JP2000175535A - 可動刃用制動装置を備えた携帯式刈取機 - Google Patents

可動刃用制動装置を備えた携帯式刈取機

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JP2000175535A
JP2000175535A JP10357209A JP35720998A JP2000175535A JP 2000175535 A JP2000175535 A JP 2000175535A JP 10357209 A JP10357209 A JP 10357209A JP 35720998 A JP35720998 A JP 35720998A JP 2000175535 A JP2000175535 A JP 2000175535A
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braking
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性を向上させた携帯式刈取機を提供する
こと。 【解決手段】 内燃機関の動力を遠心クラッチを介して
可動刃に伝達するとともに、内燃機関の出力を手動式の
スロットルレバーを操作し、スロットルワイヤを介して
スロットル弁の開度を調整する携帯式刈取機において、
クラッチドラムと対面して配置された摩擦部材と、摩擦
部材に連結され、摩擦部材をクラッチドラムに対して押
圧する制動位置とクラッチドラムから離間させて制動を
解除する非制動位置との間で移動する移動部材と、移動
部材を制動位置から非制動位置に移動させる手動式解除
手段と、手動式解除手段の作動を規制する解除規制手段
とを有する。解除規制手段は、スロットルレバーの操作
によるスロットルワイヤの移動と連動して揺動運動し、
揺動運動によって、係止面に近づいたり遠ざかったりす
る爪部をもつフィンガ部材と、内燃機関の回転数が所定
値以上の領域において爪部の係止面に対する係合状態を
維持する保持手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、肩掛け式の刈
払機、ヘッジトリマなどの携帯式刈取機に関し、より詳
細には、不用意な可動刃の作動を拘束するための制動装
置を有する携帯式刈取機に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、肩掛け式刈払機、背負式刈払機、
ヘッジトリマなどの携帯式刈取機にあっては、一般的
に、内燃機関の動力を遠心クラッチを介して可動刃に伝
達する駆動機構が採用されている。このような携帯式刈
取機において、例えば、特公昭52−12089号公報
に見られるように、始動時の安全性の向上を図るべく、
前記可動刃の空転を防止するために、例えば、ブレーキ
シュー、ブレーキバンド等の摩擦部材を、前記遠心クラ
ッチのクラッチドラムに摺接させる制動装置を設けるこ
とが提案されている。これによれば、作業者がブレーキ
レバーを握ることにより、前記制動装置によって、前記
クラッチドラムの回転が制動され、前記可動刃が不用意
に回転してしまうのが防止される。また、作業者が前記
ブレーキレバーを解放して前記制動装置を解除した後
は、前記スロットルレバーを握って、スロットル弁の開
度を調節することにより、前記内燃機関の出力を調整し
ながら前記クラッチドラムを介して前記可動刃を駆動
し、刈取作業を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな刈取機によれば、前記スロットルレバーを握ったま
ま前記制動装置を解除してしまうと、周囲の安全確認を
十分にしないうちに前記可動刃が突然高速回転して重大
事故が発生しまう場合がある。そこで、本発明の目的
は、上記課題を解決し、一層安全性を向上させた携帯式
刈取機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、内
燃機関(6)の動力を遠心クラッチ(64)を介して可
動刃(20)に伝達するとともに、前記内燃機関(6)
の出力を手動式のスロットルレバー(30)を操作する
