JP2000184240A - 画像撮影装置 - Google Patents

画像撮影装置

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JP2000184240A
JP2000184240A JP10356304A JP35630498A JP2000184240A JP 2000184240 A JP2000184240 A JP 2000184240A JP 10356304 A JP10356304 A JP 10356304A JP 35630498 A JP35630498 A JP 35630498A JP 2000184240 A JP2000184240 A JP 2000184240A
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Hiroyuki Nagai
広行 永井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶モニタを見ながら撮影を行う場合であっ
ても、ユーザが撮影したことを実感できるディジタルカ
メラを提供するディジタルカメラを実現する。 【解決手段】 メモリ9は、撮影画像データの他にフレ
ームデータ及び複数個のゲインデータを記憶する。フレ
ームデータはシャッタが閉まったときに相当する黒色の
画像データである。ゲインデータは撮影画像データとフ
レームデータのどちらを優先するかを表すデータであ
り、例えば円内は撮影画像データを、円外はフレームデ
ータを優先する。メモリ9には、円の直径が異なる複数
のゲインデータが格納されている。レリーズシャッタが
押されたときは、撮影画像データとフレームデータを合
成すると共に、円の大きさが異なるゲインデータを連続
的に選択して表示回路5に送る。これにより、レンズシ
ャッタが動作したような擬似的な表示が液晶パネル6上
になされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を画像デ
ータとして撮影する画像撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、いわゆるディジタルカメラが急
速に普及しつつある。また、ディジタルカメラには液晶
モニタを備えたものが多く、当該ディジタルカメラによ
れば、撮影した画像をその場で液晶モニタに表示して見
ることができるという利点を有している。また、ディジ
タルカメラは、画像をディジタル的に処理するので、い
わゆるパーソナルコンピュータ等の他の電子機器との親
和性にも優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の銀塩
フィルムを用いたフィルムカメラ、特にいわゆる一眼レ
フのフィルムカメラは、レリーズボタンを押すとシャッ
タ機構が動作し、ファインダ内の画像が一瞬だけ消える
ことが特徴となっている。このため、ユーザは当該撮影
時のシャッタ機構の動作によるファインダ画像の消失に
よって撮影がなされたことを確認できる。
【0004】一方で、一般的に普及しているディジタル
カメラは、レンジファインダ或いは液晶モニタにて被写
体が撮影範囲内に入っていることを確認することはでき
るが、実際にレリーズボタンを押して撮影を行ったこと
を、フィルムカメラほど実際の感触として感じることが
できない。特に、液晶モニタを見ながら撮影を行うよう
にした場合、撮影時にその撮影処理中の静止画像が当該
液晶モニタに数秒間表示されるのみであり、したがっ
て、ディジタルカメラを使い慣れていないユーザにとっ
ては撮影した感触をあまり実感できない。
【0005】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、液晶モニタを見ながら撮影を行う
場合であっても、ユーザが撮影したことを実感できる画
像撮影装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像撮影装置
は、被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、画像信
号から画像データを生成する信号処理手段と、画像デー
タとその画像データに合成される合成用画像データとそ
れらのうちのどちらを優先するかを示す複数のゲインデ
