JP2000186233A - 塗膜、それを使用した事務機器用部材及び事務機器 - Google Patents

塗膜、それを使用した事務機器用部材及び事務機器

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JP2000186233A
JP2000186233A JP10364413A JP36441398A JP2000186233A JP 2000186233 A JP2000186233 A JP 2000186233A JP 10364413 A JP10364413 A JP 10364413A JP 36441398 A JP36441398 A JP 36441398A JP 2000186233 A JP2000186233 A JP 2000186233A
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coating film
sea
conductive agent
toner
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Mitsuharu Takagi
光治 高木
Tokuo Okada
徳男 岡田
Toshiaki Arai
利晃 荒井
Takahiro Kawagoe
隆博 川越
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少い導電剤の添加量で、樹脂の体積固
有抵抗を効果的に低減化し、高硬度化や脆弱化などの問
題を生じることなく、体積固有抵抗の低い塗膜を得る。 【解決手段】 複数の樹脂を混合してなる混合樹脂中に
導電剤を分散してなる塗膜において、海部を構成するマ
トリックス樹脂中に他の樹脂からなる微小な島部が分散
した海島構造を有し、上記導電剤の粒子が上記海部を構
成するマトリックス樹脂中に選択的に分散してなること
を特徴とする塗膜を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等の事務機器に用いられるローラ等の各種部材に、表
面コート層として好適に用いられる塗膜、及び該塗膜を
表面に被覆した事務機器用部材、更には該事務機器用部
材を具備した事務機器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
複写機、プリンター等の事務機器には、帯電、現像、転
写、中間転写、トナー層形成、トナー搬送、トナー撹
拌、クリーニング、定着、紙搬送等を行うベルト、ロー
ラ、ドラム、ブレード等、種々の部材が使用されてい
る。これらの部材は、多くの場合軟らかさが要求され、
ゴム状弾性体やフォーム体を金属、繊維状物或いは樹脂
成形体と積層或いは複合して用いられている。
【0003】更にこれらのゴム状弾性体やフォーム体表
面に、感光体の汚染防止、トナー付着防止、トナーの帯
電制御、抵抗調整、摩擦係数の制御等、種々の目的で樹
脂の塗膜が施される場合が多い。
【0004】一方、複写機やプリンターなどの事務機器
に用いられるローラ等の部材は、ほとんどの場合、部材
間あるいはトナー等の現像剤との間で、静電気力を利用
したプロセスに用いられており、このため当該プロセス
を制御するために部材の抵抗調整が重要な技術となって
くる。
【0005】ここで、これら事務機器用部材に樹脂の塗
膜を形成する場合、ほとんどの樹脂はその体積固有抵抗
が1012Ωcm以上であるため、樹脂単体を部材表面に
設けると部材の抵抗が上昇してしまい、静電気力を利用
したプロセスを制御することができなくなってしまう。
【0006】この場合、塗膜の厚さを薄くすることによ
り、抵抗値の上昇を抑制することは可能であるが、塗膜
を薄くすると使用とともにこの塗膜が摩耗し、又は剥離
してしまうなどの不都合が生じやすく、塗膜に用いた樹
脂の特性を十分に確保できない場合が多い。そこで、塗
膜を形成する樹脂中に抵抗調整のためにカーボンなどの
導電剤を添加して、塗膜の体積固有抵抗を下げることが
試みられている。
【0007】しかしながら、導電剤の添加により樹脂塗
膜の体積固有抵抗を十分に低抵抗化するには、大量の導
電剤を樹脂中に配合しなければならず、このため塗膜が
高硬度化、脆弱化してしまったり、またコスト高を招く
などの問題を生じることとなってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結
果、互いに非相溶な複数の樹脂を混合してミクロ的に不
均一な相分離構造を有する混合樹脂を調製し、そのマト
リックス樹脂中に導電剤を選択的に分散させることによ
