JP2001167757A - テープ貼り付け装置 - Google Patents
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極シートの表裏面に気泡を発生させること
なくテープを貼り付けることができるテープ貼り付け装
置を提供する 【解決手段】 水平に保持された電極シート1の表裏面
に対向する状態で配設されるとともに、電極シート1と
の対向面にテープを保持するための複数の吸着孔11を
有する一対のヘッド部材10,10と、電極シート11
に対するテープの貼り付け方向Xと直交し且つ電極シー
ト11を介して互いに対向する状態で、一対のヘッド部
材10,10の端部近傍にそれぞれ回転自在に配設され
た一対のローラ部材12,12とを備える。一対のヘッ
ド部材10,10と一対のローラ部材12,12とはテ
ープの貼り付け方向Xに一体に移動可能に支持されてい
る。また、一対のヘッド部材10,10と一対のローラ
部材12,12とは電極シート1の板厚方向に独立に移
動可能に支持されている。
なくテープを貼り付けることができるテープ貼り付け装
置を提供する 【解決手段】 水平に保持された電極シート1の表裏面
に対向する状態で配設されるとともに、電極シート1と
の対向面にテープを保持するための複数の吸着孔11を
有する一対のヘッド部材10,10と、電極シート11
に対するテープの貼り付け方向Xと直交し且つ電極シー
ト11を介して互いに対向する状態で、一対のヘッド部
材10,10の端部近傍にそれぞれ回転自在に配設され
た一対のローラ部材12,12とを備える。一対のヘッ
ド部材10,10と一対のローラ部材12,12とはテ
ープの貼り付け方向Xに一体に移動可能に支持されてい
る。また、一対のヘッド部材10,10と一対のローラ
部材12,12とは電極シート1の板厚方向に独立に移
動可能に支持されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状部材にテ
ープを貼り付けるテープ貼り付け装置に関する。
ープを貼り付けるテープ貼り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン電池やポリマー電池に代
表される二次電池を作製するにあたっては、正極及び負
極に対応するシート状の電極(以下、電極シート)を互
いに積層して電池素子を構成している。このとき、電極
シートの機械的な保護や電気的な絶縁などを目的とし
て、電極シートの表裏面にテープを貼り付けるようにし
ている。
表される二次電池を作製するにあたっては、正極及び負
極に対応するシート状の電極(以下、電極シート)を互
いに積層して電池素子を構成している。このとき、電極
シートの機械的な保護や電気的な絶縁などを目的とし
て、電極シートの表裏面にテープを貼り付けるようにし
ている。
【0003】図3は電極シートに対するテープの貼り付
け状態を示すもので、図中(a)はその斜視図、(b)
はその側面図である。図3において、処理対象となる電
極シート1は、例えば厚さが50μm〜200μm程度の
長尺状のシート状部材である。これに対して、テープ2
は、例えばポリイミドやポリエステルなどの樹脂製(絶
縁性)基材にシリコンやアクリル系の粘着材を塗布した
もので、これらの基材と粘着材を併せたテープの厚さ
は、50μm〜100μm程度となっている。このテープ
2は、電極シート1の両面(表裏面)に貼り付けられる
場合のほか、電極シート1の片面(表面又は裏面)にの
み貼り付けられる場合がある。
け状態を示すもので、図中(a)はその斜視図、(b)
はその側面図である。図3において、処理対象となる電
極シート1は、例えば厚さが50μm〜200μm程度の
長尺状のシート状部材である。これに対して、テープ2
は、例えばポリイミドやポリエステルなどの樹脂製(絶
縁性)基材にシリコンやアクリル系の粘着材を塗布した
もので、これらの基材と粘着材を併せたテープの厚さ
は、50μm〜100μm程度となっている。このテープ
2は、電極シート1の両面(表裏面)に貼り付けられる
場合のほか、電極シート1の片面(表面又は裏面)にの
み貼り付けられる場合がある。
【0004】図4は従来のテープ貼り付け装置の構成を
説明するもので、図中(a)はその概略斜視図、(b)
はその要部拡大図である。図4において、電極シート1
は図示せぬクランパ等の保持具によって略水平に保持さ
れている。こうして保持された電極シート1に対して
は、その表裏面に対向する状態で一対の貼り付けヘッド
3,3が配設されている。この一対の貼り付けヘッド
3,3は、図示せぬヘッド昇降手段によって上下動可能
に支持されている。また、各々の貼り付けヘッド3,3
には、電極シート1との対向面に複数の吸着孔4…が設
けられている。これらの吸着孔4…は、電極シート1に
貼り付けるべきテープ2(図3参照)を保持するための
ものである。
説明するもので、図中(a)はその概略斜視図、(b)
はその要部拡大図である。図4において、電極シート1
