JP2000178086A - コンクリート硬化体の処理方法 - Google Patents

コンクリート硬化体の処理方法

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JP2000178086A
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Etsuro Sakai
悦郎 坂井
Nobukazu Futado
信和 二戸
Seiki Daimon
正機 大門
Minoru Morioka
実 盛岡
Koichi Ishibashi
孝一 石橋
Kiminobu Ashida
公伸 芦田
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    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート硬化体の緻密性を向上し、耐久
性を向上する鉄筋コンクリート構造物やプレストレスト
コンクリート構造物のコンクリート硬化体の処理方法を
提供すること。 【解決手段】 コンクリート硬化体の表面及び/又は内
部の細孔中に、カチオン化した高分子微粒子を充填する
コンクリート硬化体の処理方法、コンクリート硬化体の
表面及び/又はコンクリート硬化体の表面近傍に設置し
た電極を外部電極とし、コンクリート硬化体内部の鋼材
を内部電極とし、外部電極間及び/又は外部電極と内部
電極間に電流を流して、該細孔中にカチオン化した高分
子微粒子を充填するコンクリート硬化体の処理方法を構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋やPC鋼材を
補強材とする鉄筋コンクリート構造物及びプレストレス
トコンクリート構造物などのコンクリート硬化体の処理
方法、特に、コンクリート硬化体の表面や内部に存在す
る細孔中に、表面が正(+)に帯電した高分子微粒子を
充填し、コンクリート硬化体を緻密にすることによりコ
ンクリート硬化体の耐久性を向上させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】鉄筋やPC鋼材などの鋼材を
補強材とする鉄筋コンクリート構造物やプレストレスト
コンクリート構造物などのコンクリート硬化体は、圧縮
強度の高いコンクリートと引張強度の高い鋼材とを組み
合わせることによって、力学的に圧縮強度と引張強度の
バランスの取れたコンクリート硬化体となり、それゆえ
種々の重要な構造物に広く使用されてきた。
【0003】また、コンクリート硬化体は、一般には、
水、火、及び日光等の環境に対する耐久性が強く、ま
た、コンクリートのアルカリ度がpHで11〜14の強アル
カリ性であるので、その内部にある鋼材は鋼材表面に不
動態被膜を形成して腐食から保護され、そのために、コ
ンクリート構造物は耐久性のある永久構造物であると考
えられてきた。しかしながら、この永久構造物と考えら
れてきたコンクリート構造物も、種々の原因によりその
耐久性が低下し、構造物としての寿命に疑問が投げかけ
られるようになってきた。
【0004】コンクリート構造物が劣化する原因の一つ
として、コンクリート硬化体の中性化現象があり、例え
ば、「炭酸化」と呼ばれる現象等が挙げられる。炭酸化
とは、セメントの水和反応によって生成した水酸化カル
シウムが大気中の二酸化炭素(炭酸ガス)と反応して炭
酸カルシウムとなる現象であって、炭酸化により、コン
クリート中のアルカリ度が通常のpH11〜14より低下す
る。そして、pHが10程度にまで低下すると鋼材表面の
不動態被膜が破壊され、鋼材の腐食がはじまり、コンク
リート構造物としての強度バランスが崩れ、その耐久性
が大きく低下することになる。このような耐久性の低下
などのコンクリート構造物の劣化は、コンクリート硬化
体内部の鋼材の錆、コンクリート硬化体のひび割れ、及
びコンクリート硬化体の欠落という現象を引き起こし、
構造的にも、外見上も、大きな課題となっている。そし
て、このようなコンクリート硬化体の中性化現象は、炭
酸化の炭酸ガス以外にも、酸化イオウ(SOx) や酸化窒
素(NOX)によっても同様に引き起こされている。
【0005】また、海岸近辺にあるコンクリート構造物
では、海水の飛沫が飛んできて、コンクリート硬化体表
面に付着し、その海水中に含まれている塩分が、コンク
リート硬化体内部の空隙を通って、コンクリート硬化体
内部に浸透する。そしてこの塩分がコンクリート硬化体
内部の鉄筋の位置までくると、その塩素イオンにより、
鋼材の不動態被膜が破壊され、腐食がはじまる。さら
に、コンクリート材料として使用される細骨材に海砂が
