JP2000181269A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2000181269A
JP2000181269A JP10351079A JP35107998A JP2000181269A JP 2000181269 A JP2000181269 A JP 2000181269A JP 10351079 A JP10351079 A JP 10351079A JP 35107998 A JP35107998 A JP 35107998A JP 2000181269 A JP2000181269 A JP 2000181269A
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oil
fibrous member
roll
fixing
heating roll
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JP10351079A
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English (en)
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Ryuichiro Maeyama
龍一郎 前山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機化合物粒子が分散される繊維状部材5を
利用した清掃手段4による良好な清掃能力がより長期に
わたり継続して得られ、しかも、かかる繊維状部材5が
冷却時に加熱ロール等の定着用回転体1に接着すること
がない、信頼性の高い定着装置を提供する。 【解決手段】 清掃手段4の繊維状部材5に、無機化合
物粒子6が分散されたオイル又はゲル化したオイル7を
塗布含浸して構成した。オイル6は、少なくとも定着用
回転体を加熱する動作が開始されかつ当該回転体の回転
が開始されるまでの間に流動性を示すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーからなる画
像を記録材に形成する複写機、プリンタ、複合機等の画
像形成装置に使用される定着装置に係り、特に、その定
着装置において、未定着トナー像を記録材に加熱定着さ
せる定着用回転体の表面を清掃する清掃手段の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置の定着装置として
は、主に、加熱源を備え一定方向に回転駆動する加熱ロ
ールと、この加熱ロールに圧接して回転する加圧ロール
とを備え、その加熱ロールの表面温度を加熱源によって
例えば160℃付近の定着温度となるように加熱保持し
たうえで、かかる加熱ロールと加圧ロールの圧接部に対
し、画像形成装置の作像部で形成される未定着トナー像
が転写され担持された記録材(記録用紙、OHPシート
等)を導入して通過させることにより、未定着トナー像
を記録材に加熱定着させるものが広く知られている。
【0003】そして、このような加熱定着方式の定着装
置では、その定着時において加熱ロールの表面にわずか
にオフセット(転移付着)するトナーや紙粉等を除去し
てそのロール表面を清掃するためのクリーニング装置
(清掃手段)を加熱ロール側に配設している。また、か
かるクリーニング装置としては種々のものが知られてい
るが、例えば、不織布等のような繊維状部材を加熱ロー
ルの表面に当接させて、その繊維状部材の繊維間に、加
熱ロール表面に付着したトナー等を掻き取って吸着させ
る方式のものがある。
【0004】ところで、従来、特開平10−39668
号公報には、上述したような繊維状部材を利用するクリ
ーニング装置を備えた定着装置として、そのクリーニン
グ装置による清掃能力を高いレベルに維持しつつ、ロー
ル表面を傷つけることのない清掃ができるようにした定
着装置が提案されている。
【0005】すなわち、この定着装置は、基本的には、
そのクリーニング装置の繊維状部材を無機化合物粒子が
分散された樹脂で被覆してなるものである。特に、その
樹脂としては、トナーと親和性の高い樹脂(例えばポリ
エステル樹脂)を使用したり、あるいは、その軟化点が
150〜260℃程度、融点が180〜300°程度の
樹脂(つまり定着温度との兼ね合いで使用時に樹脂が軟
化して、その樹脂に含有している粒子が脱落しないも
