JP2000177410A - 作業用車両 - Google Patents

作業用車両

Info

Publication number
JP2000177410A
JP2000177410A JP10353245A JP35324598A JP2000177410A JP 2000177410 A JP2000177410 A JP 2000177410A JP 10353245 A JP10353245 A JP 10353245A JP 35324598 A JP35324598 A JP 35324598A JP 2000177410 A JP2000177410 A JP 2000177410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
driven
speed
shaft
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10353245A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Miyamoto
康彦 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP10353245A priority Critical patent/JP2000177410A/ja
Publication of JP2000177410A publication Critical patent/JP2000177410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無段変速機を搭載した作業用車両において、
作業機を車両の走行速度に対応して駆動すると共に、車
両停止時にも駆動可能に構成する。 【解決手段】 エンジン1の出力を自動変速装置7を介
してプロペラシャフト8に伝達して走行し、スプレッダ
2にて各種作業を行う作業用車両であって、第1,第2
駆動プーリ46,48により駆動される第1,第2被動
プーリ43,44を備えた作業機駆動用シャフト42
と、プロペラシャフト8により駆動される入力軸33に
第1ワンウエイクラッチ49を介して装着された第1駆
動プーリ46と、クランク軸21に第2ワンウエイクラ
ッチ50を介して装着された第2駆動プーリ48とを有
する。スプレッダ2は、停止から所定速度までは第1ワ
ンウエイクラッチ49が空転して第2駆動プーリ48に
より駆動され、所定速度以上では、第2ワンウエイクラ
ッチ50が空転して第1駆動プーリ46により駆動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴルフ場に
おける草刈りや目土散布、肥料散布等に用いられる作業
用車両に関し、特に、その動力伝達装置として自動変速
装置を用いた作業用車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフ場や庭園等において草
刈りや液剤散布等に使用される自律走行作業車や、草刈
り機、除雪機、建設機械等の各種作業用車両において
は、エンジンやモータ等の原動機の出力をクラッチ、ト
ランスミッションを介して走行駆動系に伝達する構成が
広く用いられている。この場合、草刈り等の各種作業に
用いられる作業機もまた前記原動機によって駆動され、
作業用車両の分野では、このように1つのエンジンによ
って走行駆動系と作業駆動系の両方を駆動するいわゆる
メーンエンジン方式が一般的となっている。
【0003】ところが、前述のようなマニュアルトラン
スミッションによる作業用車両では、クラッチ操作ミス
による急発進やシフトチェンジにより車輪が空転してし
まう場合がある。このため、かかる作業用車両を例えば
ゴルフ場や庭園などの作業車として用いると、車輪の空
転により芝をかきむしるなどの事態が生じ、芝管理車等
の作業用車両としては好ましくないという問題があっ
た。
【0004】そこで、作業用車両においても、車輪の空
転を防止すると共に、登坂走行等の負荷変動により原動
機に過負荷を与えることなくそのトルクを最大限に活用
すべく、静油圧無段変速装置(HST)あるいはベルト
式無段変速装置(CVT)などの自動変速装置を備えた
ものが種々提案されている。
【0005】例えば、特開平5―302672号公報に
は、静油圧無段変速装置を用いたものが開示されてお
り、そこでは通常走行時には、エンジン負荷に応じてス
ロットル開度を可変設定することでエンジン回転数が定
格回転を維持するように制御する。その一方、スロット
ル全開でもエンジンが定格回転に至らないときには、過
負荷と判断して静油圧無段変速装置のポンプ流量を制限
することで、車速を減速制御して、過負荷を回避すると
共にエンジン回転を定格運転に戻すようにしている。
【0006】また、特開平5―65036号公報には、
ベルト式無段変速装置を用いたものが開示されており、
そこではエンジンとトランスミッションとの間に、ベル
ト式無段変速装置を介装し、走行時の負荷に応じてベル
ト式無段変速装置の減速比を可変設定する。また、それ
と共に車速を常時検出し、ベルト式無段変速装置にて設
定された減速比により車速が変化したときには、スロッ
トル開度を調整してエンジン回転数を車速が一定となる
