JP2000181613A - タッチスクリ―ン用複数同時入力分類方法および装置 - Google Patents
タッチスクリ―ン用複数同時入力分類方法および装置Info
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/048—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
- G06F3/0487—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
- G06F3/0488—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンピュータへのインタフェースとして、タッ
チスクリーンは広く使用されている。しかしながら、従
来技術では同時に複数のタッチが行われるとユーザの意
図した入力を有効に検出できない。本願発明は、タッチ
スクリーン上の同時に指定された多数のポイントを効果
的に区別する単純で効率的なタッチスクリーンの構成及
び方法のついて開示する。 【解決手段】タッチスクリーンへほぼ同時に複数の入力
がされた場合、ドライバ/センサから入力セクタ位置デ
ータを、またシーケンス・カウンタから入力時間系列デ
ータを受け取り、入力に関する位置および時間系列デー
タをプロセッサで処理して、入力を有意に分類する。
チスクリーンは広く使用されている。しかしながら、従
来技術では同時に複数のタッチが行われるとユーザの意
図した入力を有効に検出できない。本願発明は、タッチ
スクリーン上の同時に指定された多数のポイントを効果
的に区別する単純で効率的なタッチスクリーンの構成及
び方法のついて開示する。 【解決手段】タッチスクリーンへほぼ同時に複数の入力
がされた場合、ドライバ/センサから入力セクタ位置デ
ータを、またシーケンス・カウンタから入力時間系列デ
ータを受け取り、入力に関する位置および時間系列デー
タをプロセッサで処理して、入力を有意に分類する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチスクリーン
を採用したグラフィカル・ユーザ・インタフェース(G
UI)システムの分野に関する。特に、本発明は、タッ
チスクリーン入力を解釈する方法および装置に関する。
を採用したグラフィカル・ユーザ・インタフェース(G
UI)システムの分野に関する。特に、本発明は、タッ
チスクリーン入力を解釈する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、タッチスクリーン・コンピュータ
・インタフェースは、公共および私用を問わずほとんど
どこにでも存在している。タッチスクリーンは、ハンド
ヘルド・コンピュータおよび情報キオスク(informatio
nal kiosk)等の様々な装置においてみられ、科学者から
旅行者までのあらゆる人が、入力したり、電子的に記憶
されている情報を抽出したりするのに役立つ。タッチス
クリーンにより、コンピュータユーザの指またはスタイ
ラスを入力装置として作用させることができ、このた
め、マウスやキーボードが実用的でないか、あるいは使
用不可能であるアプリケーションにおいてタッチスクリ
ーンは非常に有用である。
・インタフェースは、公共および私用を問わずほとんど
どこにでも存在している。タッチスクリーンは、ハンド
ヘルド・コンピュータおよび情報キオスク(informatio
nal kiosk)等の様々な装置においてみられ、科学者から
旅行者までのあらゆる人が、入力したり、電子的に記憶
されている情報を抽出したりするのに役立つ。タッチス
クリーンにより、コンピュータユーザの指またはスタイ
ラスを入力装置として作用させることができ、このた
め、マウスやキーボードが実用的でないか、あるいは使
用不可能であるアプリケーションにおいてタッチスクリ
ーンは非常に有用である。
【0003】一般大衆がユーザの観点からタッチスクリ
ーンの操作を直感的に理解するのと全く同じように、当
業者は同様に、タッチスクリーン・インタフェースの基
礎をなす基本的な操作技術、およびタッチスクリーン装
置ドライバがどのようにオペレーティング・システムと
連絡するかを認識するであろう。既知のタッチスクリー
ンは、入力を感知するために、スクリーンの様々な物理
的または電子的特性を使用する。こられの中には、抵
抗、静電容量、温度、圧力、振動、および動きがある。
グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)およ
