JP2000180766A - 光学走査装置 - Google Patents

光学走査装置

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JP2000180766A JP10360416A JP36041698A JP2000180766A JP 2000180766 A JP2000180766 A JP 2000180766A JP 10360416 A JP10360416 A JP 10360416A JP 36041698 A JP36041698 A JP 36041698A JP 2000180766 A JP2000180766 A JP 2000180766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置のフレームに取り付けた光学箱
の熱変形量及び光路変動を抑えることのできる光学走査
装置を提供すること。 【解決手段】 光学箱12の中で比較的剛性の高い底面
部14の外形頂点付近の角部から離れた比較的剛性の低
い部分に、画像形成装置のフレーム48と固定するため
の固定部44を設ける。これにより、画像形成装置内の
機内温度変動に伴い、フレーム48と光学箱12との線
膨張係数の差により光学箱12に発生する応力に対する
各部(角部周辺、辺周辺)の変形を均一化でき、光路変
動においても最も悪い変形モードである、光学部品を取
り付ける部位、即ち底面部14が傾く太鼓状ソリ変形を
小さくすることができる。このため、光学箱12に保持
される光学部品の光軸に対する傾き変動が抑えられ、光
路変動が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを画
像情報に応じて被走査媒体上に走査露光することにより
画像を記録するレーザプリンタやディジタル複写機など
の画像記録装置に使用される光学走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光学走査装置は光ビームを発生す
る半導体レーザ光源素子、偏向器、結像及び走査レン
ズ、反射鏡等の光学部品、及びそれらを保持収容する光
学箱で構成され、画像形成装置にねじで固定されてい
る。
【0003】一般的な光学箱の画像形成装置への固定
は、図22,23に示すように、3点及び4点で固定さ
れている。なお、図22,23において、100,10
2は光学箱、104は固定位置を示す。
【0004】また、固定位置は、図23のように4点で
固定されている場合は、光学箱外形の頂点位置近傍に設
けられ、図22のように3点で固定されている場合も少
なくとも2点は光学箱外形の頂点位置近傍に設けられて
いる。
【0005】また、最近のカラー化に対応した画像形成
装置の光学走査装置としては特開平4−127116号
公報に示されるような複数の光源、走査光学系をもち一
つの光学箱に収容保持されているものが開示されてい
る。
【0006】図24に示すように、この光学走査装置1
05も、光学箱106はカラー画像形成装置本体のフレ
ーム108に3点(110は固定位置を示す。)で固定
され、固定位置110は前記従来例同様、3点中2点は
光学箱外形の頂点位置近傍に設けられている。
【0007】ところで、光学走査装置105は、感光体
上のスポット径や光量や走査線の位置等の特性値を満足
するために、光学走査装置105を構成している前述し
た光学部品を光学箱106に精度良く組付けると共に、
光源部や光学部品の姿勢調整を行い、レーザビーム光路
を理想状態になるように組み立て調整を行っている。
【0008】しかし、光学走査装置105がカラー画像
形成装置のフレーム108に搭載され、画像形成プロセ
スが稼働される際は、カラー画像形成装置内の定着装置
から発生する熱や、カラー画像形成装置の設置環境によ
り光学走査装置105周辺の温度は光学走査装置組立調
整時から変化が生じる。
【0009】この時、カラー画像形成装置のフレーム1
08の材質の線膨張係数と、光学箱106の材質の線膨
張係数とに差がある時には、フレーム108と光学箱1
06の伸縮量に差が生じる。
【0010】特に、最近の光学走査装置の光学箱は、低
コスト化を狙い樹脂製のものが一般的である。
【0011】したがって、光学箱106を樹脂成形品と
し、これを板金で形成されたフレーム108に固定する
と、樹脂製の光学箱106の方が金属製の板金のフレー
ム108より線膨張係数が十分大きいので、樹脂製の光
学箱106に大きな撓みが生じる。
【0012】図25(A),(B)は樹脂製の光学箱1
12が金属製の画像形成装置本体フレーム114にねじ
116で固定されている場合において、機内温度が上昇
した際の樹脂製の光学箱112の変形前後を模式的に示
した図である。
【0013】機内温度に変化が生じると、樹脂製の光学
箱112の底面部は、図25(B)に示すように太鼓状
にソリ変形をおこし、それに伴い回転多面鏡118やf
θレンズ群120や平面ミラー122の取り付け部位が
変位し、理想光路Lがずれて光路L’のようになってし
まい、光学走査装置の感光体上の特性値を満足できない
のはもちろんのこと、感光体上に光ビームが届かなくな
り白抜けなどの致命的画質不良を起こしてしまうことが
ある。
【0014】特に、回転多面鏡118や平面ミラー12
2等の反射ミラーの取り付け部位が変形により理想状態
より傾くと、光路に対して大きな影響を及ぼす。このよ
うに光学部品の取り付け部が傾くような光学箱112の
底部の矢印Z方向のソリ変形が光路変動にとって大きな
影響を及ぼす。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】光学箱の温度変化によ
る変形は、線膨張係数の差から発生するので、光学箱、
光学箱を固定する画像形成装置フレームの材質、光学箱
と画像形成装置フレームの固定数、固定位置が影響を及
ぼす。
【0016】図26乃至図28に、一般的な光学走査装
置の従来例の光学箱形状を簡易モデル化し、有限要素法
を用いて熱変形シュミレートした結果を示す。
【0017】図26は、簡易モデル形状を示す図であ
る。光学箱124の材質をポリカーボネイト樹脂材料、
光学箱124を鉄製の画像形成装置本体フレーム(図示
せず)にねじで固定されていることとし、固定位置12
6(図面の黒丸)は従来通り4点固定の場合は光学箱外
形の頂点位置近傍に設け、3点固定の場合の2点は光学
箱外形の頂点位置近傍に設けた状態にて機内温度が35