方向へ制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述のような
作業用車両では、例えば目土散布や薬剤散布のような面
作業においては、目土等を単位面積当たりに均等に撒く
必要がある。この場合、前述のマニュアルトランスミッ
ション式の作業用車両では、原動機の回転数とギア比を
定めれば車両の走行速度は一定となる。また、作業機も
原動機によって直接的に駆動されるため、原動機の回転
数が定まればこれも一定の動作回転数で駆動される。従
って、車両と作業機とは常に所定の速度関係で駆動さ
れ、作業面にアップダウンがある場合であっても、エン
ジン負荷の変動は生じるものの目土等の散布に偏りを生
じることはない。
【0008】一方、前述のような自動変速装置を用いた
場合には、地表面のアップダウン等によりエンジン負荷
に変動が生じるとギア比が適宜変化する。すなわち、登
り坂では自動的にシフトダウンして減速され、下り坂で
はシフトアップして増速される。この場合、車両低速時
には作業機が軽負荷、すなわち目土等の散布であればそ
の散布量が減少して単位面積当たりの散布量を均一化す
るのが望ましい。同様に、車両高速時には作業機が高負
荷、すなわち目土等の散布量が増加するようになるのが
望ましく、偏りのない作業のためには作業量を車両の走
行速度に合わせて調整することが求められる。
【0009】しかしながら、従来の自動変速装置付きの
作業用車両では、自動変速装置によって車速が適宜変化
するのに対し、作業機側はかかる速度変動とは無関係に
原動機によって直接的に駆動されるようになっている。
従って、作業機の動作は車速の変化によらずエンジン回
転数の変化のみに対応するため、変速動作に追従して作
業量が調整されず、減速状態では散布過多となり、増速
状態では散布過少となる傾向がある。このため、地表面
の起伏によって単位面積当たりの散布量が不均一とな
り、目土等の散布状態に偏りが生じるという問題があっ
た。また、作業の均一化のためには走行速度を常に一定
に保つような運転が要求され、作業者による作業の質の
バラツキや、作業者の負担増につながり、その改善が望
まれていた。
【0010】そこで本発明者らは、作業機の動作を車速
に対応させるようにすれば、このような問題を解決でき
ることに想到し、車速対応の作業機を搭載した車両を試
作した。ところが、一般に作業用車両では、実際の作業
を開始する前に散布装置やスプレー等の作業機が正常に
作動するか否かの点検が行われており、この際、車速対
応の作業機では、車両停止状態にてかかる点検作業が行
えないという問題が生じた。また、作業用車両では、作
業中も随時車両を停止させて作業機の点検が行われてお
り、車速対応の作業機はこれらのチェック作業を車両停
止状態で行えないという問題もあった。
【0011】本発明の目的は、無段変速機を搭載した作
業用車両において、作業機が車両の走行速度に対応して
駆動されると共に、車両停止時においても作業機の動作
チェックを実行し得る作業用車両を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の作業用車両は、
原動機の出力を自動変速装置を介して走行駆動系に伝達
して走行し、車両搭載の作業機により各種作業を行う作
業用車両であって、第1および第2被動部材を備え前記
作業機に対し駆動力を供給する作業機駆動用シャフト
と、前記第1被動部材と接続され、前記走行駆動系を動
力源として駆動される入力軸に第1ワンウエイクラッチ
を介して取り付けられた第1駆動部材と、前記第2被動
部材と接続され、前記原動機の出力軸に第2ワンウエイ
クラッチを介して取り付けられた第2駆動部材とを有
し、前記作業機が、車両停止時は前記第1ワンウエイク
ラッチが空転状態となって前記第2駆動部材により駆動
され、車両走行時は前記第1および第2ワンウエイクラ
ッチの何れか一方が空転状態となり前記第1または第2
駆動部材の何れか一方により駆動されることを特徴とし
ている。
【0013】そしてこれにより、作業機が車両停止時に
原動機によって直接駆動される一方、車両走行時には走
行速度に応じて駆動されることになる。このため、作業
機を車両の走行速度に応じて駆動することが可能とな
り、車速の変化に応じて作業量を調整することができる
と共に、車両停止時においても作業機を駆動させること
が可能となる。従って、例えば肥料や目土の散布作業を
行う場合に、地表面の起伏により自動変速装置の作用に
よって車速が適宜変化しても、その車速に合わせて肥料
等の散布量が調整され、均等な施肥や目土散布を行うこ
とができることに加え、作業前や作業中において車両を
停止させた状態で作業機の動作チェックを行うことも可
能となる。
【0014】この場合、前記作業機は、車両停止時から
所定速度に至るまでは前記第1ワンウエイクラッチが空
転状態となって前記第2駆動部材により駆動され、車両
が前記所定速度以上となったときには、前記第2ワンウ
エイクラッチが空転状態となって前記第1駆動部材によ
り駆動されるようにしても良い。この際、前記所定速度
は、第1および第2駆動部材と第1および第2被動部材
の間の速度比によって適宜設定することができ、作業機
を例えば停車状態から5km/h未満の極低速時のみ原
