JPH11218635A - 光ファイバアレイ用v溝基板 - Google Patents

光ファイバアレイ用v溝基板

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JPH11218635A
JPH11218635A JP2335298A JP2335298A JPH11218635A JP H11218635 A JPH11218635 A JP H11218635A JP 2335298 A JP2335298 A JP 2335298A JP 2335298 A JP2335298 A JP 2335298A JP H11218635 A JPH11218635 A JP H11218635A
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JP
Japan
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substrate
groove
optical fiber
fiber array
reference surface
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Application number
JP2335298A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kawaguchi
茂 川口
Yutaka Natsume
豊 夏目
Takayuki Senda
孝之 千田
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クラックを生じにくいとともに、生産性に優れ
低コストな光ファイバアレイ用V溝基板を提供する。 【解決手段】光ファイバアレイは光ファイバアレイ用V
溝基板2と押さえ板とを備えている。V溝基板2は表面
12に形成された複数のV溝13からなる溝群14と第
1の基準面15とを備えた平板状に形成されている。V
溝13は互いに平行に形成され光ファイバの素線部が配
置される。第1の基準面15は前記表面12の反対側に
位置し光ファイバに沿って平坦に形成されている。光フ
ァイバの伝送方向に位置するV溝基板2の一方の端面1
6は段差部を形成する。第2の基板21は平板状に形成
されその表面20が平坦に形成されている。前記表面2
0は第1の基準面15が重なる第2の基準面21と外部
に露出する延長部22とを備えている。第2の基準面2
1は光ファイバに沿って平坦に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光通信など
に用いられる信号光伝送用の光ファイバの光学的接続部
などに用いられる光ファイバアレイ用V溝基板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光通信などに使われる光ファイバを光導
波路等に接続したり、複数本の光ファイバ同士を光学的
に接続するために、例えば特開平8−110441号公
報などに記載されている光ファイバアレイ(図7に示
す)が使用されることがある。
【0003】図7に例示された従来の光ファイバアレイ
51は、複数本の光ファイバ52を、V溝基板53と押
さえ板54とによって保持する構造である。前記光ファ
イバ52は、それぞれの素線部55が被覆部56によっ
て被覆されているとともに、この被覆部56によって互
いの光軸が略平行となるように一体にされている。
【0004】前記V溝基板53は、石英ガラスあるいは
シリコン単結晶などからなり、互いに平行な複数のV溝
57からなる溝群58と、この溝群58の端に位置する
段差部59と、この段差部59に連なる延長部60とを
一体に備えている。
【0005】前記光ファイバアレイ51は、V溝基板5
3のV溝57に光ファイバ52の素線部55を配置しか
つ前記延長部60に被覆部56を配置した状態で、この
V溝基板53と押さえ板54とで挟み込む。そして、V
溝基板53と押さえ板54との間の隙間に接着剤などを
充填するなどして、光ファイバ52、V溝基板53およ
び押さえ板54を互いに固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の光ファ
イバアレイ51のV溝基板53を製造するには、まず、
石英ガラスあるいはシリコン単結晶などからなる基板材