びオペレーティング・システムを実行するためのプログ
ラムは、タッチスクリーンが接続されたコンピュータ装
置の中央処理装置に設けられている。これらのプログラ
ムは通常、ユーザがファイルを選択および開いたり、ア
イコンを動かしたり、またコンピュータ自体の表示画面
を介してコマンドおよび他のデータを入力したりするこ
となどを可能にするデバイスドライバを備える。許容さ
れる入力は通常、マウスまたは他の標準的な入力装置で
達成することができる入力と同様である。
ーンの操作を直感的に理解するのと全く同じように、当
業者は同様に、タッチスクリーン・インタフェースの基
礎をなす基本的な操作技術、およびタッチスクリーン装
置ドライバがどのようにオペレーティング・システムと
連絡するかを認識するであろう。既知のタッチスクリー
ンは、入力を感知するために、スクリーンの様々な物理
的または電子的特性を使用する。こられの中には、抵
抗、静電容量、温度、圧力、振動、および動きがある。
グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)およ
びオペレーティング・システムを実行するためのプログ
ラムは、タッチスクリーンが接続されたコンピュータ装
置の中央処理装置に設けられている。これらのプログラ
ムは通常、ユーザがファイルを選択および開いたり、ア
イコンを動かしたり、またコンピュータ自体の表示画面
を介してコマンドおよび他のデータを入力したりするこ
となどを可能にするデバイスドライバを備える。許容さ
れる入力は通常、マウスまたは他の標準的な入力装置で
達成することができる入力と同様である。
【0004】タッチスクリーンでの入力および標準的な
入力装置での入力は、いくつかの点で同様であるが、極
めて実際的な相違がある。たとえば、マウス等の従来の
入力装置を使用するシステムでは、予期される入力の種
類をそれを介して受け取る、通常たった1つのポートま
たは配線がある。たとえば、通常、パーソナルコンピュ
ータに接続されるマウスは1つだけであるため、ポイン
トを指定しクリックされるすべて入力は、そのマウスか
ら生じる。マウスの入力を他のソースからの入力と混同
する可能性は少ないか、あるいは全くない。
入力装置での入力は、いくつかの点で同様であるが、極
めて実際的な相違がある。たとえば、マウス等の従来の
入力装置を使用するシステムでは、予期される入力の種
類をそれを介して受け取る、通常たった1つのポートま
たは配線がある。たとえば、通常、パーソナルコンピュ
ータに接続されるマウスは1つだけであるため、ポイン
トを指定しクリックされるすべて入力は、そのマウスか
ら生じる。マウスの入力を他のソースからの入力と混同
する可能性は少ないか、あるいは全くない。
【0005】不都合なことに、このような混同は、大部
分のタッチスクリーン用途においてほとんどどこにでも
存在する。既知のタッチスクリーン装置には、手のひら
と指、またはスタイラスと親指を、これらが組み合わさ
れてスクリーンに接触する際に、時間および空間におい
て区別する方法がない。これは、典型的なタッチスクリ
ーン用途において、タッチスクリーン上の多数の同時に
指定されたポイント同士を有効に区別できないからであ
る。このため、特に大型フォーマットのタッチスクリー
ンにおいて、たとえばタッチスクリーンに適用されたス
タイラスと共に、そのタッチスクリーン表面上にかかる
手のひらに起因する、ユーザが意図しない入力が頻繁に
発生する。
分のタッチスクリーン用途においてほとんどどこにでも
存在する。既知のタッチスクリーン装置には、手のひら
と指、またはスタイラスと親指を、これらが組み合わさ
れてスクリーンに接触する際に、時間および空間におい
て区別する方法がない。これは、典型的なタッチスクリ
ーン用途において、タッチスクリーン上の多数の同時に
指定されたポイント同士を有効に区別できないからであ
る。このため、特に大型フォーマットのタッチスクリー
ンにおいて、たとえばタッチスクリーンに適用されたス
タイラスと共に、そのタッチスクリーン表面上にかかる
手のひらに起因する、ユーザが意図しない入力が頻繁に
発生する。
【0006】当分野において、様々な種類のスクリーン
への接触を制限された方法で区別するための試みがなさ
れてきた。そのような1つの試みは、Shiehに付与され
た米国特許第5,764,222号に見ることができ、
これは、タッチスクリーン上に「仮想ポインティング・
デバイス」を形成する「方法、装置、および製造方法」
を記載している。この特許は、タッチスクリーンを使用
してユーザの様々な手の寸法を測定し、そしてそれらの
測定値を記録することを示唆している。それから、測定