は図示せぬクランパ等の保持具によって略水平に保持さ
れている。こうして保持された電極シート1に対して
は、その表裏面に対向する状態で一対の貼り付けヘッド
3,3が配設されている。この一対の貼り付けヘッド
3,3は、図示せぬヘッド昇降手段によって上下動可能
に支持されている。また、各々の貼り付けヘッド3,3
には、電極シート1との対向面に複数の吸着孔4…が設
けられている。これらの吸着孔4…は、電極シート1に
貼り付けるべきテープ2(図3参照)を保持するための
ものである。
【0005】上記構成からなるテープ貼り付け装置を用
いて電極シート1にテープ2を貼り付ける場合は、図5
(a)に示すように一対の貼り付けヘッド3,3を電極
シート1の上下に対向状態で配置するとともに、各々の
貼り付けヘッド3の対向面に負圧のバキューム吸引によ
ってテープ2を吸着保持させる。次いで、図5(b)に
示すように一対の貼り付けヘッド3,3を電極シート1
の板厚方向に沿って互いに接近移動させることにより、
それらの貼り付けヘッド3,3によって電極シート1を
挟み込む。その後、各貼り付けヘッド3のバキューム吸
引を解除した状態で、図5(c)のように一対の貼り付
けヘッド3を互いに離間移動させることにより、電極シ
ート1の表裏面にそれぞれテープ2が貼り付けられた状
態となる。
いて電極シート1にテープ2を貼り付ける場合は、図5
(a)に示すように一対の貼り付けヘッド3,3を電極
シート1の上下に対向状態で配置するとともに、各々の
貼り付けヘッド3の対向面に負圧のバキューム吸引によ
ってテープ2を吸着保持させる。次いで、図5(b)に
示すように一対の貼り付けヘッド3,3を電極シート1
の板厚方向に沿って互いに接近移動させることにより、
それらの貼り付けヘッド3,3によって電極シート1を
挟み込む。その後、各貼り付けヘッド3のバキューム吸
引を解除した状態で、図5(c)のように一対の貼り付
けヘッド3を互いに離間移動させることにより、電極シ
ート1の表裏面にそれぞれテープ2が貼り付けられた状
態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のテープ貼り付け装置においては、次のような不具合が
あった。即ち、各々の貼り付けヘッド3にテープ2を吸
着保持させると、図6(a),(b)に示すように貼り
付けヘッド3の吸着孔4の部分でテープ2が孔内に吸い
込まれた状態となる。そのため、一対の貼り付けヘッド
3で電極シート1を挟み込んだときに、上記吸い込みに
よるテープ2表面の凹凸により、電極シート1とテープ
2との間に気泡が生じ易いものとなる。この気泡は、吸
着孔4への引き込み状況によってその大きさや形状に多
少の違いは出るものの、いずれにしても一連の電池製造
工程において不良品を発生させる要因となる。
のテープ貼り付け装置においては、次のような不具合が
あった。即ち、各々の貼り付けヘッド3にテープ2を吸
着保持させると、図6(a),(b)に示すように貼り
付けヘッド3の吸着孔4の部分でテープ2が孔内に吸い
込まれた状態となる。そのため、一対の貼り付けヘッド
3で電極シート1を挟み込んだときに、上記吸い込みに
よるテープ2表面の凹凸により、電極シート1とテープ
2との間に気泡が生じ易いものとなる。この気泡は、吸
着孔4への引き込み状況によってその大きさや形状に多
少の違いは出るものの、いずれにしても一連の電池製造
工程において不良品を発生させる要因となる。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、シート状部材の
表裏面に気泡を発生させることなくテープを貼り付ける
ことができるテープ貼り付け装置を提供することにあ
る。
れたもので、その目的とするところは、シート状部材の
表裏面に気泡を発生させることなくテープを貼り付ける
ことができるテープ貼り付け装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、処理対象となるシート状
部材にテープを貼り付けるテープ貼り付け装置であっ
て、シート状部材を保持する保持手段と、この保持手段
によって保持されたシート状部材の表裏面に対向する状
態で配設されるとともに、シート状部材との対向面にテ
ープを保持するための複数の吸着孔を有する一対のヘッ
ド部材と、シート状部材に対するテープの貼り付け方向
と直交し且つシート状部材を介して互いに対向する状態
で、一対のヘッド部材の端部近傍にそれぞれ回転自在に
配設された一対のローラ部材とを備えるとともに、一対
のヘッド部材と一対のローラ部材とをテープの貼り付け
方向に一体に移動可能とし、かつ一対のヘッド部材と一
対のローラ部材とをシート状部材の板厚方向に独立に移
動可能としたものとなっている。
成するためになされたもので、処理対象となるシート状
部材にテープを貼り付けるテープ貼り付け装置であっ
て、シート状部材を保持する保持手段と、この保持手段
によって保持されたシート状部材の表裏面に対向する状