料に研削加工などの機械加工を施して、前記V溝57を
等間隔で形成する。次に、研削加工などの機械加工を施
して、前記段差部59および延長部60を形成する。最
後にダイシング装置などを用いて、前記基板材料を所定
形状に切断して、個々のV溝基板53を得る。
【0007】前述したV溝57の加工の際に、このV溝
57の加工精度を例えば設計値の±0.5μmなどの所
望の範囲内とするために、研削加工の加工速度を遅くし
たり、加工工具が摩耗すると研削加工中においても加工
工具を研ぎ直さなければならなかった。このため、機械
加工に要する作業時間が長くなって、このV溝基板53
の生産性が低下する傾向となり、低コスト化を図ること
は困難であった。
【0008】また、図7及び図8に示すように、前述し
た機械加工によると、V溝基板53の前記段差部59と
延長部60とが互いに略直交するように形成される。こ
の場合、前述したように光ファイバ52などをV溝基板
53などに接着する際に必要以上に接着剤を用いると、
図8に示すように、余分な接着剤61が前記段差部59
と延長部60とに亘って堆積することがある。さらに、
前述したV溝57、段差部59及び延長部60の加工の
際に、これらの表面に微細な傷が生じることがある。
【0009】急激な温度変化が加わると、前述した接着
剤61と前記V溝基板53との熱膨張係数(率)の差に
よって、段差部59と延長部60との間に応力が集中し
て図示するようにクラックCが発生しやすいとともに、
前述した段差部59及び延長部60の表面に生じた微細
な傷にも応力が集中してクラックCが発生しやすいとい
う問題があった。
【0010】このため、図9に示すように、前記段差部
59と延長部60との間に、両者に連なる曲面状の曲面
部65を形成して、前述したように段差部59と延長部
60との間に応力が集中しないようにするのが望まし
い。しかしながらこの曲面部65を形成する場合、機械
加工に要する作業時間がより一層長くなって、V溝基板
53の生産性がより一層低下する傾向となり、低コスト
化を図ることはより一層困難であった。
【0011】また、前記V溝基板53を、異方性エッチ
ングを用いて、基板材料から成形することもできる。こ
の異方性エッチングを用いて得られたV溝基板53は、
図10に示すように、前記段差部59及び延長部60が
それぞれ平坦に形成されかつ互いのなす角θが、例えば
54.7度となる。異方性エッチングによると、高精度
なV溝基板53を一度に複数成形することができる。
【0012】しかし、前記段差部59及び延長部60が
それぞれ平坦でかつ段差加工がθ=54.7度となるの
で、前述したように余分な接着剤61が堆積すると、急
激な温度変化によって段差部59と延長部60との間に
応力が集中して、クラックCが生じることがある。
【0013】このため、異方性エッチングによって得ら
れたV溝基板53においても、前記段差部59と延長部
60とに連なる曲面状の曲面部65を、機械加工などに
よって成形する必要が生じる。したがって、異方性エッ
チングによってV溝基板53を成形する場合も、低コス
ト化を図ることは困難であった。
【0014】従って本発明の目的は、急激な温度変化に
よってもクラックを生じにくいとともに、生産性に優れ
低コストな光ファイバアレイ用V溝基板を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の光ファイバアレイ用
V溝基板は、複数の光ファイバが配される互いに平行な
複数のV溝からなる溝群と、前記光ファイバに沿う平坦
な第1の基準面と、を有する第1の基板と、前記第1の
基準面に重なる第2の基準面と、この第2の基準面を前
記V溝基板の第1の基準面に重ね合わせたときに、前記
第1の基板の端面を含む段差部に連なる延長部と、を有
する第2の基板と、を備えたことを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の光ファイバアレイ用V溝
基板は、請求項1に記載の光ファイバアレイ用V溝基板
において、前記第1の基板及び第2の基板が、それぞ
れ、シリコン単結晶またはガラスから形成され、両者が
接着剤などによって貼り合わされていることを特徴とし
ている。
【0017】請求項1に記載の光ファイバアレイ用V溝
基板は、第1の基板の第1の基準面と第2の基板の第2
の基準面とを互いに重ね合わせる構成となっているの
で、前記第1の基板と第2の基板との厚み方向の相対位
