JP2000176397A - 鉄筋コンクリ―ト等容器構造物による廃棄物のセメント固形化処理法 - Google Patents
鉄筋コンクリ―ト等容器構造物による廃棄物のセメント固形化処理法Info
- Publication number
- JP2000176397A JP2000176397A JP10377933A JP37793398A JP2000176397A JP 2000176397 A JP2000176397 A JP 2000176397A JP 10377933 A JP10377933 A JP 10377933A JP 37793398 A JP37793398 A JP 37793398A JP 2000176397 A JP2000176397 A JP 2000176397A
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- JP
- Japan
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- reinforced concrete
- waste
- container
- sludge
- container structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ばいじん・焼却残渣・汚泥・スラッジその他
固形状の廃棄物の無害な廃棄方法を提供する。 【解決手段】鉄筋コンクリート製の箱体1の外側5の内
側にポリエチレン製容器7(蓋2付き)を収納し、ばい
じん・焼却残渣・汚泥・スラッジ・その他の固形廃棄物
等をセメントと一緒に練り合せて上述のポリエチレン製
容器7の中に充填・密封・固化して鉄筋6コンクリート
製外箱7の中に収納し、ポリエチレン容器7の内部の廃
棄物のセメント固形物8と蓋2の間の空間を普通モルタ
ル3にて充填した後コンクリートにて補正を行ひ堅牢な
鉄筋6コンクリート塊1を形成する。河川や海岸保全用
護岸材として活用出来る。
固形状の廃棄物の無害な廃棄方法を提供する。 【解決手段】鉄筋コンクリート製の箱体1の外側5の内
側にポリエチレン製容器7(蓋2付き)を収納し、ばい
じん・焼却残渣・汚泥・スラッジ・その他の固形廃棄物
等をセメントと一緒に練り合せて上述のポリエチレン製
容器7の中に充填・密封・固化して鉄筋6コンクリート
製外箱7の中に収納し、ポリエチレン容器7の内部の廃
棄物のセメント固形物8と蓋2の間の空間を普通モルタ
ル3にて充填した後コンクリートにて補正を行ひ堅牢な
鉄筋6コンクリート塊1を形成する。河川や海岸保全用
護岸材として活用出来る。
Description
【0001】本発明は、まず最初に、表1の仕様に基づ
き鉄筋コンクリート及びポリエチレン製容器との二重構
造で頑丈な鉄筋コンクリート等容器構造物を造り、2週
間の養生後それを使用する。 そしてその中には、再資
源化処理後の埋立を必要とする不要物や、ごみ焼却処理
途中及び焼却処理後の廃棄物である「ばいじん・焼却残
渣・汚泥・スラッジ・その他固形状のもの」をセメント
と一緒に練り合わせて投入し固化させる。 なお、セメ
ントと廃棄物との配合比は1:9とし、またその投入割
合は図1のようにポリエチレン製容器の蓋以下にして余
裕を持たせ、4週間の養生をする。 その後更に、普通
モルタルを加えてポリエチレン製容器の蓋を回転させな
がら密着安定させ、最後に、図2のように投入口の鉄筋
を縫い合わせて普通コンクリートを流し込み密封するこ
とにより、廃棄物を安定させ安全化して、廃棄物の飛散
及び流失を防止する構造のものである。
き鉄筋コンクリート及びポリエチレン製容器との二重構
造で頑丈な鉄筋コンクリート等容器構造物を造り、2週
間の養生後それを使用する。 そしてその中には、再資
源化処理後の埋立を必要とする不要物や、ごみ焼却処理
途中及び焼却処理後の廃棄物である「ばいじん・焼却残
渣・汚泥・スラッジ・その他固形状のもの」をセメント
と一緒に練り合わせて投入し固化させる。 なお、セメ
ントと廃棄物との配合比は1:9とし、またその投入割
合は図1のようにポリエチレン製容器の蓋以下にして余
裕を持たせ、4週間の養生をする。 その後更に、普通
モルタルを加えてポリエチレン製容器の蓋を回転させな
がら密着安定させ、最後に、図2のように投入口の鉄筋
を縫い合わせて普通コンクリートを流し込み密封するこ
とにより、廃棄物を安定させ安全化して、廃棄物の飛散
及び流失を防止する構造のものである。
【0002】従来、廃棄物の処理処分の方法として、再
資源化処理後の不要物や、ごみ焼却処理途中及び焼却処
