JP2000180994A - 読取装置 - Google Patents

読取装置

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JP2000180994A JP11054440A JP5444099A JP2000180994A JP 2000180994 A JP2000180994 A JP 2000180994A JP 11054440 A JP11054440 A JP 11054440A JP 5444099 A JP5444099 A JP 5444099A JP 2000180994 A JP2000180994 A JP 2000180994A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトガラスとコンタクトガラス支持部
間に防塵部材を介在させてコンタクトガラス部分におけ
る防塵を図る構成であり、しかも当該コンタクトガラス
における給紙および読み取りなどに対して支障を与える
ことなどがない簡単な構成の読取装置を提供する。 【解決手段】 ケース本体の上部突出部20における原
稿搬送方向の上流側の傾斜部20b部分に、端部25a
が原稿搬送方向の下流側に向くように爪状係止フック2
5を突設する。この爪状係止フック25は、自体が弾性
を有し、コンタクトガラス支持部21に載置されたコン
タクトガラス11の側部を可撓性部材23からの反力に
抗して押下することにより、コンタクトガラス11の浮
きあるいは撓みの発生を防ぎ、コンタクトガラス11部
分における給紙あるいは読み取りに悪影響を与えること
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の原稿情報を
光学的に読み取る読取装置に係り、特に光学系の全光路
が密閉されるようにユニット化されてなる構成の読取装
置に関するものであり、例えばCCD縮小光学系を用い
た原稿読取装置に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCCD縮小光学系を用いた原稿読
取装置では、読取光学系の光路上に存在する塵埃などを
読み取って異常画像が発生することが多い。読取光学系
の読取精度(分解能)を向上させれば、それに対応して
微小な塵埃に対する感度もさらに高まるという問題もあ
った。そこで、CCD縮小光学系を用いた原稿読取装置
を搭載したデジタル画像形成装置において、画像処理に
よる塵埃検知機能を設けることが考えられるが、画像処
理による方法によっても塵埃と画像データとの判別を完
全に行うことは難しい。
【0003】異常画像の原因となる塵埃の状況を考察す
ると、その多くは、特にコンタクトガラス(原稿読取用
ガラス)において存在しかつ発生している。すなわち搬
送手段によりコンタクトガラス上面に搬送される原稿は
コンタクトガラスに対して摺動することによって静電気
を発生させる。このためコンタクトガラスに残留した静
電気が大気中の塵埃を引き寄せることになる。またコン
タクトガラスとの摩擦により原稿の紙粉が生成されて、
その紙粉がコンタクトガラスに残留する。これらの付着
物,残留物(塵埃)が、コンタクトガラスにおける原稿
読取位置のスキャンラインまで移動して、それが異常画
像の原因となる。
【0004】さらにCCD縮小光学系を用いた原稿読取
装置では、小型化を図るためミラーを複数枚用いて光路
を折り返すような構成が採用されており、装置内部に侵
入した塵埃がミラーに付着することによって反射率の低
下などを招き、これが異常画像発生の原因となることが
ある。
【0005】コンタクトガラス上面に残留した塵埃は外
部にてクリーニングを行うことによって除去することが
できるが、装置内部へ侵入した塵埃をクリーニングする
ことは容易ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本件出願人は前記従来
の技術の問題を解決するため、防塵を目的とし、CCD
縮小光学系読取部内で形成される全光路を密閉するよう
に、CCD縮小光学系読取部を構成する少なくともレン
ズ,コンタクトガラス,ミラー,シェーディング板,C
CD基板,光源およびレンズブロックを光学ユニット化
した構成の画像読取装置を提案した。
【0007】しかしながら、前記のように全光路を密閉
するように構成しても、コンタクトガラス自体の部品精
度(特に平面度)、およびコンタクトガラスを支持する
コンタクトガラス支持部におけるコンタクトガラスとの
接触部分における平面度によっては、コンタクトガラス
とコンタクトガラス支持部との接触部分が密着して隙間
のまったくない状態にすることができない場合がある。
【0008】したがって、コンタクトガラスとコンタク