置が確実に定まるとともに、段差部および延長部とを成
形する際に、切削などの機械加工を施す必要が生じな
い。
【0018】請求項2に記載の光ファイバアレイ用V溝
基板は、前記第1の基板と第2の基板とが、ガラスまた
はシリコン単結晶から形成されているので、これらの第
1の基板と第2の基板の互いの熱膨張係数(率)の差が
非常に小さくなる。このため、比較的急激な温度変化が
作用しても、段差部と延長部との間などにおけるクラッ
クの発生が抑制される。
【0019】また、前記第1の基板をシリコン単結晶か
ら場合には、この第1の基板用の基板材料にエッチング
などを用いて前述した溝群を複数組形成し、この基板材
料と前記第2の基板用の基板材料とを接着するなどし
て、一旦、中間成品を構成することができる。そして、
この中間成品を前記溝群ごとに切断するなどして、一度
に複数の光ファイバアレイ用V溝基板を得ることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て、図1から図6を参照して説明する。例えば光通信に
は、信号光伝送用の光ファイバを光導波路などに接続し
たり、複数本の光ファイバ同士を光学的に接続するため
に、図1に示す光ファイバアレイ1が用いられる。光フ
ァイバアレイ1は、光ファイバアレイ用V溝基板2と平
板状の押さえ板3などを備え、複数本の光ファイバ4を
V溝基板2と押さえ板3との間に保持するようになって
いる。
【0021】光ファイバ4は、その保護のためにシース
5などによって被覆されている。これらの光ファイバ4
は、シース5によって被覆された被覆部6と、このシー
ス5よって被覆されていない素線部7とを備えている。
光ファイバ4は、被覆部6によって互いの光軸が略平行
な状態で一体にされている。なお、図示例の光ファイバ
4は6本であるが、その本数が限定されないことは言う
までもない。
【0022】前記V溝基板2は、図2及び図3に示すよ
うに、第1の基板10と第2の基板11とを備えてい
る。第1の基板10は、例えばシリコン単結晶ならなる
平板状に形成されている。
【0023】第1の基板10は、図示例では上面に位置
するその一つの表面12に形成された互いに平行な複数
のV溝13からなる溝群14と、この溝群14が形成さ
れた面12と反対側に位置する第1の基準面15とを備
えている。
【0024】前記溝群14は、前記光ファイバ4に応じ
た数のV溝13を備えている。V溝13は、第1の基板
10の前述した表面12から離れるのにしたがって徐々
に開口が狭くなるように、断面形がV字状に形成されて
いる。
【0025】V溝13は、それぞれ前記光ファイバ4の
素線部7を配置するようになっており、前記押さえ板3
とともに、これらの光ファイバ4を保持するようになっ
ている。前記第1の基準面15は、V溝13に配置され
る前記光ファイバ4に沿って平坦に形成されている。
【0026】第1の基板10の光ファイバ4の伝送方向
に沿いかつ前記V溝13の端に連なる一方の端面16
は、前記第1の基準面15に対し略直交する方向に沿っ
て平坦に形成されているとともに、V溝基板2に形成さ
れた際に段差部を形成するようになっている。
【0027】前述したV溝13は、水酸化カリウム(K
OH)溶液などを用いた異方性エッチングによって形成
される。この場合、前述したV溝13の相互間の位置関
係がフォトマスクの精度によって定まるため、高精度に
保たれることとなる。
【0028】第2の基板11は、例えばパイレックスガ
ラス(熱膨張係数の低いことを特徴としてコーニング社
で製造されている硼珪酸ガラスの商標名)などのガラス
から形成されている。
【0029】第2の基板11は、前記光ファイバ4の伝
送方向に沿う第1の基板10の長さより長い平板状に形
成されている。第2の基板11は、その一つの表面20
が平坦に形成され、V溝基板2に形成される際に第1の
基準面15が重なるようになっている。このとき、前記
端面16と反対側に位置する端面17と、第2の基板1
1の端面18とが、互いに同一平面上に位置するように
揃った状態で、第1の基準面15を重ねるようになって
いる。
【0030】前記第2の基板11の面20のうち、第1
の基準面15が重なる部分が第2の基準面21を形成す
るとともに、第1の基準面15が重ならず露出する部分
が延長部22を形成する。これらの第2の基準面21お
よび延長部22を形成する前述した面20は、前記第1
の基板10のV溝13に配置される光ファイバ4に沿っ