り、導電剤の添加量が比較的少量であっても、樹脂の体
積固有抵抗を効果的に低減化することができ、上述した
高硬度化や脆弱化などの問題を生じることなく、体積固
有抵抗の低い塗膜を安価に形成することができることを
見出した。
【0009】即ち、互いに非相溶性の樹脂を混合する
と、その混合樹脂は樹脂中にミクロ的に不均一な相分離
構造を形成するが、この相分離構造は多くの場合、海部
を構成するマトリックス樹脂中に他の樹脂からなる微小
な島部が分散した海島構造を形成する。この海島構造を
有する混合樹脂中にカーボンブラック等の導電剤を添加
すると、導電剤と各樹脂との親和性の相違から導電剤
は、一方の樹脂にのみ選択的に分散して、樹脂中におけ
る導電剤の偏在が生じる。この場合、海部を構成するマ
トリックス樹脂として導電剤との親和性が高い樹脂を選
択して、マトリックス樹脂中に導電剤を偏在分散させる
ことにより、海島構造の海部に偏在した導電剤微粒子同
士の導電経路が容易に形成され、少量の導電剤でも効果
的に体積固有抵抗を低下させ得るものである。
【0010】従って、本発明は、複数の樹脂を混合して
なる混合樹脂中に導電剤を分散してなる塗膜において、
海部を構成するマトリックス樹脂中に他の樹脂からなる
微小な島部が分散した海島構造を有し、上記導電剤の粒
子が上記海部を構成するマトリックス樹脂中に選択的に
分散してなることを特徴とする塗膜を提供するものであ
る。
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の塗膜は、上述のように、海部を構成するマトリ
ックス樹脂中に他の樹脂からなる微小な島部が分散した
海島構造を有し、かつ導電剤の粒子が上記海部を構成す
るマトリックス樹脂中に選択的に分散したものである。
【0012】上記海部を構成するマトリックス樹脂とし
ては、塗膜の用途や塗膜を形成する基材の材質などに応
じて適宜選定され、特に制限されるものではないが、例
えば複写機やプリンターなどの電子写真装置に用いられ
る各種部材に形成される塗膜であれば、フッ素樹脂、ウ
レタン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリビニルアセタ
ール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、
アルキッド樹脂、メラミン樹脂、ケトン樹脂、アイオノ
マー樹脂、ポリブタジエン樹脂、塩素化ポリエチレン樹
脂、塩化ビニリデン樹脂、アクリルウレタン樹脂、エチ
レン酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル樹脂、スチ
レンアクリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、スチレン
マレイン酸樹脂、スチレンアクリル樹脂、エチレンアク
リル樹脂等が挙げられ、これらの1種又は2種以上の混
合樹脂とすることができる。これのなかでも特にポリア
ミド樹脂、アクリルウレタン樹脂、アルキッド樹脂、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂あるいはそ
れらの混合物が塗膜強度や帯電性能等が良いので好まし
い。
【0013】また、このマトリックス樹脂中に微小な島
部として分散する上記他の樹脂としては、上記マトリッ
クス樹脂に対して非相溶性のものであれば良く、塗膜に
求められる特性などに応じて適宜選定され、特に制限さ
れるものではないが、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポ
リオレフィン等が例示される。この場合、例えば複写機
やプリンターなどの電子写真装置に用いられる各種部材
に形成される塗膜であれば、相手材に対して高い帯電性
の付与が可能であり、しかも適度な硬度を有することか
ら、特にシリコーン樹脂が好ましく用いられ、シリコー
ン樹脂としては、シリコーンオイル、シリコーンレジ
ン、シリコーンゴム、あるいはこれらの変性体等のいず
れであってもよい。
【0014】また、導電剤としては、上記マトリックス
樹脂と高い親和性を有するものであればよく、ケッチェ
ンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラッ
ク;SAF、ISAF、HAF、FEF、GPF、SR
F、FT、MT等のゴム用カーボン;酸化処理を施した
インク用カーボン、熱分解カーボン、グラファイト;酸
化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛等の導電性金属酸化物;
