JP2000182112A - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置

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JP2000182112A
JP2000182112A JP10356013A JP35601398A JP2000182112A JP 2000182112 A JP2000182112 A JP 2000182112A JP 10356013 A JP10356013 A JP 10356013A JP 35601398 A JP35601398 A JP 35601398A JP 2000182112 A JP2000182112 A JP 2000182112A
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coin
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JP10356013A
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Koji Noda
浩司 野田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬貨を確実に搬送および選別でき、信頼性の向
上した硬貨処理装置を提供することにある。 【解決手段】搬送路の途中には、金種に応じて硬貨を選
別し、金種別金庫に振り分ける選別部が設けられてい
る。選別部は、搬送路に設けられた複数の開放ゲートを
有し、各開放ゲート9は、金種別金庫を閉塞し搬送面の
一部を構成する閉塞位置と、金種別金庫を開放して搬送
路内に突出し搬送路を通る硬貨を金種別金庫内に導く開
放位置と、の間を移動自在に配設されているとともに、
開放位置において搬送ベルト6bを逃がして搬送ベルト
との干渉を防止する開口部50aを備えた選別ゲート5
0と、閉塞位置に位置した選別ゲートの開口部を閉塞す
る定位置と、金種別金庫を開放する収納位置との間を移
動自在に設けられた補助ゲートと52、を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、銀行な
どの金融機関に設置された現金自動取引装置等に搭載さ
れ、硬貨の入金処理および出金処理を自動的に行なう硬
貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行などの金融機関には、硬貨や紙幣な
どの現金を取り扱う現金自動取引装置が設置されてい
る。この現金自動取引装置には、硬貨の入出金処理を自
動的に行なう循環式の硬貨処理装置が組込まれている。
【0003】この硬貨処理装置は、入金時には、入金硬
貨を受け入れてその真偽や金種の識別を行ない、この識
別結果に従って入金硬貨をそれぞれ対応した金種別金庫
に収納する。また、出金時は、各金種別金庫から必要な
金種の硬貨を必要な枚数だけ取出し、その真偽や金種の
識別を行なった後、払い出すようにしている。
【0004】このような硬貨処理装置は、硬貨を入金お
よび出金するための入出金口、入金口に一括して入金さ
れた硬貨を受取り、1枚ずつ分離して繰出す遠心円盤繰
出し部、遠心円盤繰出し部まら繰出された硬貨の真偽、
金種等を識別する鑑査部、鑑査部により識別された硬貨
を金種毎に収納する複数の金種別金庫、金種別金庫に補
充するための硬貨を収納した装填庫、これらの構成部を
通して硬貨を搬送する搬送機構等を備えている。
【0005】そして、搬送機構は、所定の搬送路に沿っ
て設けられた搬送面と、この搬送面に沿って走行する搬
送ベルトと、搬送ベルトが巻回された複数のプーリ等を
有し、搬送ベルトにより硬貨を搬送面に押付けた状態で
搬送する。
【0006】また、複数の金種別金庫は、鑑査部の下流
側において、搬送面の下方に並んで配設され、また、搬
送路内には、搬送されて来た硬貨を金種毎に選別して対
応する金種別金庫に振り分ける選別機構が設けられてい
る。この選別機構は、それぞれ金種別金庫に対向して設
けられた複数の対向式の開閉ゲートを備えている。
【0007】各開閉ゲートは、搬送面と同一平面内に位
置して搬送面の一部を閉塞位置と、搬送面から搬送ベル
ト側に回動して対応する金種別金庫を開放し、搬送され
て来た硬貨を上記金種別金庫に導く選別位置と、の間を
移動自在に設けられている。また、開閉ゲートは、選別
位置に回動した際に搬送ベルトと干渉しないように、搬
送ベルトを逃がすための開口部を有し、例えば、ほぼ二
股状に形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、各開閉ゲートが開口部を有する二股状に形成さ
れている硬貨処理装置において、通常の硬貨よりも外径
の小さい、あるいは、厚さの薄い外貨等が投入され、こ
れらの外貨等が搬送路を通して搬送された場合、開閉ゲ
ートが閉塞位置にあるにも関わらず、開閉ゲートの開口
部を通り抜け金種別金庫内に混入し集積されてしまう恐
れがある。
【0009】この際、外貨等の集積が確認できない場合