ータとを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されてい
るデータを読み出し、内部又は外部の表示手段への表示
信号を生成する表示信号生成手段とを有し、表示信号生
成手段は、撮影時に、画像データ及び合成用画像データ
を読み出すと共に、複数のゲインデータを連続的に選択
して読み出し、当該ゲインデータに基づいて優先させた
画像データと合成用画像データを合成して、表示信号を
生成することにより、上述した課題を解決する。
【0007】また、本発明の画像撮影装置は、被写体像
を画像信号に変換する撮像手段と、画像信号から画像デ
ータを生成する信号処理手段と、画像データとその画像
データに合成される複数の合成用画像データとを記憶す
る記憶手段と、記憶手段に記憶されているデータを読み
出し、内部又は外部の表示手段への表示信号を生成する
表示信号生成手段とを有し、表示信号生成手段は、撮影
時に、画像データを読み出すと共に複数の合成用画像デ
ータを連続的に選択して読み出し、画像データと合成用
画像データを合成して表示信号を生成することにより、
上述した課題を解決する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0009】図1には、本発明の画像撮影装置が適用さ
れる一実施の形態としてのディジタルカメラ本体20の
ブロック構成を示す。
【0010】この図1において、レンズ1は、被写体等
からの光をCCD2上に結像させる。CCD2は、固体
撮像素子であり、上記レンズ1を介した入射光を電気信
号(画像信号)に変換する。信号処理回路3は、上記C
CD2からの画像信号に所定の信号処理を施して画像デ
ータを生成する。CPU4は、ディジタルカメラ20の
全体のシステム制御を行う。表示回路5は、液晶パネル
6に後述するような映像を表示するための表示信号を生
成すると共にバックライト7の動作を制御する。液晶パ
ネル6は、撮影しようとする画像や撮影後の再生画像、
又は合成用画像としての後述するフレーム画像を表示可
能なモニタである。バックライト7は、液晶パネル6に
背後から光を投射し、液晶パネル6に表示された映像を
見やすくするためのものである。メモリコントローラ8
は、メモリ9の書き込み/読み出しを制御する。メモリ
9は、信号処理回路3からの画像データを一時的に記憶
し、また、後述するフレーム画像の画像データ(フレー
ムデータ)及び後述するゲインデータを記憶する。操作
キー10は、例えばレリーズボタンや再生ボタン等、ユ
ーザが操作する操作入力部であり、ユーザは当該操作キ
ー10を用いて撮影や再生等の操作指示を行う。ドライ
ブ回路11は、ディジタルカメラ20本体と外部記録媒
体30との間で画像データの通信を行う。電源回路14
は、電源15から供給される電力を安定化し、ディジタ
ルカメラ20本体内の各デバイスに供給する。データコ
ネクタ21は、ディジタルカメラ20本体と外部記録媒
体30との間を接続するインターフェイスであり、ま
た、電源コネクタ22は、ディジタルカメラ20本体と
電源15との間を接続する接続手段である。
【0011】外部記録媒体30は、メモリコントローラ
12とメモリ13により構成される。メモリコントロー
ラ12は、外部記録媒体30のメモリ13の書き込み/
読み出しを制御する。メモリ13は、当該外部記録媒体
30のメモリである。また、データコネクタ31は、当
該外部記録媒体30とディジタルカメラ20本体との間
のインターフェイスであり、上記ディジタルカメラ20
本体のデータコネクタ21と対を成すものである。
【0012】電源15は、1次電池又は2次電池或いは
外部電源入力等からなる。電源コネクタ42は、当該電
源15とディジタルカメラ20本体との間を接続する接
続手段であり、ディジタルカメラ20本体の電源コネク
タ22と対を成すものである。
【0013】上述したような構成のディジタルカメラに
おいて、実際に撮影を行う場合の基本的な動作につい
て、以下に説明する。
【0014】実際に撮影を行う場合、被写体像はレンズ
1によりCCD2に結像する。これにより、被写体像の
画像情報は当該CCD2によって画像信号に変換され
る。このCCD2からの画像信号は信号処理回路3に送
られ、所定の信号処理により画像データに変換される。
