JP2000183658A - 集積回路装置およびそれを用いた通信装置 - Google Patents

集積回路装置およびそれを用いた通信装置

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JP2000183658A
JP2000183658A JP10352952A JP35295298A JP2000183658A JP 2000183658 A JP2000183658 A JP 2000183658A JP 10352952 A JP10352952 A JP 10352952A JP 35295298 A JP35295298 A JP 35295298A JP 2000183658 A JP2000183658 A JP 2000183658A
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oscillation
circuit device
mixer
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Yoshikuni Tokawa
嘉邦 東川
Daiki Fujiwara
大樹 藤原
Hiroshi Taniguchi
弘 谷口
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/12Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing by means of semiconductor devices having more than two electrodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
    • H04B1/28Circuits for superheterodyne receivers the receiver comprising at least one semiconductor device having three or more electrodes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振回路部から出力される信号の位相雑音特
性が良い周波数変換用の集積回路装置を提供する。 【解決手段】 RF入力ポート4とLO入力ポート(図
示せず)とIF出力ポート5を持つミキサ回路部2と、
ミキサ回路部2のLO入力ポートに接続された発振回路
部11とを1つの半導体基板8上に形成する。ここで、
ミキサ回路部2は非線形素子としてFETを用い、発振
回路部11は発振素子としてバイポーラトランジスタを
用いる。 【効果】 発振回路部から出力される信号の位相雑音を
小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路装置および
それを用いた通信装置、とくにCATVチューナーの周
波数変換用の集積回路装置およびそれを用いた通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATVチューナーなどの小型化
とともに、その中の周波数変換部の集積化が進んでい
る。
【0003】図11に、従来の周波数変換部を集積化し
た集積回路装置を示す。図11において、集積回路装置
1はGaAs集積回路で、1つのGaAs半導体基板8
の上にミキサ回路部2と発振回路部3が同時に集積化さ
れている。ここで、ミキサ回路部2はRF入力ポート4
(用のボンディングパッド)とIF出力ポート5(用の
ボンディングパッド)とLO出力ポート7(用のボンデ
ィングパッド)を有し、発振回路部3は制御電圧端子6
(用のボンディングパッド)を有している。すなわち、
発振回路部3は電圧制御発振器となっている。なお、発
振回路部3の発振周波数を決める共振回路は、発振回路
部3に含まれていても、あるいは必要に応じて発振回路
部3の外部に取り付ける構成であっても構わない。ま
た、ミキサ回路部2はLO入力ポートを有し、発振回路
部3と接続されているが、ミキサ回路部2と発振回路部
3の間は内部的に接続されているため、LO入力ポート
は図示していない。
【0004】このうち、ミキサ回路部2には非線形素子
としてGaAsのMESFET(Metal Semi
conductor FET)が用いられている。ま
た、発振回路部3にも発振素子として同じくGaAsM
ESFETが用いられている。そのため、ミキサ回路部
2と発振回路部3は同一プロセスで製造することができ
る。なお、GaAsMESFETを用いるのは、これに
よって歪み特性と雑音指数特性を小さくすることができ
るためである。
【0005】また、図12に、図11に示した集積回路
装置1のブロック図を示す。ここで、ミキサ回路部2
は、ギルバートセルタイプのミキサ回路2aとフェーズ
スプリッタ2bおよび2cから構成されている。また、
発振回路部3は発振器3aから構成されている。
【0006】このように構成された集積回路装置1にお
いて、RF入力ポート4から入力されたRF信号はフェ
