JP2000182499A - 高周波リレー - Google Patents

高周波リレー

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JP2000182499A
JP2000182499A JP10356149A JP35614998A JP2000182499A JP 2000182499 A JP2000182499 A JP 2000182499A JP 10356149 A JP10356149 A JP 10356149A JP 35614998 A JP35614998 A JP 35614998A JP 2000182499 A JP2000182499 A JP 2000182499A
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JP
Japan
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base
case
shield plate
electromagnet block
main base
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Withdrawn
Application number
JP10356149A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Tsuka
和昌 塚
Kenji Kadoya
賢二 角屋
Tomohiro Taguchi
智啓 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10356149A priority Critical patent/JP2000182499A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した高周波特性を有する高周波リレーを提
供する。 【解決手段】固定端子ブロック3の金属製のベース10
の上面にはシールド板11が取り付けられている。ベー
ス10は下部が、メインベース1の下面よりも下方に突
出する形でメインベース1に取り付けられ、ベース10
の下面がプリント配線基板60に形成されたアースパタ
ーンに接続される。メインベース10に取り付けられる
一面に開口を有するケース4の外面にはめっきにより金
属層が被着されている。また、ケース4の内面にはシー
ルド板11の上端面に当接する位置決め用リブ4aが突
設されている。ケース4の開口の開口縁とプリント配線
基板6のアースパターンとの間には隙間が形成され、ケ
ース4はアースパターンに半田61により接合されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波リレーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高周波リレーとして、電磁石
ブロックにより開閉駆動される接点装置を囲むシールド
板と、接点装置を構成する固定端子およびアース端子が
挿通され前記シールド板が取り付けられた金属製のベー
スと、ベースおよび電磁石ブロックが取り付けられた合
成樹脂製のメインベースと、一面が開口し電磁石ブロッ
クおよびシールド板を収納するようにメインベースに結
合されるケースとを備えたものが提案されている。
【0003】この種の高周波リレーでは、上述のアース
端子をプリント配線基板のアースパターンに接続するこ
とによりシールド板をアースしているが、上述のベース
に金めっきを施し、金めっきされたベースの裏面をプリ
ント配線基板に形成されたアースパターンに接続するこ
とによって、シールド板のアース性を高めたものが提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、上述の金属製のベースの裏面をプリント配線基
板に形成されたアースパターンに接続することによりア
ース性を高めているが、外部への高周波信号の漏れや外
部からのノイズを遮断しきれず高周波特性が不安定にな
るという不具合があった。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、安定した高周波特性を有する高周波
リレーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、電磁石ブロックにより開閉駆動
される接点装置を囲むシールド板と、接点装置を構成す
る固定端子およびアース端子が挿通され前記シールド板
が取り付けられた金属製のベースと、ベースおよび電磁