この信号処理回路3から出力された画像データは、メモ
リコントローラ9を介して、一時的にメモリ9に記憶さ
れる。当該メモリ9に一時的に記憶された画像データ
は、その後読み出され、メモリコントローラ9を介して
表示回路5に送られる。表示回路5は、メモリ9からの
画像データに基づいて液晶パネル6を駆動する。これに
より、表示パネル6上には映像が表示されることにな
る。またこれと同時に、表示回路5は、バックライト7
を駆動し、液晶パネル6の背後から光が投射されるよう
にする。これにより、表示パネル6上の表示はユーザか
ら見やすいものとなる。
【0015】上述したように液晶パネル6上に映像が表
示されている状態において、実際の撮影を行う場合は、
ユーザが、当該液晶パネル6上の映像を観ながら被写体
の構図等を考えつつ、所望のタイミングで操作キー10
のレリーズボタンを押すことによりなされる。当該レリ
ーズボタンが押されると、メモリ9に一時的に記憶され
ている画像データは、メモリコントローラ8とドライブ
回路11を介して外部記録媒体30に転送される。外部
記録媒体30のメモリコントローラ12は、上記ディジ
タルカメラ20本体から転送されてきた画像データを、
内部のメモリ13に記憶させる。
【0016】以上のようにして、本実施の形態のディジ
タルカメラ20は撮影処理を行う。
【0017】なお、以下の説明では、CCD2からの画
像信号を信号処理回路3にて変換した画像データと、後
述するフレーム画像の画像データとを、それぞれ区別す
るため、上記CCD2からの画像信号を信号処理回路3
にて変換した画像データを撮影画像データと呼び、上記
フレーム画像の画像データをフレームデータと呼ぶこと
にする。また、上記撮影画像データに基づいて液晶パネ
ル6に表示される画像を、撮影画像と呼ぶことにする。
上記フレームデータに基づいて液晶パネル6上に表示さ
れる画像が上記フレーム画像である。
【0018】ところで、本実施の形態のディジタルカメ
ラ20のメモリ9は、上述した撮影画像データを一時的
に記憶するだけでなく、以下に説明するようなフレーム
画像の画像データ(フレームデータ)及び複数個のゲイ
ンデータが予め記憶されている。
【0019】上記フレーム画像とは、いわゆる一眼レフ
のフィルムカメラにおけるシャッタ機構による画像消失
時に相当する画像が液晶パネル6上に表示されたときの
画像であり、フレームデータとは当該フレーム画像を液
晶パネル6上に表示するための画像データである。上記
フレーム画像の一例としては、液晶パネル6の全表示画
面を例えば黒くするような画像を挙げることができる。
【0020】また、上記ゲインデータとは、上記撮影画
像と上記フレーム画像のどちらを、より鮮明に液晶パネ
ル6上に表示させるかを、各ピクセル毎に表したデータ
である。当該ゲインデータの一例としては、任意の大き
さの円内では撮影画像がより鮮明となるように、一方、
当該円外ではフレーム画像がより鮮明となるように、上
記液晶パネル6上に優先的に表示させるためのデータを
挙げることができる。上記メモリ9には、上記円の大き
さ(直径)がそれぞれ異なる複数個のゲインデータが格
納されている。
【0021】ここで、本実施の形態のディジタルカメラ
は、操作キー10のレリーズボタンが押されたときに、
上記メモリ9に一時的に記憶されている静止画像である
上記撮影画像データと、上記フレームデータとを当該メ
モリ9から読み出して表示回路5に送ると同時に、例え
ば直径の大きな円から徐々に直径の小さな円になり、そ
の後直径の小さな円から徐々に直径の大きな円となるよ
うな各ゲインデータを連続的に且つ選択的にメモリ9か
ら読み出して表示回路5に送るように動作する。
【0022】すなわち、当該レリーズボタンが押される
前後の液晶パネル6上の表示は、レリーズボタンが押さ
れる前は撮影画像のみが表示されている状態であり、レ
リーズボタンが押された後は画面の周辺部から中心に向
かって徐々に黒く(撮影画像部分が徐々に小さく)な
り、全映像が一旦真っ暗になった後、画面の中心から周
辺部に向かって徐々に撮影画像部分が大きくなるように
表示され、最終的には撮影画像のみが表示されている状
態に戻るような表示となる。なお、当該レリーズボタン
が押された時の液晶パネル6上の一連の表示動作は、い
わゆるフィルムカメラにおいてシャッタ機構が動作した
場合のように一瞬の間に行われる。
