JP2011043972A - ユーザ移動履歴表示装置およびユーザ移動履歴表示方法 - Google Patents

ユーザ移動履歴表示装置およびユーザ移動履歴表示方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 リスト状のユーザ履歴情報を明確に表示することができるユーザ移動履歴表示装置およびユーザ移動履歴情報表示方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 ユーザ移動履歴取得部201は、所定時間ごとに取得される、ユーザの位置に基づいたユーザの状態を示す状態情報と、当該状態情報の取得時刻を示す時刻情報とを対応付けたユーザ履歴情報を記憶するサーバ300(ユーザ移動履歴データベース300a)から複数のユーザ履歴情報を取得する。そして、統合部202(時間単位履歴クラスタ生成部203)は、時刻情報に基づいて時系列順で並んだ複数のユーザ履歴情報のうち、所定時間単位に占める割合の大きいユーザ履歴情報に統合し、統合されたユーザ履歴情報を時刻情報順に表示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ユーザの移動履歴を管理するユーザ移動履歴表示装置およびユーザ移動履歴表示方法に関する。
ユーザの移動履歴を収集し、これを表示することが考えられている。ユーザの移動履歴を表示する方法として、行動履歴を生データのまま使用することが考えられるが、その履歴取得頻度が多いと情報量が多くなり、見づらいものとなる。そのため、特許文献1(特開2008−107916号公報)に記載の技術においては、移動履歴を地図上に表示するに際して、移動履歴からユーザが滞在していた場所や、ユーザが往復する経路を判定し、線分の太さを変えたり、円で囲むなどしてクラスタ表示するなどの処理を行っている。
特開2008−107916号公報
一方、ユーザ(携帯端末)の位置に基づいて定められた状態(例えば在宅中、通勤中など)を状態情報として、第三者に知らせたい、または管理したい場合がある。この場合、状態情報を時系列に並べたリスト形式にした情報を、Webサーバ等を介して第三者に知らせることができる。例えば、図7(a)に示すようなリスト形式でユーザの移動履歴・状態情報を表示させることができる。
しかしながら、ユーザの状態情報は短時間に変わる場合が想定でき、その場合リストの中に全ての状態情報を漏れなく入れることは困難となる。
そこで、上述の課題を解決するために、ユーザ履歴情報をリスト状に明確に表示することができるユーザ移動履歴表示装置およびユーザ移動履歴情報表示方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明のユーザ移動履歴表示装置は、所定時間ごとに取得される、ユーザの位置に基づいたユーザの状態を示す状態情報と、当該状態情報の取得時刻を示す時刻情報とを対応付けたユーザ履歴情報を記憶する記憶手段から複数のユーザ履歴情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された、時系列順で並んだ複数のユーザ履歴情報のうち、所定時間単位に占める割合の大きいユーザ履歴情報に統合する統合手段と、前記統合手段により統合されたユーザ履歴情報を前記時刻情報順に表示する表示手段と、を備えている。
また、本発明のユーザ移動履歴情報表示方法は、所定時間ごとに取得される、ユーザの位置に基づいたユーザの状態を示す状態情報と、当該状態情報の取得時間を示す時刻情報とを対応付けたユーザ履歴情報を記憶する記憶手段から複数のユーザ履歴情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された、時系列順で並んだ複数のユーザ履歴情報のうち、所定時間単位に占める割合の大きいユーザ履歴情報に統合する統合ステップと、前記統合ステップにより統合されたユーザ履歴情報を表示する表示ステップと、を備えている。
この発明によれば、所定時間ごとに取得される、ユーザの位置に基づいたユーザの状態を示す状態情報と、当該状態情報の取得時刻を示す時刻情報とを対応付けたユーザ履歴情報を記憶する記憶手段から複数のユーザ履歴情報を取得し、取得された、時刻情報に基づいて時系列順で並んだ複数のユーザ履歴情報のうち、所定時間単位に占める割合の大きいユーザ履歴情報に統合し、統合されたユーザ履歴情報を時刻情報順に表示する。これにより、ユーザ履歴情報をそのまま表示した場合と比較して、表示の煩雑さを解消することができ、人にとって違和感のない表示を実現することができる。さらに、ユーザ履歴情報にノイズ(例えば、誤った状態情報が含まれているなど)が含まれていたとしても、そのノイズを除去することができ、より正しいユーザ履歴情報を表示することができる。
また、本発明のユーザ移動履歴表示装置において、前記統合手段は、さらに状態情報が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することが好ましい。