には、搬送途中における硬貨紛失等の搬送エラーとな
り、また、集積が認識できた場合には、硬貨誤投入とい
う重大なエラーとなる。
【0010】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、硬貨を確実に搬送および選別でき、信
頼性の向上した硬貨処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る硬貨処理装置は、硬貨を入金および
出金するための硬貨入出金部と、硬貨を金種毎に収納す
る複数の金種別金庫と、所定の搬送路に沿って上記硬貨
入出金口と金種別金庫と間で硬貨を搬送する搬送手段
と、上記搬送手段により上記硬貨入出金口から上記金種
別金庫に搬送される硬貨の真偽および金種を検知する検
知手段と、上記搬送路に設けられ、上記検知手段により
検知された金種に応じて硬貨を選別し、対応する金種別
金庫に振り分ける選別手段と、を備えている。
【0012】上記搬送手段は、上記搬送路を規定した搬
送面と、上記搬送面に沿って配設され上記硬貨を搬送面
に押し付けて搬送する搬送ベルトと、を有し、上記選別
手段は、上記金種別金庫にそれぞれ対向して上記搬送路
に設けられた複数の開放ゲートを有している。
【0013】そして、各開放ゲートは、上記金種別金庫
を閉塞し上記搬送面の一部を構成する閉塞位置と、上記
金種別金庫を開放するとともに上記搬送路内に突出し上
記搬送路を通る硬貨を金種別金庫内に導く開放位置と、
の間を移動自在に配設されているとともに、上記開放位
置において上記搬送ベルトを逃がして搬送ベルトとの干
渉を防止する開口部を備えた選別ゲートと、上記選別手
段による硬貨選別時、上記選別ゲートを上記閉塞位置と
開放位置との間で移動させる第1駆動手段と、上記閉塞
位置に位置した上記選別ゲートの開口部を閉塞する定位
置と、上記金種別金庫を開放する収納位置との間を移動
自在に設けられた補助ゲートと、上記選別手段による硬
貨選別を行わない時に、上記補助ゲートを上記定位置に
移動して上記選別ゲートの開口部を閉塞するとともに、
硬貨選別時、上記補助ゲートを上記収納位置へ移動させ
る第2駆動手段と、を有していることを特徴としてい
る。
【0014】また、この発明に係る硬貨処理装置によれ
ば、上記選別手段は、上記搬送面に沿って配設され上記
硬貨の通過を検知する複数の通過センサを備え、上記硬
貨選別時、上記通過センサによる検知結果に応じて硬貨
の搬送異常を確認した際、上記補助ゲートを上記定位置
に移動させることを特徴としている。
【0015】上記のように構成された硬貨処理装置によ
れば、選別手段の各開閉ゲートは補助ゲートを備え、選
別手段により硬貨の選別収納を行わない処理において
は、搬送ベルトとの干渉を避けるために設けられた選別
ゲートの開口部を、補助ゲートによって閉塞する。その
ため、例えば、外貨等の偽貨のように、正貨に比較して
径や厚さの小さい硬貨が選別手段を通過する場合でも、
これらの偽貨が選別ゲートの開口部を通り抜けて金種別
金庫内に誤投入されてしまうことを確実に防止すること
ができる。従って、処理中の硬貨の紛失、金種別金庫へ
の誤投入を防止し、硬貨を所定位置へ確実に搬送するこ
とができるとともに、硬貨を確実に選別し、信頼性の向
上を図ることができる。
【0016】また、選別手段による選別収納処理におい
ては、複数の通過センサにより、選別手段を通過する硬
貨の通過時間、搬送ピッチを追跡検知し、所定値からず
れている場合には、搬送エラーとして処理することによ
り、誤った金種の選別および集積を未然に防止すること
が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態に係る硬貨処理装置を備えた自動取引装
置(以下、ATMと称する)ついて詳細に説明する。
【0018】図1に示すように、銀行などの金融機関に
設置されるATMはほぼ矩形箱状の本体100を備え、
本体の前面には、利用者に対面するほぼL字形状の接客
パネル102が設けられている。接客パネル102の水
平部には、タッチパネルを兼ねた表示部104が設けら
れ、垂直部には、カード挿入口106、通帳挿入口10
8等が設けられている。また、接客パネル102の水平
部基端には、それぞれ扉によって開閉される紙幣入出金
口109および硬貨入出金口110が設けられている。
【0019】筺体100内には、ATM全体の動作を制
御する主制御部111、カード挿入口106から挿入さ
れたカードAを受け入れてカード上の磁気ストライプ部
から暗証番号、口座番号などの顧客情報を読み取る磁気
カードリーダ部112、通帳挿入口108から挿入され
た通帳の磁気ストライプから同じく顧客情報を読み取る
とともに通帳および図示しないジャーナル用紙に取引内
容を記録する通帳プリンタ部113が設けられている。
【0020】また、筐体100内には、紙幣入出金口1
09に投入された紙弊を受け入れるとともに、指定され
た金額の紙弊を人出金口に払い出す紙幣処理装置11
4、硬貨入出金口110に投人された貨幣としての硬貨
Cを受け人れるとともに指定された金額の硬貨を硬貨入
出金口に払い出す還流式の硬貨処理装置115が設けら