動機によって直接駆動し、車両が5km/h以上となっ
たときには作業機を走行速度に応じて駆動するように設
定することができる。
【0015】また、前記作業機を、車両停止時において
はその定格回転数の1/3〜1/4の回転数で駆動する
ようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態である作業用車両の全体構成を示す説明図である。
【0017】本実施の形態の作業用車両は、例えばゴル
フ場での芝管理用等に用いられる自律走行車両であり、
芝上を走行しつつ肥料や目土等の散布作業を行えるよう
になっている。この場合、当該作業用車両は、いわゆる
メーンエンジン方式を採用しており、図1に示すよう
に、中央にエンジン(原動機)1を配し、このエンジン
1によって車両後部のスプレッダ2と駆動輪3の両方を
駆動するようになっている。
【0018】ここで、スプレッダ2は肥料や目土等を芝
上に散布する作業機であり、被散布物である肥料や目土
等が収容されるホッパ4が設けられている。また、ホッ
パ4下部には、エンジン1によって駆動される散布装置
6が設けられており、この散布装置6により、車両下部
に設けた図示しない散布口から地表面に肥料等が散布さ
れる。
【0019】さらに、当該作業用車両では、前述のよう
にエンジン1によってスプレッダ2と共に駆動輪3も駆
動される。図2は図1の作業用車両の動力伝達系の概要
を示す説明図である。図2に示したように、ここではエ
ンジン1からの出力は自動変速装置7に入力され、そこ
からプロペラシャフト8などの走行駆動系に伝達され
る。そして、プロペラシャフト8の回転は、車両の前後
にそれぞれ設けられたディファレンシャル装置9を介し
て駆動輪3に伝達され、これにより車両が走行するよう
になっている。
【0020】この際、当該作業用車両では、エンジン1
に20馬力(15馬力以上)の出力を持つ原動機が配さ
れ、その回転はスチールベルト式の無段変速機(CV
T)が用いられた自動変速装置7によって適宜変速され
る。すなわち、本発明においては、従来、自動車用とさ
れていたスチールベルト式のCVTを作業用車両に適用
し、これにより高馬力のエンジンを高変速比(i=5.
0程度)にて使用するようにしている。従って、当該作
業用車両では、CVTの採用により急発進やシフトチェ
ンジ時の駆動輪3の空転による芝の損傷を防止しつつ作
業性を向上し、かつ、高馬力エンジンによるゆとりある
作業環境を実現することが可能となっている。
【0021】一方、本発明による作業用車両では、スプ
レッダ2に対して、エンジン1から2系統の動力伝達系
を介して駆動力が入力される。すなわち、スプレッダ2
には、走行駆動系のひとつであるプロペラシャフト8か
らと、エンジン1のクランク軸21とからの2系統の駆
動力が供給される。この場合、各系統にはその途中に各
々ワンウエイクラッチが配されており、ここでは両クラ
ッチの入力回転数差により何れかの系統からスプレッダ
2に動力が伝達されるようになっている。そしてこれに
より、車両走行速度に応じたスプレッダ2の動作を実現
すると共に、停止時においてもスプレッダ2を駆動でき
るようにしている。
【0022】図2に示したように、スプレッダ2の前段
にはクラッチ51が設けられており、スプレッダ2はこ
のクラッチ51を介して作業機駆動用シャフト42(以
下、シャフト42と略記する)によって駆動される。ま
た、このシャフト42には第1および第2被動プーリ4
3,44が設けられており、第1被動プーリ(第1被動
部材)43はベルト45を介して第1駆動プーリ(第1
駆動部材)46と、第2被動プーリ(第2被動部材)4
4はベルト47を介して第2駆動プーリ(第2駆動部
材)48とそれぞれ接続されている。そして、第1駆動
プーリ46はプロペラシャフト8によって駆動される入
力軸33の回転により、また、第2駆動プーリ48はク
ランク軸21によって駆動されるようになっている。
【0023】一方、当該作業用車両では、前述の第1お
よび第2駆動プーリ46,48にそれぞれ第1および第
2ワンウエイクラッチ49,50が設けられている。す
なわち、入力軸33と第1駆動プーリ46の間には第1
ワンウエイクラッチ49(第1クラッチ、以下、第1ク
ラッチ49と略記する)が、また、クランク軸21と第
2駆動プーリ48の間には第2ワンウエイクラッチ50
(第2クラッチ、以下、第2クラッチ50と略記する)
が配設されている。この場合、クラッチ49,50は、
シャフト42を所定の一方向に回転させる駆動力のみが
軸33,21からプーリ46,48に伝達されるように
配設されている。また、それとは反対方向の回転入力が
あった場合や、プーリ46,48側の回転数が軸33,
21側の回転数よりも高い場合には、プーリ46,48
が軸33,21に対して空転するようになっている。
【0024】このため当該作業用車両では、車両停止時
には第2駆動プーリ48によってシャフト42が回転
し、第1駆動プーリ46は、第1クラッチ49の働きに
より、このとき停止状態にある入力軸33上を空転す
る。なお、シャフト42は、車両停止時においてスプレ
ッダ2の定格回転数の約1/3〜1/4の回転数で回転
するように設定されている。但し、この比率(1/3〜
1/4)は、プーリ44,48の径を調整することによ
