JP2000180199A - 行動履歴出力装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

行動履歴出力装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000180199A
JP2000180199A JP10362322A JP36232298A JP2000180199A JP 2000180199 A JP2000180199 A JP 2000180199A JP 10362322 A JP10362322 A JP 10362322A JP 36232298 A JP36232298 A JP 36232298A JP 2000180199 A JP2000180199 A JP 2000180199A
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Hidetoshi Takizawa
英俊 瀧沢
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 処理能力の低い携帯情報機器では行動履歴を
取得できなかった。 【解決手段】 GPS等から位置情報を位置情報受信手
段102で取得し、位置情報を取得した時刻を時計10
9で取得し、その位置情報に対応する位置名称を2次記
憶装置108から取り出し、時系列順に位置名称を表示
装置103に出力する。これにより人間にとって意味の
ある位置名称で行動履歴が出力され携帯情報機器のよう
に比較的処理能力やメモリ等のハードウェアの乏しい情
報機器でも行動履歴をリアルタイムに得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な構成で行動
履歴を出力できる行動履歴出力装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】営業活動の正確な報告書を作成するに
は、営業マン自身が訪問先やその時刻を几帳面に記録す
る必要があった。その報告書をより正確に作成するため
に、特開平7−134546号公報記載の技術がある。
この技術は、人工衛星から発信されている信号を営業用
自動車のGPS信号受信用アンテナで受信して、その位
置及び時刻をICカードに書き込み、営業活動の終了
後、そのICカードの情報をパソコンに読み出してディ
スプレイ上で地図と合成して営業記事を記載できるよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、位置と時刻をリアルタイムで見ることが
できず、仮に行動履歴としての位置と時刻とを携帯情報
機器に表示するようにしても、位置と時刻の羅列であ
り、使用者にとって意味のないものになってしまうとい
う問題がある。
【0004】一方、地図のような画像データと行動履歴
としての位置と時刻とを合成して表示できるようにして
も、一般に処理能力の低い携帯情報機器での画像処理は
負荷が大きいという問題がある。また、地図を表示する
には、高い解像度を有する表示装置が必要になり、携帯
情報機器のコストアップを招くという問題もある。
【0005】本発明の目的は、上記問題点に鑑みて、比
較的処理能力の低い携帯情報機器でも行動履歴を出力で
きる行動履歴出力装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の行動履歴
出力装置は、位置情報を所定のタイミングで繰り返し取
得する位置情報取得手段と、前記位置情報を取得した時
刻を取得する時刻取得手段と、前記位置情報に対応する
位置名称を記憶した位置名称データベースと、前記取得
した位置情報から位置名称を前記位置名称データベース
で検索する位置名称検索手段と、前記検索された位置名
称を時系列順に出力する出力手段と、を有することを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の行動履歴出力装置は、請求
項1記載の行動履歴出力装置において、前記位置情報ま
たは前記位置名称が時間的に連続する期間内で同一かど
うかを判定する位置近似判定手段を有し、前記位置情報
または前記位置名称が同一である場合に、前記出力手段
は、前記位置情報または前記位置名称をまとめて出力す
ることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の行動履歴出力装置は、請求
項1記載の行動履歴出力装置において、前記位置情報
は、空間的位置情報であることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の行動履歴出力装置は、請求
項1記載の行動履歴出力装置において、前記位置名称デ
ータベースを検索して位置名称が得られなかった場合、
前記出力手段は、所定位置からの相対的位置情報を出力
することを特徴とする。
【0010】請求項5記載の行動履歴出力装置は、請求
項1記載の行動履歴出力装置において、前記位置名称デ
ータベースの位置名称と対応の位置情報は、自在に設定
可能であることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の行動履歴出力装置は、請求
項1記載の行動履歴出力装置において、交通機関の経路
情報を位置情報に関連させて記憶した経路データベース
と、前記取得した位置情報を前記経路データベースと照
合して該当の経路移動手段であると判定する経路移動手
段判定手段と、を有することを特徴とする。
【0012】請求項7記載の行動履歴出力装置は、請求
項6記載の行動履歴出力装置において、前記出力手段
は、時間的に連続する前記該当の経路移動手段をまとめ
て出力することを特徴とする。
【0013】請求項8記載の行動履歴出力装置は、請求