れている。
【0021】図2に示すように、硬貨処理装置115
は、硬貨入出金口110に対向して設けられた回転可能
な受皿1を有し、入金時には、この受皿1を介してAT
M外部から処理すべき複数金種の硬貨が投入され、出金
時には、受皿1を介してATM外部へ払出す複数金種の
硬貨が出金される。
【0022】受皿1の下方には、回転円盤2aを有する
遠心円盤構造の上部繰出し部2が設けられ、更に、上部
繰出し部の下方には異物を回収する異物回収庫21が設
けられている。受皿1に硬貨が投入されると、受皿1が
回転し、受入れた硬貨は上部繰出し部2の回転円盤2a
上に落下する。この上部繰出し部2は、受皿1から落下
してきた硬貨を回転円盤2aによる遠心力を利用して分
離するとともに、円盤2aの出口に設けられた高さ規制
ガイド(図示しない)によって硬貨を規制して、1枚ず
つ繰出す。
【0023】上部繰出し部2の出口近傍には、ピックア
ップローラ3が配設されるとともに、このピックアップ
ローラ3によって繰出された硬貨を所定の経路に沿って
搬送する搬送機構4が設けられている。この搬送機構4
は、上部繰出し部2の出口近傍からほぼ水平に延びる第
1搬送路4aと、第1搬送路4aの上方に位置している
とともに受皿1までほぼ水平に延びる第2搬送路4b
と、第1搬送路の終端から第2搬送路の始端まで延びた
Uターン搬送路4cと、を備えている。
【0024】第1搬送路4aは、上部繰出し部2の出口
近傍からほぼ水平に延びる第1搬送面5a、および第1
搬送面5aに隣接対向して設けられた第1搬送ベルト5
b、によって規定され、同様に、第2搬送路4bは、受
皿1までほぼ水平に延びる第2搬送面6a、および第2
搬送面6aに隣接対向して設けられた第2搬送ベルト6
bによって規定されている。第1搬送ベルト5bは水平
方向に離間した一対のプーリ11a、11b間に巻回さ
れ、同様に、第2搬送ベルト6bは、水平方向に離間し
た一対のプーリ12a、12b間に巻回されまた、Uタ
ーン搬送路4cは、複数の搬送ベルトによって構成され
ている。
【0025】そして、搬送機構4は、図2および図3に
示すように、第1搬送路4aにおいて、硬貨Cを第1搬
送ベルト5bによって第1搬送面5aに押し付けながら
強制的に搬送し、同様に、第2搬送路4bにおいて、硬
貨を第2搬送ベルト6bによって第1搬送面6aに押し
付けながら強制的に搬送する。また、Uターン搬送路4
cにおいて、硬貨は搬送ベルト間に挟持された状態で搬
送される。
【0026】略水平な第1および第2搬送面5a、6a
の一側、即ち図2中奥側には、これらの搬送面に対して
略垂直に延びた搬送基準面(後述する)が形成されてい
る。また、ピックアップローラ3は、上部繰出し部2か
ら繰出された硬貨をこの搬送基準面に押付ける方向に僅
かに傾斜して設けられている。従って、ピックアップロ
ーラ3によって繰出された硬貨は、搬送基準面に押付け
られて第1搬送面5a上の所定位置に揃えて搬送され
る。
【0027】第1搬送路4aに取出された硬貨は、ピッ
クアップローラ3と搬送ベルト5bとの回転速度比によ
り、所定ピッチづつ離間されて1枚ずつ搬送される。通
常、上部繰出し部2の方がピックアップローラ3よりも
硬貨の繰出能力が高いため、ピックアップローラ3の手
前には、ほぼ連続して硬貨が繋がる状態となる。後続の
硬貨(外径:D)がピックアップローラ3の回転速度で
駆動され、自身の径だけ進む時間、先に取出した硬貨は
下流の第1搬送ベルト5bの搬送速度で駆動されること
となり、硬貨の搬送ピッチXは、 X=(V2・D)/V1 V1:上流駆動回転数(ピックアップローラ3の回転
数) V2:下流駆動回転数(プーリの回転速度) となる。
【0028】なお、ピックアップローラ3を駆動する駆
動源として図示しないパルスモータを使用した場合、パ
ルス周波数を可変とすることによりピックアップローラ
の回転数を可変制御でき、これにより、硬貨の搬送ピッ
チを制御することが可能となる。そして、後述の鑑査前
通過センサ13によって硬貨の搬送ピッチを監視し、状
況に応じてパルスモータの駆動パルス周波数を制御する
ことにより、硬貨の搬送ピッチを一定とすることができ
る。
【0029】搬送機構4は、上部繰出し部2から繰出さ
れる硬貨を、搬送ピッチおよび搬送位置を維持しつつ、
下流側に配設された検出手段としての鑑査部7へ搬送す
る。鑑査部7は、搬送されてくる硬貨の特徴(真偽、金
種など)を光学的および磁気的に識別する。すなわち、
図4に示すように、鑑査部7は、硬貨Cの材質を磁気的
に検出する透過磁束量検知型の材質センサ60と、ライ
ンCCDからなり硬貨Cの外径を光学的に検出する径セ
ンサ40と、エリアCCDで構成され硬貨Cの表面の模
様を光学的に検出するイメージセンサ30と、を備え、
これらのセンサは硬貨Cの搬送方向(図中矢印a方向)
に沿って並設されている。また、センサ30、40、6
0は、ベース部材7aによって一体的に保持され、硬貨
処理装置116に対して一体的に脱着可能となってい
る。径センサ40および材質センサ60は、それぞれ、
第1搬送ベルト5bを挿脱するための開放部40a、6