用いられ、その塩分除去が不十分であると、コンクリー
ト製造時から多量の塩化物を含有することとなり、鋼材
表面の不動態被膜形成が不十分となり腐食がはじまる。
このような原因で、鋼材に腐食が発生し、さらに、コン
クリート硬化体のひび割れ、欠落、及び剥離等に進展
し、コンクリート構造物としての耐久性が大きく低下し
てコンクリート構造物が劣化する。このような現象を一
般に「塩害」と呼んでいる。
【0006】このようなコンクリート構造物の劣化はコ
ンクリート硬化体の緻密性が大きく影響し、緻密性に劣
るコンクリート硬化体は劣化が早く、適切な処理方法が
必要となる。劣化したコンクリート構造物の処理方法と
しては、コンクリート硬化体のひび割れや欠落部分につ
いてはその部分のコンクリート硬化体を「はつり」取っ
たのち、新しいコンクリートやモルタルを充填する、い
わゆる、断面修復が主体であった。しかしながら、この
方法は、コンクリート硬化体が劣化した根本的な原因に
ついては、何ら対策を行っておらず、劣化現象の根本的
な解決が期待できるものではなかった。
【0007】このような、潜在的な危険部分の課題解決
や、根本原因の課題解決を目的として、電気化学的な手
法を応用した処理工法やコンクリート硬化体内部の鉄筋
を陰極にして電気的に防食する工法が提案されている
(特開平1−176287号公報、特開平2−302384号公報)。
さらに、コンクリート硬化体を劣化する物質がコンクリ
ート硬化体内部へ浸入するのを防ぐためにコンクリート
硬化体表面のコーティングによる処理方法も提案されて
いる。この方法は、前記断面修復法や電気化学的手法に
よる処理を行った後の最終仕上げ法として用いられる
他、単独に用いられる場合もある。
【0008】コンクリート硬化体表面をコーティングす
る方法は、ポリマー系や含浸塗料等による塗装をコンク
リート硬化体表面に行うことにより、炭酸ガス、塩分、
水分、及び酸素等のコンクリート硬化体を劣化する物質
の浸入を防ぐ方法であるが、通常、塗装部にはピンホー
ルがあり、ピンホール部分でのコンクリート成分と大気
中の物質との反応によりコンクリートが劣化し、剥離が
生じてしまうなどの課題があった。
【0009】本発明者はこのような状況に鑑み、前記課
題を解消すべく種々検討した結果、特定の処理方法を採
用することにより、前記課題を解消し、コンクリート構
造物の改質・改善を充分に行い得るという知見を得て本
発明を完成するに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、コンク
リート硬化体の表面及び/又はコンクリート硬化体内部
の細孔中に、表面が正(+)に帯電した高分子微粒子を
充填するコンクリート硬化体の処理方法であり、コンク
リート硬化体の表面及び/又はコンクリート硬化体の表
面近傍に設置した電極を外部電極とし、コンクリート硬
化体内部の鋼材を内部電極とし、外部電極間及び/又は
外部電極と内部電極間に電流を流して、該細孔中に表面
が正(+)に帯電した高分子微粒子を充填するコンクリ
ート硬化体の処理方法である。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】コンクリート硬化体の表面及び/又は内部
の細孔とは、コンクリート硬化体の表面やコンクリート
硬化体内部に存在する連通する細孔であり、コンクリー
ト硬化時の水分蒸発や結晶水の消失などにより生じるも
のである。この細孔の径は、数オングストローム(Å、
10-10m)〜数ミリ(10-3m)の広範囲におよび、連通
孔としては、通常、数十〜数百μm程度のものである
が、比較的大きな細孔同志を連通孔が繋いでいるような
ものもある。細孔量は、コンクリート材料の種類、配
合、及び混練方法等によっても変化するものであり、配
合時の水の配合量によって大きく変化するものである。
細孔量は、個数で表すことは困難であり、細孔の体積を
全て合計した空隙量とコンクリート硬化体の全体積の割
合である空隙率の大小で、細孔量の大小を示すことが通
常行われており、通常のコンクリート配合で、水/セメ
ント比(W/C)が50〜60%では空隙率が12%程度であ
り、W/Cが多くなると空隙率も高くなる。本発明は、
コンクリート硬化体の表面及び/又は内部の細孔中に表
面が正(+)に帯電した微粒子を供給し、それを細孔中
に充填し、細孔の空隙を埋めて、コンクリート構造物の
緻密性を向上し、最終的にコンクリート硬化体の耐久性
を向上するものである。本発明での処理後の最終細孔径
は、コンクリートにより処理前の細孔径が種々変化する
ため一義的には決定できないが、表面が正(+)に帯電
した微粒子の充填によって、例えば、水銀ポロシメータ
ーにより測定できる50%空隙量の細孔半径として、250