ことによりスロットルワイヤ(32、76)を介してス
ロットル弁(28a)の開度を調整する携帯式刈取機
(2)において、前記遠心クラッチ(64)のクラッチ
ドラム(66)と対面して配置された摩擦部材(68)
と、該摩擦部材(68)に連結され該摩擦部材(68)
を前記クラッチドラム(66)に対して押圧する制動位
置(A)と前記クラッチドラム(66)から離間させて
制動を解除する非制動位置(B)との間で移動する移動
部材(60)と、該移動部材(60)を前記制動位置
(A)から前記非制動位置(B)に移動させる手動式解
除手段(61)と、該手動式解除手段(61)の作動を
規制する解除規制手段(78)と、を有し、前記スロッ
トルレバー(30)の操作による前記スロットルワイヤ
(32、76)の移動と連動して作動するとともに、前
記内燃機関(6)の回転数が所定値(N)以上の領域に
おいて前記解除規制手段(78)による規制状態を維持
する保持手段(86)を有する、ことを特徴とする携帯
式刈取機によって達成することができる。
【0005】本発明においては、前記遠心クラッチ(6
4)が制動された状態では、前記移動部材(60)は前
記制動位置(A)、すなわち、前記摩擦部材(68)が
前記クラッチドラム(66)に対して押圧された状態に
ある。この状態で、作業者が前記スロットルレバー(3
0)を操作すると、前記スロットルワイヤ(32、7
6)の移動に連動して前記解除規制手段(78)が作動
する。前記内燃機関(6)の回転数が前記所定値(N)
以上の領域にあるときは、前記保持手段(86)が、前
記解除規制手段(78)による規制状態を維持する。本
発明によれば、前記内燃機関(6)の回転数が前記所定
値(N)以上の領域においては、前記解除規制手段(7
8)によって前記手動式解除手段(61)の作動が規制
されるので、作業者は前記手動式解除手段(61)を解
除することはできず、前記可動刃(20)の制動状態が
維持され、突然高速回転するのを防止することができ、
安全性を向上することができる。また、既存の前記スロ
ットルワイヤ(32,76)の移動を利用して、前記解
除規制手段(78)を作動させるので、簡易かつコンパ
クトな構成により、前記スロットルレバー(30)の操
作と連動して、前記手動式解除手段(61)の解除を規
制することができる。
【0006】また、本実施の形態においては、更に、前
記スロットルワイヤ(32、76)の中間に連結され該
スロットルワイヤ(32、76)の移動によって揺動さ
れる揺動部材(72)を有し、該揺動部材(72)と解
除規制手段(78)を構成するフィンガ部材(82)と
が同じ枢軸(74)を中心として相対回転可能に設けら
れ、前記フィンガ部材(82)の爪部(82a)が前記
保持手段としてのばね(86)によって前記移動部材
(60)に設けられた係止面(84a)に向かって付勢
されており、更に、前記揺動部材(72)と前記フィン
ガ部材(82)との間には、前記フィンガ部材(82)
が前記ばね(86)によって前記揺動部材(72)に対
して所定角度以上相対回転するのを阻止するための、解
除可能な回り止め手段(82b、88)を有し、該回り
止め手段(82b、88)は、前記所定値(N)以上で
作動し、また、前記所定値(N)以下で解除される。
【0007】本実施の形態においては、前記回り止め手
段(82b、88)は、前記揺動部材(72)が前記ス
ロットルワイヤ(32、76)の移動に伴って高速回転
側に揺動して前記所定値(N)以上の状態になれば解除
され、前記フィンガ部材(82)が前記ばね(86)に
よって付勢されて、前記爪部(82a)が前記係止面
(84a)に係合する。作業者が、前記スロットルレバ
ー(30)を更に増速操作して、前記揺動部材(72)
が前記スロットルワイヤ(32、76)によって更に引
っ張られると、前記揺動部材(72)は、前記フィンガ
部材(82)に対しては相対回転して、前記スロットル
ワイヤ(32、76)の移動を許容する。他方、前記回
り止め手段(82b、88)は、前記揺動部材(72)
が前記スロットルワイヤ(32、76)の移動に伴って
低速回転側に揺動するとき、前記所定値(N)以下の状
態になれば解放作動して、前記フィンガ部材(82)が