トガラス支持部との接触部分における隙間から装置内部
へ塵埃が侵入して、その塵埃がコンタクトガラスのスキ
ャナラインまで移動したり、装置内部へ落下して光学系
の構成部材、例えばミラーの鏡面状態を劣化させるなど
の問題を発生させるおそれがある。
【0009】すなわち、具体的には図11に示す従来の
原稿読取装置における問題点を説明するための図のよう
に、コンタクトガラス1と、当該コンタクトガラス1を
保持する装置本体2に形成されたコンタクトガラス支持
部3間の隙間Aから塵埃Bが侵入しかつ移動して(矢印
C方向)、その塵埃Bがコンタクトガラス1のスキャン
ラインSまで達したり、装置内部へ落下(矢印E)する
場合がある。
【0010】そこで、本件出願人は、より確実な防塵を
図るために、特願平10−225758号として、図1
2に示す説明図のように、コンタクトガラス1の下面と
装置本体2のコンタクトガラス支持部3との間に、コン
タクトガラス1の上面に付着した塵埃がコンタクトガラ
ス1の下面側に回り込むことを防止するための可撓性か
つ弾性を有する防塵部材5を介在させ、隙間Aから内部
への塵埃進入経路を断つようにした読取装置の構成を提
案した。
【0011】しかしながら、図12に示すような構成で
は、防塵部材5の弾発力がコンタクトガラス1を上方に
押す力として加わり、コンタクトガラス1が所定位置か
ら浮き上がったり、あるいはコンタクトガラス1に撓み
が生じることがあった。このコンタクトガラス1の浮き
あるいは撓みが大きいと、コンタクトガラスの側端にお
いて、通紙されてきた用紙の端部が引っかかって給紙ト
ラブルを発生させたり、コンタクトガラス1の読取部分
における光路長を変化させて読取精度に影響を与えるな
どの問題を発生させる。
【0012】本発明は、前記従来の問題を解決し、コン
タクトガラスとコンタクトガラス支持部間に防塵部材を
介在させてコンタクトガラス部分における防塵を図る構
成であり、しかも当該コンタクトガラスにおける給紙お
よび読み取りなどに対して支障を与えることなどがない
簡単な構成の読取装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、コンタクトガラスの上面に搬送される原
稿の原稿情報を、コンタクトガラスの下面側から光学的
に読み取る構成の読取装置であって、前記コンタクトガ
ラスの下面とコンタクトガラス支持部間に防塵用の可撓
性部材を介在させ、この可撓性部材からコンタクトガラ
スへの押圧力によるコンタクトガラスの浮きを防ぐ規制
部を通紙ガイド部の一部に設けたものである。
【0014】また本発明は、コンタクトガラスの上面に
搬送される原稿の原稿情報を、コンタクトガラスの下面
側から光学的に読み取る構成の読取装置であって、前記
コンタクトガラスの下面とコンタクトガラス支持部間に
防塵用の可撓性部材を介在させ、この可撓性部材からコ
ンタクトガラスへの押圧力によるコンタクトガラスの浮
きを、コンタクトガラスにおける原稿読取領域外の両側
間に架設されてコンタクトガラスを押下する弾性ホルダ
によって防止したものである。
【0015】また本発明は、コンタクトガラスの上面に
搬送される原稿の原稿情報を、コンタクトガラスの下面
側から光学的に読み取る構成の読取装置であって、前記
コンタクトガラスの下面とコンタクトガラス支持部間に
防塵用の可撓性部材を介在させ、この可撓性部材からコ
ンタクトガラスへの押圧力によるコンタクトガラスの中
央部分の浮きを防ぐ規制部を通紙ガイド部の一部に設
け、さらにコンタクトガラスにおける原稿読取領域外の
両側間にコンタクトガラスの側端部分を押下して浮きを
防ぐ弾性ホルダ部材を架設したものである。
【0016】また本発明は、前記規制部が、通紙方向の
下流側に端部が向くように形成された爪状係止部であ
り、この構成によって、規制部により用紙が引っかかる
などの不具合の発生を防止することができる。
【0017】また本発明は、前記可撓性部材の表面に接
触抵抗が小さいシート部材を設けたものであり、この構
成によって、コンタクトガラスが可撓性部材の上面を円
滑に移動するため、コンタクトガラスを所定位置にセッ
トするときに可撓性部材を変形させる等の不具合の発生
を防止することができる。
【0018】また本発明は、前記可撓性部材とコンタク
トガラス受け面とを離すための間隙を設けたものであ
り、この構成によって、コンタクトガラスをセットする
ときに、コンタクトガラス受け面上に可撓性部材の一部
が存在して、その一部を挟み込んでコンタクトガラスの
位置ずれを生じさせるなどの不具合の発生を防止するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1実施形態を説明するた
