JP2000182716A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2000182716A
JP2000182716A JP10352382A JP35238298A JP2000182716A JP 2000182716 A JP2000182716 A JP 2000182716A JP 10352382 A JP10352382 A JP 10352382A JP 35238298 A JP35238298 A JP 35238298A JP 2000182716 A JP2000182716 A JP 2000182716A
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plug
connector
plug connector
stopper
receptacle
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Kazuyuki Kozai
和幸 小材
Sadao Kuboi
貞夫 窪井
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DDK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 レセプタクルコネクタとプラグコネクタとか
らなるロック手段を備えた小型の電気コネクタを提供す
る。 【解決手段】 レセプタクルコネクタ100Aの嵌合部
110側に内部ストッパー部130aを設ける一方、プ
ラグコネクタ200Aを、内部ストッパー部130aに
着脱自在に係止されるプラグ側ストッパー部221aを
有する板状の弾性ストッパー片220を備えたプラグコ
ネクタ本体210と、プラグコネクタ本体210を内部
に摺動可能に収納させる2分割のプラグコネクタカバ2
30,240とで構成し、かつプラグコネクタカバ23
0,240の一方には、プラグ側ストッパー部221a
をレセプタクルコネクタ100Aの内部ストッパー部1
30aの係止から解除させるストッパー片押圧部232
を設けた電気コネクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レセプタクルコネ
クタとプラグコネクタとからなるロック手段を備えた小
型の電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レセプタクルコネクタとプラ
グコネクタとからなる小型の電気コネクタは既に提案さ
れており、その構造は、レセプタクルコネクタの嵌合部
にプラグコネクタのプラグ部を着脱可能に挿入装着させ
て、互いのコンタクト(接触子)同志を接触させ、電気
的に接続させるものである。
【0003】このような従来構造の電気コネクタの場
合、コネクタ全体の小型化を維持する観点から、通常特
別なロック手段を設けることなく、その使用にあたって
は、例えばレセプタクルコネクタ側を電子機器などの基
板やシャーシなどに取り付ける一方、プラグコネクタ側
には外部ケーブルを接続し、プラグコネクタとレセプタ
クルコネクタの両者の接続状態は、プラグコネクタのプ
ラグ部とレセプタクルコネクタの嵌合部との係合による
保持力によって保持させている。
【0004】したがって、通常プラグコネクタ側に不測
の外力などが負荷されないかぎり、この接続状態は安定
して維持されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プラグコネ
クタ側に接続された外部ケーブルは、他の電子機器側に
配線されて引き回されるため、この外部ケーブルに何か
らの外力が加えられたり、このプラグコネクタが挿入装
着された電子機器側が動かされたりすると、そのときの
外力がプラグコネクタ側に作用して、接続状態が不安定
になったり、遂にはプラグコネクタ側がレセプタクルコ
ネクタから外れたり、経時的にはコネクタ損傷の原因と
もなり、改善すべき余地があった。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みな
されたもので、全体の小型化を維持しつつ、ロック手段
