JP2000177878A - シート材搬送装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び該装置を備えた画像形成装置

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JP2000177878A JP10354524A JP35452498A JP2000177878A JP 2000177878 A JP2000177878 A JP 2000177878A JP 10354524 A JP10354524 A JP 10354524A JP 35452498 A JP35452498 A JP 35452498A JP 2000177878 A JP2000177878 A JP 2000177878A
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sheet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材を搬送する搬送ガイド対内に滞留し
たシート材を取り除くのは、ユーザにとって面倒な作業
であった。 【解決手段】 搬送ガイド対の搬送上ガイド301を搬
送下ガイド302から回動させて離間するように構成
し、その搬送上ガイド301の離間をセンサ309が検
知することにより不図示の制御部がモータ312を駆動
して略半円状のシート材移動ローラ310を回転させ、
搬送ガイド対内に滞留したシート材をシート材移動ロー
ラ310により搬送ガイド対の開口方向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、樹脂製シート
等のシート材を搬送するシート材搬送装置及び、該シー
ト材搬送装置により搬送されたシート材上に画像を形成
する、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装
置、もしくは該シート材搬送装置により搬送されたシー
ト材の画像を読み取る、スキャナ等の画像読取装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置や画像読取装置
においては、カセットや手差しトレイにセットされた記
録紙等のシート材が1枚ずつ給紙、搬送され、画像の形
成、もしくは画像の読み取りが行われる。
【0003】しかし、シート材がたわんでいたために搬
送路内で引っ掛かってしまったり、搬送するためのロー
ラの摩耗等の原因によりシート材の搬送力が低下し、シ
ート材が所定時間内に所定位置まで到達しないなどの理
由により、シート材がジャムとなる場合がある。このよ
うな場合、ユーザはジャムしたシート材を取り除き、装
置を使用可能状態に復帰させる必要が生じる。
【0004】図11及び図12に示すように、従来、シ
ート材の搬送をガイドする搬送ガイド対のうち、一方の
ガイド部は装置本体に固定されており、他方のガイド部
は回動可能になっているものがある。この場合、シート
材のジャム処理を行うためには、回動可能なガイド部を
移動させることにより、搬送ガイド対を離間させ、離間
した搬送ガイド対の間にユーザが手を入れて滞留したシ
ート材を取り除いていた。
【0005】また、別の方法として、搬送ガイド対をユ
ニット化し、そのユニットを装置本体から引き出し可能
に構成したものがある。この場合、ジャム処理を行うに
は、搬送ガイド対を構成するユニットを装置本体から引
き出して、滞留したシート材を取り除く必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の装置構成では以下のような点が問題であっ
た。
【0007】すなわち、搬送ガイド対を離間して滞留し
たシート材を取り除く方法では、離間させた搬送ガイド
対内に手を入れて滞留シート材の除去処理を行うため
に、搬送ガイド対の一辺は少なくとも60mm程度は開
口する必要があり、このシート材除去のための空間を確
保するためには装置が大型化してしまうという問題があ
った。
【0008】また、シート材除去に最低必要な空間しか
確保されていない場合には、空間の内部が見えにくく、
ユーザがシート材を除去するために手を入れる際にも不
安感を与えることが考えられた。
【0009】また、搬送ガイド対をユニット化し、その
ユニットを装置本体から引き出し、ジャム処理を行う方
法では、装置を設置する際、ユニットを引き出すための
スペースを、装置の周囲に確保する必要があるため、装
置本体以上のスペースを占有してしまうという問題があ
った。
【0010】本発明は上記の課題に鑑みなされたもので
あって、シート材搬送装置を備える画像形成装置や画像
読取装置の小型化を図り、かつ搬送ガイド内の滞留した
シート材の処理を容易にするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る構成は、シート材の搬送をガイドするガ