項1記載の行動履歴出力装置において、前記取得した位
置情報と時刻とに基づいて速度を計算する移動速度計算
手段と、前記計算された速度と設定された所定の速度と
を比較して移動手段を推定する推定手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項9記載の行動履歴出力装置は、請求
項1記載の行動履歴出力装置において、前記位置情報を
取得するタイミングは、自在に設定可能であることを特
徴とする。
【0015】請求項10記載のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体は、位置情報を所定のタイミングで繰り返
し取得する位置情報取得手段、前記位置情報を取得した
時刻を取得する時刻取得手段、前記位置情報に対応する
位置名称を記憶した位置名称データベース、前記取得し
た位置情報から位置名称を前記位置名称データベースで
検索する位置名称検索手段、前記検索された位置名称を
時系列順に出力する出力手段、として機能させる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1に、本実施
の形態に係る装置のハードウェア構成を示す。同図にお
いて、101は位置情報受信アンテナであり、人工衛星
から発信される位置情報信号を受信するものである。1
02は位置情報受信装置であり、位置情報受信アンテナ
101で受信した信号を位置情報に変換するものであ
る。103は、使用者に行動履歴を表示する表示装置で
あり、各種ディスプレイである。なお、表示装置103
は、行動履歴を出力可能な装置であればプリンタや各種
記録媒体などでも良いが、以下の説明では、特に断らな
い限り行動履歴を表示するものとする。104、105
はそれぞれ操作指示手段としてのキーボード、マウスで
あり、これらを介して使用者は本装置の操作を行なう。
106は本装置全体を制御するCPUである。107は
主記憶装置であり位置情報受信装置102で得られた位
置情報を記憶し、さらに、CPU106のワークエリア
としても使用される。108は2次記憶装置であり行動
履歴を記憶するために使用される。109は時計であり
現在時刻を取得するために使用される。これらの装置は
互いにバス110により接続されている。
【0017】図2に、本実施の形態に係る装置のブロッ
ク構成を示す。位置情報取得手段201は位置情報を所
定のタイミングで繰り返し取得する。この手段における
ハードウエア構成を説明する。CPU106より位置情
報受信装置102に対して、位置情報の取得命令が伝達
される。この命令を受けた位置情報受信装置102は位
置情報受信アンテナ101に対して位置情報の取得開始
を命令し、所定のタイミングで位置情報を取得し、主記
憶装置107に位置情報を転送する。位置情報取得手段
は、位置情報を取得できれば特に限定されないが、位置
情報を取得するサービスとして、GPS(Global
Positioning System)、あるいは
PHS(Personal Handyphone S
ystem)位置情報サービスを利用できる。GPSと
は、何処にいても、いつでも、誰でも、無償で正確な位
置情報を取得することができ、アメリカ国防総省が管理
する複数の人工衛星により送られる信号を受信し、絶対
的な位置情報を表す緯度経度情報を得ることができるシ
ステムである。PHS位置情報サービスとは、特定の対
象PHS端末から送出される位置情報をPHSサービス
業者が用意する位置情報サーバを経由して、特定の使用
者がFAXやパソコンを用いて閲覧できるものである。
このサービスによって、PHS端末のおおよその位置を
得ることが可能である。本実施の形態では、位置情報を
GPSを利用して取得し、緯度経度情報に変換して位置
情報を取得する。
【0018】時刻取得手段202は位置情報を取得した
時刻を取得する。この手段におけるハードウエア構成を
説明する。位置情報受信装置102で位置情報を取得し
た際、時計109から時刻を取りだし、主記憶装置10
7に時刻を転送し、位置情報と対応の時刻とを主記憶装
置107に記録する。なお、時計109で時刻を取得す
る手段は、GPSで代替することができる。
【0019】位置名称DB(データベース)204は、
空間的範囲とその空間的範囲に対応づけられた位置名称
を対応させて記憶したものである。位置名称DB204
は、主記憶装置107または2次記憶装置108に設け
ておけばよいが、通信により、適宜取得するようにして
もよい。また、CPU106等からなる位置名称検索手
段203は、取得した位置情報が位置名称DB204の
空間的範囲にはいっていれば、対応の位置名称を導き出
す。
【0020】次に、図4と図5を用いて、位置名称DB
204の詳細について説明する。位置名称DB204は
位置名称と対応する空間的範囲を図4のような対応形式
で記録している。図4において、401は位置名称であ
り、利用者にとって理解できる位置の名前を示す。40
3は位置名称に対応する空間的範囲である。空間的範囲
の指定形式である範囲形式402には、多角形形式40
5、線形形式414、円形形式415などがある。多角
形形式405は複数の頂点を緯度経度で指定する。それ
らの点で表現される多角形の内側が該当する空間的範囲
である。線形形式414は複数の点を緯度経度で指定
し、それらの点で表現される線が該当する空間的範囲で
ある。円形式は1つの点を緯度経度で指定し、且つ、そ
の点を基準とする半径で指定する。それらの情報で表現
される円の範囲が該当する空間的範囲である。このよう
な形式で記憶しておけば、少ないデータ量で空間的範囲
をしていできるという利点がある。
【0021】ここで、図4の位置名称が富士銀行新宿支
店の場合を例にとり、多角形形式の指定の様子を図5を
用いて説明する。複数の頂点501から504に囲まれ