を付加した安全性の高い電気コネクタを提供せんとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る電気コネクタは、レセプタクルコネクタの嵌合部に
プラグコネクタのプラグ部を着脱可能に挿入装着させて
電気的に接続させる電気コネクタにおいて、前記レセプ
タクルコネクタの嵌合部側に内部ストッパー部を設ける
一方、前記プラグコネクタを、そのプラグ部の先端から
後方側に延びて前記レセプタクルコネクタの内部ストッ
パー部に着脱自在に係止されるプラグ側ストッパー部を
有する板状の弾性ストッパー片を備えたプラグコネクタ
本体と、当該プラグコネクタ本体を内部に摺動可能に収
納させる2分割のプラグコネクタカバとで構成し、かつ
当該プラグコネクタカバには、その摺動位置によって前
記弾性ストッパー片の遊端側を押圧してプラグ側ストッ
パー部を前記レセプタクルコネクタの内部ストッパー部
の係止から解除させるストッパー片押圧部を設けたこと
を特徴とする電気コネクタにある。
【0008】請求項2記載の本発明に係る電気コネクタ
は、レセプタクルコネクタの嵌合部にプラグコネクタの
プラグ部を着脱可能に挿入装着させて電気的に接続させ
る電気コネクタにおいて、前記レセプタクルコネクタの
嵌合部側に内部ストッパー部を設ける一方、前記プラグ
コネクタを、そのプラグ部の側方に添設されて延びて前
記レセプタクルコネクタの内部ストッパー部に着脱自在
に係止されるプラグ側ストッパー部を有すると共に、そ
の途中に突出部を有する板状の弾性ストッパー片を備え
たプラグコネクタ本体と、当該プラグコネクタ本体を内
部に摺動可能に収納させる概略筒形のプラグコネクタカ
バとで構成し、かつ当該プラグコネクタカバには、その
摺動位置によって、前記弾性ストッパー片の突出部を押
圧してプラグ側ストッパー部を前記レセプタクルコネク
タの内部ストッパー部の係止から解除させるストッパー
片押圧部を設けたことを特徴とする電気コネクタにあ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明に係る請求
項1記載の電気コネクタの一例を示し、図中、100A
はレセプタクルコネクタ、200Aはプラグコネクタで
ある。
【0010】上記レセプタクルコネクタ100Aは、図
1〜図2から明らかなように、その正面側(図1中右
側)に開口された穴状の部分からなる嵌合部110が金
属フレーム(シエル)111などで形成されると共に、
この金属フレーム111は樹脂製などのケース体120
に装着されてなる。そして、このレセプタクルコネクタ
100Aは、ケース体120の装着脚121やコンタク
トのリード部などによって電子機器などの基板300側
に取り付けられ、また、ケース体正面側の鍔部122に
設けた取付け穴123,123などを通じて電子機器な
どのシャーシ(図示省略)側にビスなどの固定具によっ
て固定される。
【0011】さらに、上記嵌合部110の一部をなすケ
ース体120側の内部には、図1〜図2に示すように、
内側に拡径する形で、かつ左右に分割された形の段部か
らなる内部ストッパー部130a,130aが形成され
ている。もちろん、この嵌合部110の内側には複数の
コンタクト140が配列され、これらのリード部が基板
300側の所定のパタ−ン回路部分などと接続されるよ
うになっている。
【0012】上記プラグコネクタ200Aは、図3〜図
5から明らかなように、そのプラグ部211の先端から
後方側に延びて、上記レセプタクルコネクタ100Aの
内部ストッパー部130a,130aに着脱自在に係止
される左右の段部からなるプラグ側ストッパー部221
a,221aを有する板状の弾性ストッパー片220を
備えたプラグコネクタ本体210と、このプラグコネク
タ本体210を内部に摺動可能に収納させる2分割のプ
ラグコネクタカバ230,240とで構成されている。
【0013】上記プラグコネクタ本体210は、基本的
には樹脂成形体からなり、プラグ部211から後方に掛
けての外周には上記金属フレーム211aを被せる一
方、プラグ部211の先端面に開口した穴内には、上記
レセプタクルコネクタ100Aの嵌合部110内のコン
