JP2000185713A - チューブ状または袋状のシートの開口装置 - Google Patents

チューブ状または袋状のシートの開口装置

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JP2000185713A
JP2000185713A JP10362136A JP36213698A JP2000185713A JP 2000185713 A JP2000185713 A JP 2000185713A JP 10362136 A JP10362136 A JP 10362136A JP 36213698 A JP36213698 A JP 36213698A JP 2000185713 A JP2000185713 A JP 2000185713A
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JP
Japan
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sheet
suction
pad
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opening
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JP10362136A
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English (en)
Inventor
Seiichi Fukushi
誠一 福士
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チューブ状または袋状シートを2つの吸引パッ
ト間に供給し、吸引力により開口する場合、開口時にど
ちらかの吸引パットにシートが吸着してしまい、開口で
きなかったが、シートが厚めで剛性のあるものである場
合でも開口可能とした開口装置を提供する。 【解決手段】2つの吸引パットにシート側に突出した凸
部を、前記シートの開口部に対して垂直なる端部と対向
するように設け、かつ凸部同士が互いに対向しない位置
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、偏平状態に潰され
たチューブ状、または袋状シートを吸引力を用いて開口
するチューブ状または袋状のシートの開口装置であっ
て、特に厚めで剛性のあるチューブ状または袋状のフィ
ルムシートを開口する開口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チューブ状または袋状のシートを開口す
る場合、図3に示すように吸引口を備えたパットでシー
トを両側から挟み込むようにして接触させ、吸引装置に
て左右パットの吸引口から吸引力を発生させ、シートを
両パットに吸着させた後、左右パットを相離れる方向に
移動させることにより開口を行う装置が一般的に知られ
ている。そのパット形状は、左右で対称であり、パット
のほぼ中央には、吸引力を発生する吸引口が設けられて
いる。
【0003】また、より開口しやすいようにチューブ状
または袋状のシートの片面を予めパットに吸着させてお
き、もう片方のシート表面を所定量だけずらし、その後
ずらした側のパットに吸引力を発生させ開口を行う、ず
らし機構を備えた開口装置もある。
【0004】さらに、粘着部材がパットに備えられ、チ
ューブ状または袋状のシートの両側から圧着し、そのパ
ットに設けられた粘着部材の粘着力によりシートを保持
し、左右パットを相離れる方向に移動させることにより
開口する装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】乾電池や複数のノート
のパック包装、あるいは、菓子の包装袋などは、ポリ塩
化ビニルからなるチューブ状または袋状シートを開口し
て包装され、そのシートの必要強度により、0.05m
m程度の薄めのシートが用いられる。ところが、容器等
の物品の外側にラベルとして嵌装されるチューブ状フィ
ルムシートやリチウムイオン電池の正極と負極の短絡を
防止するために、電池の側面に巻装されるチューブ状の
フィルムシートなどは、フィルムシートの破損防止のた
め、0.05mm程度のシートよりも厚く剛性のある
0.1mm〜0.2mm程度のシートが用いられること
もあり、またシートを開口する前段階では、偏平状態に
折り畳まれて押しつぶされている。厚めで剛性のあるフ
ィルムシートを開口する場合、図3の開口装置のよう
に、フィルムシートを両側から挟み込むようにして接触
させ、吸引装置にて左右のパットにシートを吸着させた
後、左右パットを相離れる方向に移動させることにより
開口すると、図3(c)に示すようにフィルムシートが
左右のパットどちらか一方に吸着されてしまい、うまく
開口することができなかった。
【0006】また、ずらし機構を備えた開口装置におい
ては、ずらし機構を備える分その装置の構造が複雑にな
り、装置自体が高価になってしまうことに加え、剛性の
あるフィルムシートを機械的にずらすのは薄いシートを
ずらす場合に比べ、さらに強いずらし力が必要であり、
その力加減によっては、シートの表面及び内面に傷がつ
く恐れがあった。
【0007】さらに、粘着部材がパットに備えられ、フ
ィルムシートを両側から圧着し、そのパットに設けられ
た粘着部材の粘着力によりシートを保持し、左右パット
