JP2000175943A - 脊柱管拡大術用椎弓スペーサー - Google Patents

脊柱管拡大術用椎弓スペーサー

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JP2000175943A
JP2000175943A JP35763098A JP35763098A JP2000175943A JP 2000175943 A JP2000175943 A JP 2000175943A JP 35763098 A JP35763098 A JP 35763098A JP 35763098 A JP35763098 A JP 35763098A JP 2000175943 A JP2000175943 A JP 2000175943A
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vertebral
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JP35763098A
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English (en)
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Sakuo Yonenobu
策雄 米延
Tomonori Shiraishi
友則 白石
Hirosuke Nakahori
宏亮 中堀
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7071Implants for expanding or repairing the vertebral arch or wedged between laminae or pedicles; Tools therefor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期固定性がよく、また縫合糸が切断され難
い脊柱管拡大術用椎弓スペーサーを提供する。 【解決手段】 分割した椎弓間に挿入して脊柱管を拡大
させる脊柱管拡大術用椎弓スペーサーであって、両側面
に形成され、分割した椎弓を挟持する挟持部と、両挟持
部内に開口を有する貫通孔と、挟持部を有する側面と背
中側となる面との角部に形成された凹部とを有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脊柱管拡大術用椎
弓スペーサーに関し、特に脊柱管の一方の椎弓を側方部
で切離して脊柱管を拡大し、その拡大位を保持するため
に使用される脊柱管拡大術用椎弓スペーサーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症、脊柱
管狭窄症などの治療法の一つとして手術的治療がある。
その方法は、脊椎を後方より展開後、椎弓を一側の側方
部で切離し、或いは棘突起を縦割する。前者の方法で
は、他側椎弓側方部に溝を作り、椎弓骨皮質内側を菲薄
化し、椎弓を翻転することで脊柱管の拡大をはかる。後
者の方法では、両側椎弓側方部に溝を作り、縦割した棘
突起を同様に翻転し、脊柱管を拡大する。その後、分割
箇所に腸骨から採取した移植骨や、展開時に得られた棘
突起、またはセラミック製のスペーサー等を挟み込み、
ワイヤー、合成糸、絹糸等の縫合糸で締結固定する。こ
のことにより、狭窄している脊柱管を拡大固定しようと
いうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、腸骨や棘突起
から採取した移植骨では、時間の経過とともに移植骨が
吸収され、拡大位を保持できなくなることがある。セラ
ミック製のスペーサーでは、スペーサーの初期固定が悪
ければ、スペーサーの動きにより周囲の骨が吸収され、
固定性がさらに悪化する。さらにスペーサーが動くこと
によって、固定に使用した縫合糸の切断が生じ、脊柱管
内への落ち込みが発生することもある。
【0004】本発明の目的は、初期固定性がよく、また
縫合糸が切断され難い脊柱管拡大術用椎弓スペーサーを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の脊柱管拡大術用
椎弓スペーサーは、分割した椎弓間に挿入して脊柱管を
拡大させる脊柱管拡大術用椎弓スペーサーであって、両
側面に形成され、分割した椎弓を挟持する挟持部と、両
挟持部内に開口を有する貫通孔と、挟持部を有する側面
と背中側となる面との角部に形成された凹部とを有する
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の脊柱管拡大術用椎弓スペ
ーサーは、両側面に形成された挟持部に、分割された椎
弓部分を挟み込むことができる。このため、椎弓とスペ
ーサーの初期固定性が向上する。
【0007】また縫合糸を挿通孔させる貫通孔が椎弓の
拡大方向に形成されており、スペーサー両側の椎弓を縫
合糸で強固に固定することができる。しかも縫合糸は、
スペーサー挟持部内の開口部から椎弓内を挿通し、スペ
ーサーの背中側で締結されるが、スペーサーには側面と
背中側の面とで構成される角部に、縫合糸を係合可能な
凹部が設けられているため、縫合糸のずれや切断が生じ
難くなる。