石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメインベース
と、一面が開口し電磁石ブロックおよびシールド板を収
納するようにメインベースに結合されたケースとを備
え、前記ケースは、少なくとも外面に金属層を有し、前
記ベースの裏面がプリント配線基板のアースパターンに
当接した状態で前記開口の開口縁とアースパターンとの
間に両者を半田付けするための隙間が形成されるように
シールド板に当接する位置決め用リブが内面から突設さ
れてなることを特徴とするものであり、位置決め用リブ
によりケースとシールド板が取り付けられたベースとの
位置決めが容易になってケースの開口縁とプリント配線
基板のアースパターンとの隙間の寸法を管理しやすくな
り、プリント配線基板に実装する際に、外面に金属層を
有したケースをプリント配線基板のアースパターンに容
易に半田付けすることができ、両者を半田付けすること
によりケースがプリント配線基板のアースパターンに接
続されるから、高周波特性が安定する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ケースは、前記位置決め用リブの表面に金属層
を有するので、前記位置決め用リブに当接したシールド
板をより確実にアースすることが可能となり、高周波特
性が安定する。
【0008】請求項3の発明は、電磁石ブロックにより
開閉駆動される接点装置を囲むシールド板と、接点装置
を構成する固定端子およびアース端子が挿通され前記シ
ールド板が取り付けられた金属製のベースと、ベースお
よび電磁石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメイ
ンベースと、一面が開口し電磁石ブロックおよびシール
ド板を収納するようにメインベースに結合されたケース
とを備え、前記ベースは、メインベースの裏面から裏面
側が突出する形でメインベースに取り付けられ、前記ケ
ースは、少なくとも外面に金属層を有し、前記ベースの
裏面がプリント配線基板のアースパターンに当接した状
態で前記開口の開口縁とアースパターンとの間に両者を
半田付けするための隙間が形成されるようにメインベー
スに当接する位置決め用リブが内面から突設されてなる
ことを特徴とするものであり、位置決め用リブによりケ
ースとメインベースとの位置決めが容易になってケース
の開口縁とプリント配線基板のアースパターンとの隙間
の寸法を管理しやすくなり、プリント配線基板に実装す
る際に、外面に金属層を有したケースをプリント配線基
板のアースパターンに容易に半田付けすることができ、
両者を半田付けすることによりケースがプリント配線基
板のアースパターンに接続されるから、高周波特性が安
定する。
【0009】請求項4の発明は、電磁石ブロックにより
開閉駆動される接点装置を囲むシールド板と、接点装置
を構成する固定端子およびアース端子が挿通され前記シ
ールド板が取り付けられた金属製のベースと、ベースお
よび電磁石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメイ
ンベースと、一面が開口し電磁石ブロックおよびシール
ド板を収納するようにメインベースに結合されるケース
とを備え、前記ベースは、短冊状であって、当該ベース
の幅方向に延設されメインベースの側面よりも突出する
位置決め片を有し、前記ケースは、少なくとも外面に金
属層を有し、前記開口の開口縁に、前記位置決め片に嵌
合する切欠部が形成されてなることを特徴とするもので
あり、金属製のベースをプリント配線基板のアースパタ
ーンに半田付けすることにより、ケースを、ベースを介
してアースすることができ、高周波特性が安定する。
【0010】請求項5の発明は、電磁石ブロックにより
開閉駆動される接点装置を囲むシールド板と、接点装置
を構成する固定端子およびアース端子が挿通され前記シ
ールド板が取り付けられた金属製のベースと、ベースお
よび電磁石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメイ
ンベースと、一面が開口し電磁石ブロックおよびシール
ド板を収納するようにメインベースに結合されるケース
とを備え、前記ベースは、短冊状であって、当該ベース
の長手方向に延設されメインベースの側面よりも突出す
る位置決め片を有し、前記ケースは、少なくとも外面に
金属層を有し、前記開口の開口縁に、前記位置決め片に
嵌合する切欠部が形成されてなることを特徴とするもの
であり、金属製のベースをプリント配線基板のアースパ
ターンに半田付けすることにより、ケースを、ベースを