ニッケル、銅等の金属などの導電性粉体を例示すること
ができるが、特にカーボンブラックが好ましく用いられ
る。
【0015】本発明の塗膜は、複数の樹脂を混合して上
記マトリックス樹脂からなる海部中に上記他の樹脂が微
小な島部として分散した海島構造を有する混合樹脂を得
ると共に、この混合樹脂中に上記導電剤を添加混合する
ことにより、該導電剤の粒子を上記海部を構成するマト
リックス樹脂中に選択的に分散させたものである。
【0016】この場合、上述の海島構造を確実に形成す
るため、上記海部を構成するマトリックス樹脂と上記微
小な島部を形成する他の樹脂とは互いに非相溶性でなけ
ればならず、また混合比も一様なマトリックス樹脂中に
上記他の樹脂が島部として分散するように調整する必要
がある。更に、上記マトリックス樹脂に対する上記導電
剤の親和性が、上記他の樹脂に対するそれよりも高くな
るように、導電剤及び樹脂を選択する必要がある。
【0017】ここで、混合する樹脂同士が互いに非相溶
であるためには、当該樹脂間の溶解度パラメータの差が
0.5以上、特に1以上となるように樹脂を選択するこ
とが好ましく、これにより上記海島構造を確実に形成さ
せることができる。例えば、シリコーン樹脂は表面自由
エネルギーが極めて小さく、溶解度パラメータが7〜8
程度であり、これにマトリックス樹脂として例えばメラ
ミン樹脂を用いると、このメラミン樹脂の溶解度パラメ
ータは9.5程度であるため、両者は確実に非相溶の系
となり、メラミン樹脂からなる海部中にシリコーン樹脂
からなる微小な島部が分散した海島構造を有する混合樹
脂が得られる。そして、例えば導電剤としてカーボンブ
ラックを用いると、同様の理由によりシリコーン樹脂と
カーボンブラックとの親和性が悪いためにシリコーン樹
脂中にはほとんど分散せず、親和性のよいメラミン樹脂
中に選択的に分散する。なお、上記非相溶の状態は、例
えばノマルスキー型偏光顕微鏡で直接皮膜を観察するこ
とにより確認することができ、またガラス転移温度(T
g)を測定しTgが分離して複数測定されることをもっ
て、非相溶状態を確認することも可能である。
【0018】また、樹脂の混合比は、当然にマトリック
ス樹脂の比率、即ち導電剤との親和性のよい樹脂の比率
を高くする必要があり、その比率が低いと導電剤の分散
したマトリックス樹脂が上記他の樹脂に分断されて、導
電剤による導電経路も分断され、体積固有抵抗の低減化
効果が十分に得られない場合があり、場合によっては導
電剤と樹脂との親和性が十分確保できないために導電剤
の凝集が起こり、導電経路がほとんど形成されずに、ほ
とんど抵抗が下がらない場合もある。
【0019】マトリックス樹脂と他の樹脂との具体的な
混合比は用いる樹脂の種類に応じて適宜設定され、特に
制限されるものではないが、通常マトリックス樹脂/他
の樹脂の重量比で、9/1〜7/3程度とされる。ま
た、導電剤の添加量は、塗膜に求められる導電性や導電
剤の種類、用いる樹脂成分の種類、マトリックス樹脂と
他の樹脂との混合比率などに応じて種々選定され、特に
制限されるものではないが、例えば導電剤としてカーボ
ンブラックを用いた場合、全樹脂成分に対して10〜5
0phr、特に20〜30phr程度とすることがで
き、本発明によれば、この程度の低添加量で1012〜1
8Ωcm、特に1010〜106Ωcmもの低い体積固有
抵抗率を達成することができる。
【0020】なお、上記海部を構成するマトリックス樹
脂は、1種の樹脂でも、互いに良好な相溶性を有する複
数の樹脂が混合されたものであってもよい。また、上記
島部を構成する他の樹脂として2種以上の樹脂を用いる
ことも可能であり、この場合互いに相溶性を有するが、
いずれも上記マトリックス樹脂とは非相溶性の2種以上
の樹脂が混合された微小な島部がマトリックス樹脂中に
分散したものであっても、互いに非相溶性の2種以上の
樹脂がそれぞれ微小な島部としてマトリックス樹脂中に
分散したものであってもよい。
【0021】本発明の塗膜は、通常、上記マトリックス
樹脂、他の樹脂、導電剤及びその他の添加剤に溶剤を加
えて塗料とし、これを所定の基材にディップ法、ロール
コーター法、ドクターブレード法、あるいはスプレー法
寺により塗布し、乾燥、硬化させることで形成すること
ができる。
【0022】上記溶剤としては、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素系溶媒、へキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、シク