を相離れる方向に移動させることにより開口する装置で
は、開口した後にシートとパットを引き離す別の機構を
設ける必要があり、また、パットに備えられた粘着部材
の粘着剤がシート側に残ってしまい、製品の品質を低下
させてしまう恐れがあった。
【0008】このように、剛性のあるフィルムシートを
開口するには困難を極め、従来の技術ではうまく開口で
きなかった。本発明は、この問題を解決するものであ
り、特に開口するためにずらし機構などの補助装置等を
用いずとも、厚めで剛性のあるフィルムシートであって
も開口することができる開口装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、上記
課題を解決するために、チューブ状または袋状のシート
を吸着するために、該シートの両側から挟み込むように
設けられた吸引口を備えた2つの吸引パットにより、該
シートを開口する開口装置であって、該2つの吸引パッ
トには、凸部が該シートの開口部に対して垂直なる端部
と対向するように設けられ、かつ凸部同士が互いに対向
しない位置に設けられた吸引パットを備えたことを特徴
としている。
【0010】
【作用】本発明による開口装置では、2つのパットにシ
ート側に突出した凸部をシートの開口部に対して垂直な
る端部付近に設け、かつ凸部同士が互いに対向しない位
置に設けたため、供給されるシートが厚めで剛性のある
場合であっても開口することができる。
【0011】つまり、発明者の考えるところによれば、
凸部を2つのパットに図1に示すように設けるため、凸
部で供給されたシートが、パット間の中心から大きくず
れたり、シート全体が回転することなく2つのパット間
に位置決めされる。また、パットとシートとの間に、比
較的大なる隙間と小なる隙間とが存在することになり、
大小の隙間は、互いに対角位置に存在する。そこで、パ
ットに設けられた吸引口から吸引力を発生させると、パ
ットとシート間に形成された隙間の違いから、吸引力の
差がうまれ、大なる隙間に発生する吸引力と、小なる隙
間に発生する吸引力に差が生じ、パット間に供給された
シートには、吸引力の差による力を受けることにより、
図8に示すようなずらし効果が生まれると推測される。
よって、本発明による開口装置によれば、シートを開口
するための補助機構を設けずとも、吸引力のみでスムー
ズにシートを開口することができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。
【0013】図1(a)〜(c)は、本発明に係るチュ
ーブ状フィルムシートの開口が実施されている吸引パッ
トおよびシートの断面図であり、シートが開口していく
過程を示している。
【0014】図1(a)は、チューブ状フィルムシート
が、シート供給手段(図示していない)により2つの吸
引パット間にシートが供給された図を示している。図1
(b)は、吸引力を発生させた直後のシートの様子を示
している。図1(c)は、吸引パットにシートが吸着
し、吸引パットをスライドさせることによりさらに大き
くシートを開口させる様子を示している。
【0015】図1において、11、21は、チューブ状
フィルムシート30を吸引、保持を行う左吸引パット、
右吸引パットである。左吸引パット11には、チューブ
状フィルムシート30を吸引する左吸引口12を具備し
ており、右吸引パット21には、右吸引口22が具備さ
れている。両吸引口はそれぞれ吸引装置(図示していな
い)につながっており、吸引装置を作動させることによ
り、両パット間のチューブ状フィルムシート30が吸い
寄せられ、両吸引パットで保持される。
【0016】13、23は、左吸引パット11に設けら
れた左凸部13および、右吸引パット21に設けられた
右凸部23である。左凸部13および右凸部23は、両
凸部同士が向かい合わせとなる位置には設けず、両吸引
パットの対角の位置に設けられる。30は、チューブ状
フィルムシートであり、偏平状態に折り畳まれて押しつ
ぶされている。
【0017】次に、リチウムイオン電池の側面部を絶縁
するチューブ状フィルムシートを開口する過程を説明す
る。
【0018】まず、左右両吸引パット11、21は、両
吸引パット間にチューブ状フィルムシート30を供給さ
れるため適当な間隔、この場合およそ0.6mm程度を
設けて固定されており、該両吸引パット間にシート供給
装置(図示していない)によって、シートが供給され
る。ここで、供給されたシートが多少傾いた状態で供給
されたとしても、パットに設けられた凸部13、23に
当接し、位置決めがなされる。次に真空引装置(図示し
ていない)を作動させ、真空引きを行い、左右両吸引口
12、22から吸引力を発生させる。
【0019】吸引力が発生すると、シートと左右両吸引
パット間の隙間の差から、吸引力の差が生じ、図8にA
〜Dで示した外部から左右吸引口に向かう空気の流れが
発生する。同図中の矢印は、空気の流れの方向を示して
いる。ここで、吸引パット先端に凸部が設けられている
箇所が存在するため、隙間の大きさはBとCで大きく、
AとDで小さい隙間となっている。そのため、空気の流
れの容量は、BとCで大容量の空気の流れが、AとDで
小容量の空気の流れが発生していると考えられ、図8中
の矢印の太さは、その空気の流れの容量、すなわち吸引
力の差を示している。
【0020】よって、吸引装置を作動させ、図8中に示
したような吸引力が発生すると、隙間B、Cにおいて大
きな吸引力が発生するため、例えば、袋を開口する場合