た内側の領域(斜線領域)が該当する空間的範囲505
である。この空間的範囲505が位置名称である富士銀
行新宿支店404に対応し、頂点501〜504は、図
4の緯度、経度406〜413に対応する。
【0022】さて、図2の説明に戻って、位置情報取得
手段201で取得された位置情報と、時刻取得手段20
2で取得された時刻と、位置名称検索手段203で検索
された位置名称と、を組にして行動情報として扱う。行
動情報出力手段205は、該行動情報を表示装置103
に適切な形式にして表示する。行動情報記録手段206
は、2次記憶装置108の記録媒体に行動情報を記録す
る。
【0023】次に、本実施の形態に係る装置の動作を図
3のフローチャートを用いて説明する。まず、GPSを
用いて緯度経度を組とする位置情報を取得する(S30
1)。さらに、位置情報取得時の時刻を取得する(S3
02)。さらに、位置名称DBを対象に位置情報から位
置名称を検索する(S303)。さらに、位置名称の検
索が成功か失敗か(S304)によって条件分岐する。
もし、位置名称の検索に成功すれば、時刻、位置名称、
位置情報を表示装置103に出力するとともに、2次記
憶装置108にも記録する(S305)。位置名称の検
索に失敗すれば、時刻、位置情報のみを表示装置103
に出力するとともに、2次記憶装置108にも記録する
(S306)。さらに、使用者による処理終了の要求が
あるか(S307)によって条件分岐する。もし、終了
要求がなければ、位置情報の取得(S301)に戻り、
もし、終了要求があれば、この動作を終了する。
【0024】図6に、これらの行動履歴を2次記憶装置
108に記録した例を示し、図7に、これらの行動履歴
を携帯情報機器上で表示した画面例を示す。この画面
は、スクロールバーの操作により現在のみならず、過去
の行動履歴を表示できる。なお、行動履歴として、時
刻、または位置情報の欄を省略して表示してもよい。
【0025】(実施の形態2)図8に、本実施の形態に
係る装置のブロック構成を示す。図8の二重線で囲まれ
ている位置近似判定手段807の構成が追加され、出力
または記録する行動情報が相違する以外は図2と同様の
構成であるので、図2と同一ブロックには同一符号を付
して説明を省略する。
【0026】位置近似判定手段807は、所定のタイミ
ングで取得した隣接する2つの行動情報が示す位置が十
分近いかどうかを判定する。行動情報の近似判定方法と
して以下の2つが考えられる。 (1)位置名称同一判定 隣接する行動情報において、2つの位置名称が同一であ
るか否かによって近似判定を行う。例えば、比較する2
つ位置名称が同一であれば、近似と認められる。 (2)位置情報同一判定 隣接する行動情報において、2つの位置情報が同一であ
るか否かによって近似判定を行う。例えば、比較する2
つの位置情報における緯度経度が全く同一であれば、近
似と認められる。
【0027】次に、本実施の形態に係る装置の動作を図
9のフローチャートを用いて説明する。本実施の形態で
は、位置名称同一判定方法を用いる。まず、行動情報の
比較に使われる位置情報を保持する為の行動情報バッフ
ァを初期化する(S908)。さらに、GPSを用いて
緯度経度を組とする位置情報を取得する(S901)。
さらに、位置情報取得時の時刻を取得する(S90
2)。さらに、位置名称DBを対象に位置情報から位置
名称を検索する(S903)。さらに、位置名称の検索
が成功か失敗か(S904)によって条件分岐する。も
し、位置名称の検索に成功すれば、行動情報バッファの
位置名称と今回取得した行動情報の位置名称を比較する
(S909)。一致するか否か(S910)によって条
件分岐する。もし、一致するのであれば、前回出力し記
録した行動情報の終了時刻フィールドに注目する。表示
装置103にある該フィールドに終了時刻を出力すると
ともに、2次記憶装置108にも記録し(S911)、
S912へ進む。一致しないのであれば、開始時刻、位
置名称、位置情報を表示装置103に出力するととも
に、2次記憶装置108にも記録し(S905)、S9
12へ進む。S904で位置名称の検索に失敗すれば、
開始時刻、位置情報のみを表示装置103に出力すると
ともに、2次記憶装置108にも記録し(S906)、
S912へ進む。S912では、今回取得した行動情報
を行動情報バッファに記録する。さらに、使用者による
処理終了の要求があるか(S907)によって条件分岐
する。もし、終了要求がなければ、位置情報の取得(S
901)に戻り、もし、終了要求があれば、この動作を
終了する。
【0028】次に、図10を用いて図8の位置近似判定
手段807の動作を説明する。位置近似判定手段807
は、連続する行動情報が近似と認めた場合、近似判定を
用いてない図10の下段の行動履歴が図10の上段の様
に変形して記録または表示される。つまり、図10の下
段において、1998/6/9 15:35から199
8/6/9 15:39までの5つの位置名称(富士銀
行新宿支店)が同一である。図10の上段において、こ
れを1998/6/9 15:35〜15:39の期間
表現(開始時刻1001〜終了時刻1002)に置き換
えている。なお、ここで、位置情報は最初に取得した位
置情報としてまとめている。図11に、これらの行動履
歴を携帯情報機器上で表示した画面例を示す。このよう
にすることで、記憶容量や表示領域を節約することがで
きる。
【0029】(実施の形態3)図12に、本実施の形態
に係る装置のブロック構成を示す。図12の二重線で囲
まれている標高情報取得手段1208の構成が追加さ
れ、位置名称検索手段203は位置情報と標高情報とに
より位置名称DB204から位置名称を取得し、出力ま
たは記録する行動情報が相違する以外は図8と同様の構
成であるので、図8と同一ブロックには同一符号を付し
て説明を省略する。