【0023】本実施の形態のディジタルカメラにおいて
は、レリーズボタンが押されたとき、液晶パネル6に上
述したような一連の表示を行うことで、当該液晶パネル
6上にはいわゆるレンズシャッタ機構が動作したときの
ようにレンズシャッタ羽が閉まった後に開いていくよう
な動きに似た擬似的な映像が表示されることになる。し
たがって、本実施の形態のディジタルカメラによれば、
液晶パネル6上の表示を見ながら撮影を行う場合であっ
ても、ユーザが撮影したことを実感可能となる。すなわ
ち、いわゆる一眼レフのフィルムカメラでシャッタを切
ったときに非常に近い映像が液晶パネル6に表示される
ため、ユーザは違和感なくディジタルカメラにて撮影が
できたことを実感することが可能となる。
【0024】以下、本実施の形態のディジタルカメラに
おいて、上述したようなレリーズボタンが押されたとき
の液晶パネル6上の一連の表示動作を実現する具体的構
成及び動作について、以下に説明する。
【0025】図2には、メモリ9のメモリマップを示
す。メモリ9には、この図2に示すように、撮影画像デ
ータPDとフレームデータFD及び複数個のゲインデー
タGDが記憶されている。
【0026】撮影画像データPDは、CCD2にて撮像
された画像信号を信号処理回路3にて変換した640×
480ドット、RGB各8ビットの画像データであり、
図2の例では各ドットに対応する撮影画像データをR
(0,0)、G(0,0)、B(0,0)〜R(64
0,480)、G(640,480)、B(640,4
80)として表し、これら撮影画像データPDがメモリ
9のアドレス「000000h」から「0E0FFF
h」までに配置されている。なお、アドレスのhは16
進数表現であることを表している。
【0027】フレームデータFDは、撮影画像データ上
に合成表示される320×240ドット、RGB各8ビ
ットの画像データであり、図2の例では各ドットに対応
するフレームデータをR(0,0)、G(0,0)、B
(0,0)〜R(319,239)、G(319,23
9)、B(319,239)として表し、これらフレー
ムデータFDがメモリ9のアドレス「0E1000h」
から「1193FFh」までに配置されている。
【0028】ゲインデータGDは、液晶パネル6上の3
20×240ドットの各ピクセルについて、撮影画像デ
ータとフレームデータのどちらをより優先的に液晶パネ
ルに表示させるかを示すデータであり、図2の例では前
記複数個のゲインデータGD1,GD2,GD3,・・
・の各ドットに対応するデータを、ゲインデータGD1
のg1(0,0)、g1(1,0)、g1(2,0)〜
g1(317,239)、g1(318,239)、g
1(319,239)、ゲインデータGD2のg2
(0,0)、g2(1,0)、g2(2,0)〜g2
(317,239)、g2(318,239)、g2
(319,239)、ゲインデータGD3のg3(0,
0)、g3(1,0)、g3(2,0)〜g3(31
7,239)、g3(318,239)、g3(31
9,239)、・・・として表し、ゲインデータGD1
がメモリ9のアドレス「119400h」から「12B
FFFh」までに、ゲインGD2がメモリ9のアドレス
「12C000h」から「13EBFFh」までに、ゲ
インGD3がメモリ9のアドレス「13EC00h」か
ら「1517FFh」までに配置されている。メモリ9
のアドレス「151800h」以降のゲインデータGD
4については省略する。
【0029】なお、上記の画像サイズはあくまで一例で
あり、他の大きさの画像サイズも当然考えられる。
【0030】次に、図3及び図4には、表示回路5の内
部構成例を示す。図3と図4には2つの回路例が示され
ているが、両者は同じ働きをする。
【0031】先ず、図3において、端子51には各ピク
セルに対応する撮影画像データが入力され、端子53に
は各ピクセルに対応するフレームデータが入力される。
また、端子52と端子54にはゲインデータが入力され
る。
【0032】撮影画像データは、撮影画像データの縦方
向と横方向共にドット数を1/2にする間引き処理を行
う間引き回路55に送られる。すなわち、当該間引き回
路55では、640×480ドットの撮影画像データを
320×240ドットの間引くこと、具体的にはR
(0,0)、G(0,0)、B(0,0)〜R(64