【0008】さらに本発明のスペーサーにおいては、脊
柱管側となる面が凹状曲面であることが好ましい。その
理由は、平坦面に比べて凹状曲面の方が脊柱管の拡大範
囲(拡大率)が大きいため、後縦靱帯の骨化の進行など
による脊柱管の再狭窄が生じた場合、脊髄の圧迫が少な
く有利である。また万一スペーサーの落ち込みが生じた
場合でも、凹状曲面であれば、脊髄を圧迫し難くなる。
【0009】なお本発明のスペーサーは、アルミナ、ジ
ルコニア、ハイドロキシアパタイト、リン酸カルシウ
ム、リン酸四カルシウム等のセラミック材料、リン酸カ
ルシウム系ガラス、リン酸カルシウム系結晶化ガラス等
の生体活性を有するガラス材料、ステンレス、チタン、
チタン合金等の金属材料等により作製することができ
る。特にハイドロキシアパタイト、リン酸カルシウム、
リン酸四カルシウム、リン酸カルシウム系ガラス、リン
酸カルシウム系結晶化ガラス等の生体活性材料で構成す
ると、自然骨との直接結合が可能になるため好ましい。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳述する。
図1(a)は、本発明の脊柱管拡大術用スペーサーの一
実施例を示す斜視図、図1(b)はその断面図である。
【0011】スペーサー10は、脊柱管側から背面側に
向かって拡大する略台形状のリン酸カルシウム系結晶化
ガラスからなるブロック体である。その両側面11、1
2には断面U字状の挟持部13、14が形成されてい
る。また脊柱管側となる面15は凹状の円筒曲面を有
し、背中側となる面16は平坦面である。
【0012】また挟持部13、14内の略中央部分に開
口部を有する貫通孔17が設けられている。また側面1
1、12と背中側となる面16とで構成される角部の略
中央部分には、縫合糸が係合可能な凹部18,19が形
成されている。
【0013】次にこのような構成を有するスペーサーの
使用方法を、図2を用いて説明する。
【0014】まず、脊柱を展開後、脊柱管の一方の椎弓
を側方部で切離する。次に切離した両椎弓部分20、2
1に縫合糸挿通孔を形成する。
【0015】続いて縫合糸Aを両椎弓部分20、21の
挿通孔、及びスペーサー10の貫通孔17に通した後、
椎弓部分20、21の先端部を挟持部13、14に挟み
込むようにしてスペーサー10を挿入する。このとき縫
合糸Aが、スペーサー10の凹部18、19に係合され
るように調整する。
【0016】その後、縫合糸Aを締結して、スペーサー
10を固定する。
【0017】なお、本発明の椎弓スペーサーは、上記し
た形状に限られるものではなく、本発明の特徴を損なわ
ない範囲で種々の形状を選択できる。
【0018】
【発明の効果】本発明の脊柱管拡大術用スペーサーを使
用すると、スペーサーの初期固定性が良好であり、しか
も縫合糸が切断され難いため、スペーサーの脱転、移
動、落ち込みがなくなる。
【0019】また人工材料を用いるため、自家骨に見ら
れる骨吸収が起こらない。しかも自家骨採取が不要であ
るため健常部への侵襲がなくなり、従来見られた骨採取
による二次的な愁訴が防止できる。さらに手術時間の短
縮や出血量の低減が図れ、患者の肉体的、精神的負担を
軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脊柱管拡大術用スペーサーの一実施例
を示す説明図である。
【図2】本発明の脊柱管拡大術用スペーサーの使用状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 脊柱管拡大術用スペーサー 13、14 挟持部 17 貫通孔 18、19 凹部 20、21 切離した椎弓部分 A 縫合糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割した椎弓間に挿入して脊柱管を拡大
    させる脊柱管拡大術用椎弓スペーサーであって、両側面
    に形成され、分割した椎弓を挟持する挟持部と、両挟持
    部内に開口を有する貫通孔と、挟持部を有する側面と背
    中側となる面との角部に形成された凹部とを有すること
    を特徴とする脊柱管拡大術用椎弓スペーサー。
  2. 【請求項2】 脊柱管側となる面が、凹状曲面であるこ
    とを特徴とする請求項1の脊柱管拡大術用椎弓スペーサ
    ー。
JP35763098A 1998-12-16 1998-12-16 脊柱管拡大術用椎弓スペーサー Pending JP2000175943A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6635087B2 (en) 2001-08-29 2003-10-21 Christopher M. Angelucci Laminoplasty implants and methods of use
JP2010142657A (ja) * 2002-05-30 2010-07-01 Warsaw Orthopaedic Inc プレート及び椎弓形成術架橋装置
US8562681B2 (en) 2012-01-31 2013-10-22 Styker Spine Laminoplasty implant, method and instrumentation

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