°C上昇した際のシュミレートを実施した。
【0018】図27及び図28は、3点、4点で固定し
た場合のそれぞれの変形状態を示すシュミレート結果の
変形図である。この各図は前述したように特に光路変動
に大きく影響を及ぼすY方向(矢印Y)の変形図を示
す。
【0019】図27及び図28で明らかなように、光学
箱底面部がねじ固定点(固定位置126)との間で太鼓
上のソリ変形をしていることがわかる。
【0020】つぎに、カラー画像形成装置に用いる光学
走査装置の光学箱形状を簡易モデル化し、熱変形シュミ
レートを実施した。
【0021】カラー画像形成用の光学走査装置の光学箱
は、大きさ、精度、強度面の関係より、一般的に金属製
が使用されている。
【0022】よって、光学箱材質をアルミニウム、画像
形成装置本体フレーム材質を鉄製とし、固定位置は従来
通り3点固定とし、機内温度が35°C上昇した際のシ
ュミレートを実施した。
【0023】図29は光学箱128の簡易モデル形状、
図30,図31は変形状態を示すシュミレート結果の変
形図である。
【0024】図31に示すように、一般的な光学走査装
置の結果と同様に、ねじ固定点(固定位置126)の間
で光学箱128の底面が太鼓上にソリ変形していること
がわかる。
【0025】また、変形モードは、光学箱128の中心
線C−Cを境に左右分けて見た場合、左右で変形が異な
っている。
【0026】カラー画像形成装置の光学走査装置では、
一般的な単一の光ビームが感光体上を走査する際の特性
値に加え、各光ビームの位置特性が非常に重要となる。
【0027】カラー画像形成装置は、図32に示すよう
にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び
ブラック(BK)の各色に対応した感光体130K,
Y,M,C上に光学走査装置からの各色に対応した光ビ
ームが照射走査され、静電潜像が形成され、現像装置1
32K,Y,M,Cにより現像される。
【0028】その後、画像は転写ベルト134上の転写
紙(図示せず)に重ね転写されたり、中間転写体を介し
て紙に転写され、定着装置138で定着される。
【0029】よって、従来の光学走査装置のように、一
つの光学箱136に回転多面鏡138を中心に左右各色
に対応した走査光学系を設けた装置で、温度変化による
光学箱136の変形が左右で異なっていると、各走査線
の光路変動量が各光路により異なり、各光ビームの走査
位置(相対位置)がずれ、それに伴い色ずれが発生し、
カラー画質に大きく影響する。
【0030】本発明は上記事実を考慮し、光学走査装置
において画像形成装置内の温度変化による光学箱の熱変
形量を抑制した、光路変動の小さい光学走査装置を提供
することが目的である。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光学走
査装置は、光ビームの照射される像担持体を備えた画像
形成装置に用いられ、前記画像形成装置のフレームに固
定される光学箱を備えた光学走査装置であって、光ビー
ムを出射する光源、前記光ビームを偏向する偏向器、前
記偏向器で偏向された光ビームを前記像担持体上に結像
及び走査させるレンズ系、前記光源、偏向器及びレンズ
系を保持する光学箱、を備え、前記光学箱は、多角形の
底面部及び前記底面部の各辺に立設される壁面部を備え
ると共に、前記フレームに固定される固定部を少なくと
も3個以上有し、前記固定部は、前記底面部の辺の内の
底面部外形頂点から離間した部分に設けられ、前記1つ
の辺に対して前記固定部の数は2個以上無いことを特徴
としている。
【0032】次に、請求項1に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0033】光学箱は、多角形の底面部及び底面部の各
辺に立設される壁面部を備えているので、底面部の外形
頂点付近の剛性は他の部分に比較して高い。
【0034】したがって、底面部の辺の中でも、光学箱
の中で比較的剛性の高い底面部の外形頂点付近の角部か
ら離れた比較的剛性の低い部分に固定部を設け、この固
定部をフレームに固定すれば、光学走査装置を設けた画
像形成装置内の機内温度変動に伴い、フレームと光学箱
との線膨張係数の差により光学箱に発生する応力に対す
る各部(角部周辺、辺周辺)の変形を均一化でき、光路
変動においても最も悪い変形モードである、光学部品
(光源、偏向器及びレンズ系)を取る付ける部位、即ち
底面部が傾く太鼓状ソリ変形を小さくすることができ
る。
【0035】このため、光学箱に保持される光学部品の
光軸に対する傾き変動が抑えられ、光路変動を防止する
ことができる。
【0036】請求項2に記載の光学走査装置は、光ビー
ムの照射される像担持体を複数備えた画像形成装置に用
いられ、前記画像形成装置のフレームに固定される光学
箱と、前記光学箱に収容されて光ビームを出射する光
源、前記光ビームを偏向する単一の回転多面鏡を備えた
偏向器及び前記偏向器で偏向された前記光ビームを前記
像担持体上に主走査させる主走査レンズを備え、前記回
転多面鏡の異なる対称面の各々に複数の光ビームを入射
し、一方の面に入射した光ビームと他方の面に入射した
光ビームとを各々反対方向に反射し、反射した前記光ビ
ームが前記回転多面鏡の両側に配置された前記主走査レ
ンズを介して前記像担持体上に走査する光学走査装置で
あって、前記光学箱は、少なくとも前記回転多面鏡及び
前記主走査レンズとを保持する多角形の底面部及び前記
底面部の各辺に立設される壁面部を備えると共に、前記
フレームと固定される固定部が少なくとも4個以上設け
られ、前記固定部は、前記底面部の辺の内の底面部外形
頂点から離間した部分に設けられ、前記1つの辺に対し
て前記固定部の数は2個以上無く、前記複数の固定部
は、前記回転多面鏡の回転中心に対して実質的に点対称
の位置に設けられ、少なくとも4個以上設けられた固定
部のうちで前記回転中心に対して対称関係にある2つの
固定部を結んだ少なくとも1線が前記主走査レンズの光
軸と実質的に平行にあり、その他の残りの2つの固定部
を結んだ少なくとも1線が主走査方向に対して実質的に
平行である、ことを特徴としている。
【0037】次に、請求項2に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0038】請求項2に記載の光学走査装置では、回転
多面鏡を境にして一方の側の光学系と他方の側の光学系