理後の廃棄物である「ばいじん・焼却残渣・汚泥・スラ
ッジ・その他固形状のもの」は、そのほとんどが最終処
分埋立施設で埋立処分されて来た。ところが最近、こう
した施設等の周辺地域から人体に有害な物質等が検出さ
れたりして、二次公害や環境汚染等が懸念され、新聞や
テレビ等での報道の対象となり、大きな社会問題となっ
て来ている。 また今日では、こうした廃棄物処理施設
への人々の関心も高く、建設用地確保をますます難しく
させている。そこで、本発明は、廃棄物の飛散及び流失
による二次公害や環境汚染等の発生を未然に防止し、人
々の不安や懸念を払拭しようとするものである。
資源化処理後の不要物や、ごみ焼却処理途中及び焼却処
理後の廃棄物である「ばいじん・焼却残渣・汚泥・スラ
ッジ・その他固形状のもの」は、そのほとんどが最終処
分埋立施設で埋立処分されて来た。ところが最近、こう
した施設等の周辺地域から人体に有害な物質等が検出さ
れたりして、二次公害や環境汚染等が懸念され、新聞や
テレビ等での報道の対象となり、大きな社会問題となっ
て来ている。 また今日では、こうした廃棄物処理施設
への人々の関心も高く、建設用地確保をますます難しく
させている。そこで、本発明は、廃棄物の飛散及び流失
による二次公害や環境汚染等の発生を未然に防止し、人
々の不安や懸念を払拭しようとするものである。
【0003】これまで廃棄物は、再資源化処理施設を経
て有効利用されたり、ごみ焼却処理施設等を経て縮小・
減量化され、最終的に埋立処分されて来たのであるが、
しかし、ごみの再資源化や減量化等にも限界があり、そ
の新しい処分方法が模索されている。いまや、既存のこ
うした施設等も老朽化したり、需要の増大にも対処しな
ければ、ならない等の理由により、その施設整備や更新
計画が急務とされている。そこで、本発明の鉄筋コンク
リート等容器構造物による廃棄物のセメント固形化処理
法は、廃棄物が最終的にたどり着き、埋立処分される
「埋立対象物の減量化」をして最終処分埋立施設への負
荷の軽減を図ると共に、二次公害や環境汚染等の発生を
未然に防止しようとする自然環境に優しい処分方法であ
る。 またこうした配慮が住民への説得や広報等にも役
立ち、廃棄物処理施設等の延命化や新規事業計画にも寄
与できるものである。
て有効利用されたり、ごみ焼却処理施設等を経て縮小・
減量化され、最終的に埋立処分されて来たのであるが、
しかし、ごみの再資源化や減量化等にも限界があり、そ
の新しい処分方法が模索されている。いまや、既存のこ
うした施設等も老朽化したり、需要の増大にも対処しな
ければ、ならない等の理由により、その施設整備や更新
計画が急務とされている。そこで、本発明の鉄筋コンク
リート等容器構造物による廃棄物のセメント固形化処理
法は、廃棄物が最終的にたどり着き、埋立処分される
「埋立対象物の減量化」をして最終処分埋立施設への負
荷の軽減を図ると共に、二次公害や環境汚染等の発生を
未然に防止しようとする自然環境に優しい処分方法であ
る。 またこうした配慮が住民への説得や広報等にも役
立ち、廃棄物処理施設等の延命化や新規事業計画にも寄
与できるものである。
【0004】このように、鉄筋コンクリート及びポリエ
チレン製容器との二重構造で造られた鉄筋コンクリート
等容器構造物は、図1や表1に示すように堅固であるた
め、廃棄物を確実に捉えて封じ込むばかりでなく、飛散
及び流失を未然に防止することが可能となって、二次公
害や現境汚染等の問題もクリアできるものである。ま
た、廃棄物処理施設等の建設用地確保の件も、本発明の
採用により、関係住民の信頼を得ることができ、諸問題
解決へ大きく前進できるのである。更に、その副産物と
しての廃棄物投入後の鉄筋コンクリート等容器構造物
は、図4のように鉄筋コンクリート塊として強度的にも
優れているため、最終処分埋立施設での埋立処分の必要
性がなく、しかも自然環境に優しい形での河川や海岸保
全用の護岸材として活用でき、廃棄物の循環形社会の形
成に役立つものである。
チレン製容器との二重構造で造られた鉄筋コンクリート
等容器構造物は、図1や表1に示すように堅固であるた
め、廃棄物を確実に捉えて封じ込むばかりでなく、飛散
及び流失を未然に防止することが可能となって、二次公
害や現境汚染等の問題もクリアできるものである。ま
た、廃棄物処理施設等の建設用地確保の件も、本発明の
採用により、関係住民の信頼を得ることができ、諸問題
解決へ大きく前進できるのである。更に、その副産物と
しての廃棄物投入後の鉄筋コンクリート等容器構造物
は、図4のように鉄筋コンクリート塊として強度的にも
優れているため、最終処分埋立施設での埋立処分の必要