ーズスプリッタ2bで位相の異なる2つの信号に分けら
れミキサ回路2aに入力される。一方、発振回路部3の
発振器3aで作成したLO信号は、2つに分割されて一
部がLO出力ポート7から出力されるとともに、残りは
LO入力ポート(図示せず)を介してミキサ回路部2の
フェーズスプリッタ2cに入力され、位相の異なる2つ
の信号に分けられミキサ回路2aに入力される。ミキサ
回路2aにおいては入力されたRF信号とLO信号を掛
け合わせ、その差もしくは和の信号をIFポート5に出
力する。このようにして周波数変換が実現される。な
お、LO出力ポート7から出力されたLO信号はPLL
回路に接続され、PLL制御による発振回路部3の出力
周波数の安定化に利用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
および図12に示した集積回路装置1においては、発振
回路部3の発振素子としてGaAsMESFETを用い
ているため、1/f雑音が比較的大きく、出力される信
号の位相雑音特性があまり良くないという問題がある。
特にデジタル信号を受信するCATVチューナーに用い
る場合には、発振回路部3から出力される信号の位相雑
音特性が悪いと、復調時のBER(BitError
Rate)が劣化し、正確に復調できなくなるという問
題がある。
【0008】そこで、本発明は、発振回路部から出力さ
れる信号の位相雑音特性が良い周波数変換用の集積回路
装置およびそれを用いた通信装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の集積回路装置においては、RF入力ポー
トとLO入力ポートとIF出力ポートを持つミキサ回路
部と、該ミキサ回路部のLO入力ポートに接続された発
振回路部とを有し、前記ミキサ回路部は非線形素子とし
てFETを用い、前記発振回路部は発振素子としてバイ
ポーラトランジスタを用いたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の集積回路装置は、前記ミキ
サ回路部と前記発振回路部を1つの半導体基板上に形成
したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の集積回路装置は、前記ミキ
サ回路部と前記バイポーラトランジスタを除く前記発振
回路部を1つの半導体基板上に形成し、前記バイポーラ
トランジスタを別の半導体基板上に個別素子として形成
し、両者を同一ベース基板上に搭載して構成したことを
特徴とする。
【0012】また、本発明の集積回路装置は、前記ミキ
サ回路部と前記発振回路部を互いに別の半導体基板上に
形成し、両者を同一ベース基板上に搭載して構成とした
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明の集積回路装置は、前記発振
回路部から前記ミキサ回路部に入力される信号を増幅す
るLOアンプを有することを特徴とする。
【0014】また、本発明の集積回路装置は、前記発振
回路部から前記ミキサ回路部に入力される信号の一部を
増幅して外部に出力するバッファアンプを有することを
特徴とする。
【0015】また、本発明の通信装置は、上記の集積回
路装置を用いたことを特徴とする。
【0016】このように構成することにより、本発明の
集積回路装置においては、発振回路部から出力される信
号の位相雑音を小さくすることができる。
【0017】また、本発明の通信装置においては、通信
品質の改善を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の集積回路装置の
一実施例を示す。図1において、図11と同一もしくは
同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
図1において、集積回路装置10の発振回路部11は、
ミキサ回路部2と同じ半導体基板8上に形成されている
が、そのうち少なくとも発振素子はバイポーラトランジ
スタの製造プロセスを用いてバイポーラトランジスタと
して形成されている。具体的には、発振回路部11は、
例えばGaAs基板上に形成されたGaAsHBT(H
eterojunction Bipolar Tra
nsistor)を発振素子として有している。なお、
ミキサ回路部2の非線形素子は従来通りのGaAsME
SFETで形成されている。また、集積回路装置10の
ブロック図は図12と基本的に同じになるため省略す
る。
【0019】このように、発振回路部11の発振素子を
バイポーラトランジスタで構成することによって、発振
回路部11から出力される信号の位相雑音特性を改善す
ることができる。
【0020】本願発明者の実験によれば、発振素子とし
てGaAsMESFETを用いた発振回路部の位相雑音
が1kHz離調で−45dBc/Hzだったのに対し
て、発振素子としてバイポーラトランジスタを用いた発
振回路部では同じ条件で−65dBc/Hzとなり、約
20dB改善できることが確認できた。
【0021】図2に、本発明の集積回路装置の別の実施