とが対称関係となる、即ち対称型光学系を構成してい
る。
【0039】ここで、この対称光学系において、回転多
面鏡の回転中心に対して対称関係にある2つの固定部を
結んだ少なくとも1線が主走査レンズの光軸と実質的に
平行にあり、その他の残りの2つの固定部を結んだ少な
くとも1線が主走査方向に対して実質的に平行であるの
で、温度変動によって小さい変形が発生したとしても、
光学箱の前記固定点を結んだ各線上の部位は、各線を境
にして左右対称な形で変形をする。これにより、光学箱
に保持される光源、主走査レンズ等の光学部品の位置姿
勢変動が、上記各線に対しほぼ対称に変動するので、光
ビームに副走査方向の小さなずれが発生しても、光ビー
ムの走査両端を見たときに副走査方向の差は生じないの
で、走査線の傾き(スキュー)は発生しない。
【0040】また、回転多面鏡の異なる対称面に入射
し、偏向走査された光ビームで描かれる各走査線の変動
量も同量となり、走査線の位置の制御が簡単になる。
【0041】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光学走査装置において、前記複数の光ビームの各々に
対応して設けられ、前記光ビームの検知を行う複数の受
光素子と、前記複数の受光素子に前記複数の光ビームを
導く単一の反射鏡と、を備え、前記反射鏡は、前記固定
部の近傍に固定したことを特徴としている。
【0042】次に、請求項3に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0043】請求項3に記載の光学走査装置では、各光
ビームを受光素子に導く反射鏡を各光ビーム毎ではなく
単一にすることで、各光ビーム毎に反射鏡を設け、複数
の反射鏡の固定部分を別々に設ける必要がないので、各
反射鏡の固定部分の精度のばらつきによる各光ビームの
反射光の相対差ばらつきを防止することができる。
【0044】また、光学箱の固定部付近は温度変動によ
る光学箱の変形も殆どないところであるので、固定部付
近に反射鏡を固定することにより、反射鏡から受光素子
の間の光路の変動が実質的に生じない。
【0045】したがって、温度変化によって画像形成装
置の像担持体上の走査線の位置ずれが発生したとして
も、光学走査装置内に設けられた光ビームのずれを検知
可能な受光素子で、像担持体上に走査線を描く光ビーム
のずれを正確に精度良く検知することができ、走査線の
ずれを正確に精度良く補正することが可能となる。
【0046】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の光学走査装置において、前記受光素子及び前記光源に
連結される制御手段を備え、前記回転多面鏡の異なる対
称面の一方の面で反射された光ビームを検知する受光素
子は、入射した前記光ビームの主走査方向の位置及び副
走査方向の位置を検知可能であり、前記制御手段は、光
ビームの主走査方向の位置及び副走査方向の位置を検知
可能な受光素子の前記光ビームの副走査方向の位置検知
情報に基づいて、前記回転多面鏡の一方の面で反射され
る光ビームを出射する光源の光ビーム発射タイミングを
補正すると共に、前記回転多面鏡の他方の面で反射され
る光ビームを出射する光源の光ビーム発射タイミングを
補正することを特徴としている。
【0047】次に、請求項4に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0048】請求項4に記載の光学走査装置では、回転
多面鏡の異なる対称面の一方の面で反射された光ビーム
を検知する受光素子は、入射した光ビームの主走査方向
の位置及び副走査方向の位置を検知することができる。
【0049】制御手段は、光ビームの主走査方向の位置
及び副走査方向の位置を検知可能な受光素子の光ビーム
の副走査方向の位置検知情報に基づいて、回転多面鏡の
一方の面で反射される光ビームを出射する光源の光ビー
ム発射タイミングを補正すると共に、回転多面鏡の他方
の面で反射される光ビームを出射する光源の光ビーム発
射タイミングを補正する。
【0050】ここで、前記請求項2,3に記載の光学走
査装置では、回転多面鏡の異なる対称面に入射し、走査
偏向される光ビームの温度変化による光路変動量が各光
ビームで同量となるので、回転多面鏡の異なる対称面の
一方の面で反射された光ビームを主走査方向の位置及び
副走査方向の位置を検知可能な受光素子で検知すれば、
この主走査方向の位置及び副走査方向の位置を検知可能
な受光素子で検知した副走査方向の位置検知情報を元に
して、回転多面鏡の異なる対称面の他方の面で反射され
た光ビームの副走査方向の位置を、主走査方向の位置及
び副走査方向の位置を検知可能な受光素子に入射する光
ビームの副走査方向の位置と共に補正することができ
る。したがって、全ての光ビームに対して副走査方向の
位置検知を行う必要がなくなり、温度変動によって像担
持体上の走査線が副走査方向にずれを生じても、少ない
受光素子数で、かつ簡単な制御で前記ずれを補正するこ
とができるようになる。
【0051】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4に記載の光学走査装置において、前記光学箱
は、光学箱成形材料を注入するゲートを複数有し、前記
複数のゲートが前記主走査レンズの光軸と、前記主走査
レンズの光軸に対して直角で、かつ前記回転多面鏡の回
転中心を通る線と、に対して実質的に線対称に配置され
ているモールドで形成されていることを特徴としてい
る。
【0052】次に、請求項5に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0053】請求項5に記載の光学走査装置では、光学
箱を、光学箱成形材料を注入するゲートを複数有し、複
数のゲートが主走査レンズの光軸と、主走査レンズの光
軸に対して直角で、かつ回転多面鏡の回転中心を通る線
と、に対して実質的に線対称に配置されているモールド
で形成したので、線膨張係数に異方性(樹脂の流動方向
と、この流動方向と直角方向とでは線膨張係数が異な
る。)を持った光学箱成形材料(例えば、合成樹脂)の
成形品としても主走査レンズの光軸を境にして一方の側
の変形モード及び変形量と他方の側の変形モード及び変
形量とを同じにできると共に、主走査レンズの光軸に対
して直角で、かつ回転多面鏡の回転中心を通る線を境に
して一方の側の変形モード及び変形量と他方の側の変形
