り、コストを低減し得る構造物の外壁施工工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一戸建て住宅やマンション、あるいは公
共施設等からなる建造物において、外壁部分にレンガタ
イルを取り付けたものがある。
【0003】このようなレンガタイルを使用した建造物
は、加熱処理時の微妙な温度変化によってレンガタイル
に生ずる一種独特な色合いを利用し、レンガタイルの外
観から優しさや重厚感を醸し出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の構造
物の外壁施工工法においては、 (1)タイル割付工程 構造物の外壁の被施工部分へのレンガタイルの割付を設
定する作業。 (2)防水処理工程 間柱に防水紙を取り付ける作業。 (3)ベース取付工程 防水紙上にレンガタイル取付用のベースを取り付ける作
業。 (4)接着シール剤塗布工程 ベースの全面に接着剤と防水シール剤とからなる接着シ
ール剤を塗布する作業。 (5)タイル取付工程 ベースにレンガタイルを取り付ける作業。 (6)硅砂塗布工程 レンガタイル間の目地部分に硅砂を塗布する作業。 の工程を順次行っている。
【0005】しかし、上述した各工程を順次進めること
により、施工期間が長くなって人件費が崇み、総合的な
コストが大となり、経済的に不利であるという不都合が
ある。
【0006】この発明は、構造物の外壁施工期間を大幅
に短縮させ、人件費を削減するとともに、防水処理工程
の省略、つまり防水紙の使用を排除し、部品点数を減少
させてコスト低減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、構造物の外壁の被施工部分
へのレンガタイルの割付を設定するタイル割付工程と、
レンガタイル取付用のベースを取り付けるベース取付工
程と、前記ベースの全面に接着剤と防水シール剤とから
なる接着シール剤を塗布する接着シール剤塗布工程と、
前記ベースにレンガタイルを取り付けるタイル取付工程
と、レンガタイル間の目地部分に硅砂を塗布する硅砂塗
布工程とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
構造物の外壁施工を行う際には、タイル割付工程と、ベ
ース取付工程と、接着シール剤塗布工程と、タイル取付
工程と、硅砂塗布工程とを順次進行させ、従来の如き間
柱に防水紙を取り付ける防水処理工程は排除している。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1〜図4はこの発明の実施例を示すもの
である。図1において、2は構造物、4は外壁である。
【0011】そして、前記構造物2の外壁4部分を施工
する際には、レンガタイル6や窯業系のベース8、接着
シール剤10、硅砂12等が使用される。
【0012】ここで、外壁施工工法の工程について説明
すると、図2に示す如く、第1の工程として、構造物2
の外壁4の被施工部分へのレンガタイル6の割付を設定
するタイル割付工程Aがある。
【0013】第2工程として、レンガタイル6取付用の
ベース8を取り付けるベース取付工程Bがある。
【0014】第3工程として、前記ベース8の全面に接
着剤と防水シール剤とからなる接着シール剤10を塗布
する接着シール剤塗布工程Cがある。
【0015】第4工程として、前記ベース8にレンガタ
イル6を取り付けるタイル取付工程Dがある。
【0016】第5工程として、レンガタイル6間の目地
14部分に硅砂12を塗布する硅砂塗布工程Eがある。
【0017】次に、各工程毎に詳細に説明すると、第1
の工程であるタイル割付工程Aは、図1及び図3に示す
如く、間柱16や土台水切り18等を装着した下地完成
段階において、構造物2の外壁4の被施工部分となる下
地完成部分へのレンガタイル6の割付を設定するもので
ある。
【0018】また、第2工程であるベース取付工程B
は、図1、図3及び図4に示す如く、間柱16にリング
釘20によってベース8を取り付けるものである。
【0019】そして、ベース8は、図4に示す如く、レ
ンガタイル6を取り付ける表面8a側を、例えば平坦に
形成される。
【0020】更に、第3工程である接着シール剤塗布工
程Cは、図1、図3及び図4に示す如く、前記ベース8
の全面に接着シール剤10を塗布するものである。この
とき、接着シール剤10は、接着剤と防水シール剤とを
混合して製造され、ベース8への塗布後に、レンガタイ