の)を使用することを具体的に意図しているものであ
る。
【0006】これにより、例えば加熱ロール表面のクリ
ーニングに際しては、その繊維状部材を被覆する樹脂の
表面に露出している無機化合物粒子が、ロール表面を少
しずつ削りとっていくと同時にロール表面からトナーを
掻きとるというものである。また、その樹脂としてトナ
ーと親和性の高い樹脂を使用した場合には、さらに加熱
ロールにオフセットしたトナーを取りやするくなるとい
うものでもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな無機化合物粒子が分散された樹脂で被覆した繊維状
部材を利用するクリーニング装置では、次のような問題
がある。
【0008】まず、無機化合物粒子を樹脂により担持し
ており、しかもその樹脂の軟化点等も比較的高いものを
使用しているため、かかる粒子が定着時における加熱ロ
ールの表面温度でも軟化しない固化した樹脂によって保
持された状態にあり、しかも清掃に直接寄与する粒子も
その樹脂層の表面にあるものに限られることとなり、こ
の結果、その樹脂層の表面にある粒子が回転する加熱ロ
ールの表面との当接により経時的に脱落しやすくなり、
また、その粒子が脱落した繊維状部材の部分の清掃能力
が急激に低下してしまう。さらに、樹脂がトナーと親和
性の高いものである場合には、その樹脂層の表面にトナ
ー成分(主にバインダー用の樹脂成分)が付着して堆積
しやすくなり、この結果、その付着するトナー成分によ
り粒子も覆われてしまうため清掃能力がさらに低下する
ことになる。
【0009】また、繊維状部材の樹脂で被覆されて加熱
ロールと当接する面が定着動作終了後に装置内の雰囲気
温度(このうち、画像形成装置の設置場所の室温となる
雰囲気温度が最も低い温度となる)に近い温度まで冷却
されると、次第に、加熱ロールの表面に接着するように
なる。最悪の場合には、次の定着動作の再開時に加熱ロ
ールが加熱されて回転し始める段階でもロール表面に接
着したままであるため、破損してしまうことがある。
【0010】このような繊維状部材の加熱ロール表面へ
の接着現象は、まず、繊維状部材のロールとの当接面
(特に被覆された樹脂部分)に前述したようにトナー成
分が付着することに加えて、繊維状部材の清掃能力の低
下により加熱ロールの表面側にもトナー成分が次第に付
着して残留し始めることにより、かかるトナー成分が接
着剤として機能してしまうために発生するものと考えら
れる。しかも、繊維状部材の粒子がほとんど樹脂により
覆われているため、繊維状部材の当接面には上記トナー
成分に加えて紙粉も付着しやすくなり、これにより、そ
の繊維状部材の当接面に付着したトナー成分の軟化点等
が紙粉の混在に更に上昇するため、そのような紙粉が混
在するトナー成分が加熱ロールの表面温度により更に溶
融しにくくなることによっても発生するものと考えられ
る。
【0011】本発明は、以上の実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、無機化合物粒子が
分散される繊維状部材を利用した清掃手段による良好な
清掃能力がより長期にわたり継続して得られ、しかも、
かかる繊維状部材が冷却時に加熱ロール等の定着用回転
体に接着することがない、信頼性の高い定着装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得る本
発明は、未定着トナー像を記録材に加熱定着させる定着
用回転体と、この定着用回転体の表面に繊維状部材を当
接させてその表面を清掃する清掃手段とを備えた定着装
置において、前記清掃手段の繊維状部材に、無機化合物
粒子が分散されたオイルを塗布含浸してなるものであ
る。
【0013】ここで、上記オイルは、繊維状部材に塗布
含浸された後の状態において、少なくとも定着用回転体
を加熱する動作が開始されかつ当該回転体の回転が開始
されるまでの間に流動性(粘性)を示すものが好まし
く、より具体的には、装置内の雰囲気温度から、定着用
回転体が加熱されて回転し始める直前における設定温度
までの温度範囲のいずれかの温度下で、すでに流動性を
示しているか或いは上記加熱により流動性を示すオイル
である。これにより、このオイルは、少なくとも定着用
回転体が加熱されて回転し始めるときには必ず流動性を
示していることになる。
【0014】また、前記オイルは、ワックス類などであ
