JP2003296320A - 文字変換装置およびその方法 - Google Patents

文字変換装置およびその方法

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JP2003296320A
JP2003296320A JP2002095554A JP2002095554A JP2003296320A JP 2003296320 A JP2003296320 A JP 2003296320A JP 2002095554 A JP2002095554 A JP 2002095554A JP 2002095554 A JP2002095554 A JP 2002095554A JP 2003296320 A JP2003296320 A JP 2003296320A
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Hirohiko Inohiza
裕彦 猪膝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境因子に対応して変換候補文字列を出力
し、これによって文字変換操作の能率を向上することが
できる文字変換装置を実現する。 【解決手段】 変換元文字列と該変換元文字列に予め関
連付けられている変換候補文字列とを、変換候補文字列
の属性毎に分類して記憶する日付辞書テーブル13と、
環境因子に基づいて日付辞書テーブル13を検索し、こ
の検索結果から、入力された変換元文字列に対応する変
換候補文字列を出力する文字変換処理を行うCPU1と
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等に具
備され、電子メール等の文章作成などに使用される文字
変換装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機に電子メール機能が具
備されるようになり、携帯電話機による電子メールがコ
ミュニケーション手段の一つとして普及してきている。
この電子メールの本文を作成する際には、携帯電話機の
テンキーやファンクションキーを操作して文字入力を行
う。しかし、一般的に、この限定されたキーを用いる文
字入力操作においては、パーソナルコンピュータ等のフ
ルキーボードによる操作に比べて高速な文字入力が困難
である。これに対処するために、使用者が入力した文字
列を所望の変換候補文字列に変換する文字変換装置にお
いて、その変換効率を向上させることが望まれている。
【0003】この変換効率を向上させるために、従来の
文字変換装置は、入力された文字列とこの文字列に予め
関連付けられている変換候補文字列とを記憶する単語辞
書を具備し、入力された文字列に基づいて単語辞書を検
索し、この検索結果から得た複数の変換候補文字列を、
使用者の過去の使用頻度に応じて優先度付けし出力す
る。これにより、使用頻度の高い変換候補文字列が優先
的に、携帯電話機の選択候補表示画面に表示されるの
で、使用者は文字変換操作を能率的に行うことが可能と
なり、この結果として高速な文字入力を実現することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の文字変換装置では、過去の使用頻度の高い変換候補文
字列が優先的に選択候補表示画面に表示されるので、季
節などに依存して候補文字列の使用頻度が変わると、却
って文字変換操作の能率が悪くなる場合がある。
【0005】例えば、3月や4月の花見の季節になる
と、花見会のお知らせメール等において、「花見」とい
う単語が使用される頻度が増す。これにより、「花見」
が優先的に選択候補表示画面に表示されるようになり、
この「花見」の季節においては文字変換操作の能率が向
上する。しかしながら、5月になり花見の季節が過ぎる
と、「花見」という単語を使用する機会がほとんどない
にもかからわず、過去の使用頻度が高かったために、依
然として「花見」が優先的に選択候補表示画面に表示さ
れてしまう。このため、文字変換操作の能率が悪くな
る。同様に、2月から3月になったときも、過去の使用
頻度が低かったために、使用する機会が増える「花見」
という単語は、直ぐには優先的に選択候補表示画面に表
示されない。この場合にも、文字変換操作の能率は悪く
なってしまう。
【0006】このように、変換候補文字列の環境因子
(例えば、「花見」の属性は日付の「3月、4月」)に
合致した使用環境(例えば、4月)と、合致しない使用
環境(例えば、5月)では、使用者の使用頻度の大小が
変わってしまう。この結果、文字変換操作の能率は悪く
なり、使用者の使用頻度に応じて優先度付けし変換候補
