JP2000180657A - 光導波路用v溝付基板及びその製造方法 - Google Patents

光導波路用v溝付基板及びその製造方法

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JP2000180657A
JP2000180657A JP35613298A JP35613298A JP2000180657A JP 2000180657 A JP2000180657 A JP 2000180657A JP 35613298 A JP35613298 A JP 35613298A JP 35613298 A JP35613298 A JP 35613298A JP 2000180657 A JP2000180657 A JP 2000180657A
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groove
optical waveguide
optical
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Hiroyuki Okubo
博行 大久保
Shinichi Kajiyama
真一 梶山
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石英基板に形成された光導波路のコアのピッ
チ間隔と等しくかつ一定間隔のV溝を形成し、光導波路
のコア端面と光ファイバのコア端面とをそれらのズレが
±5μm以下で接続でき、低損失で信頼性の高い光回路
を作製できる光導波路用V溝付基板及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 光導波路20のコア端面と光ファイバ1
3とを接続すべくその光ファイバ13を支持するV溝1
0が形成された光導波路用V溝付基板及びその製造方法
において、光導波路20の入出力端に予め延長領域を形
成し、その延長領域を切り出してV溝用の基板本体1
k,3kとし、その基板本体1k,3kに形成されたコ
ア4に沿ってV溝10を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ通信に
用いられる光導波路型の光デバイスと光ファイバとを接
続するための光導波路用V溝付基板及びその製造方法に
係り、特に光導波路のコア端面と光ファイバのコア端面
とのズレを小さくして突き合わせることのできる光導波
路用V溝付基板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光を使った通信システムの普及に伴い、
より低損失で信頼性の高い光部品の開発が進められてい
る。
【0003】特に石英系材料を用いた光導波路型の光部
品は、その低損失性に加え、複雑な回路を平面基板上に
一括して形成できる可能性があることから、最も注目を
集めている。
【0004】これら石英系光導波路型光部品は、Si基
板や、バッファ層(下側クラッド層)と呼ばれる低屈折
率層を有したSi基板や、石英の基板上に、屈折率の高
いコアと呼ばれる光の伝搬領域を形成し、そのコアをさ
らに低屈折率のクラッド層(上側クラッド層)で覆った
構造を採るのが一般的である。
【0005】このコア層及びクラッド層を形成する方法
としては、火炎堆積法(Flame Hydrolysis Deposition
:FHD法)が用いられている。
【0006】クラッド層を形成する場合の火炎堆積法を
概念的に説明すると、この火炎堆積法は、キャリヤーガ
スArと共に原料ガスSiCl4 、PCl3 ガス、及び
BCl3 ガスを酸水素バーナ中に導入しそれら原料ガス
を分解・反応させ、ガラス微粒子として基板上に堆積す
る方法である。
【0007】そして、ガラス微粒子の堆積後、透明なガ
ラス膜とするためにガラス微粒子が堆積された基板ごと
1300〜1350℃に昇温した焼結炉中で焼結する。
【0008】このように、FHD法は主にクラッド層を
作製するために用いられるが、クラッド層の屈折率はB
(ホウ素)とP(リン)のドープ量を制御することによ
り、石英ベースの屈折率1.458に一致されている。
【0009】その後、焼結によりガラス微粒子が溶解し
てできた膜(以下ではFHDクラッド膜と略する。)及
びコアを含めた光導波路の光回路が形成された石英基板
を、所望の大きさにダイシングし、この石英基板の端面
を斜め研磨(斜め研磨とは、石英基板のコア形成面を表
にした時にコア端面をコアアレイと垂直方向に角度を付
けて研磨することである。)した後、光ファイバ接続工
程に入る。
【0010】石英基板の光導波路に光ファイバを接続す
るに際しては、一般的には、石英基板に形成されたコア