前記揺動部材(72)と一体的に回転して、前記爪部
(82a)が前記係止面(84a)から離間する。本実
施の形態によれば、簡易な構成により、前記解除規制手
段(78)によって、前記手動式解除手段(61)を、
前記内燃機関(6)の出力回転数が前記所定値(N)以
上においては操作不能にせしめ、また、前記所定値
(N)以下においては操作可能にせしめて、前記クラッ
チドラム(66)の制動を手動解除することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態を添付の図面を参照しつつ説明する。なお、本実施
の形態においては、携帯用刈取機として携帯式刈払機を
例示として説明する。図1は、本発明の実施の形態にか
かる携帯式刈取機の全体を示す斜視図である。図2は、
図1に示すII− II 矢視断面図である。また、図3は、
図2に示すIII −III 矢視断面図である。図1に示す携
帯式刈払機2の基本的構成は周知であり、典型的には、
ハウジング4に収容された空冷式の小型2サイクル内燃
機関6を有する動力部8と、該動力部8から前方に真っ
直ぐに延びる操作桿10と、該操作桿10の前端に設け
られた回転式刈刃装置12と、を有する。前記内燃機関
6のクランク軸14からの動力は、後述する遠心クラッ
チ64及び前記操作桿10内に収容された伝動軸18を
介して前記回転式刈刃装置12に伝達され、該回転式刈
刃装置12によって可動刃としての刈刃20が回転駆動
される。前記操作桿10の中間部分には、ハンドルバー
22が設けられており、該ハンドルバー22の左右両端
にそれぞれ、右グリップ部分24と左グリップ部分26
が設けられている。前記内燃機関6の気化器28のスロ
ットル弁28aの開度調整操作を行うためのスロットル
レバー30が、前記右グリップ部分24に隣接して設け
られている。後に詳述するように、前記スロットルレバ
ー30は、スロットルケーブル32を介して前記スロッ
トル弁28aに連結されている。
【0009】図2を見て分かるように、前記ハウジング
4の後部には、前記内燃機関6を始動するためのリコイ
ルスタータ34が設けられている。該リコイルスタータ
34自体の構成は周知のものであり、例えば、実開平5
−92470号公報に開示されている。従って、ここで
は、前記リコイルスタータ34の構成の詳細な説明は省
略し、概略的に説明する。該リコイルスタータ34は、
スタータカバー36と、リコイルロープ40の先端に取
付けられたハンドル38を引くことにより回転されるリ
コイルドラム42と、前記スタータカバー36に設けら
れた軸受部44に軸支され、かつ、前記リコイルドラム
42の回転にともなってベンディックスギア式に軸線方
向前方に移動して、前記リコイルドラム42からのトル
クを前記クランク軸14に伝達する回転伝達部材46
と、を有する。
【0010】また、本実施の形態にかかる前記携帯式刈
払機2の前記内燃機関6にはデコンプ装置48が設けら
れている。該デコンプ装置48の構成も、例えば、前記
実開平5−92470号公報に開示されているデコンプ
装置と同様に構成されており、それ自体公知であるので
詳細な説明は省略するが、前記デコンプ装置48は、そ
の下端部が前記回転伝達部材46に係合され、かつ、前
記内燃機関6のシリンダ部分6aに取着されたデコンプ
弁48aの配設位置まで上方に延びる押圧部材50を有
する。該押圧部材50は、前記回転伝達部材46の前記
軸方向前方への移動に伴って一体的に軸線方向前方に移
動し、前記デコンプ弁48aを押して開弁させる。それ
により、前記内燃機関6の燃焼室52の混合気が、図示
しないデコンプ通路を通じて掃気ポートに導出され、ピ
ストンの頂面に作用する圧力が低減され、前記リコイル
スタータ34に大きな操作力を与えることを要せずに、
容易に前記内燃機関6を始動させることができる。
【0011】また、前記ハウジング4内には、図3を見
ても分かるように、一端54aが、前記押圧部材50に
連結され、前記内燃機関6の前記シリンダ部分6aを迂
回するようにして前記ハウジング4の前方壁4bまで水
平方向に延びる、軸線方向移動部材54が設けられてい
る。該軸線方向移動部材54の前端部54b近傍には、