文字列を出力することによる効果が減少してしまうこと
になる。
【0007】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、所定の環境因子に対応して変
換候補文字列を提示し、これによって文字変換操作の能
率を向上することができる文字変換装置およびその方法
を提供することにある。
【0008】また、本発明は、所定の環境因子に対応し
ない変換候補文字列についても出力し、且つ所定の環境
因子に対応して変換候補文字列を出力することによって
得られる文字変換操作の能率向上効果を保つことができ
る文字変換装置およびその方法を提供することも目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の文字変換装置は、入力された文字列に予
め関連付けられている変換候補文字列と、変換候補文字
列の環境因子毎に分類して記憶する属性辞書記憶手段
と、前記環境因子に基づいて前記属性辞書記憶手段を検
索し、この検索結果から、入力された文字列に対応する
変換候補文字列を出力する文字変換処理手段とを備えた
ことを特徴としている。また、本発明の文字変換装置に
おいて、前記環境因子は入力時の日付にもとづいて求め
た時節であることを特徴としている。
【0010】また、本発明の文字変換装置において、変
換元文字列と該変換元文字列に予め関連付けられている
変換候補文字列とを記憶する単語辞書記憶手段をさらに
備え、前記文字変換処理手段は、入力された変換元文字
列に基づいて前記単語辞書記憶手段を検索し、この検索
結果から得た変換候補文字列を出力し、前記属性辞書記
憶手段の検索結果から得た変換候補文字列を、前記単語
辞書記憶手段の検索結果から得た変換候補文字列よりも
優先して出力することを特徴とする。
【0011】また、本発明の文字変換装置において、前
記文字変換処理手段は、前記出力した変換候補文字列の
中から選択され確定した変換候補文字列の使用頻度を更
新して記録し、前記単語辞書記憶手段の検索結果から得
た変換候補文字列を、該使用頻度に応じて優先度付けし
出力することを特徴とする。
【0012】また、本発明の文字変換装置において、前
記文字変換処理手段は、前記属性辞書記憶手段の検索結
果から得られた変換候補文字列については、前記使用頻
度を非更新とすることが好ましい。
【0013】上記の課題を解決するために、本発明の文
字変換方法は、変換候補文字列の環境因子毎に分類され
て記録されている変換候補文字列から、入力された変換
元文字列に予め関連付けられている変換候補文字列を環
境因子に基づいて検索する第1の検索過程と、前記第1
の検索結果から得た変換候補文字列を出力する出力過程
とを含むことを特徴としている。
【0014】また、本発明の文字変換方法において、前
記入力された変換元文字列に予め関連付けられている変
換候補文字列を検索する第2の検索過程をさらに含み、
前記出力過程は、前記第2の検索結果から得た変換候補
文字列を出力する処理と、前記第1の検索結果から得た
変換候補文字列を、前記第2の検索結果から得た変換候
補文字列よりも優先して出力する処理とを含むことを特
徴とする。
【0015】また、本発明の文字変換方法において、前
記出力した変換候補文字列の中から選択され確定した変
換候補文字列の使用頻度を更新して記録する使用頻度更
新過程をさらに含み、前記出力過程は、前記第2の検索
結果から得た変換候補文字列を、該使用頻度に応じて優
先度付けし出力する処理を含むことを特徴とする。ま
た、本発明の文字変換方法は、前記環境因子は入力時の
日付にもとづいて季節を特定することを特徴としてい
る。
【0016】また、本発明の文字変換方法において、前
記使用頻度更新過程は、前記第1の検索結果から得られ
た変換候補文字列については、前記使用頻度を非更新と
する処理を含むことが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態を説明する。本実施形態においては、本発明の
文字変換装置を適用した一例として携帯電話機について
説明する。図1は、本発明の一実施形態による文字変換
装置を備えた携帯電話機の構成を示すブロック図であ
る。この図1において、符号1は回路各部を制御するC
PU(中央処理装置)である。このCPU1は、各種処
理を実行するがその一つとして、使用者が文字変換する
ために入力した文字列を所望の変換候補文字列に変換す
る文字変換処理を行う。
【0018】なお、ここでいう文字には、ひらがなやカ
タカナ、漢字等の日本の文字、英字等の外国の文字、数
字、記号などを含むものとする。また、文字列とは、複