態で配設されるとともに、シート状部材との対向面にテ
ープを保持するための複数の吸着孔を有する一対のヘッ
ド部材と、シート状部材に対するテープの貼り付け方向
と直交し且つシート状部材を介して互いに対向する状態
で、一対のヘッド部材の端部近傍にそれぞれ回転自在に
配設された一対のローラ部材とを備えるとともに、一対
のヘッド部材と一対のローラ部材とをテープの貼り付け
方向に一体に移動可能とし、かつ一対のヘッド部材と一
対のローラ部材とをシート状部材の板厚方向に独立に移
動可能としたものとなっている。
【0009】上記構成からなるテープ貼り付け装置にお
いては、シート状部材を保持手段に保持させる一方、一
対のヘッド部材の対向面にそれぞれテープを保持させた
状態で、一対のローラ部材をシート状部材の板厚方向に
沿って互いに接近移動させることにより、各々のヘッド
部材の対向面に保持されたテープの一端部がシート状部
材を介して一対のローラ部材により挟み込まれた状態と
なる。この状態から吸着孔による吸着作用を徐々に(ま
たは一度に)解除して、一対のヘッド部材と一対のロー
ラ部材とをテープの貼り付け方向に一体に移動させるこ
とにより、一対のヘッド部材に保持されたテープが、一
対のローラ部材の回転に従ってそのテープ端から順にシ
ート状部材の表裏面に貼り付けられる。
いては、シート状部材を保持手段に保持させる一方、一
対のヘッド部材の対向面にそれぞれテープを保持させた
状態で、一対のローラ部材をシート状部材の板厚方向に
沿って互いに接近移動させることにより、各々のヘッド
部材の対向面に保持されたテープの一端部がシート状部
材を介して一対のローラ部材により挟み込まれた状態と
なる。この状態から吸着孔による吸着作用を徐々に(ま
たは一度に)解除して、一対のヘッド部材と一対のロー
ラ部材とをテープの貼り付け方向に一体に移動させるこ
とにより、一対のヘッド部材に保持されたテープが、一
対のローラ部材の回転に従ってそのテープ端から順にシ
ート状部材の表裏面に貼り付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、二次電池(リチウムイオン
電池、ポリマー電池等)の製造工程で用いられるテープ
貼り付け装置に適用した場合の本発明の実施の形態につ
き、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形
態においては、上記従来技術で述べた構成要素と同様の
部分に同じ符号を付して説明する。
電池、ポリマー電池等)の製造工程で用いられるテープ
貼り付け装置に適用した場合の本発明の実施の形態につ
き、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形
態においては、上記従来技術で述べた構成要素と同様の
部分に同じ符号を付して説明する。
【0011】図1は本発明の実施形態に係るテープ貼り
付け装置の構成を説明するもので、図中(a)はその概
略斜視図、(b)は(a)におけるA矢視図である。図
1において、電極シート1は、例えば厚さが50μm〜
200μm程度の長尺状のシート状部材である。この電
極シート1は、図示せぬクランパ等の保持具によって略
水平に保持されている。
付け装置の構成を説明するもので、図中(a)はその概
略斜視図、(b)は(a)におけるA矢視図である。図
1において、電極シート1は、例えば厚さが50μm〜
200μm程度の長尺状のシート状部材である。この電
極シート1は、図示せぬクランパ等の保持具によって略
水平に保持されている。
【0012】こうして保持された電極シート1に対して
は、その表裏面に対向する状態で一対のヘッド部材1
0,10が配設されている。この一対のヘッド部材1
0,10は、電極シート1の板厚方向(図1(b)の上
下方向)において図示せぬヘッド昇降手段により移動
(上下動)可能に支持されている。
は、その表裏面に対向する状態で一対のヘッド部材1
0,10が配設されている。この一対のヘッド部材1
0,10は、電極シート1の板厚方向(図1(b)の上
下方向)において図示せぬヘッド昇降手段により移動
(上下動)可能に支持されている。
【0013】また、各々のヘッド部材10,10には、
電極シート1との対向面に複数の吸着孔11,…が設け
られている。これらの吸着孔11,…は、電極シート1
に貼り付けるべきテープ2を保持するためのものであ
る。吸着孔11の孔径は例えば1mm〜2mm程度に設
定され、孔の間隔は2mm程度に設定されている。ま
た、吸着孔11の個数や配置パターンは、テープ2の外
形寸法(幅や長さ)に応じて適宜設定されている。
電極シート1との対向面に複数の吸着孔11,…が設け
られている。これらの吸着孔11,…は、電極シート1
に貼り付けるべきテープ2を保持するためのものであ
る。吸着孔11の孔径は例えば1mm〜2mm程度に設
定され、孔の間隔は2mm程度に設定されている。ま
た、吸着孔11の個数や配置パターンは、テープ2の外
形寸法(幅や長さ)に応じて適宜設定されている。