0,480)、G(640,480)、B(640,4
80)の撮影画像データ内のR(i,j)、G(i,
j)、B(i,j)(0≦i≦319、0≦j≦23
9)で表されるピクセルを抽出する。
【0033】上記間引き処理後の撮影画像データは、乗
算器56に送られる。このときの乗算器56には、端子
52からのゲインデータも供給されており、したがっ
て、当該乗算器56では上記間引き処理後の撮影画像デ
ータに上記ゲインデータが乗算される。この乗算器56
の出力データは加算器57に送られる。
【0034】一方、端子53からのフレームデータは、
乗算器58に送られる。このときの乗算器58には、端
子54からのゲインデータも供給されており、したがっ
て、当該乗算器58では上記フレームデータに上記ゲイ
ンデータが乗算される。この乗算器58の出力データは
加算器57に送られる。
【0035】加算器57は、上記乗算器56にてゲイン
データが乗算された間引き処理後の撮影画像データと、
上記乗算器58にてゲインデータが乗算されたフレーム
データとを加算する。この加算器57の加算データが液
晶パネル6への表示データとして端子59から出力され
る。
【0036】ここで、上記端子52に供給されるゲイン
データはr/255の演算が、また、端子54に供給さ
れるゲインデータは(255−r)/255の演算がな
されたものとなっており、上記rは、前記円内ではr=
255、前記円外ではr=0の値をとるものである。し
たがって、端子52を介して乗算器56に送られるゲイ
ンデータは、前記円内(r=255)において255/
255=1となり、円外(r=0)において0/255
=0となる。一方、端子54を介して乗算器58に送ら
れるゲインデータは、前記円内(r=255)において
0/255=0となり、円外(r=0)において255
/255=1となる。
【0037】このため、上記乗算器56からは、前記円
内のみが間引き処理後の撮影画像データとなり、円外は
値0となるデータが出力されることになる。一方、上記
乗算器58からは、前記円外のみがフレームデータとな
り、円外は値0となるデータが出力されることになる。
したがって、上記加算器57からは、円内が上記間引き
処理後の撮影画像データとなり、円外はフレームデータ
となるような表示データが出力されることになる。
【0038】また、図4において、端子51には各ピク
セルに対応する撮影画像データが入力され、端子53に
は各ピクセルに対応するフレームデータが入力され、端
子52にはゲインデータが入力される。
【0039】撮影画像データは、図3の例と同様の間引
き回路55にて間引き処理された後、加算器60に送ら
れる。このときの加算器60には、端子53からのフレ
ームデータが減算信号として供給されており、したがっ
て、当該加算器60では上記間引き処理後の撮影画像デ
ータからフレームデータが減算されることになる。この
加算器60での演算により得られた出力データは、乗算
器61に送られる。
【0040】当該乗算器61には、端子52からのゲイ
ンデータも供給されており、したがって、当該乗算器6
1では上記加算器60からの出力データにゲインデータ
が乗算される。
【0041】ここで、当該図4の例も、上記端子52に
供給されるゲインデータはr/255の演算がなされた
ものとなっており、上記rは前記円内ではr=255、
前記円外ではr=0の値をとるものである。したがっ
て、端子52を介して乗算器56に送られるゲインデー
タは、前記円内(r=255)において255/255
=1となり、円外(r=0)において0/255=0と
なる。
【0042】このため、上記乗算器61からは、前記円
内のみ、上記間引き処理後の撮影画像データからフレー
ムデータが減算されたデータとなり、円外は値0となる
データが出力されることになる。この乗算器61の出力
データは加算器62に送られる。
【0043】また、当該加算器62には、上記端子53
からのフレームデータが加算信号として供給されてお
り、したがって、当該加算器62では上記乗算器61か
らの出力データに上記フレームデータが加算されること
になる。これにより、当該加算器62からは、円内が上
記間引き処理後の撮影画像データとなり、円外はフレー
ムデータとなるようなデータが出力されることになる。
この加算器62の加算データが液晶パネル6への表示デ