介してアースすることができ、高周波特性が安定する。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の高周
波リレーは、図2ないし図5に示すように、合成樹脂製
のメインベース1に電磁石ブロック2および固定端子ブ
ロック3およびカードブロック6を取り付け、一面が開
口したケース4をメインベース1に結合して形成されて
いる。
【0012】電磁石ブロック2は、コイル31を巻装し
た筒状のコイルボビン32に挿通された鉄芯33を備え
ている。鉄芯33の一端部にはヨーク34の一端部が結
合されている。ヨーク34は図2においてコイル31の
手前側を通る第1ヨーク片34aと、図2においてコイ
ル31の下側を通る第2ヨーク片34bとを有し、第1
ヨーク片34aと第2ヨーク片34bとの他端部は、鉄
芯33の他端部に離間して対向する位置まで延長されて
いる。つまり、第1ヨーク片34aと第2ヨーク片34
bとの上記他端部は対向し、その対向部位の間に鉄芯3
3の上記他端部が位置している。ヨーク34は、図2に
おいて下方に突設された圧入片34c,34dがメイン
ベース1に表裏に貫通して設けたヨーク圧入孔23,2
3(図4参照)に圧入されることによって、メインベー
ス1に固定されている。コイル31の両端はコイル端子
35に接続されている。
【0013】カードブロック6は、平衡ばね41を介し
てメインベース1に取り付けられる可動基台40を備え
ている。可動基台40には永久磁石42および永久磁石
42の各磁極に結合した一対の接極子43が保持されて
いる。各接極子43はそれぞれ鉄芯33の上記他端部と
第1ヨーク片34aまたは第2ヨーク片34bの上記他
端部との間に挿入されている。つまり、コイル31の励
磁極性に応じて、両接極子43が鉄芯33と第1ヨーク
片34aとに吸引される状態と、両接極子43が鉄芯3
3と第2ヨーク片34bとに吸引される状態とが生じ
る。
【0014】平衡ばね41は平衡ばね保持板44に固着
され、平衡ばね保持板44は一部がメインベース1に設
けた保持孔5に圧入されることによって、メインベース
1に固定される。この平衡ばね41は口字状に形成され
た板ばねであって、可動基台40をメインベース1に対
して揺動可能に保持する。平衡ばね41に撓みがない状
態では両接極子43は、それぞれ鉄芯33と第1ヨーク
片34aおよび第2ヨーク片34bの中間に位置する。
【0015】しかして、コイル31を励磁すれば、上述
のように励磁極性に応じて接極子43が鉄芯33および
第1ヨーク片34aまたは第2ヨーク片34bに吸引さ
れるから、接極子43の吸引される向きに可動基台40
が移動することになる。この動作では、コイル31を励
磁して接極子43が第1ヨーク片34aまたは第2ヨー
ク片34bに一旦吸引されると、次にコイル31が逆極
性に励磁するまで可動基台40は移動しないから双安定
動作になる。ただし、本実施形態では、鉄芯33におけ
る第1ヨーク片34aとの対向面に非磁性体のレシジュ
アルプレート36を固着し、接極子43が第2ヨーク片
34bに吸引されたときの永久磁石42による吸引力が
平衡ばね41による復帰力よりも弱くなるように、吸引
力を弱めて単安定動作になるように構成してある。つま
り、接極子43を第2ヨーク片34bに吸引させるには
コイル31を励磁しなければならないが、コイル31の
励磁を停止すれば平衡ばね41のばね力によって接極子
43が第1ヨーク片34aに吸引されるようにしてあ
る。その結果、コイル31に電流を流す向きを切り換え
ることなくコイル31に通電するか否かによって可動基
台40を往復運動させることができる。
【0016】可動基台40の一方の側部には絶縁材料の
保持部材45を介して一対の可動接触板13a,13b
が保持される。各可動接触板13a,13bはそれぞれ
導電性のよい金属板よりなり、長手方向の中間部がそれ
ぞれ保持部材45に保持されている。両可動接触板13
a,13bは可動基台40の揺動方向において離間して
配置され、両可動接触板13a,13bは一端部同士が
互いに対向している。
【0017】固定端子ブロック3は、中間部が円柱状の
絶縁部材15に貫通された3本の端子ピン12a〜12
cを備えている。絶縁部材15は金属製のベース10の
端子用孔17に挿通された形で保持されて封着ガラスに
より封着され、各端子ピン12a〜12cはベース10
に挿通されることになる。また、ベース10の上には端
子ピン12a〜12cをベース10とともに囲むシール
ド板11が配設される。さらに、ベース10には4本の
アース端子14が孔18に挿通され固着されている。ベ
ース10は下部がメインベース1の下面よりも下方へ突
出する形でメインベース1の側部に固定される。ここに