【0030】標高情報取得手段1208は標高情報を取
得する手段である。また、標高情報を取得するタイミン
グは位置情報取得手段201で位置情報を取得するタイ
ミングと同じである。なお、標高情報取得手段1208
はGPSで実現できる。
【0031】位置名称DB204は位置名称と対応する
空間的範囲を図14のような対応形式で記録している。
これは、図4に標高情報が追加されたものである。
【0032】図15に、2次記憶装置108に記録する
行動情報例を示す。なお、これらの行動履歴を表示する
のは、図11と同様であるので、図示しない。このよう
に、空間的な位置情報を利用することで、京王百貨店の
フロアーごとの行動履歴が記録または表示されることが
分かる。
【0033】次に、本実施の形態に係る装置の動作を図
13のフローチャートを用いて説明する。まず、行動情
報の比較に使われる位置情報を保持する為の行動情報バ
ッファを初期化する(S1308)。さらに、GPSを
用いて緯度経度を組とする位置情報を取得する(S13
01)。さらに、GPSを用いて標高情報を取得する
(S1313)。さらに、位置情報取得時の時刻を取得
する(S1302)。さらに、位置名称DBを対象に位
置情報と標高情報から位置名称を検索する(S130
3)。さらに、位置名称の検索が成功か失敗か(S13
04)によって条件分岐する。もし、位置名称の検索に
成功すれば、行動情報バッファの位置名称と今回取得し
た行動情報の位置名称を比較する(S1309)。一致
するか否か(S1310)によって条件分岐する。も
し、一致するのであれば、前回出力し記録した行動情報
の終了時刻フィールドに注目する。表示装置103にあ
る該フィールドに終了時刻を出力するとともに、2次記
憶装置108にも記録し(S1311)、S1312へ
進む。一致しないのであれば、開始時刻、位置名称、位
置情報、標高情報を表示装置103に出力するととも
に、2次記憶装置108にも記録し(S1305)、S
1312へ進む。S1304で位置名称の検索に失敗す
れば、開始時刻、位置情報、標高情報を表示装置103
に出力するとともに、2次記憶装置108にも記録し
(S1306)、S1312へ進む。S1312では、
今回取得した行動情報を行動情報バッファに記録する。
さらに、使用者による処理終了の要求があるか(S13
07)によって条件分岐する。もし、終了要求がなけれ
ば、位置情報の取得(S1301)に戻り、もし、終了
要求があれば、この動作を終了する。
【0034】(実施の形態4)図16に、本実施の形態
に係る装置のブロック構成を示す。図16の二重線で囲
まれている相対的位置情報への変換手段1609の構成
が追加され、出力または記録する行動情報が相違する以
外は図12と同様の構成であるので、図12と同一ブロ
ックには同一符号を付して説明を省略する。
【0035】相対的位置情報への変換手段1609は、
取得した位置情報を所定の位置からの相対的位置情報に
変換するものである。利用者にとって位置情報はただの
数値であり、行動履歴として見た場合意味をなさない。
したがって、利用者に所定の位置からの相対的位置情報
を提示することにより、より意味のある情報として利用
できるようにするのである。所定の位置は、利用者が本
装置を使用する前に地理的な位置(定点)を設定する。
相対的位置情報は、位置情報取得手段201で取得した
位置情報を定点からの方角と距離を使って表現する。
【0036】次に、本実施の形態に係る装置の動作を図
17のフローチャートを用いて説明する。まず、利用者
が定点を設定し、定点バッファにその点の緯度経度情報
を記録する。定点設定は、利用者が設定してもよいが、
リセットまたは電源投入時にGPS等から位置情報を取
り込んで設定してもよい。次に、行動情報の比較に使わ
れる位置情報を保持する為の行動情報バッファを初期化
する(S1708)。さらに、GPSを用いて緯度経度
を組とする位置情報を取得する(S1701)。さら
に、GPSを用いて標高情報を取得する(S171
3)。さらに、位置情報取得時の時刻を取得する(S1
702)。さらに、位置名称DBを対象に位置情報と標
高情報から位置名称を検索する(S1703)。さら
に、位置名称の検索が成功か失敗か(S1704)によ
って条件分岐する。もし、位置名称の検索に成功すれ
ば、行動情報バッファの位置名称と今回取得した行動情
報の位置名称を比較する(S1709)。一致するか否
かによって条件分岐する(S1710)。もし、一致す
るのであれば、前回出力し記録した行動情報の終了時刻
フィールドに注目する。表示装置103にある該フィー
ルドに終了時刻を出力するとともに、2次記憶装置10
8にも記録し(S1711)、S1712へ進む。一致
しないのであれば、開始時刻、位置名称、位置情報、標
高情報を表示装置103に出力するとともに、2次記憶
装置108にも記録し(S1705)、S1712へ進
む。S1704で位置名称の検索に失敗すれば、位置情
報と定点から相対的位置情報(定点からの方角と距離)
を導き出す(S1713)。開始時刻、相対的位置情
報、位置情報、標高情報を表示装置103に出力すると
ともに、2次記憶装置108にも記録し(S170
6)、S1712へ進む。S1712では、今回取得し
た行動情報を行動情報バッファに記録する。さらに、使
用者による処理終了の要求があるか(S1707)によ
って条件分岐する。もし、終了要求がなければ、位置情
報の取得(S1701)に戻り、もし、終了要求があれ
ば、この動作を終了する。
【0037】図18に、2次記憶装置108に記録する
行動情報例を示す。ここで、相対的位置情報を説明す
る。定点を自宅である東京都立川市錦町に設定すると、
定点は北緯34.41.22、東経139.25.00
であり、図18で位置名称が得られなかった最初の対象
となる位置情報は北緯35.41.15、東経139.