同士のピッチ間隔に合せて基板本体にV字状に切り欠い
たV溝が形成されたV溝アレイブロックと呼ばれる光導
波路用V溝付基板を用い、この光導波路用V溝付基板の
V溝上に光ファイバを並べ、これらを接着剤により固定
して一体化し、石英基板の光導波路のコア端面と光ファ
イバ端面とを突き合わせ、これらを接着剤により固定し
て接続していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クラッ
ド層を形成した後、1300〜1350℃という高温下
でガラス微粒子を焼結する工程では、ガラス微粒子が溶
融・固化する際に、FHDクラッド膜と石英基板との間
に応力差が生じ、FHDクラッド膜が作製された石英基
板が凸状(コア形成面を表とする。)に反った状態とな
ってしまう。
【0012】このため、石英基板の光導波路に光ファイ
バを接続する時、石英基板のコアのピッチ間隔と光導波
路用V溝付基板のV溝のピッチ間隔との間にズレが生じ
ていた。すなわち、光導波路用V溝付基板のV溝のピッ
チ間隔は255μmと一定であるのに対し、石英基板上
のコアのピッチ間隔は、反りによって最大で255±5
μmに変化するために、一定でなくなっていた。
【0013】そして、それによって、石英基板内のコア
と光導波路用V溝付基板の光ファイバコアとが最大で5
μmズレて接続されてしまい、光回路に接続損失が大き
く(約9.0dB)なる部分が生じていた。
【0014】そこで、本発明の目的は、石英基板に形成
された光導波路のコアのピッチ間隔と等しくかつ一定間
隔のV溝を形成し、光導波路のコア端面と光ファイバの
コア端面とをそれらのズレが±5μm以下で接続でき、
低損失で信頼性の高い光回路を作製できる光導波路用V
溝付基板及びその製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、光導波路のコア端面と光ファイバ
とを接続すべくその光ファイバを支持するV溝が形成さ
れた光導波路用V溝付基板において、光導波路の入出力
端に予め延長領域を形成し、その延長領域を切り出して
V溝用の基板本体とし、その基板本体に形成されたコア
に沿ってV溝を形成したものである。
【0016】請求項2の発明は、光導波路のコア端面と
光ファイバとを接続すべくその光ファイバを支持するV
溝が形成された光導波路用V溝付基板の製造方法におい
て、光導波路の入出力端に予め延長領域を形成し、その
延長領域を切り出してV溝用の基板本体とし、その基板
本体に形成されたコアに沿ってV溝を形成する方法であ
る。
【0017】請求項3の発明は、上記コアに沿ってダイ
ヤモンドブレードを走査してV溝を形成すると共に、そ
の走査する際、反った基板本体を平らにして行う方法で
ある。
【0018】請求項4の発明は、上記走査する際、基板
本体の裏面を真空チャック板に吸着させて平らにする方
法である。
【0019】請求項5の発明は、上記走査する際、基板
本体に、コア領域にスリットが形成された押圧マスク板
を載せて押圧して平らにする方法である。
【0020】すなわち、本発明は、石英基板上の光回路
入出力端側に、コアの延長領域を形成し、その延長領域
を切り出したものをV溝用の基板本体として用いる。
【0021】また、基板本体にV溝を形成する際、その
基板本体には大きな反りがあるので、そのままダイヤモ
ンドブレードでV溝を形成していくと、一定の深さのV
溝を形成することができない。そこで、この反りを伸ば
して平らにするために基板本体の1箇所以上の領域を真
空チャックするか、V溝作製ライン(コア領域)以外の
領域を押圧マスク板により押圧しながらV溝を形成す
る。
【0022】上記構成によれば、光導波路のコアの延長
領域部分(基板本体)は、約8mmとし、入力部側と出
力部側の2箇所に作製される。光導波路が形成された石
英基板をダイシングする際に、光回路部分とコアの延長
領域部分とを分離する。そのコアの延長領域部分をV溝
用の基板本体として用い、そのコア部分に1本以上のV
溝を形成する。つまり、コアの延長領域部分の上から、
そのコアに沿ってダイヤモンドブレードを走査すること
によりV溝を1本ずつ形成し、そのV溝を1本以上形成
したものを光導波路用V溝付基板とする。
【0023】そして、光導波路用V溝付基板の全V溝に
光ファイバを、紫外線硬化樹脂により接着し紫外線照射
により固定した後、その光ファイバを接着した光導波路
用V溝付基板の光入出力端と光回路部分(光回路基板)
の光入出力端を斜めに研磨して両基板の端面を仕上げ
る。その後、光ファイバを接着した光導波路用V溝付基
板の入出力端と光回路部分の光入出力端を紫外線硬化剤
樹脂を用いてコア同士を接着し、紫外線照射により固定