り適宜変更可能である。
【0025】また、車両が走行し始めると徐々に入力軸
33の回転数が上昇し、それが第1駆動プーリ46の回
転数を超えると第1クラッチ49がロック状態となり、
シャフト42は第1駆動プーリ46によって駆動され
る。このとき、第2駆動プーリ48はシャフト42側か
らクランク軸21よりも高い回転数で回転される。従っ
て、第2駆動プーリ48は、第2クラッチ5050の働
きによりクランク軸21上において空転するようにな
る。このため、その後は第1駆動プーリ46によりシャ
フト42が駆動され、スプレッダ2はプロペラシャフト
8の回転、つまり走行速度に従って駆動される。
【0026】このように本発明による作業用車両では、
第1および第2クラッチ49,50を備えた第1および
第2駆動プーリ46,48によって、シャフト42を駆
動することにより、エンジン1の回転のみならず、車速
Vに対応した回転数でシャフト42が駆動される。従っ
て、地面の起伏等により車速Vに変化が生じた場合で
も、スプレッダ2の動作をそれに追従させて変化させる
ことが可能となる。このため、肥料や薬剤など、地表面
に対し均一に散布を行う必要がある作業においても、散
布量を車速Vに応じて調整することができ散布の偏りを
避けることが可能となる。
【0027】次に、当該作業用車両における動力伝達系
の内部構造について説明する。図3はその内部の構成を
示す説明図である。図3に示したように、エンジン1の
図中左方側(車両後方側)には、減速ギア20、トルク
コンバータ22、前後進切換装置23および無段変速機
24からなる自動変速装置7が設けられている。そし
て、エンジン1のクランク軸21の回転は、減速ギア2
0によって逆転された上で、トルクコンバータ22およ
び前後進切換装置23を介して、無段変速機24に伝達
される。
【0028】また、エンジン1の図中右方側には、第2
クラッチ50を介して第2駆動プーリ48が取り付けら
れており、第2駆動プーリ48はベルト47を介してシ
ャフト42に取り付けられた第2被動プーリ44と接続
されている。すなわち、シャフト42は、プーリ48,
44を介してエンジン1によって直接駆動可能に構成さ
れている。
【0029】無段変速機24は、互いに平行な入力軸2
5と出力軸26とに、それぞれ溝幅を可変自在とするプ
ライマリプーリ27とセカンダリプーリ28とが軸支さ
れ、この両プーリ27,28間にスチールベルト29が
掛け渡されている。この場合、スチールベルト29は、
多数のスチール製コマ40をスチールバンド41にて挟
持して形成されている。すなわち、ここではゴムベルト
と異なりスチール製コマ40の押圧力により動力伝達を
行うようになっており、高馬力のエンジン1の動力をセ
カンダリプーリ28に円滑に伝達できるようになってい
る。そして、無段変速機24の出力軸26は、終減速歯
車群35を介してプロペラシャフト8の入力ギア30に
接続されている。
【0030】無段変速機24のプライマリプーリ27と
セカンダリプーリ28にはそれぞれ、各プーリ27,2
8の溝幅を可変作動させる油圧シリンダ31,32が連
設されている。そして、両油圧シリンダ31,32に供
給される油圧を適宜調圧することで、無段変速機24に
よる変速比が制御される。すなわち、プライマリプーリ
27の油圧シリンダ31に供給されるプライマリ圧PP
を低下させると、プライマリプーリ27の溝幅が増加し
てプライマリプーリ27に対するスチールベルト29の
巻付き径が減少する。また、これと共にプライマリプー
リ27からスチールベルト29を介して回転駆動される
セカンダリプーリ28の溝幅が減少し、セカンダリプー
リ28に対するスチールベルト29の巻付き径が増加す
る。そしてこれにより、無段変速機24の変速比が増加
してロー側に変速される。
【0031】これとは逆に、油圧シリンダ31に供給さ
れるプライマリ圧PP を上昇させると、プライマリプー
リ27の溝幅が減少してプライマリプーリ27に対する
スチールベルト29の巻付き径が増加する。また、これ
と共にプライマリプーリ27からスチールベルト29を
介して回転駆動されるセカンダリプーリ28の溝幅が逆
に増加し、セカンダリプーリ28に対するスチールベル
ト29の巻付き径が減少する。そしてこれにより、無段
変速機24の変速比が減少してハイ側に変速される。な
お、セカンダリプーリ28の油圧シリンダ32にはライ
ン圧PL が供給されており、このライン圧PL により、
セカンダリプーリ28には、スチールベルト29との接
触によるトルク伝達が可能な押圧力が与えられる。
【0032】一方、プロペラシャフト8の入力ギア30
からは、第1駆動プーリ46の動力が取られている。す
なわち、入力ギア30は、入力軸33に設けられた入力
ギア34と噛み合っており、第1駆動プーリ46は、第
1クラッチ49を介してプロペラシャフト8と同期して
駆動可能に構成されている。従って、この第1駆動プー
リ46によってシャフト42を回転させることにより、
シャフト42を車速Vに応じた回転数で駆動することが
でき、これにより、スプレッダ2を車速Vに応じて駆動
することが可能となる。
【0033】さらに、本発明による作業用車両における
作用について説明する。まず、前後進切換装置23を中
立位置としてエンジン1を駆動させると、そのクランク
