JP2000185490A - ポイントカ―ド - Google Patents

ポイントカ―ド

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JP2000185490A
JP2000185490A JP2430899A JP2430899A JP2000185490A JP 2000185490 A JP2000185490 A JP 2000185490A JP 2430899 A JP2430899 A JP 2430899A JP 2430899 A JP2430899 A JP 2430899A JP 2000185490 A JP2000185490 A JP 2000185490A
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JP2430899A
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Yasuyuki Shibata
康行 柴田
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Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客サービスの差別化を図り、以って、優良
顧客に対するサービスの向上を可能とするとともに、優
良顧客作りあるいは集客力の向上を可能とし得るポイン
トカードを提供する。 【解決手段】 書き換え可能な可視情報を表示する情報
表示領域2に、一以上のポイント取得要素に基づいて算
出されるポイントの積算程度を示す積算値表象10と、
ポイントの到達段階毎に格付けされた表象群のなかから
選定されて、予め定められた一以上の条件要素に基づい
て算出される総条件値の到達段階を示す条件充足度表象
11とを表示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き換え可能な可
視情報を表示する情報表示領域を備えたポイントカード
に関する。
【従来の技術】
【0002】各種景品やサービス等の所定の特典を顧客
に供与するために使用されるポイントカードにあって、
商品購入金額や来店回数等に基づいて算出されるポイン
トの積算値情報を、可逆的に繰返して書き換えできる情
報表示領域を備えた所謂リライトカードに視認可能に表
示するようにしたポイントカードが知られている。
【0003】従来、図9に示すように、かかるポイント
カード1の情報表示領域2の表示形態は、顧客が取得し
た最新のポイントの積算値を、例えば「132ポイン
ト」のように数字を使って表示するものであった。とこ
ろが、このような数字による表示形態にあっては、カー
ド所持者が自己の現在のポイント積算値を知ることはで
きても、そのポイント積算値がどの程度の価値を持つも
のであるのかは、表示されたポイント積算値のみからで
は直ちに認識し得ない。即ち、特典供与が受けられる所
定の目標値に対する現在のポイント積算値の到達度が分
からないという問題点がある。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
に、特開平9ー161023号公報では、現在のポイン
ト積算値の目標値に対する達成度をグラフによって表示
するようにした構成が開示されており、また、特開平9
ー198443号公報では、前記達成度に応じた絵柄イ
メージを表示するようにした構成が開示されている。こ
れらの構成は、グラフや絵柄イメージによる表現手段を
用いることにより、ポイント積算値の達成度を視覚的,
感覚的に認識し得るものとなっている。
【0005】一方、ポイントカードの情報表示領域に、
ポイント積算値とともに絵柄キャラクターを表示し、該
絵柄キャラクターをポイント積算値の増加に応じて成長
させながら変化させることにより、ゲーム性を付与する
ようにしたポイントカードの構成も実用新案登録第30
46508号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来構成にあっては、ポイントカードにおける到達度
の認識性、あるいはゲーム的興趣性の付与の点において
一応の効果を認めることができるものの、表示情報とし