【0014】さらに、各々のヘッド部材10,10の端
部近傍には、それぞれローラ部材12,12が回転自在
に配設されている。この一対のローラ部材12,12
は、電極シート1に対するテープの貼り付け方向(電極
シート1の幅方向)Xと直交する状態で配置されてい
る。また、一対のローラ部材12,12は、図1(b)
の上下方向において電極シート1を介して互いに対向す
る状態で配置されている。
部近傍には、それぞれローラ部材12,12が回転自在
に配設されている。この一対のローラ部材12,12
は、電極シート1に対するテープの貼り付け方向(電極
シート1の幅方向)Xと直交する状態で配置されてい
る。また、一対のローラ部材12,12は、図1(b)
の上下方向において電極シート1を介して互いに対向す
る状態で配置されている。
【0015】さらに、上述した一対のヘッド部材10、
10と一対のローラ部材12,12とは、図示せぬ移動
手段によりテープの貼り付け方向(図1(b)の左右方
向)Xに一体に移動可能に支持されている。
10と一対のローラ部材12,12とは、図示せぬ移動
手段によりテープの貼り付け方向(図1(b)の左右方
向)Xに一体に移動可能に支持されている。
【0016】一方、電極シート1の板厚方向において
は、前述した一対のヘッド部材10,10と独立したか
たちで、一対のローラ部材12,12が図示せぬローラ
昇降手段により移動(上下動)可能に支持されている。
つまり、一対のヘッド部材10,10と一対のローラ部
材12,12とは、それぞれ電極シート1の板厚方向に
独立に移動(上下動)可能に支持されている。
は、前述した一対のヘッド部材10,10と独立したか
たちで、一対のローラ部材12,12が図示せぬローラ
昇降手段により移動(上下動)可能に支持されている。
つまり、一対のヘッド部材10,10と一対のローラ部
材12,12とは、それぞれ電極シート1の板厚方向に
独立に移動(上下動)可能に支持されている。
【0017】因みに、上述したヘッド昇降手段、移動手
段及びローラ昇降手段としては、例えばモータによって
回転するボールネジユニットやLMガイド等の直動ガイ
ドユニットなどを用いて構成すればよい。
段及びローラ昇降手段としては、例えばモータによって
回転するボールネジユニットやLMガイド等の直動ガイ
ドユニットなどを用いて構成すればよい。
【0018】続いて、上記構成からなるテープ貼り付け
装置の動作について説明する。まず、図2(a)に示す
ように一対のヘッド部材10,10を電極シート1の上
下に対向状態で配置するとともに、各々のヘッド部材1
0,10の対向面に負圧のバキューム吸引によってテー
プ2を吸着保持させる。このとき、テープ2の端部が各
ローラ部材12の円周面に接する状態(或いは近接する
状態)とする。
装置の動作について説明する。まず、図2(a)に示す
ように一対のヘッド部材10,10を電極シート1の上
下に対向状態で配置するとともに、各々のヘッド部材1
0,10の対向面に負圧のバキューム吸引によってテー
プ2を吸着保持させる。このとき、テープ2の端部が各
ローラ部材12の円周面に接する状態(或いは近接する
状態)とする。
【0019】次いで、図2(b)に示すように一対のロ
ーラ部材12,12を互いに接近移動させてその間に電
極シート1とテープ2を挟み込むとともに、一対のヘッ
ド部材10,10も互いに接近移動させて電極シート1
の近傍位置に配置する。これにより、テープ2の端部が
ローラ部材12によって電極シート1に貼り付けられた
状態となる。
ーラ部材12,12を互いに接近移動させてその間に電
極シート1とテープ2を挟み込むとともに、一対のヘッ
ド部材10,10も互いに接近移動させて電極シート1
の近傍位置に配置する。これにより、テープ2の端部が
ローラ部材12によって電極シート1に貼り付けられた
状態となる。
【0020】その後、図2(c)に示すように一対のヘ
ッド部材10,10と一対のローラ部材12,12とを
図示せぬ移動手段によりテープ2の幅方向に一体に移動
させる。この移動中においては、一対のローラ部材1
2,12がテープ2に接触しながら図中矢印の如く回転
し、これに従ってテープ2がその端から順に電極シート
1に貼り付けられていく。
ッド部材10,10と一対のローラ部材12,12とを
図示せぬ移動手段によりテープ2の幅方向に一体に移動
させる。この移動中においては、一対のローラ部材1
2,12がテープ2に接触しながら図中矢印の如く回転
し、これに従ってテープ2がその端から順に電極シート
1に貼り付けられていく。
【0021】このとき、ヘッド部材10とテープ2との
材質等の関係により、ヘッド部材10における吸着孔1
1(図1参照)のバキューム吸引を解除した時点でテー
プ2に対する吸着力がなくなる場合と、バキューム吸引
を解除しても吸着力が維持される場合とがある。そこで
前者の場合は、ヘッド部材3の対向面に設けられた複数
の吸着孔11うち、ローラ部材12の移動及び回転によ
ってテープ2が剥がされる部分を順に吸着解除するよう