軸21が回転しそれと共に第1クラッチ49が噛み合い
第2駆動プーリ48が駆動される。これにより、ベルト
47および第2被動プーリ44を介してシャフト42が
駆動される。ここで、シャフト42とスプレッダ2との
間に設けられたクラッチ51は、前後進切換装置23を
中立位置または前進位置としたとき両者を連結するよう
になっている。従って、前後進切換装置23を中立位置
にしてエンジン1を始動すると、シャフト42の回転は
クラッチ51を介してスプレッダ2に伝達され、スプレ
ッダ2が作動状態となる。
【0034】また、この際シャフト42に取り付けられ
た第1被動プーリ43も同時に回転し、その回転はベル
ト45を介して第1駆動プーリ46に伝えられる。とこ
ろが、ここでは車両は停止状態にあり、プロペラシャフ
ト8によって駆動される入力軸33は停止状態にある。
従って、第1駆動プーリ46は入力軸33よりも高い回
転数で回転することになり、第1クラッチ49の作用に
より入力軸33上において空転することになる。
【0035】この場合、エンジンアイドリング時(例え
ば、1200rpm)におけるシャフト42の回転数
は、エンジン1の最大使用回転数(例えば、3600r
pm)におけるスプレッダ2の定格回転数に対し約1/
3程度となっているが、スプレッダ2をテスト作動させ
るには十分な回転数が確保されている。このため当該作
業用車両では、作業開始に当たりスプレッダ作動スイッ
チを投入すれば、シャフト42が駆動されてスプレッダ
2が作動し、その動作を事前にチェックすることができ
る。また、車両停止時においてもシャフト42が駆動さ
れるため、作業途中に車両を停止させてスプレッダ2の
動作チェックを行うこともできる。
【0036】次に、前後進切換装置23を中立位置から
前進側(または後進側)に切り換えると、無段変速機2
4の入力軸25にエンジン回転が伝達され、プライマリ
プーリ27が回転する。このプライマリプーリ27の回
転は、スチールベルト29によりセカンダリプーリ28
に伝達され、さらに、出力軸26から終減速歯車群35
を介してプロペラシャフト8の入力ギア30に入力され
る。これにより、プロペラシャフト8以下の走行駆動系
に動力が伝達され、プロペラシャフト8が回転し、その
回転がディファレンシャル装置9を介して駆動輪3に伝
達され車両が走行する。
【0037】また、入力ギア30の回転はさらに、入力
ギア34を介して入力軸33にも伝達される。すなわ
ち、入力軸33はプロペラシャフト8と同期して駆動さ
れることになる。しかしながら、入力軸33の回転数が
第1駆動プーリ46の回転数を超えない微速段階では、
第1クラッチ49の空転状態が維持され、第1駆動プー
リ46は入力軸33上において空転する。すなわち、シ
ャフト42は、所定車速に至るまでは第2駆動プーリ4
8によって駆動されることになる。
【0038】一方、前後進切換装置23を切り換えて車
両を発進させた後、図示しないアクセルを踏み込んでエ
ンジン回転数を上昇させると、それに伴って車速Vも増
加する。この場合、車速Vは、負荷に応じて無段変速機
24のプライマリ圧PP を適宜制御することにより、前
述のようなプーリ動作にて変速され適宜変化する。この
際、当該作業用車両では無段変速機24としてスチール
ベルト29を用いたCVTが用いられており、高馬力
(15馬力以上)のエンジンとCVTを組み合わせて使
用できるようになっている。従って、当該作業用車両に
あっては、駆動輪3の空転による芝の損傷を防止しつつ
作業を行うことができ、かつ、その変速比を高く設定す
ることができるため操作性の向上を図ることが可能とな
る。さらに、高出力エンジンを使用できることから、作
業機の駆動力をエンジンから得るメーンエンジン方式の
作業用車両においても、その供給動力に余裕があり、走
行性や作業性の向上を図ることが可能となる。
【0039】また、車速Vの増加に応じて入力軸33の
回転数も増加し、入力軸33の回転数が第1駆動プーリ
46の回転数を超えると、第1クラッチ49が噛み合
い、第1駆動プーリ46は入力軸33によって駆動され
る。これにより、シャフト42は第1駆動プーリ46に
よって駆動されるようになり、シャフト42はプロペラ
シャフト8の回転数、つまり車速Vに応じて回転するこ
とになる。従って、前後進切換装置23が前進位置とな
っている場合にスプレッダ作動スイッチをONすると、
シャフト42の回転がクラッチ51を介してスプレッダ
2に伝達され、車速Vに応じた量の目土等が散布される
ことになる。
【0040】一方、このように第1クラッチ49が噛み
合いシャフト42が第1駆動プーリ46によって駆動さ
れると、第2駆動プーリ48はシャフト42によってク
ランク軸21よりも高い回転数で回転されるようにな
る。従って、第1クラッチ49の作用により、第2駆動
プーリ48はクランク軸21上において空転することに
なる。
【0041】なお、前後進切換装置23が後退位置とな
っている場合、つまり車両がバックする場合には、プロ
ペラシャフト8の回転が前進時と逆になり、入力軸33
もまた逆方向に回転する。従って、第1クラッチ49は
解放状態となり、入力軸33の回転は第1駆動プーリ4
6に伝達されない。このため、シャフト42は第2駆動
プーリ48側からの駆動力によってのみ駆動されること