ってよいが、OHPシートの透明性を維持する等の観点
から、シリコーン系オイルであることが好ましい。ワッ
クス類を使用する場合には、トナー等の掻きとり性能を
十分に確保する等の観点から、無機化合物粒子に加えて
酸化セリウム等の研磨剤をワックスに分散させて使用す
る。また、前記オイルは、ワックスとシリコーンオイル
等を混合した混合物であってもよい。さらに、シリコー
ン系オイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、アミ
ノ変性シリコーンオイル等が挙げられる。なかでも、ジ
メチルシリコーンオイルは、定着用回転体にトナー付着
防止を図るための優れた離型性を付与することができる
とともに繊維状部材と定着用回転体との摩擦を防止でき
るという利点がある。
【0015】さらに、前記オイルは、そのまま繊維状部
材に塗布含浸させたままの状態にあるものであってもよ
いが、ゲル化した軟体の状態にあるものであってもよ
い。ゲル化した軟体の状態にある場合には、無機化合物
粒子を定着用回転体との当接時にその軟体のオイル膜中
に少し沈み込ませるように保持する、いわば弾性的に保
持することが可能となる。また、上記オイルとしてシリ
コン系オイルを使用した場合であって定着用回転体の最
外層がフッ素樹脂で形成されている場合でも、そのシリ
コーン系オイルを塗布含浸させた繊維状部材を、フッ素
樹脂からなる定着用回転体の最外層に対し、振動させた
りびびらせることなく馴染よく円滑に当接させることが
可能となる。
【0016】また、前記ゲル化されたゲル化オイルとし
ては、公知の適切なゲル化方法によってゲル化したもの
を使用することができるが、例えば、trans-1,2-シクロ
ヘキサンジアミンから合成したジアミドやジ尿素誘導体
等のオイルゲル化剤(「表面、Vol.36,No.6,1998」P291
〜P303)を添加してゲル化されたものが使用される。こ
のゲル化オイルは、簡単な手法で得られる点で有利であ
る。
【0017】また、前記ゲル化オイルとしては、シリコ
ーン系オイルと紫外線硬化型シリコーンゴムとを混合し
てゲル化されたものが使用される。この場合には、その
ゲル化オイルを繊維状部材に塗布含浸した後に紫外線を
照射して架橋によりゲル化させることができるため、必
要に応じて、繊維状部材の面にゲル化したオイル含浸領
域とゲル化しないオイル含浸領域とを所望のパターンに
分けて形成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。
【0019】[実施の形態1]図1は、本発明を適用し
た定着装置の概要図である。この定着装置は、図中の矢
印方向に回転駆動するように配設される加熱ロール(定
着用回転体)1と、この加熱ロール1に圧接して回転す
るように配設される加圧ロール2と、加熱ロール1にオ
フセットトナー発生防止用の離型剤を塗布する離型剤塗
布装置3と、加熱ロール1の表面に後述する繊維状部材
5を当接させてその表面を清掃するクリーニング装置
(清掃手段)4とを少なくとも有している。
【0020】加熱ロール1は、アルミニウム等からなる
円筒状芯材10の外周面に、シリコンゴム等からなる弾
性体層12、樹脂基材にフッ素樹脂等をコーティングし
てなる表面層13等をこの順に積層形成したロール構造
からなり、その芯材10の中空内部に、加熱ロール1の
表面を所定の定着温度(例えば160℃)に加熱保持す
るためのハロゲンランプ等の加熱源14が配設されてい
る。一方、加圧ロール2は、アルミニウム等からなる円
筒状芯材20の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性
体層22、PFAチューブ等からなる表面層23等をこ
の順に積層形成したロール構造からなり、その芯材20
の中空内部に、ハロゲンランプ等の加熱源24が配設さ
れている。そして、この加熱ロール1と加圧ロール2の
圧接部Nに、未定着トナー像Tが担持された記録材Pを
導入して通過させるようになっている。
【0021】離型剤塗布装置3は、離型剤が吐出して供
給される供給パイプ30と、この供給パイプ30からの
離型剤を受け取るピックアップロール31と、このピッ
クアップロール31と加熱ロール1とに圧接して回転
し、ピックアップロール31からの離型剤を加熱ロール
1へ塗布する塗布ロール32と、塗布ロール32に塗布
される離型剤の量を規制する当接ブレード33と、余分