ては、商品購入金額や、あるいは来店回数といった単一
のポイント取得要素に基づいて算出されたポイント積算
値に一義的に対応するグラフや絵柄イメージ、あるいは
絵柄キャラクターといった情報が表示されるに過ぎない
ため、表示情報による顧客サービスの差別化ができず、
優良顧客に対するサービス向上を図ったり、ポイントカ
ードを通しての優良顧客作りあるいは集客力の向上を図
る上で限界があった。
【0007】本発明は、ポイント積算値に関する情報の
表示に加えて、店側が重要視する条件の充足度に関する
情報を表示し、その条件充足度によって顧客サービスの
差別化を図り、以って、優良顧客に対するサービスの向
上を可能とするとともに、優良顧客作りあるいは集客力
の向上を可能とし得るポイントカードの提供を目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、書き換え可能
な可視情報を表示する情報表示領域を備えたポイントカ
ードにおいて、一以上のポイント取得要素に基づいて算
出されるポイントの積算程度を示す積算値表象と、ポイ
ントの到達段階毎に格付けされた表象群のなかから選定
されて、予め定められた一以上の条件要素に基づいて算
出される総条件値の到達段階を示す条件充足度表象とを
前記情報表示領域に表示することを特徴とするポイント
カードである。
【0009】この構成にあって、ポイント取得要素とし
ては、商品購入金額,来店回数,購入品目(高利益率商
品,主力商品,キャンペーン商品等の特定商品購入度、
あるいは肉,野菜,魚等の商品別購入度),閑散期の来
店回数,所定期間内の来店頻度,その他のポイント化し
得る要素が挙げられる。また、条件要素としては、前記
ポイント取得要素の中で店側が重要視する要素であり、
ポイント算出に使用するポイント取得要素を、条件要素
として用いてもよいし、ポイント算出に使用する要素以
外のポイント取得要素であってもよい。一方、積算値表
象としては、積算値自体を示す数字、あるいは目標値に
対する積算値の到達度を示すグラフが好適な表象として
提案され得る。また、条件充足度表象としては、総条件
値の到達段階に応じて成長する絵柄キャラクター、又は
総条件値の到達段階に応じて供与される具体的景品の絵
柄あるいはその景品名が好適な表象として提案され得
る。ここで、本発明でいう表象とは、情報表示領域に形
として表わすことが可能なものを総称する概念であっ
て、数字,文字,図形,絵柄等の形を有するもの全てが
含まれる。
【0010】かかる構成にあって、一以上のポイント取
得要素、例えば商品購入金額と来店回数の二つの要素を
ポイント取得要素としてポイントを算出するとともに、
一以上の条件要素、例えば来店回数と購入品目の二つの
要素を店側が重要視する条件要素として条件値を算出
し、その総条件値の到達段階を示す条件充足度表象を、
前記ポイントの積算程度を示す積算値表象とともに情報
表示領域に表示した場合、ポイントの積算値表象が同じ
であっても、来店回数が多かったり、あるいは利益率の
高い商品や主力商品を購入していたりすると、総条件値
の到達段階が高いことを示す異なる条件充足度表象が表
示されることとなる。これにより、顧客サービスの差別
化を図ることができ、総条件値の到達段階が高い顧客に
対しては、より高価値の特典供与を行うことができる。
また、上記のような条件充足度表象の差別表示により、
総条件値の到達段階が低いことを示す条件充足度表象が
表示されているカードを所持している顧客は、到達段階
を上げる必要性を認識し、意識的に来店回数を増やした
り、利益率の高い商品等を購入しようと努力するため、
店側としては優良顧客作り,集客力の向上につなげるこ
とができる。
【0011】また、前記構成にあって、各条件要素毎に
算出される個別条件値の到達段階を示す個別要素充足度
表象を情報表示領域に表示するようにしてもよい。この
構成にあっては、個別要素充足度表象によって、条件値
が低い条件要素を具体的に認識することができるため、
顧客の努力目標が明確化し、店側が重要視する条件要素
を充足する方向に沿って顧客意識を誘導し得るものとな
る。
【0012】さらに、前記構成にあって、各条件要素毎
に算出される個別条件値に基づいて、条件充足度表象を