この発明によれば、さらに状態情報が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することにより、同じ状態情報を含んだユーザ履歴情報を並べて表示することが無くなり、より見やすい表示を実現することができる。
また、本発明のユーザ移動履歴表示装置において、前記記憶手段には、状態情報に加えて、ユーザの位置に基づいた地名情報が対応付けられたユーザ履歴情報が記憶され、前記統合手段は、さらに地名情報が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することが好ましい。
この発明によれば、状態情報に加えて、ユーザの位置に基づいた地名情報が対応付けられたユーザ履歴情報が記憶され、さらに地名情報が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合する。これにより、同じ地名情報を含んだユーザ履歴情報を並べて表示することが無くなり、より見やすい表示を実現することができる。
また、本発明のユーザ移動履歴表示装置において、前記記憶手段には、状態情報に加えて、ユーザの位置に基づいた地名情報が対応付けられたユーザ履歴情報が記憶され、前記統合手段は、さらに地名情報および状態情報の両方が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することが好ましい。
この発明によれば、状態情報に加えて、ユーザの位置に基づいた地名情報が対応付けられたユーザ履歴情報が記憶され、さらに地名情報および状態情報の両方が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合する。これにより、同じ状態情報および地名情報を含んだユーザ履歴情報を並べて表示することが無くなり、より見やすい表示を実現することができる。
本発明によれば、ユーザ履歴情報をそのまま表示した場合と比較して、表示の煩雑さを解消することができ、人にとって違和感のない表示を実現することができる。さらに、ユーザ履歴情報にノイズ(例えば、誤った状態情報が含まれているなど)が含まれていたとしても、そのノイズを除去することができ、より正しいユーザ履歴情報を表示することができる。
本実施形態のユーザ移動履歴表示システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 ユーザ移動履歴表示装置200の構成を示すブロック図である。 ユーザ移動履歴表示装置200のハードウェア構成図である。 ユーザ履歴情報の生データからマージして簡略化したマージ後のデータを示す説明図である。 第2段階のマージが行われたデータを示す説明図である。 ユーザ移動履歴表示装置200の処理を示すフローチャートである。 クラスタ化されたユーザ履歴情報の表示状態それぞれを比較した説明図である。
添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態のユーザ移動履歴表示システムのシステム構成を示すシステム構成図である。図1に示されるとおり、このユーザ移動履歴表示システム1は、移動機100、ユーザ移動履歴表示装置200、およびサーバ300を含んで構成されている。なお、ユーザ移動履歴表示装置200は、サーバ300が記憶している各種データベースを記憶するようにしてもよい。
移動機100は、例えばGPS機能を有している携帯電話であって、所定周期ごと(例えば5分ごとに)に自機の位置を測位し、その位置情報をサーバ300に送信する。なお、所定周期ごとに測位した位置情報を自機に記憶しておき、いくつかの位置情報を纏めてサーバ300に送信してもよい。
サーバ300では、受信した移動機100の位置情報をユーザ移動履歴データベース300aに記憶する。例えば、図3(a)に示すように、ユーザID、移動機100の緯度・経度、位置に対応したユーザの行動を示す行動情報、および測位日時からなるユーザ履歴情報を受信し、これを記憶している。なお、行動情報は、ユーザの状態を示す状態情報であって、その位置に応じて予め定められたユーザの状態が示されている。この状態情報は、移動機100において生成されてサーバ300に送信されてもよいし、サーバ300において、位置情報に基づいて予め定められた状態情報が付与されてもよい。
ユーザ移動履歴表示装置200は、サーバ300が記憶するユーザ移動履歴データベース300aからユーザ履歴情報を取得し、そのユーザ履歴情報に含まれている位置情報および状態情報に基づいて、クラスタ化して、複数のユーザ履歴情報を一つのユーザ履歴情報に統合する処理を行い、統合して整理されたユーザ履歴情報をリスト形式で表示する。
以下、このように構成されたユーザ移動履歴表示システム1のユーザ移動履歴表示装置200の構成について説明する。図2は、ユーザ移動履歴表示装置200の構成を示すブロック図である。図2に示すとおり、ユーザ移動履歴表示装置200は、ユーザ移動履歴取得部201(取得手段)、時間単位履歴クラスタ生成部203(統合手段)、行動情報履歴クラスタ生成部204(統合手段)、地名割当部205、履歴クラスタ出力部206、および表示部207(表示手段)を含んで構成されている。