42.11である。次に、この定点からの方角と2点間
の距離を計算する。最後に、相対的位置情報は自宅より
西に30.2Kmと算出される。なお、方角は、移動方
向の角度を求めて、予め方角と角度とを対応付けた結果
を参照して求めればよい。このように、図18では、位
置名称が得られなかった行動情報に対して、定点からの
方角と距離を用いて表現され、位置名称検索手段203
を使って位置名称を得られなかった場合、相対的位置情
報は位置名称の代わりに行動情報出力手段205と行動
情報記録手段206で利用されるのである。なお、これ
らの行動履歴を表示するのは、図11と同様であるの
で、図示は省略する。
【0038】(実施の形態5)図19に、本実施の形態
に係る装置のブロック構成を示す。図19の二重線で囲
まれている地図情報記憶手段1910、行動履歴表示手
段1911、利用者1912、範囲指定手段1913、
名称入力手段1914、及び位置名称登録手段1915
が図12に加わった構成であるので、図12と同一ブロ
ックには同一符号を付して説明を省略する。
【0039】地図情報記憶手段1910は、表示装置1
03に表示するための地図画面データが記録されてい
る。行動履歴表示手段1911は、行動情報記録手段2
06で記録された行動履歴を地図上に重ね合わせて利用
者に表示するものである。範囲指定手段1903は、利
用者が表示された地図上でマウス104を使って空間的
範囲指定をするものである。名称入力手段1904は、
利用者が範囲指定手段1903で指定された空間的範囲
に対してキーボード105を用いて位置名称を入力する
ものである。位置名称登録手段1915は、前記指定さ
れた空間的範囲と入力された名称とを対応させて、位置
名称DB204に登録するものである。
【0040】次に、本実施の形態に係る装置の位置名称
を登録する動作を図20のフローチャートと図21の表
示画面とを用いて説明する。本実施の形態での範囲形式
の指定は4つの頂点の多角形形式を例にして説明する。
まず、既に出力された行動履歴の位置情報に対応の地図
を地図情報記録手段1910から選択する(S200
1)。次に、地図を表示装置103に表示する(S20
02)。次に、行動情報記録手段により記録された行動
情報から緯度経度情報を読み出す(S2003)。次
に、行動履歴を全て読み終えたかどうかによって分岐す
る(S2004)。もし、読み終えていないのなら、緯
度経度に該当する地図上の位置に点を表示する(S20
05)。次に、前回表示した点から今回表示した点まで
をつなぐ線を表示する(S2006)。次に、行動履歴
の読み出しポイントを次の行動情報に移し(S200
7)、順次行動情報を読み出す。この様子を図21を用
いて行動履歴の軌跡を説明する。図21は縦軸を緯度、
横軸を経度とする地図であり、波線で示された矢印線が
順次読み出した行動履歴の軌跡2101である。
【0041】このようにしてS2004で行動履歴を全
て読み終えたならば、利用者がマウス104を使って位
置名称の登録を行いたい空間的範囲を指定する(S20
08)。次に、空間的範囲を構成する4つの頂点を緯度
経度情報に変換する(S2009)。次に、利用者がキ
ーボード105を使って、空間的範囲に対応づけられた
位置名称を文字列で入力し(S2010)、範囲形式と
緯度経度情報との空間的範囲と情報と位置名称とを対応
させて位置名称DB204に登録する(S2011)。
【0042】再び、図21を用いて、空間的範囲と位置
名称の入力について説明する。図21では、地図上で指
定した空間的範囲は2102の二重線で囲まれた範囲で
あり、4つの頂点は、2104、2105、2106、
2107である。2103の富士銀行新宿支店が入力さ
れた位置名称である。図22に、このようにして位置名
称と空間的範囲とを登録した位置名称DB204の内部
格納形式を示す。このようにして、使用者が、位置名称
DB204に、必要な位置名称を登録することができ、
任意の位置名称を登録できる。
【0043】なお、本実施の形態の場合、既に記録され
た行動情報を用いて位置名称を登録したが、行動情報を
用いずに、単に位置名称DBに新たな位置名称を登録し
たり、逆に削除できるようにしてもよい。また、位置名
称DBの登録や削除の操作を本装置上で行っているが、
位置名称DBを本体装置と脱着可能な不揮発性メモリ等
の記録媒体で構成して、他のコンピュータ上で上記操作
を行ってもよい。
【0044】(実施の形態6)図23に、本実施の形態
に係る装置のブロック構成を示す。図23の二重線で囲
まれている経路移動手段判定手段2316と経路DB
(データベース)2317が図19に加わった構成であ
るので、図19と同一ブロックには同一符号を付して説
明を省略する。
【0045】経路DB2317は、交通機関の経路情報
を乗降場所情報とそれらを結ぶ経路移動手段とに関連付
けて記憶したものである。乗降場所情報は、利用者にと
って乗り降りが可能な空間的位置を示し、乗降場所名称
と対応の位置情報とから構成される。例えば、乗降場所
情報は、鉄道であれば駅、バスであれば停留所、船舶で
あれば港、飛行機であれば空港、自動車による高速道路
通行であればインターチェンジ等である。また、乗降場
所名称は、新宿駅、関西国際空港等である。経路移動手
段は、乗降場所と乗降場所とを結ぶ交通機関の名称で、
例えば、東京駅から青森駅間は東北本線という経路移動
手段で結ばれている。
【0046】次に、図25に経路DB2317の具体例
を示す。ここでは、JR中央線(経路移動手段)の高尾
駅から東京駅(乗降場所名称)の経路情報が示されてい
る。経路移動手段判定手段2316は、記録された行動
履歴の移動軌跡を、経路DB2317で照合し、経路と
一致する軌跡を、該当の交通機間での移動であると判定
し、その経路移動手段を得るものである。このように取
得した経路移動手段を該当の乗降場所名称と共に、行動
情報出力手段205、行動情報記録手段206に出力
し、記録するのである。
【0047】次に、本実施の形態に係る装置の経路移動
手段を判定する動作を図24のフローチャートを用いて
説明する。この動作がスタートする前に、既に前述した