ロヘキサン等の脂環族炭化水素系溶媒、酢酸エチル等の
エステル系溶媒、イソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエ一テル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の
アミド系溶媒、クロロフォルム、ジクロロエタン等のハ
ロゲン化炭化水素系溶媒など、及びこれらの混合溶媒等
が好ましく用いられる。
【0023】上記塗料には、本発明の目的を逸脱しない
範囲で、各種触媒や分散剤、荷電制御剤、滑材等の公知
の添加剤を、適量添加することができる。
【0024】以下に本発明の塗膜を表面に被覆した事務
機器用部材の例として、電子写真方式やトナー飛翔画像
形成方式で用いられるトナー担持ローラについて説明す
る。本発明のトナー担持ローラは、図1に例示するよう
に、良導電性シャフトs等の外側に導電性を有する導電
性弾性層3、更にその表面に本発明の塗膜からなる表面
層2を形成したものである。
【0025】上記導電性弾性層3としては、適宜なゴム
材料に導電剤を添加して導電性を付与した弾性体が好適
に用いられる。ゴム材料としては特に限定されないが、
ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、天然ゴ
ム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、ク
ロロプレンゴム、ブチルゴム、エピクロルヒドリンゴム
等が例示され、これらの1種又は2種以上の混合ゴムを
用いることができ、特に、ニトリルゴム、ウレタンゴ
ム、エピクロルヒドリンゴムおよびエチレンプロピレン
ゴムが好ましく用いられる。
【0026】また、この導電性弾性層3に添加される導
電剤としては、イオン導電剤および電子導電剤がある。
イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウ
ム、テトラブチルアンモニウム、ラウリルトリメチルア
ンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウム、オク
タデシルトリメチルアンモニウム、ドデシルトリメチル
アンモニウム、へキサデシルトリメチルアンモニウム、
ベンジルトリメチルアンモニウム、変性脂肪酸ジメチル
エチルアンモニウム等の過塩素数塩、塩素酸塩、塩酸
塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、硫酸
塩、エチル硫酸塩、カルボン酸塩、スルフォン酸塩など
のアンモニウム塩;リチウム、ナトリウム、カルシウ
ム、マグネシウム等のアルカリ金属あるいはアルカリ土
類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩、塩酸塩、臭素酸塩、ヨ
ウ素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、トリフルオロメチル硫
酸塩、スルフォン酸塩などが挙げられる。
【0027】電子導電剤の例としては、ケッチェンブラ
ック、アセチレンブラック等の導電性カーボン;SA
F、ISAF、HAF、FEF、GPF、SRF、F
T、MT等のゴム用カーボン;酸化処理を施したインク
用カーボン、熱分解カーボン、グラファイト;酸化ス
ズ、酸化チタン、酸化亜鉛等の導電性金属酸化物;ニッ
ケル、銅等の金属等を例示することができる。
【0028】これらの導電剤の添加量は、特に制限され
るものではないが、上記イオン導電剤の場合、上記ゴム
成分100重量部に対して0.01〜5重量部、好まし
くは0.05〜2重量部程度とすることができ、電子導
電剤は、1〜50重量部、好ましくは5〜40重量部程
度とすることができ、これにより導電性ゴム層の抵抗値
を103〜1010Ω・cm、特に104〜108Ω・cm
に調整することが好ましい。なお、この導電性弾性層に
は、上記導電剤以外にも必要に応じて公知の充填剤、架
構剤等、その他のゴム用添加剤を適宜添加することがで
きる。
【0029】この導電性弾性層3の硬度は、特に制限さ
れるものではないが、JIS一Aで60゜以下、特に2
5〜55゜とすることが好ましい。この場合、硬度が6
0゜を超えるとトナー担持ローラが硬くなり、感光体等
との接触面積が小さくなって、良好な画像形成が行えな
くなる場合がある。更には、トナーにダメッジを与えて
感光体や成層ブレードへのトナー固着等が発生して画像
不良となる場合もある。逆にあまり低硬度になると、感
光体や成層ブレードとの摩擦が大きくなり、ジッター等
の画像不良が発生する場合がある。