にし、後者の場合は、ローラ部材12の移動開始と同時
に全ての吸着孔11のバキューム吸引を解除することに
より、好適に対応可能となる。
材質等の関係により、ヘッド部材10における吸着孔1
1(図1参照)のバキューム吸引を解除した時点でテー
プ2に対する吸着力がなくなる場合と、バキューム吸引
を解除しても吸着力が維持される場合とがある。そこで
前者の場合は、ヘッド部材3の対向面に設けられた複数
の吸着孔11うち、ローラ部材12の移動及び回転によ
ってテープ2が剥がされる部分を順に吸着解除するよう
にし、後者の場合は、ローラ部材12の移動開始と同時
に全ての吸着孔11のバキューム吸引を解除することに
より、好適に対応可能となる。
【0022】その後、図2(d)に示すように一対のロ
ーラ部材12,12が電極シート1の他方の側縁部を通
過し且つテープ2の端部が一対のローラ部材12,12
から離れた時点で、電極シート1の表裏面にその全幅に
わたってテープ2が貼り付けられた状態となる。
ーラ部材12,12が電極シート1の他方の側縁部を通
過し且つテープ2の端部が一対のローラ部材12,12
から離れた時点で、電極シート1の表裏面にその全幅に
わたってテープ2が貼り付けられた状態となる。
【0023】このように本実施形態に係るテープ貼り付
け装置によれば、電極シート1にテープ2を貼り付ける
にあたって、各々のヘッド部材10,10に吸着された
テープ2表面に、吸着孔11への吸い込みによる凹凸が
あっても、回転するローラ部材12からの押し付け力に
より、テープ2の接着面を電極シート1の表裏面に均一
に密着させて貼り付けることができる。これにより、電
極シート1の表裏面に気泡を発生させることなくテープ
2を貼り付けることができる。そのため、一連の電池製
造工程のなかで、上記気泡の発生による不良品(リーク
電流や容量低下による不良)を低減して歩留まりを向上
させることが可能となる。
け装置によれば、電極シート1にテープ2を貼り付ける
にあたって、各々のヘッド部材10,10に吸着された
テープ2表面に、吸着孔11への吸い込みによる凹凸が
あっても、回転するローラ部材12からの押し付け力に
より、テープ2の接着面を電極シート1の表裏面に均一
に密着させて貼り付けることができる。これにより、電
極シート1の表裏面に気泡を発生させることなくテープ
2を貼り付けることができる。そのため、一連の電池製
造工程のなかで、上記気泡の発生による不良品(リーク
電流や容量低下による不良)を低減して歩留まりを向上
させることが可能となる。
【0024】なお、上記実施形態においては、電池の電
極シート1にテープ2を貼り付けるテープ貼り付け装置
への適用例について説明したが、本発明はこれに限ら
ず、シート状部材にテープを貼り付けるための装置に広
く適用可能である。
極シート1にテープ2を貼り付けるテープ貼り付け装置
への適用例について説明したが、本発明はこれに限ら
ず、シート状部材にテープを貼り付けるための装置に広
く適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るテー
プ貼り付け装置によれば、一対のヘッド部材と一対のロ
ーラ部材とを適宜動作させることにより、シート状部材
の表裏面に気泡を発生させることなくテープを貼り付け
ることができる。これにより、例えば処理対象となるシ
ート部材として電池の電極シートを取り扱う場合におい
ては、気泡の発生に伴うリーク電流や容量低下などの不
良を防止して歩留まりを向上させることが可能となる。
プ貼り付け装置によれば、一対のヘッド部材と一対のロ
ーラ部材とを適宜動作させることにより、シート状部材
の表裏面に気泡を発生させることなくテープを貼り付け
ることができる。これにより、例えば処理対象となるシ
ート部材として電池の電極シートを取り扱う場合におい
ては、気泡の発生に伴うリーク電流や容量低下などの不
良を防止して歩留まりを向上させることが可能となる。
【図1】本発明の実施形態に係るテープ貼り付け装置の
構成を説明する図である。
構成を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態に係るテープ貼り付け装置の
動作を説明する図である。
動作を説明する図である。
【図3】電極シートに対するテープの貼り付け状態を示
す図である。
す図である。
【図4】従来のテープ貼り付け装置の構成を説明する図
である。
である。
【図5】従来のテープ貼り付け装置の動作を説明する図
である。
である。
【図6】従来の課題を説明するための図である。
1…電極シート、2…テープ、10…ヘッド部材、11
…吸着孔、12…ローラ部材
…吸着孔、12…ローラ部材
Claims (2)
- 【請求項1】 処理対象となるシート状部材にテープを
貼り付けるテープ貼り付け装置であって、 前記シート状部材を保持する保持手段と、 前記保持手段によって保持されたシート状部材の表裏面
に対向する状態で配設されるとともに、前記シート状部
