JP2000181911A - 音声認識による文字編集手段を有する移動通信端末装置 - Google Patents

音声認識による文字編集手段を有する移動通信端末装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より簡単に、より速く入力できる音声認識に
よる文字編集手段を有する移動通信端末装置を提供す
る。 【解決手段】 移動通信端末装置に対する操作を受け付
ける操作部１１、状態や必要な情報を表示する表示部１
２、着呼や端末装置の状態変化を報知する報知部１３、
音声の入出力を行う入出力部１５、無線通信の送受信を
行う送受信部１６、情報や設定を保存するメモリ１７、
各部の動作を制御する制御部１４からなる。文字編集時
には操作部１１にて文字入力操作を行い、入力された文
字列を表示部１２に表示し、必要に応じて入力された文
字列をメモリ１７に記憶する。音声認識時には、操作部
１１の操作により音声認識機能を起動させ、音声認識語
を入出力部１５より入力、制御部１４にてメモリ１７に
登録された文字列の音声認識語との照合を行い、該当す
る音声認識語を持つ文字列を表示部１２に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末装置
に関し、特に、音声認識による文字編集手段を有する移
動通信端末装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話などの移動通信端末装置で、電
子電話帳入力、メッセージ送信機能のメッセージ作成等
の文字編集を行う場合には、ボタン数の限られた操作部
にて漢字、ひらがな、カタカナ、英字、数字等の入力を
行う必要があり、文字編集においては「より簡単に、よ
り速く入力したい」というニーズが大きくなっていた。
【０００３】また、上記問題の解決のために音声認識に
よる文字列の呼び出し方法が提案されているが、今後、
移動通信端末装置の高機能化により、移動通信端末装置
で記憶する文字列も増加し、それに応じて音声認識によ
り呼び出す文字列も増加すると予想される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の場合、音声認識
により呼び出された文字列が多数候補として挙げられ、
採用する文字列の選択の段階で煩雑な操作が必要となる
可能性があり、その場合には「簡単に速く」という音声
認識の魅力を半減させることとなる。
【０００５】本発明の目的は、より簡単に、より速く入
力できる音声認識による文字編集手段を有する移動通信
端末装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の音声認識による
文字編集手段を有する移動通信端末装置は、移動通信端
末装置に対する操作を受け付ける操作部と、状態や情報
を表示する表示部と、着呼や前記移動通信端末装置の状
態変化を報知する報知部と、音声の入出力を行う入出力
部と、無線通信の送受信を行う送受信部と、情報や設定
を保存するメモリと、前記各部の動作を制御する制御部
とからなる移動通信端末装置であって、文字編集時に、
音声認識機能により、メモリに登録された文字列の中か
ら入出力部に入力された音声に合致する音声認識語を持
つ文字列の呼び出しを行う音声認識による文字編集手段
を有する。
【０００７】また、文字編集終了時に、以後の文字編集
の際に音声認識機能による呼び出しのために、編集され
た文字列に対する音声認識語の登録を行う上述の音声認
識による文字編集手段を有してもよい。
【０００８】また、文字編集時に、音声認識機能によ
り、メモリに登録された文字列の中から入出力部に入力
された音声に合致する音声認識語を持つ文字列を呼び出
す際に、移動通信端末装置の文字編集の状態に応じて、
使用でき、かつ必要な文字列のみを候補として表示する
上述の音声認識による文字編集手段を有してもよい。
【０００９】また、文字編集時に、音声認識機能によ
り、メモリに登録された文字列の中から入出力部に入力
された音声に合致する音声認識語を持つ文字列を呼び出
す際に、文字入力モードと、全角／半角の設定と、残り
入力可能文字数との移動通信端末装置の文字編集の状態
に応じて、予め候補の絞り込みを行い、使用でき、かつ