になり、車速に応じてスプレッダ2を動作させることが
できなくなる。また、駆動力を伝達できるような構成と
しても、第2駆動プーリ48側からの入力とは逆方向の
回転となる。そこで、当該作業用車両では、バック時に
はクラッチ51が切れるように設定し、その際にスプレ
ッダ2が動作しないよう対応している。但し、第1およ
び第2クラッチ49,50に代えて電磁クラッチを用
い、そのON・OFFを適宜制御するようにすれば後退
時にも車速Vに対応してスプレッダ2を動作させること
も可能である。
【0042】図4は、車速Vとスプレッダ2の動作回転
数(シャフト42の回転数)NS との関係を示す説明図
である。図4に示したように、スプレッダ2は車速V=
0の場合(停止時)においては、エンジン1のアイドリ
ングにより第2駆動プーリ48によって初期回転数NS0
にて回転する。そして、このときには前述のようにスプ
レッダ2の動作チェックを行うことができる。次に車両
が走行すると、スロットル開度に応じてエンジン回転数
E が増加(1200〜3600rpm)し、車速Vも
また増加する。なお、実際の走行時には、車速Vは負荷
に応じて無段変速機24の作用により適宜変化する。
【0043】このように車速Vが増加し所定の車速V1
に達すると、シャフト42の駆動源が第2駆動プーリ4
8から第1駆動プーリ46に切り替わり、以後、スプレ
ッダ2の動作回転数NS は車速Vに対応して変化する。
つまり、車速がV1 に達すると、入力軸33の回転数
が、それまでエンジン回転に対応してシャフト42側か
ら駆動され入力軸33上を空転していた第1駆動プーリ
46の回転数を超え、第1クラッチ49が噛み合う。従
って、シャフト42が、入力軸33と一体に回転する第
1駆動プーリ46により駆動され、スプレッダ2はプロ
ペラシャフト8を駆動源として駆動される。なお、この
切替閾値としての車速V1 は、プーリ43,46の径を
適宜設定することにより変更可能である。
【0044】このように、車両が登り勾配区間に差し掛
かり、無段変速機24の作用により車速Vが低下する
と、スプレッダ2の動作回転数NS もそれに応じて低下
し、目土等の散布量もまた減少する。一方、車両が下り
勾配区間に差し掛かり、無段変速機24の作用により車
速Vが増加すると、スプレッダ2の動作回転数NS もそ
れに応じて増加し、目土等の散布量は増加する。従っ
て、当該作業用車両では、車速Vが変化してもそれに応
じて目土等の散布量も自動的に変化し、これにより目土
等を単位面積当たり均等に散布することが可能となる。
【0045】また、前述のように、作業中にスプレッダ
2の動作状況を確認することも可能である。すなわち、
車両を一旦停止させ、そこでスプレッダ作動スイッチを
ONすると、エンジン1のアイドリングによって第2駆
動プーリ48によってシャフト42が駆動される。従っ
て、これによりスプレッダ2が作動しその動作チェック
を行うことができる。
【0046】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能であることは言うまでもない。
【0047】例えば、前述の実施の形態では、シャフト
42を駆動するための動力をプーリとベルトを用いて伝
達しているが、これをギアによって行うことも可能であ
る。また、ワンウエイクラッチとしては、ベアリングタ
イプの他、スプリングクラッチ等の他の一方向クラッチ
を用いることも可能である。さらに、ワンウエイクラッ
チに代えて電磁クラッチを使用することもできる。
【0048】一方、前述の実施の形態における作業用車
両は、前後輪を共に駆動させる4WD構成となっている
が、前輪または後輪のみを駆動させる2WD方式を採用
することも可能である。また、エンジン1も、その回転
数をスロットル操作によって変化させるようにしている
が、エンジン回転数を一定にしても良い。さらに、エン
ジン1の出力や回転数も前述のものには限定されず、種
々の出力値を採用し得ることは言うまでもない。
【0049】加えて、作業機としてスプレッダ2を用い
て肥料や目土の散布を行う例を示したが、作業形態とし
てはこれに限定されず、液剤(消毒薬、農薬)散布や草
刈り、耕耘、作付(田植え、種蒔き等)、収穫、あるい
はエアレータ作業、作業台等の上下降、ブロア作業、資
材運搬等の各種作業を行う種々の作業用車両に適用可能
である。また、その作業対象もゴルフ場には限定され
ず、庭園や農作地等、オフロード作業車として広く適用
可能である。
【0050】さらに、前述の実施の形態では、自動変速
装置にCVTを用いた例を示したが、それに代えて静油
圧無段変速装置(HST)や、自動車用として多く用い
られているトルクコンバータと遊星歯車装置とによるオ
ートマチックトランスミッション(AT)などを用いる
ことも可能である。
【0051】また、前述の実施の形態では、走行駆動系
のひとつであるプロペラシャフト8から第1駆動プーリ
46の駆動力を得ているが、例えば駆動輪3の車軸等、
他の走行駆動系をその動力源とすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明の作業用車両は、自動変速装置を
備えた作業用車両において、車両搭載の作業機を、走行
駆動系を動力源とする駆動系とエンジンを直接駆動源と