行動情報を取得しているものとする。まず、S2401
でスタートし、記録された行動情報に対して、経路移動
手段と乗降場所名称を格納する領域(欄)を追加する
(S2402)。次に、行動履歴の読み出しポイントを
先頭に移す(S2403)。次に、経路DBの読み出し
ポイントを先頭に移す(S2404)。次に、行動履歴
から位置情報を読み出す(S2405)。次に、行動履
歴を全て読み終えたか(S2406)によって処理を分
岐する。もし、行動履歴を全て読み終えているのなら、
行動履歴記録データを出力し(S2417)、本装置の
動作を終了する。もし、行動履歴を全て読み終えていな
いのなら、経路DBから隣接する2つの位置情報、経路
移動手段、乗降場所名称を読み出す(S2407)。次
に、経路DBの情報を全て読み終えたか(S2408)
によって処理を分岐する。もし、読み終えているのな
ら、行動履歴の読み出しポイントを次の行動情報に移し
(S2409)、S2404へ戻り処理を繰り返す。も
し、読み終えていないのなら、行動履歴から読み出され
た位置情報が経路DBから読み出された位置情報のいず
れかの2点と一致するか(S2411)によって処理を
分岐する。もし、位置情報が一致するのなら、対象とな
る位置情報の乗降場所名称欄に一致した乗降場所名称を
書き込み(S2412)、対象となる位置情報の経路移
動手段欄に一致した経路移動手段を書き込み(S241
3)、S2409へ進む。もし、一致しないなら、行動
履歴から読み出された位置情報の点が経路DBから読み
出された2点の位置情報の線分上に位置するか(S24
14)によって処理を分岐する。もし、線分上に位置す
るのなら、S2413へ進む。もし、線分上に位置しな
いのなら、経路DBの読み出しポイントを次に進め(S
2416)、S2407へ戻り処理を繰り返す。
【0048】図33を用いて、位置情報が経路移動手段
を利用したか否かの判断基準を具体的に説明する。図2
5の経路DBに存在する立川駅(位置情報3307)と
国立駅(位置情報3308)の位置情報がある。ここ
で、行動履歴として点3301〜点3306を取得した
とすると、点3301と点3302は、上記の条件に当
てはまらない為、経路DBに存在する経路移動手段は利
用していないことが判断でき、点3303はJR立川駅
の位置情報に一致する為、経路移動手段がJR中央線、
乗降場所名称がJR立川駅であると判断ができ、位置情
報3307と位置情報3308を結ぶ線の上には、点3
304と点3305が存在するため、これらの点の経路
移動手段はJR中央線であると判断ができ、点3306
はJR国立駅に一致する為、経路移動手段がJR中央
線、乗降場所名称がJR国立駅であると判断ができる。
【0049】図26に、2次記憶装置108に記録する
行動情報例を示す。なお、これらの行動履歴を表示する
のは、図11と同様であるので、図示は省略する。この
ようにして、行動履歴データに経路移動手段と乗降場所
情報が記録される。
【0050】(実施の形態7)図27に、本実施の形態
に係る装置のブロック構成の一部を示す。図27の二重
線で囲まれている乗降場所取得手段2718と期間出力
手段2719と経路移動手段出力手段2720が図23
に加わった構成を示したものであり、図23と同一ブロ
ックには同一符号を付して説明を省略する。
【0051】乗降場所取得手段2718は、行動情報記
録手段206で記録された行動履歴を対象に経路移動手
段毎の乗降場所情報と経路移動手段を取得するものであ
る。例えば図26の場合、乗車場所名称は立川駅であ
り、降車場所名称は新宿駅であり、経路移動手段は、J
R中央線である。期間出力手段2719は、前記取得し
た乗車場所と降車場所の時刻を行動履歴から取りだし、
時間的期間表現で表示装置103に出力するものであ
る。経路移動手段出力手段2720は、前記取得した乗
車場所名称と降車場所名称と経路移動手段を表示装置1
03に出力するものである。なお、行動情報出力手段2
05では、上記乗車から降車までの交通機関を利用した
区間に該当しない行動情報を出力する際に利用される。
【0052】次に、本実施の形態に係る装置の経路移動
手段を出力する動作を図28のフローチャートを用いて
説明する。まず、行動履歴データを対象に経路移動手段
の連続区間を求める(S2801)。図26を例にとる
と、1998年6月9日14時43分から15時25分
の行動情報に該当する。図28のフローチャートでは、
経路移動手段が連続区間の開始点を乗車場所とし、終了
点を降車場所とする(S2807)。図26を例にとる
と、1998年6月9日14時43分の「立川駅」が乗
車場所、15時25分が降車場所に該当する。図28の
フローチャートでは、経路移動手段が時間的に連続する
区間(交通機関を利用した区間)とそれ以外を区分けす
る(S2802)。図26を例にとると、1998年6
月9日14時43分から15時25分の区間とそれ以外
に区分する。図28のフローチャートでは、経路移動手
段が時間的に連続するか否か(S2803)によって、
処理を分岐する。もし、連続しない区間であれば、行動
履歴をそのまま出力し(S2806)、処理を終了す
る。もし、連続している区間であれば、乗車の時刻と降
車の時刻を時間的期間表現で出力する(S2804)。
次に、位置名称の代わりに、経路移動手段と乗車場所名
称、降車場所名称を出力し(S2805)、処理を終了
する。
【0053】図29に、このように処理した行動履歴の
表示例を示す。JR中央線を利用して、立川駅を199
8年6月9日14時43分に発車して、新宿駅に15時
25分に到着したことが分かる。このようにすること
で、記憶容量や表示領域を節約することができる。
【0054】(実施の形態8)図28に、本実施の形態
に係る装置のブロック構成の一部を示す。図28の二重
線で囲まれている移動速度計算手段3021と移動速度
による推定移動手段判定手段3022と移動速度による
推定移動手段出力手段3023が図23に加わった構成
を示したものであり、図23と同一ブロックには同一符
号を付して説明を省略する。
【0055】移動速度計算手段3021は、行動情報記