イド部材を有するシート材搬送装置において、前記シー
ト材搬送装置内に滞留したシート材をシート材搬送方向
と略直角方向に移動させるシート材移動手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0012】また、前記シート材移動手段は、滞留シー
ト材が前記ガイド部材の側端面から突出する位置まで移
動させることを特徴とする。
【0013】また、前記シート材搬送装置の前記ガイド
部材は、一対のガイド板からなり、搬送されるシート材
の両面をそれぞれのガイド板がガイドし、かつ前記ガイ
ド部材の一対のガイド板の一方が他方から離間可能であ
ることを特徴とする。
【0014】また、前記ガイド部材の一対のガイド板
は、搬送されるシート材の両面をそれぞれのガイド板が
上下からガイドすることを特徴とする。
【0015】また、前記ガイド部材の一対のガイド板の
一方のガイド板は、その端部を支点として回動させるこ
とにより他方のガイド板と離間することを特徴とする。
【0016】さらには、前記シート材移動手段は、前記
ガイド板の離間に基づいて、前記滞留シート材の移動を
行うことを特徴とする。
【0017】また、前記一対のガイド板の離間を検知す
る検知手段と、前記シート材移動手段を駆動する駆動手
段と、を備え、前記検知手段により前記一対のガイド板
が離間したことを検知した際に、前記駆動手段により前
記シート材移動手段を動作させ、滞留シート材を移動さ
せることを特徴とする。
【0018】また、前記一対のガイド板を離間させる動
作に連動して、前記シート材移動手段を動作させる連動
手段を備えたことを特徴とする。
【0019】さらに、前記連動手段は、ラック及びピニ
オンにより構成され、前記一対のガイド板を離間させる
回動動作で生じる運動量を前記滞留シート材を移動させ
る運動力に変換して前記シート材移動手段に伝達するこ
とを特徴とする。
【0020】また、前記シート材移動手段は、半円状も
しくは偏心円状のローラを有し、該ローラが回転するこ
とで前記滞留シート材を移動させることを特徴とする。
【0021】また、前記シート材移動手段は、前記滞留
シート材の端面に当接可能な移動部材を有し、該移動部
材が、前記ガイド部材のシート材搬送面内でシート材搬
送方向に対して略直角方向に移動可能であることを特徴
とする。
【0022】さらに、前記シート材移動手段は、シート
材搬送装置が正常に動作し、滞留シート材が存在しない
場合には、シート搬送を妨げないように配置されている
ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を画
像形成装置に適用した実施の形態について説明する。
【0024】まず、図1を参照して画像形成装置本体の
全体構成を説明する。
【0025】プラテンガラス202上に本や厚紙、カー
ル紙等のブック原稿やシート状原稿などを原稿面を下側
にして載置し、原稿圧板203により背面を押圧して静
止状態でセットし、読みとり開始キー(不図示)を押す
と、走査系光源201がプラテンガラス202の下部を
図1の矢印a方向に走査して原稿面の画像情報を読みと
る。
【0026】なお、原稿圧板203に代わって、自動原
稿送り装置が取り付けられており、自動原稿送り装置に
原稿をセットした場合には、セットされた原稿が1枚ず
つ分離され、プラテンガラス202上に原稿面を下にし
て搬送される。
【0027】自動原稿送り装置により搬送された原稿
は、手動でプラテンガラス上にセットされた原稿と同様
に画像情報を読み取られた後、プラテンガラス上から排
出される。
【0028】走査系光源201により読み取られた原稿
の画像情報は画像処理部で処理され、電気信号に変換さ
れてレーザースキャナ111に伝送される。ここで、画
像形成装置本体は、レーザースキャナ111に画像処理
部の処理信号を入力すれば複写機として機能し、パーソ
ナルコンピュータ等の出力信号を入力すればプリンタと
して機能する。また、他機のファクシミリ装置からの送
信信号をレーザスキャナ111に入力したり、画像処理
部の処理信号を他機のファクシミリ装置に送信すれば、
ファクシミリ装置として機能する。
【0029】一方、画像形成装置本体の下部にはシート
カセット101を装着しており、このシートカセット1
01は下段カセット101aと上段カセット101bの
2個で1つの給紙ユニットとして構成されている。
【0030】カセット101a、101b内に収容された
シート材は、後述するように給送回転体となるピックア
ップローラ102により繰り出され、フィードローラ1
03と、リタードローラ104との協働作用により1枚
ずつ分離、給送された後、搬送ローラ対105、106
によって搬送され、レジストローラ107に導かれ、レ
ジストローラ107によって画像形成動作に同期するよ
うにして画像形成部へと給送される。
【0031】画像形成部は、電子写真感光体ドラム11