ル6の接着とベース8の連結箇所における防水シールと
を果たしている。
【0021】更にまた、第4工程であるタイル取付工程
Dは、前記ベース8にレンガタイル6を取り付けるもの
である。
【0022】そして、レンガタイル6は、接着面積を増
加させるべく、ベース8側に取り付けられる裏面6bを
凹凸形状、例えば図4に示す如く、波形(「鋸刃形」と
もいう)に形成される。
【0023】前記第5工程である硅砂塗布工程Eは、レ
ンガタイル6間の目地14部分に目地モルタル22を入
れ、この目地モルタル30表面に硅砂12を塗布するも
のである。
【0024】なお、符号24は外付けサッシュ、26は
シールを施すためのシーリング剤、28は連結ジョイナ
である。
【0025】次に作用を説明する。
【0026】前記構造物2の外壁施工を行う際には、第
1の工程であるタイル割付工程Aと、第2工程であるベ
ース取付工程Bと、第3工程である接着シール剤塗布工
程Cと、第4工程であるタイル取付工程Dと、第5工程
である硅砂塗布工程Eとを順次進行させればよい。
【0027】このとき、従来の如き間柱に防水紙を取り
付ける防水処理工程は排除されている。
【0028】そして、第3工程である接着シール剤塗布
工程Cにおいては、ベース8の全面に接着シール剤10
を塗布することで、接着剤としての機能と防水シール剤
としての機能との両方の機能を発揮している。
【0029】また、第4工程であるタイル取付工程Dに
おいては、前記ベース8の表面8a側にレンガタイル6
の裏面6bを接着する。
【0030】これにより、前記構造物2の外壁施工の際
に、防水紙の取付作業からなる防水処理工程を排除する
ことができ、従来の外壁施工工法に比し、施工期間を短
縮し得て、実用上有利である。
【0031】また、防水処理工程の排除によって、防水
テープや防水紙等の材料を削減することができ、コスト
を低減し得て、経済的に有利である。
【0032】更に、防水処理工程を排除しても、前記ベ
ース8の全面に塗布される接着シール剤10が完璧な防
水機能を発揮することとなり、雨漏り等の防水処理に関
する不具合が全くないとともに、接着シール剤10の塗
布作業のみで簡単に対処でき、使い勝手を向上し得る。
【0033】更にまた、前記レンガタイル6の裏面6b
を凹凸形状としたことにより、接着面積が大となり、接
着状態を堅固とすることができる。
【0034】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0035】例えば、この発明の実施例においては、レ
ンガタイルの裏面に凹凸形状を形成したが、ベースの表
面側のみ、あるいはベースの表面とレンガタイルの裏面
との両方に凹凸形状に形成することも可能である。
【0036】そして、形成する凹凸形状は、連続する波
形のみでなく、間欠的な形状等の任意の形状とすること
ができる。
【0037】しかも、ベースの表面とレンガタイルの裏
面との両方に波形の凹凸形状を形成した際には、ベース
へのレンガタイルの接着時に、凹凸形状を合致、あるい
は凹凹及び凸凸部分を対峙させて施工作業を行うことが
できるものである。
【0038】さすれば、少なくとも一方に形成した凹凸
形状によって接着シール剤を確保することができ、接着
状態を確実なものとし得て、実用上有利である。
【0039】また、この発明においては、構造物の外壁
施工工法として説明したが、外壁以外にも、構造物の内
壁部分や通路等の手すり部分、あるいは床面の施工を行
うこともできる。
【0040】更に、この発明の実施例においては、接着
剤と防水シール剤とを混入させ、接着剤による接着機能
と防水シール材による防水機能とを有する接着シール剤
を使用する構成としたが、接着剤や防水シール剤以外に
も、防火剤や防音・吸音剤、抗菌剤、防虫剤、あるいは
汚れ防止剤等を混入させ、接着シール剤の機能を拡大さ
せる構成とすることも可能である。
【0041】さすれば、接着シール剤に、接着機能や防
水機能以外にも、防火機能や防音・吸音機能、抗菌機
能、防虫機能、そして汚れ防止機能等の各種機能を付加
させることができ、簡単な接着シール剤の塗布作業によ
って、各種機能を発揮させ得て、実用上有利である。
【0042】更にまた、この発明の実施例においては、
構造物の外壁施工工法における各工程において、第5工
程であるレンガタイル間の目地部分に硅砂を塗布する硅
砂塗布工程Eを追加して説明したが、作業においては、
上記の硅砂塗布工程Eが不要となる場合もあり、硅砂塗
布工程Eを排除した構造物の外壁施工工法とすることも