モード及び変形量とを同じにできる。
【0054】したがって、光学箱を樹脂成形品として
も、請求項3及び請求項4に記載の補正を正確に精度良
く行うことが可能となる。
【0055】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5に記載の光学走査装置において、前記光学箱に設
けられ前記底面部と対向する部分に形成された開口部
と、前記開口部を覆うカバー部材と、を備え、前記カバ
ー部材の前記光学箱に対する固定点を、前記光学箱の開
口部側の外形各辺の頂点位置付近に設けたことを特徴と
している。
【0056】次に、請求項6に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0057】請求項6に記載の光学走査装置では、光学
箱の開口部を覆うカバー部材を設け、カバー部材の光学
箱に対する固定点を光学箱の開口部側の外形各辺の頂点
位置付近に設けたので、光学箱の頂点付近の剛性が向上
し、光学箱の開口部側の外形各辺の頂点付近が光学箱の
内外方向に振動するを抑え込むようにカバー部材が光学
箱の補強材として機能する。
【0058】このため、高速、高解像度対応により回転
多面鏡の回転数が上がっても、光学箱の振動による走査
線振れを防止することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の光学
走査装置の第1の実施形態を図面にしたがって説明す
る。
【0060】図2に示すように、本実施形態の光学走査
装置10は上部が開放された光学箱12を備えている。
【0061】光学箱12は、多角形、本実施形態では台
形の底面部14を備え、この底面部14の各辺には側壁
16が一体的に立設されている。
【0062】この光学箱12には、半導体レーザ18、
この半導体レーザ18から出射されたレーザビームLB
を整形するコリメータレンズ20及び開口絞り22が収
容されている。
【0063】開口絞り22のレーザビーム出射側には、
シリンドリカルレンズ24が隣接して取り付けられてて
おり、レーザビームLBをfθレンズ群26を介して副
走査方向にのみ回転多面鏡28の偏向面で収束させる。
【0064】シリンドリカルレンズ24を通過したレー
ザビームLBは、主走査方向及び副走査方向に所定の角
度をもつ平面ミラー30で折り返され、fθレンズ群2
6を通じて回転多面鏡28に正面入射される(主走査方
向に沿って走査範囲の中央から回転中心に向かって入射
する。)。
【0065】このfθレンズ群26は、回転多面鏡28
によって反射偏向されたレーザビームLBを感光体32
上に光スポットとして集光させると共に、光スポットを
感光体32の表面で等速移動させる。
【0066】このように、光学走査装置10では、回転
多面鏡28へ入射し反射するレーザビームLBがfθレ
ンズ群26を2度通過する、いわゆる正面入射ダブルパ
ス光学系を採用している。
【0067】回転多面鏡28で偏向され、fθレンズ群
26を2度通過したレーザビームLBは、主走査方向に
矩形状とされた長尺の平面ミラー33で主に副走査方向
に反射される。
【0068】この平面ミラー33の近傍には、主走査方
向の走査線位置を検知するセンサー34(図1では図示
せず)へレーザビームLBを導くミラー36(図1では
図示せず)が配置されている。
【0069】また、平面ミラー33で反射されたレーザ
ビームLBは、副走査方向にのみパワーを有するシリン
ドリカルミラー38で反射され感光体32に至る。
【0070】シリンドリカルミラー38は、回転多面鏡
28の反射面倒れに起因する副走査方向の位置ずれを補
正する役目を果たしている。なお、半導体レーザ18、
コリメータレンズ20、開口絞り22、シリンドリカル
レンズ24、fθレンズ群26、回転多面鏡28、平面
ミラー30、平面ミラー33、センサー34、ミラー3
6、シリンドリカルミラー38は、全て光学箱12の底
面部14に取り付けられている。
【0071】ここで、光学走査装置10の感光体32上
の光スポット、走査線特性を満足するには、レーザビー
ムLBの光路を理想状態に調整、維持することが重要で
ある。
【0072】特に、光路上流側の平面ミラー30、回転
多面鏡28、長尺の平面ミラー33の姿勢は重要であ
り、これら反射鏡が光学箱12の底面部14の変形に伴
う取付部の変形により姿勢(特に副走査方向の傾き)を
崩すと、感光体32までの光路が理想よりも大きくずれ
てしまう。
【0073】図1及び図2に示すように、光学箱12に
は、底面部14の各辺の中央部分に対応して固定部40
が設けられている。
【0074】この固定部40には、ボルト孔42が形成
されており、このボルト孔42を挿通したボルト44が
画像形成装置のフレーム48のネジ孔に螺合することに
よってフレーム48に光学箱12、即ち光学走査装置1
0が固定されている。
【0075】本実施形態の光学箱12の大きさは、L1
が150mm、L2 が220mm、L3が250mm、、高さ
Hが50mmである。
【0076】本実施形態の光学箱12は、ポリカーボネ
ート樹脂(線膨張係数3.3×10 -5mm/°C)の成形
品あり、画像形成装置のフレーム48は鉄(線膨張係数
1.17×10-5mm/°C)で形成されている。
【0077】なお、画像形成装置の機内温度変化は、各
構成モジュール(例えば、加熱定着装置、モータ類)よ
り発生する熱や装置の設置環境最悪時を考慮に入れる
と、光学走査装置10の周辺は光学走査装置調整組立環
境より例えば35°C程度の温度上昇を想定しなければ
ならない。
【0078】これらの条件を元に、光学箱12の周辺が
35°C上昇したときの光学箱12の変形を有限要素法
によりシュミレートした。
【0079】図3は、光学箱12全体のY方向(矢印
Y)の変形状態を示した図である。また、参考に前記条
件において従来の固定方法(光学箱外形の頂点位置近傍
にて光学箱をフレームに固定)の場合についての光学箱
12’の変形のシュミレーション結果を図4に示す。
【0080】また、図5は、図3及び図4の変形図を矢
印Sの断面で見たときの変形量を表したグラフである。
【0081】本実施形態のように固定した光学箱12
は、従来の固定方法で固定された光学箱12’の変形と
比較して底面部の変形が小さいと共に、全体の変形モー
ドは全体的な伸びは発生するものの、局所的変形(撓
み)が無いことが分かる。
【0082】これは前述したように、光学箱12のなか
でも比較的剛性の高い底面部14の頂点14A付近で光