2、画像書き込み光学系113、現像器114、一次帯
電器115および転写帯電器116等により構成されて
いる。そして、一次帯電器115により一様に帯電され
た感光体ドラム112の表面は、レーザースキャナ11
1から射出された画像情報に対応するレーザー光により
走査されて潜像を形成する。現像器114の中で帯電し
たトナーがこの潜像に付着することによりトナー画像が
形成されて、レジストローラ107により感光体ドラム
112の回転に同期して搬送されたシート材の第1面に
転写帯電器116によりトナー画像が転写される。
【0032】117はトナー画像が形成されたシート材
を搬送する搬送ベルト、118は定着装置、119は排
出ローラである。トナー画像が形成されたシート材は搬
送ベルト117により定着装置118に搬送され、加熱
及び加圧されることでトナー画像がシート材表面に定着
した後、排出ローラ119によって画像形成装置外の排
紙トレイ120に排出、積載される。
【0033】また、シート材の両面に画像を記録する場
合には、定着装置118から排出されたシート材が排出
ローラ119に挟持され、シート材の後端がフラッパ1
22を通過した時点でフラッパ122が回動して、定着
装置118と排出ローラ119の経路を遮断し、シート
材を両面パス121方向へガイドするように回動する。
その後、シート材を挟持した排出ローラ119が逆転す
ることでシート材を後述する搬送ガイド301、302
により構成されている両面パス121に導き、搬送ロー
ラ303、106によりシート材を搬送して、レジスト
ローラ107に到達させる。反転されたシート材は第2
面に前述した動作と同様にして画像が形成された後、排
紙トレイ120に排出、積載されるように構成されてい
る。
【0034】次に、片面原稿を自動原稿送り装置にセッ
トし、両面印刷する際の動作を具体的に説明する。
【0035】自動原稿送り装置には4枚の片面原稿がセ
ットされているとする。最初にシートカセット101a
から画像形成部へ給紙、搬送されたシート1の第1面に
原稿の1ページ目が転写、定着される。シート1が給紙
されてから一定時間後には、シートカセット101aか
らシート2が給紙、搬送される。シート1の後端がフラ
ッパ122を通過すると前述のように排出ローラ119
が逆転し、シート1は両面パス121へ導かれていく。
【0036】シート1に続いて給紙、搬送されたシート
2の第1面には原稿の3ページ目が転写、定着される。
なお、シート2が定着器118から排出を開始する前
に、シート1は完全に両面パス121に入っている。
【0037】一方、定着器118から排出されたシート
2は、前述のシート1の動作と同様に両面パス121へ
導かれていく。シート2の反転動作および両面パス12
1の通過の間に、シート1は搬送ローラ303、106
により再度画像形成部へと搬送され、今度は原稿の2ペ
ージ目が、シート1の第2面に転写、定着され、排紙ト
レイ120に排出される。
【0038】次に、シート2が両面パス121から搬送
ローラ303、106により再度画像形成部へと搬送さ
れ、原稿の4ページ目が、シート2の第2面に転写、定
着され排紙トレイ120へと排出される。
【0039】(実施の形態1)次に、図2から図5を用
いて、本発明によるシート材移動動作について説明す
る。
【0040】図2および図4は本発明の実施の形態1が
適用された両面パス121の右側面図、図3は上視図、
図5は駆動部を示す正面図である。
【0041】両面パス121を形成する搬送下ガイド3
02は、画像形成装置本体に固定されており、そのシー
ト材搬送面に対向した位置に搬送上ガイド301が設け
られている。搬送上ガイド301は、搬送下ガイド30
2の端部に設けられた支点306を中心として図2矢印
X方向に回動可能に構成されている。また、搬送上ガイ
ド301には、搬送上ガイドを回動させるための把手3
07が取付けられている。308は搬送上ガイド301
に取付けられた検知手段である突起、309は搬送上ガ
イド301と搬送下ガイド302が離間したことを検知
する検知手段としてのセンサである。
【0042】310はシート材移動手段であるシート材
移動ローラ、311は弾性材料で形成され、シート材移
動ローラ310の円弧部に当接するシート部材である。
【0043】両面パス121内に導かれたシート材を搬
送するための搬送ローラ303の端部にはギア305が
取付けられており、不図示の駆動源から発生された回転
駆動をギア305に伝達することにより、搬送ローラ3
03と従動コロ304は、シート材を挟持し、図3の矢
印b方向へ搬送する。
【0044】前述の両面コピーの説明にてシート2の第
1面に原稿の3ページ目を転写後、シート2が定着器1
18に入る際、シート2が定着器118の入り口のガイ
ド板に引っ掛かってジャムが発生したと仮定する。シー
ト2がジャムしたことを不図示のジャム検知手段が検知
すると、不図示の制御部により画像形成動作、及びシー