より良い表象とするための語句からなる助言メッセージ
を情報表示領域に表示するようにしてもよい。この構成
にあっては、例えば複数の個別条件値の中で来店回数に
関する個別条件値が低い場合に、来店回数を増やすこと
を促す助言メッセージを表示することによって、より具
体的に顧客の努力目標が明確化され、店側が重要視する
条件要素を充足する方向に沿って顧客意識を誘導し得る
ものとなる。
【0013】また、前記構成にあって、条件充足度表象
で示された総条件値の格付け内容をさらに明瞭に示す補
助表象を情報表示領域に表示するようにしてもよい。こ
のような補助表象を用いることにより、条件充足度表象
が示す総条件値の到達状態を一目で簡単に知ることが可
能となる。
【0014】尚、これらの補助表象及び助言メッセージ
や個別要素充足度表象は、個々に表示してもよいし、あ
るいは適宜に選択して同時に表示することも可能であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例を、添
付図面に基づいて説明する。図1は、本発明にかかるポ
イントカード1を示し、該ポイントカード1は、書き換
え可能な可視情報を表示する情報表示領域2を備えてい
る。この情報表示領域2は、感熱記録方式,電気・熱記
録方式,磁気記録方式等のリライトカードに用いられる
公知の可逆表示素子からなり、可視情報を可逆的に書き
換え得るようになっている。また、ポイントカード1
は、前記情報表示領域2と同一面、又は他面に、磁気記
録帯あるいは光メモリ等のデータ記録部3を備えてお
り、該データ記録部3には、顧客番号等の顧客データが
記録される。尚、ポイントカード1自体でポイント情報
等に関する表示情報の管理を行う場合には、情報記録部
としてICメモリ4を設けて、該ICメモリ4に後述の
ポイント積算値,条件値等の表示データを記録するよう
にしてもよい。また、前記データ記録部3に、顧客番号
等の顧客データとともに、該ポイント積算値,条件値等
の表示データを記録するようにしてもよい。
【0016】図2は、前記ポイントカード1を用いるカ
ードシステムの概略システム構成の一例を示し、このカ
ードシステムは、購買情報処理装置5aと、来店情報処
理装置5bと、これらが接続された中央制御装置CPU
と、該中央制御装置CPUに接続された記憶装置RAM
とによって構成されている。
【0017】前記購買情報処理装置5aは、店内のレジ
スタに付随して設置されており、ポイントカード1のデ
ータ記録部3に記録された顧客番号等の顧客データを読
取る読取部6と、新たに発生した顧客の購買情報及び来
店情報を入力する入力部7と、新たに発生した購買情報
又は/及び来店情報により書き換えられる後述の積算値
表象10,条件充足度表象11等をポイントカード1の
情報表示領域2に印字する印字部8とを備えている。こ
こで、前記入力部7は、レジスタが具備する光学読取り
装置や10キー入力装置が適用され、購買情報としての商
品の購入金額,購入品目等が、商品に付されたバーコー
ドの光学読取り入力や10キーによる手動入力によって中
央制御装置CPUに入力される。また、購買情報の入力
時に来店情報としての来店日時や来店曜日が同時に入力
される。
【0018】また、前記来店情報処理装置5bは、わざ
わざ来店したのに気に入った商品がなかった等の何らか
の理由で、何も購入しなかった顧客にも特典を供与する
サービスを行う場合に用いられるものであって、店の出
入り口や店内の所定位置に設置される。この来店情報処
理装置5bは、ポイントカード1のデータ記録部3に記
録された顧客番号等の顧客データを読取る読取部6と、
新たに発生した顧客の来店情報を入力する入力部9と、
新たに発生した来店情報により書き換えられる後述の積
算値表象10と条件充足度表象11とをポイントカード
1の情報表示領域2に印字する印字部8とを備えてい
る。前記入力部9は、顧客が来店情報処理装置5bに設
けられたカード挿入口にポイントカード1を挿入する
と、来店情報としての来店日時や来店曜日が自動的に中
央制御装置CPUに入力されるようになっている。
【0019】次に本発明の要部について説明する。前記
ポイントカード1の情報表示領域2には、図1に示すよ
うに、積算値表象10と、条件充足度表象11とが表示