学箱12を固定せず、頂点より十分に離れた比較的剛性
の低い箇所にてフレーム48に固定したので(この結
果、光学箱12の中でも比較的剛性の低い箇所がフレー
ム48に拘束されることによって剛性が上がる。)、光
学箱12全体の系としては剛性の均一化が図られ、その
ため、光学箱12の伸縮により発生する応力による変形
も均一化され、全体的に変形量が減少し、局所的な変形
も小さくなる。
【0083】この切断面Sの変形位置は、図2の光学走
査装置10における回転多面鏡28へ入射するレーザビ
ームLBの位置(fθレンズ群26の光軸)とほぼ同じ
位置であり、前述した平面ミラー30、回転多面鏡2
8、長尺の平面ミラー33の取り付け部位付近に位置し
ている。
【0084】これらの結果を元に実施形態に係る固定方
法と、従来の固定方法による各反射鏡の姿勢変動を算出
し、光路変動に置き換えてみると、従来の固定方法で
は、光路上流側の平面ミラー30の副走査方向の角度変
動量は約0.1°初期状態より傾くことになり、光路変
動はこの平面ミラー30の影響だけでもシリンドリカル
ミラー38の直前の位置で1mm以上もずれる結果とな
る。
【0085】これに対し、本実施形態の結果から上記同
様に光路変動を算出すると、前記従来の固定方法での変
動量の約1/2となり、光学特性を満足できる変動量に
抑えることができる。
【0086】また、この実施形態の固定方法による光路
変動は、実際のモデルにて温度変化を与えて光路変動を
実際測定した結果とほぼシュミレート結果と同じ値を示
し、感光体32上の光ビーム特性に関しても特性要求値
を満足することが確認された。
【0087】なお、図6に示すように、光学箱12の開
放側に、開口部を覆うカバー部材50を取り付けても良
い。
【0088】カバー部材50は、光学箱12よりも剛性
の高い材質、例えば鉄等の剛性の高い金属で形成するこ
とが好ましい。
【0089】このカバー部材50は、光学箱12の外形
各辺の頂点位置付近に、ねじ52で固定されている。
【0090】ここで、光学箱12を上記のように固定す
ると、図1の矢印V方向に光学箱12の角部が振動する
振動モードが発生する。
【0091】この振動モードの固有値は、一般的な光学
走査装置の回転多面鏡駆動モータの周波数では殆ど影響
はないが、高速高解像度化対応のモーターでは影響する
可能性がある。
【0092】しかしながら、図6に示すように、光学箱
12にカバー部材50を固定することにより、カバー部
材50が補強材として機能し、光学走査装置10全体と
しての剛性を向上することができ、前述した振動モード
を防止することができる。 [第2の実施形態]本発明の光学走査装置の第2の実施
形態を図面にしたがって説明する。なお、第1の実施形
態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0093】図9に示すように、本実施形態の光学走査
装置60は上部が開放された光学箱62を備えている。
【0094】光学箱62は、長方形の底面部64を備
え、この底面部64の各辺には側壁66が一体的に立設
されている。
【0095】図7に示すように、本実施形態の光学走査
装置60は、光学箱62の底面部64(図7では図示せ
ず)の中心部分に回転多面鏡28を備えており、その両
側に半導体レーザ18A,B、反射ミラー29、反射ミ
ラー30、fθレンズ群26、長尺の平面ミラー33
A,B、シリンドリカルミラー38A,Bを対称的に配
置している。
【0096】回転多面鏡28の両側(矢印L方向及び矢
印R方向)には、半導体レーザ18Aの反射ミラー29
を介したレーザビームLBa及び半導体レーザ18Bの
レーザビームLBbが、反射ミラー30、fθレンズ群
26を介して入射するが、レーザビームLBaとレーザ
ビームLBbとは副走査方向の入射角が異なる。
【0097】例えば、矢印R方向側の半導体レーザ18
Aから出射して偏向されたレーザビームLBaは、fθ
レンズ群26を通過後、平面ミラー33Aで反射されて
回転多面鏡28を飛び越えた後に、シリンドリカルミラ
ー38Aにより反射されて反対側のfθレンズ群26の
近傍を通過して感光体32Kに導かれる。
【0098】一方、矢印R方向側の半導体レーザ18B
から出射して偏向されたレーザビームLBbは、fθレ
ンズ群26を通過後、平面ミラー33Bで反射されて回
転多面鏡28を飛び越えた後に、シリンドリカルミラー
38Bにより反射されて反対側のfθレンズ群26の近
傍を通過して感光体32Yに導かれる。
【0099】本実施形態も、回転多面鏡28で反射偏向
されたレーザビームLBa及びレーザビームLBbが成
す走査角の中心から回転多面鏡28の回転中心に向かっ
てレーザビームLBa及びレーザビームLBbを入射さ
せるいわゆる正面入射ダブルパス光学系とされている。
【0100】回転多面鏡28に入射する2本のレーザビ
ームにうち、副走査方向の入射角が大きいレーザビーム
LBaは、入射角が小さいレーザビームLBbより回転
多面鏡28上においては、高さ方向で下側に入射するよ
うに構成したので、予め回転多面鏡28上においてレー
ザビームLBaとレーザビームLBbとの間の副走査方
向の間隔を確保することができ、回転多面鏡28により
反射偏向されたレーザビームLBaとレーザビームLB
bとの間隔が広がっていくことと合わせて、fθレンズ
群26を通過した後のレーザビームLBaとレーザビー
ムLBbとの間隔を一層確保し易いようにして下流側の
光学部品(平面ミラー33、シリンドリカルミラー38
等)の配置を容易にしている。
【0101】また、本実施形態においても、シリンドリ
カルミラー38A,Bで反射されたレーザビームLBa
及びレーザビームLBbは、fθレンズ群26の近傍を
通過、即ち光学走査装置60の内部を再度通過するよう
にしたので、光学走査装置60の高さ方向の寸法を小さ
くできると共に、光学走査装置60と感光体32K,
Y,M,Cとの距離を近接配置できる。
【0102】なお、前述したように、矢印R方向側の半
導体レーザ18Aから出射したレーザビームLBaはブ
ラック(BK)に対応した感光体32K上を、矢印R方
向側の半導体レーザ18Bから出射したレーザビームL
Bbはイエロー(Y)に対応した感光体32Y上を、ま
た、矢印L方向側の半導体レーザ18Bから出射したレ
ーザビームLBbはマゼンタ(M)に対応した感光体3
2M上を、矢印L方向側の半導体レーザ18Aから出射
したレーザビームLBaはシアン(C)に対応した感光