材との対向面に前記テープを保持するための複数の吸着
孔を有する一対のヘッド部材と、 前記シート状部材に対する前記テープの貼り付け方向と
直交し且つ前記シート状部材を介して互いに対向する状
態で、前記一対のヘッド部材の端部近傍にそれぞれ回転
自在に配設された一対のローラ部材とを備えるととも
に、 前記一対のヘッド部材と前記一対のローラ部材とを前記
テープの貼り付け方向に一体に移動可能とし、かつ前記
一対のヘッド部材と前記一対のローラ部材とを前記シー
ト状部材の板厚方向に独立に移動可能としてなることを
特徴とするテープ貼り付け装置。 - 【請求項2】 前記シート状部材が電池の電極シートで
あることを特徴とする請求項1記載のテープ貼り付け装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34962999A JP2001167757A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | テープ貼り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34962999A JP2001167757A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | テープ貼り付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001167757A true JP2001167757A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18405039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34962999A Pending JP2001167757A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | テープ貼り付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001167757A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130252072A1 (en) * | 2010-12-02 | 2013-09-26 | Lg Chem, Ltd. | Novel device for notching and secondary battery manufactured using the same |
KR101831470B1 (ko) | 2013-11-18 | 2018-02-22 | 주식회사 엘지화학 | 이차전지 절연테이프용 지그 |
WO2022014940A1 (ko) | 2020-07-14 | 2022-01-20 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 테이프 부착 장치 |
-
1999
- 1999-12-09 JP JP34962999A patent/JP2001167757A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130252072A1 (en) * | 2010-12-02 | 2013-09-26 | Lg Chem, Ltd. | Novel device for notching and secondary battery manufactured using the same |
EP2648247B1 (en) * | 2010-12-02 | 2019-02-13 | LG Chem, Ltd. | Novel device for notching and secondary battery produced by using same |
US10576558B2 (en) * | 2010-12-02 | 2020-03-03 | Lg Chem, Ltd. | Device for notching a secondary battery manufactured using the same |
KR101831470B1 (ko) | 2013-11-18 | 2018-02-22 | 주식회사 엘지화학 | 이차전지 절연테이프용 지그 |
WO2022014940A1 (ko) | 2020-07-14 | 2022-01-20 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 테이프 부착 장치 |
KR20220008633A (ko) | 2020-07-14 | 2022-01-21 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 테이프 부착 장치 |
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