0aを有している。そして、上記のようにイメージセン
サ30、径センサ40、および材質センサ60を備えた
鑑査部7は、各センサ30、40、60による検出結果
を総合的に判断し、硬貨の金種、真偽等を識別する。
【0030】図2に示すように、鑑査部7の直前には、
第1搬送路4aを挟んで設けられた発光素子および受光
素子を有する鑑査前センサ13が配設されている。鑑査
前センサ13は、両者の間の光軸を硬貨が遮ることによ
り、硬貨の通過を検知する。
【0031】鑑査部7を通過した硬貨は、再び第1搬送
路4aを通って更に下流へと強制的に搬送され、Uター
ン搬送路4cを通して、第2搬送路4bへ送られる。そ
して、硬貨は、第2搬送ベルト6bにより第2搬送面6
aに押し付けられた状態で、下流側、つまり、受皿1に
向って強制的に搬送される。
【0032】第2搬送路4bには選別手段として機能す
る後述の選別部8が配設され、この選別部は、第2搬送
路4bを介して搬送される硬貨の内、正貨を、鑑査部7
の識別結果に基づき金種別に選別する。選別部8は、た
とえば、複数の対向式の開閉ゲート9で構成され、これ
ら開閉ゲート9を選択的に開閉駆動することにより、硬
貨を金種別に選別する。
【0033】第1搬送路4aの下方には、それぞれ開閉
ゲート9に対応する複数の金種別金庫10が並んで配設
され、これらの金種別金庫10は、ぞれぞれシュート2
0を介して対応する開放ゲート9に連通している。そし
て、選別部8によって選別された硬貨は、シュート20
を通して対応する金種別金庫10内に投入され、金種別
に整列して集積される。
【0034】第2搬送路4bの下方において、選別部8
と受皿1との間には、入金硬貨、出金硬貨などを一時保
留する一時保留部24が設けられ、これに対向して、第
2搬送路には対向式の開閉ゲート26が設けられてい
る。なお、鑑査部7により偽貨(リジェクト硬貨)であ
ることが識別された硬貨は、選別部8を通過し、第2搬
送路4bによって受皿1へ返却される。
【0035】また、第1搬送路4aの下方において、金
種別金庫10の側方には、金種別金庫10が満杯のと
き、過剰硬貨を収納するためのオーバーフローボックス
22が設けられている。そして、第2搬送路4b上で選
別部8の下流側に設けられた対向式の開閉ゲート14、
およびシュート24を介して過剰硬貨がオーバーフロー
ボックスに投入される。
【0036】第1搬送路4aの下流端部下方には装填庫
15が配置されている。そして、オーバーフローボック
ス13が満杯となった場合などには、第1搬送路4aに
設けられた対向式の開閉ゲート16により、過剰硬貨を
装填庫15内に回収する。なお、硬貨処理装置115に
対して外部から硬貨を補充する場合にも、この装填庫1
5に補充硬貨が投入される。また、装填庫15内には、
補充動作時に発生したリジェクト硬貨を収納するリジェ
クト庫27が設けられ、第1搬送路4aの下流端には、
リジェクト庫に対応して対向式の開閉ゲート28が設け
られている。
【0037】金種別金庫10の下方には、前述した上部
繰出し部2と同様の遠心円盤構造を有した下部繰出し部
17が設けられている。また、金種別金庫10の側方に
は、下部繰出し部17から繰出された硬貨を第1搬送路
4aにおいて鑑査部7の上流側へ搬送する挟込式の縦コ
ンベア18が設けられている。縦コンベア18は複数の
平ベルト、プーリ等によって構成され、搬送機構4の一
部を構成している。
【0038】次に、上述した選別部8および金種別金庫
10の構成について詳細に説明する。図2および図5に
示すように、選別部8の複数の開閉ゲート9は、それぞ
れ硬貨Cよりも大きな面積を有しているとともに回動自
在に支持されたほぼ矩形板状の選別ゲート50、および
選別ゲートを回動させるロータリソレノイド54を備え
ている。選別ゲート50は、駆動源としてのロータリソ
レノイド54により、図6(a)に示すように、ほぼ水
平に位置してシュート20の上端開口を閉塞するととも
に第2搬送面6aの一部を構成する閉塞位置と、図6
(b)に示すように、上方に所定角度回動してシュート
20の上端開口を開放するとともに第2搬送面6a上を
通る硬貨をシュート20内に取り込む開放位置と、の間
を選択的に回動される。また、選別ゲート50の回動端
部側、つまり、回動中心から離間した端部側には、第2
搬送ベルト6bの幅よりも僅かに大きな幅を有する矩形
状の開口部50aが形成されている。選別ゲート50が
開放位置に回動した際、開口部50a内に第2搬送ベル
ト6bが位置し、選別ゲートと第2搬送ベルトとの干渉
を防止する。
【0039】また、各開閉ゲート9は、回動自在に支持
された補助ゲート52、および補助ゲートを回動する駆
動源としてのロータリソレノイド56を備えている。補
助ゲート52は、選別ゲート50の開口部50aよりも
僅かに小さな矩形状に形成され、図6(a)に示すよう
に、ほぼ水平に位置して選別ゲート50の開口部50a
を閉塞するとともに第2搬送面6aの一部を構成する定
位置と、図6(b)に示すように、下方に約90度回動
してシュート20の上端開口を開放する収納位置と、の
間を選択的に回動される。なお、各シュート20の上端