する。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0025】図1に本発明にかかる光導波路用V溝付基
板の概略図を示す。
【0026】図1に示すように、本発明にかかる光導波
路用V溝付基板1,3は、石英基板sに光導波路20で
形成された1×16のスターカプラ(光回路21)が2
列設けられた光回路基板2の入力端側と出力端側の2箇
所に設けられており、それぞれの大きさが、長さ8m
m、幅13mm、厚み1.1mmで形成されている。
【0027】この光導波路用V溝付基板1,3は、基板
本体1k,3kに、光導波路20のコア4の端面の間隔
に合せて、光ファイバ13を支持するためのV溝10が
形成されている。
【0028】出力端側に設けられた光導波路用V溝付基
板1のV溝10は、2列に設けられた1×16スターカ
プラの出力端側コア端面の間隔(255μm)と等間隔
で32本形成されている。また、V溝10の深さは、3
2本のV溝10の全てにおいて50μmと一定の深さに
形成されている。
【0029】また、入力側に設けられた光導波路用V溝
付基板3のV溝10は、光導波路20の入力端側コア端
面の間隔と等間隔で2本形成されている。また、V溝1
0の深さは、出力端側のV溝10と同様に、2本のV溝
10ともに50μmと一定の深さに形成されている。
【0030】次に、光導波路用V溝付基板の製造方法
を、図2と図3(a)、図3(b)、図3(c)を用い
て作用と共に説明する。
【0031】図2は、光回路部分(光回路基板)とコア
の延長領域部分(光導波路用V溝付基板)とを分離した
後の様子を示した図であり、図3(a)、図3(b)、
図3(c)は、図2のV溝付基板作製用の基板本体を平
らな板材(表面粗さ±3μm以下)の上に載せて、複数
箇所を真空チャック装置により吸着させる様子を示した
図である。
【0032】まず、V溝付基板作製用の基板本体を製造
するに際しては、予め延長領域を形成した石英基板上
に、火炎堆積法により、キャリヤーガスArと共にSi
Cl4とPCl3 ガスとBCl3 ガスを酸水素バーナ中
に導入しそれら原料ガスを分解・反応させ、ガラス微粒
子として堆積する。尚、クラッド層の屈折率は、B(ホ
ウ素)とP(リン)のドープ量を制御することにより、
石英ベースの例えば1.458に一致される。
【0033】そして、この堆積層を透明なガラス膜とす
るために、このガラス微粒子が堆積された石英基板ごと
1300〜1350℃に昇温した焼結炉中で焼結する。
これにより、コア層とクラッド層が形成される。
【0034】そして、図2に示すように、このコア層及
びクラッド層からなる光導波路20が形成された石英基
板sを光回路部分と延長領域部分とにダイシングし、光
回路基板2とV溝付基板作製用の基板本体1k,3kを
作製する。
【0035】このようにして作製されたV溝付基板作製
用の基板本体1k,3kには、V溝作製ラインとなるコ
ア4が形成されており、そのダイシング面には各コア4
のコア端面5が形成されている。
【0036】そして、この基板本体1k,3kにV溝を
形成するに際しては、基板本体1k,3kの反りを伸ば
して平らにするために、真空チャック装置を用いる。
【0037】この真空チャック装置は、図3(b)に示
すように、平らな板材(材質はSiCあるいはAl2
3 が良い。)6上の5箇所(基板本体が載置される中心
とその4隅の計5箇所としたが、それ以上であってもよ
い。)に、真空チャック用穴7が形成されており、この
真空チャック穴7には、真空ポンプ用チューブ8を介し
て真空ポンプ9が接続されたものである。
【0038】この真空チャック装置により、図3(a)
に示す基板本体3kを、図3(b)に示したように、平
らな板材6の上に載置した後、真空ポンプ9を駆動して
吸着させる。そして、図3(c)に示すように、V溝作
製ラインとなる基板本体のコアの延長領域部分の上か
ら、そのコアに沿ってダイヤモンドブレード用軸11を
回転してその歯12を走査し、V溝10を1本ずつ形成
して光導波路用V溝付基板を製造する。
【0039】このようにして形成されるV溝10は、光
回路基板2のコア4から延長された延長領域のコア上に
形成されるので、光回路21のコア間隔と等間隔で形成
される。また、V溝10は反りを伸ばして平らな状態で
形成されるので、一定の深さで形成できる。このため、
この光導波路用V溝付基板1,3を真空チャック装置か
ら取り外して光回路基板2と突き合わせると、光導波路
用V溝付基板1,3のV溝10のピッチ間隔と光回路の
コア間隔が±0.5μm以下のズレで突き合わせること
ができる。
【0040】このように、それぞれのコア間隔が±0.