【0030】この導電性弾性層3は、感光体や成層ブレ
ード等と当接して使用されることから、圧縮永久歪みが
小さいことが好ましく、具体的には、20%以下、特に
10%以下とすることが好ましい。この場合、上記ポリ
ウレタンゴムは、圧縮永久歪みを小さく設計でき、特に
好ましく用いられる。
【0031】また、導電性弾性層3の表面粗さは、特に
制限されるものではないが、JIS10点平均粗さで、
15μmRz以下、特に3〜10μmRzとすることが
好ましい。JIS10点平均粗さが15μmRzを超え
ると、トナー担持口一ラの表面層を厚く形成する必要が
あり、その結果、トナー担持ローラ表面が硬くなって、
トナーにダメッジを与え、感光体や成層ブレードへのト
ナー固着等が発生して画像不良となる場合がある。一
方、JIS10点平均粗さが小さ過ぎると表面層を形成
した時に、トナー担持口一ラ表面のRzが小さくなりす
ぎ、トナー担持量が少なくなって、画像濃度が低下する
場合がある。
【0032】この導電性弾性層3上に上記本発明塗膜か
らなる表面層2を上述した方法で形成することにより、
本発明のトナー担持ローラ1を得ることができる。
【0033】この表面層2の好ましい抵抗植の範囲は、
103〜1016Ωcmであり、更に好ましくは、105
1010Ωcmである。本発明の塗膜によれば、このよう
な好適な抵抗値を、少ない導電剤の添加により、塗膜の
高硬度化や脆弱化を招くことなく、容易かつ安価に達成
することができるものである。なお、トナー担持ローラ
の抵抗としては、103〜1010Ωcm、特に104〜1
9Ωcm程度とすことが好ましい。
【0034】また、表面層2を形成したトナー担持ロー
ラ1の表面粗さは、特に制限されるものではないが、J
IS10点平均粗さで、10μmRz以下、特に1〜8
μmRzとすることが好ましい。10μmRzを超える
と、トナーの帯電量が小さくなったり逆帯電トナーが生
じて、画像カブリを生じる場合があり、一方表面粗さが
小さすぎるとトナー担持量が少なくなり、画像濃度が低
下する場合がある。
【0035】この表面層2の厚みは、特に制限されるも
のではないが、通常は3〜50μm程度、特に5〜30
μmとすることが好ましい。表面層の厚さが薄いと、局
所的な放電が起こり、画像に白横線が発生しやすくな
り、逆に厚過ぎると、トナー担持口一ラの表面が硬くな
り、トナーにダメッジを与えて感光体や成層ブレードへ
のトナー固着等が発生して画像不良となる場合がある。
【0036】本発明の塗膜は、上記トナー担持ローラ1
のように、各種事務機器用部材の表面層用塗膜として好
適に用いられるものである。本発明の塗膜を表面に被覆
した事務機器用部材を具備した事務機器の種類について
は、特に制限はなく、例えば(1)トナーを担持したト
ナー担持ローラを静電潜像を保持した画像形成体(感光
体等)に接触させて、トナーを該画像形成体の潜像に付
着させることにより画像形成を行う加圧現像方式、
(2)紙葉類からなる画像形成体に、トナー担持口一ラ
に担持させたトナーを孔状の制御電極を介して直接飛翔
せしめて、画像を形成する方式、(3)画像形成体(感
光体等)に近接して非接触状態に配設されたトナー担持
体の表面に、薄層に成層したトナーを担持し、これを感
光体上に飛翔させて現像を行い、画像を形成する方式、
などで画像形成を行う画像形成装置等が挙げられる。
【0037】本発明のトナー担持体を具備した画像形成
装置の一例としては、図2に示す加圧現像方式の装置を
挙げることができる。即ち、トナーを供給するためのト
ナー塗布用口一ラ4と静電潜像を保持した画像形成体
(感光体)5との間に、トナー担持ローラ(現像ロー
ラ)1が配設され、これらトナー担持ローラ1、画像形
成体5及びトナー塗布用ローラ4がそれぞれ因中矢印方
向に回転することにより、トナー6がトナー塗布用ロー
ラ4によりトナー担持ローラ1の表面に供給され、この
トナーが成層ブレード7により均一な薄層に整えられ、
この状態でトナー担持ローラ1が画像形成体5と接触し
ながら回転することにより、薄層に形成されたトナーが
トナー担持ロ一ラ1から画像形成体5の潜像に付着し
て、該潜像が可視化するようになっている。なお、図中
8は転写部であり、ここで紙等の記録媒体にトナー画像
を転写するようになっており、9はクリーニング部であ
り、そのクリーニングブレード10により転写後に画像
形成体5表面に残存するトナーを除去するようになって
いる。
【0038】
【実施例】以下に実施例、比較例を示して、本発明を具
体的に説明するが本発明は下記実施例に限定されるもの
ではない。 [実施例]表面コート層用樹脂として、オイルフリーア