このユーザ移動履歴表示装置200は、CPU等のハードウェアから構成されているものである。図3は、ユーザ移動履歴表示装置200のハードウェア構成図である。図2に示されるユーザ移動履歴表示装置200は、物理的には、図3に示すように、CPU11、主記憶装置であるRAM12及びROM13、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置14、ディスプレイ等の出力装置15、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール16、ハードディスク等の補助記憶装置17などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2において説明した各機能は、図3に示すCPU11、RAM12等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御のもとで入力装置14、出力装置15、通信モジュール16を動作させるとともに、RAM12や補助記憶装置17におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図2に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
ユーザ移動履歴取得部201は、サーバ300に記憶されているユーザ移動履歴データベース300aからユーザ移動履歴データを取得する部分である。移動履歴データの取得は、本装置のオペレータの操作によりなされるが、任意のタイミングとしてもよい。なお、このサーバ300に記憶されているユーザ移動履歴データベース300aは、ユーザ移動履歴表示装置200内に備えてもよい。
統合部202は、ユーザ移動履歴取得部201により取得された複数のユーザ履歴情報を統合する部分である。具体的には、統合部202は、所定時間単位に占める割合の大きい状態情報に基づいてユーザ履歴情報を統合し、また時系列に並んだユーザ履歴情報の隣接するユーザ履歴情報が同一であるもの同士を統合する。この統合部202は、上述の処理を実行するために、時間単位履歴クラスタ生成部203、および行動情報履歴クラスタ生成部204を含んで構成されている。
時間単位履歴クラスタ生成部203は、ユーザ移動履歴取得部201により取得されたユーザ履歴情報を所定時間単位でマージし、クラスタ化する部分である。具体的には、時間単位履歴クラスタ生成部203は、所定周期で取得された複数のユーザ履歴情報を所定の時間単位でくくり、それぞれの時間単位で占めるユーザの状態情報の割合が大きいものに基づいて、それぞれの時間単位ごとのユーザの状態情報を一つにする部分である。
図4を用いて、より詳細にユーザ履歴情報のクラスタ化について説明する。図4は、ユーザ履歴情報の生データからマージして簡略化したマージ後のデータを示す説明図である。図4(a)は、ユーザ履歴情報の生データを示し、図4(b)は、所定時間単位でマージしたデータを示す。
図4(a)は、ユーザ履歴情報の生データを示し、ユーザ(移動機100)を特定するユーザID、ユーザの位置を示す緯度・経度、ユーザの行動を示す状態情報、その位置情報の取得日時から構成されている。この取得日時は本実施形態では5分おきとされている。また、この生データにおけるユーザの行動を示す状態情報にはある程度のノイズが含まれている場合もある。例えば、位置情報の誤差により状態情報が正しくない場合もありえるし、また状態情報の決定の仕方によっては、位置情報が同じであっても状態情報は異なって登録されている場合がある。例えば、ユーザが状態情報を手動で決定して移動機100に登録し、その登録した情報に基づいてユーザ履歴情報が構成された場合、ユーザが操作誤りをした場合、それはノイズとなる。
図4(b)は、30分単位の時間単位でユーザ履歴情報をマージしたデータを示す説明図である。例えば、生データにおいて、7:00では“自宅”、7:05では“外出中”、7:05以降7:45までは“自宅”であった場合、7:00から7:30までの時間帯で、どの状態情報の占める割合が大きいか判断して、その占める割合の大きい状態情報を、その時間帯のユーザの状態情報とすることを示している。図4(b)では、“自宅”にいる場合が多いため、統合されたユーザ履歴情報では、その状態情報は“自宅”と記されている。
行動情報履歴クラスタ生成部204は、時間単位履歴クラスタ生成部203により統合された複数のユーザ履歴情報の状態情報および地名情報の隣接するユーザ履歴情報の同一性の程度に基づいて、複数のユーザ履歴情報をマージし、クラスタ化する部分である。ここで地名情報とは、ユーザの緯度・経度に基づいて決定された地名を示す情報であり、地名割当部205により割り当てられた情報である。
より具体的には、この行動情報履歴クラスタ生成部204は、時間単位履歴クラスタ生成部203により統合され、時系列的に並べられた複数のユーザ履歴情報のうち、状態情報および地名情報が一致する、隣接のユーザ履歴情報をマージしクラスタ化する。図5にその具体的な処理について説明する。図5は、時間単位履歴クラスタ生成部203によりマージされたデータ、すなわち第1段階のマージされたデータに対して、第2段階のマージを行い、クラスタ化したユーザ履歴情報の変遷を示す説明図である。図5(a)は、第1段階のマージされたユーザ履歴情報を示す図であり、図5(b)は、第2段階のマージされたユーザ履歴情報を示す図である。
