JP2000178012A - 窒化タンタル(v)顔料の製造方法、その顔料およびその使用 - Google Patents

窒化タンタル(v)顔料の製造方法、その顔料およびその使用

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JP2000178012A
JP2000178012A JP11359335A JP35933599A JP2000178012A JP 2000178012 A JP2000178012 A JP 2000178012A JP 11359335 A JP11359335 A JP 11359335A JP 35933599 A JP35933599 A JP 35933599A JP 2000178012 A JP2000178012 A JP 2000178012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 26重量%の顔料含有率を有し、ゲル化され
たPVCフィルムで測定されるa*明度値を有する窒化
タンタル(V)顔料を提供する。 【解決手段】 窒化をアルカリ金属およびアルカリ土類
金属の硝酸塩、塩化物および炭酸塩を含む系列からの1
種以上の水溶性塩の存在下でフラックスの存在下または
不在下で500〜1100℃において実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のの窒化タン
タル(V)顔料よりもCIE Lab系における高いa
*明度値(colour value)のために注目すべき窒化タン
タル(V)顔料を製造する方法に関する。本発明は、さ
らに、+45以上のCIE Labによるa*明度値を
有するタンタル(V)顔料に関する。こうした顔料は、
本発明による方法によって得ることができる。本発明の
更なる対象は本顔料の用途に関する。
【0002】
【従来の技術】使用中または廃棄物処理中に、例えば、
ごみ焼却において毒性重金属または生態学的有害重金属
を遊離させうる公知の顔料を安全な顔料に取り替えるこ
とが必要とされている。こうした安全な顔料は、赤みが
かったオレンジ色ないし赤色の窒化タンタル(V)であ
る。公知の方法によって得ることができる窒化タンタル
(V)は、CIE Lab系におけるa*明度値(DI
N 5033、パート3)が低すぎ、さらに、若干灰色
がかってまたは褐色がかって見える。モーロー(H.M
oureau)およびハンプレット(C.H.Hamp
let)(J.Amer.Chem.Soc.59,3
3〜40(1937))によると、窒化タンタル(V)
は、TaCl5のアンモニア分解によって製造すること
ができ、反応時間は極めて長く、さらに、色において魅
力的な製品を得られない。ブラウアー(G.Braue
r)およびヴァイドライン(J.R.Weidlei
n)(Angew.Chem.77,218〜219
(1965))によると、酸化タンタル(V)は、アン
モニアで860〜920℃において窒化することができ
る。上述の方法を追試した際、本出願の発明者らは、反
応時間が延びるにもかかわらず、赤みがかった褐色から
赤色への更なる色転移が起きないため、この製品も色に
おいて魅力が少ないことが分かった。
【0003】DE−OS4234938号に記載された
方法によると、窒化タンタル(V)は、より短い反応時
間で750〜950℃において酸化タンタル(V)水和
物を窒化することにより得ることができる。前記文書に
記載された試験方法に基づく方法によって得ることがで
きるa*明度値は約+40であった。a*明度値は、30
0℃におけるTa35の熱処理によって2〜3単位だけ
増加したのみであった。他方、色の観点から可能な限り
高いa*明度値、特に45より高い値、特に好ましくは
50より高い値は好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、26重量%の顔料含有率を有し、140℃において
10分にわたりゲル化されたPVCフィルムで測定され
るCIE Labによるa*明度値(DIN 503
3、パート3)を有する窒化タンタル(V)顔料を提供
することである。更なる課題は、こうした顔料を製造す
る方法を提供することである。更なる目的は、酸化タン
タル(V)、酸化タンタル(V)水和物または酸化窒化
タンタル(V)をアンモニアで窒化することにより得ら
れた顔料をより高いa*明度値とするように、窒化タン
タル(V)を製造する公知の方法を改善することであ
る。
【0005】a*明度値および色強度(colour intensit
y)(彩度値(chrome value))は、塩溶融物中で窒化
タンタル(V)を処理することにより驚くべきほどに増
加させることができることが見出された。それにより窒