タクト140に対応した複数のコンタクト250が配列
され、その後端部には、内部のコンタクト250と接続
される外部ケーブル400が接続されている。
【0014】上記板状の弾性ストッパー片220は、プ
ラグコネクタ本体210の樹脂部分と一体成形するか、
又は別体として成形した樹脂片からなるものである。な
お、この弾性ストッパー片220は、弾性の金属片で形
成してプラグコネクタ本体210のプラグ部211側に
取り付けるようにしてもよい。
【0015】上記2分割のプラグコネクタカバ230,
240も、基本的には樹脂成形体(アルミやその合金製
なども可)からなり、この両者は相互に対応する縁部の
4箇所に形成された係止手段231,241によって一
体化されるようになっている。本例ではプラグコネクタ
カバ230側の係止手段231を切欠溝内に突出させた
ロック部とする一方、プラグコネクタカバ240側の係
止手段241を上記ロック部が係合される矩形のフック
片としてある。したがって、プラグコネクタカバ240
側の矩形のフック片をプラグコネクタカバ240側の切
欠溝内に嵌め込んで、押圧すれば、ワンタッチでロック
部に係止される。なお、係止の解除にあたっては、ドラ
イバーなどの工具で、矩形のフック片を少々開いた状態
で、引けば、プラグコネクタカバ240を簡単に取り外
すことができる。
【0016】また、例えば上記一方(図5中下側)のプ
ラグコネクタカバ240の内部の左右の内壁面側には適
宜長さの切欠部242が設けてあって、この切欠部24
2部分には、上記プラグコネクタ本体210の側面から
突出した突出部212(一方図示省略)が位置されるよ
うになっている。ここで、突出部212の長手方向の長
さを、切欠部242の長さより短くして、一体化された
プラグコネクタカバ230,240がプラグコネクタ本
体210の長手方向に移動できるようにしてある。この
移動ストロークは、後述するように、弾性ストッパー片
220のロック解除との関係で設定してある。
【0017】さらに、上記プラグコネクタカバ230の
先端寄りに掛けては、図1や図5に示すように、少々外
側に膨らむ形で形成されたスペース部分の内壁面部分か
らなるストッパー片押圧部232が設けてあって、ここ
には、上記弾性ストッパー片220の遊端側が収納(位
置)されるようになっている。ここで、弾性ストッパー
片220の遊端側がストッパー片押圧部232によって
押圧されるのは、図1に示すように、ストッパー片押圧
部232の開口部側の肉厚部232aに位置するときで
ある。つまり、一体化されたプラグコネクタカバ23
0,240が、図1中右方向に最も移動したときであ
る。
【0018】このようにして、弾性ストッパー片220
の遊端側が押圧されると、そのプラグ側ストッパー部2
21a,221aがプラグ部211側に押し潰されて近
接するため、上記レセプタクルコネクタ100Aの内部
ストッパー部130a,130aに係止されているとき
には、外れることとなる。つまり、弾性ストッパー片2
20のロックが解除される。
【0019】これに対して、一体化されたプラグコネク
タカバ230,240が、図1中左方向に最も移動した
ときには、弾性ストッパー片220の遊端側は、ストッ
パー片押圧部232の内部側の肉薄部232bに位置す
るようになるため、図1中下側に復帰して、そのプラグ
側ストッパー部221a,221aがプラグ部211側
から離間する形となる。ここで、弾性ストッパー片22
0の遊端側が、ストッパー片押圧部232の肉厚部23
2aと肉薄部232bとの間でスムーズに摺動できるよ
うに、この間には適当な傾斜面232cを設けてある。
【0020】上記プラグコネクタカバ240の内壁面側
の切欠部242の長さとプラグコネクタ本体210の側
面の突出部212の長さの関係は、一体化されたプラグ
コネクタカバ230,240が図1中右方向に最も移動
したとき、ストッパー片押圧部232の肉厚部232a
が弾性ストッパー片220の遊端側を押圧する一方、逆
に図1中左方向に最も移動したときには、ストッパー片
押圧部232の肉薄部232bが弾性ストッパー片22
0の遊端側を開放する関係に設定してある。
【0021】このような構造からなる本発明の電気コネ