される。積算値表象10は、購買情報として中央制御装
置CPUに入力される商品の購入金額,購入品目(高利
益率商品,主力商品,キャンペーン商品等の特定商品購
入度、あるいは肉,野菜,魚等の商品別購入度)や、来
店情報として中央制御装置CPUに入力される来店日時
や来店曜日に基づく来店回数,平日や暇な時間帯等の閑
散期の来店回数,所定期間内の来店頻度、その他のポイ
ント化し得る要素等をポイント取得要素として、これら
のなかから選択された一以上のポイント取得要素に基づ
いてポイントを算出し、その積算程度を数字,文字,図
形,絵柄等の表象によって示すものである。また、条件
充足度表象11は、前記ポイントの到達段階毎に格付け
された表象群のなかから選定されて、予め定められた一
以上の条件要素に基づいて算出される総条件値の到達段
階を数字,文字,図形,絵柄等の表象によって示すもの
である。ここで、条件要素としては、前記ポイント取得
要素の中で店側が重要視する要素であり、ポイント算出
に使用するポイント取得要素を、条件要素として用いて
もよいし、ポイント算出に使用する要素以外のポイント
取得要素であってもよい。尚、図1では、積算値表象1
0に数字と文字を用い、条件充足度表象11に絵柄キャ
ラクターを用いた表示形態が例示されている。
【0020】次に、かかる構成からなるポイントカード
1の具体的な利用態様について説明する。ここで、商品
購入金額と来店回数の二つの要素をポイント取得要素と
してポイントを算出するものとし、来店回数と購入品目
の二つの要素を店側が重要視する条件要素として条件値
を算出するものとする。そして、店内において顧客が買
い物した場合、店員によって購買情報処理装置5aのカ
ード挿入口にポイントカード1が挿入されると、読取部
6によってポイントカード1のデータ記録部3に記録さ
れている顧客番号等の顧客データが読取られて中央制御
装置CPUに入力されるとともに、レジスタ等に付設さ
れた入力部7から購入金額,購入品目,来店情報として
の来店日時や来店曜日等が中央制御装置CPUに入力さ
れる。そして、購入金額と来店情報に基づいて付与すべ
きポイントが算出され、これが記憶装置RAMに蓄積さ
れている前積算値に加算されて新たな積算値となり、そ
の積算程度を示す積算値表象10がポイントカード1の
情報表示領域2に書き込まれる。この時、情報表示領域
2は、可逆表示素子からなるため、前の積算値表象10
が消去され、新たな積算値表象10に書き換えられるこ
ととなる。また、これと同時に、中央制御装置CPUで
は入力された購入品目と来店情報に基づいて付与すべき
条件値が算出され、これが記憶装置RAMに蓄積されて
いる前の総条件値に加算されて新たな総条件値となり、
前記ポイント積算値の到達段階毎に格付けされた表象群
のなかから、その総条件値の到達段階を示す条件充足度
表象11が選定されて、情報表示領域2の表示が新たな
条件充足度表象11に書き換えられる。
【0021】また、来店した顧客が買い物をしなかった
場合、顧客が店内に設置された来店情報処理装置5bの
カード挿入口にポイントカード1を挿入すると、来店情
報としての来店日時や来店曜日が自動的に中央制御装置
CPUに入力され、この来店情報に基づいて付与すべき
条件値が算出されて、この条件値に基づく所定の演算処
理によって、上記と同様に情報表示領域2の表示が新た
な条件充足度表象11に書き換えられる。尚、顧客が同
日中に繰返しポイントカード1を来店情報処理装置5b
に挿入して不正に条件値を増加させたり、あるいは、買
い物をするたびに条件値が重複して算出されるのを防止
するため、来店情報に基づく条件値の算出は、同日中に
一回のみとするような制御が行われる。
【0022】図3は、上記のポイント算出制御と条件値
算出制御に基づいて積算値表象10と条件充足度表象1
1が表示される場合の、顧客Aと顧客Bの各ポイントカ
ード1について、図1に例示した表示形態の積算値表象
10と条件充足度表象11とが変化する様子を示したも
のである。図3イでは、顧客A,Bとも積算値表象10
は数字と文字を用いて「0ポイント」と表示されてお
り、条件充足度表象11は絵柄キャラクターの誕生期を
示す卵が表示されている。また、図3ロでは、積算値表