な離型剤を収容する収容体34とでその主要部が構成さ
れている。離型剤としては、例えばアミノシリコーンオ
イル等が使用される。
【0022】クリーニング装置4は、加熱ロール1のロ
ール幅と同じ程度の幅からなるウエブ形態とした繊維状
部材5と、この繊維状部材5を定着ロール1の表面に圧
接する圧接ロール40と、巻回してある繊維状部材5を
送り出す送出しロール41と、圧接ロール40を経由し
た繊維状部材5を巻き取る巻取りロール42とでその主
要部が構成されている。また、このクリーニング装置4
では、繊維状部材5を常時、加熱ロール1の表面に当接
させた状態にしている。そして、予め設定する所定時間
が経過する毎に繊維状部材5を少しずつ巻き取り、その
繊維状部材の新しい面を加熱ロール1の表面に当接させ
るようになっている。
【0023】このクリーニング装置4における繊維状部
材5は、耐熱性のある合成繊維(アラミド繊維など)等
の繊維材料を使用して作製した不織布である。したがっ
て、その表面は、複数の繊維どうしが任意の方向に向い
て互いに交絡して接着された状態にあるため、凹凸面と
なっている。なお、繊維状部材5は、加熱ロール1の表
面に当接させることにより、その表面を傷つけることな
く、その表面に付着するオフセットトナーや紙粉等を掻
き取って捕獲することができる、耐熱性を有するもので
あれば、その材質や形態等については特に制約されるも
のではない。
【0024】また、この繊維状部材5は、図2に示すよ
うに、基材である繊維状部材5に無機化合物粒子6が分
散されたオイル7を塗布含浸したものである。これによ
り、繊維状部材5の表面は、オイル7に保持された無機
化合物粒子6が多数存在し、その粒子6の一部が露出し
た表面状態となっている。
【0025】ここで、無機化合物粒子6としては、その
平均粒径が0.2〜20μmで、その硬度が加熱ロール
1の表面層を形成する材料の硬度よりも大きいものが使
用される。特に、この繊維状部材5では、平均粒径が2
0μm程度の大きめの粒子を使用することが可能であ
る。これは、前述したように、その粒子6をオイル7に
弾性的に保持できるため、加熱ロール1の表面に当接さ
せて清掃する際に、その平均粒径の大きめの粒子6が露
出していてもオイル7の膜中にわずかに沈みこむんでそ
の突出量が減るようになり、その結果ロール表面と実際
に当接する粒子6の部分は粒径があたかも小さくなって
状態になる。このため、かかる大きめの平均粒径の粒子
6を使用しても、加熱ロール1の表面を傷つけてしまう
ようなおそれはない。このような無視化合物粒子6とし
ては、例えば、Al2 3 (アルミナ)、TiO2 等か
らなる粒子が挙げられる。また、この粒子6は、オイル
7に対して0.2〜20重量%程度の割合となるように
含有される。
【0026】一方、オイル7としては、例えば、粘性が
20,000CS程度のジメチルシリコーンオイル、ア
ミノ変性シリコーンオイル等のシリコーン系オイルが使
用される。また、オイル7は、前記したような無機化合
物粒子6を分散させたものを、その塗布量が繊維状部材
5に対して1〜70g/m2 となる程度に塗布される。
これにより、粒子6が分散されたオイル7が繊維状部材
5に含浸されるとともに、その一部が繊維状部材5の表
面側に残って粒子7を含む膜状に形成される(図2)。
シリコーン系オイル7に粒子6を分散させたものを繊維
状部材5に塗布含浸させた場合、その繊維状部材5の表
面に存在するオイル7の膜は、常温時でも流動性を示す
状態にある。
【0027】また、このオイル7は、ゲル化させて軟体
の状態としてもよい。そのゲル化は、シリコーン系オイ
ルのオイル7に、前述したオイルゲル化剤(例えば、tr
ans-1,2-シクロヘキサンジアミンから合成したジアミ
ド)を適用添加することに行うことができる。オイルゲ
ル化剤の添加量は、所望のゲル状態に応じて適宜選定さ
れる。例えば、5mlのシリコーン系オイルに、オイル
ゲル化剤を80mg程度添加することができる。この場
合には、そのオイルゲル化剤は室温でオイル中に溶解
し、また、そのオイルのゲル化も進行する。
【0028】これ以外のゲル化したオイル7としては、
ジメチルシリコーンオイルを架橋化シリコーンゴムと混
合して架橋することによりゲル化したものを使用するこ
とができる。この場合、シリコーンゴムとしては、RT
V(室温硬化型)シリコーンゴム、LTV(低温硬化
