JPH0655213B2 - 腰椎用棘間ブロツク - Google Patents
腰椎用棘間ブロツクInfo
- Publication number
- JPH0655213B2 JPH0655213B2 JP29947685A JP29947685A JPH0655213B2 JP H0655213 B2 JPH0655213 B2 JP H0655213B2 JP 29947685 A JP29947685 A JP 29947685A JP 29947685 A JP29947685 A JP 29947685A JP H0655213 B2 JPH0655213 B2 JP H0655213B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- interspinous
- interspinous block
- lumbar spine
- bone
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人体の椎体間固定術を行う際、棘間に挿入し椎
体間を固定するための棘間ブロックに関するものであ
る。
体間を固定するための棘間ブロックに関するものであ
る。
従来から人体の特に腰椎椎間板の退行変性にまつわる一
連の腰痛疾患である腰椎椎間板ヘルニア、腰椎辷り症、
脊髄分離症、椎間板の病的変性などに対しては前方の椎
体間に、腸骨などの自家骨を挿入する固定術が行われて
いた。
連の腰痛疾患である腰椎椎間板ヘルニア、腰椎辷り症、
脊髄分離症、椎間板の病的変性などに対しては前方の椎
体間に、腸骨などの自家骨を挿入する固定術が行われて
いた。
ところが、このように自家骨でもって前方椎体間を固定
した場合、挿入された移植骨（自家骨）と椎体間に離開
する力が、特に起立した時に発生したり、前後へのズレ
の応力も作用するなどに起因して移植骨の癒合に数ケ月
間もの長期間を要するという大きな欠点があった。
した場合、挿入された移植骨（自家骨）と椎体間に離開
する力が、特に起立した時に発生したり、前後へのズレ
の応力も作用するなどに起因して移植骨の癒合に数ケ月
間もの長期間を要するという大きな欠点があった。
上記椎体間固体術における移植骨の離開を生ぜしめない
ために、同時に背側に小切開を加え該当するレベルの棘
突起間に永久埋設可能なセラミックを素材とした固定体
を追加挿入することによって解決する。
ために、同時に背側に小切開を加え該当するレベルの棘
突起間に永久埋設可能なセラミックを素材とした固定体
を追加挿入することによって解決する。
以下、図によって本発明と適用例を詳述する。
第1 図には一実施例としての腰椎用棘間ブロック1 の斜
視図を示す。この棘間ブロック1 は生体為害性をもたな
いアルミナ、ジルコニア、アパタイトなどのセラミック
から成る直径R=8 〜15mm、高さh=8 〜14mm程度のほぼ円
柱状を成している。
視図を示す。この棘間ブロック1 は生体為害性をもたな
いアルミナ、ジルコニア、アパタイトなどのセラミック
から成る直径R=8 〜15mm、高さh=8 〜14mm程度のほぼ円
柱状を成している。
また、かかる棘間ブロック1 の上、下両面2 、3 には夫
々方形状をした突起2aが一体的に形成してあり、かつ側
方には、棘間突起間に挿入する場合の取扱性の向上を図
るため少なくとも一つの平面4 を備え、この平面4 の中
央部には穴5 があけてある。なお、この穴5 は貫通した
ものであってもよく、手術でもって棘間に挿入する場合
のペンチの如き挟持具の先端を介入せしめ、挟持した時
に脱落したり、移動したりすることなく確実に挟持する
ことができるようにしたものである。
々方形状をした突起2aが一体的に形成してあり、かつ側
方には、棘間突起間に挿入する場合の取扱性の向上を図
るため少なくとも一つの平面4 を備え、この平面4 の中
央部には穴5 があけてある。なお、この穴5 は貫通した
ものであってもよく、手術でもって棘間に挿入する場合
のペンチの如き挟持具の先端を介入せしめ、挟持した時
に脱落したり、移動したりすることなく確実に挟持する
ことができるようにしたものである。
また、棘間ブロック1 の上下両面には方形状をした突起
2aに代えて第2 図(a)(b)に示したように円形状の突起2
b、三角形状の突起2cであってもよく、あるいはこれら
各種形状をした突起2a、2b、2cの組合せであってもよ
く、しかも尖頭がとがった凸条であってもよい。また棘
間ブロック1 としては円柱体、直方体をしたものであっ
てもよい。
2aに代えて第2 図(a)(b)に示したように円形状の突起2
b、三角形状の突起2cであってもよく、あるいはこれら
各種形状をした突起2a、2b、2cの組合せであってもよ
く、しかも尖頭がとがった凸条であってもよい。また棘
間ブロック1 としては円柱体、直方体をしたものであっ
てもよい。
次に、上述した本発明棘間ブロック1 の使用方法を図に
よって説明する。
よって説明する。
第3 図において、E1、E2は椎体、H は椎間板であり、こ