数の文字からなるものや、あるいは一文字からなるもの
も含むものとする。
【0019】符号2はCPU1のプログラム等が記憶さ
れたROM(リードオンリメモリ)である。符号3はデ
ータ一時記憶用のRAM(ランダムアクセスメモリ)で
ある。このRAM3は単語辞書テーブル12と日付辞書
テーブル13を記憶する。符号4は電話番号等の入力用
のテンキー、各種ファンクションキー等が設けられた操
作部、符号5は液晶表示パネルおよび表示制御回路等か
ら構成された表示部である。なお、RAM3はバッテリ
バックアップがなされており、携帯電話機の電源がオフ
されても記憶されたデータは保持される。
【0020】符号6はアンテナ、符号7はアンテナ6を
介して無線信号を送受信し、無線電話回線を確立するた
めの通信制御を行う通信処理部である。符号8は、通信
処理部7により確立された無線電話回線を介して送受さ
れる音声を処理する音声処理部である。符号9は音声処
理部8に音声を入力するためのマイク、符号10は音声
処理部8から入力された音声を出力するスピーカであ
る。符号11は、日付および時刻を出力する時計部であ
る。上記CPU1、ROM2、RAM3、操作部4、表
示部5、通信処理部7、および音声処理部8は、それぞ
れバス14に接続されている。
【0021】上記RAM3に記憶される単語辞書テーブ
ル12は、従来と同様に、文字列毎に、予め関連付けら
れている変換候補文字列をそれぞれ格納する。日付辞書
テーブル13は、変換元文字列とこの変換元文字列に予
め関連付けられている変換候補文字列とを、変換候補文
字列の環境因子毎に分類して格納する。この日付辞書テ
ーブル13においては、携帯電話機を使用する日付(特
定の日や特定の月、特定の年など)に関わる属性に基づ
いて分類している。これら各辞書テーブル12,13の
内容は、使用者によって自由に設定可能である。
【0022】図2は、日付辞書テーブル13の構成例を
示す図である。図2(a)は、環境因子「4月」に分類
された変換元文字列とこの変換元文字列に予め関連付け
られている変換候補文字列とが格納されたテーブルの構
成例を示す。また、図2(b)は、環境因子「7月」に
分類された変換元文字列とこの変換元文字列に予め関連
付けられている変換候補文字列とが格納されたテーブル
の構成例を示す。環境因子「4月」に分類された「変換
元文字列」/「変換候補文字列」には、例えば、「にゅ
うがくしき」/「入学式」、「はなみ」/「花見」など
がある。また、環境因子「7月」に分類された「変換元
文字列」/「変換候補文字列」には、例えば、「かいす
いよく」/「海水浴」、「はなび」/「花火」などがあ
る。
【0023】なお、この日付辞書テーブル13の内容に
付いては、変換候補文字列の環境因子に応じて一般的に
多く使用される文字列を初期値として登録しておくよう
にしてもよい。
【0024】次に、図1の携帯電話機において使用者が
文字変換するために入力した文字列を所望の変換候補文
字列に変換する動作を、図3を参照して説明する。図3
は、図1に示す携帯電話機のCPU1が行う文字変換処
理の流れを示すフローチャートである。初めに、使用者
が文字変換するための文字列を入力し、確定すると、C
PU1はこの文字列を元文字列とする(ステップS
1)。次いで、時計部11の日付を参照し、現在の月
(環境因子)を把握する(ステップS2)。次いで、日
付辞書テーブル13の現在の月のテーブルを参照して、
変換元文字列に対応する変換候補文字列を検索する(ス
テップS3)。
【0025】次いで、この検索結果から得た変換候補文
字列を、候補の集合格納用のバッファ(この時点では空
のバッファ)に格納する(ステップS4)。これによ
り、所定の環境因子(ここでは現在の月)に合致した変
換候補文字列が優先的に選択候補表示画面に表示される
ことになる。なお、変換元文字列に対応する変換候補文
字列がなかった場合には、このステップS4の処理を行
わずにステップS5へ進む。
【0026】次いで、ステップS5において、CPU1
は単語辞書テーブル12を参照して、変換元文字列に対
応する変換候補文字列を検索する(ステップS5)。次
いで、この検索結果から得た変換候補文字列を、候補の
集合格納用のバッファに格納する(ステップS6)。こ
こで、従来と同様に、ステップS5の検索結果から得た
変換候補文字列を、使用者の使用頻度に応じて表示順序
の優先度付けを行いバッファに格納する。これにより、
環境因子に合致しない変換候補文字列については、その
使用頻度に応じて優先度付けし選択候補表示画面に表示
されることになる。
【0027】次いで、CPU1は、バッファに格納され
ている変換候補文字列を表示部5に表示する(ステップ