化タンタル(V)の顔料品質は、予測できないほどに高
まる。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、フラ
ックスの存在下または不在下で500〜1100℃にお
いて酸化タンタル(V)、酸化タンタル(V)水和物ま
たは酸化窒化タンタル(V)をアンモニアで窒化するこ
とを含む窒化タンタル(V)顔料の製造方法において、
アルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩、塩化物
および炭酸塩を含む系列からの1種以上の水溶性塩の存
在下で窒化を実施し、および/または100〜600℃
において1〜100分の間に100〜600℃の範囲の
融点を有する塩溶融物中で、任意に存在するフラックス
の洗浄前または洗浄後に窒化生成物を処理し、その後、
水に塩を溶解することにより顔料を抽出することを特徴
とする製造方法に関する。請求項2ないし5は、本発明
による方法の好ましい実施態様に関する。
【0007】本発明は、さらに、DIN 5033、パ
ート3によるCIE Lab系において定義され、26
重量%の顔料含有率を有し140℃において10分にわ
たりゲル化されたPVCフィルムで測定される+45以
上のa*明度値を有する窒化タンタル(V)顔料に関す
る。本発明による顔料は、本発明による方法によって得
ることができる。
【0008】酸化タンタル(V)、酸化タンタル(V)
水和物または酸化窒化タンタル(V)の窒化は、500
〜1100℃、好ましくは750〜約1000℃におい
て複数の時間にわたりタンタル化合物上にアンモニアを
通すことにより自体公知のように実施することができ
る。新しい粒子表面を露出させる目的で、好ましくは、
回転管または窒化しようとする反応混合物を攪拌する別
の装置中で窒化を実施することができる。DE−OS4
234938号による1種以上のフラックス、例えば、
硼酸、無水硼酸および/または硼酸、炭酸または低級カ
ルボン酸のアンモニウム塩の存在下または不在下で窒化
を実施することができる。こうしたフラックスの存在下
で製造される窒化タンタル(V)はこうしたフラックス
の不在下で製造されるものよりも高い色強度を有するけ
れども、実質的により高い色強度は、塩溶融物中で窒化
生成物を本発明により後処理することにより達成され
る。反応が適切な量のアンモニアの存在下で行われる場
合、窒化タンタル(V)の限定された温度安定性を考慮
して今まで想定されたよりも高い温度で窒化を実施でき
ることが更に見出された。こうして可能になった温度上
昇の結果として、反応時間を短縮でき、空時収量を増加
させることができる。窒化の詳細に関しては、上述の文
献に記載されている。
【0009】一つの実施態様によると、窒化は、アルカ
リ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩、塩化物および
炭酸塩を含む系列からの1種以上の水溶性塩、特にアル
カリ金属硝酸塩の存在下で行われる。こうした塩は、幾
つかのタンタル化合物に及んで、窒化しようとするタン
タル化合物に対して少なくとも0.1重量%の量で用い
ることができる。少量のこうした塩は、従来のフラック
スに似たように作用する。前記塩の量が増加するにつれ
て、反応混合物全体はペーストから液体になり、窒化中
に混合物の凝集の状態を留意しなければならない。好ま
しくは、最後に述べた場合において、窒化は、窒化しよ
うとするタンタル化合物を懸濁させる溶融物の粘度が固
体Ta相と気相(アンモニア)との間で適度に強い接触
を可能にするような塩溶融物の量で行われる。
【0010】好ましい実施態様によると、窒化は、自体
公知のように実施され、その後、塩溶融物中で後処理さ
れる。後処理は、塩溶融物に窒化生成物を導入し、溶融
物にタンタル化合物を導入した後、混合物を放置する
か、あるいは必要ならば攪拌することを含む。後処理
は、酸素を含む雰囲気で実施することがでできるが、好
ましくは、不活性雰囲気、例えば、窒素または好ましく
はアンモニア中で実施できる。塩溶融物中で処理するこ
とにより窒化タンタル(V)顔料の品質を改善するのた
めに必要な反応時間は、100〜600℃、好ましくは
300〜500℃の範囲の反応温度において1〜100
分、好ましくは10〜60分である。反応温度が高くな
るにつれて、反応時間を短縮できることは言うまでもな
い。本発明による方法の特に好ましい実施態様による
と、塩溶融物中の処理は、5〜60分、特に10〜30
分の反応時間の過程において300〜500℃の範囲の
温度で行われる。
【0011】窒化タンタル(V)を後処理するために本
発明による方法において用いようとする塩溶融物は、1
種以上の塩および/または金属水酸化物から構成され、
塩または塩混合物の融点は100〜600℃の範囲であ