れら椎体E1、E2と各々連続した棘突起K1、K2から成る骨
格であって、いま椎体E1、E2間における椎間板が除去さ
れた後の空間には、生体の他の部位から採取した移植骨
B が移植される。この場合、椎体E1、E2と連続した棘突
起K1、K2間に棘間ブロック１を嵌入せしめる。
れら椎体E1、E2と各々連続した棘突起K1、K2から成る骨
格であって、いま椎体E1、E2間における椎間板が除去さ
れた後の空間には、生体の他の部位から採取した移植骨
B が移植される。この場合、椎体E1、E2と連続した棘突
起K1、K2間に棘間ブロック１を嵌入せしめる。
この場合、棘突起K1、K2間は棘間ブロック1 の挿入、固
定に最適の形状に予め整形してある。
定に最適の形状に予め整形してある。
しかも、棘間ブロック1 を嵌入するに際しては拡大器に
よって押し拡げた状態のものに挿入するため、移植骨B
は椎体E1、E2間に密着した状態にて固定され、しかも嵌
入された棘間ブロック1 も強固な状態で固定され、さら
に棘間ブロック1 の上、下両面に形成された突起2a、2
b、2cが形成してあることから棘突起K1、K2間からの着
脱落や移動は防止される。
よって押し拡げた状態のものに挿入するため、移植骨B
は椎体E1、E2間に密着した状態にて固定され、しかも嵌
入された棘間ブロック1 も強固な状態で固定され、さら
に棘間ブロック1 の上、下両面に形成された突起2a、2
b、2cが形成してあることから棘突起K1、K2間からの着
脱落や移動は防止される。
なお、上記椎体E1、E2間には生体の他の部位から採取し
た自家骨による移植骨B を用いた例を示したが、これに
限らずこの移植骨B としてはアルミナ、アパタイトなど
のセラミック、チタン、タンタルなどの金属製のものを
代用することもできる。
た自家骨による移植骨B を用いた例を示したが、これに
限らずこの移植骨B としてはアルミナ、アパタイトなど
のセラミック、チタン、タンタルなどの金属製のものを
代用することもできる。
また、棘間ブロック1 の大きさとしては、適用する部位
の椎体や骨格の大きさなどによっても異なり、それらの
寸法に応じて適宜選定すればよいが、棘突起K1、K2の間
を整形する場合にほぼ所定の空間に切削すればよいこと
から直径R としては8 〜15mm、高さh としては8 〜14mm
程度のものが使用に適している。
の椎体や骨格の大きさなどによっても異なり、それらの
寸法に応じて適宜選定すればよいが、棘突起K1、K2の間
を整形する場合にほぼ所定の空間に切削すればよいこと
から直径R としては8 〜15mm、高さh としては8 〜14mm
程度のものが使用に適している。
ところで、上記の如き本発明棘間ブロックを用いた場合
の平均的臨床結果と棘間ブロックを使用しない従来の手
術例による結果とを対比して掲げると次の第1 表の通り
であった。
の平均的臨床結果と棘間ブロックを使用しない従来の手
術例による結果とを対比して掲げると次の第1 表の通り
であった。
なお、本発明棘間ブロックの適用例には上記椎間板ヘル
ニア疾患にだけでなく他の椎体の置換修復術等に広く使
用できることは言うまでもない。
ニア疾患にだけでなく他の椎体の置換修復術等に広く使
用できることは言うまでもない。
叙上のように本発明によれば、棘突起間に挿入し、固定
することによって、椎体内に自家骨、人工骨などの移植
骨、椎体スペーサ等を装入した場合の固着保持を確実な
らしめ、かつ手術後の回復を極めて早期ならしめるなど
人類の福祉に大きく貢献することができる。
することによって、椎体内に自家骨、人工骨などの移植
骨、椎体スペーサ等を装入した場合の固着保持を確実な
らしめ、かつ手術後の回復を極めて早期ならしめるなど
人類の福祉に大きく貢献することができる。
第１図は本発明に係る一実施例としての棘間ブロックの
斜視図を示し、第２図（ａ）（ｂ）はそれぞれ本発明に
よる他の実施例としての棘間ブロックの上面図である。
第３図は本発明棘間ブロックを取付けた状態を示す側面
図である。 １、棘間ブロック、2a，2b，2c，突起 ５、穴、E1,E2、椎体 Ｂ、移植骨、K1,K2、棘突起
斜視図を示し、第２図（ａ）（ｂ）はそれぞれ本発明に
よる他の実施例としての棘間ブロックの上面図である。
第３図は本発明棘間ブロックを取付けた状態を示す側面
図である。 １、棘間ブロック、2a，2b，2c，突起 ５、穴、E1,E2、椎体 Ｂ、移植骨、K1,K2、棘突起
Claims (2)
- 【請求項１】腰椎の棘間に設置固定すべく、柱状体を成
し、該柱状体の上、下両面に複数の突起が形成してある
ことを特徴とする腰椎用棘間ブロック。 - 【請求項２】上記柱状体がアルミナ、アパタイトなどの
セラミックで形成されていることを特徴とする特許請求