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、構造物の外壁の被施工部分へのレンガタイルの割
付を設定するタイル割付工程と、レンガタイル取付用の
ベースを取り付けるベース取付工程と、ベースの全面に
接着剤と防水シール剤とからなる接着シール剤を塗布す
る接着シール剤塗布工程と、ベースにレンガタイルを取
り付けるタイル取付工程と、レンガタイル間の目地部分
に硅砂を塗布する硅砂塗布工程とを有するので、前記構
造物の外壁施工の際に、防水紙の取付作業からなる防水
処理工程を排除することができ、従来の外壁施工工法に
比し、施工期間を短縮し得て、実用上有利である。ま
た、防水処理工程の排除によって、防水テープや防水紙
等の材料を削減することができ、コストを低減し得て、
経済的に有利である。更に、防水処理工程を排除して
も、前記ベースの全面に塗布される接着シール剤が完璧
な防水機能を発揮することとなり、雨漏り等の防水処理
に関する不具合が全くないとともに、接着シール剤の塗
布作業のみで簡単に対処でき、使い勝手を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構造物の外壁施工工法にお
ける各工程を示す外壁の概略説明正面図である。
【図2】構造物の外壁施工工法の工程図である。
【図3】外壁の平面図である。
【図4】外壁のベースとレンガタイルと接着シール剤と
を示す概略拡大断面図である。
【符号の説明】
2 構造物 4 外壁 6 レンガタイル 6b 裏面 8 ベース 8a 表面 10 接着シール剤 12 硅砂 14 目地 16 間柱 18 土台水切り 20 リング釘 22 目地モルタル 24 外付けサッシュ 26 シーリング剤 28 連結ジョイナ A タイル割付工程 B ベース取付工程 C 接着シール剤塗布工程 D タイル取付工程 E 硅砂塗布工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 DE01 DF01 DF04 DH12 DH13 DH23 EA01 EA05 EA08 FA04 FA06 FA11 FA52 FA53 FA54 FA63 GA10 HF00 HF02 HF12 HF14 HF15 KA05 LA04 MA01 MA06 2E110 AA02 AA14 AA29 AA33 AA42 AA50 AA65 AA70 AB04 AB05 AB22 AB23 BA12 BC09 BC13 BC15 CA04 CA17 CA23 CC04 DA03 DA12 DA16 DC15 DC21 DD03 DD12 GA02Z GA29Z GA33W GA33Y GA33Z GA43Z GB14Z GB24Z GB28W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の外壁の被施工部分へのレンガタ
    イルの割付を設定するタイル割付工程と、レンガタイル
    取付用のベースを取り付けるベース取付工程と、前記ベ
    ースの全面に接着剤と防水シール剤とからなる接着シー
    ル剤を塗布する接着シール剤塗布工程と、前記ベースに
    レンガタイルを取り付けるタイル取付工程と、レンガタ
    イル間の目地部分に硅砂を塗布する硅砂塗布工程とを有
    することを特徴とする構造物の外壁施工工法。
  2. 【請求項2】 前記ベースは、レンガタイルを取り付け
    る表面側を凹凸形状に形成した請求項1に記載の構造物
    の外壁施工工法。
  3. 【請求項3】 前記レンガタイルは、接着面積を増加さ
    せるべくベース側に取り付けられる裏面を凹凸形状に形
    成した請求項1に記載の構造物の外壁施工工法。
JP10376025A 1998-12-18 1998-12-18 構造物の外壁施工工法 Pending JP2000186413A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105926879A (zh) * 2016-06-30 2016-09-07 南京倍立达新材料系统工程股份有限公司 Grc面砖复合装饰外墙板
CN106592754A (zh) * 2016-12-27 2017-04-26 中建四局第五建筑工程有限公司 一种能够保证深基坑地下室防水施工质量的方法

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