象10は顧客A,Bとも「100ポイント」と表示され
ており、条件充足度表象11は絵柄キャラクターの成長
初期の姿が表示されている。そして、ここまでは、顧客
A,B間において積算値表象10と条件充足度表象11
が同じであっても、その後、顧客Bの来店回数が増加し
たり、利益率の高い商品購入によって総条件値が高くな
ると、図3ハに示すように、積算値表象10は顧客A,
Bとも「200ポイント」と表示されても、総条件値の
到達段階を示す条件充足度表象11が、顧客Aでは絵柄
キャラクターが成長中期の姿となっているに対して、顧
客Bでは絵柄キャラクターが完全成長した姿となる。
【0023】ここで、ポイントサービスの特典供与が行
われる目標ポイントが200ポイントであるとすれば、
顧客A,Bとも目標ポイントに到達しているのである
が、総条件値の到達段階が高い顧客Bには、顧客Aより
高価値の景品や値引き等の特典が供与されることとな
る。これにより、店側が重要視する条件要素をより多く
充足する優良顧客に対して高価値の特典供与を行うこと
ができ、顧客サービスの差別化を図ることができる。
【0024】また、図3では、条件充足度表象11とし
て、絵柄キャラクターの三段階の成長過程を示したが、
この成長過程をさらに細分化した表示を行い、来店回数
や購入品目等の条件要素の充足度が高いと良いキャラク
ターに成長する旨をカード1の余白に表示したり、店内
に掲示しておくことにより、目標ポイントへの到達途中
において、総条件値の到達段階が低いことを示す条件充
足度表象11が表示されているカード1を所持している
顧客は、到達段階を上げる必要性を認識し、意識的に来
店回数を増やしたり、高条件値が算出される商品を購入
しようと努力するため、店側としては優良顧客作り,集
客力の向上につなげることができる。さらに、条件要素
の充足度によって絵柄キャラクターを成長させることが
できるため、ポイントカード1にゲーム的興趣性を付与
することができる。尚、図3ハに示した例では、顧客A
の絵柄キャラクターが成長中期の姿であり、顧客Bの絵
柄キャラクターが完全成長した姿であるとして説明した
が、このように絵柄キャラクターの成長段階を序列化せ
ずに、条件要素の充足状態に基づいて最終段階で全く別
の絵柄キャラクターとなるように成長させていくように
してもよい。
【0025】図4は、図1に例示した表示形態の積算値
表象10と条件充足度表象11とに加えて、各条件要素
毎に算出される個別条件値の到達段階を示す個別要素充
足度表象12a,12b,12cを情報表示領域2に夫
々表示するようにしたものである。図4イの例では、商
品購入金額と来店回数と購入品目の三つの要素を店側が
重要視する条件要素として、夫々の条件値の到達段階を
ハートマークからなる図形の全面積に占める黒色部分の
面積比率によって表わすようにしている。ここで、個別
要素充足度表象12aは、商品購入金額に関する条件値
の充足度を示し、個別要素充足度表象12bは来店回数
に関する条件値の充足度を、また、個別要素充足度表象
12cは購入品目に関する条件値の充足度を夫々示して
いる。そして、この場合、個別要素充足度表象12bの
表示から、来店回数に関する条件値の充足度が低いこと
が理解される。即ち、来店回数を増やさないと条件充足
度表象11の絵柄キャラクターが良いキャラクターに成
長せず、より高価値の特典供与が受けられないことを示
唆している。
【0026】また、図4ロの例では、肉,野菜,魚の三
つの商品別購入度が店側の重要視する条件要素となって
おり、肉の購入度に関する条件値の充足度が要素充足度
表象12aによって示され、野菜の購入度に関する条件
値の充足度が個別要素充足度表象12bによって示さ
れ、また、魚の購入度に関する条件値の充足度が個別要
素充足度表象12cによって示されている。そして、こ
の場合、個別要素充足度表象12cの表示から、魚の購
入度に関する条件値の充足度が低いことが理解され、魚
の購入を増やせば条件充足度表象11の絵柄キャラクタ
ーが良いキャラクターに成長し、より高価値の特典供与
が受けられることを示唆していることとなる。
【0027】そして、このように、個別要素充足度表象
12a,12b,12cによって、顧客は、条件値が低
い条件要素を具体的に認識することができるため、顧客