めの読取装置の要部である光学ユニットを示す断面図で
あり、光学ユニット10は、図示しない搬送ローラなど
によって搬送(矢印G方向)される原稿が上面を移動す
るコンタクトガラス11と、コンタクトガラス11の下
面側に設置されてコンタクトガラス11を介してスキャ
ンラインS部分を照明する光源12と、照明された原稿
からの反射光Lを反射するミラー13,14と、反射光
Lを集光させるレンズ15およびレンズブロック16
と、反射光Lを画像として読み取る際にシェーディング
補正を行うためのシェーディング板17と、レンズ15
によって受光面に結像された反射光Lを1ラインごとに
画像として受光するCCDセンサ部18などの原稿情報
読み取り用のCCD縮小光学系を構成する光学部材から
なっている。これらの光学部材を収納するケース本体1
9は、内部に光学系の全光路が密閉されるように設置さ
れる防塵構造となっている。
【0021】図2は図1のコンタクトガラスを支持する
部分を拡大して示す断面図であり、コンタクトガラス1
1は、ケース本体19の一部を構成する上部突出部20
における開口部20a内壁に設けられたコンタクトガラ
ス支持部21に支持される。コンタクトガラス支持部2
1は、原稿読取領域の外側で、かつ本例では開口部20
aのコンタクトガラスにおける原稿搬送方向(矢印G方
向)の上流側と下流側とに設けられ、かつコンタクトガ
ラス11の下面が設置される側に凹状部22が形成され
ている。この凹状部22には、コンタクトガラス11の
下面と接触する弾性を有するゴムあるいはスポンジなど
からなる防塵用の可撓性部材23が嵌着されている。
【0022】さらに、ケース本体19の上部突出部20
における原稿搬送方向の上流側には、傾斜部20bが形
成されて原稿の通紙ガイド部となっており、図3に示す
ように、この傾斜部20bの上側の数箇所(本例では3
箇所)に、端部25aが原稿搬送方向の下流側に向くよ
うに形成された爪状係止フック25が突設されている。
この爪状係止フック25は、自体が弾性を有し、コンタ
クトガラス支持部21に載置されたコンタクトガラス1
1の側部を可撓性部材23からの反力に抗して押下し
て、コンタクトガラス11の浮きあるいは撓みの発生を
防ぐための規制部として機能する。
【0023】したがって、本実施形態において防塵用の
可撓性部材23を設置したことによって、コンタクトガ
ラス11に対して上方へ持ち上げるような力が加わって
も、コンタクトガラス11は、その長手方向において所
定の位置から浮き上がったり、撓んで反ってしまうこと
などが爪状係止フック25によって規制されるため、コ
ンタクトガラス11部分における給紙あるいは読み取り
に悪影響を与えることを未然に防止することができる。
【0024】前記構成の読取装置における原稿読取動作
の概要を説明する。すなわち搬送手段(図示せず)によ
ってコンタクトガラス11の上面に搬送された原稿は、
検知センサ(図示せず)によって検知され、コンタクト
ガラス11のスキャンラインS部分において光源12に
より原稿面が照明される。照明された原稿面からの反射
光Lは、ミラー13,14によって反射され、レンズ1
5およびレンズブロック16にて集光されてCCDセン
サ部18の受光面に原稿画像として結像される。CCD
センサ部18では受光状態によって光電変換が行われて
画像データが出力される。
【0025】また光学ユニット10のケース本体19
は、防塵構造になっており、塵埃が外部からケース内部
へ侵入することを防止しているが、本例では、さらに可
撓性部材23をコンタクトガラス支持部21に設置し、
かつ可撓性部材23の上端をコンタクトガラス11の下
面に接触させるようにしており、コンタクトガラス11
の側面とコンタクトガラス支持部21の側面間に隙間A
が存在しても、隙間Aに侵入した塵埃は可撓性部材23
により阻止されて内部まで侵入することができない。こ
のため、従来のように塵埃の侵入が原因して発生する原
稿情報の読取不良、それに起因する画像形成不良などの
不具合の発生を防止することができる。
【0026】ところで、コンタクトガラス11が原稿搬
送方向において傾いてしまうおそれがある。この問題を
解決するため、爪状係止フック25を原稿搬送方向の下
流側にも設けることが考えられるが、このことは原稿の
搬送性の問題から採用することができない。
【0027】そこで、本発明の第2実施形態は、コンタ
クトガラス11が前記のような理由によって原稿搬送方
向Gにおいて傾くことを防止したものである。図4は本
発明の第2実施形態を説明するための読取装置の光学ユ
ニットを示す斜視図、図5は光学ユニットの要部を示す
断面図であり、ケース本体19の上部突出部20におけ
る原稿搬送方向の上流側の通紙ガイド部である傾斜部2
0b上側に、端部25aが原稿搬送方向の下流側に向く