クタにあっては、一体化されたプラグコネクタカバ23
0,240部分を持って、プラグコネクタ本体210の
プラグ部211を、電子機器などの側に取り付けられた
レセプタクルコネクタ100Aの嵌合部110に差し込
み挿入すれば、弾性ストッパー片220は、嵌合部11
0の内壁面側で少々押し潰された形で通り、そのプラグ
側ストッパー部221a,221aが嵌合部110側の
内部ストッパー部130a,130aの段部に達したと
き、弾性ストッパー片220が図1中下側に復帰するた
め、内部ストッパー部130a,130aに係止されて
ロックされ、図6に示すような、接続状態が得られる。
【0022】つまり、プラグコネクタ200Aは、ワン
タッチの差し込み操作によって、レセプタクルコネクタ
100Aにロックされた状態で簡単に接続される。この
ロックによって、安定した接続状態が得られる。したが
って、接触不良などの発生が未然に防止でき、もちろ
ん、プラグコネクタの不測の抜けも防止できるため、高
い安全性が得られる。また、機械的な嵌合の安定性も得
られるため、経時的なコネクタの損傷も効果的に防止す
ることができる。
【0023】一方、この接続状態から、一体化されたプ
ラグコネクタカバ230,240部分を持って引けば、
この部分は、プラグコネクタ本体210の後方側(図1
中右方向)に移動して、上述したように、ストッパー片
押圧部232の肉厚部232aが弾性ストッパー片22
0の遊端側を押圧するため、そのプラグ側ストッパー部
221a,221aが嵌合部110側の内部ストッパー
部130a,130aの段部から外れ、ロックが解除さ
れる共に、さらに引けば、プラグコネクタ本体210の
プラグ部211がレセプタクルコネクタ100Aの嵌合
部110から抜き取られる。
【0024】つまり、プラグコネクタ200Aは、ワン
タッチの引き抜き操作によって、簡単にロックが解除さ
れ、レセプタクルコネクタ100Aから抜き取れる。
【0025】図7〜図9は、本発明に係る請求項2記載
の電気コネクタの一例を示し、図中、100Bはレセプ
タクルコネクタ、200Bはプラグコネクタである。
【0026】上記レセプタクルコネクタ100Bは、図
7〜図9から明らかなように、その正面側(図8中正面
側)に開口された穴状の部分からなる嵌合部110が金
属フレーム(シエル)111などで形成されると共に、
この金属フレーム111は樹脂製などのケース体120
に装着されてなる。そして、このレセプタクルコネクタ
100Bは、ケース体120の装着脚121やコンタク
トのリード部などによって電子機器などの基板300側
に取り付けられ、また、ケース体正面側の鍔部122に
設けた取り付け穴123,123などにビスなどの固定
具500,500を装着して電子機器などのシャーシ6
00側に固定される。
【0027】さらに、上記嵌合部110の一部をなすケ
ース体120側の内部には、内側に拡径する形の左右に
分割された段部からなる内部ストッパー部130b,1
30bが形成されている。もちろん、この嵌合部110
の内側には複数のコンタクト140が配列され、これら
のリード部が基板300側の所定のパタ−ン回路部分な
どと接続されるようになっている。
【0028】上記プラグコネクタ200Bは、図7から
明らかなように、そのプラグ部211の両側の側方に添
う形で延びて、レセプタクルコネクタ100Bの内部ス
トッパー部130b,130bに着脱自在に係止される
鉤形のフック部からなるプラグ側ストッパー部221b
を有すると共に、その途中に例えば屈曲部からなる突出
部221cを有する2個の板状の弾性ストッパー片22
0を備えたプラグコネクタ本体210と、このプラグコ
ネクタ本体210を内部に摺動可能に収納させる概略筒
形のプラグコネクタカバ260とで構成されている。
【0029】上記プラグコネクタ本体210は、基本的
には樹脂成形体からなり、プラグ部211の先端寄り後
方に掛けての外周には上記金属フレーム211aを被せ
る一方、この金属フレーム211aの前方寄り(図7中
左寄り)の途中から後端部に掛けては、上記板状の弾性
ストッパー片220とプラグコネクタカバ260が取り
付けられるホルダー部材213が固着されている。この
ホルダー部材213は樹脂モールドで成形してもよい