されたユーザのそれぞれの手の各部分からの接触に対し
て機能を割り当てるよう、コンピュータをプログラムす
ることができる。コンピュータは各ユーザに固有の測定
値のデータベース、ならびに測定値の「一般的な」セッ
トを表す「デフォルト」ファイルを保持する。
への接触を制限された方法で区別するための試みがなさ
れてきた。そのような1つの試みは、Shiehに付与され
た米国特許第5,764,222号に見ることができ、
これは、タッチスクリーン上に「仮想ポインティング・
デバイス」を形成する「方法、装置、および製造方法」
を記載している。この特許は、タッチスクリーンを使用
してユーザの様々な手の寸法を測定し、そしてそれらの
測定値を記録することを示唆している。それから、測定
されたユーザのそれぞれの手の各部分からの接触に対し
て機能を割り当てるよう、コンピュータをプログラムす
ることができる。コンピュータは各ユーザに固有の測定
値のデータベース、ならびに測定値の「一般的な」セッ
トを表す「デフォルト」ファイルを保持する。
【0007】この特許はいくつかの種類のスクリーン接
触を区別するための方法を示唆するが、これらの入力が
ほぼ同時に行われた場合、それを分類する、すなわち特
徴づけるという課題を検討していない。記載されている
システムは、キオスクまたはATM等、公共の場で多種
多様な人々によって使用される用途には実用的ではな
い。より重要なことは、ユーザの2本の指先、またはス
タイラスおよび拳がほぼ同時にスクリーンに当たる場合
に対応していない。このため、コンピュータはユーザが
意図したのではないように応答するか、または全く応答
しないことがある。
触を区別するための方法を示唆するが、これらの入力が
ほぼ同時に行われた場合、それを分類する、すなわち特
徴づけるという課題を検討していない。記載されている
システムは、キオスクまたはATM等、公共の場で多種
多様な人々によって使用される用途には実用的ではな
い。より重要なことは、ユーザの2本の指先、またはス
タイラスおよび拳がほぼ同時にスクリーンに当たる場合
に対応していない。このため、コンピュータはユーザが
意図したのではないように応答するか、または全く応答
しないことがある。
【0008】
【発明の解決しようとする課題】上記から、タッチスク
リーン上の多数の同時に指定されたポイントを効果的に
区別することにより、タッチスクリーンの使用を容易に
する、単純で効率的なタッチスクリーン動作構成に対す
る必要性が存在することが明らかである。
リーン上の多数の同時に指定されたポイントを効果的に
区別することにより、タッチスクリーンの使用を容易に
する、単純で効率的なタッチスクリーン動作構成に対す
る必要性が存在することが明らかである。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】本発明を実現するた
め、タッチスクリーンへのほぼ同時入力を分類する方法
を提供する。本方法は、タッチスクリーン入力を受け取
るよう適合された表示画面を備えるコンピュータ装置の
状況において行われてもよい。第1のステップにおい
て、表示画面が複数のセクタに分割される。次に、該セ
クタが入力について順次走査される。それぞれのセクタ
において複数のほぼ同時の入力が感知された場合、各入
力のセクタ単位の場所が確定される。そして、受け取っ
た各入力に一意の値が割り当てられるが、割り当てられ
る値は、順次走査され、入力が発生したセクタに基づく
各入力の時間の順序に対応する。
め、タッチスクリーンへのほぼ同時入力を分類する方法
を提供する。本方法は、タッチスクリーン入力を受け取
るよう適合された表示画面を備えるコンピュータ装置の
状況において行われてもよい。第1のステップにおい
て、表示画面が複数のセクタに分割される。次に、該セ
クタが入力について順次走査される。それぞれのセクタ
において複数のほぼ同時の入力が感知された場合、各入
力のセクタ単位の場所が確定される。そして、受け取っ
た各入力に一意の値が割り当てられるが、割り当てられ
る値は、順次走査され、入力が発生したセクタに基づく
各入力の時間の順序に対応する。
【0010】コンピュータ装置は、表示画面の別個のセ
クタを順次駆動および感知するよう適合かつ構成された
タッチスクリーン・ドライバ/センサを含むことができ
る。ドライバ/センサを使用して、スクリーンを複数の
セクタに分割することが可能である。
クタを順次駆動および感知するよう適合かつ構成された
タッチスクリーン・ドライバ/センサを含むことができ
る。ドライバ/センサを使用して、スクリーンを複数の
セクタに分割することが可能である。