型)シリコーンオイル、HTV(高温硬化型)シリコー
ンゴム、紫外線硬化型シリコーンゴム等が適している。
ジメチルシリコーンオイルを架橋化シリコーンゴムとの
混合物は、その混合比に応じて固体状態からゲル状態ま
で状態変化するが、望ましいゲル状態とする観点から
は、そのシリコーンゴムとジメチルシリコーンオイルと
の混合比(重量比)を90:10〜2:98、好ましく
は50:50〜5:95とする。この混合比90:10
においてシリコーンゴムの割合がこれよりも多くなる
と、そのゴムに含有されるジメチルシリコーンオイルが
加熱ロール1の表面側へ移動する状態が鈍化して、繊維
状部材5の加熱ロール1表面との当接が円滑になされな
くなる。反対に、この混合比2:98においてシリコー
ンゴムの割合がこれよりも少なくなると、そのゴム中に
ジメチルシリコーンオイルを含有しきれなくなって混合
物が十分にゲル化されない状態となり、繊維状部材5か
らジメチルシリコーンオイルが漏れ出るおそれがある。
また、この際、ジメチルシリコーンオイルの粘性の調整
を行って上記混合物のゲル状態を変化させるようにして
もよい。
【0029】このような無機化合物粒子6が分散された
オイル7を繊維状部材5に塗布含浸させるに際しては、
オイル7に粒子6を混合攪拌させて分散させた後、グラ
ビア印刷法等の塗布手段により塗布する。また、オイル
7としてゲル化オイルを使用する場合には、粒子6を混
合する時期は、通常そのゲル化前であるが、そのゲル化
途中、ゲル化後(ゲル化したものを一旦加熱溶融した状
態にしてから混合する)等であってもよい。また、ゲル
化は、オイル7を繊維状部材5に塗布含浸させる前に一
旦ゲル化させておき、その後改めてゲル化したオイルを
加熱溶融してから塗布含浸させるように設定するか、あ
るいは、オイル7を繊維状部材5に塗布含浸させた後
(含浸中も含む)にゲル化が始まるように設定する。粒
子6が分散されたオイル7の塗布量は、1〜70g/m
2 程度である。
【0030】また、粒子6が分散されたオイル7は、通
常、繊維状部材5の全面に一様に塗布するが、例えば、
図3に示すように、ゲル化したゲル化オイル塗布領域7
aとゲル化しない非ゲル化オイル塗布領域7bとを適宜
区画分け(パターン化)して塗布してもよい。同図a
は、繊維状部材の送り方向に対して両脇にゲル化オイル
塗布領域7aを形成し、その中央に非ゲル化オイル塗布
領域7bを形成したものである。また、同図bは、ゲル
化オイル塗布領域7aと非ゲル化オイル塗布領域7bを
交互にストライプ模様状に形成したものである。この場
合、ゲル化オイル塗布領域7aが加熱ロール1の両端部
側にできる限り存在するようにストライプ模様を構成
(その傾きや塗布幅など工夫)するとよい。なお、この
ようなパターン化した塗布を行う場合には、少なくとも
ゲル化するオイルとしては、前述の紫外線硬化型シリコ
ーンゴムとシリコーンオイルとの混合物を使用するとよ
く、その場合には容易にパターン状に塗布形成すること
ができ有利である。
【0031】繊維状部材5に塗布含浸されたオイル7
は、そのオイル7がシリコーン系オイルである場合に
は、装置内の雰囲気温度下でも流動性を示す状態にあ
る。また、そのオイル7がゲル化したオイルである場合
には、加熱ロール1が加熱されて回転し始める前までの
温度(この例では少なくとも120℃に達するまでの温
度範囲内)で十分な流動性を示す状態にある。
【0032】次に、この定着装置の動作について説明す
る。
【0033】まず、定着動作が実際に行われる前に先立
って、加熱ロール1が加熱源14の加熱動作によって、
そのロール表面の温度が定着温度(160±5℃)にな
るまで加熱される。また、この加熱動作により加熱ロー
ル1の表面温度が120℃に達した時点で、加熱ロール
1が回転駆動し始めるとともに、この加熱ロール1の回
転に伴って加圧ロール2も従動回転し始める。さらに、
この加熱ロール1の回転により離型剤塗布装置3の塗布
ロール32が従動回転し、これにより、供給パイプ30
から供給される離型剤がピックアップロール31を介し
て塗布ロール32により加熱ロール1表面に薄く塗布さ
れる。
【0034】加熱ロール1が定着温度に加熱されると、
実際の定着動作が開始される。すなわち、複写機、プリ
ンタ等の画像形成装置本体側で形成された未定着トナー
像Tを担持する記録材Pが、図1に示すように、回転す
る加熱ロール1と加圧ロール2の圧接部Nに送り込まれ