の範囲第1 項記載の腰椎用棘間ブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29947685A JPH0655213B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 腰椎用棘間ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29947685A JPH0655213B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 腰椎用棘間ブロツク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62155846A JPS62155846A (ja) | 1987-07-10 |
| JPH0655213B2 true JPH0655213B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=17873066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29947685A Expired - Fee Related JPH0655213B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 腰椎用棘間ブロツク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655213B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU7139994A (en) * | 1988-06-13 | 1995-01-03 | Karlin Technology, Inc. | Apparatus and method of inserting spinal implants |
| CA1333209C (en) | 1988-06-28 | 1994-11-29 | Gary Karlin Michelson | Artificial spinal fusion implants |
| US5609635A (en) | 1988-06-28 | 1997-03-11 | Michelson; Gary K. | Lordotic interbody spinal fusion implants |
| JP2597305Y2 (ja) * | 1992-11-10 | 1999-07-05 | 三菱マテリアル株式会社 | 人工骨スペーサー |
| CA2164859C (en) | 1993-06-10 | 2005-11-29 | Gary Karlin Michelson | Apparatus and method of inserting spinal implants |
| US6241770B1 (en) | 1999-03-05 | 2001-06-05 | Gary K. Michelson | Interbody spinal fusion implant having an anatomically conformed trailing end |
| US7462195B1 (en) | 2000-04-19 | 2008-12-09 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Artificial lumbar interbody spinal implant having an asymmetrical leading end |
| US6350283B1 (en) | 2000-04-19 | 2002-02-26 | Gary K. Michelson | Bone hemi-lumbar interbody spinal implant having an asymmetrical leading end and method of installation thereof |
| JP4608121B2 (ja) * | 2001-03-26 | 2011-01-05 | 敏且 侭田 | 棘突起スペーサー |
| US6890355B2 (en) | 2001-04-02 | 2005-05-10 | Gary K. Michelson | Artificial contoured spinal fusion implants made of a material other than bone |
| US6989031B2 (en) | 2001-04-02 | 2006-01-24 | Sdgi Holdings, Inc. | Hemi-interbody spinal implant manufactured from a major long bone ring or a bone composite |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP29947685A patent/JPH0655213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62155846A (ja) | 1987-07-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |