JP3070034U - カ―ド型二次電池のケ―シング - Google Patents
カ―ド型二次電池のケ―シングInfo
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- JP3070034U JP3070034U JP990199U JP990199U JP3070034U JP 3070034 U JP3070034 U JP 3070034U JP 990199 U JP990199 U JP 990199U JP 990199 U JP990199 U JP 990199U JP 3070034 U JP3070034 U JP 3070034U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
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- secondary battery
- metal foil
- bonded
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- Y02E60/12—
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一対の両面プラスチックラミネート金属箔の
周縁をヒートシールによって接着してなるカード型二次
電池において、正極および負極端子が突出する周縁のシ
ール性および接着強度を高める。 【解決方法】 電池要素を一対の両面プラスチックラミ
ネート金属箔で挟み、周縁をヒートシールにして密閉し
てなるカード型二次電池において、ヒートシールにより
接着された周縁の一辺から両方の金属箔ラミネートの間
を通って正極端子および負極端子を外側へ突出させ、該
端子の少なくとも前記周縁を横切る部分は両側端におい
て傾斜し断面が鋭角の先端を形成している。
周縁をヒートシールによって接着してなるカード型二次
電池において、正極および負極端子が突出する周縁のシ
ール性および接着強度を高める。 【解決方法】 電池要素を一対の両面プラスチックラミ
ネート金属箔で挟み、周縁をヒートシールにして密閉し
てなるカード型二次電池において、ヒートシールにより
接着された周縁の一辺から両方の金属箔ラミネートの間
を通って正極端子および負極端子を外側へ突出させ、該
端子の少なくとも前記周縁を横切る部分は両側端におい
て傾斜し断面が鋭角の先端を形成している。
Description
【0001】 本考案は、フィルムバッテリーもしくはペーパーバッテリーと呼ばれるタイプ の二次電池のケーシング(外装)構造に関する。
【0002】 このような二次電池は従来の湿式電池の出力エネルギー量を変えずに体積と重 量を大幅に減少することが可能なため、小型で高出力の二次電池としてその研究 および開発が盛んに行われている。
【0003】 小型化のためには、電池要素(正極、負極、セパレーター)の小型化は勿論で あるが、電池要素を囲んで収容するケーシングのためのフィルムまたはシートの 選定や接着を含むそのケーシングへの成形加工にも工夫が必要である。
【0004】 両面を熱可塑プラスチックフィルムでラミネートした金属箔(以下単に「金属 箔ラミネート」という。)はガスバリヤー性にすぐれ、ヒートシールによって接 着できることから電池ケーシングをつくるためのフィルム材料のすぐれた候補で ある。特に負極活物質としてリチウムが使用される電池にとっては、フィルムを 透過した空気中の水蒸気がリチウムと化学反応し、電池の性能および寿命に悪影 響するのでケーシング全体の密閉性が極めて重要である。
【0005】 ところが金属箔ラミネートの使用により平面部分における電池の密閉性は良好 であるが、接着部特に正極および負極端子を担持する周縁は端子を挟持している 部分と挟持していない部分との境目において熱圧着のための圧力が十分に加えら れず、従ってその部分へ周縁から軟化したプラスチックが十分に流れないため完 全な接着状態を形成せず、その部分から水分が透過し、電池の性能および寿命に 悪影響を及ぼす。またこの部分の接着強度が弱いため、電池の端子部の取扱いが 悪いと接着部が剥離するおそれがある。
【0006】 本考案は、このような欠点を克服する。
【0007】
上記課題を解決するため、本考案は、正極とセパレーターと負極を含んでいる 電池要素を一対の金属箔ラミネートで挟み、周縁をヒートシールにより密閉して なるカード型二次電池において、ヒートシールにより接着された周縁の一辺から 両方の金属箔ラミネートの間を通って正極端子および負極端子を外側へ突出させ 、該端子の少なくとも前記周縁を横切る部分は両側端において傾斜し断面が鋭角 の先端を形成していることを特徴とする前記二次電池を提供する。
【0008】 好ましくは、端子の前記部分は接着剤シートを介して少なくとも一方の金属箔 ラミネートへ接着され、また端子の前記部分の表面は接着強度を高めるためプラ イマー処理、酸化処理、窒化処理などにより表面処理されている。
【0009】
これから本考案の具体例を示す添付図面を参照して本考案を詳しく説明する。 図1に示すように、電池ケーシングは一対の金属箔ラミネート1,2を周縁部で ヒートシールにより接着してつくられる。金属箔ラミネートの一方1は平坦な長 四角形であり、他方のラミネート2は周縁3を除く中央部に電池要素(図示せず )を収容するくぼみ4があらかじめ成形されている。