S7)。図4は、この表示部5の表示画面の構成例を示
す図である。図4(a)は、現在の月が4月であった場
合の表示画面の構成例を示し、図4(b)は、現在の月
が7月であった場合の表示画面の構成例を示す。図4
(a)に示すように、元文字列入力画面101には、元
文字列「は」が入力されている。そして、現在の月が4
月であった場合、選択候補表示画面102には、当該元
文字列「は」に続いて、図2(a)の環境因子「4月」
のテーブルの検索結果である「花見」と「春」が優先的
に表示される。その後、これら環境因子「4月」のテー
ブルの検索結果に続いて、単語辞書テーブルの検索結果
である「話」、「母」等がその使用頻度に応じて順番に
表示される。
【0028】一方、図4(b)に示すように、現在の月
が7月であった場合、同じ変換元文字列「は」に対して
選択候補表示画面102には、当該変換元文字列「は」
に続いて、図2(b)の環境因子「7月」のテーブルの
検索結果である「花火」が優先的に表示される。その
後、この環境因子「7月」のテーブルの検索結果に続い
て、単語辞書テーブルの検索結果である「話」、「母」
等がその使用頻度に応じて順番に表示される。
【0029】このように、現在の環境因子(現在の月)
に合致した変換候補文字列が優先的に選択候補表示画面
に表示されるので、使用者の文字変換操作の能率向上に
奏することになる。また、現在の環境因子(現在の月)
に合致しない変換候補文字列については、従来と同様
に、その使用頻度に応じて優先付けし表示されるので、
これによる文字変換操作の能率向上の効果も保つことが
できる。
【0030】次いで、図3のステップS8において、C
PU1は、追加の文字入力があった場合には、現在の変
換元文字列にこの追加された文字を加えた文字列を新た
な変換元文字列とする。また、候補の集合格納用のバッ
ファの内容を空として上記ステップS2へ戻る。
【0031】一方、追加の文字入力がなく、選択候補表
示画面に表示されている変換候補文字列の中から、いず
れかの変換候補文字列が選択され確定した場合には、該
選択確定された変換候補文字列を確定文字列として表示
部5の確定文字表示画面に出力する(ステップS9)。
【0032】次いで、CPU1は、この確定文字列とな
った変換候補文字列が日付辞書テーブル13に登録され
ている場合には、該変換候補文字列の使用頻度を更新せ
ずにその処理を終了する。一方、単語辞書テーブル12
に登録されている場合には、該変換候補文字列の使用頻
度を更新してRAM3に記録する(ステップS10、S
11)。
【0033】このように、変換候補文字列の環境因子毎
に分類された変換候補文字列(日付辞書テーブル)の検
索結果から得られた変換候補文字列については、その使
用頻度を非更新とするようにすれば、該変換候補文字列
の使用頻度の記録内容は変化しない。この結果、変換候
補文字列の属性と合致した使用環境では、該変換候補文
字列が優先的に選択候補表示画面に表示されることにな
り、その後、該変換候補文字列の属性とは異なる使用環
境となった際には、該変換候補文字列が優先的に選択候
補表示画面に表示されることはなくなる。さらには、使
用環境が変換候補文字列の属性と合致する以前の使用頻
度に応じて優先付けし選択候補表示画面に表示されるこ
ととなる。
【0034】例えば、花見の季節の4月になると、環境
因子「3月」と「4月」のみに分類された「花見」が環
境因子に合致するので優先的に選択候補表示画面に表示
されるが、花見会のお知らせメール等で「花見」という
単語の使用頻度が増しても、その使用頻度は更新されな
い。したがって、5月になり花見の季節が過ぎると、
「花見」という単語が環境因子「5月」にはないので、
環境因子により優先的に選択候補表示画面に表示される
ことはなくなる。さらに、花見の季節以前(この例では
2月)時点の使用頻度に応じて優先付けし選択候補表示
画面に表示されることとなる。
【0035】このように、使用環境(季節)が変化した
にもかかわらず、無用の変換候補文字列が依然として優
先的に選択候補表示画面に表示されることを防止し、さ
らに、環境因子が合致する以前の環境における優先度に
て選択候補表示画面に表示することが可能となる。この
結果、使用環境(季節)が変化したとしても文字変換操
作の能率向上の効果を保つことができるという優れた効
果が得られる。
【0036】なお、上述した実施形態においては、CP
Uが文字変換処理手段に対応する。また、RAMに記憶
される単語辞書テーブルが単語辞書記憶手段に対応し、
日付辞書テーブルが属性辞書記憶手段に対応する。
【0037】なお、上述した実施形態においては、本発
明の文字変換装置を携帯電話機に適用したが、他の装置