体32C上を走査される。
【0103】図9及び図10に示すように、底面部64
の辺の中央部分に対応して固定部68A,B,C,Dが
設けられている。
【0104】なお固定部68には、ボルト孔70が形成
されており、このボルト孔70を挿通したボルト44
(図示せず)が画像形成装置のフレーム48のネジ孔
(図示せず)に螺合することによってフレーム48に光
学箱62、即ち光学走査装置60が固定されている。
【0105】図10に示すように、光学箱62の大きさ
は、L1 が220mm、L2 が約280mm、高さHが90
mmであり、底面部64には、前述したレーザビームLB
a,LBbを通過させるための矢印F方向及び矢印B方
向(矢印L方向及び矢印R方向と直交する方向)に長く
形成されたスリット72が4本形成されている。
【0106】図11及び図12に示すように、固定部6
8Aと固定部68C、固定部68Bと固定部68Dは、
互いに回転多面鏡28(図10では図示せず)の回転中
心Pに対して点対称の位置に設けられ、対称点を結んだ
線、本実施形態では固定部68Bと固定部68Dとを結
んだ線Gが、fθレンズ群26の光軸と実質的に一致
し、その他の対称点、即ち固定部68Aと固定部68D
とを結んだ線Hが主走査方向(矢印F方向及び矢印B方
向)と実質的に平行になっている。
【0107】また、本実施形態では、固定部68A及び
固定部68Cの各頂点位置からの距離はL2 /2(即ち
辺の中央)に設けられており、固定部68B及び固定部
68Dの各頂点位置からの距離はL1 /2(即ち辺の中
央)に設けられている。
【0108】また、本実施形態の光学箱62は、アルミ
ニウム(線膨張係数2.39×10 -5mm/°C)で形成
されており、画像形成装置のフレーム48は鉄(線膨張
係数1.17×10-5mm/°C)で形成されている。
【0109】これらの条件を元に、光学箱62の周辺が
35°C温度上昇したときの光学箱62の変形を有限要
素法によりシュミレートした。
【0110】図13は、光学箱62全体のY方向(矢印
Y)の変形状態を示した図である。また、参考に、前記
状態においては、従来の固定方法(光学箱外形の頂点位
置近傍にて光学箱をフレームに固定)の場合についての
光学箱62’の変形のシュミレーション結果を図14に
示す。
【0111】図15は図13、図14の変形図を矢印S
の断面で見たときの各位置における変形量を示したグラ
フであり、図16は図13、図14の変形図を矢印Wの
断面で見たときの各位置における変形量を表したグラフ
である。
【0112】なお、図15の切断面Sの位置は、図11
の光学走査装置60におけるfθレンズ群26の光軸と
ほぼ同じ位置であり、前述した平面ミラー30、回転多
面鏡28、長尺の平面ミラー33A,Bの取り付け部位
を通っている。
【0113】本実施形態のように光学箱62を固定した
場合は、光学箱62に設けられたレーザビーム通過用の
スリット72周辺で変形が見られるものの、第1の実施
形態と同様に、従来の固定位置での変形と比較して底面
部64の変形が小さいと共に、全体の変形モードは全体
的な伸びは発生するものの、局部的変形(撓み)が無い
ことが分かる。
【0114】これらの結果を元に実施形態に係る固定方
法と、従来の固定方法による、各反射鏡の姿勢変動を算
出し、光路変動に置き換えてみると、従来の固定方法で
は、シリンドリカルミラー38の直前の位置で、レーザ
ビームが1mm以上副走査方向にずれてしまう。
【0115】これに対し、本実施形態の結果から上記同
様に光路変動を算出すると、前記従来の固定方法での変
動量の約1/4となり、光学特性を満足できる変動量に
抑えることができる。
【0116】また、図16のグラフで示すように、切断
面W方向においても変形量は大きく改善されていること
が分かった。
【0117】また、本実施形態の固定方法による光路変
動は、実際のモデルにて温度変化を与えて光路変動を実
際測定した結果とほぼシュミレート結果と同じ値を示
し、感光体32上の光ビーム特性に関しても特性要求値
を満足することが確認された。
【0118】なお、光学箱62の上部開口部分を、前述
した光学走査装置10と同様に、カバー部材(図示せ
ず)で覆うようにしても良い。
【0119】カバー部材は、光学箱62よりも剛性の高
い材質、例えば鉄等の剛性の高い金属で形成し、図9に
示すように、光学箱62の外形各辺の頂点位置付近J1
、J2 、J3 、J4 にねじで固定する。
【0120】カバー部材の取り付けられていない光学箱
62の固定部68をフレーム48に固定すると、図11
に示すように、矢印V方向に光学箱62の角部が振動す
る振動モードが発生する。
【0121】しかしながら、本実施形態のように光学箱
62にカバー部材を固定することにより、カバー部材が
補強材として機能し、光学走査装置60全体としての剛
性を向上することができる。したがって、前述した振動
モードを防止し、高速化に対応できる。
【0122】また、この光学走査装置60には、図9、
11、12に示すように、シリンドリカルミラー38
A,Bで反射されて、感光体32K,Y,M,Cに向か
うレーザビームLBa,LBbの走査線位置を検知する
受光素子74K,Y,M,Cに導くための受光素子導光
ミラー76を、各レーザビーム毎ではなく、単一に底面
部64に設けている。
【0123】このように構成することで、各レーザビー
ム毎に受光素子導光ミラーを設け、この受光素子導光ミ
ラーの保持部を別々に設ける必要がないので、各保持部
の精度のばらつきによる各レーザビームの相対差ばらつ
きを防止することができる。
【0124】なお、受光素子導光ミラー76の保持部7
8は固定部68C近傍に設けられている。
【0125】図16に示すように、この固定部68C近
傍(グラフの右端付近)は、温度変化による光学箱62
の変形も殆ど無いので、ここに受光素子導光ミラー76
を固定することにより、受光素子導光ミラー76から受
光素子74K,Y,M,Cの間の光路の変動が実質的に
生じない。
【0126】したがって、温度変化による感光体32
K,Y,M,C上の走査線の位置ずれが発生したとして
も、光学走査装置60内の受光素子74K,Y,M,C
で、感光体32K,Y,M,C上の走査線のずれを検知
でき、受光素子74K,Y,M,Cの検知情報と基づい
て走査線のずれを補正することが可能となる。
【0127】また、若干の光路変動が生じても、前述し
たようにレーザビームLBa,LBbを受光素子74