例を示す。図2において、図1と同一もしくは同等の部
分には同じ記号を付し、その説明を省略する。図2にお
いて、集積回路装置20は2つの半導体基板21および
22をベース基板23上に搭載して構成され、全体とし
てMCM(Multi Chip Module)構造
となっている。ここで、半導体基板21にはミキサ回路
部2とサブ発振回路部24が同じプロセスで形成されて
いる。ただし、サブ発振回路部24には発振素子は含ま
れていない。また、半導体基板22には発振素子である
バイポーラトランジスタが個別素子として形成されてい
る。そして、半導体基板21のサブ発振回路部24と半
導体基板22のバイポーラトランジスタはワイヤーで接
続されている。この結果、半導体基板21のサブ発振回
路部24と半導体基板22のバイポーラトランジスタと
で発振回路部25を構成していることになる。
【0022】具体的には、例えば半導体基板21にGa
AsMESFETを非線形素子としたミキサ回路やその
他の回路素子を形成し、半導体基板22としてシリコン
基板を用い、その上にシリコンバイポーラトランジスタ
を形成する。あるいは、半導体基板22としてGaAs
基板を用いて、その上にGaAsHBTが形成されてい
ても構わない。
【0023】このように構成された集積回路装置20に
おいては、発振回路部25の発振素子のみをバイポーラ
トランジスタとし、ミキサ回路部2と発振回路部25の
発振素子を除く部分をGaAsMESFETと同じプロ
セスで形成して構成しているため、発振回路部25から
出力される信号の位相雑音特性を改善することができ
る。
【0024】図3に、本発明の集積回路装置のさらに別
の実施例を示す。図3において、図1と同一もしくは同
等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。図
3において、集積回路装置30は2つの半導体基板31
および32をベース基板33上に搭載して構成され、全
体としてMCM構造となっている。ここで、半導体基板
31にはミキサ回路部2がGaAsMESFETを作成
するプロセスで形成されている。また、半導体基板32
には発振回路部3がバイポーラトランジスタを作成する
プロセスで形成されている。そして、半導体基板32の
発振回路部3は半導体基板31のLO入力ポート34
(用のボンディングパッド)にワイヤーで接続されてい
る。
【0025】具体的には、例えば半導体基板31にGa
AsMESFETを非線形素子としたミキサ回路部2を
形成し、半導体基板32としてシリコン基板上にシリコ
ンバイポーラトランジスタを発振素子とした発振回路部
3を形成する。あるいは、半導体基板32としてGaA
s基板を用いて、その上にGaAsHBTを発振素子と
して発振回路部3を形成しても構わない。
【0026】このように構成された集積回路装置30に
おいては、発振回路部3の発振素子としてバイポーラト
ランジスタを用いているため、発振回路部3から出力さ
れる信号の位相雑音特性を改善することができる。
【0027】図4に、本発明の集積回路装置のさらに別
の実施例を示す。また、図5に図4の集積回路装置のブ
ロック図を示す。図4において、図1と同一もしくは同
等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
【0028】図4および図5において、集積回路装置4
0のミキサ回路部41は発振回路部11と同じ半導体基
板8上に形成されている。そして、ミキサ回路部41
は、ギルバートセルタイプのミキサ回路41aとフェー
ズスプリッタ41bおよび41cと、発振回路部11か
らの信号を増幅してフェーズスプリッタ41cに入力す
るためのLOアンプ41dから構成されている。また、
発振回路部11は発振器11aから構成されている。
【0029】このように構成された集積回路装置40に
おいては、発振回路11aとフェーズスプリッタ41c
の間にLOアンプ41dを設けることによって、発振回
路11aの出力レベルを小さくすることができる。その
ため発振回路部11の設計が容易になる。また、発振回
路部11の設計に余裕ができ、歩留まりが向上するなど
して集積回路装置40の低価格化を図ることができる。
【0030】なお、図5においてはLOアンプ41dと
フェーズスプリッタ41cの間にLO出力ポート7を接
続しているが、発振回路11aとLOアンプ41dの間
にLO出力ポート7を接続する構成としても構わないも
のである。
【0031】図6に、本発明の集積回路装置のさらに別
の実施例を示す。また、図7に図6の集積回路装置のブ
ロック図を示す。図6および図7において、図4および
図5と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、そ
の説明を省略する。
【0032】図6および図7において、集積回路装置5
0のミキサ回路部51は発振回路部11と同じ半導体基
板8上に形成されている。そして、ミキサ回路部51
は、ギルバートセルタイプのミキサ回路51aとフェー
ズスプリッタ51bおよび51cと、発振回路部11か