前記ハウジング4の前記前方壁4bの外面側に保持部材
56が第三枢軸56aで枢着され、前記保持部材56
は、前記ハウジング4の前記前方壁4bに隣接する保持
位置(C)と、前記ハウジング4の前記前方壁4bから
遠ざかる方向に回動した退避位置(D)と、の間で、回
動可能に設けられている(図4も参照)。該保持部材5
6は、ばね部材58によって前記保持位置(C)に向け
て付勢されている。前記保持部材56は、前記保持位置
(C)において後述の第一揺動部材60の下方アーム部
分60aと係合し(図4参照)、前記第一揺動部材60
を非制動位置Bに保持せしめる。更に、前記ハウジング
4の外面には、前記第一揺動部材60と同軸状に連結さ
れ、かつ、前記第一揺動部材60と一体的に回転する、
手動式解除手段としてのリセット操作部61が設けられ
ている。なお、前記回転伝達部材46の軸線方向前方へ
の移動に伴って前記押圧部材50が前方移動し、それに
よって、前記軸線方向移動部材54も、前方に移動し、
前記保持部材56は、前記保持位置(C)から前記退避
位置(D)に移動されるようになっている。
【0012】図4〜図7は、図2に示すIV−IV断面矢視
図であり、制動装置及び解除規制機構の作動を示す図で
ある。まず、図4を参照しつつ、本実施の形態にかかる
前記携帯式刈払機2の制動装置62及び解除規制機構7
8の構成を詳細に説明する。図4に示すように、本実施
の形態にかかる前記携帯式刈払機2は、作業者が刈払作
業を行っていない間、前記刈刃20の空転を防止するた
めの制動装置62を有する。前記携帯式刈払機2は、前
記内燃機関6の前記クランク軸14に作動上連結された
遠心クラッチ64を有し、該遠心クラッチ64のクラッ
チドラム66の回転は、その回りに配設された摩擦部材
としてのブレーキバンド68を前記クラッチドラム66
の周面66aに対して前記ブレーキバンド68を締め付
けたり、また、緩めたりする、前記制動装置62で制御
される。該制動装置62による制動及び解除を行うため
の前記第一揺動部材60は、そのほぼ中間部分に配置さ
れた第一枢軸42を中心として左右揺動可能に、前記ハ
ウジング4の前記前方壁4bに対して取付けられてい
る。前記第一揺動部材60の下方アーム部分60aの下
端は、前記ブレーキバンド68の一端68aに連結さ
れ、前記第一揺動部材60が前記第一枢軸42を中心と
して、前記ブレーキバンド68を前記クラッチドラム6
6の前記周面66aに対して押圧する押圧位置(J)に
移動させる制動位置A(図5に示す)と、前記クラッチ
ドラム66の前記周面66aから離間させる離間位置
(I)に移動させる非制動位置B(図4に示す)と、の
間で左右に揺動する。前記ブレーキバンド68は帯状の
ばね鋼材からなり、前記クラッチドラム66の前記周面
66aに所定の力で拘着する様に曲げ成形されて配設さ
れ、他端68bは前記ハウジング4に係止されている。
前記第一揺動部材60は、前記制動位置(A)に向けて
(時計回りに)付勢されているが、常時は、前記保持部
材56が前記保持位置(C)にあるので、前記非制動位
置(B)に保持され、このとき、前記ブレーキバンド6
8は、前記クラッチドラム66の前記周面66aから離
間している。
【0013】また、前記第一揺動部材の上端部60b
は、上方に真っ直ぐに延びており、該上端部60b に隣
接して、制動装置連動スイッチ(マイクロスイッチ)1
01が設けられている。該制動装置連動スイッチ101
は、前記第一揺動部材60の揺動運動にともない、その
可動接点子101aが前記上端部60bの擦過により上
下動してON,OFFされ、前記第一揺動部材60が前記非制
動位置(B)にあるときには、前記可動接点子101aが
押されて通電され(ON)、また、前記第一揺動部材60
が前記制動位置(A)にあるときには、前記可動接点子1
01aが解放されて通電が断たれる(OFF)。また、図1
において前記刈刃20に向かってみるとき、前記ハウジ
ング4の外面の左側に前記気化器28が配設されてお
り、図4に示すように、該気化器28の内部にスロット
ル弁28aが図示しないばねによりアイドル回転開度側
に付勢されて設けられている。また、前記前方壁4bに