て平坦に形成されている。前記延長部22には、光ファ
イバ4の被覆部6が配置されるようになっている。
【0031】前記V溝基板2は、前記第1の基板10と
第2の基板11とを、互いの端面17,18を揃えかつ
前記第1の基準面15と第2の基準面21とを重ね合わ
せた状態で、例えば紫外線などの照射によって硬化する
UV接着剤などの接着剤によって、前記基板10,11
を互いに接着して得られるようになっている。このと
き、前記第1の基板10の端面16が段差部を形成し、
第2の基板11の前述した面20のうち露出する部分が
延長部22を形成することとなる。
【0032】前述した構成のV溝基板2の溝群14のV
溝13それぞれに、光ファイバ4の素線部7を配置し、
かつ延長部22に被覆部6を配置して、V溝基板2と押
さえ板3とによって光ファイバ4を挟み込んで光ファイ
バアレイ1を形成する。
【0033】次に、前述した構成の光ファイバアレイ用
V溝基板2の製造方法の一例を、以下に説明する。ま
ず、シリコン単結晶基板にフォトリソグラフィ技術を用
いてパターニングを施して、KOH溶液などの異方性エ
ッチングを用いて、V溝13を形成する。次に、ダイシ
ング装置などを用いて、第1の基板10用の帯板状の基
板材料を形成し、図4において上半部に示す複数組の溝
群14を有するV溝中間成品25を得る。このV溝中間
成品25の製造とともに、ダイシング装置などを用い
て、ガラスから第2の基板11用の帯板状の基板材料2
6(図4において下半部に示す)を形成する。
【0034】これらの第1の基板10用のV溝中間成品
25と、第2の基板11用の基板材料26とをUV接着
剤などを用いて互いに接着して、中間成品としてのV溝
モジュール27を得る。そして、このV溝モジュール2
7を、ダイシング装置を用いて図4に示す二点鎖線Pな
どに沿って溝群14毎に切断して、個々の光ファイバア
レイ用V溝基板2を得る。
【0035】前述した構成によれば、第1の基板10の
溝群14のV溝13などの成形を、異方性エッチングに
よって行うことができるので、V溝13の加工精度を所
望とする値の例えば±0.5μm以下の範囲などの問題
とならないほど小さく保つことができる。
【0036】また、段差部16の高さH(図2に示す)
は、光ファイバ4の素線部7に被覆部6の厚みなどによ
って応力が加わらないようにするために、所望とする値
の±10μm以下の範囲に納めるのが望ましいことが知
られている。
【0037】前記第1の基準面15と第2の基準面21
とを互いに重ね合わせて、前記第1の基板10と第2の
基板11とを接着するので、この基板10,11同士の
厚み方向の相対位置が確実に定まる。このため、段差部
16の高さHの精度を、所望とする値の例えば±10μ
m以下の範囲などの問題とならないほど小さく保つこと
ができる。
【0038】したがって、所望の精度の光ファイバアレ
イ用V溝基板2を得ることができ、光ファイバ4の素線
部7などに応力が作用することによる曲りの発生を回避
できる。
【0039】本実施形態によれば、V溝13をエッチン
グによって形成し、第1の基板10と第2の基板11と
を接着することによって、段差部16と延長部22とが
得られるので、これらのV溝13、段差部16及び延長
部22を成形する際に、切削などの機械加工を施す必要
がない。
【0040】このため、これらのV溝13、段差部16
及び延長部22の表面に、微細な傷が生じにくいととも
に、互いに接着された前記第1の基板10と第2の基板
11とが互いに熱膨張係数(率)が略等しいシリコン単
結晶およびガラスからなるため、急激な温度変化が作用
しても、段差部16と延長部22との間などにおけるク
ラックなどの発生が抑制される。
【0041】さらに、エッチングなどのよって複数組の
溝群14を一括して形成したV溝中間成品25と、第2
の基板11用の基板材料26と、を接着してV溝モジュ
ール27を形成し、このV溝モジュール27を切断する
などして個々のV溝基板2を得る。このため、一度のエ
ッチングおよび一度の接着によって、複数のV溝基板2
を一度に得ることができる。したがって、生産性に優れ
低コストなV溝基板2を得ることができる。
【0042】第1の基板10の段差部16は、図5に示
すように、V溝13の端から離れるのにしたがって、徐
々に延長部22に近付くように傾斜して形成されても良
い。この場合、前記第1の基板10と第2の基板11と
を接着する際に、余分なUV接着剤が生じても、この余
分なUV接着剤が傾斜した段差部16に沿って流れやす
くなる。
【0043】このため、余分なUV接着剤が前記基準面
15,21間で硬化しにくくなり、第1の基板10と第
2の基板11との厚み方向の相対位置がより正確に定ま
ることとなる。したがって、所望の精度の光ファイバア
レイ用V溝基板2を得ることができ、光ファイバ4の素
線部7などに応力が作用することによる曲りの発生を回
避できる。
【0044】また、図6に示すように、第2の基準面2
1と延長部22との間に、段部28を設けても良い。こ
の場合、特殊な板厚材を用いなくても、段差部16の高
さHを常に所望の値に近付けることができるので、光フ
ァイバ4の素線部7などに応力が作用して曲がることを
より確実に防止できる。なお、前記段部28は、図示例
のように基準面22に対して曲面状になめらかに連続す
る形状が望ましい。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の光ファイバアレイ用V
溝基板は、段差部および延長部を成形する際に、切削な
どの機械加工などを施す必要がないので、これらの段差
部および延長部の表面に微細な傷が生じない。
【0046】このため、急激な温度変化が作用しても、
段差部と延長部との間などに、クラックが生じにくくな
るとともに、機械加工を施す必要がないので、製造に要
する作業時間を抑制でき生産性を向上して、低コスト化
を図ることが可能となる。
【0047】請求項2に記載の光ファイバアレイ用V溝
基板は、第1の基板と第2の基板との熱膨張係数(率)
の差が非常に小さくなるので、急激な温度変化が作用し
ても段差部と延長部との間などにクラックが生じにくく
なる。
【0048】また、エッチングおよび接着などの工程を
経て複数の溝群を形成された基板材料からなる中間成品
を、溝群ごとに切断するなどして一度に複数の光ファイ
バアレイ用V溝基板を得ることができる。したがって、
製造に要する作業時間を抑制でき生産性を向上して、低
コスト化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のV溝基板を備えた光ファ
イバアレイを分解して示す斜視図。
【図2】本実施形態の光ファイバアレイ用V溝基板を示
す斜視図。
【図3】図2に示された光ファイバアレイ用V溝基板を
分解して示す斜視図。
【図4】本実施形態の光ファイバアレイ用V溝基板の製
造工程における中間成品としてのV溝モジュールを示す
斜視図。
【図5】本発明の光ファイバアレイ用V溝基板の変形例
を示す斜視図。
【図6】本発明の光ファイバアレイ用V溝基板の変形例
を示す斜視図。
【図7】従来のV溝基板を備えた光ファイバアレイを分
解して示す斜視図。
【図8】従来のV溝基板を備えた光ファイバアレイを示
す側面図。
【図9】従来の光ファイバアレイ用V溝基板を示す側面
図。
【図10】従来の光ファイバアレイ用V溝基板を示す側
面図。
【符号の説明】
1…光ファイバアレイ 2…光ファイバアレイ用V溝基板 4…光ファイバ 10…第1の基板 11…第2の基板 13…V溝 14…溝群 15…第1の基準面 16…第1の基板の端面(段差部) 21…第2の基準面 22…延長部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光ファイバが配される互いに平行な
    複数のV溝からなる溝群と、前記光ファイバに沿う平坦
    な第1の基準面と、を有する第1の基板と、 前記第1の基準面に重なる第2の基準面と、この第2の
    基準面を前記V溝基板の第1の基準面に重ね合わせたと
    きに、前記第1の基板の端面を含む段差部に連なる延長
    部と、 を有する第2の基板と、を備えたことを特徴とする光フ
    ァイバアレイ用V溝基板。
  2. 【請求項2】前記第1の基板及び第2の基板が、それぞ
    れ、シリコン単結晶またはガラスから形成されかつ前記
    第1の基準面と第2の基準面を互いに接着したことを特
    徴とする請求項1記載の光ファイバアレイ用V溝基板。
JP2335298A 1998-02-04 1998-02-04 光ファイバアレイ用v溝基板 Pending JPH11218635A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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