て通過する。この際、未定着トナー像Tは、両ロール
1、2からの加熱及び圧力の作用により融解すると同時
に記録材Pに圧接される結果、記録材Pに永久像として
定着される。これにより基本的な定着動作が終了する。
【0035】そして、このような定着動作により、記録
材P上のトナーや紙等が加熱ロール1の表面に転移付着
する場合があるが、基本的に、前述したように離型剤塗
布装置3によってそのロール1表面に塗布されている離
型剤により、その転移付着が防止されるようになってい
る。しかし、この際、トナーや紙等の加熱ロール1表面
に転移付着が発生しても、クリーニング装置4によって
除去される。
【0036】すなわち、このクリーニング装置4によれ
ば、回転する加熱ロール1の表面に当接して摺接する繊
維状部材5における無機化合物粒子6が、そのロール表
面(実際には表面層13)を少しずつ削り取ると同時に
そのロール表面からオフセットトナーや紙等を掻きとる
ことにより、その掻きとられたオフセットトナー等を繊
維間に吸着する。これにより、ロール表面に付着するト
ナー等が除去されてそのロール表面が清掃される。
【0037】また、このクリーニング装置4では、その
オイル7が定着動作時には定着温度下で流動性のある状
態になっており、これにより無機化合物粒子6がその流
動性のあるオイル7に弾性保持されているため、その粒
子6が加熱ロール1の表面を少しずつ削る際にも、その
ロール表面に必要以上に強く当たらないためロール表面
を傷つけることはない。また、オイル7の一部は、加熱
ロール1との当接により少しずつロール表面側に移行し
て磨耗消失するため、これにより粒子6の新しい面が露
出してトナー等の上記掻きとり効果が継続して得られ
る。
【0038】さらに、前述した定着動作が終了して加熱
ロール1の表面温度が例えば室温等の温度まで下がり冷
却された状態になった場合でも、そのロール表面に当接
している繊維状部材5は、流動性を有するオイル7を介
してロール表面に当接しているため加熱ロール1に接着
することはない。また、その冷却された状態から再び定
着動作が再開され、加熱ロール1が加熱されて回転する
場合であっても、その冷却されたロール表面に当接して
いる繊維状部材5は、流動性を有するオイル7を介して
ロール表面に当接しているためそのロール表面に接着さ
れたままの状態にあることはなく、良好に摺接状態に移
る。この際、かりに繊維状部材5がオイル7を介して加
熱ロール1の表面に接着していたとしても、加熱ロール
1の再回熱により定着温度に達する以前にオイル7がす
ぐに流動性を示すようになるため、接着したままの状態
になるおそれはない。従って、このクリーニング装置4
では、繊維状部材5が加熱ロール1の表面に接着したま
まとなり、そのロールの回転開始により破れてしまうと
いうようなトラブルが発生することはない。
【0039】次に、このクリーニング装置4の清掃能力
等を調べるため、以下のような試験を行った。
【0040】<試験1>はじめに、繊維状部材5とし
て、太さ50μm程度のアラミド繊維とポリエステル繊
維とを混織し、熱によりアラミド繊維をポリエステル繊
維で結着してなる不織布(例えばノーメックス:デュポ
ン社製)を使用した。この繊維状部材5に、平均粒径が
約2μmのアルミナからなる粒子(粉体)6を粘性が約
20,000CSのアミノ変性シリコーンオイル7に5
重量%の含有量となるように分散させたものを、30g
/m2 の塗布量となるようように塗布して含浸させたも
のを作製した。
【0041】そして、この繊維状部材5をクリーニング
装置4に装着して定着装置による定着動作を約20万枚
分の試験的に行った。その結果、20万枚分の定着動作
を行った段階でも、良好な清掃能力が継続して得られ
た。具体的には、ロール表面を傷つけることなく、ま
た、オフセットしたトナーが繊維状部材5をすり抜ける
こともなく、良好に清掃することができた。しかも、そ
の繊維状部材5が冷却後の加熱ロール1の表面に接着す
ることはなく、その後の再始動時において接着により破
れることもなかった。
【0042】<試験2>次いで、繊維状部材5における
オイル7に代えて、粘性が約300CSのアミノ変性シ
リコーンオイル5mlに、オイルゲル化剤(trans-1,2-
シクロヘキサンジアミンから合成したジアミド)を80
mg添加してゲル化したオイルを使用した以外は前記試
験1と同様の繊維状部材5を作製した。