に、まず袋の両面をずらして開口するのと同様の効果
が、チューブ状フィルムシート30両面で表われると考
えられる。つまり、隙間AとDに比べて隙間BとCにお
ける大きな吸引力によって、シートにずらし効果が発生
し、押しつぶされた状態で供給されるシートの中に空気
が入り込むことにより少し開口した状態となり、そのま
まシートは、左右の吸引口の方に吸い寄せられ、左右両
吸引パットに吸着し開口されると考えられる。その後、
左右両吸引パットがスライドし、チューブ状フィルムシ
ート30は完全に開口される。
【0021】以上本発明の一実施例につき説明したが、
これに限定されず種々変更可能であり、その吸引パット
(片側パットのみ)の変形例を図4〜7に示す。前記一
実施例では、左右両吸引パットに設ける凸部は、図4
(a)に示すような平型のものを図示したが、設ける凸
部は、シートの開口部と垂直なる端部付近に設け、かつ
凸部同士が互いに対向しない位置にあるものであれば特
にその形状を限定しない。たとえば、図4(b)に示す
ように平型凸部の幅が小さいものでもよく、図5に示す
ように円弧状、三角形状でもよい。また図6(a)に示
すように凸部に凹部を設けたものでもよく、図6(b)
のように、凸部のシート側端面が、平面状でなくてもよ
い。また、図7(a)、(b)に示すように凸部に隙間
を設けたもの、あるいは所定の間隔をおいて凸部を設け
たものでもよい。さらに、図7(c)のように凸部が小
さな突起を多数設けたものであってもよく、その小さな
突起の形状についても限定しない。
【0022】また、凸部の材質についても特に限定せ
ず、左右両吸引パットの凸部は、互いに対称形である必
要もなく、左右で異なる凸部を有している吸引パットに
ついても、凸部をシートの開口部に対して垂直なる端部
付近に設け、かつ凸部同士が互いに対向しない位置にあ
るものであれば本発明の効果は得られる。
【0023】さらに、図2に示すようにシートに当接す
る吸引口の出口に、切り欠き部40を設ければ、吸引力
を発生に伴い、シートに空気が入りやすくさらに開口し
やすくなる。シートに関しても、厚めで剛性のあるもの
でなければならないというわけではなく、薄くてもチュ
ーブ状または袋状のシートであれば適用可能であること
は言うまでもない。
【0024】また、吸引装置についても真空を引けるも
のに限定するわけではなく、吸引力を発生するものであ
れば、あらゆるものの適用が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明した通り、厚めの剛性のあるチ
ューブ状フィルムシートを左右両吸引パット間に供給
し、吸引力により開口する場合、開口時にどちらかの吸
引パットに吸着してしまい、うまく開口できなかった従
来装置に比べ、左右両吸引パットに凸部をシートの開口
部に対して垂直なる端部付近に設け、かつ凸部同士が互
いに対向しない位置に設けることにより、剛性のあるチ
ューブ状フィルムシートであっても開口できる。よっ
て、開口を補助するためのずらし機構装置を別途設ける
必要もなく、パットに粘着部材などのを設け、シートに
粘着させることがないため、シートに粘着剤が付着し、
シートの品質が低下する恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開口装置の吸引パットおよびシートの
開口動作例を示す図である。
【図2】本発明の変形実施例のパットの開口動作例を示
す図である。
【図3】従来技術の開口装置の動作例を示す図である。
【図4】本発明の吸引パットの変形例を示す図である。
【図5】本発明の吸引パットの変形例を示す図である。
【図6】本発明の吸引パットの変形例を示す図である。
【図7】本発明の吸引パットの変形例を示す図である。
【図8】本発明のパットとシートの間の気流の流れを示
す図である。
【符号の説明】
11 左パット 12 左吸引口 13 左凸部 21 右パット 22 右吸引口 23 右凸部 30 チューブ状フィルムシート 40 切り欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状または袋状のシートを吸着す
    るために、該シートの両側から挟み込むように設けられ
    た吸引口を備えた2つの吸引パットにより、該シートを
    開口する開口装置であって、該2つの吸引パットには、
    凸部が該シートの開口部に対して垂直なる端部と対向す
    るように設けられ、かつ凸部同士が互いに対向しない位
    置に設けられた吸引パットを備えたことを特徴とするチ
    ューブ状または袋状のシートの開口装置。
JP10362136A 1998-12-21 1998-12-21 チューブ状または袋状のシートの開口装置 Pending JP2000185713A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104044769A (zh) * 2014-06-09 2014-09-17 全利机械股份有限公司 包装袋的开袋装置及开袋方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104044769A (zh) * 2014-06-09 2014-09-17 全利机械股份有限公司 包装袋的开袋装置及开袋方法

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