必要な文字列のみを候補として表示する上述の音声認識
による文字編集手段を有してもよい。
【００１０】また、音声認識語の登録の際に、文字編集
に関する機能ごとのフォルダ、又は文字編集に関する機
能の詳細ごとのフォルダ、又は使用する文字種類ごとの
フォルダに応じたフォルダに分類して登録を行う上述の
音声認識による文字編集手段を有してもよい。
【００１１】また、文字編集時に、音声認識機能によ
り、メモリに登録された文字列の中から入出力部に入力
された音声に合致する音声認識語を持つ文字列の検索後
に、フォルダを指定し、指定されたフォルダの中の文字
列から必要な文字列を選択する上述の音声認識による文
字編集手段を有してもよい。
【００１２】本発明による「音声認識による文字編集手
段を有する移動通信端末装置」は、音声認識機能により
移動通信端末装置に登録されている文字列を１回あるい
は複数回呼び出し、必要に応じて文字列の修正、及び文
字列間／文字列前後に文字を追加することで、移動通信
端末装置における文字編集の操作性の改善を可能とする
ものである。
【００１３】文字編集を完了した文字列を保存する際に
は、音声認識語の登録音声認識登録を行い、以後の文字
編集時に音声認識機能にて呼び出すことを可能としてい
る。
【００１４】また、音声認識機能実行時に、該当する文
字列が複数ある場合などに対しては、移動通信端末装置
の文字編集の状態に応じて、呼び出す文字列を限定する
ことにより、使用者の意図に合った文字列の呼び出しを
可能としている。
【００１５】
【発明の実施の形態】（本発明の第１の実施の形態）本
発明の第１の実施の形態の構成について、図１を参照し
て説明する。
【００１６】図１は、文字編集と編集された文字列の記
憶する機能を有し、また、文字編集時に記憶された文字
列を音声認識機能により呼び出す機能を持つ移動通信端
末装置の一構成例を示している。
【００１７】移動通信端末装置に対する操作を受け付け
る操作部１１、状態や必要な情報を表示する表示部１
２、着呼や端末装置の状態変化を報知する報知部１３、
音声の入出力を行う入出力部１５、無線通信の送受信を
行う送受信部１６、情報や設定を保存するメモリ１７と
それら各部の動作を制御する制御部１４からなる。
【００１８】文字編集時には操作部１１にて文字入力操
作を行い、入力された文字列を表示部１２に表示し、必
要に応じて入力された文字列をメモリ１７に記憶する。
【００１９】音声認識時には、操作部１１の操作により
音声認識機能を起動させ、音声認識語を入出力部１５よ
り入力、制御部１４にてメモリ１７に登録された文字列
の音声認識語との照合を行い、該当する音声認識語を持
つ文字列を表示部１２に表示する。
【００２０】本発明の第１の実施の形態における文字入
力方法の動作につき、図１、図２及び図３を参照して説
明する。
【００２１】電子電話帳機能やメッセージ作成機能等、
文字編集に関する機能を起動後、漢字、ひらがな、カタ
カナ、英字、数字等、入力する文字の種類を選択する
「文字入力モード選択」に移る。文字編集に関する機能
の起動時には、その機能のデフォルトの文字入力モード
となっており、デフォルトの文字入力モードを使用する
場合には、文字入力モード選択は行わない。また、文字
入力モード選択では、操作部１１の操作ボタンにより変
更するが、端末装置によっては、文字編集に関する機能
を起動する前に文字入力モード選択の動作を行うことに
より、文字編集に関する機能が起動される場合もある。
【００２２】文字編集においては、操作部１１の操作に
より音声認識機能を起動させ、入出力部１５より音声認
識語を音声で入力することにより、メモリ１７に登録さ
れている文字列を呼び出し、呼び出された文字列の編集
や、文字列の追加を行う。その後、必要があれば再度音
声認識機能によりメモリ１７の文字列を呼び出す（Ｓ２
０４) 。
【００２３】音声認識による文字列の呼び出しでは (Ｓ
２０４) 、入出力部１５に入力された音声と合致する音
声認識語を持つ文字列全てを一時的に候補とするが (Ｓ
３０１) 、以下の４項目の全てを満たす文字列のみを候
補として表示部１２に表示する (Ｓ３１０) 。 （１）音声認識機能起動時の文字入力モードにおいて、