の努力目標が明確化し、店側が重要視する条件要素を充
足する方向に沿って顧客意識を誘導することが可能とな
る。
【0028】尚、前記個別要素充足度表象12a,12
b,12cにあっても、積算値表象10及び条件充足度
表象11と同様に、数字,文字,図形,絵柄等の任意の
表象を用いてその表示を行うことができる。また、各表
象12a,12b,12cに付される「購入金額,来店
回数,購入品目」等の条件要素を表わす文字は、図4
イ,ロに示すように、各表象12a,12b,12cの
下方位置のカード1の余白部分に予め印刷等によって表
示してもよいし、あるいは、情報表示領域2内で可逆表
示素子によって表示するようにしてもよい。さらに、図
4イ,ロに示した各表象12a,12b,12cに、充
足度に応じた百分率の文字を添えて、前記黒色部分の面
積比率が表わす個別条件値の到達段階をより分かり易く
するようにしてもよい。
【0029】図5は、図1に例示した表示形態の積算値
表象10と条件充足度表象11とに加え、各条件要素毎
に算出される個別条件値に基づいて、条件充足度表象1
1をより良い表象とするための語句からなる助言メッセ
ージ13を情報表示領域2に表示するようにしたもので
ある。この助言メッセージ13は、各条件要素毎に算出
される個別条件値のうちで、低い条件値がある場合等
に、その条件値を上げるためのアドバイスを行うもので
あり、例えば、図4イの例のように、商品購入金額と来
店回数と購入品目の三つの条件要素中で、来店回数に関
する個別条件値が低い場合に、来店回数を増やすことを
促すメッセージとして「もっと早く来て」とか「○月○
日までに来て」等の所要の語句が表示される。また、図
4ロの例のように、肉,野菜,魚の三つの条件要素中
で、魚の購入度に関する条件値が低い場合には、「魚を
買って」等の所要の語句が表示されることとなる。そし
て、このように助言メッセージ13により、条件充足度
表象11をより良い表象、即ち絵柄キャラクターを良い
キャラクターに成長させるためのアドバイスを積極的に
行うことによって、より具体的に顧客の努力目標が明確
化され、店側が重要視する条件要素を充足する方向に沿
って顧客意識を容易に誘導し得るものとなる。
【0030】図6は、情報表示領域2に表示される積算
値表象10と条件充足度表象11とに加えて、条件充足
度表象11で示された総条件値の格付け内容をさらに明
瞭に示す補助表象14を情報表示領域2に表示するよう
にしたものである。尚、図6では、条件充足度表象11
として、図1とは異なる絵柄キャラクターが用いられて
いる。この補助表象14は、条件充足度表象11が意味
する総条件値の到達状態を解り易く補助的に示すもので
あり、笑顔,普通の顔,思案顔等のように相違する表情
を簡略化して状態を表わすようにした絵柄や、優,良,
可のように序列を表わす文字を丸の中に配した図柄等に
よって構成される。ここで、図6イは、総条件値が高い
場合に表示される笑顔の絵柄からなる補助表象14の一
例を示し、図6ロは、総条件値が低い場合に表示される
思案顔の絵柄からなる補助表象14の一例を示してい
る。また、図6ハは、総条件値が高い場合に表示される
優の文字を丸の中に配した図柄からなる補助表象14を
示している。そして、このように、補助表象14を用い
ることにより、条件充足度表象11が示す総条件値の到
達状態を一目で簡単に知ることが可能となる。
【0031】図7は、情報表示領域2に表示される積算
値表象10と条件充足度表象11の他の表示形態を示す
ものであって、積算値表象10を、目標ポイントに対す
るポイント積算値の到達度を示すグラフからなる図形に
よって表示し、条件充足度表象11を、総条件値の到達
段階に応じて供与される具体的景品の絵柄によって表示
したものである。この例では、ポイントサービスの目標
ポイントを50ポイント,100ポイント,150ポイ
ントとし、その何れかの目標ポイントで顧客が望む時に
条件充足度表象11が示す景品の供与(景品交換)が受
けられるサービスシステムであるとする。図5イは、目
標ポイントが50ポイントに達した時の情報表示領域2
の表示状態を示しており、顧客Aの条件充足度表象11
が景品aであるのに対して、顧客Bの条件充足度表象1