性がなく、しかも自然環境に優しい形での河川や海岸保
全用の護岸材として活用でき、廃棄物の循環形社会の形
成に役立つものである。
【図1】鉄筋コンクリート等容器構造物と廃棄物のセメ
ント固形化物との断面図である。
ント固形化物との断面図である。
【図2】鉄筋コンクリート等容器構造物の、鉄筋コンク
リート補正途中並びに補正後の平面図である。
リート補正途中並びに補正後の平面図である。
【図3】鉄筋コンクリート等容器構造物と鉄筋組立との
側面図で、廃棄物のセメント固形化物投入途中のもので
ある。
側面図で、廃棄物のセメント固形化物投入途中のもので
ある。
【図4】鉄筋コンクリート等容器構造物の完成姿図であ
る。
る。
1 鉄筋コンクリート等容器構造物の投入口 2 ポリエチレン製容器の蓋 3 普通モルタル 4 吊り下げ金具 5 普通コンクリート 6 鉄筋 7 ポリエチレン製容器 8 廃棄物のセメント固形化物 9 鉄筋コンクリート等容器構造物の足
Claims (2)
- 【請求項1】鉄筋コンクリート及びポリエチレン製容器
との二重構造で頑丈に造られた鉄筋コンクリート等容器
構造物は、図1に示す通り「ばいじん・焼却残渣・汚泥
・スラッジ・その他固形状のもの」の廃棄物をセメント
と一緒に練り合わせて投入し固化させ処分する器材とし
て適当であり、廃棄物の飛散及び流失を防止する構造の
ものである。 - 【請求項2】廃棄物の投入完了後に補正された鉄筋コン
クリート等容器構造物は、図2及び図4に示す通りの堅
固な鉄筋コンクリート塊であり、しかも強度的にも表1
の通りであるので、最終処分埋立施設での埋立処分の必
要性がなく、自然環境に優しい形での河川や海岸保全用
護岸材として活用できる形状のものである。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377933A JP2000176397A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 鉄筋コンクリ―ト等容器構造物による廃棄物のセメント固形化処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377933A JP2000176397A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 鉄筋コンクリ―ト等容器構造物による廃棄物のセメント固形化処理法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000176397A true JP2000176397A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18509262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10377933A Pending JP2000176397A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 鉄筋コンクリ―ト等容器構造物による廃棄物のセメント固形化処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000176397A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100930080B1 (ko) * | 2009-03-06 | 2009-12-08 | 주식회사 신앤우 | 환경 폐기물을 이용한 고형화 블록 |
JP2013152164A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Taiheiyo Cement Corp | 放射性廃棄物の保管容器 |
-
1998
- 1998-12-14 JP JP10377933A patent/JP2000176397A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100930080B1 (ko) * | 2009-03-06 | 2009-12-08 | 주식회사 신앤우 | 환경 폐기물을 이용한 고형화 블록 |
JP2013152164A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Taiheiyo Cement Corp | 放射性廃棄物の保管容器 |
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