する駆動系の2系統によって駆動させるようにし、各系
統に各々ワンウエイクラッチを配して両クラッチの入力
回転数差により何れか一方のクラッチを空転状態として
作業機を駆動するようにしたことにより、作業機を車両
の走行速度に応じて駆動することができると共に、車両
停止時においても作業機を駆動させることも可能とな
る。従って、車速の変化に応じて作業量を調整すること
が可能となり、例えば、肥料や目土の散布作業を行う場
合に、地表面の起伏により車速が適宜変化しても、それ
に合わせて肥料等の散布量を調整でき、均等な施肥や目
土散布を行うことが可能となり、さらに、作業前や作業
中に車両を停止させて作業機の動作チェックを行うこと
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である作業用車両の全体
構成を示す説明図である。
【図2】図1の作業用車両の動力伝達系の概要を示す説
明図である。
【図3】図1の作業用車両の動力伝達系の内部構成を示
す説明図である。
【図4】車速とスプレッダの動作回転数との関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン(原動機) 2 スプレッダ(作業機) 7 自動変速装置 21 クランク軸 24 無段変速機 33 入力軸 34 入力ギア 42 作業機駆動用シャフト 43 第1被動プーリ(第1被動部材) 44 第2被動プーリ(第2被動部材) 46 第1駆動プーリ(第1駆動部材) 48 第2駆動プーリ(第2駆動部材) 49 第1ワンウエイクラッチ(第1クラッチ) 50 第2ワンウエイクラッチ(第2クラッチ)
フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA02 AA03 AB21 AC06 AC32 3D041 AA31 AB05 AC01 AC06 AC15 AC19 AD02 AD32 AD36 AD51 AD53 AE01 AE03 AE14 AE26 AE30 AE36 AF00 3D043 AA05 AB07 BA03 BC02 BC03 BC06 BC07 BC10 BC11 BC15 BC19 BE01 BF03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機の出力を自動変速装置を介して走
    行駆動系に伝達して走行し、車両搭載の作業機により各
    種作業を行う作業用車両であって、 第1および第2被動部材を備え、前記作業機に対し駆動
    力を供給する作業機駆動用シャフトと、 前記第1被動部材と接続され、前記走行駆動系を動力源
    として駆動される入力軸に第1ワンウエイクラッチを介
    して取り付けられた第1駆動部材と、 前記第2被動部材と接続され、前記原動機の出力軸に第
    2ワンウエイクラッチを介して取り付けられた第2駆動
    部材とを有し、 前記作業機は、車両停止時は前記第1ワンウエイクラッ
    チが空転状態となって前記第2駆動部材により駆動さ
    れ、車両走行時は前記第1および第2ワンウエイクラッ
    チの何れか一方が空転状態となり前記第1または第2駆
    動部材の何れか一方により駆動されることを特徴とする
    作業用車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業用車両において、前
    記作業機は、車両停止時から所定速度に至るまでは前記
    第1ワンウエイクラッチが空転状態となって前記第2駆
    動部材により駆動され、車両が前記所定速度以上となっ
    たときには、前記第2ワンウエイクラッチが空転状態と
    なって前記第1駆動部材により駆動されることを特徴と
    する作業用車両。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の作業用車両にお
    いて、前記作業機は、車両停止時においてはその定格回
    転数の1/3〜1/4の回転数で駆動されることを特徴
    とする作業用車両。
JP10353245A 1998-12-11 1998-12-11 作業用車両 Pending JP2000177410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10353245A JP2000177410A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 作業用車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10353245A JP2000177410A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 作業用車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000177410A true JP2000177410A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18429540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10353245A Pending JP2000177410A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 作業用車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000177410A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377778B1 (ko) * 2000-03-30 2003-03-26 유병섭 특장차의 동력 전달 시스템