ように形成された爪状係止フック25が数箇所(本例で
は3箇所)突設されている。この爪状係止フック25
は、前記第1実施形態において説明したようにコンタク
トガラス11の浮きあるいは撓みの発生を防ぐための規
制部として機能する。
【0028】第2実施形態のケース本体19の上部突出
部20における両側面にはそれぞれ突起30が設けら
れ、これらの突起30により、コンタクトガラス11の
長手方向における原稿読取領域外に架設されてコンタク
トガラス11を押下する弾性ホルダ31を係止してい
る。弾性ホルダ31は、熱可塑性樹脂(例えばPP樹
脂)などの弾性を有する材料から形成され、平行部31
aの下面部に凹凸31bが設けられ、かつ平行部31a
の両側に突起30に嵌着する垂下腕部31cを有する側
面視逆凹状をなすものであり、上下方向に可撓性を有
し、コンタクトガラス支持部21に支持されたコンタク
トガラス11を凹凸31bによって押下するものであ
る。
【0029】弾性ホルダ31はコンタクトガラス11の
原稿搬送方向における傾きの発生を防止している。すな
わち、可撓性部材23の反力のばらつき、あるいはコン
タクトガラス11の厚さのばらつきなどによってコンタ
クトガラス11の浮き量が異なり、コンタクトガラス1
1が原稿搬送方向において傾くことを、コンタクトガラ
ス11を可撓性部材23側へ押さえ込むようにすること
によって原稿搬送方向全域にわたって防止している。
【0030】ところで、コンタクトガラス11をコンタ
クトガラス支持部21にセットする際、コンタクトガラ
ス11によって可撓性部材23を押さえ込みながら、コ
ンタクトガラス11を爪状係止フック25の下側に入れ
るようにする必要がある。この際、コンタクトガラス1
1と可撓性部材23とにおける接触抵抗が大きいと、可
撓性部材23に捻じれ等の変形を生じさせ、組立に支障
を与えることになる。特に図6(a)に示すように、コ
ンタクトガラス11を挿入する状態によっては、コンタ
クトガラス11の側端が可撓性部材23を押し潰すこと
もあり、図6(b)に示すように、可撓性部材23の一
部が爪状係止フック25間から外部へ突出してしまうと
原稿の搬送上の問題が生じる。このことは可撓性部材2
3が、表面に多孔部分が露呈し、接触抵抗が大きいスポ
ンジなどの伸縮自在の材料である場合に生じやすい。
【0031】図7はコンタクトガラスと可撓性部材間の
前記のような問題を解決することができる可撓性部材の
変形例を示す斜視図であり、この可撓性部材35には、
前記のような長方形状のスポンジ材からなる基体36の
上下面に高滑性を有し、接触抵抗が小さい樹脂シートな
どからなるシート部材37を設けている。
【0032】このため、この可撓性部材35をコンタク
トガラス支持部21に設置しておき、コンタクトガラス
11をコンタクトガラス支持部21にセットするため
に、コンタクトガラス11の側端が可撓性部材35の上
面に接触しても、可撓性部材35の上面にはシート部材
37が設けられているため、コンタクトガラス11の側
端はシート部材37上をスムーズに摺動して、爪状係止
フック25の下側に入り込むことになり、円滑かつ確実
なコンタクトガラスの組立が行われる。
【0033】図7に示す可撓性部材35では、スポンジ
材からなる基体36の上下面に貼着などによって設けら
れているシート部材37が、長方形状で比較的変形を生
じやすい基体36の変形防止部材としても機能する。
【0034】また図8に示すように、コンタクトガラス
セット時に、コンタクトガラス11を位置決めするコン
タクトガラス支持部21上に可撓性部材23の一部23
aが存在していると、その可撓性部材23をコンタクト
ガラス11とコンタクトガラス支持部21とにより挟持
する状態になり、このためコンタクトガラス11が浮き
上がって位置ずれを生じたり、あるいは撓み,歪を生じ
させる等の不具合が発生する。
【0035】そこで図9,図10に示すように、コンタ
クトガラス支持部21の内側壁に、可撓性部材23とコ
ンタクトガラス支持部21とを離すためのリブ40を突
設している。このリブ40によって可撓性部材23の一
部がコンタクトガラス支持部21上面には存在しないよ
うにしている。このようにしたことにより、コンタクト
ガラス11がコンタクトガラス支持部21上において可
撓性部材23に乗り上げることによる前記のような不具
合の発生を防ぐことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の読取装置
によれば、コンタクトガラスの下面とコンタクトガラス
支持部間に防塵用の可撓性部材を介在させる構成であっ
ても、この可撓性部材からコンタクトガラスへの押圧な
どによるコンタクトガラスの浮き,撓みなどを防ぐこと