【0011】ドライバ/センサを使用して、スクリーン
を任意の所望の数、サイズ、または形状のセクタに分割
することができる。たとえば、セクタは、ほぼ等しい領
域、ほぼ直線で囲まれたセクタ、四分割されたセクタ、
ほぼ不均等な領域を有するセクタ、またはほぼ直線では
ない線分で囲まれてなるセクタであってもよい。
を任意の所望の数、サイズ、または形状のセクタに分割
することができる。たとえば、セクタは、ほぼ等しい領
域、ほぼ直線で囲まれたセクタ、四分割されたセクタ、
ほぼ不均等な領域を有するセクタ、またはほぼ直線では
ない線分で囲まれてなるセクタであってもよい。
【0012】シーケンス・カウンタを使用して、各入力
に時間値を割り当て、かつドライバ/センサを作動させ
て、所定の一定間隔で表示画面の別個のセクタを順次走
査することができる。
に時間値を割り当て、かつドライバ/センサを作動させ
て、所定の一定間隔で表示画面の別個のセクタを順次走
査することができる。
【0013】また、タッチスクリーンへのほぼ同時の入
力を分類する装置も提供される。この装置は、タッチス
クリーン入力を受け取るよう適合された表示画面を備え
る。タッチスクリーン・ドライバ/センサは、表示画面
を複数のセクタに分割し、各セクタにおける入力を感知
するために設けられる。シーケンス・カウンタは、ドラ
イバ/センサを作動させて、入力について順次かつ所定
間隔で表示画面のセクタを走査し、受け取った入力それ
ぞれに一意の値を割り当てるために使用される。
力を分類する装置も提供される。この装置は、タッチス
クリーン入力を受け取るよう適合された表示画面を備え
る。タッチスクリーン・ドライバ/センサは、表示画面
を複数のセクタに分割し、各セクタにおける入力を感知
するために設けられる。シーケンス・カウンタは、ドラ
イバ/センサを作動させて、入力について順次かつ所定
間隔で表示画面のセクタを走査し、受け取った入力それ
ぞれに一意の値を割り当てるために使用される。
【0014】従来の実施形態でのように、ドライバ/セ
ンサを使用して、スクリーンを任意の所望の数、サイ
ズ、または形状のセクタに分割することができる。
ンサを使用して、スクリーンを任意の所望の数、サイ
ズ、または形状のセクタに分割することができる。
【0015】また、本装置は、ドライバ/センサから入
力セクタ位置データを、またシーケンス・カウンタから
入力時間順データを受け取り、入力についての位置およ
び時間順データを処理して、該入力を分類するよう適合
かつ構成されたプロセッサを備えることもできる。ドラ
イバ/センサを多チャンネル・ドライバ/センサとして
設けることもでき、チャンネルの数は表示画面が分割さ
れるセクタの数に対応する。多チャンネル・アナログ・
デマルチプレクサをドライバ/センサに接続することが
可能である。アナログ/デジタル交換器を多チャンネル
デマルチプレクサに接続することが可能である。次に、
シーケンス・カウンタが、ドライバ/センサおよびデマ
ルチプレクサに接続され、それにより、シーケンス・カ
ウンタがドライバ/センサおよびデマルチプレクサの作
動を制御する。
力セクタ位置データを、またシーケンス・カウンタから
入力時間順データを受け取り、入力についての位置およ
び時間順データを処理して、該入力を分類するよう適合
かつ構成されたプロセッサを備えることもできる。ドラ
イバ/センサを多チャンネル・ドライバ/センサとして
設けることもでき、チャンネルの数は表示画面が分割さ
れるセクタの数に対応する。多チャンネル・アナログ・
デマルチプレクサをドライバ/センサに接続することが
可能である。アナログ/デジタル交換器を多チャンネル
デマルチプレクサに接続することが可能である。次に、
シーケンス・カウンタが、ドライバ/センサおよびデマ
ルチプレクサに接続され、それにより、シーケンス・カ
ウンタがドライバ/センサおよびデマルチプレクサの作
動を制御する。
【0016】添付図面とともに以下の詳細な説明を考察
することで、本発明をよりよく理解することができる。
することで、本発明をよりよく理解することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、本明細書に例示される
特定の実施形態に限定されない。図1は、タッチスクリ
ーンへのほぼ同時の入力を分類するための装置10を示
している。装置10は、タッチスクリーン入力を受け取
るよう適合された表示画面12を含む。タッチスクリー
ン・ドライバ/センサ14は、表示画面12を複数のセ
クタ16に分割するために設けられる。ドライバ/セン
サ14の基本的な構造は、タッチスクリーン用途におい