図5(a)で示されるとおり、ユーザ履歴情報のうち状態情報には、その行動を示す情報とともに地名が付されている。この地名は、地名割当部205により割り当てられた情報である。この図5(a)に示されているユーザ履歴情報のそれぞれが、隣接するユーザ履歴情報の状態情報および地名情報と一致する場合、図5(b)に示されるように、そのユーザ履歴情報はマージされる。図5(a)では、7:00台のユーザ履歴情報と、それに隣接する7:30台のユーザ履歴情報とが、状態情報“自宅(鎌倉)”で一致しており、これらユーザ履歴情報は、マージされ、一つのユーザ履歴情報となる。
引き続き、図2の説明を行う。地名割当部205は、サーバ300に記憶されている地理データベース300bの地理データを参照して、ユーザの緯度・経度から地名情報を取得し、行動情報履歴クラスタ生成部204に出力する。行動情報履歴クラスタ生成部204は、出力された地名情報をユーザ履歴情報に合成し、クラスタ化処理のために使用する。なお、地理データベース300bは、緯度・経度と地名情報とが対応付けられたデータベースである。地名割当部205は、緯度・経度をユーザ移動履歴データベース300aから取得し、対応する地名情報を取得することができる。なお、この地理データベース300bは、サーバ300に備えられているが、これに限らず、ユーザ移動履歴表示装置200内に備えるようにしてもよい。
履歴クラスタ出力部206は、統合部202においてクラスタ化処理されたユーザ履歴情報を表示部207に出力する部分である。
表示部207は、履歴クラスタ出力部206から出力されたユーザ履歴情報を表示する部分である。
つぎに、このように構成されたユーザ移動履歴表示装置200の処理について説明する。図6は、ユーザ移動履歴表示装置200の処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザ移動履歴表示装置200において、ユーザ移動履歴取得部201によりユーザ履歴情報がユーザ移動履歴データベース300aから取得される(S101)。つぎに、時間単位履歴クラスタ生成部203により、ユーザ履歴情報は、所定時間単位でその占める割合の大きい状態情報に基づいて、マージされクラスタ化される(S102)。
つぎに、クラスタ化されたユーザ履歴情報に含まれている緯度・経度に基づいて地名情報が地名割当部205により割り当てられる(S103)。そして、地名情報が割り当てられたユーザ履歴情報のそれぞれに対して、時系列的に隣接するユーザ履歴情報の状態情報および地名情報が一致する場合、そのユーザ履歴情報はマージされ、クラスタ化される(S104)。クラスタ化されたユーザ履歴情報は履歴クラスタ出力部206により、表示部207に出力され、表示部207において、マージされクラスタ化されたユーザ履歴情報が表示される(S105)。
つぎに、このように処理されたユーザ移動履歴表示装置200の作用効果について説明する。図7は、クラスタ化されたユーザ履歴情報の表示状態それぞれを比較した説明図である。図7(a)は、従来の表示状態を示すものであって、位置情報の測位タイミングが密である場合には、その状態情報も多くなり、見づらいものとなる。図7(b)は、本実施形態の第1段階のマージをしたときの表示状態を示すものである。所定時間単位でマージしてクラスタ化することで、見やすいものとなる。図7(c)は、本実施形態の第2段階のマージをしたときの表示状態を示すものである。状態情報及び地名情報を用いてマージしてクラスタ化することで、さらに見やすいものとなっている。なお、本実施形態では、状態情報と地名情報との両方を用いてマージし、クラスタ化しているが、これに限るものではなく、例えば状態情報または地名情報のいずれか一方が一致しているユーザ履歴情報をマージし、クラスタ化するようにしてもよい。
本実施形態のユーザ移動履歴表示装置200において、ユーザ移動履歴取得部201は、所定時間ごとに取得される、ユーザの位置に基づいたユーザの状態を示す状態情報と、当該状態情報の取得時刻を示す時刻情報とを対応付けたユーザ履歴情報を記憶するサーバ300(ユーザ移動履歴データベース300a)から複数のユーザ履歴情報を取得する。そして、統合部202(時間単位履歴クラスタ生成部203)は、時刻情報に基づいて時系列順で並んだ複数のユーザ履歴情報のうち、所定時間単位に占める割合の大きいユーザ履歴情報に統合し(図7(b)参照)、表示部207は、統合されたユーザ履歴情報を時刻情報順に表示する。これにより、ユーザ履歴情報をそのまま表示した場合と比較して、表示の煩雑さを解消することができ、人にとって違和感のない表示を実現することができる。さらに、ユーザ履歴情報にノイズ(例えば、誤った状態情報が含まれているなど)が含まれていたとしても、そのノイズを除去することができ、より正しいユーザ履歴情報を表示することができる。