1が、景品aより高価値の景品bとなっている。ここ
で、条件充足度表象11は上述したように、商品の購入
金額,購入品目(高利益率商品,主力商品,キャンペー
ン商品等の特定商品購入度、あるいは肉,野菜,魚等の
商品別購入度)や、来店回数,閑散期の来店回数,所定
期間内の来店頻度等の内で、店側が重要視する一以上の
条件要素に基づいて算出される総条件値の到達段階を示
すものであり、この総条件値の到達段階が高い顧客B
は、顧客Aの景品aより高価値の景品bを受け取ること
ができる。また、顧客Bは、この時点での景品交換を望
まずに、図5ロ,ハに示すように、100ポイントある
いは150ポイントの目標ポイントで供与されるさらに
高価値の景品c,dを目指すこともできる。一方、顧客
Aは、50ポイント時の景品aが気に入らない場合に
は、来店回数を増やしたり、利益率の高い商品を購入し
たりして条件要素の充足度を上げることにより、図5ロ
に示すように、100ポイントの目標ポイントに達する
までに景品bを表示させることができる。また、この時
点で景品交換せずに、図5ハに示すように、150ポイ
ントの目標ポイントで供与されるさらに高価値の景品c
や、条件要素の充足度をさらに上げることにより、顧客
Bと同じ景品dを獲得することもできる。
【0032】このように、この構成にあっては、条件充
足度表象11が、総条件値の到達段階に応じて供与され
る具体的景品の絵柄を表示するものであるため、顧客は
特典供与の対象物を直接視認することができ、景品獲得
意欲が増大する。また、店側としては、重要視する条件
要素をより多く充足する優良顧客作りや、集客力の向上
を図ることができる。尚、前記構成にあっては、条件充
足度表象11を、供与される具体的景品の絵柄とした
が、これに代えて、供与される具体的景品の景品名を、
例えば「カメラ,自転車,1万円の買物券」等の文字に
よって表示するようにしてもよい。また、上記のように
積算値表象10を、目標ポイントに対するポイント積算
値の到達度を示すグラフによって表示することにより、
ポイント到達度を視覚的に容易に認識し得る利点があ
る。
【0033】図8は、情報表示領域2に表示される条件
充足度表象11の他の変化態様を示すものであり、図3
及び図7に示した例では、獲得ポイントの各到達段階毎
に変化する条件充足度表象11が総条件値の高い場合と
低い場合に夫々対応して二態様に変化する場合について
説明したが、ここでは、総条件値が高い場合と中程度の
場合と低い場合の三通りの判定基準に基づいて条件充足
度表象11を三態様に変化させるようにしている。即
ち、図8に示す例では、ポイントサービスの目標ポイン
トを100ポイントとし、50ポイント未満までは10
ポイント毎に卵が次第に割れる様子を示す絵柄によって
条件充足度表象11が表示される。そして、50ポイン
ト時に所定の演算処理により、総条件値の充足度を高,
中,低の三通りに判定して、その夫々に対応する条件充
足度表象11を三態様の絵柄キャラクターA,B,Cに
よって表示し、さらに、100ポイント時における総条
件値の充足度を再度高,中,低の三通りに判定して前記
絵柄キャラクターA,B,Cを夫々三態様に変化させ、
最終的に九態様の絵柄キャラクター〜(図示省略)
を表示するようにしたものである。このような、条件充
足度表象11の細分化表示により、顧客をより細かくラ
ンク付けすることができ、顧客に対するより適切なサー
ビスの差別化が可能となる。尚、この構成にあって、最
終的な条件充足度表象11としての絵柄キャラクター
〜を、図7で示したような具体的景品の絵柄あるいは
その景品名としてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上述のように、書き換え可能
な可視情報を表示する情報表示領域を備えたポイントカ
ードにおいて、一以上のポイント取得要素に基づいて算
出されるポイントの積算程度を示す積算値表象と、ポイ
ントの到達段階毎に格付けされた表象群のなかから選定
されて、予め定められた一以上の条件要素に基づいて算
出される総条件値の到達段階を示す条件充足度表象とを
前記情報表示領域に表示するようにしたから、積算値表
象が同じであっても、総条件値の到達段階の相違により
異なる条件充足度表象が表示されることとなり、これに