K,Y,M,Cへ導く受光素子導光ミラー76を単一と
しているので、各レーザビーム(4本)の変動は同一に
なる。
【0128】さらに、回転多面鏡28の両側に配置され
た対称光学系の一方の側(矢印R方向側)のレーザビー
ムLBa,LBbの走査線位置を検知する本実施形態の
受光素子74K及び受光素子74Yは、それぞれ主副走
査両方向の位置を検出する機能も有している。
【0129】このように構成することで、各走査線の位
置ずれが重要であるカラー画像形成装置においては、初
期調整後、装置内温度変化による走査線の位置ずれ(副
走査方向)が許容値外になっても、本実施形態の固定方
法により対称光学系の両方の光ビームの変動量は同一と
なるため、一方側(受光素子74K及び受光素子74Y
に入射しない側)のレーザビームLBa,LBbを、光
学走査装置60内の受光素子74K及び受光素子74Y
の検知情報に基づいて補正することが可能となる。
【0130】図20に示すように、画像形成装置には、
メインコントロール77が設けられており、メインコン
トロール77には、ラインシンクカウンタ79K,Y,
M,C、ページシンクカウンタへ80K,Y,M,C、
受光素子74K,Y,M,C、半導体レーザ18A,
B、回転多面鏡28の駆動モータ28M等が接続されて
いる。
【0131】レーザビームLBa,LBbの副走査方向
の位置合わせは、図20に示すように、各レーザビーム
毎に設けられたページシンクカウンタへ80K,Y,
M,Cの設定データにより行うとができ、前述したよう
な温度変化による走査線位置ずれの補正制御は、レーザ
ビームLBa,LBbの変動を受光素子74K及び受光
素子74Yでモニタし、変動があった場合は、ページン
グカウンタK,Yへの設定データを更新して補正を行う
ことができる。
【0132】この場合、矢印L方向側の半導体レーザ1
8A,Bから出射するレーザビームLBa,LBbの変
動と、矢印R方向側の半導体レーザ18A,Bから出射
するレーザビームLBa,LBbの変動とは同一となる
が、位置ずれ方向は逆になるのでページングカウンタ
M,Cへ与えるデータは逆のデータとなる。 [他の実施形態]前記第2の実施形態の光学箱62で
は、各固定部68の各頂点位置からの距離は、各頂点間
の距離をLnとすると、Ln/2(即ち辺の中央)とし
たが、図17の変形図で示すように、本実施形態の光学
箱82では、各固定部68を各頂点位置からLn/4の
位置に設けている。
【0133】ここで、図17の光学箱82を矢印Sの断
面で見たときの変形量を図18、矢印Wの断面で見たと
きの変形量を図19に示す。
【0134】本実施形態の光学箱82では、変形モード
が固定部68を各頂点位置からLn/2に設けたとき
(第2の実施形態)とは異なるものの、Ln/2(即ち
辺の中央)で固定するよりもさらに変形量がS方向、W
方向共に小さくなっている。
【0135】このように、頂点から大きく離れた箇所で
なくとも頂点近傍を避け、かつ各辺に固定部68を1点
のみとすることで光学箱82の変形量を小さくできるこ
とが分かる。
【0136】なお、第2の実施形態では、光学箱62の
材質はアルミニウムを使用したが、樹脂材料を使用した
場合の光学箱84の例を図21に示す。
【0137】この光学箱84は、合成樹脂の成形品であ
り、この光学箱84を成形するためのモールド(図示せ
ず)のゲート数は6点である。
【0138】ゲート位置Rは、fθレンズ群26(図示
せず)の光軸G及び、この光軸Gに直角で、かつ回転多
面鏡28(図示せず)の回転中心Pを通る線Mに対して
線対称に配置されている。
【0139】これにより、樹脂が持っている線膨張の異
方性(樹脂の流動方向と、この流動方向と直角方向とで
は線膨張係数が異なる。)が大きくても、ゲート位置R
を前述したように配置すれば、対称光学系の各光学系を
構成する光学部品の取り付け部の変形モード及び変形量
は同量となる。
【0140】このため、第2の実施形態で説明した温度
変動による感光体32(図示せず)上の走査線の位置ず
れが発生した場合の補正が可能となる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学走査
装置は上記の構成としたので、画像形成装置に取り付
け、装置内の温度変動で発生する光学箱の変形により発
生する光路変動を防止できる、という優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る光学走査装置
の平面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る光学走査装置
の斜視図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る光学走査装置
の光学箱の変形を示す斜視図である。
【図4】 第1の実施形態に係る光学走査装置の光学箱
に従来の固定方法を適用した際の変形を示す斜視図であ
る。
【図5】 図3に示す光学箱及び図4に示す光学箱の変
形量を示すグラフである。
【図6】 第1の実施形態に係る光学走査装置の光学箱
にカバー部材を設けた斜視図である。
【図7】 第2の実施形態に係る光学走査装置の光学系
の斜視図である。
【図8】 第2の実施形態に係る光学走査装置の光学系
の正面図である。
【図9】 第2の実施形態に係る光学走査装置の斜視図
である。
【図10】 第2の実施形態に係る光学走査装置の光学
箱の斜視図である。
【図11】 第2の実施形態に係る光学走査装置の平面
図である。
【図12】 第2の実施形態に係る光学走査装置の側面
図である。
【図13】 第2の実施形態に係る光学走査装置の光学
箱の変形を示す斜視図である。
【図14】 第2の実施形態に係る光学走査装置の光学
箱に従来の固定方法を適用した際の変形を示す斜視図で
ある。
【図15】 図13に示す光学箱及び図14に示す光学
箱の変形量(S方向)を示すグラフである。
【図16】 図13に示す光学箱及び図14に示す光学
箱の変形量(W方向)を示すグラフである。
【図17】 他の実施形態に係る光学走査装置の光学箱
の変形を示す斜視図である。
【図18】 図17に示す光学箱の変形量(S方向)を
示すグラフである。
【図19】 図17に示す光学箱の変形量(W方向)を
示すグラフである。
【図20】 走査線の補正を行う制御部分のブロック図
である。
【図21】 さらに他の実施形態に係る光学走査装置の
樹脂製光学箱の平面図である。