ルキッド樹脂、メラミン樹脂(ともに大日本インキ化学
工業社製)、エポキシ樹脂(長瀬化成社製「デナコール
314」)、シリコーン樹脂(信越シリコーン社製「K
R211」)を用い、これらをMEK(メチルエチルケ
トン)溶媒中に樹脂濃度がアルキッド樹脂/メラミン樹
脂/エポキシ樹脂/シリコーン樹脂=31/31/16
/22(重量比)となるように投入し、全体の樹脂濃度
が30重量%の塗料を作製した。
【0039】この塗料に触媒としてモノエチルアミンを
上記エポキシ樹脂対比2phrとなるよう添加すると共
に、カーボンブラック(Deggusa社製「printex 35」)
を全樹脂対比25phr添加し、ガラスビーズを入れた
ペイントシェーカーにて6時間振とうしてよく撹拌し、
塗料を調製した。
【0040】得られた塗料をガラスプレート上に塗布し
乾燥させて塗膜を形成し、その表面をノマルスキー顕微
鏡にて観察したところ、一様な海部を構成するマトリッ
クス樹脂中に他の樹脂が微小な島部として分散した海島
構造を有しており、カーボンブラック粒子が海島構造の
海部を構成するマトリックス樹脂中に偏在して分散して
いることが確認された。
【0041】また、上記塗料をバーコーターにより銅板
上に塗布し、100℃で3時間加熱して塗膜サンプルを
得た。得られた、塗膜サンプルの体積固有抵抗を測定し
たところ、電界強度10[V/μm]の時に1.0×1
10Ωcmであった。
【0042】一方、分子量2500のポリイソプレンポ
リオール(OH価=47.1)100重量部に、アセチ
レンブラック2.85重量部を配合し、混合機で混合し
てポリオール組成物を調製した。このポリオール組成物
を減圧下に撹拌して脱泡した後に、クルードジフェニル
メタンジイソシアナート(NCO=31.5%)13.
33重量部を加えて撹拌し、更にジブチルチンジラウレ
ート0.001重量部を加えて撹拌した。次いで、これ
をシャフトを配置してなる90℃に加熱した金型に注型
し、90℃で12時間硬化させて、金属シャフトの外周
に導電性弾性層を形成した口一ラを得た。得られた口一
ラの表面を研磨して、表面をJIS10点平均粗さ7μ
mRzに調整した。
【0043】このローラの表面に上記塗料をディップ法
により塗布し、110℃で3時間加熱して塗膜を形成
し、この塗膜からなる厚さ15μmの表面層を有する図
1に示した構造のローラを得た。
【0044】このローラにつき、図3に示した回転抵抗
側定器にてこのローラと対極電極(金属ドラム)との間
に100Vの電圧を印加したときの抵抗値を測定したと
ころ、その抵抗値は6.3×106Ωであった。また、
このローラを図2に示された現像装置(画像形成装置)
に、現像ローラ(トナー担持ローラ)1として装着し、
画像形成(現像)を行ったところ、良好な画像が得られ
た。
【0045】[比較例1]シリコーン樹脂を用いずに、
樹脂の混合比率をアルキッド樹脂/メラミン樹脂/エポ
キシ樹脂/=64/12/20(重量比)としたこと以
外は、実施例と同様にして、全体の樹脂濃度が30重量
%の塗料を作製した。
【0046】得られた塗料を用いて、実施例と同様にガ
ラス板上に塗膜を形成し、その表面をノマルスキー顕微
鏡にて観察したところ、海島構造は見られず、カーボン
ブラックは大きな導電経路が形成されずに、均一に分散
していることが確認された。また、実施例と同様に銅板
上に塗膜サンプルを形成し、体積固有抵抗を測定したと
ころ、電界強度10[V/μm]の時に1.0×1014
Ωcmで、実施例の塗膜よりもかなり電気抵抗の高い塗
膜であった。
【0047】次いで、この塗料を用い、実施例と同様に
してローラ表面に塗膜を形成し、図3の回転抵抗測器に
より、実施例と同様にしてローラの抵抗値を測定したと
ころ抵抗値は1.6×108Ωで、実施例のローラより
かなり抵抗値の高いものであった。また、実施例と同様
にこのローラを現像ローラとして用い、図2に示した現
像装置を構成して画像形成を行ったところ、現像ローラ
の電気抵抗が高すぎることに起因する現像バイアス不足
により十分な画像濃度を確保することができなかった。
【0048】[比較例2]カーボンブラックの添加量を
60phrに増量したこと以外は比較例1と同様にして
塗料を調製し、実施例と同様に銅板上に塗膜サンプルを
形成して、体積固有抵抗を測定したところ、電界強度1
0[V/μm]の時に5.0×1010Ωcmで、塗膜の
電気抵抗は十分に低くなっていた。
【0049】次いで、この塗料を用い、実施例と同様に
してローラ表面に塗膜を形成し、図3の回転抵抗測器に
より、実施例と同様にしてローラの抵抗値を測定したと