て駆動および感知のための、当分野で周知のものと同様
である。しかし、ドライバ/センサ14のソフトウェア
構成要素は、表示画面12をセクタ16に分割し、それ
から各センサ16に対して電気エネルギーを送るととも
に、各センサ16からの入力を感知することができる仮
想多チャンネルセンサ/ドライバを創造するよう書き直
されている。たとえば、ドライバ/センサ14を、表示
画面12が分割されるセクタ16の数に対応する多数の
チャンネルを有するように、プログラムすることができ
る。このようなプログラミングは、各タッチスクリーン
構成の特定のタイプおよび製造業者により必然的に異な
り、タッチスクリーン設計分野において通常の技術を有
するプログラマの範囲内にある。
特定の実施形態に限定されない。図1は、タッチスクリ
ーンへのほぼ同時の入力を分類するための装置10を示
している。装置10は、タッチスクリーン入力を受け取
るよう適合された表示画面12を含む。タッチスクリー
ン・ドライバ/センサ14は、表示画面12を複数のセ
クタ16に分割するために設けられる。ドライバ/セン
サ14の基本的な構造は、タッチスクリーン用途におい
て駆動および感知のための、当分野で周知のものと同様
である。しかし、ドライバ/センサ14のソフトウェア
構成要素は、表示画面12をセクタ16に分割し、それ
から各センサ16に対して電気エネルギーを送るととも
に、各センサ16からの入力を感知することができる仮
想多チャンネルセンサ/ドライバを創造するよう書き直
されている。たとえば、ドライバ/センサ14を、表示
画面12が分割されるセクタ16の数に対応する多数の
チャンネルを有するように、プログラムすることができ
る。このようなプログラミングは、各タッチスクリーン
構成の特定のタイプおよび製造業者により必然的に異な
り、タッチスクリーン設計分野において通常の技術を有
するプログラマの範囲内にある。
【0018】ドライバ/センサ14の各チャンネルから
の出力は、多チャンネル・アナログ・デマルチプレクサ
18の各入力に与えられる。ドライバ/センサ14から
の出力は、XY座標およびタッチスクリーン入力につい
てのセクタを表す信号の形態である。デマルチプレクサ
18は、これらの信号を受け取り、入力のセクタ単位の
空間位置を表す1つのアナログ信号を出力する。
の出力は、多チャンネル・アナログ・デマルチプレクサ
18の各入力に与えられる。ドライバ/センサ14から
の出力は、XY座標およびタッチスクリーン入力につい
てのセクタを表す信号の形態である。デマルチプレクサ
18は、これらの信号を受け取り、入力のセクタ単位の
空間位置を表す1つのアナログ信号を出力する。
【0019】デマルチプレクサ18のアナログ信号は、
アナログ/デジタル変換器20に与えられる。アナログ
/デジタル変換器20は、デマルチプレクサ18からア
ナログ信号をとり、それをX−Y対のデータ、すなわち
受け取った入力を示すアナログ信号のセクタ位置を示す
デジタル出力22に変換する。
アナログ/デジタル変換器20に与えられる。アナログ
/デジタル変換器20は、デマルチプレクサ18からア
ナログ信号をとり、それをX−Y対のデータ、すなわち
受け取った入力を示すアナログ信号のセクタ位置を示す
デジタル出力22に変換する。
【0020】シーケンス・カウンタ24が設けられてお
り、この出力は、ドライバ/センサ14およびデマルチ
プレクサ18それぞれに接続されている。シーケンス・
カウンタ24はドライバ/センサ14を作動させ、表示
画面のセクタを順次かつ所定間隔で走査して、潜在的な
入力を検出する。シーケンス・カウンタ24のデマルチ
プレクサ18への出力により、ドライバ/センサ14お
よびデマルチプレクサ18が対応するチャンネルに確実
に進められる。
り、この出力は、ドライバ/センサ14およびデマルチ
プレクサ18それぞれに接続されている。シーケンス・
カウンタ24はドライバ/センサ14を作動させ、表示
画面のセクタを順次かつ所定間隔で走査して、潜在的な
入力を検出する。シーケンス・カウンタ24のデマルチ
プレクサ18への出力により、ドライバ/センサ14お
よびデマルチプレクサ18が対応するチャンネルに確実
に進められる。
【0021】また、シーケンス・カウンタ24からの出
力を使用して、受け取った入力それぞれに割り当てられ
る一意の値である、「ペアID」26を生成する。入力
のペアIDは、ドライバ/センサ14がその入力を走査
した時間の順序を示す。
力を使用して、受け取った入力それぞれに割り当てられ
る一意の値である、「ペアID」26を生成する。入力
のペアIDは、ドライバ/センサ14がその入力を走査