【図22】 従来の光学走査装置の固定位置を示す平面
図である。
【図23】 従来の他の光学走査装置の固定位置を示す
平面図である。
【図24】 従来のカラー画像形成装置用の光学走査装
置の固定位置を示す平面図である。
【図25】 (A)は光学箱変形前の光学走査装置の光
学系の光路を示す側面図であり、(B)は光学箱変形後
の光学系の光路を示す側面図である。
【図26】 従来の光学箱の簡易モデル形状を示す斜視
図である。
【図27】 3点で固定された従来の光学箱の変形形状
を示す斜視図である。
【図28】 4点で固定された従来の光学箱の変形形状
を示す斜視図である。
【図29】 従来の他の光学箱の簡易モデル形状を示す
斜視図である。
【図30】 3点で固定された従来の他の光学箱の変形
形状を示す斜視図である。
【図31】 3点で固定された従来の他の光学箱の変形
形状を示す側面図である。
【図32】 従来のカラー画像形成装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
10 光学走査装置 12 光学箱 14 底面部 16 側壁(壁面部) 18 半導体レーザ(光源) 26 fθレンズ群(主走査レンズ,レンズ系) 28 回転多面鏡(偏向器) 32 感光体(像担持体) 40 固定部 48 フレーム 50 カバー部材 60 光学走査装置 62 光学箱 64 底面部 66 側壁(壁面部) 68 固定部 74 受光素子 76 受光素子導光ミラー(反射鏡) 84 光学箱 R ゲート位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームの照射される像担持体を備えた
    画像形成装置に用いられ、前記画像形成装置のフレーム
    に固定される光学箱を備えた光学走査装置であって、 光ビームを出射する光源、前記光ビームを偏向する偏向
    器、前記偏向器で偏向された光ビームを前記像担持体上
    に結像及び走査させるレンズ系、前記光源、偏向器及び
    レンズ系を保持する光学箱、を備え、 前記光学箱は、多角形の底面部及び前記底面部の各辺に
    立設される壁面部を備えると共に、前記フレームに固定
    される固定部を少なくとも3個以上有し、 前記固定部は、前記底面部の辺の内の底面部外形頂点か
    ら離間した部分に設けられ、 前記1つの辺に対して前記固定部の数は2個以上無いこ
    とを特徴とする光学走査装置。
  2. 【請求項2】 光ビームの照射される像担持体を複数備
    えた画像形成装置に用いられ、前記画像形成装置のフレ
    ームに固定される光学箱と、前記光学箱に収容されて光
    ビームを出射する光源、前記光ビームを偏向する単一の
    回転多面鏡を備えた偏向器及び前記偏向器で偏向された
    前記光ビームを前記像担持体上に主走査させる主走査レ
    ンズを備え、前記回転多面鏡の異なる対称面の各々に複
    数の光ビームを入射し、一方の面に入射した光ビームと
    他方の面に入射した光ビームとを各々反対方向に反射
    し、反射した前記光ビームが前記回転多面鏡の両側に配
    置された前記主走査レンズを介して前記像担持体上に走
    査する光学走査装置であって、 前記光学箱は、少なくとも前記回転多面鏡及び前記主走
    査レンズとを保持する多角形の底面部及び前記底面部の
    各辺に立設される壁面部を備えると共に、前記フレーム
    と固定される固定部が少なくとも4個以上設けられ、 前記固定部は、前記底面部の辺の内の底面部外形頂点か
    ら離間した部分に設けられ、 前記1つの辺に対して前記固定部の数は2個以上無く、 前記複数の固定部は、前記回転多面鏡の回転中心に対し
    て実質的に点対称の位置に設けられ、少なくとも4個以
    上設けられた固定部のうちで前記回転中心に対して対称
    関係にある2つの固定部を結んだ少なくとも1線が前記
    主走査レンズの光軸と実質的に平行にあり、その他の残
    りの2つの固定部を結んだ少なくとも1線が主走査方向
    に対して実質的に平行である、ことを特徴とする光学走
    査装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の光ビームの各々に対応して設
    けられ、前記光ビームの検知を行う複数の受光素子と、 前記複数の受光素子に前記複数の光ビームを導く単一の
    反射鏡と、 を備え、 前記反射鏡は、前記固定部の近傍に固定したことを特徴
    とする請求項2に記載の光学走査装置。
  4. 【請求項4】 前記受光素子及び前記光源に連結される
    制御手段を備え、 前記回転多面鏡の異なる対称面の一方の面で反射された
    光ビームを検知する受光素子は、入射した前記光ビーム
    の主走査方向の位置及び副走査方向の位置を検知可能で
    あり、 前記制御手段は、光ビームの主走査方向の位置及び副走
    査方向の位置を検知可能な受光素子の前記光ビームの副
    走査方向の位置検知情報に基づいて、前記回転多面鏡の
    一方の面で反射される光ビームを出射する光源の光ビー
    ム発射タイミングを補正すると共に、前記回転多面鏡の
    他方の面で反射される光ビームを出射する光源の光ビー
    ム発射タイミングを補正することを特徴とする請求項3
    に記載の光学走査装置。
  5. 【請求項5】 前記光学箱は、光学箱成形材料を注入す
    るゲートを複数有し、前記複数のゲートが前記主走査レ
    ンズの光軸と、前記主走査レンズの光軸に対して直角
    で、かつ前記回転多面鏡の回転中心を通る線と、に対し
    て実質的に線対称に配置されているモールドで形成され
    ていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載
    の光学走査装置。
  6. 【請求項6】 前記光学箱に設けられ前記底面部と対向
    する部分に形成された開口部と、 前記開口部を覆うカバー部材と、を備え、 前記カバー部材の前記光学箱に対する固定点を、前記光
    学箱の開口部側の外形各辺の頂点位置付近に設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の光学走査装
    置。
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