ができるため、コンタクトガラス部分における給紙ある
いは読取精度を低下させることなどの不具合の発生を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するための読取装
置の要部である光学ユニットを示す断面図
【図2】図1のコンタクトガラスを支持する部分を拡大
して示す断面図
【図3】本発明の第1実施形態における光学ユニットの
全体斜視図
【図4】本発明の第2実施形態を説明するための読取装
置の光学ユニットを示す斜視図
【図5】本発明の第2実施形態の要部を示す断面図
【図6】コンタクトガラスのセット時の問題点を説明す
るための図
【図7】図6に示すような問題点を解決するための本実
施形態における可撓性部材の変形例を示す一部を省略し
た斜視図
【図8】コンタクトガラスのセット時の他の問題点を説
明するための図
【図9】図8に示すような問題点を解決するための本実
施形態におけるコンタクトガラス支持部の変形例を示す
断面図
【図10】図9のコンタクトガラス支持部を示す斜視図
【図11】従来のコンタクトガラスにおける問題点の説
明図
【図12】従来のコンタクトガラスにおける防塵構造の
説明図
【符号の説明】
10 光学ユニット 11 コンタクトガラス 19 ケース本体 21 コンタクトガラス支持部 23 可撓性部材 25 爪状係止フック 31 弾性ホルダ 40 リブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトガラスの上面に搬送される原
    稿の原稿情報を、コンタクトガラスの下面側から光学的
    に読み取る構成の読取装置であって、前記コンタクトガ
    ラスの下面とコンタクトガラス支持部間に防塵用の可撓
    性部材を介在させ、この可撓性部材からコンタクトガラ
    スへの押圧力によるコンタクトガラスの浮きを防ぐ規制
    部を通紙ガイド部の一部に設けたことを特徴とする読取
    装置。
  2. 【請求項2】 コンタクトガラスの上面に搬送される原
    稿の原稿情報を、コンタクトガラスの下面側から光学的
    に読み取る構成の読取装置であって、前記コンタクトガ
    ラスの下面とコンタクトガラス支持部間に防塵用の可撓
    性部材を介在させ、この可撓性部材からコンタクトガラ
    スへの押圧力によるコンタクトガラスの浮きを、コンタ
    クトガラスにおける原稿読取領域外の両側間に架設され
    てコンタクトガラスを押下する弾性ホルダによって防止
    したことを特徴とする読取装置。
  3. 【請求項3】 コンタクトガラスの上面に搬送される原
    稿の原稿情報を、コンタクトガラスの下面側から光学的
    に読み取る構成の読取装置であって、前記コンタクトガ
    ラスの下面とコンタクトガラス支持部間に防塵用の可撓
    性部材を介在させ、この可撓性部材からコンタクトガラ
    スへの押圧力によるコンタクトガラスの中央部分の浮き
    を防ぐ規制部を通紙ガイド部の一部に設け、さらにコン
    タクトガラスにおける原稿読取領域外の両側間にコンタ
    クトガラスの側端部分を押下して浮きを防ぐ弾性ホルダ
    部材を架設したことを特徴とする読取装置。
  4. 【請求項4】 前記規制部が、通紙方向の下流側に端部
    が向くように形成された爪状係止部であることを特徴と
    する請求項1または3記載の読取装置。
  5. 【請求項5】 前記可撓性部材の表面に接触抵抗が小さ
    いシート部材を設けたことを特徴とする請求項1,2ま
    たは3記載の読取装置。
  6. 【請求項6】 前記可撓性部材とコンタクトガラス受け
    面とを離すための間隙を設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載の読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059981A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
US8493640B2 (en) 2010-08-04 2013-07-23 Sharp Kabushiki Kaisha Image reader and image forming apparatus

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JP2007059981A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
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