らの信号の一部を増幅してLO出力ポート7から出力す
るためのバッファアンプ51dから構成されている。
【0033】このように構成された集積回路装置50に
おいては、発振回路11aとLO出力ポート7の間にバ
ッファアンプ51dを設けることによって、集積回路装
置50とPLL回路との間に外部バッファアンプを設け
る必要がなくなり、回路全体として小型化と低価格化を
図ることができる。また、発振回路部11から出力され
る信号の大部分をフェーズスプリッタ61cの方に入力
することができるため、発振回路部11の出力レベルに
余裕ができ、集積回路装置40の場合と同様に歩留まり
が向上するなどして、集積回路装置50の低価格化を図
ることができる。
【0034】図8に、本発明の集積回路装置のさらに別
の実施例を示す。また、図9に図8の集積回路装置のブ
ロック図を示す。図8および図9において、図4および
図5と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、そ
の説明を省略する。
【0035】図8および図9において、集積回路装置6
0のミキサ回路部61は発振回路部11と同じ半導体基
板8上に形成されている。そして、ミキサ回路部61
は、ギルバートセルタイプのミキサ回路61aとフェー
ズスプリッタ61bおよび61cと、発振回路部11か
らの信号を増幅してフェーズスプリッタ61cに入力す
るためのLOアンプ61dと、LOアンプ61dから出
力された信号の一部を増幅してLO出力ポート7から出
力するためのバッファアンプ61eから構成されてい
る。
【0036】このように構成された集積回路装置60に
おいては、発振回路11aとフェーズスプリッタ61c
の間にLOアンプ61dを設けることによって、発振回
路11aの出力レベルを小さくすることができる。その
ため発振回路部11の設計が容易になる。また、発振回
路部11の設計に余裕ができ、歩留まりが向上するなど
して低価格化を図ることができる。また、LOアンプ6
1dの出力側とLO出力ポート7の間にバッファアンプ
61eを設けることによって、集積回路装置60とPL
L回路との間に外部バッファアンプを設ける必要がなく
なり、回路全体として小型化と低価格化を図ることがで
きる。
【0037】なお、図9においてはLOアンプ61dと
LO出力ポート7の間にバッファアンプ61eを設けた
が、発振回路11aとLO出力ポート7の間にバッファ
アンプ61eを設けても構わないものである。
【0038】また、図4ないし図9に示した各実施例に
おいては、図1に示した実施例と同様に1つの半導体基
板で集積回路装置を構成していたが、図2や図3に示し
た実施例のように、2つの半導体基板に形成し、それを
1つのベース基板上に搭載して構成したものであっても
構わないものである。また、LOアンプやバッファアン
プ、およびLO出力ポートをミキサ回路部に設けていた
が、これは発振回路部の方に設けられていても構わない
ものである。
【0039】また、上記の各実施例において、ミキサ回
路部のミキサ回路をギルバートセルタイプのミキサとし
たが、それ以外のミキサであっても同様の作用効果を奏
するものである。
【0040】図10に、本発明の通信機の一実施例とし
てCATVチューナーのブロック図を示す。図10にお
いて、CATVチューナー70は、入力端子71、低域
通過フィルタ72、集積回路装置73、帯域通過フィル
タ74、集積回路装置75、帯域通過フィルタ76、出
力端子77を順に接続して構成されている。なお、2つ
の集積回路装置73、75は、本発明の集積回路装置1
0のミキサ回路部および発振回路部の構成を処理する信
号の周波数に合わせて設定して構成されている。
【0041】このように構成されたCATVチューナー
70において、入力端子71に入力された信号は低域通
過フィルタ72を介して集積回路装置73に入力され
る。集積回路装置73に入力された信号は周波数変換さ
れて1stIF信号として出力され、帯域通過フィルタ
74で不必要な信号が取り除かれてもう1つの集積回路
装置75に入力される。集積回路装置75に入力された
信号は、もう一度周波数変換されて2ndIF信号とし
て出力され、帯域通過フィルタ76で不必要な信号が取
り除かれて出力端子77に出力される。このようにし
て、CATVチューナー70においては2段階の周波数
変換が実施される。
【0042】このように、本発明の集積回路装置10を
用いてCATVチューナー70を構成することによっ
て、周波数変換における局部発振信号の位相雑音を改善
することができ、RF信号の復調時のBERの劣化、す
なわち通信品質の劣化を防止することができる。
【0043】なお、CATVチューナー70において
は、集積回路装置10を用いて構成したが、集積回路装
置20、30、40、50、60を用いて構成しても構
わないもので、集積回路装置10を用いた場合と同様の
作用効果を奏するものである。
【0044】
【発明の効果】本発明の集積回路装置によれば、RF入
力ポートとLO入力ポートとIF出力ポートを持つミキ
サ回路部と、ミキサ回路部のLO入力ポートに接続され