5μm以下のズレで突き合わせることができる理由は、
V溝10の加工精度と光ファイバ13のコア偏心量と光
ファイバ13の外径の公差等を合計すると±0.5μm
となるためである。
【0041】また、光導波路20に光ファイバ13を接
続するに際しては、光導波路用V溝付基板1,3の32
本全てのV溝10に光ファイバ13を設置し、その全V
溝10に光ファイバ13を紫外線硬化樹脂により接着し
紫外線照射により固定した後、その光ファイバ13を接
着した光導波路用V溝付基板1,3の光入出力端と、光
回路基板2の光導波路20の光入出力端を斜め研磨し
て、両基板1,2,3の端面を仕上げる。
【0042】その後、光ファイバ13を接着した光導波
路用V溝付基板1,3の光入出力端と光回路基板2の光
入出力端を紫外線硬化樹脂を用いて接着し、紫外線照射
により固定することにより、光導波路20と光ファイバ
13のコア同士を0.5μm以下のズレで接続すること
ができる。
【0043】以上説明したように、本発明により、光回
路基板2と光ファイバ13とを低損失で接続できるの
で、信頼性の高い光部品を作製できる。
【0044】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。
【0045】図4(a),図4(b),図4(c)に機
械的にコア延長領域部分の反りを伸ばして平らにした様
子を示す。
【0046】本実施の形態では、コア延長領域部分の反
りを伸ばして平らにするためにコア延長領域部分の1箇
所以上を真空チャックにより吸着させていたが、この矯
正方法では、真空チャック装置に代えて押圧体を用い
る。尚、押圧体としては、図4(c)に示すように、こ
こでは押圧マスク板としてスリット付板材14を用いて
いる。平らな板材15及びスリット付板材14の材質は
SiCあるいはAl2 3 が良い。
【0047】この方法でV溝を形成するに際しては、図
4(a)の基板本体3kを、図4(b)に示すように、
平らな板材(表面粗さ±3μm以下)15の上に載せ
て、更に、図4(c)に示したように、その基板本体3
kの導波路上面からV溝作製ライン(コア領域)以外の
領域にスリット付板材14を載せて押圧し、これにより
コア延長領域部分の反りを伸ばして平らにして、スリッ
ト付板材14のスリットにダイヤモンドブレードの歯1
2を通し、コアに沿って切り欠いてV溝を形成する。
【0048】このように、機械的にコア延長領域部分の
反りを伸して平らにししても、本実施の形態と同様の効
果が得られる。
【0049】しかし、この方法では、基板本体3kに一
度スリット付板材14を設置すると、そのスリットの数
(図4(c)に示したスリット付板材はスリットが8本
有るので8本のV溝を形成することができる。)しかV
溝を形成することができず、一遍に32本全てのV溝を
形成することはできない。
【0050】よって、図5(a)に示すように、基板本
体3kに8本のV溝を形成した後、他のV溝を形成する
には、図5(b)に示すように、その8本のV溝を形成
するごとにスリット付板材14を右方向(矢印r方向)
にずらしていくことになる。
【0051】また、この方法で作製した光導波路用V溝
付基板を用いて光ファイバと光導波路を接続するには、
その後、本実施の形態で説明した方法と同様にして、光
導波路用V溝付基板の全てのV溝に光ファイバを紫外線
硬化樹脂により接着し紫外線照射により固定した後、そ
の光ファイバを接着した光導波路用V溝付基板の光入出
力端と光回路部分の光入出力端を斜め研磨して両基板の
端面を仕上げる。その後、光ファイバを接着した光導波
路用V溝付基板の光入出力端と光回路部分の光入出力端
を紫外線硬化樹脂を用いてコア同士を±0.5μm以下
のズレで接着し、紫外線照射により固定する。
【0052】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、以下に示
すような顕著な効果を発揮する。
【0053】第1に、光導波路が作製された石英基板上
の光回路の入出力端にコアの延長領域を持たせ、その延
長領域部分を切り出して溝付基板作製用の基板本体とし
て用いることにより、光回路基板のコアのピッチ間隔と
V溝付基板のV溝のピッチ間隔とを±0.5μm以下の