よって、顧客サービスの差別化を図ることができる。ま
た、総条件値の到達段階が低いことを示す条件充足度表
象が表示されているカードを所持している顧客は、総条
件値の充足度を上げようと努力することにより、店側と
しては優良顧客作り,集客力の向上につなげることがで
きる。
【0035】また、各条件要素毎に算出される個別条件
値の到達段階を示す個別要素充足度表象を情報表示領域
に併せて表示することにより、条件値が低い条件要素を
具体的に認識することができるため、顧客の努力目標が
明確化し、店側が重要視する条件要素を充足する方向に
沿って顧客意識を誘導し得るものとなる。
【0036】さらに、各条件要素毎に算出される個別条
件値に基づいて、条件充足度表象をより良い表象とする
ための語句からなる助言メッセージを情報表示領域に表
示すれば、より具体的に顧客の努力目標を明確化させる
ことができ、また、条件充足度表象で示された総条件値
の格付け内容をさらに明瞭に示す補助表象を情報表示領
域に表示すれば、条件充足度表象が示す総条件値の到達
状態を一目で簡単に知り得る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるポイントカードの一実施例を示
す平面図である。
【図2】本発明にかかるポイントカードを用いるカード
システムの概略システム構成図である。
【図3】情報表示領域に表示される積算値表象と条件充
足度表象の表示形態を示す説明図である。
【図4】情報表示領域に表示される個別要素充足度表象
の表示形態を示す説明図である。
【図5】情報表示領域に表示される助言メッセージの表
示形態を示す説明図である。
【図6】情報表示領域に表示される補助表象の表示形態
を示す説明図である。
【図7】情報表示領域に表示される積算値表象と条件充
足度表象の他の表示形態を示す説明図である。
【図8】条件充足度表象の他の変化態様を示す説明図で
ある。
【図9】従来構成のポイントカードの平面図である。
【符号の説明】
1 ポイントカード 2 情報表示領域 10 積算値表象 11 条件充足度表象 12a,12b,12c 個別要素充足度表象 13 助言メッセージ 14 補助表象

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き換え可能な可視情報を表示する情報表
    示領域を備えたポイントカードにおいて、 一以上のポイント取得要素に基づいて算出されるポイン
    トの積算程度を示す積算値表象と、 ポイントの到達段階毎に格付けされた表象群のなかから
    選定されて、予め定められた一以上の条件要素に基づい
    て算出される総条件値の到達段階を示す条件充足度表象
    とを前記情報表示領域に表示することを特徴とするポイ
    ントカード。
  2. 【請求項2】前記条件充足度表象が、総条件値の到達段
    階に応じて成長する絵柄キャラクター、又は総条件値の
    到達段階に応じて供与される具体的景品の絵柄あるいは
    その景品名であることを特徴とする請求項1に記載した
    ポイントカード。
  3. 【請求項3】各条件要素毎に算出される個別条件値の到
    達段階を示す個別要素充足度表象を情報表示領域に表示
    することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した
    ポイントカード。
  4. 【請求項4】各条件要素毎に算出される個別条件値に基
    づいて、条件充足度表象をより良い表象とするための語
    句からなる助言メッセージを情報表示領域に表示するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載したポイン
    トカード。
  5. 【請求項5】条件充足度表象で示された総条件値の格付
    け内容をさらに明瞭に示す補助表象を情報表示領域に表
    示することを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載し
    たポイントカード。
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