【0043】そして、この繊維状部材5をクリーニング
装置4に装着して定着装置を用意し、この定着装置をカ
ラー複写機(富士ゼロックス製:A-COLOR 930 )に組み
込んで、6%濃度のカラー原稿についてフルカラーモー
ドでコピー動作を繰り返して行い、オフセット発生枚
数、画像すじ発生枚数、及び、繊維状部材5(ウエブ)
接着発生枚数について調べた。オフセット発生枚数はオ
フセットトナーにより記録材の裏面汚れが発生し始めた
時の枚数を、画像すじ発生枚数は加熱ロールの表面に発
生した傷が原因となってコピー画像中にたてすじが発生
し始めた時の枚数を、ウエブ接着発生枚数は朝初めて定
着動作を行う場合にウエブが加熱ロール表面に接着し始
めた時の枚数をそれぞれ調べたものである。
【0044】また、この試験では、加熱ロール1の表面
層13をフッ素樹脂にて形成し、離型剤としてアミノ変
性シリコーンオイルを使用した。さらに、比較例とし
て、クリーニング装置の繊維状部材5として、粒子を分
散したオイルを塗布含浸していないウエブ(不織布)の
みのものと、前記不織布に同じアルミナ粒子を同量分散
させたポリエステル(PE)樹脂(軟化点210℃、融
点240℃)を同じ塗布量だけ塗布したものとを用意
し、それらについても上記の各項目を調べた。この試験
2の結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1の結果から明らかなように、本発明に
係る定着装置のクリーニング装置では、その良好な清掃
能力がより長期にわたって継続して得られるようにな
る。また、ウエブが加熱ロール表面に接着することがな
く、接着によってウエブが破れるトラブルも発生しなか
った。なお、ウエブが接着した比較例のものでは、ウエ
ブのロールとの当接面にトナーが残留付着していたり、
さらには、ウエブの樹脂が加熱ロール表面に付着するこ
とが確認された。
【0047】また、このウエブである繊維状部材5は、
フッ素樹脂製の表面層13からなる加熱ロール1に対し
て、振動したりびびることもなく円滑に摺接しているこ
とが確認された。この点、シリコーン系のオイルをゲル
化せず、繊維状部材5にそのまま含浸させたウエブで
は、そのオイルがフッ素樹脂とは親和性がよくないため
はじいた状態となる結果、ウエブがロール表面に対して
部分的に滑らなくなり、振動したりびびることがある。
これに対し、ゲル化したシリコーン系オイルはフッ素樹
脂面に対して均一に存在することができるため、上記の
ような良好な摺接が可能となる。
【0048】[他の実施の形態]実施の形態1では、ク
リーニング装置4における粒子6が分散されたオイル7
を塗布含浸した繊維状部材5をウエブ形態にして巻取り
ながら使用する使用例について説明したが、本発明では
これに限定されるものではなく、例えば、図4に示すよ
うに、その繊維状部材5をロール形態にした状態で使用
するようにしてもよい。
【0049】このロール形態にして使用する場合には、
図5aに示すように、上記繊維状部材5をロール芯材4
5の外周面に巻き付けてクリーニングロール46とし、
このクリーニングロール46を加熱ロール1の表面に当
接させてそのロールの回転に伴って従動回転するように
配設して使用する。このようなクリーニングロール46
を使用してクリーニング装置4を構成した場合にも、粒
子6が分散されたオイル7を塗布含浸した繊維状部材5
が加熱ロール1の表面に当接されるため、そのクリーニ
ングロール46(実際には繊維状部材5)がロール表面
に接着することなく、良好な清掃能力が長期にわたって
継続して得られるようになる。そして、実施の形態1に
おける試験2のような試験を行った場合にも、実施の形
態1による試験結果(表1)と同様の効果が得られる。
【0050】これ以外のロール形態にして使用する例と
しては、図5bに示すように、上記繊維状部材5を巻き
付け芯材47に複数層となるように巻き付けてウエブ巻
き付け体48とし、このウエブ巻き付け体48を加熱ロ
ール1の表面に当接させてそのロールの回転に伴って従
動回転するように配設して使用する。このようなウエブ
巻き付け体48を使用してクリーニング装置4を構成し
た場合にも、粒子6が分散されたオイル7を塗布含浸し
た繊維状部材5が加熱ロール1の表面に当接されるた
め、そのウエブ巻き付け体48(実際には繊維状部材
5)がロール表面に接着することなく、良好な清掃能力
が長期にわたって継続して得られるようになる。また、