し、或いは別体として成形したものを後付けするように
してもよい。
【0030】このプラグコネクタ本体210のプラグ部
211の先端面に開口した穴内には、上記レセプタクル
コネクタ100Bの嵌合部110内のコンタクト140
に対応した複数のコンタクトが配列され(図示省略)、
その後端部には、内部のコンタクトと接続される外部ケ
ーブル400が接続されている。
【0031】上記板状の弾性ストッパー片220は、バ
ネ性に富む金属板(硬質樹脂板も可)などからなるもの
で、上記突出部221cより後方の途中部分は上記ホル
ダー部材213の中間拡径部213aに固着される一
方、さらに後方に延びる後端部221dは、ホルダー部
材213の中間縮径部213bから外向きに折り曲げら
れ、この部分生じる空間部分に弾性的に立設されてい
る。
【0032】上記プラグコネクタカバ260も、基本的
には樹脂成形体(アルミやその合金製なども可)からな
り、その後端の開口側(図7中右側)から、プラグコネ
クタ本体210のホルダー部材213側に嵌め込み、そ
の上下面の後端縁寄りの4箇所(図7中3箇所図示省
略)に設けた長穴などからなる係止手段261をホルダ
ー部材213の後端拡径部213cの対応する部分に設
けた凸状のロック部などからなる係止手段213d(図
7中3箇所図示省略)に係合させると共に、その上下面
中央の後端から中央寄りに掛けて切り欠いた切欠部26
2(図7中底面側図示省略)をホルダー部材213の対
応する部分に設けた凸状のガイド部213e(図7中底
面側図示省略)にガイドさせてある。また、プラグコネ
クタカバ260の後端の開口側内部の縮径した段部26
3には、上記弾性ストッパー片220の立設した後端部
221dが弾性的に当接させてある。
【0033】したがって、図7中右方向にプラグコネク
タカバ260を引けば、プラグコネクタカバ260は、
弾性ストッパー片220の立設した後端部221dの弾
性に抗して移動し、上記係止手段261の長穴の縁部が
ホルダー部材213の係止手段213dの凸状のロック
部に当接したところで停止させられる。もちろん、この
状態で、プラグコネクタカバ260の引きを解除すれ
ば、弾性ストッパー片220の後端部221dの弾性に
よって、元の位置に復帰するようになっいる。
【0034】また、このプラグコネクタカバ260自体
の装着も、上記のように、その後端の開口側をプラグコ
ネクタ本体210のホルダー部材213側に嵌め込み、
押圧すれば、ワンタッチで簡単に行える。この装着がス
ムーズにできるように、ホルダー部材213の係止手段
213dの凸状のロック部の前面側(図7中左側)には
傾斜面213d′を設けるようにするとよい。なお、こ
のプラグコネクタカバ260を取り外す際には、ドライ
バーなどの工具で、その係止手段261の長穴の後端縁
部を少々持ち上げた状態で、引け抜けば、簡単に取り外
すことができる。
【0035】また、上記弾性ストッパー片220の突出
部221cと対峙するプラグコネクタカバ260の左右
の内壁面部分には、図7に示すように、ストッパー片押
圧部232が設けてあって、ここで、弾性ストッパー片
220の突出部221cがストッパー片押圧部232に
よって押圧されるのは、ストッパー片押圧部232の開
口部寄りの縮径した肉厚部232aに位置するときであ
る。つまり、プラグコネクタカバ260が、図7中右方
向に最も移動したときである。
【0036】このようにして、弾性ストッパー片220
の突出部221cが押圧されると、そのプラグ側ストッ
パー部221aがプラグ部211側に移動して近接する
ため、上記レセプタクルコネクタ100Bの内部ストッ
パー部130bに係止されているときには、外れること
となる。つまり、弾性ストッパー片220のロックが解
除される。
【0037】これに対して、プラグコネクタカバ260
が、図7中左方向に最も移動したときには、弾性ストッ
パー片220の突出部221cは、ストッパー片押圧部
232の拡径した肉薄部232bに位置するようになる
ため、図7中プラグコネクタカバ260の左右の内壁面
側に復帰して、そのプラグ側ストッパー部221bがプ
ラグ部211側から離間する形となる。ここで、弾性ス