る。好ましくは、塩、水酸化物またはこうした化合物の
混合物の融点は200〜400℃の範囲である。塩溶融
物の構成成分から顔料を満足に分離する目的で、塩溶融
物は本質的に水溶性の構成成分から構成されることが好
ましい。
【0012】塩溶融物中での窒化タンタル(V)の処理
完了後、混合物を引き続いて水中に集めることができ、
その過程において、塩は溶解し、明度値において改善さ
れた不溶性窒化タンタル(V)顔料を水相から分離し、
その後、乾燥することができる。
【0013】本発明による方法の好ましい実施態様にお
いて用いられるものなどの塩溶融物は、アルカリ金属硝
酸塩、アルカリ土類金属硝酸塩、アルカリ金属炭酸塩、
アルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩化物、アルカ
リ金属水酸化物および酸化硼素を含む系列からの1種以
上の化合物から主として構成される。前記塩および水酸
化物における陽イオンは、好ましくは、リチウム、ナト
リウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロ
ンチウムおよびバリウムである。特に好ましい実施態様
によると、塩溶融物は、1種類以上のアルカリ金属硝酸
塩またはアルカリ金属硝酸塩とアルカリ金属水酸化物と
の組合せから構成される。塩溶融物中で窒化タンタル
(V)を後処理することによる本発明による方法におい
て得ることができるa*明度値および彩度の増加は、温
度および反応時間のみでなく、塩溶融物の成分の選択に
も依存する。例えば、KNO3/LiNO3のほぼ共晶の
塩溶融物を用いる最も大きな品質改善は、ほぼ400℃
の反応温度で達成され、最適値は、NaNO3/LiN
3の塩混合物を用いると350℃においてさえ得られ
る。上述の最適塩混合物を用いて、後処理は、好ましく
は、10〜60分以内で350〜450℃の範囲の温度
で実施される。
【0014】a*明度値が増加しないか、または若干の
みしか増加しないので、強アルカリ溶融物はあまり好ま
しくない。
【0015】酸化窒化タンタル(V)顔料をガラスカラ
ーまたはガラスエナメルとして用いようとする時、60
0℃未満で溶融し顔料の構成成分になるガラス組成物も
水溶性塩から構成される塩溶融物の代わりに用いること
ができる。
【0016】第1表は、幾つかの好ましい二成分塩溶融
物を、その融点と個々の成分の融点とを併せて示してい
る(括弧内の値)。
【0017】
【表1】
【0018】水溶性構成成分を含有する塩溶融物を用い
ると、用いられる窒化タンタルの粒度分布は、品質改善
の目的のために窒化タンタルを本発明により後処理する
際に実質的に変化しない。従って、窒化生成物が顔料目
的のために適する粒度分布を既に有する場合、塩溶融物
中で本発明により後処理した後に、後続の粉砕プロセス
および/または篩粉は不要である。
【0019】本発明による実施例から明らかになるよう
に、前に説明した通り定義され測定される45以上、好
ましくは50以上のa*明度値を有する請求項による窒
化タンタル(V)顔料は、本発明による方法、特に塩溶
融物中で窒化タンタルを後処理することによって容易に
得ることができる。後処理によって可能になった顔料品
質の改善に寄与する機構は、現時点でまだ知られていな
い。45以上のa*明度値を有する窒化タンタル(V)
顔料は、本出願の発明者らが追試した従来のいかなる方
法によっても得ることはできない。従って、本発明は、
色特性が改善された新しい顔料を提供する。
【0020】本発明により得ることができる窒化タンタ
ル(V)顔料は、プラスチック、例えば、押出品、シー
トおよび繊維を着色するため、ラッカーおよびその他の
合成被覆剤を着色し、さらにエナメル、ガラスおよび磁
器装飾物を着色するために用いることができる。「ガラ
ス装飾物」という用語は、建築用ガラスおよび空胴ガラ
スの着色も包含する。
【0021】本発明の利点は、窒化タンタル(V)顔料
が顔料品質の改善において提供され、その結果としてこ
うした顔料のための用途範囲が拡大されることである。
顔料は、本発明による簡単な方法によって得ることがで
きる。塩溶融物中での後処理は、それ自体不適切な顔料
品質であるが、おそらく経済的に利用しやすい窒化タン
タル(V)にも適用することができる。
【0022】
【実施例】本発明を以下の実施例を用いて更に説明す
る。
【0023】親窒化タンタル(V)(VB)の調製。約
0.4μmのd50値および約1μmのd90値を有するT
25を1000℃において回転管中でアンモニア(1
20リットル/時間)により窒化することにより調製し
た窒化タンタル(V)を本発明による実施例において用
いた。
【0024】塩溶融物中で窒化タンタル(V)を後処理
するための一般的な仕様。100gの塩、塩混合物また