録手段206で記録された行動履歴を対象に隣接する行
動情報間の速度を求めるものである。移動速度による推
定移動手段判定手段3022は、求めた速度と、交通機
関ごとに設定された所定の速度とを比較し、推定移動手
段を判定するものである。移動速度による推定移動手段
出力手段3023は、取得した推定移動手段を表示装置
103に出力するものである。行動情報出力手段205
は、経路移動手段を推定して出力しない場合に用いる。
【0056】次に、本実施の形態に係る装置の経路移動
手段を推定する動作を図31のフローチャートを用いて
説明する。まず、位置名称か経路移動手段が推定された
行動情報かが存在するかを調べる(S3101)。位置
名称と経路移動手段が存在するかどうかによって以降の
処理を分岐する(S3102)。もし、存在すれば、記
録されている行動履歴をそのまま出力する(S310
8)。もし、存在しなければ、隣接する行動情報の緯度
経度標高から2点間の距離を導き出す(S3103)。
次に、隣接する行動情報の期間時間を導き出す(S31
04)。次に、前記距離と期間時間から移動速度を求め
る(S3105)。次に、前記求められた速度から以下
の判定基準で推定移動手段の判定を行う(S310
6)。判定基準として、0Km/hから20Km/hで
あれば徒歩、20Km/hから300Km/hであれば
自動車又は鉄道、300Km/h以上であれば飛行機と
する。次に、前記判定された推定移動手段を位置名称の
代わりに表示装置103に出力し(S3107)、処理
を終了する。
【0057】図32に、このように処理した行動履歴の
表示例を示す。従って、位置名称の代わりに推定移動手
段が自動的に表示され、使用者が後から推定移動手段を
入力する手間が不要になり、操作性が向上する。なお、
複数の推定移動手段が表示される場合に、使用者により
選択するようになしてもよい。
【0058】(実施の形態9)本実施の形態は、実施の
形態1において、取得間隔設定手段を追加したもので、
使用者が位置情報と対応の時刻情報の取得間隔時間を任
意に設定することが可能になる。例えば、1分毎に取得
間隔を設定すると、1分毎に位置情報または標高情報、
対応の時刻情報が取得される。従って、位置情報取得の
タイミングを任意に設定可能にすることで、使用者の移
動に応じたタイミングに設定でき、不要な位置情報の取
得をなくして、消費電力を低減化できる。
【0059】(実施の形態10)本実施の形態は、実施
の形態1において、期間設定手段と取得間隔設定手段を
追加したものである。期間設定手段は、位置情報と対応
の時刻情報の取得に際して、利用者が取得時間間隔を変
えたい期間を設定する。取得間隔設定手段は、前記期間
内の取得間隔時間を設定する。例えば、使用者は、期間
設定手段で午前0時から午前6時の期間を設定する。次
に、このように設定した期間中は使用者は、取得間隔設
定手段で30分毎に位置情報を取得するように設定す
る。前記午前0時から午前6時の期間以外の期間では、
1分毎に位置情報を取得するように設定する。このよう
にすることで、期間ごとに位置情報の取得タイミングを
変化できるので、使用者の好みや活動に応じたタイミン
グに設定でき、不要な位置情報の取得をなくして、消費
電力を低減化できる。
【0060】(実施の形態11)本実施の形態は、実施
の形態1において、停滞場所設定手段と取得間隔設定手
段を追加したものである。停滞場所設定手段は、利用者
の停滞が予測される場所を位置情報として設定する。取
得間隔設定手段は、停滞場所での位置情報取得間隔時間
を設定する。例えば、利用者が、自宅を示す位置情報を
緯度経度情報として入力するか自宅の位置範囲を指定
し、停滞場所を設定する。次に、このように設定した場
所では、2時間毎に一定間隔で位置情報を取得するよう
に設定する。このようにすることで、停滞場所ごとに位
置情報の取得タイミングを変化できるので、使用者の好
みや活動に応じたタイミングに設定でき、不要な位置情
報の取得をなくして、消費電力を低減化できる。
【0061】以上種々の実施の形態について説明してき
たが、適宜、各実施の形態の構成を省略したり、組み合
わせたりしてもよい。また、本実施の形態は、上記各実
施の形態で示した装置の動作をプログラムにより実行で
きるが、このプログラムの全部または一部を、直接ある
いは通信回線を介してフロッピー(登録商標)ディスク
や各種ディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に
予め格納しておき、必要に応じてインストールして用い
るようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1、請求項10記載の発明によれ
ば、地図上に行動履歴の軌跡を重ね合わせて表示せず
に、人間にとって意味のある位置名称で行動履歴が出力
され、携帯情報機器のように比較的処理能力やメモリ等
のハードウエアの乏しい情報機器でも行動履歴をリアル
タイムに得ることができる。
【0063】請求項2記載の発明によれば、行動履歴の
記録情報の削減を可能にし、また行動履歴の出力の一覧
性が向上する。
【0064】請求項3記載の発明によれば、2次元空間
を表現する行動履歴に標高情報を加えることにより、行
動履歴を3次元空間で表現でき、より細かな行動履歴が
得られる。
【0065】請求項4記載の発明によれば、位置名称が
得られなくても所定の位置からの相対的位置情報を出力
することにより、人間にとって意味のある位置情報を得
ることができる。
【0066】請求項5記載の発明によれば、位置名称デ
ータベースの情報を後から追加等することが可能とな
り、より使いやすくできる。
【0067】請求項6記載の発明によれば、既に記録さ
れた行動情報を用いて、経路移動手段を自動的に取得す
ることができ、操作性が向上する。
【0068】請求項7記載の発明によれば、行動履歴の
記録情報の削減を可能にし、また行動履歴の出力の一覧
性が向上する。
【0069】請求項8記載の発明によれば、既に記録さ
れた行動情報を用いて、移動手段を推定して自動的に取
得でき、操作性が向上する。
【0070】請求項9記載の発明によれば、使用者の活