部には切欠20aが形成され、収納位置に回動した補助
ゲート52は切欠20a内に収納される。
【0040】更に、選別部8は、図2に示すように、第
2搬送路4bに沿って所定の間隔、つまり、開閉ゲート
9の配列ピッチと同一のピッチで配設された複数の通過
センサ58a〜58hを備えている。これらの通過セン
サ58a〜58hは、フォトダイオード等によって構成
された光透過型のセンサであり、各開閉ゲート9の搬送
方向上流端および下流端と対応する位置に配置され、そ
れぞれ第2搬送路4bを通る硬貨Cの通過を検知する。
【0041】一方、図5に示すように、各金種別金庫1
0は筒状に形成され、その上端開口はシュート20の下
端開口に連通している。それにより、各金種別金庫10
は、シュート20を通して送られてきた硬貨Cを受入れ
積層状態に収納する。また、各金種別金庫10の下方に
は、金種別金庫10内に集積された硬貨を一枚づつ投出
する硬貨投出機構62が設けられている。
【0042】硬貨投出機構62は、棒状の繰出しピッカ
ー64と、この繰出しピッカーを駆動する駆動アクチュ
エータ66と、を備えている。繰出しピッカー64は、
金種別金庫10の下端開口に対向して硬貨の投出を規制
する規制位置と、金種別金庫の下端開口から退避し、硬
貨の投出を許容する投出位置と、の間を進退自在にガイ
ド部材67によってガイドされている。アクチュエータ
66は、クランク68を介して繰出しピッカー64を進
退駆動するロータリソレノイド69を有している。
【0043】アクチュエータ66が駆動されると、繰出
しピッカー64が規制位置と投出位置との間を往復駆動
され、金種別金庫10の最下端に位置した硬貨は、下方
に落下した後、繰出しピッカー64の先端によって押し
出され、その結果、前述した下部繰出し部17内に投出
される。
【0044】上記のように構成された硬貨処理装置11
5における入金処理動作、出金処理動作、および補充処
理動作について説明する。まず、入金取引時、図2およ
び図7(a)に示すように、硬貨入出金口110を通し
て受皿1に投入された硬貨Cは、上部繰出し部2に落下
し、この上部繰出し部により、1枚ずつ所定のピッチで
第1搬送路4aに繰出される。
【0045】繰出された硬貨Cは搬送機構4の第1搬送
ベルト5bにより、第1搬送面5a上を強制的に搬送さ
れ、その間、鑑査部7により、真偽、金種等が検出され
る。続いて、硬貨CはUターン搬送路4cを通して第2
搬送路4bへ送られ、第2搬送ベルト6bにより第2搬
送面6aに沿って強制的に搬送される。第2搬送路4b
を通る硬貨Cの内、鑑査部7により正貨として検出され
た硬貨は開閉ゲート26により一時保留部24へ送られ
る。また、鑑査部7により偽貨として検出された硬貨
は、受皿1に送られ利用者に返却される。
【0046】投入された全ての硬貨Cが一時保留部24
あるいは受皿1に送られると、投入金額がATMの表示
部104に表示される。利用者により表示部104の
「確認」キーが押下されると、一時保留部24内に保留
されていた硬貨Cは、上部繰出し部2へ送られ、上記と
同様に、第1搬送路4aおよびUターン搬送路4cを通
して第2搬送路4bへ搬送される。そして、硬貨Cは、
第2搬送路4bを通る際、選別部8によって金種毎に選
別され対応する金種別金庫10へ送られ収納される。
【0047】次に、このような入金処理における選別部
8の動作を、図8に示すフローチャートを参照して説明
する。まず、受皿1への硬貨入金が確認されると(ST
1)、選別部8の各開閉ゲート9における選別ゲート5
0は閉塞位置に移動され(ST2)、補助ゲート52も
定位置に回動され選別ゲートの開口部50aを閉塞する
(ST3)。これにより、硬貨Cを第2搬送路4bを通
して一時保留部26へ搬送する際、各開閉ゲート9の選
別ゲート50および補助ゲート52は第2搬送面6aを
形成し、硬貨の搬送をガイドする。同時に、選別ゲート
50の開口部52aは補助ゲート52によって閉塞され
ていることから、仮に、外貨等の偽貨のように、正貨に
比較して径や厚さの小さい硬貨が選別部8を通過した場
合でも、これらの偽貨が選別ゲート50の開口部50a
を通り抜けて金種別金庫10内に誤投入されてしまうこ
とを確実に防止することができる。
【0048】続いて、全ての硬貨が一時保留部24ある
いは受皿1に送られた後、入金確定がなされると(ST
4)、まず、選別部8の全補助ゲート52が収納位置へ
回動される。そして、一時保留部24内の硬貨は再び第
1搬送路4a、Uターン搬送路4c、および第2搬送路
4bを通して選別部8へ送られ、硬貨収納動作が開始さ
れる(ST5)。
【0049】硬貨収納動作においては、図9(b)、9
(c)、9(d)に示すように、例えば、6つの金種別
金庫10の内、硬貨の搬送方向に関して上流側から3目
の金種別金庫(ここでは第3金種別金庫10cと称す
る)に硬貨を収納する場合、6つの開閉ゲート9の内、
上流側から3つ目の開閉ゲート9の選別ゲート50(こ
こでは第3選別ゲート50cと称する)を開閉して硬貨
を選別する。
【0050】この場合、第2搬送路4bを通して搬送さ
れて来た硬貨Cが、1つ手前の選別ゲート50の通過セ