ト材搬送動作は停止される。しかし、シート2が定着器
118手前まで搬送されている状態では、上述したとお
り、搬送上ガイド301と搬送下ガイド302の間を搬
送されていたシート1が存在する。この場合、ジャムし
たシート2を取り除く必要があると共に、両面パス12
1内に滞留したシート1も取り除かなければ、再度、画
像形成装置を動作させることはできない。
【0045】搬送上ガイド301と搬送下ガイド302
の間に滞留したシート材を取り除くためには、図4に示
すように把手307を矢印X方向に持ち上げ、搬送上ガ
イド301を回動させる。
【0046】その回動動作により、搬送上ガイド301
に取付けられている突起308がセンサ309から離間
し、両面パスが開放されたことを検知する。両面パス1
21が開放されたことを不図示の制御部が検知すると、
図5に示すモータ312が駆動を開始する。この駆動が
ギア305を介して略半円状のシート材移動ローラ31
0に伝達されて、シート材移動ローラ310は所定量だ
け図4のY方向に回転する。この回転動作により両面パ
ス121内に滞留したシート材を、両面パスの開口方
向、すなわち図3の矢印c方向に移動させる。
【0047】搬送上ガイド301のシート材移動ローラ
310と対向する位置には弾性に富む薄いシート部材3
11が貼り付けられており、シート材移動ローラ310
が回転した際、滞留シート材をその円弧部に押圧するこ
とにより、シート材移動ローラ310の搬送力を大きく
している。
【0048】シート材移動ローラ310の回転量、つま
りモータ312の駆動は、滞留したシート材が開口側の
端部(図4のE位置)から若干突出するように、シート
材のサイズに応じて制御部により制御されている。シー
ト材移動ローラ310が所定量回転すると、シート材移
動ローラ310は非円弧部を搬送上ガイド301に向け
て停止する。移動した滞留シート材はユーザによって取
り除かれる。
【0049】弾性に富む薄いシート部材311は画像形
成装置本体の前面から見た際に、搬送下ガイド302側
に凸形状の弧を描くように、搬送上ガイド301に貼り
付けられている。この形状は、通常、両面パス121内
をシート材が搬送されていく際にはシート材が弾性に富
む薄いシート部材311に引っ掛かるようなことがない
ように考慮されたものである。
【0050】以上、上記の動作により両面パス121か
ら滞留シート材が取り除かれた後は、搬送上ガイド30
1を搬送下ガイド302方向へ回動させ、図2に示す初
期状態に戻す。
【0051】すると突起308がセンサ309を再び押
し下げるため、搬送上ガイド301が閉じられたことを
検知する。
【0052】なお、シート材移動ローラ310は、滞留
シート材を1枚搬送するだけなので負荷は小さく、すな
わち小型で安価なモータで駆動することが可能である。
【0053】本構成により、両面パス121内に滞留し
たシート材を取り出す際、従来例のように搬送上ガイド
をユーザの手が入るほど大きく開口する必要が無く、画
像形成装置の小型化に多大な効果を発揮する。
【0054】なお、搬送ローラ303や感光体ドラム1
12等を駆動する駆動源からシート材移動ローラ310
を駆動させる駆動力を分配してもいいということは言う
までもない。
【0055】また、本実施の形態では、搬送上ガイド3
01が離間したことを検知する検知手段に、突起308
と、その突起308の離間、当接を検知するセンサ30
9を用いたが、本発明はこれに限らず、例えばフォトイ
ンタラプタ等の光学センサを用いてもいいということは
言うまでもない。
【0056】(実施の形態2)次に図6及び図7を用い
て、本発明の実施の形態2について説明する。図6及び
図7は、本発明の実施の形態2が適用された両面パス1
21の右側面図である。なお、上述した実施の形態1に
記載した部材と同様の部材には同じ符号を付し、説明を
省略する。
【0057】313は搬送上ガイド301に固定されて
いるレバーであり、そのレバー313に当接するように
端部が屈曲しているリンク314が設けられている。リ
ンク314の屈曲していない側の端部には、一方の端部
を画像形成装置本体に固定された引張りばね315が取
付けられており、引張りばね315はリンク314を図
7矢印d方向に付勢している。
【0058】リンク314はシート材移動ローラ310
の下方にラック316が形成されており、ラック316
は段ギア317と噛合い、ギア318を介してさらに、
シート材移動ローラ310の回転軸に設けられたギア3
19に噛合している。
【0059】次に、上記した連動手段の構成を用いた本
実施の形態のシート材移動動作について説明する。
【0060】搬送上ガイド301と搬送下ガイド302
の間に滞留したシート材を取り除くためには、図7に示
すように把手307をX方向に持ち上げ、搬送上ガイド
301を回動させる。その回動動作に応じて搬送上ガイ
ド301に固定されているレバー313が、当接してい