た発振回路部とを有し、ミキサ回路部の非線形素子とし
てFETを用い、発振回路部の発振素子としてバイポー
ラトランジスタを用い、ミキサ回路部と発振回路部を1
つの半導体基板上に形成することによって、発振回路部
から出力される信号の位相雑音を小さくすることができ
る。また、ミキサ回路部とバイポーラトランジスタを除
く発振回路部を1つの半導体基板上に形成し、バイポー
ラトランジスタを別の半導体基板上に個別素子として形
成し、両者を同一ベース基板上に搭載して構成したり、
あるいはミキサ回路部と発振回路部を別の半導体基板上
に形成し、両者を同一ベース基板上に搭載して構成して
も同様の効果を得ることができる。
【0045】また、発振回路部からミキサ回路部に入力
される信号を増幅するLOアンプを有することによっ
て、発振回路部の設計に余裕ができる。また、発振回路
部からミキサ回路部に入力される信号の一部を増幅して
外部に出力するバッファアンプを有することによって、
発振回路部の出力レベルに余裕ができる。
【0046】また、本発明の通信装置によれば、上記の
集積回路装置を用いることによって、通信品質の改善を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集積回路装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】本発明の集積回路装置の別の実施例を示す斜視
図である。
【図3】本発明の集積回路装置のさらに別の実施例を示
す斜視図である。
【図4】本発明の集積回路装置のさらに別の実施例を示
す斜視図である。
【図5】図4の集積回路装置のブロック図である。
【図6】本発明の集積回路装置のさらに別の実施例を示
す斜視図である。
【図7】図6の集積回路装置のブロック図である。
【図8】本発明の集積回路装置のさらに別の実施例を示
す斜視図である。
【図9】図8の集積回路装置のブロック図である。
【図10】本発明の通信装置の一実施例を示すブロック
図である。
【図11】従来の集積回路装置を示す斜視図である。
【図12】図11の集積回路装置のブロック図である。
【符号の説明】
2、41、51、61…ミキサ回路部 4…RF入力ポート 5…IF出力ポート 6…制御電圧端子 7…LO出力ポート 8、21、22、31、32…半導体基板 10、20、30、40、50、60…集積回路装置 11、25…発振回路部 11a…発振回路 23…ベース基板 24…サブ発振回路部 34…LO入力ポート 41a、51a、61a…ミキサ回路 41b、41c、51b、51c、61b、61c…フ
ェーズスプリッタ 41d、61d…LOアンプ 51d、61e…バッファアンプ 70…通信装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF入力ポートとLO入力ポートとIF
    出力ポートを持つミキサ回路部と、該ミキサ回路部のL
    O入力ポートに接続された発振回路部とを有し、前記ミ
    キサ回路部は非線形素子としてFETを用い、前記発振
    回路部は発振素子としてバイポーラトランジスタを用い
    たことを特徴とする集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記ミキサ回路部と前記発振回路部を1
    つの半導体基板上に形成したことを特徴とする、請求項
    1に記載の集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記ミキサ回路部と前記バイポーラトラ
    ンジスタを除く前記発振回路部を1つの半導体基板上に
    形成し、前記バイポーラトランジスタを別の半導体基板
    上に個別素子として形成し、両者を同一ベース基板上に
    搭載して構成したことを特徴とする、請求項1に記載の
    集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記ミキサ回路部と前記発振回路部を互
    いに別の半導体基板上に形成し、両者を同一ベース基板
    上に搭載して構成したことを特徴とする、請求項1に記
    載の集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記発振回路部から前記ミキサ回路部に
    入力される信号を増幅するLOアンプを有することを特
    徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の集積回
    路装置。
  6. 【請求項6】 前記発振回路部から前記ミキサ回路部に
    入力される信号の一部を増幅して外部に出力するバッフ
    ァアンプを有することを特徴とする、請求項1ないし5
    のいずれかに記載の集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の集
    積回路装置を用いたことを特徴とする通信装置。
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