ンサ58cにより検知された時点で、つまり、通過セン
サ58cの検出光が硬貨Cによって遮蔽された時点で、
第3選別ゲート50cが開放位置に回動して第2搬送路
4b内に突出するとともにシュート20を開放する。従
って、硬貨Cは第2搬送路4bに沿って更に搬送される
と、第3選別ゲート50cにより第2搬送路からシュー
ト20へ取り込まれる。
【0051】また、第3選別ゲート50cに対応する通
過センサ58dにより硬貨Cの通過完了が検出された時
点で、つまり、硬貨Cによる通過センサ58dの検出光
の遮蔽が完了した時点で、第3選別ゲート50cは開放
位置から閉塞位置へ戻され、シュート20の上端開口を
閉塞する。このようにして選別ゲート50cにより選別
された硬貨Cは、シュート20を通って第3金種別金庫
10c内に投入され、積層状に収納される。
【0052】上記のように、選別部8により複数の硬貨
を金種毎に対応する金種別金庫10へ取り込み収納する
ためには、複数の硬貨Cが所定ピッチで正確に搬送され
てくる必要がある。そこで、硬貨処理装置115におい
ては、硬貨Cが選別部8を通過する間、複数の通過セン
サ58a〜58hの各々により、硬貨の通過時間、つま
り、検出光の遮蔽時間、および硬貨の搬送ピッチを追跡
検知する(ST7)。そして、検出された遮蔽時間およ
び搬送ピッチが所定の値からずれている場合、搬送エラ
ーとして処理する。
【0053】すなわち、遮蔽時間が所定値よりも大きい
場合、硬貨の滞留として判断し、逆に、遮蔽時間が所定
値よりも小さい場合、硬貨搬送位置に異常の可能性があ
るとして判断する。また、搬送ピッチが所定値よりの短
い場合、硬貨の追い付き異常と判断し、搬送ピッチが所
定値よりも長い場合、ピッチ拡大異常と判断する。な
お、上記所定値は、通過センサの配設ピッチ、硬貨搬送
速度、硬貨の外径等に基いて算出した範囲の値を示して
いる。
【0054】そして、上記のような搬送異常が検出され
た時点で、硬貨収納処理を停止し(ST8)、各開放ゲ
ート9の選別ゲート50および補助ゲート52を閉塞位
置および定位置にそれぞれ回動するとともに(ST
9)、第1、第2、およびUターン搬送路に残っている
硬貨を、一旦、受皿1に送り利用者に返却する(ST1
0)。その後、硬貨入出の入金のリトライが行われる。
これにより、誤った金種の選別および集積を未然に防止
することが可能となる。
【0055】また、上述した選別動作は、一時保留部2
4内の硬貨が無くなるまで行い、残留硬貨が無くなった
時点で(ST11)各開閉ゲート9の選別ゲート50お
よび補助ゲート52をそれぞれ閉塞位置および定位置に
回動して保持する(ST12)。以上の動作により硬貨
入金処理が終了する。
【0056】次に、硬貨処理装置115における硬貨出
金処理について説明する。図7(b)に示すように、硬
貨出金処理においては、金種別金庫10から硬貨を取出
して受皿1へ払出す。すなわち、各金種別金庫の下部に
それぞれ配設された硬貨投出機構62により、任意の金
種別金庫10から指定数量の硬貨を取出し、下部繰出部
17に投出する。
【0057】下部繰出部21は、金種別金庫10から投
出された硬貨を1枚ずつ繰り出して縦コンベア18へ送
され、この縦コンベア18により、鑑査部7の上流側に
おいて第1搬送路4aへ搬送される。そして、これら硬
貨は、搬送機構4により第1搬送路4aを通して1枚ず
つ搬送され、その間、鑑査部7により金種および数量が
確認さあれた後、Uターン搬送路4c、および第2搬送
路4bを通って受皿1へ受皿1へ出金される。
【0058】また、金種別金庫10に所定数量の硬貨が
収納されておらず不足している場合には、出金処理に備
えて装填庫15から金種別金庫10への硬貨補充処理を
行う。補充処理においては、まず、装填庫15の下部に
設けられた往復ピッカなどで構成される硬貨投出部(図
示しない)により、装填庫15から指定数量の硬貨を取
出し、下部繰出し部17に投入する。下部繰出し部17
は、装填庫15から投出された硬貨を1枚ずつ繰出して
縦コンベア18へ送り、この縦コンベア18を介して第
1搬送路4aへ硬貨を搬送する。
【0059】第1搬送路4aに搬送された硬貨は、前述
と同様に、1枚ずつ第1搬送路4aに沿って搬送され、
鑑査部7によって真偽、金種の識別、および硬貨枚数の
計数が行われる。そして、鑑査部7を通過した硬貨は、
更に、第1搬送路4a、Uターン搬送路4cを通って第
2搬送路4bへ搬送され、選別部8により所定の金種別
金庫10に収納される。
【0060】以上のように構成された硬貨処理装置によ
れば、選別部8の各開閉ゲート9は補助ゲート52を備
え、選別部8により硬貨の選別収納を行わない処理にお
いては、第2搬送ベルト6bとの干渉を避けるために設
けられた選別ゲート50の開口部50aを補助ゲート5
2によって閉塞する構成としている。そのため、例え
ば、外貨等の偽貨のように、正貨に比較して径や厚さの
小さい硬貨が選別部8を通過する場合でも、これらの偽
貨が選別ゲート50の開口部50aを通り抜けて金種別
金庫10内に誤投入されてしまうことを確実に防止する
ことができる。従って、処理中の硬貨の紛失、金種別金