おいて、メインベース1には、ベース10が位置決めさ
れる表裏に貫通する取付孔20(図4参照)が形成され
ており、メインベース1にケース4を結合した後、メイ
ンベース1の裏側から図5において斜線部で示した部位
に例えばエポキシ樹脂よりなるシール材50を充填する
ことにより、取付孔20の内周面とベース10の外周面
との間(隙間)に略全周に亙ってシール材50が充填さ
れるようになっている。なお、取付孔20の開口面は長
方形状に形成されており、長手方向の寸法および幅方向
の寸法のいずれもベース10の各寸法と略一致してい
る。また、メインベース1において取付孔20の長手方
向に沿った各内周面にそれぞれ、取付孔20の内周面と
ベース10の外周面との間の距離を他の部位より大きく
する切欠部21が形成されており、メインベース1にケ
ース4を結合した後に、図5に斜線部で示した領域にシ
ール材50を充填する際に、切欠部21が形成されてい
ることによって図1に示すようにシール材50がメイン
ベース1とケース4とで構成されるハウジングの内部ま
で流れむ。このため、シールド板11の長手方向に沿っ
た一方の側面の中間部とメインベース1の内側面との
間、およびシールド板11の長手方向に沿った他方の側
面と第1ヨーク片34aの側面との間それぞれにシール
材50が流れ込むようになっている。
【0018】端子ピン12a〜12cは、一直線上に配
列され、中央の端子ピン12bと他の端子ピン12a,
12cとの間を可動接触板13a,13bで短絡する状
態と開放する状態とを選択可能とすることによって接点
装置3が構成される。例えば、コイル31を励磁してい
ない状態で可動接触板13aが端子ピン12a,12b
の間を短絡し、可動接触板13bが端子ピン12b,1
2cの間を開放するようにすれば、端子ピン12a,1
2bと可動接触板13aとにより常閉接点が構成され、
端子ピン12b,12cと可動接触板13bとにより常
開接点が構成される。
【0019】シールド板11は、上方が開放された直方
体状に形成されており、ベース10の上面の要所にクリ
ームはんだを塗布した後にベース10に重ね合わせてシ
ールド板11の底壁に穿孔された挿通孔11a(図3参
照)に挿入されたアース端子14の先端部をかしめ、恒
温槽を用いて上記クリームはんだを硬化させることによ
りベース10に結合される。なお、各端子ピン12a〜
12cの一端側は、シールド板11の底壁に設けられた
挿通孔11bを通してシールド板11で囲まれる空間に
収納される。
【0020】ところで、本実施形態では、ケース4の外
面にはめっきにより金属層が被着されており、図1およ
び図6に示すように、ベース10の裏面がプリント配線
基板60のアースパターンに当接した状態でケース4の
開口の開口縁とアースパターンとの間に開口縁とアース
パターンとを半田付けするための隙間Gが形成されるよ
うにシールド板11に当接する位置決め用リブ4aが内
面から突設されている。したがって、固定端子ブロック
3が位置決め用リブ4aにより位置決めされることにな
る。ここにおいて、ケース4の開口縁とプリント配線基
板60との隙間G(クリアランス)は、例えばリフロー
方式などにより実装する際に半田付け可能であってしか
もフラックス残さの除去が容易にできるような寸法に設
定することが望ましく、本実施形態では0.2mm程度
に設定してある。なお、図6中の1cは、メインベース
1の下面から下方へ連続一体に突設されプリント配線基
板60に当接するスタンドオフ部である。
【0021】めっき材としては、金、銅、ニッケルなど
を用いることにより、半田付けが容易になる。
【0022】しかして、本実施形態では、図1に示すよ
うに、位置決め用リブ4aによりケース4とシールド板
11が取り付けられたベース10との位置決めが容易に
なってケース4の開口縁とプリント配線基板60のアー
スパターンとの隙間Gの寸法を管理しやすくなり、プリ
ント配線基板60に実装する際に、ケース4をプリント
配線基板60のアースパターンに容易に半田付けするこ
とができ、両者を半田61により接合することによりケ
ース4がプリント配線基板60のアースパターンに接続
されるから、高周波信号や外部からのノイズがケース4
を介してプリント配線基板60のアースパターンにアー
スされ、高周波特性が安定する。
【0023】また、ケース4において位置決め用リブ4
aにもめっきにより金属層を被着してプリント配線基板
60のアースパターンに接続されるようにしておけば、
シールド板11をより確実にアースすることができ、さ
らに高周波特性が安定する。
【0024】(実施形態2)本実施形態の基本構成は実
施形態1と略同じであって、図7に示すケース4は、図