Å以下にすることが好ましく、150Å以下にすることが
より好ましい。
【0013】本発明で使用する表面が正(+)に帯電し
た高分子微粒子(以下、カチオン化微粒子という)と
は、細孔の径より小さいものであり、粒子の表面電位が
プラスに帯電した高分子エマルジョン等の高分子の微粒
子を意味するものである。また、本発明では、カチオン
化微粒子と表面が正(+)に帯電した無機微粒子を併用
することも可能であり、無機微粒子の表面を高分子微粒
子で被覆し、表面を正(+)に帯電することも可能であ
る。これらの微粒子をコンクリート硬化体の表面及び/
又は内部の細孔中に充填すれば物理的作用によりコンク
リート硬化体は緻密化され、耐久性が向上する。カチオ
ン化微粒子の粒度は、平均粒径が5μm以下が好まし
く、1μm以下がより好ましい。5μmを越えるとコン
クリート硬化体の表面及び/又は内部の細孔中に充填さ
れないおそれがある。
【0014】微粒子の表面を正(+)に帯電する(以
下、カチオン化という)方法としては、高分子エマルジ
ョンの親水基をカチオン型にすることによってカチオン
化微粒子を得ることができる。カチオン型の親水基とし
ては、アミノ基、4級アンモニウム塩基、及びヒドラジ
ン基等がある。本発明で用いる高分子エマルジョンとし
ては、水溶性エマルジョンであるスチレンーブタジエン
共重合体、ポリ酢酸ビニル、アクリル系共重合体、及び
酢酸ビニル−バーサチック酸ビニルエステル共重合体等
が代表されるがフッ化ビニリデン、Fオレフィン/ビニ
ルエーテル共重合体などのように有機高分子骨格にフッ
ソ原子を有するものも用いられる。
【0015】本発明は、コンクリート硬化体の表面やコ
ンクリート硬化体内部の細孔中にカチオン化微粒子を供
給し、細孔中に充填させることでコンクリート硬化体の
処理を行うものである。カチオン化微粒子をコンクリー
ト硬化体の表面や内部の細孔中に供給する方法は、カチ
オン化微粒子が細孔中に充填されれば特に限定されるも
のではなく、いかなる方法でも可能であるが、カチオン
化微粒子がまんべんなくコンクリート硬化体表面や内部
に充填する面からコンクリート硬化体の表面及び/又は
コンクリート硬化体の内部に電流を流すことが好まし
い。
【0016】また、カチオン化微粒子を、土中のコンク
リート構造物に供給する場合は、通常、コンクリート構
造物が土と接している境界部分にカチオン化微粒子を含
有する液を流し込み、常時供給する方法が考えられる。
しかしながら、コンクリート構造物が埋まっている箇所
の土壌は区切りがなく、カチオン化微粒子を含有する液
が逸散する可能性があるため、コンクリート構造物から
僅かに離れた箇所の土壌に液溜めを設けることが好まし
い。液溜めを設けることが困難な場合は、カチオン化微
粒子を保持する保持材料を使用することが好ましい。
【0017】コンクリート硬化体の表面に設置した電極
を外部電極とし、コンクリート硬化体内部の鋼材を内部
電極とし、外部電極間及び/又は外部電極と内部電極間
に電流を流す。外部電極としては導電性のものであれば
特に限定されるものではないが、金属を使用する場合
は、腐食が発生しないように貴金属メッキ等の処理を行
ったものが好ましい。また、内部電極としては、コンク
リート硬化体の内部鉄筋を使用することも可能であり、
特別に導電性物質をコンクリート硬化体内部に配置する
ことも可能である。
【0018】本発明では、カチオン化微粒子を外部電極
間や、外部電極と内部電極間に存在させることが必要で
ある。カチオン化微粒子を外部電極間や、外部電極と内
部電極間に存在させる方法は特に限定されるものではな
いが、カチオン化微粒子を含有する液をコンクリート硬
化体表面に塗布したり吹き付けたり、コンクリート硬化
体表面に容器を設けてその中にカチオン化微粒子を含有
する液を保持する方法などが可能である。これらのう
ち、コンクリート硬化体表面に容器を設けて、その中に
カチオン化微粒子を含有する液を保持する方法が通常行
われるが、その他、カチオン化微粒子を含有する液を吸
着又は保持する保持材料を用いてコンクリート硬化体表
面に供給することも好ましい。
【0019】保持材料としては、パルプ、布、及び不織
布等の繊維状物質又はそのシート、ゼオライト、シラス
バルーン、及び発泡ビーズ等の多孔質材料、並びに、吸
水性の有機高分子等の一種又は二種以上の使用が可能で
ある。
【0020】カチオン化微粒子を電気的にコンクリート
硬化体内部へ供給する方法としては、コンクリート硬化
体壁体の場合、壁をはさむように、カチオン化微粒子の
保持材料が存在する一方の表面に陽極を、他方の表面又
はコンクリート硬化体内部の鉄筋に陰極を設ける。柱の