たリンク314から離間する。リンク314は引張りば
ね315により、図7に示す矢印d方向に付勢されてい
るため、レバー313が離間したことにより、リンク3
14はd方向に移動する。
【0061】したがって搬送上ガイド301を搬送下ガ
イド302から離間させることで、レバー313がリン
ク314から離間し、リンク314は引張りばね315
の付勢力により図7の矢印d方向に移動する。その移動
量がラック316及び段ギア317、ギア318、31
9を介してシート材移動ローラ310を図7のY方向に
回動させ、実施の形態1と同様に両面パス121内に滞
留したシート材を、両面パスの開口方向、すなわち図7
のe方向に搬送する。
【0062】開口部の端部Eまで搬送され、突出した滞
留シート材をユーザが取り除いた後、搬送上ガイド30
1を下方へ回動させ、搬送下ガイド302と対向させる
動作により、レバー313はリンク314の斜面320
をスライドし、リンク314が引張りばね315の付勢
力に抗して図7の矢印e方向に移動することで、シート
材移動ローラ310は時計周り方向(Y方向と逆方向)
に回動し、画像形成装置の初期状態に戻る。
【0063】実施の形態1と同様、搬送上ガイド301
のシート材移動ローラ310と対向する位置に弾性に富
む薄いシート部材311を貼り付けることにより、シー
ト材移動ローラ310の搬送力を大きくすることができ
る。
【0064】なお、シート材移動ローラ310の負荷は
滞留シート材を搬送するだけであり、十分小さいため、
リンク314に設けられたラック316の動作を段ギア
317で増速し、すなわちシート材移動ローラ310の
回転量が多くなるようにしているが、この増速のために
搬送上ガイド301を持ち上げるのに必要な操作力の増
加はわずかである。
【0065】上述した通り、本実施の形態では、ガイド
部材の離間動作によって生じる運動量を滞留シート材を
移動させる運動力に変換する構成であるため、装置本体
の小型化に寄与するだけでなく、モータ、センサ等の電
気部品を用いる必要がないため、本発明を低コストで実
現することが可能である。
【0066】なお、実施の形態1、及び実施の形態2で
は略半円状のシート材移動ローラを用いたが、シート材
移動ローラの形状は偏心円状であっても良い。この場
合、シート材移動ローラは待機状態においては搬送下ガ
イドから上方に突出することはなく、シート材移動動作
の際には搬送下ガイドから上方に突出することにより、
略半円状のシート材移動ローラと同様に作用する。
【0067】(実施の形態3)次に図8から図10を用
いて、本発明の実施の形態3について説明する。
【0068】図8、図10は本発明の実施の形態3が適
用された両面パスの右側面図であり、図9は上視図であ
る。なお、上述した実施の形態1及び実施の形態2に記
載した部材と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省
略する。
【0069】321はモータ312からギア列を介して
駆動を伝達される駆動プーリであり、開口部側の駆動プ
ーリ321と対向する位置に従動プーリ322が設けら
れ、駆動プーリ321と従動プーリ322の間には駆動
ワイヤ323が張られている。324は駆動ワイヤ32
3に取付けられたL字型の移動部材であり、通常のシー
ト材搬送時や、画像形成待機状態においては両面パス1
21内を通過するシート材の搬送を妨げない位置で待機
している。また、上述したこれらのシート材移動手段の
構成は、両面パス121内に少なくとも1つ以上で設け
られている。
【0070】次に、本実施の形態のシート材移動動作に
ついて説明する。
【0071】搬送上ガイド301と搬送下ガイド302
の間に滞留したシート材を取り除くためには、図10に
示すように把手307をX方向に持ち上げ、搬送上ガイ
ド301を回動させる。その回動動作に応じて搬送上ガ
イド301に取付けられている突起308がセンサ30
9から離間し、両面パス121が開放されたことを不図
示の制御部が検知する。
【0072】両面パス121の開放を検知すると、モー
タ312が回転を開始し、ギア列を介して駆動プーリ3
21を半時計周りに回転させる。モータ312が回転す
ることにより駆動プーリ321が半時計周りに回転する
と、駆動ワイヤ323に取付けられた移動部材324は
図9および図10の矢印f方向にスライドして、搬送下
ガイド302上に存在する滞留シート材のシート材端面
に接触する。移動部材324が上記のように矢印f方向
にスライドすることにより、滞留シート材の端面を押
し、滞留シート材は両面パス121の開口方向、すなわ
ち図9および図10の矢印f方向に移動する。
【0073】なお、このシート材移動動作における移動
部材324のf方向への移動量は滞留したシート材が開
口側の端部Eから若干突出するように、シート材のサイ
ズに応じてモータ312の駆動時間を変更するように制
御部によって制御されている。