にも同様に適用可能である。例えば、PDA(Personal
Digital Assistants:個人用情報機器)と称される携
帯型の端末や、ゲーム用端末、あるいはパーソナツコン
ピュータなどに適用してもよい。
【0038】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変換候補文字列の属性毎に分類されて記録されている変
換候補文字列から、入力された変換元文字列に予め関連
付けられている変換候補文字列を環境因子に基づいて検
索(第1の検索)し、この検索結果から得た変換候補文
字列を出力するようにしたので、環境因子に合致した変
換候補文字列を選択候補表示画面に表示することが可能
となる。例えば、花見の季節の4月になると、この環境
因子「4月」に分類された「花見」が環境因子に合致し
て選択候補表示画面に表示されるようになり、この結果
として文字変換操作の能率向上に奏することができる。
このように、環境因子にも対応して変換候補文字列を出
力し、これによって文字変換操作の能率を向上すること
ができるという効果が得られる。
【0040】また、本発明において、入力された変換元
文字列に予め関連付けられている変換候補文字列を検索
(第2の検索)して得た変換候補文字列を出力し、第1
の検索結果から得た変換候補文字列を、第2の検索結果
から得た変換候補文字列よりも優先して出力するように
すれば、環境因子に対応しない変換候補文字列について
も出力し、且つ環境因子に合致した変換候補文字列を優
先的に選択候補表示画面に表示することが可能となる。
【0041】例えば、花見の季節の4月になると、この
環境因子「4月」に分類された「花見」が環境因子に合
致するので、優先的に選択候補表示画面に表示される。
また、属性「4月」に分類されていない単語についても
選択候補表示画面に表示される。このように、環境因子
に対応しない変換候補文字列についても出力し、且つ環
境因子に対応して変換候補文字列を出力することによっ
て得られる文字変換操作の能率向上効果を保つことがで
きるという優れた効果が得られる。
【0042】また、本発明において、出力した変換候補
文字列の中から選択され確定した変換候補文字列の使用
頻度を更新して記録し、第2の検索結果から得た変換候
補文字列を、該使用頻度に応じて優先度付けし出力する
ようにすれば、使用者の使用頻度に応じて優先度付けし
変換候補文字列を出力することができるので、これにに
よっても文字変換操作の能率を向上することが可能とな
る。
【0043】例えば、花見の季節の4月になると、この
環境因子「4月」に分類された「花見」が環境因子に合
致するので、優先的に選択候補表示画面に表示される。
これにより、文字変換操作の能率向上に奏することがで
きる。また、環境因子「4月」に分類されていない単語
については、過去の使用頻度に応じて優先度付けし選択
候補表示画面に表示されるので、これによる文字変換操
作の能率向上効果を保つこともできる。このように、使
用者の使用頻度に応じて優先度付けし変換候補文字列を
出力することによって得られる文字変換操作の能率向上
の効果を保ち、且つ環境因子にも対応して変換候補文字
列を出力し、これによっても文字変換操作の能率を向上
することができるという優れた効果を奏する。
【0044】また、本発明において、第1の検索結果か
ら得られた変換候補文字列については、該使用頻度を非
更新とするようにすれば、該変換候補文字列の使用頻度
の記録内容は変化しない。したがって、変換候補文字列
の属性と合致した使用環境では、該変換候補文字列が優
先的に選択候補表示画面に表示されるが、その後、該変
換候補文字列の属性とは異なる使用環境となった際に
は、使用環境が変換候補文字列の環境因子と合致してい
た時期の使用頻度に左右されずに、選択候補表示画面へ
表示する変換候補文字列の優先度が決定される。さらに
は、使用環境が変換候補文字列の環境因子と合致する以
前の使用頻度に応じて優先付けし選択候補表示画面に表
示されることとなる。
【0045】例えば、花見の季節の4月になると、環境
因子「3月」と「4月」のみに分類された「花見」が環
境因子に合致するので優先的に選択候補表示画面に表示
されるが、花見会のお知らせメール等で「花見」という
単語の使用頻度が増しても、その使用頻度は更新されな
い。したがって、5月になり花見の季節が過ぎると、
「花見」という単語が環境因子「5月」にはないので、
環境因子により優先的に選択候補表示画面に表示される
ことはなくなる。さらに、花見の季節以前(この例では
2月)時点の使用頻度に応じて優先付けし選択候補表示
画面に表示されることとなる。