また、本実施形態のユーザ移動履歴表示装置200において、統合部202(行動情報履歴クラスタ生成部204)は、さらに状態情報が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することにより(図7(c)参照)、同じ状態情報を含んだユーザ履歴情報を並べて表示することが無くなり、より見やすい表示を実現することができる。
また、本実施形態のユーザ移動履歴表示装置200において、サーバ300(ユーザ移動履歴データベース300a)には、状態情報に加えて、ユーザの位置に基づいた地名情報が対応付けられたユーザ履歴情報が記憶され、統合部202(行動情報履歴クラスタ生成部204)は、さらに地名情報および状態情報の両方が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合する。これにより、同じ状態情報および地名情報を含んだユーザ履歴情報を並べて表示することが無くなり、より見やすい表示を実現することができる。
なお、本実施形態のユーザ移動履歴表示装置200において、統合部202(行動情報履歴クラスタ生成部204)は、さらに地名情報のみが同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合するようにしてもよい。例えば、図7(c)において、8:30台の行動情報および地名情報が“出勤(鎌倉)”、7:9:00台の行動情報および地名情報が“会社(横須賀)”と表示されることになるが、上述の地名情報のみの同一性に基づいて統合処理が行われるとすると、例えば、8:30から9:30までのユーザ履歴情報はその後半部分に統合するようにユーザ履歴情報として“会社(横須賀)”に統合処理してもよい。
なお、本実施形態では、ユーザ移動履歴表示装置200は、ネットワーク上に配置されている装置として説明しているが、これに限るものではない。例えば、移動機100がユーザ移動履歴表示装置200として機能するようにしてもよい。その場合、移動機100は、ユーザ移動履歴データベース300aを内部に備え、自機の位置測位を行うたびに、その位置情報を、状態情報と対応付けてユーザ移動履歴データベース300aにユーザ履歴情報として登録する。そして、ユーザによる操作または所定のタイミングでユーザ履歴情報のマージ処理を行う。これにより、移動機100においてもユーザ移動履歴表示装置200として機能することができる。
1…ユーザ移動履歴表示システム、100…移動機、200…ユーザ移動履歴表示装置、201…ユーザ移動履歴取得部、202…統合部、203…時間単位履歴クラスタ生成部、204…行動情報履歴クラスタ生成部、205…地名割当部、206…履歴クラスタ出力部、207…表示部、300…サーバ、300a…ユーザ移動履歴データベース、300b…地理データベース。

Claims (5)

  1. 所定時間ごとに取得される、ユーザの位置に基づいたユーザの状態を示す状態情報と、当該状態情報の取得時刻を示す時刻情報とを対応付けたユーザ履歴情報を記憶する記憶手段から複数のユーザ履歴情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された、時系列順で並んだ複数のユーザ履歴情報のうち、所定時間単位に占める割合の大きいユーザ履歴情報に統合する統合手段と、
    前記統合手段により統合されたユーザ履歴情報を前記時刻情報順に表示する表示手段と、
    を備えるユーザ移動履歴表示装置。
  2. 前記統合手段は、さらに状態情報が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することを特徴とする請求項1に記載のユーザ移動履歴表示装置。
  3. 前記記憶手段には、状態情報に加えて、ユーザの位置に基づいた地名情報が対応付けられたユーザ履歴情報が記憶され、
    前記統合手段は、さらに地名情報が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することを特徴とする請求項1に記載のユーザ移動履歴表示装置。
  4. 前記記憶手段には、状態情報に加えて、ユーザの位置に基づいた地名情報が対応付けられたユーザ履歴情報が記憶され、
    前記統合手段は、さらに地名情報および状態情報の両方が同一となる、時系列的に隣接するユーザ履歴情報同士を統合することを特徴とする請求項1に記載のユーザ移動履歴表示装置。
  5. 所定時間ごとに取得される、ユーザの位置に基づいたユーザの状態を示す状態情報と、当該状態情報の取得時間を示す時刻情報とを対応付けたユーザ履歴情報を記憶する記憶手段から複数のユーザ履歴情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された、時系列順で並んだ複数のユーザ履歴情報のうち、所定時間単位に占める割合の大きいユーザ履歴情報に統合する統合ステップと、
    前記統合ステップにより統合されたユーザ履歴情報を表示する表示ステップと、
    を備えるユーザ移動履歴表示方法。
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