庫への誤投入を防止し、硬貨を所定位置へ確実に搬送す
ることができるとともに、硬貨を確実に選別し、信頼性
の向上を図ることができる。
【0061】また、選別部8による選別収納処理におい
ては、複数の通過センサ58a〜58hにより、選別部
8を通過する硬貨の通過時間、搬送ピッチを追跡検知
し、所定値からずれている場合には、搬送エラーとして
処理することにより、誤った金種の選別および集積を未
然に防止することが可能となる。
【0062】更に、上記硬貨処理装置によれば、硬貨集
金時、金種別金庫10から下部繰出し部17に投下され
た硬貨を、この下部繰出し部から縦コンベア18によ
り、直接第1搬送路4aに搬送する構成としたことか
ら、処理速度の向上、および、信頼性の向上を図ること
ができる。
【0063】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上述した実施の形態では、硬貨入金処理
時、選別部8における全ての補助ゲート52を収納位置
へ回動する構成としたが、任意の補助ゲートのみを、選
別ゲートの開閉動作に同期して開閉する構成としてもよ
い。
【0064】また、上記実施の形態では、各開閉ゲート
9における補助ゲート52を独立したロータリエンコー
ダ56によって駆動する構成としたが、これに限らず、
図10に示すように、複数の補助ゲートを共通の駆動部
によって開閉駆動する構成としてもよい。すなわち、こ
の実施の形態によれば、複数の開閉ゲート9の補助ゲー
ト52は、第2搬送路4bとほぼ平行に延びる連結ロッ
ド72に回動自在に連結されているとともに、連結ロッ
ドの一端は、リンク74を介してソレノイド75のプラ
ンジャ76に接続されている。従って、共通駆動源とし
てのソレノイド75を駆動することにより、複数の補助
ゲート52を同時に開閉させることができる。
【0065】なお、他の構成は前述した実施の形態と同
一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその
詳細な説明を省略する。このような構成において、前述
した実施の形態と同様の作用効果を得る事ができるとと
もに、部品点数を削減し、製造コストの低減および構成
の簡略化を図ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、処理中における硬貨の誤投入、紛失を防止し、硬貨
を確実に搬送および選別でき、信頼性の向上した硬貨処
理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る硬貨処理装置を備
えた自動取引装置を示す斜視図。
【図2】上記硬貨処理装置全体を示す断面図。
【図3】上記硬貨処理装置におけるピックアップローラ
および搬送機構の一部を拡大して概略的に示す図。
【図4】上記硬貨処理装置の鑑査部を示す図。
【図5】上記硬貨処理装置の開閉ゲートおよび金種別金
庫を示す平面図および断面図。
【図6】上記開閉ゲートの閉塞位置および開放位置を示
す断面図。
【図7】上記硬貨処理装置による入金処理動作および出
金処理動作を説明するための図2に対応の断面図。
【図8】上記入金処理における選別部の動作を示すフロ
ーチャート。
【図9】上記選別部の動作をそれぞれ概略的に示す断面
図。
【図10】この発明の他の実施の形態に係る選別部を示
す断面図。
【符号の説明】
2…上部繰出部、 2f…センサ、 3…ピックアップローラ、 4…搬送路、 5、5a…搬送面、 6…搬送ベルト、 7…鑑査部、 8…選別部、 9…選別ゲート、 10…金庫、 40…径センサ、 41…搬送面、 60…材質センサ、 70、70a…搬送基準面。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨を入金および出金するための硬貨入出
    金部と、 硬貨を金種毎に収納する複数の金種別金庫と、 所定の搬送路に沿って上記硬貨入出金口と金種別金庫と
    間で硬貨を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段により上記硬貨入出金口から上記金種別金
    庫に搬送される硬貨の真偽および金種を検知する検知手
    段と、 上記搬送路に設けられ、上記検知手段により検知された
    金種に応じて硬貨を選別し、対応する金種別金庫に振り
    分ける選別手段と、を備え、 上記搬送手段は、上記搬送路を規定した搬送面と、上記
    搬送面に沿って配設され上記硬貨を搬送面に押し付けて
    搬送する搬送ベルトと、を有し、 上記選別手段は、上記金種別金庫にそれぞれ対向して上
    記搬送路に設けられた複数の開放ゲートを有し、各開放
    ゲートは、 上記金種別金庫を閉塞し上記搬送面の一部を構成する閉
    塞位置と、上記金種別金庫を開放するとともに上記搬送
    路内に突出し上記搬送路を通る硬貨を金種別金庫内に導
    く開放位置と、の間を移動自在に配設されているととも
    に、上記開放位置において上記搬送ベルトを逃がして搬
    送ベルトとの干渉を防止する開口部を備えた選別ゲート