した時間の順序を示す。
【0022】装置10は、デジタル位置出力22および
時間順のペアID26の両方を入力として受け取るよう
適合かつ構成されたプロセッサ28を備える。プロセッ
サ28は、位置出力22および時間順のペアID26に
含まれる情報を処理して、その入力を分類するため、任
意の所望のアルゴリズムを実行することができる。たと
えば、意味のないユーザ選択可能な選択肢が提供されて
いる特定のセクタからの入力を無視するよう、プロセッ
サ28をプログラムしてもよい。別の例では、同一セク
タにおける複数の入力をユーザの手のひらからの圧力を
示すものとして解釈するように、プロセッサ28をプロ
グラムしてもよい。有意な領域(すなわち、プロセッサ
が無視するようプログラムされていない領域)におい
て、複数の入力の直後に単一の入力が続く場合、プロセ
ッサは、この単一の入力をユーザの意図的な選択である
と解釈し、それに従って応答する。
時間順のペアID26の両方を入力として受け取るよう
適合かつ構成されたプロセッサ28を備える。プロセッ
サ28は、位置出力22および時間順のペアID26に
含まれる情報を処理して、その入力を分類するため、任
意の所望のアルゴリズムを実行することができる。たと
えば、意味のないユーザ選択可能な選択肢が提供されて
いる特定のセクタからの入力を無視するよう、プロセッ
サ28をプログラムしてもよい。別の例では、同一セク
タにおける複数の入力をユーザの手のひらからの圧力を
示すものとして解釈するように、プロセッサ28をプロ
グラムしてもよい。有意な領域(すなわち、プロセッサ
が無視するようプログラムされていない領域)におい
て、複数の入力の直後に単一の入力が続く場合、プロセ
ッサは、この単一の入力をユーザの意図的な選択である
と解釈し、それに従って応答する。
【0023】ドライバ/センサ14を使用して、表示画
面を任意の所望の数、サイズ、または形状のセクタに分
割することができる。図2は、ほぼ等しい領域を有する
直線で囲まれた四分割であるセクタ32に、表示画面3
0を分割した例を示している。それに対して、図3は、
直線で囲まれておらず、不均等な領域を有するセクタ3
6に表示画面34を分割した例を示している。セクタの
所望のサイズおよび形状は、タッチスクリーンが意図さ
れる特定用途によって左右されることが考えられる。
面を任意の所望の数、サイズ、または形状のセクタに分
割することができる。図2は、ほぼ等しい領域を有する
直線で囲まれた四分割であるセクタ32に、表示画面3
0を分割した例を示している。それに対して、図3は、
直線で囲まれておらず、不均等な領域を有するセクタ3
6に表示画面34を分割した例を示している。セクタの
所望のサイズおよび形状は、タッチスクリーンが意図さ
れる特定用途によって左右されることが考えられる。
【0024】本発明は、スクリーンの様々な物理的また
は電子的特性を使用して、入力、たとえば、抵抗、静電
容量、温度、圧力、振動、および動きを感知する、あら
ゆる既知のタッチスクリーンに応用可能である。本発明
を、タッチスクリーンのセクタが電圧源により駆動され
るシステムを参照して説明したが、これは限定を意図す
るものではない。
は電子的特性を使用して、入力、たとえば、抵抗、静電
容量、温度、圧力、振動、および動きを感知する、あら
ゆる既知のタッチスクリーンに応用可能である。本発明
を、タッチスクリーンのセクタが電圧源により駆動され
るシステムを参照して説明したが、これは限定を意図す
るものではない。
【0025】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0026】(実施態様1)タッチスクリーン入力を受
け取るよう適合された表示画面(12)を備えるコンピ
ュータ装置において、タッチスクリーンへのほぼ同時入
力を分類する方法であって、(a)前記表示画面(1
2)を複数のセクタ(16)に分割するステップと、
(b)前記入力に対して前記セクタ(16)を順次走査
するステップと、(c)前記各セクタ(16)へのほぼ
同時複数入力を感知するステップと、(d)前記各入力
のセクタ単位の位置を確定するステップと、(e)受け
取った前記各入力に一意の値を割り当てるステップと、
を含み、前記割り当てられる値は、順次走査され、前記
入力が発生したセクタ(16)に基づく前記各入力の時
間の順に対応する、ことを特徴とする方法。
け取るよう適合された表示画面(12)を備えるコンピ
ュータ装置において、タッチスクリーンへのほぼ同時入
力を分類する方法であって、(a)前記表示画面(1
2)を複数のセクタ(16)に分割するステップと、