ータとして端子59から出力される。
【0044】次に、図5には、液晶パネル6に表示され
ることになる上記間引き処理後の撮影画像データの様子
を示す。この図5において、上記間引き回路55により
間引き処理された後の撮影画像データ上の任意のピクセ
ルのデータをRp(x,y)、Gp(x,y)、Bp
(x,y)とし、フレームデータ上でそれら撮影画像デ
ータの各ピクセルと同一のピクセルのデータをRf
(x,y)、Gf(x,y)、Bf(x,y)、同じくゲ
インデータ上でそれら撮影画像データの各ピクセルと同
一のピクセルのデータをg(x,y)とすると、上記図
3の回路から出力される液晶パネル6への表示データR
out(x,y)、Gout(x,y)、Bout(x,y)
は、各々下記式で表される。
【0045】Rout(x,y) = Rp(x,y)g(x,y)/255+Rf(x,y)
(255-g(x,y))/255 Gout(x,y) = Gp(x,y)g(x,y)/255+Gf(x,y)(255-g(x,y))
/255 Bout(x,y) = Bp(x,y)g(x,y)/255+Bf(x,y)(255-g(x,y))
/255 図3の回路は、当該式の演算を320×240=768
00ドットの全ピクセルについて行う。
【0046】また、図4の回路図においては、液晶パネ
ル6への表示データRout(x,y)、Gout(x,
y)、Bout(x,y)は、各々下記式で表される。
【0047】 Rout(x,y) = g(x,y)(Rp(x,y)-Rf(x,y))/255+Rf(x,y) Gout(x,y) = g(x,y)(Gp(x,y)-Gf(x,y))/255+Gf(x,y) Bout(x,y) = g(x,y)(Bp(x,y)-Bf(x,y))/255+Bf(x,y) 図4の回路は、当該式の演算を320×240=768
00ドットの全ピクセルについて行う。
【0048】なお、図3及び図4の回路例では、RGB
表示系の演算を行っているが、YUV表示系の演算を行
うことも考えられる。
【0049】次に、図6には、上述したような撮影画像
データの間引き処理、その間引き処理後の撮影画像デー
タとフレームデータとの合成、さらに当該合成画像に対
して乗算されるゲインデータ、当該合成画像にゲインデ
ータを乗算した後の表示データの一例を示す。
【0050】この図6において、640×480ドット
の撮影画像は、間引き処理により図6中の(A)に示す
ような320×240ドットの間引き画像となる。一
方、フレームデータは 図6中の(B)に示すように3
20×240ドットの例えば黒色のデータである。これ
ら間引き処理後の撮影画像データとフレームデータを加
算(合成)し、さらに図6中(C)に示すような320
×240ドットで且つ、円外は前記r=0で、円内は前
記r=255と成されて得られたゲインデータを乗算す
る。これにより、液晶パネル6上には、図6中(D)に
示すような円内は間引き処理後の撮影画像となり、円外
はフレーム画像の例えば黒色の画像となる表示が行われ
ることになる。図6中(C)のゲインデータとしては、
前述したように、直径の大きな円から徐々に直径の小さ
な円になり、その後直径の小さな円から徐々に直径の大
きな円となるような各ゲインデータが連続的に選択され
るため、図6中(D)に示す液晶パネル6上の表示は、
いわゆるレンズシャッタ機構が動作したときのようにレ
ンズシャッタ羽が閉まった後に開いていくような動きに
似た擬似的な映像が表示されることになる。
【0051】本発明実施の形態のディジタルカメラにお
いては、以上のようにして、撮影時にあたかもレンズシ
ャッタが開閉するかのような視覚的効果を実現してい
る。
【0052】上述したように、本発明の実施の形態のデ
ィジタルカメラによれば、メモリ9に撮影画像データと
フレームデータ及び複数個のゲインデータを記憶し、レ
リーズボタンが押された場合、撮影画像データとフレー
ムデータを読み出すと共に、異なるゲインデータを連続
的に選択して読み出して表示回路5に出力することによ
り、液晶パネル6上には、あたかもレンズシャッタが開
閉するかのような擬似的な映像が表示されるようにな
り、したがって、ユーザはディジタルカメラによる撮影
を実感可能となっている。
【0053】なお、本発明の他の実施の形態として、以
下のような方法も考えられる。