8に示すように、ベース10の裏面がプリント配線基板
60のアースパターンに当接した状態でケース4の開口
の開口縁とアースパターンとの間に開口縁とアースパタ
ーンとを半田付けするための隙間Gが形成されるように
メインベース1の側壁の上端面に当接する位置決め用リ
ブ4aが内面から突設されている点に特徴がある。本実
施形態においてもケース4の外面にはめっきにより金属
層が被着されている。なお、実施形態1と同様の構成要
素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0025】しかして、本実施形態では、位置決め用リ
ブ4aによりケース4とメインベース1との位置決めが
容易になってケース4の開口縁とプリント配線基板60
のアースパターンとの隙間の寸法を管理しやすくなり、
プリント配線基板60に実装する際に、ケース4をプリ
ント配線基板60のアースパターンに容易に半田付けす
ることができ、両者を半田61により接合することによ
りケース4がプリント配線基板60のアースパターンに
接続されるから、高周波信号や外部からのノイズがケー
ス4を介してプリント配線基板60のアースパターンに
アースされ、高周波特性が安定する。
【0026】(実施形態3)ところで、上記実施形態2
ではケース4をアースすることにより、従来構成に比べ
て高周波特性が安定するが、ケース4の内面から突設さ
れた位置決め用リブ4aがメインベース1の側壁の上端
面に当接しているので、上下方向(図8における上下方
向)において金属製のベース10の下面とケース4の開
口縁との位置精度が出しにくいという不具合があった。
【0027】これに対し、本実施形態では、図9および
図10に示すように、短冊状の金属製のベース10の幅
方向に、メインベース1の側面よりも突出する位置決め
片19を3箇所で延設し、メインベース1に、位置決め
片19に嵌合する切欠部1bが形成され、さらにケース
4の開口縁に、位置決め片19に嵌合する切欠部4bが
形成されている点に特徴がある。ここにおいて、本実施
形態では、ケース4をベース10の位置決め片19に半
田付けすることによって、めっきにより金属層が被着さ
れたケース4をプリント配線基板(図示せず)のアース
パターンにアースすることができる。各位置決め片19
には実施形態1で説明したシール材50を流し込むため
の貫通穴19aが形成されている。なお、実施形態2と
同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0028】しかして、本実施形態では、ベース10を
プリント配線基板のアースパターンに半田付けすること
により、ケース4を、ベース10を介してアースするこ
とができ、高周波特性が安定するので、ケース4をプリ
ント配線基板のアースパターンに半田付けする必要がな
く、ケース4の開口縁とプリント配線基板のアースパタ
ーンとの間の隙間の寸法を管理する必要がなくなり、生
産性が向上する。
【0029】(実施形態4)本実施形態の基本構成は実
施形態3と略同じであり、図11に示すように、金属製
のベース10の長手方向の両端部にそれぞれ位置決め片
19を突設してある点に特徴がある。つまり、本実施形
態では、ベース10の長さを実施形態3に比べて長く設
定してある。本実施形態においても、メインベース1
に、位置決め片19に嵌合する切欠部1bが形成され、
さらにケース4の開口縁に、位置決め片19に嵌合する
切欠部4bが形成されている。なお、実施形態3と同様
の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】しかして、本実施形態では、実施形態3と
同様に、ベース10をプリント配線基板のアースパター
ンに半田付けすることにより、ケース4を、ベース10
を介してアースすることができ、高周波特性が安定する
ので、ケース4をプリント配線基板のアースパターンに
半田付けする必要がなく、ケース4の開口縁とプリント
配線基板のアースパターンとの間の隙間の寸法を管理す
る必要がなくなり、生産性が向上する。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、電磁石ブロックによ
り開閉駆動される接点装置を囲むシールド板と、接点装
置を構成する固定端子およびアース端子が挿通され前記
シールド板が取り付けられた金属製のベースと、ベース
および電磁石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメ
インベースと、一面が開口し電磁石ブロックおよびシー
ルド板を収納するようにメインベースに結合されたケー
スとを備え、前記ケースは、少なくとも外面に金属層を