【0046】このように、使用環境が変化したにもかか
わらず、無用の変換候補文字列が依然として優先的に選
択候補表示画面に表示されることを防止し、さらに、環
境因子が合致する以前の環境における優先度にて選択候
補表示画面に表示することが可能となる。この結果、使
用環境が変化したとしても文字変換操作の能率向上の効
果を保つことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による文字変換装置を備
えた携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す日付辞書テーブル13の構成例を
示す図である。
【図3】 図1に示すCPU1が行う文字変換処理の流
れを示すフローチャートである。
【図4】 図1に示す表示部5の表示画面の構成例を示
す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 操作部 5 表示部 6 アンテナ 7 通信処理部 8 音声処理部 9 マイク 10 スピーカ 11 時計部 12 単語辞書テーブル 13 日付辞書テーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された文字列に予め関連付けられて
    いる変換候補文字列と、該変換候補文字列を環境因子毎
    に分類して記憶する属性辞書記憶手段と、 前記環境因子に基づいて前記属性辞書記憶手段を検索
    し、この検索結果から、入力された文字列に対応する変
    換候補文字列を出力する文字変換処理手段と、 を備えたことを特徴とする文字変換装置。
  2. 【請求項2】 前記環境因子は入力時の日付にもとづい
    て求めた時節であることを特徴とする請求項1記載の文
    字変換装置。
  3. 【請求項3】 前記文字変換処理手段は、 入力された文字列に基づいて前記単語辞書記憶手段を検
    索し、この検索結果から得た変換候補文字列を出力し、 前記属性辞書記憶手段の検索結果から得た変換候補文字
    列を、前記単語辞書記憶手段の検索結果から得た変換候
    補文字列よりも優先して出力することを特徴とする請求
    項1または2に記載の文字変換装置。
  4. 【請求項4】 前記文字変換処理手段は、 前記出力した変換候補文字列の中から選択され確定した
    変換候補文字列の使用頻度を更新して記録し、 前記単語辞書記憶手段の検索結果から得た変換候補文字
    列を、該使用頻度に応じて優先度付けし出力することを
    特徴とする請求項3に記載の文字変換装置。
  5. 【請求項5】 前記文字変換処理手段は、 前記属性辞書記憶手段の検索結果から得られた変換候補
    文字列については、前記使用頻度を非更新とすることを
    特徴とする請求項4に記載の文字変換装置。
  6. 【請求項6】 変換候補文字列の環境因子毎に分類され
    て記録されている変換候補文字列から、入力された変換
    元文字列に予め関連付けられている変換候補文字列を環
    境因子に基づいて検索する第1の検索過程と、 前記第1の検索結果から得た変換候補文字列を出力する
    出力過程と、 を含むことを特徴とする文字変換方法。
  7. 【請求項7】 前記入力された変換元文字列に予め関連
    付けられている変換候補文字列を検索する第2の検索過
    程をさらに含み、 前記出力過程は、 前記第2の検索結果から得た変換候補文字列を出力する
    処理と、前記第1の検索結果から得た変換候補文字列
    を、前記第2の検索結果から得た変換候補文字列よりも
    優先して出力する処理とを含むことを特徴とする請求項
    6に記載の文字変換方法。
  8. 【請求項8】 前記環境因子は入力時の日付にもとづい
    て求めた時節であることを特徴とする請求項6または7
    記載の文字変換方法。
  9. 【請求項9】 前記出力した変換候補文字列の中から選
    択され確定した変換候補文字列の使用頻度を更新して記
    録する使用頻度更新過程をさらに含み、 前記出力過程は、前記第2の検索結果から得た変換候補
    文字列を、該使用頻度に応じて優先度付けし出力する処
    理を含むことを特徴とする請求項8に記載の文字変換方
    法。
  10. 【請求項10】 前記使用頻度更新過程は、前記第1の
    検索結果から得られた変換候補文字列については、前記
    使用頻度を非更新とする処理を含むことを特徴とする請
    求項9に記載の文字変換方法。
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