【0054】すなわち、例えばメモリ9に格納されるフ
レームデータの画像(フレーム画像)として、前述した
ような全面が黒色になるようなものではなく、中央部が
円状に空き、円外が例えば黒色となるようなフレーム画
像とし、ゲインデータについてはメモリ9に格納しない
ようにすることもできる。この場合、中央部の円の直径
が異なる複数のフレーム画像のフレームデータをメモリ
9に格納しておき、例えばレリーズボタンが押されたと
きに、例えば直径の大きな円から徐々に直径の小さな円
になり、その後直径の小さな円から徐々に直径の大きな
円となるような各フレームデータを連続的にメモリ9か
ら選択的に読み出して表示回路5に送るようにすれば、
前述同様に、液晶パネル6上にはいわゆるレンズシャッ
タ機構が動作したときのようにレンズシャッタ羽が閉ま
った後に開いていくような動きに似た擬似的な映像が表
示されることになる。
【0055】なお、上述した実施の形態では、いわゆる
レンズシャッタ機構が動作したときのような疑似的な画
像を液晶パネル6上に表示する例を挙げたが、本発明は
もちろんこれに限定されるわけではなく、前記円に限ら
ず任意の形状を使用することもでき、さらに、例えばい
わゆるフォーカルプレーンシャッタ機構の動作したとき
のような擬似的な画像を液晶パネル6上に表示するよう
なことも可能である。このフォーカルプレーンシャッタ
機構が動作したときの擬似的な画像を表示する場合、メ
モリ9に記憶されるゲインデータ(或いは上記他の実施
の形態におけるフレームデータ)は、液晶パネル6上で
水平或いは垂直方向に一瞬だけシャッタ幕が移動するよ
うなデータとなる。
【0056】また、上述した実施の形態では、メモリ9
に撮影画像データとフレームデータ及びゲートデータ等
を格納する例を挙げたが、それらを別々のメモリに格納
するようなことも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
画像撮影装置は、被写体像から画像データを生成し、画
像データとそれに合成される合成用画像データとそれら
のうちのどちらを優先するかを示す複数のゲインデータ
とを記憶しておき、撮影時には、連続的に選択して読み
出した複数のゲインデータに基づいて優先させた画像デ
ータと合成用画像データを合成して表示信号を生成する
ことにより、例えば表示手段上の表示を見ながら撮影を
行う場合であっても、ユーザが撮影したことを実感可能
になる。
【0058】また、本発明の画像撮影装置は、被写体像
から画像データを生成し、画像データと共にその画像デ
ータに合成される複数の合成用画像データとを記憶して
おき、撮影時に、連続的に選択して読み出した複数の合
成用画像データを画像データと合成して表示信号を生成
することにより、例えば表示手段上の表示を見ながら撮
影を行う場合であっても、ユーザが撮影したことを実感
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のディジタルカメラの概略構
成を示すブロック回路図である。
【図2】ディジタルカメラ本体内のメモリのメモリマッ
プを示す図である。
【図3】ディジタルカメラ本体内の表示回路の内部構成
の一例を示すブロック回路図である。
【図4】ディジタルカメラ本体内の表示回路の内部構成
の他の例を示すブロック回路図である。
【図5】液晶パネルに表示される間引き処理後の撮影画
像データの説明に用いる図である。
【図6】撮影画像データとフレームデータとを合成し、
さらにゲインデータを乗算して表示データを生成する手
順及びその画像の一例の説明に用いる図である。
【符号の説明】
1 レンズ、 2 CCD、 3 信号処理回路、 4
CPU、 5 表示回路、 6 液晶パネル、 7
バックライト、 8 ディジタルカメラのメモリコント
ローラ、 9 ディジタルカメラのメモリ、 10 操
作キー、 11ドライブ回路、 12 外部記録媒体の
メモリコントローラ、 13 外部記録媒体のメモリ、
14 電源回路、 15 電源、 20 ディジタル
カメラ本体、 21,31 データコネクタ、 22,
42 電源コネクタ、 30外部記録媒体、 55 間
引き回路、 56,58,61 乗算器、 57,6
0,62 加算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を画像信号に変換する撮像手段