【0010】 くぼみ4を囲む側壁は短辺側6よりも長辺側5においてその傾斜角度が大きく なっているのが好ましい。
【0011】 次にくぼみ4内に電池要素を収容し、正極端子9および負極端子10を短辺の 周縁3から突出させた状態で一対の金属箔ラミネート1,2をすべての周縁3に おいてヒートシールして電池を密閉する。この時短辺において金属箔ラミネート 1,2の間に挟まれて電池外部へ突出する端子9,10の挟持される部分にまた がってその両面に接着剤シート7が配置され、図2に示すように電池に完成され る。
【0012】 本考案によれば、各端子9,10がヒートシールされた周縁を横切る部分11 (図3)は、好ましくはプライマー処理、酸化処理、窒化処理などの接着強度を 高める表面処理を施されている。
【0013】 また、図3において線A−Aに沿った端子9,10のこの部分の断面は傾斜し 、両側端において鋭角の先端を形成している。この先端は図4のように対称鋭角 三角形または図5のように片側のみ傾斜して他の側と鋭角で交差する三角形のよ うに、先端へ向かって次第に薄くなっているとがった形状となっていればよい。
【0014】 端子の周縁を横切る部分11は、金属箔ラミネート1,2へ直接ヒートシール することもできるが、図4に示すように端子と直交して周縁に沿って延びる接着 シート7を介して金属箔ラミネート1,2と一体にヒートシールするのが好まし い。このため各端子について幅が端子部分11と等しいか大きい接着剤シート7 の一対で端子を挟み(図6において一方のシート7を示す)、周縁においてこれ らを一体にヒートシールする。このように形成された端子の接着部は、熱圧着に 際し端子を挟持している部分と挟持していない部分の境目へも軟化したプラスチ ックが流れ易いため、強固で完全な接着状態を形成する。
【図1】 一体に接着する前の状態にある一対の金属箔
ラミネートの斜視図。
ラミネートの斜視図。
【図2】 完成した電池の斜視図。
【図3】 端子の斜視図。
【図4】 端子を挟持している接着剤シートの断面図
で、(a)は接着前および(b)は接着後の図である。
で、(a)は接着前および(b)は接着後の図である。
【図5】 図3の線A−Aに沿った他の具体例による端
子の断面図。
子の断面図。
【図6】 端子と接着剤シートの配置を示す斜視図。
1,2:金属箔ラミネート 3:周縁 4:くぼみ 5,6:くぼみの側壁 7:接着剤シート 9,10:端子 11:端子の挟持部分
Claims (4)
- 【請求項1】正極とセパレーターと負極を含んでいる電
池要素を一対の両面プラスチックラミネート金属箔で挟
み、周縁をヒートヒールにより密閉してなるカード型二
次電池において、ヒートシールにより接着された周縁の
一辺から両方の金属箔ラミネートの間を通って正極端子
および負極端子を外側へ突出させ、該端子の少なくとも
前記周縁を横切る部分は両側端において傾斜し断面が鋭
角の先端を形成していることを特徴とする前記二次電
池。 - 【請求項2】端子の前記部分は、接着剤シートを介して
少なくとも一方の金属箔ラミネートへ接着されている請
求項1の二次電池。 - 【請求項3】端子の前記部分の先端断面形状は対称であ
り、前記部分は前記部分を挟んで端子と直交する方向に
延びる一対の接着剤シートを介してそれぞれの金属箔ラ
ミネートへ接着されている請求項2の二次電池。 - 【請求項4】端子の前記部分の表面は、プライマー処
理、酸化処理または窒化処理されている請求項1ないし
3のいずれかの二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP990199U JP3070034U (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | カ―ド型二次電池のケ―シング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP990199U JP3070034U (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | カ―ド型二次電池のケ―シング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3070034U true JP3070034U (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=43203451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP990199U Expired - Lifetime JP3070034U (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | カ―ド型二次電池のケ―シング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070034U (ja) |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP990199U patent/JP3070034U/ja not_active Expired - Lifetime
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