動に応じて位置情報を取得するタイミングを可変にでき
るので、電力の持続時間が短い携帯情報機器などに好適
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハードウエア構成を示す図であ
る。
【図2】実施の形態1に係る機能ブロック図である。
【図3】実施の形態1に係るフローチャートである。
【図4】実施の形態1に係る空間的範囲と位置名称との
対応関係を示す図である。
【図5】実施の形態1に係る位置名称データベースを示
す図である。
【図6】実施の形態1に係る行動情報を示す図である。
【図7】実施の形態1に係る行動履歴の携帯情報機器上
での表示画面例である。
【図8】実施の形態2に係る機能ブロック図である。
【図9】実施の形態2に係るフローチャートである。
【図10】実施の形態2に係る行動情報を示す図であ
る。
【図11】実施の形態2に係る行動履歴の携帯情報機器
上での表示画面例である。
【図12】実施の形態3に係る機能ブロック図である。
【図13】実施の形態3に係るフローチャートである。
【図14】実施の形態3に係る位置名称データベースを
示す図である。
【図15】実施の形態3に係る行動情報を示す図であ
る。
【図16】実施の形態4に係る機能ブロック図である。
【図17】実施の形態4に係るフローチャートである。
【図18】実施の形態4に係る行動情報を示す図であ
る。
【図19】実施の形態5に係る機能ブロック図である。
【図20】実施の形態5に係るフローチャートである。
【図21】実施の形態5に係る地図での位置名称登録操
作を説明するための図である。
【図22】実施の形態5に係る登録された位置名称デー
タベースを示す図である。
【図23】実施の形態6に係るシステム構造を示したブ
ロック図である。
【図24】実施の形態6に係る機能ブロック図である。
【図25】実施の形態6に係る経路データベースを示す
図である。
【図26】実施の形態6に係る行動履歴を示す図であ
る。
【図27】実施の形態7に係る機能ブロック図である。
【図28】実施の形態7に係るフローチャートである。
【図29】実施の形態7に係る行動情報を示す図であ
る。
【図30】実施の形態8に係る機能ブロック図である。
【図31】実施の形態8に係るフローチャートである。
【図32】実施の形態8に係る行動情報を示す図であ
る。
【図33】実施の形態6に係る経路移動手段の利用の有
無の判断基準を説明するための図である。
【符号の説明】 101 位置情報受信アンテナ 102 位置情報受信装置 103 表示装置 104 マウス 105 キーボード 106 CPU 107 主記憶装置 108 2次記憶装置 109 時計 110 バス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置情報を所定のタイミングで繰り返し
    取得する位置情報取得手段と、 前記位置情報を取得した時刻を取得する時刻取得手段
    と、 前記位置情報に対応する位置名称を記憶した位置名称デ
    ータベースと、 前記取得した位置情報から位置名称を前記位置名称デー
    タベースで検索する位置名称検索手段と、 前記検索された位置名称を時系列順に出力する出力手段
    と、を有することを特徴とする行動履歴出力装置。
  2. 【請求項2】 前記位置情報または前記位置名称が時間
    的に連続する期間内で同一かどうかを判定する位置近似
    判定手段を有し、前記位置情報または前記位置名称が同
    一である場合に、前記出力手段は、前記位置情報または
    前記位置名称をまとめて出力することを特徴とする請求
    項1記載の行動履歴出力装置。
  3. 【請求項3】 前記位置情報は、空間的位置情報である
    ことを特徴とする請求項1記載の行動履歴出力装置。
  4. 【請求項4】 前記位置名称データベースを検索して位
    置名称が得られなかった場合、前記出力手段は、所定位
    置からの相対的位置情報を出力することを特徴とする請
    求項1記載の行動履歴出力装置。
  5. 【請求項5】 前記位置名称データベースの位置名称と
    対応の位置情報は、自在に設定可能であることを特徴と
    する請求項1記載の行動履歴出力装置。
  6. 【請求項6】 交通機関の経路情報を位置情報に関連さ
    せて記憶した経路データベースと、前記取得した位置情
    報を前記経路データベースと照合して該当の経路移動手
    段であると判定する経路移動手段判定手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の行動履歴出力装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、時間的に連続する前記
    該当の経路移動手段をまとめて出力することを特徴とす
    る請求項6記載の行動履歴出力装置。
  8. 【請求項8】 前記取得した位置情報と時刻とに基づい
    て速度を計算する移動速度計算手段と、前記計算された
    速度と設定された所定の速度とを比較して移動手段を推
    定する推定手段と、を有することを特徴とする請求項1
    記載の行動履歴出力装置。
  9. 【請求項9】 前記位置情報を取得するタイミングは、
    自在に設定可能であることを特徴とする請求項1記載の
    行動履歴出力装置。
  10. 【請求項10】 位置情報を所定のタイミングで繰り返
    し取得する位置情報取得手段、 前記位置情報を取得した時刻を取得する時刻取得手段、 前記位置情報に対応する位置名称を記憶した位置名称デ
    ータベース、 前記取得した位置情報から位置名称を前記位置名称デー
    タベースで検索する位置名称検索手段、 前記検索された位置名称を時系列順に出力する出力手
    段、として機能させるコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
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