は塩水酸化物混合物をマッフル炉中で実施例において明
記した組成物中で溶融する。親窒化タンタル(V)(V
B1)を溶融物に導入し、攪拌した後に、混合物を20
分にわたり実施例に指定した温度T(℃)に放置する。
その後、るつぼ全体を水中で煮沸し、生成物を濾過除去
し、120℃で乾燥する。
【0025】明度値の測定:0.7gの顔料と2gのP
VCプラスチゾルを混合し、塗料精製装置中に分散させ
る。厚さが0.3mmのペースト塗料をすべり金(slid
e block)で製造する。ゲル化を140℃で10分にわ
たり行う。ハンターLab値を比色計(ハンターLab
Labスキャン(Hunterlab Labsca
n)5100)で測定し、カラリティ(colority)C
(彩度値)および色相角(color hue angle)Hも前記
の値から測定する。DIN5033、パート3によるC
IE Lab系のL***明度値に、公知のように測
定データを変換する。
【0026】第2表は、実験条件と、明度値L*,a*
*も示し、幾つかの場合における実施例のハンター彩
度値を示している。例B1.2〜B1.4、B2.1、
B2.2、B3.1、B3.2およびB4〜B6は、a
*明度値の効果的な増加および明るさの増加を示してい
る。例B1.1と、B7およびB8も、請求項による生
成物に至らなかった。彩度値は若干のみ増加している。
【0027】
【表2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラックスの存在下または不在下で50
    0〜1100℃において酸化タンタル(V)、酸化タン
    タル(V)水和物または酸化窒化タンタル(V)をアン
    モニアで窒化することを含む窒化タンタル(V)顔料を
    製造方法において、アルカリ金属およびアルカリ土類金
    属の硝酸塩、塩化物および炭酸塩を含む系列からの1種
    以上の水溶性塩の存在下で窒化を実施し、および/また
    は100〜600℃において1〜100分にわたって1
    00〜600℃の範囲の融点を有する塩溶融物中で、任
    意に存在するフラックスの洗浄前または洗浄後に窒化生
    成物を処理し、その後、水に塩を溶解することにより顔
    料を抽出することを特徴とする窒化タンタル(V)顔料
    の方法。
  2. 【請求項2】 溶融状態のもとで安定である水溶性アル
    カリ金属、アルカリ土類金属および土類金属塩および/
    またはアルカリ金属水酸化物を含む系列からの1種以上
    の化合物を含有する塩溶融物中で、窒化の反応生成物を
    処理する、請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記塩溶融物は、アルカリ金属硝酸塩、
    アルカリ土類金属硝酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカ
    リ金属およびアルカリ土類金属の塩化物、アルカリ金属
    水酸化物および酸化硼素を含む系列からの1種以上の化
    合物から主として構成される、請求項1または2に記載
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記塩溶融物中での処理を5〜60分、
    特に10〜30分の間に300〜500℃の範囲の温度
    において実施する、請求項1から3のいずれかに1項に
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 酸化タンタル(V)または酸化タンタル
    水和物を窒化し、10〜60分の過程で350〜450
    ℃において1種以上のアルカリ金属硝酸塩からなる塩溶
    融物中で窒化生成物を処理する、請求項1から4までの
    いずれか1項に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 DIN 5033、パート3によるCI
    E Lab系において定義され、26重量%の顔料含有
    率を有し、140℃において10分にわたりゲル化され
    たPVCフィルムで測定される+45以上のa*明度値
    を有する窒化タンタル(V)顔料。
  7. 【請求項7】 プラスチックと塗料と、エナメル、ガラ
    スおよび磁器装飾物を着色するための、請求項6に記載
    の窒化タンタル(V)の使用。
JP11359335A 1998-12-17 1999-12-17 窒化タンタル(v)顔料の製造方法、その顔料およびその使用 Pending JP2000178012A (ja)

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