【0074】図9に示すように移動部材324のスライ
ド範囲は、搬送上ガイド301にスリット325が開け
られているため、搬送上ガイド301を閉じても移動部
材324と搬送上ガイド301とが干渉することはな
い。
【0075】ユーザが滞留シート材を取り除き、搬送上
ガイド301を閉じると、突起308がセンサ309を
再び押し下げるため、搬送上ガイド301が閉じられた
ことを制御部が検知し、モータ312が逆転し、駆動プ
ーリ321を時計周りに回転させ、移動部材324は図
8に示す待機位置まで戻され、画像形成装置が使用可能
状態へ復帰する。
【0076】なお、本実施の形態では、移動部材324
をスライドさせるためにモータ312を使用したが、搬
送上ガイド301を開放する動作に連動させて、リンク
等を用いて移動させてもよい。
【0077】本実施の形態では、シート材移動ローラの
代わりに移動部材324を用いているため、ローラのす
べり等が発生せず、滞留シート材を搬送ガイド対の開口
方向へ確実に搬送することが可能である。
【0078】本構成により、両面パス121内に滞留し
たシート材を取り出す際、従来例のように搬送上ガイド
301をユーザの手が入るほど大きく開口する必要が無
く、画像形成装置の小型化に多大な効果を発揮する。
【0079】なお、搬送ローラ303や感光体ドラム1
12等を駆動する駆動源から駆動プーリ321を駆動さ
せる駆動力を分配してもいいということは言うまでもな
い。
【0080】また、本実施の形態では、搬送上ガイド3
01が離間したことを検知する検知手段に、突起308
と、その突起308の離間、当接を検知するセンサ30
9を用いたが、本発明はこれに限らず、例えばフォトイ
ンタラプタ等の光学センサを用いてもいいということは
言うまでもない。
【0081】また、本実施の形態では、移動部材の形状
をL字型としたが、本発明はこれに限らず、確実に滞留
シート材を移動できる形状であれば如何なる形状でもな
んら問題はない。
【0082】また実施の形態1〜3では、画像形成装置
内の両面パス121を用いて説明したが、本発明を他の
記録シート搬送部もしくは原稿搬送部に適用しても良い
ことは明らかである。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシー
ト材搬送装置では、ガイド部材を離間させ、シート材移
動手段によって滞留シート材をガイド部材の開口方向に
移動させるので、ガイド部材の開口角が小さくても滞留
シート材を容易に取り除くことが可能であり、ガイド部
材を離間するために必要な空間を小さくすることが可能
であり、シート材搬送装置の小型化が可能となる。
【0084】特に小サイズのシート材の場合には通常、
滞留位置がガイド部材の開口部から遠くなるため、特に
滞留シート材の取出しが容易になり、本発明の効果が顕
著に表れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるシート材移動手
段の構成を示す側面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるシート材移動手
段の構成を示す上視図
【図4】本発明の実施の形態1におけるシート材移動手
段の動作を示す側面図
【図5】本発明の実施の形態1におけるシート材移動ロ
ーラの駆動部を示す正面図
【図6】本発明の実施の形態2におけるシート材移動手
段の構成を示す側面図
【図7】本発明の実施の形態2におけるシート材移動手
段の動作を示す側面図
【図8】本発明の実施の形態3におけるシート材移動手
段の構成を示す側面図
【図9】本発明の実施の形態3におけるシート材移動手
段の構成を示す上視図
【図10】本発明の実施の形態3におけるシート材移動
手段の動作を示す側面図
【図11】従来の技術における搬送ガイド対の側面図
【図12】従来の技術における滞留シート材取出し状態
の搬送ガイド対の側面図
【符号の説明】
121 両面パス 301 搬送上ガイド 302 搬送下ガイド 308 突起(検知手段) 309 センサ(検知手段) 310 シート材移動ローラ(シート材移動手段) 311 シート部材(シート材移動手段) 314 リンク(連動手段) 315 引張りばね(連動手段) 316 ラック(連動手段) 317 段ギア(連動手段) 321 駆動プーリ(シート材移動手段) 324 移動部材(シート材移動手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA02 AA05 AB01 AB06 BA14 DA06 EA12 EB22 EB24 EB26 3F049 AA01 DA14 DB03 EA27 LA02 LA05 LA07 LA11 LB03 LB08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の搬送をガイドするガイド部材
    を有するシート材搬送装置において、前記シート材搬送