ころ抵抗値は6.9×106Ωで、抵抗値は十分に低い
ものであったが、ローラの表面は荒れたものとなってお
り、また表面層を構成する塗膜は非常に硬くて脆く、亀
裂の生じやすい状態となってしまったため、現像ローラ
としては使用不可なものであった。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の塗膜によれば、
導電剤の添加量が比較的少量であっても、樹脂の体積固
有抵抗を効果的に低減化することができ、高硬度化や脆
弱化などの問題を生じることなく、体積固有抵抗の低い
塗膜を安価に形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるトナー担持ローラ(事務機器用
部材)の一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明にかかる画像形成装置(事務機器)を示
す概略図である。
【図3】実施例,比較例で用いた回転抵抗側定器を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 トナー担持ローラ(事務機器用部材) 2 塗膜(表面層) 3 導電性弾性層 4 トナー塗布用ローラ 5 感光体(画像形成体) 6 トナー 7 成層ブレード 8 転写部 9 クリーニング部 10 クリーニングブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 163/00 C09D 163/00 167/08 167/08 175/14 175/14 177/00 177/00 183/04 183/04 201/00 201/00 G03G 15/08 501 G03G 15/08 501D (72)発明者 川越 隆博 埼玉県所沢市青葉台1302−57 Fターム(参考) 2H077 AD06 AD13 EA15 EA16 FA01 FA13 FA22 FA25 4F006 AA04 AA55 AA56 AB33 AB34 AB36 AB37 AB38 AB39 AB72 BA07 CA00 DA04 4J038 CA021 CA041 CB051 CB061 CB161 CB171 CC021 CC041 CC051 CD061 CD081 CD091 CE061 CF031 CF041 CG071 CG141 CG161 CJ011 CJ281 DA021 DA031 DA111 DA161 DB001 DD001 DD231 DE001 DG001 DG191 DH001 DL032 HA026 HA036 HA066 HA216 KA12 KA20 MA09 NA20 PB09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の樹脂を混合してなる混合樹脂中に
    導電剤を分散してなる塗膜において、海部を構成するマ
    トリックス樹脂中に他の樹脂からなる微小な島部が分散
    した海島構造を有し、上記導電剤の粒子が上記海部を構
    成するマトリックス樹脂中に選択的に分散してなること
    を特徴とする塗膜。
  2. 【請求項2】 上記島部を構成する他の樹脂としてシリ
    コーン樹脂を含有するものである請求項1記載の塗膜。
  3. 【請求項3】 上記導電剤がカーボンブラックである請
    求項1又は2記載の塗膜。
  4. 【請求項4】 上記海部を構成するマトリックス樹脂
    が、アルキッド樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポ
    リアミド樹脂、フェノール樹脂又はアクリルウレタン樹
    脂、あるいはこれらの2種以上の混合樹脂である請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の塗膜。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の塗膜を表面に被覆してなることを特徴とする事務機器
    用部材。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の塗膜を表面に被覆したトナー担持ローラである請求項
    5記載の事務機器用部材。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の塗膜を表面に被覆してなる事務機器用部材を具備して
    いることを特徴とする事務機器。
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