(b)前記入力に対して前記セクタ(16)を順次走査
するステップと、(c)前記各セクタ(16)へのほぼ
同時複数入力を感知するステップと、(d)前記各入力
のセクタ単位の位置を確定するステップと、(e)受け
取った前記各入力に一意の値を割り当てるステップと、
を含み、前記割り当てられる値は、順次走査され、前記
入力が発生したセクタ(16)に基づく前記各入力の時
間の順に対応する、ことを特徴とする方法。
【0027】(実施態様2)前記コンピュータ装置は、
前記表示画面(12)の別個のセクタ(16)を順次駆
動し、感知するよう適合かつ構成されるタッチスクリー
ン・ドライバ/センサ(14)を備え、前記表示画面
(12)を複数のセクタ(16)に分割する前記ステッ
プは、前記ドライバ/センサ(14)を作動して、前記
表示画面(12)を複数のセクタ(16)に分割するこ
とを含む、ことを特徴とする実施態様1記載の方法。
前記表示画面(12)の別個のセクタ(16)を順次駆
動し、感知するよう適合かつ構成されるタッチスクリー
ン・ドライバ/センサ(14)を備え、前記表示画面
(12)を複数のセクタ(16)に分割する前記ステッ
プは、前記ドライバ/センサ(14)を作動して、前記
表示画面(12)を複数のセクタ(16)に分割するこ
とを含む、ことを特徴とする実施態様1記載の方法。
【0028】(実施態様3)前記表示画面(12)を複
数のセクタ(16)に分割する前記ステップは、前記ド
ライバ/センサ(14)を作動して、前記表示画面(1
2)をほぼ等しい直線で囲まれたセクタ(16)に分割
することを含む、ことを特徴とする実施態様1及び2に
記載の方法。
数のセクタ(16)に分割する前記ステップは、前記ド
ライバ/センサ(14)を作動して、前記表示画面(1
2)をほぼ等しい直線で囲まれたセクタ(16)に分割
することを含む、ことを特徴とする実施態様1及び2に
記載の方法。
【0029】(実施態様4)前記表示画面(12)を複
数のセクタ(16)に分割する前記ステップは、前記ド
ライバ/センサ(14)を作動して、前記表示画面(1
2)を四分割することを含む、ことを特徴とする実施態
様1から3に記載の方法。
数のセクタ(16)に分割する前記ステップは、前記ド
ライバ/センサ(14)を作動して、前記表示画面(1
2)を四分割することを含む、ことを特徴とする実施態
様1から3に記載の方法。
【0030】(実施態様5)前記表示画面(12)を複
数のセクタ(16)に分割する前記ステップは、前記ド
ライバ/センサ(14)を作動して、前記表示画面(1
2)をほぼ不均等でかつ直線ではない線分で、囲まれて
いるセクタ(16)に分割することを含む、ことを特徴
とする実施態様1から4に記載の方法。
数のセクタ(16)に分割する前記ステップは、前記ド
ライバ/センサ(14)を作動して、前記表示画面(1
2)をほぼ不均等でかつ直線ではない線分で、囲まれて
いるセクタ(16)に分割することを含む、ことを特徴
とする実施態様1から4に記載の方法。
【0031】(実施態様6)タッチスクリーンへのほぼ
同時入力を分類する装置であって、(a)タッチスクリ
ーン入力を受け取るよう適合された表示画面(12)
と、(b)前記表示画面(12)を複数のセクタ(1
6)に分割して、各セクタ(16)における入力を感知
するよう適合かつ構成されたタッチスクリーンドライバ
/センサ(14)と、(c)前記ドライバ/センサ(1
4)を作動して、入力に対して前記表示画面(12)の
セクタ(16)を順次かつ所定間隔で走査して、受け取
った入力それぞれに一意の値を割り当てるよう適合かつ
構成されたシーケンス・カウンタ(24)と、(d)前
記ドライバ/センサ(14)から入力セクタ位置データ
を、また前記シーケンス・カウンタ(24)から入力時
間順データを受け取とるとともに、前記入力に対して前
記位置および前記時間順データを処理して前記入力を分
類するよう適合かつ構成されたプロセッサ(20)とを
備える、ことを特徴とする装置。
同時入力を分類する装置であって、(a)タッチスクリ
ーン入力を受け取るよう適合された表示画面(12)
と、(b)前記表示画面(12)を複数のセクタ(1
6)に分割して、各セクタ(16)における入力を感知
するよう適合かつ構成されたタッチスクリーンドライバ
/センサ(14)と、(c)前記ドライバ/センサ(1
4)を作動して、入力に対して前記表示画面(12)の
セクタ(16)を順次かつ所定間隔で走査して、受け取
った入力それぞれに一意の値を割り当てるよう適合かつ
構成されたシーケンス・カウンタ(24)と、(d)前
記ドライバ/センサ(14)から入力セクタ位置データ