このウエブ巻き付け体48の場合には、最外層のウエブ
が汚れた段階でその汚れた最外層のウエブを切り取り、
その内側にある内層面を露出させることにより、新しい
ウエブ面をロール表面に当接させるように使用すること
が可能となる。
【0051】また、実施の形態1では、定着用回転体と
して加熱ロール1のようなロール形態のものを例示した
が、本発明ではベルト形態のものを使用してもよい。さ
らに、加圧ロール2についてもロール形態以外の形態の
もの、例えばベルト形態、チューブ形態等のものを使用
してもよい。また、加圧ロール2側には加熱源24を設
けなくてもよい。また、離型剤塗布装置3についても配
設しなくてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
によれば、清掃手段における繊維状部材に無機化合物粒
子が分散されたオイル又はゲル化したオイルを含浸塗布
させているため、かかる繊維状部材を定着用回転体の表
面に当接させて清掃する場合には、定着用回転体の表面
を傷つけることなく、そのロール表面上のオフセットト
ナー等を確実に除去することができ、このような良好な
清掃能力をより長期にわたり継続して得ることができ
る。しかも、かかる繊維状部材が冷却時に加熱ロール等
の定着用回転体に接着することがない。これにより、従
来例のように接着により繊維状部材が破れるというおそ
れもないため、信頼性の高い定着装置を提供することが
できる。そして、このような定着装置を使用した場合に
は、記録材の裏面よごれや画像すじ等の発生がない、画
質によいトナー画像を長期にわたって安定して得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る定着装置を示す要部概要
図である。
【図2】 (a)はクリーニング装置における繊維状部
材の断面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す拡大
断面図である。
【図3】 (a)はオイルのパターン化塗布形態の一例
を示す平面説明図、(b)はオイルのバターン化塗布形
態の他例を示す平面説明図である。
【図4】 他の実施の形態に係る定着装置を示す要部概
要図である。
【図5】 (a)は繊維状部材をロール形態(クリーニ
ングロール)とした例を示す斜視図、(b)は繊維状部
材をロール形態(ウエブ巻取り体)とした他例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…加熱ロール(定着用回転体)、4…クリーニング装
置(清掃手段)、5…繊維状部材、6…無機化合物粒
子、7…オイル(又はゲル化したオイル)、T…未定着
トナー像、P…記録材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着トナー像を記録材に加熱定着させ
    る定着用回転体と、この定着用回転体の表面に繊維状部
    材を当接させてその表面を清掃する清掃手段とを備えた
    定着装置において、 前記清掃手段の繊維状部材に、無機化合物粒子が分散さ
    れたオイルを塗布含浸してなることを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】 前記オイルが、少なくとも定着用回転体
    を加熱する動作が開始されかつ当該回転体の回転が開始
    されるまでの間に流動性を示すオイルである請求項1記
    載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記オイルがシリコーン系オイルである
    請求項1又は2記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記オイルがゲル化した軟体の状態にあ
    る請求項1記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記オイルが、オイルゲル化剤を添加し
    てゲル化されたゲル化オイルである請求項4記載の定着
    装置。
  6. 【請求項6】 前記オイルが、シリコーン系オイルと紫
    外線硬化型シリコーンゴムとを混合してゲル化されたゲ
    ル化オイルである請求項4記載の定着装置。
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