有し、前記ベースの裏面がプリント配線基板のアースパ
ターンに当接した状態で前記開口の開口縁とアースパタ
ーンとの間に両者を半田付けするための隙間が形成され
るようにシールド板に当接する位置決め用リブが内面か
ら突設されているので、位置決め用リブによりケースと
シールド板が取り付けられたベースとの位置決めが容易
になってケースの開口縁とプリント配線基板のアースパ
ターンとの隙間の寸法を管理しやすくなり、プリント配
線基板に実装する際に、外面に金属層を有したケースを
プリント配線基板のアースパターンに容易に半田付けす
ることができ、両者を半田付けすることによりケースが
プリント配線基板のアースパターンに接続されるから、
高周波特性が安定するという効果がある。
【0032】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ケースは、前記位置決め用リブの表面に金属層
を有するので、前記位置決め用リブに当接したシールド
板をより確実にアースすることが可能となり、高周波特
性が安定するという効果がある。
【0033】請求項3の発明は、電磁石ブロックにより
開閉駆動される接点装置を囲むシールド板と、接点装置
を構成する固定端子およびアース端子が挿通され前記シ
ールド板が取り付けられた金属製のベースと、ベースお
よび電磁石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメイ
ンベースと、一面が開口し電磁石ブロックおよびシール
ド板を収納するようにメインベースに結合されたケース
とを備え、前記ベースは、メインベースの裏面から裏面
側が突出する形でメインベースに取り付けられ、前記ケ
ースは、少なくとも外面に金属層を有し、前記ベースの
裏面がプリント配線基板のアースパターンに当接した状
態で前記開口の開口縁とアースパターンとの間に両者を
半田付けするための隙間が形成されるようにメインベー
スに当接する位置決め用リブが内面から突設されている
ので、位置決め用リブによりケースとメインベースとの
位置決めが容易になってケースの開口縁とプリント配線
基板のアースパターンとの隙間の寸法を管理しやすくな
り、プリント配線基板に実装する際に、外面に金属層を
有したケースをプリント配線基板のアースパターンに容
易に半田付けすることができ、両者を半田付けすること
によりケースがプリント配線基板のアースパターンに接
続されるから、高周波特性が安定するという効果があ
る。
【0034】請求項4の発明は、電磁石ブロックにより
開閉駆動される接点装置を囲むシールド板と、接点装置
を構成する固定端子およびアース端子が挿通され前記シ
ールド板が取り付けられた金属製のベースと、ベースお
よび電磁石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメイ
ンベースと、一面が開口し電磁石ブロックおよびシール
ド板を収納するようにメインベースに結合されるケース
とを備え、前記ベースは、短冊状であって、当該ベース
の幅方向に延設されメインベースの側面よりも突出する
位置決め片を有し、前記ケースは、少なくとも外面に金
属層を有し、前記開口の開口縁に、前記位置決め片に嵌
合する切欠部が形成されているので、金属製のベースを
プリント配線基板のアースパターンに半田付けすること
により、ケースを、ベースを介してアースすることがで
き、高周波特性が安定するという効果がある。
【0035】請求項5の発明は、電磁石ブロックにより
開閉駆動される接点装置を囲むシールド板と、接点装置
を構成する固定端子およびアース端子が挿通され前記シ
ールド板が取り付けられた金属製のベースと、ベースお
よび電磁石ブロックが取り付けられた合成樹脂製のメイ
ンベースと、一面が開口し電磁石ブロックおよびシール
ド板を収納するようにメインベースに結合されるケース
とを備え、前記ベースは、短冊状であって、当該ベース
の長手方向に延設されメインベースの側面よりも突出す
る位置決め片を有し、前記ケースは、少なくとも外面に
金属層を有し、前記開口の開口縁に、前記位置決め片に
嵌合する切欠部が形成されているので、金属製のベース
をプリント配線基板のアースパターンに半田付けするこ
とにより、ケースを、ベースを介してアースすることが
でき、高周波特性が安定するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す要部断面図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の要部概略平面図である。
【図4】同上の要部概略下面図である。