    と、 上記選別手段による硬貨選別時、上記選別ゲートを上記
    閉塞位置と開放位置との間で移動させる第1駆動手段
    と、 上記閉塞位置に位置した上記選別ゲートの開口部を閉塞
    する定位置と、上記金種別金庫を開放する収納位置との
    間を移動自在に設けられた補助ゲートと、 上記選別手段による硬貨選別を行わない時に、上記補助
    ゲートを上記定位置に移動して上記選別ゲートの開口部
    を閉塞するとともに、硬貨選別時、上記補助ゲートを上
    記収納位置へ移動させる第2駆動手段と、 を有していることを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 【請求項2】上記選別手段は、上記搬送面に沿って配設
    され上記硬貨の通過を検知する複数の通過センサを備
    え、上記硬貨選別時、上記通過センサによる検知結果に
    応じて硬貨の搬送異常を確認した際、上記補助ゲートを
    上記定位置に移動させることを特徴とする請求項1に記
    載の硬貨処理装置。
  3. 【請求項3】上記複数の通過センサは、上記複数の選別
    ゲートの配列ピッチとほぼ等しいピッチで並んで設けら
    れ、上記搬送面に沿って搬送される硬貨の搬送ピッチを
    検出するとともに、硬貨の通過時間を検出し、 上記選別手段は、上記通過センサにより検出された搬送
    ピッチあるいは通過時間が所定の値からずれている場合
    に硬貨の搬送異常を確認することを特徴とする請求項2
    に記載の硬貨処理装置。
  4. 【請求項4】上記選別手段の第2駆動手段は、それぞれ
    上記補助ゲートに接続され、補助ゲートを独立して駆動
    する複数の駆動源を備えていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1項に記載の硬貨処理装置。
  5. 【請求項5】上記選別手段の第2駆動手段歯、上記複数
    の補助ゲートに接続された連結ロッドと、上記連結ロッ
    ドを介して複数の補助ゲートを駆動する単一の駆動源
    と、を備えていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載の硬貨処理装置。
  6. 【請求項6】上記搬送手段は、上記硬貨入出金部に投入
    された硬貨を受取り、一枚ずつ所定のピッチで繰出す上
    部繰出し部と、 上記第1繰出し部からほぼ水平に延びているとともに上
    記検知手段が設けられた第1搬送路と、 上記硬貨入出金部まで上記第1搬送路とほぼ平行に延び
    ているとともに上記選別手段が設けられた第2搬送路
    と、を備え、 上記選別部と硬貨入出金部との間で上記第2搬送路に
    は、硬貨を一時的に保留する一時保留部が設けられ、 上記搬送手段は、入金処理時、上記上部繰出し部から繰
    出された硬貨を上記第1搬送路および第2搬送路を通し
    て搬送し、上記検知手段により正貨と判断された硬貨を
    上記一時保留部に保留するとともに偽貨と判断された硬
    貨を上記硬貨入出金部に払い出した後、上記一時保留部
    内の硬貨を再度、上記上部繰出し部へ送り、上部繰出し
    部から上記第1搬送路、第2搬送路を通して搬送し、上
    記選別手段により上記金種別金庫へ振分けることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の硬貨処
    理装置。
  7. 【請求項7】上記搬送手段は、上記金種別金庫の下方に
    設けられ、金種別金庫から出金された硬貨を一枚ずつ所
    定のピッチで繰出す下部繰出し部と、 上記下部繰出し部から繰出された硬貨を上記上部繰出し
    部と検知手段との間で上記第1搬送路へ搬送する縦コン
    ベアと、を備え、出金処理時、上記金種別金庫から下部
    繰出し部に投下された硬貨を、下部繰出し部から上記縦
    コンベアにより上記第1搬送路へ搬送し、上記第1搬送
    路および第2搬送路を通して上記硬貨入出金部へ搬送す
    ることを特徴とする請求項6に記載の硬貨処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002150358A (ja) * 2000-11-09 2002-05-24 Sanden Corp コイン振り分け装置
JP2009219991A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Shibuya Kogyo Co Ltd 分類装置
JP2017111611A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 シャープ株式会社 硬貨識別収納装置
CN112744396A (zh) * 2020-12-03 2021-05-04 徐州工业职业技术学院 一种新型硬币分拣包装机的包装机构

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