トッパー片220の突出部221cが、ストッパー片押
圧部232の肉厚部232aと肉薄部232bとの間で
スムーズ摺動できるように、この間には適当な傾斜面2
32cを設けてある。
【0038】上記プラグコネクタカバ260の係止手段
261の長穴の長さとプラグコネクタ本体210側のホ
ルダー部材213の係止手段213dのロック部との関
係は、プラグコネクタカバ260が図7中右方向に最も
移動したとき、ストッパー片押圧部232の肉厚部23
2aが弾性ストッパー片220の突出部221cを押圧
する一方、逆に図7中左方向に最も移動したときには、
ストッパー片押圧部232の肉薄部232bが弾性スト
ッパー片220の突出部221cを開放する関係に設定
してある。
【0039】このような構造からなる本発明の電気コネ
クタにあっては、プラグコネクタカバ260部分を持っ
て、プラグコネクタ本体210のプラグ部211を、電
子機器などの側に取り付けられたレセプタクルコネクタ
100Bの嵌合部110に差し込み挿入すれば、弾性ス
トッパー片220,220は、嵌合部110の内壁面側
で少々押し潰された形で通り、そのプラグ側ストッパー
部221b,221bが嵌合部110側の内部ストッパ
ー部130b,130bの段部に達したとき、弾性スト
ッパー片220,220が図7中外向きに復帰するた
め、内部ストッパー部130b,130bに係止されて
ロックされ、図9に示すような、接続状態が得られる。
【0040】つまり、プラグコネクタ200Bは、ワン
タッチの差し込み操作によって、レセプタクルコネクタ
100Bにロックされた状態で簡単に接続される。この
ロックによって、安定した接続状態が得られる。したが
って、接触不良などの発生が未然に防止でき、もちろ
ん、プラグコネクタの不測の抜けも防止できるため、高
い安全性が得られる。また、機械的な嵌合の安定性も得
られるため、経時的なコネクタの損傷も効果的に防止す
ることができる。
【0041】一方、この接続状態から、プラグコネクタ
カバ260部分を持って引けば、この部分は、プラグコ
ネクタ本体210の後方側(図7中右方向)に移動し
て、上述したように、ストッパー片押圧部232,23
2の肉厚部232b,232bが弾性ストッパー片22
0,220の突出部221c,221cを押圧するた
め、そのプラグ側ストッパー部221b,221bが嵌
合部110側の内部ストッパー部130b,130bの
段部から外れ、ロックが解除される共に、さらに引け
ば、プラグコネクタ本体210のプラグ部211がレセ
プタクルコネクタ100Bの嵌合部110から抜き取ら
れる。
【0042】つまり、プラグコネクタ200Bは、ワン
タッチの引き抜き操作によって、簡単にロックが解除さ
れ、レセプタクルコネクタ100Bから抜き取れる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電気コネクタによると、次のような優れた効果が
得られる。
【0044】(1)先ず、請求項1記載の電気コネクタ
では、レセプタクルコネクタの嵌合部側に内部ストッパ
ー部を設けると共に、プラグコネクタのプラグコネクタ
本体にプラグ側ストッパー部を有する板状の弾性ストッ
パー片を設け、かつ、2分割のプラグコネクタカバの摺
動によって、レセプタクルコネクタの内部ストッパー部
とプラグコネクタ側の弾性ストッパー片のプラグ側スト
ッパー部とのロック及びその解除ができるようにしてあ
るため、全体の小型化を維持しつつ、電気的な接続の安
全性、及び機械的な嵌合の安全性も高く、しかも、使い
勝手に優れた電気コネクタが得られる。
【0045】(2)次に、請求項2記載の電気コネクタ
では、レセプタクルコネクタの嵌合部側に内部ストッパ
ー部を設けると共に、プラグコネクタのプラグコネクタ
本体にプラグ側ストッパー部を有する板状の弾性ストッ
パー片を設け、かつ、概略筒形のプラグコネクタカバの
摺動によって、レセプタクルコネクタの内部ストッパー
部とプラグコネクタ側の弾性ストッパー片のプラグ側ス
トッパー部との係止及びその解除ができるようにしてあ
るため、全体の小型化を維持しつつ、電気的な接続の安
全性、及び機械的な嵌合の安全性も高く、しかも、使い