場合、1つ以上の表面に陽極を、他の表面又は内部鉄筋
に陰極を設ける。床の場合、上面に陽極を、下面又は内
部鉄筋に陰極を設け、外部電極間及び/又は外部電極と
内部電極間に電流を流す方法が可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実験例にもとづいて説明す
る。
【0022】実験例1 各単位量が、セメント280kg/m3、水168kg/m3、細骨材86
0kg/m3、粗骨材1,002kg/m3、及びAE減水剤0.7kg/m3
配合のコンクリートを調製し、断面の中心に公称径10mm
の異形鉄筋を埋設するようにして、φ15cm、高さ30cmの
円柱コンクリート供試体を作製した。この供試体を表1
に示すカチオン化微粒子の懸濁液に浸漬し、供試体の周
囲にチタンメッシュを表面から10mmの間隔になるように
設置した。次に、チタンメッシュを陽極に、コンクリー
ト硬化体内部の異形鉄筋を陰極にして、コンクリート硬
化体表面積1m2当たり1Aとなるように直流電流を流し
た。この状態で2週間電流を流した後、大気中に1週間
放置した。この処理を行った後、中性化深さ、平均細孔
半径、塩分浸透量、及び透水係数を測定した。結果を表
1に併記する。
【0023】<使用材料> セメント :普通ポルトランドセメント、電気化学工業
社製 細骨材 :姫川産川砂 粗骨材 :姫川産砕石、Gmax20mm 水 :水道水 AE減水剤:主成分ポリカルボン酸系、市販品 カチオン化微粒子a:水溶性アクリル系エマルジョン、
平均粒径0.15μm カチオン化微粒子b:ポリ酢酸ビニル系 チタンメッシュ:エルテックコーポレーション社製、商
品名「エルガードメッシュ#210」
【0024】<測定方法> 中性化深さ:供試体を30℃、相対湿度60%、炭酸ガス濃
度10%の条件で2週間促進中性化させ、供試体を輪切り
にして断面にフェノールフタレイン溶液を塗布して呈色
反応より、中性化深さをノギスで計測 平均細孔半径:供試体の表面から5mm深さまでのモルタ
ル部分の細孔径を水銀圧入式ポロシメータで測定 塩分浸透量:供試体の全面をエポキシ樹脂で塗布し、30
℃、10%NaCl水溶液の塩水への浸漬を200日間行った後
に、表面から深さ5cm部分までを切断し、塩分量を測定 透水係数 :供試体の表面から2cmまでを切断し、透水
試験用試料とし、円板状の試験片の片面に水圧を加え、
試験片を通る浸透流量より透水係数を算出
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明では、コンクリート硬化体の表面
又は内部の細孔中にカチオン化微粒子を充填させること
によりコンクリート硬化体の緻密性を向上させ、コンク
リート硬化体の劣化原因となる因子を遮断することによ
りコンクリート構造物の耐久性を向上することができ
る。そして、コンクリート硬化体の外部に電極を設置
し、コンクリート硬化体内部の鉄筋を一方の電極とし、
その電極間に処理溶液を保持し電流を流すことにより、
また、コンクリート硬化体表面又は内部の細孔中にカチ
オン化微粒子をより多くかつ深い位置にまで充填させる
ことによりコンクリート硬化体の緻密性をより一層向上
させコンクリート構造物の耐久性を向上させることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 孝一 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 (72)発明者 芦田 公伸 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 Fターム(参考) 4G028 AA01 CA02 CB02 CB04 CC01 CD03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート硬化体の表面及び/又はコ
    ンクリート硬化体内部の細孔中に、表面が正(+)に帯
    電した高分子微粒子を充填することを特徴とするコンク
    リート硬化体の処理方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート硬化体の表面及び/又はコ
    ンクリート硬化体の表面近傍に設置した電極を外部電極
    とし、コンクリート硬化体内部の鋼材を内部電極とし、
    外部電極間及び/又は外部電極と内部電極間に電流を流
    して、該細孔中に表面が正(+)に帯電した高分子微粒
    子を充填することを特徴とする請求項1記載のコンクリ
    ート硬化体の処理方法。
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