ズレで突き合わせることができる。
【0054】第2に、光導波路が作製された石英基板上
の光回路の入出力端にコアの延長領域を持たせ、その延
長領域部分を切り出してV溝付基板作製用の基板本体と
して用いることにより、材料を新しく用意する必要が無
い。
【0055】第3に、V溝付基板作製用の基板本体の反
りを伸ばして平らにした後、その上からそのコアに沿っ
てダイヤモンドブレードを走査することにより、V溝を
1本ずつ形成して光導波路用V溝付基板を完成させるの
で、V溝付基板の表面から一定の深さのV溝を作製する
ことができる。
【0056】第4に、V溝付基板作製用の基板本体の反
りを伸ばして平らにする方法として、1箇所以上を真空
チャックする方法、あるいはV溝作製ライン以外の領域
を押圧マスク板により押圧する方法を用いたので、V溝
を形成する時の基板本体表面の端から端までの反り量を
±0.5μm以下とすることができる。
【0057】これらのことから、本発明により、光回路
基板と光ファイバとを低損失で接続できる光導波路用V
溝付基板を製造できるので、信頼性の高い光部品を作製
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光導波路用V溝付基板の概略図
である。
【図2】図1の光導波路用V溝付基板のV溝を形成する
ためのV溝作製ラインとなるコアが形成された図であ
る。
【図3】図1の光導波路用V溝付基板のV溝を形成する
方法を説明するための図である。
【図4】図1の光導波路用V溝付基板のV溝を形成する
他の方法を説明するための図である。
【図5】図4の方法で多数のV溝を形成する方法を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 光回路の光出力端側に接続される光導波路用V溝付
基板 1k 基板本体 2 光回路基板 3 光回路の光入力端側に接続される光導波路用V溝付
基板 3k 基板本体 4 コア 10 V溝 13 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA24 DA04 DA06 DA12 2H047 KA04 KA12 LA12 MA05 PA03 PA05 QA04 RA08 TA32 TA42 TA43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路のコア端面と光ファイバとを接
    続すべくその光ファイバを支持するV溝が形成された光
    導波路用V溝付基板において、光導波路の入出力端に予
    め延長領域を形成し、その延長領域を切り出してV溝用
    の基板本体とし、その基板本体に形成されたコアに沿っ
    てV溝を形成したことを特徴とする光導波路用V溝付基
    板。
  2. 【請求項2】 光導波路のコア端面と光ファイバとを接
    続すべくその光ファイバを支持するV溝が形成された光
    導波路用V溝付基板の製造方法において、光導波路の入
    出力端に予め延長領域を形成し、その延長領域を切り出
    してV溝用の基板本体とし、その基板本体に形成された
    コアに沿ってV溝を形成することを特徴とする光導波路
    用V溝付基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 コアに沿ってダイヤモンドブレードを走
    査してV溝を形成すると共に、その走査する際、反った
    基板本体を平らにして行う請求項2記載の光導波路用V
    溝付基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 走査する際、基板本体の裏面を真空チャ
    ック板に吸着させて平らにする請求項3記載の光導波路
    用V溝付基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 走査する際、基板本体に、コア領域にス
    リットが形成された押圧マスク板を載せて押圧して平ら
    にする請求項3記載の光導波路用V溝付基板の製造方
    法。
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