を、また前記シーケンス・カウンタ(24)から入力時
間順データを受け取とるとともに、前記入力に対して前
記位置および前記時間順データを処理して前記入力を分
類するよう適合かつ構成されたプロセッサ(20)とを
備える、ことを特徴とする装置。
【0032】(実施態様7)前記タッチスクリーン・ド
ライバ/センサ(14)は、多チャンネル・ドライバ/
センサ(14)を含み、前記チャンネルの数は、前記表
示画面(12)が分割される前記セクタ(16)の数に
対応する、ことを特徴とする実施態様6に記載の装置。
ライバ/センサ(14)は、多チャンネル・ドライバ/
センサ(14)を含み、前記チャンネルの数は、前記表
示画面(12)が分割される前記セクタ(16)の数に
対応する、ことを特徴とする実施態様6に記載の装置。
【0033】(実施態様8)前記ドライバ/センサ(1
4)に接続された多チャンネル・アナログ・デマルチプ
レクサ(18)をさらに備える、ことを特徴とする実施
態様6及び7に記載の装置。
4)に接続された多チャンネル・アナログ・デマルチプ
レクサ(18)をさらに備える、ことを特徴とする実施
態様6及び7に記載の装置。
【0034】(実施態様9)前記多チャンネル・アナロ
グ・デマルチプレクサ(18)に接続されたアナログ/
デジタル変換器(20)をさらに備える、ことを特徴と
する実施態様6から8に記載の装置。
グ・デマルチプレクサ(18)に接続されたアナログ/
デジタル変換器(20)をさらに備える、ことを特徴と
する実施態様6から8に記載の装置。
【0035】(実施態様10)前記シーケンス・カウン
タ(24)は、前記ドライバ/センサ(14)および前
記多チャンネル・アナログ・デマルチプレクサ(18)
に接続され、前記シーケンス・カウンタ(24)が前記
ドライバ/センサ(14)および前記多チャンネル・ア
ナログ・デマルチプレクサ(18)の作動を制御する、
ことを特徴とする実施態様6及び9に記載の装置。
タ(24)は、前記ドライバ/センサ(14)および前
記多チャンネル・アナログ・デマルチプレクサ(18)
に接続され、前記シーケンス・カウンタ(24)が前記
ドライバ/センサ(14)および前記多チャンネル・ア
ナログ・デマルチプレクサ(18)の作動を制御する、
ことを特徴とする実施態様6及び9に記載の装置。
【0036】本発明の好適な実施形態を図示および説明
したが、本発明の精神、すなわち添付の特許請求の範囲
から逸脱せずに様々な変更を行ってもよいことは、当業
者には容易に認識されよう。
したが、本発明の精神、すなわち添付の特許請求の範囲
から逸脱せずに様々な変更を行ってもよいことは、当業
者には容易に認識されよう。
【図1】 本発明の好適な実施形態の概略図である。
【図2】 表示画面の第1の代替構成の概略図である。
【図3】 表示画面の第2の代替構成の概略図である。
12:表示画面 14:ドライバ/センサ 16:セクタ 18:デマルチプレクサ 20:アナログ/デジタル変換器 22:デジタル出力 24:シーケンス・カウンタ 26:ペアID 28:プロセッサ
フロントページの続き (72)発明者 マーク・エフ・レスマン アメリカ合衆国アイダホ州ボイジー ウエ スト・ヒッコリー・ナット・ストリート 11303
Claims (1)
- 【請求項1】タッチスクリーン入力を受け取るよう適合
された表示画面を備えるコンピュータ装置において、タ
ッチスクリーンへのほぼ同時入力を分類する方法であっ
て、(a)前記表示画面を複数のセクタに分割するステ
ップと、(b)前記入力に対して前記セクタを順次走査
するステップと、(c)前記各セクタへのほぼ同時複数
入力を感知するステップと、(d)前記各入力のセクタ
単位の位置を確定するステップと、(e)受け取った前
記各入力に一意の値を割り当てるステップと、を含み、
前記割り当てられる値は、順次走査され、前記入力が発
生したセクタに基づく前記各入力の時間の順に対応す
る、ことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000181613A true JP2000181613A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=22801422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6246395B1 (ja) |
JP (1) | JP2000181613A (ja) |
GB (1) | GB2344894B (ja) |
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