    装置内に滞留したシート材をシート材搬送方向と略直角
    方向に移動させるシート材移動手段を備えたことを特徴
    とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記シート材移動手段は、滞留シート材
    が前記ガイド部材の側端面から突出する位置まで移動さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シート材搬送装置の前記ガイド部材
    は、一対のガイド板からなり、搬送されるシート材の両
    面をそれぞれのガイド板がガイドし、かつ前記ガイド部
    材の一対のガイド板の一方が他方から離間可能であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至2に記載のシート材搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材の一対のガイド板は、搬
    送されるシート材の両面をそれぞれのガイド板が上下か
    らガイドすることを特徴とする請求項3に記載のシート
    材搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材の一対のガイド板の一方
    のガイド板は、その端部を支点として回動させることに
    より他方のガイド板と離間することを特徴とする請求項
    3乃至4に記載のシート材搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート材移動手段は、前記ガイド板
    の離間に基づいて、前記滞留シート材の移動を行うこと
    を特徴とする請求項3乃至5に記載のシート材搬送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記一対のガイド板の離間を検知する検
    知手段と、 前記シート材移動手段を駆動する駆動手段と、を備え、
    前記検知手段により前記一対のガイド板が離間したこと
    を検知した際に、前記駆動手段により前記シート材移動
    手段を動作させ、滞留シート材を移動させることを特徴
    とする請求項6に記載のシート材搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記一対のガイド板を離間させる動作に
    連動して、前記シート材移動手段を動作させる連動手段
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載のシート材搬
    送装置。
  9. 【請求項9】 前記連動手段はラック及びピニオンによ
    り構成され、前記一対のガイド板を離間させる回動動作
    で生じる運動量を前記滞留シート材を移動させる運動力
    に変換して前記シート材移動手段に伝達することを特徴
    とする請求項8に記載のシート材搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記シート材移動手段は、半円状もし
    くは偏心円状のローラを有し、該ローラが回転すること
    で前記滞留シート材を移動させることを特徴とする請求
    項1乃至9に記載のシート材搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記シート材移動手段は、前記滞留シ
    ート材の端面に当接可能な移動部材を有し、該移動部材
    が、前記ガイド部材のシート材搬送面内でシート材搬送
    方向に対して略直角方向に移動可能であることを特徴と
    する請求項1乃至9に記載のシート材搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記シート材移動手段は、シート材搬
    送装置が正常に動作し、滞留シート材が存在しない場合
    には、シート搬送を妨げないように配置されていること
    を特徴とする請求項1乃至11に記載のシート材搬送装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12に記載のシート材搬
    送装置と、該シート材搬送装置によって供給されるシー
    ト材に画像を形成する画像形成部を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至12に記載のシート材搬
    送装置と、該シート材搬送装置によって供給されるシー
    ト材の画像を読み取る画像読取部を備えたことを特徴と
    する画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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