EP2075217A3 (en) * 2007-12-25 2010-04-14 Nissan Motor Co., Ltd. Industrial vehicle
CN102490599A (zh) * 2011-12-26 2012-06-13 北京理工华创电动车技术有限公司 纯电动汽车用双动力耦合驱动系统
JP2017170958A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2018009586A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 荏原実業株式会社 駆動力伝達装置及び駆動力伝達システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377778B1 (ko) * 2000-03-30 2003-03-26 유병섭 특장차의 동력 전달 시스템
EP2075217A3 (en) * 2007-12-25 2010-04-14 Nissan Motor Co., Ltd. Industrial vehicle
CN102490599A (zh) * 2011-12-26 2012-06-13 北京理工华创电动车技术有限公司 纯电动汽车用双动力耦合驱动系统
CN102490599B (zh) * 2011-12-26 2014-12-03 北京理工华创电动车技术有限公司 纯电动汽车用双动力耦合驱动系统
JP2017170958A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2018009586A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 荏原実業株式会社 駆動力伝達装置及び駆動力伝達システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6681877B2 (en) Working vehicle
US7285072B2 (en) Vehicle control system
US6615963B2 (en) Working vehicle
US3742685A (en) Lawn mower with hydrostatic drive
US20090305840A1 (en) Power take off arrangement for a motor vehicle
US11815168B2 (en) Work vehicle
EP1188959B1 (en) Working vehicle controlling automatic transmission according to slope
US7766105B2 (en) System and method of implementing a soft-start PTO clutch
JP2000177410A (ja) 作業用車両
AU2014262549B2 (en) Utility vehicle with a continuously variable transmission having a system for selectively establishing a fixed maximum transmission ratio
JP4529920B2 (ja) コンバイン
JP2000145906A (ja) 作業用車両
JP2000158963A (ja) 作業用車両
US11951827B2 (en) Work vehicle
JP3613430B2 (ja) 被牽引車の補助走行装置
JP2002187567A (ja) 走行車等のプッシュシリンダ装置
JPH09156533A (ja) コンバインの走行旋回装置
JP2023018546A (ja) 作業車両
JPH031657Y2 (ja)
JPH01101273A (ja) 装軌車両の操向装置
JPH0715422U (ja) 乗用農機の伝動装置
KR20050094098A (ko) 분무기 장치대의 동력 분배구조
JP2004011844A (ja) 静油圧式無段変速装置の油圧回路
DE102012222431A1 (de) Verfahren zum Betreiben eines hydrostatischen Fahrzeugantriebssystems und hydrostatisches Fahrzeugantriebssystem
WO1995021066A1 (en) Combination torque converter hydraulic drive train