以下条件のうちの１件を満たしていること。 （ｉ）漢字／ひらがなモードの場合は、文字列に漢字、
またはひらがなが含まれている (Ｓ３０２)。 （ｉｉ）カタカナモードの場合は、文字列がカタカナを
含み、漢字、またはひらがなを含まない (Ｓ３０３)。 （ｉｉｉ）英字モードの場合は、文字列が英字を含み、
漢字、ひらがな、カタカナを含まない (Ｓ３０４)。 （ｖｉ）数字モードの場合は、文字列が数字、＃ (シャ
ープ) 、＊ (アスタリスク)、ｐ (ポーズ) のみで構成
されている (Ｓ３０５)。 （２）音声認識機能起動時の文字入力が半角設定されて
いた場合に、候補文字列が半角のみで構成されているこ
と (Ｓ３０６、Ｓ３０７)。 （３）候補文字列の文字数が、文字編集の残り入力可能
文字数より少ないこと (Ｓ３０８)。 （４）候補文字列が、電子電話帳、メッセージ作成等の
文字編集領域で許容されている文字のみで構成されてい
る／入力できない文字を使用していないこと (Ｓ３０
９)。
【００２４】その後、表示された候補のうち１文字列を
選択し（Ｓ３１２) 、文字編集を続行する。
【００２５】文字編集終了の際には (Ｓ２０５) 、入力
された文字列を保存するか否かを選択し (Ｓ２０６)、
保存する場合には文字列をメモリ１７に記憶し (Ｓ２０
７)、保存しない場合には文字列を破棄し (Ｓ２０８)、
文字編集を終了させる (Ｓ２１１) 。
【００２６】保存された文字列に対しては、音声認識に
て呼び出しを行うか否かの設定を行い (Ｓ２０９) 、呼
び出しを行う場合には音声認識語の登録 (音声認識登
録) を行った後に (Ｓ２１０) 、文字編集を終了する
(Ｓ２１１) 。呼び出しを行わない場合には、音声認識
語の登録せずに文字編集を終了させる (Ｓ２１１) 。
【００２７】音声認識語の登録については、文字編集を
終了させた後でも、メモリ１７に保存された文字列のう
ち音声認識未登録であるものに対しては登録を可能と
し、音声認識登録されている文字列に対しては登録の解
除を行える。
【００２８】（本発明の第２の実施の形態）本発明の第
２の実施の形態につき、図２、図３、図４、及び図５を
参照して説明する。
【００２９】文字編集を終了し (Ｓ２０５) 、文字列の
保存を行った後 (Ｓ２０６) 、音声認識語の登録を行う
が (Ｓ２０９、Ｓ４０１) 、その際にフォルダ指定を行
う（Ｓ４０２ )。
【００３０】フォルダは、電子電話帳、メッセージ作成
等、文字編集に関する機能ごとか、それら機能を更に詳
細にわけ、その詳細機能ごとでの分類、あるいは漢字、
ひらがな、カタカナ、英字、数字など、使用する文字種
類ごとの分類等、端末装置の文字編集機能に応じた分類
を行う。
【００３１】フォルダ指定の際には、上記の様なフォル
ダの属性と、音声認識登録を行う文字列の内容が合致す
るかの判定を行い (Ｓ４０３) 、合致する場合には音声
認識登録後 (Ｓ４０４) 、文字編集終了を行い (Ｓ４０
５) 、合致しない場合には再度フォルダ指定を行う。
【００３２】文字編集時での音声認識機能による文字列
の呼び出しでは、入力音声と合致する音声認識語を持つ
文字列を検索し (Ｓ５０１) 、検索後にはフォルダの一
覧を表示させ (Ｓ５０２) 、フォルダを指定することに
より (Ｓ５０３) フォルダの中の音声認識機能により検
索された文字列のみを表示する (Ｓ５０４) 。
【００３３】その後表示された文字列のうち１文字列を
選択し（Ｓ５０５）、呼び出された文字列を使って文字
編集を行う。
【００３４】これにより、ユーザの使い方に合わせて、
必要な文字列のみを音声認識機能により呼び出すことが
可能となり、文字編集の操作性を改善できる。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の音声認識
による文字編集手段により、一度作成した文字列につい
て、文字編集時に音声認識機能を用いて素早く簡単に引
用することが可能となり、音声認識機能により呼び出し
た複数の文字列の組み合わせと、それらの修正、追加と
いった文字編集方法を行うことにより、文字編集時にお
ける操作性の改善をはかることが可能となるという効果
がある。
【００３６】これは、移動通信端末装置のような、大き
さが限定され文字編集時に複雑な操作を要する端末装置
に対しては非常に有効である。