勝手に優れた電気コネクタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気コネクタの一例になる接続
前の状態を示した部分縦断側面図である。
【図2】 図1の電気コネクタのレセプタクルコネクタ
を示した正面図である。
【図3】 図1の電気コネクタのプラグコネクタを示し
た正面図である。
【図4】 図1の電気コネクタのプラグコネクタを示し
た平面図である。
【図5】 図1の電気コネクタのプラグコネクタの展開
状態を示した斜視図である。
【図6】 図1の電気コネクタの接続後の状態を示した
側面図である。
【図7】 本発明に係る電気コネクタの他の例になる接
続前の状態を示した部分横断平面図である。
【図8】 図7の電気コネクタのレセプタクルコネクタ
を示した正面図である。
【図9】 図7の電気コネクタの接続後の状態を示した
側面図である。
【符号の説明】
100A〜B レセプタクルコネクタ 110 嵌合部 130a〜b 内部ストッパー部 200A〜B プラグコネクタ 210 プラグコネクタ本体 211 プラグ部 213 ホルダー部材 220 板状の弾性ストッパー片 221a〜b プラグ側ストッパー部 230,240 プラグコネクタカバ 232 ストッパー片押圧部 260 プラグコネクタカバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レセプタクルコネクタの嵌合部にプラグ
    コネクタのプラグ部を着脱可能に挿入装着させて電気的
    に接続させる電気コネクタにおいて、 前記レセプタクルコネクタの嵌合部側に内部ストッパー
    部を設ける一方、 前記プラグコネクタを、そのプラグ部の先端から後方側
    に延びて前記レセプタクルコネクタの内部ストッパー部
    に着脱自在に係止されるプラグ側ストッパー部を有する
    板状の弾性ストッパー片を備えたプラグコネクタ本体
    と、当該プラグコネクタ本体を内部に摺動可能に収納さ
    せる2分割のプラグコネクタカバとで構成し、かつ当該
    プラグコネクタカバには、その摺動位置によって前記弾
    性ストッパー片の遊端側を押圧してプラグ側ストッパー
    部を前記レセプタクルコネクタの内部ストッパー部の係
    止から解除させるストッパー片押圧部を設けたことを特
    徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 レセプタクルコネクタの嵌合部にプラグ
    コネクタのプラグ部を着脱可能に挿入装着させて電気的
    に接続させる電気コネクタにおいて、 前記レセプタクルコネクタの嵌合部側に内部ストッパー
    部を設ける一方、 前記プラグコネクタを、そのプラグ部の側方に添設され
    て延びて前記レセプタクルコネクタの内部ストッパー部
    に着脱自在に係止されるプラグ側ストッパー部を有する
    と共に、その途中に突出部を有する板状の弾性ストッパ
    ー片を備えたプラグコネクタ本体と、当該プラグコネク
    タ本体を内部に摺動可能に収納させる概略筒形のプラグ
    コネクタカバとで構成し、かつ当該プラグコネクタカバ
    には、その摺動位置によって、前記弾性ストッパー片の
    突出部を押圧してプラグ側ストッパー部を前記レセプタ
    クルコネクタの内部ストッパー部の係止から解除させる
    ストッパー片押圧部を設けたことを特徴とする電気コネ
    クタ。
JP10352382A 1998-12-11 1998-12-11 電気コネクタ Pending JP2000182716A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9484670B2 (en) 2014-07-29 2016-11-01 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector assembly with enabling contact and housing structure

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