    と、 上記画像信号から画像データを生成する信号処理手段
    と、 上記画像データと、上記画像データに合成される合成用
    画像データと、上記画像データと上記合成用画像データ
    のどちらを優先するかを示す複数のゲインデータとを、
    記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されているデータを読み出し、内部
    又は外部の表示手段への表示信号を生成する表示信号生
    成手段とを有し、 上記表示信号生成手段は、撮影時に、上記記憶手段から
    上記画像データ及び上記合成用画像データを読み出すと
    共に、上記複数のゲインデータを連続的に選択して読み
    出し、当該ゲインデータに基づいて優先させた上記画像
    データと合成用画像データを合成して、上記表示信号を
    生成することを特徴とする画像撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記ゲインデータは、円内は上記画像デ
    ータを優先させ、円外は上記合成用画像データを優先さ
    せる係数データであり、上記記憶手段には、上記円の大
    きさが異なる複数のゲインデータを記憶してなることを
    特徴とする請求項1記載の画像撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記表示信号生成手段は、上記画像デー
    タを間引く間引き手段と、当該間引き処理後の画像デー
    タに上記ゲインデータを乗算する第1の乗算手段と、上
    記合成用画像データに上記ゲインデータを乗算する第2
    の乗算手段と、上記第1,第2の乗算手段の出力を加算
    する加算手段とを有してなることを特徴とする請求項1
    記載の画像撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記表示信号生成手段は、上記画像デー
    タを間引く間引き手段と、当該間引き処理後の画像デー
    タから上記合成用画像データを減算する減算手段と、上
    記減算手段の出力に上記ゲインデータを乗算する乗算手
    段と、上記乗算手段の出力に上記合成用画像データを加
    算する加算手段とを有してなることを特徴とする請求項
    1記載の画像撮影装置。
  5. 【請求項5】 被写体像を画像信号に変換する撮像手段
    と、 上記画像信号から画像データを生成する信号処理手段
    と、 上記画像データと、上記画像データに合成される複数の
    合成用画像データとを、記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されているデータを読み出し、内部
    又は外部の表示手段への表示信号を生成する表示信号生
    成手段とを有し、 上記表示信号生成手段は、撮影時に、上記記憶手段から
    上記画像データを読み出すと共に、上記複数の合成用画
    像データを連続的に選択して読み出し、上記画像データ
    と合成用画像データを合成して、上記表示信号を生成す
    ることを特徴とする画像撮影装置。
JP10356304A 1998-12-15 1998-12-15 画像撮影装置 Withdrawn JP2000184240A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7382977B2 (en) 2004-12-28 2008-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Image capture apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7382977B2 (en) 2004-12-28 2008-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Image capture apparatus
CN100428777C (zh) * 2004-12-28 2008-10-22 佳能株式会社 摄像装置

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