【００３７】また、音声認識により呼び出す文字列が増
加し、１音声認識語に対して複数の文字列を対応させる
場合には、文字入力モードや、全角／半角の設定、残り
入力可能文字数等の文字編集の状態に応じて予め候補の
絞り込みを行い、必要な文字列のみを候補として表示さ
せることで、音声認識機能の「簡単に速く」というメリ
ットを失うことなく、多数の文字列を音声認識機能にて
呼び出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の移動通信端末装置の第１の実施の形態
の構成図である。
【図２】本発明の文字編集における基本フロー図であ
る。
【図３】本発明の文字編集における音声認識機能実行時
の候補絞り込みフロー図である。
【図４】本発明の移動通信端末装置の第２の実施の形態
のフォルダ指定を示すフロー図である。
【図５】本発明の移動通信端末装置の第２の実施の形態
のフォルダの指定による文字列の選択を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】
１１ 操作部 １２ 表示部 １３ 報知部 １４ 制御部 １５ 入出力部 １６ 送受信部 １７ メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 移動通信端末装置に対する操作を受け付
    ける操作部と、状態や情報を表示する表示部と、着呼や
    前記移動通信端末装置の状態変化を報知する報知部と、
    音声の入出力を行う入出力部と、無線通信の送受信を行
    う送受信部と、情報や設定を保存するメモリと、前記各
    部の動作を制御する制御部とからなる移動通信端末装置
    であって、 文字編集時に、音声認識機能により、前記メモリに登録
    された文字列の中から前記入出力部に入力された音声に
    合致する音声認識語を持つ文字列の呼び出しを行う音声
    認識による文字編集手段を有する移動通信端末装置。
  2. 【請求項２】 文字編集終了時に、以後の文字編集の際
    に音声認識機能による呼び出しのために、編集された文
    字列に対する音声認識語の登録を行う請求項１に記載の
    音声認識による文字編集手段を有する移動通信端末装
    置。
  3. 【請求項３】 文字編集時に、音声認識機能により、前
    記メモリに登録された文字列の中から前記入出力部に入
    力された音声に合致する前記音声認識語を持つ文字列を
    呼び出す際に、前記移動通信端末装置の文字編集の状態
    に応じて、使用でき、かつ必要な文字列のみを候補とし
    て表示する請求項１に記載の音声認識による文字編集手
    段を有する移動通信端末装置。
  4. 【請求項４】 文字編集時に、音声認識機能により、前
    記メモリに登録された文字列の中から前記入出力部に入
    力された音声に合致する前記音声認識語を持つ文字列を
    呼び出す際に、文字入力モードと、全角／半角の設定
    と、残り入力可能文字数との前記移動通信端末装置の文
    字編集の状態に応じて、予め候補の絞り込みを行い、使
    用でき、かつ必要な文字列のみを候補として表示する請
    求項１に記載の音声認識による文字編集手段を有する移
    動通信端末装置。
  5. 【請求項５】 前記音声認識語の登録の際に、文字編集
    に関する機能ごとのフォルダ、又は前記文字編集に関す
    る機能の詳細ごとのフォルダ、又は使用する文字種類ご
    とのフォルダに応じたフォルダに分類して登録を行う請
    求項２に記載の音声認識による文字編集手段を有する移
    動通信端末装置。
  6. 【請求項６】 文字編集時に、音声認識機能により、前
    記メモリに登録された文字列の中から前記入出力部に入
    力された音声に合致する前記音声認識語を持つ文字列の
    検索後に、前記フォルダを指定し、指定された前記フォ
    ルダの中の文字列から必要な文字列を選択する請求項５
    に記載の音声認識による文字編集手段を有する移動通信
    端末装置。
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