【図5】同上のシール材の充填領域の説明図である。
【図6】同上をプリント配線基板へ実装した状態の説明
図である。
【図7】実施形態2を示す要部断面図である。
【図8】同上をプリント配線基板へ実装した状態の説明
図である。
【図9】実施形態3を示す分解斜視図である。
【図10】同上の要部断面図である。
【図11】実施形態4を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 メインベース 2 電磁石ブロック 3 固定端子ブロック 4 ケース 4a 位置決め用リブ 10 ベース 11 シールド板 12a〜12c 端子ピン 50 シール材 60 プリント配線基板 61 半田

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石ブロックにより開閉駆動される接
    点装置を囲むシールド板と、接点装置を構成する固定端
    子およびアース端子が挿通され前記シールド板が取り付
    けられた金属製のベースと、ベースおよび電磁石ブロッ
    クが取り付けられた合成樹脂製のメインベースと、一面
    が開口し電磁石ブロックおよびシールド板を収納するよ
    うにメインベースに結合されたケースとを備え、前記ケ
    ースは、少なくとも外面に金属層を有し、前記ベースの
    裏面がプリント配線基板のアースパターンに当接した状
    態で前記開口の開口縁とアースパターンとの間に両者を
    半田付けするための隙間が形成されるようにシールド板
    に当接する位置決め用リブが内面から突設されてなるこ
    とを特徴とする高周波リレー。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、前記位置決め用リブの表
    面に金属層を有することを特徴とする請求項1記載の高
    周波リレー。
  3. 【請求項3】 電磁石ブロックにより開閉駆動される接
    点装置を囲むシールド板と、接点装置を構成する固定端
    子およびアース端子が挿通され前記シールド板が取り付
    けられた金属製のベースと、ベースおよび電磁石ブロッ
    クが取り付けられた合成樹脂製のメインベースと、一面
    が開口し電磁石ブロックおよびシールド板を収納するよ
    うにメインベースに結合されたケースとを備え、前記ケ
    ースは、少なくとも外面に金属層を有し、前記ベースの
    裏面がプリント配線基板のアースパターンに当接した状
    態で前記開口の開口縁とアースパターンとの間に両者を
    半田付けするための隙間が形成されるようにメインベー
    スに当接する位置決め用リブが内面から突設されてなる
    ことを特徴とする高周波リレー。
  4. 【請求項4】 電磁石ブロックにより開閉駆動される接
    点装置を囲むシールド板と、接点装置を構成する固定端
    子およびアース端子が挿通され前記シールド板が取り付
    けられた金属製のベースと、ベースおよび電磁石ブロッ
    クが取り付けられた合成樹脂製のメインベースと、一面
    が開口し電磁石ブロックおよびシールド板を収納するよ
    うにメインベースに結合されるケースとを備え、前記ベ
    ースは、短冊状であって、当該ベースの幅方向に延設さ
    れメインベースの側面よりも突出する位置決め片を有
    し、前記ケースは、少なくとも外面に金属層を有し、前
    記開口の開口縁に、前記位置決め片に嵌合する切欠部が
    形成されてなることを特徴とする高周波リレー。
  5. 【請求項5】 電磁石ブロックにより開閉駆動される接
    点装置を囲むシールド板と、接点装置を構成する固定端
    子およびアース端子が挿通され前記シールド板が取り付
    けられた金属製のベースと、ベースおよび電磁石ブロッ
    クが取り付けられた合成樹脂製のメインベースと、一面
    が開口し電磁石ブロックおよびシールド板を収納するよ
    うにメインベースに結合されるケースとを備え、前記ベ
    ースは、短冊状であって、当該ベースの長手方向に延設
    されメインベースの側面よりも突出する位置決め片を有
    し、前記ケースは、少なくとも外面に金属層を有し、前
    記開口の開口縁に、前記位置決め片に嵌合する切欠部が
    形成されてなることを特徴とする高周波リレー。
JP10356149A 1998-12-15 1998-12-15 高周波リレー Withdrawn JP2000182499A (ja)

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