対して、略三角形の第二揺動部材72が、三つの角部う
ちの一つを第二枢軸74で枢支されて枢動可能に設けら
れている。前記第二揺動部材72の三角形の三つの角部
のうち、上方に位置する残りの二つに、第一スロットル
ワイヤ部分32および第二スロットルワイヤ部分76の
一端が、それぞれ連結されている。前記第一スロットル
ワイヤ部分32の他端は、前記スロットルレバー30に
連結されている。また、前記第二スロットルワイヤ部分
76の他端は、前記スロットル弁28a に連結されてい
る。前記第一スロットルワイヤ部分32と前記第二スロ
ットルワイヤ部分76は、前記第二揺動部材72を中心
として屈曲する経路Rに沿って遊びのない状態で延びて
いる。前記第二揺動部材72は、前記スロットルレバー
30を解放している状態、すなわち、通常、3000r/
min 以下である前記内燃機関6のアイドル状態では、図
4に示す、アイドル位置(E)にある。また、前記スロ
ットルレバー30を握ると、前記第一スロットルワイヤ
部分32によって引っ張られて、反時計方向に揺動し
て、図6に示す高速回転位置(F)まで移動する。
【0014】なお、前記第一枢軸42は、図4におい
て、前記第二枢軸74に対して、前記第二揺動部材72
の揺動方向において前記高速回転位置(F)側、かつ、
下方に配置されている。前記携帯式刈払機2には、前記
リセット操作部61の操作による前記制御装置62の解
除を規制する解除規制手段としての解除規制機構78が
設けられている。該解除規制機構78は、前記第一揺動
部材60に前記第一枢軸42と同軸状に一体的に回転可
能に設けられた係止部材84と、一端に該係止部材84
に向けて下方に突出する爪部82aを有するフィンガ部
材82と、を有する。前記係止部材84は全体的に略円
形であり、その上半部の円周部分には、上下方向に切り
立った係止面84aと、該係止面84aに隣接して周方
向に延びる曲面状の当接面84bが形成されている。
【0015】一方、前記フィンガ部材82は、他端が前
記第二枢軸74に、前記第二揺動部材72に対して相対
回転可能に取付けられている。前記フィンガ部材82
は、前記爪部82aが前記係止面84aに向かう方向
に、図4に示す保持手段としての捩りコイルばね86に
よって付勢されている。一方、前記フィンガ部材82の
前記他端部には、前記第二揺動部材72に向けて突出す
る回り止めのための突起82bが形成されている。ま
た、前記第二揺動部材72には、前記突起82bに隣接
して、ピン88が設けられている。該ピン88は、図4
に示すように、前記第二揺動部材72が前記アイドル位
置(E)にあるとき、前記突起82bと係合して、前記
フィンガ部材82の前記係止部材84に向かう回転を阻
止して、前記フィンガ部材82の前記爪部82aを前記
係止部材84と離間する位置に保持する。また、作業者
が、前記スロットルレバー30を操作して、前記第二揺
動部材72が、図6に示す高速回転位置(F)に向かっ
て揺動するとき、それに伴って、前記ピン88は前記突
起82bから遠ざかる方向に移動し、前記突起82bと
の係合が解除されて、前記フィンガ部材82は、前記捩
りコイルばね86の付勢力によって、前記係止部材84
に向かって揺動する。
【0016】一方、前記係止部材84は、図4に示すよ
うに、前記第一揺動部材60が、前記非制動位置Bにあ
るとき、前記係止面84aと前記爪部82aとが互いに
整列しない係合不能位置(G)にあり、前記爪部82a
は前記当接面84bと対向する。また、前記第一揺動部
材60が、前記非制動位置Bから前記制動位置Aに揺動
(時計回りに回転)するとき、前記係止部材84が一体
に前記第一枢軸42を中心として回転して、前記係止面
84aは、前記爪部82aと整列する係合可能位置
(H)まで回転移動する。次いで、図4から図7を参照
しつつ、本実施の形態にかかる前記制動装置62及び前
記解除規制機構78の作動について説明する。まず、前
記第一揺動部材60は前記保持部材56によって、図4
に示す前記非制動位置(B)に保持されており、また、
前記制動装置62は解除されている。更に、第二揺動部
材72は、前記前方壁4bに植設されたストッパーピン
89に当接して前記アイドル位置(E)にある。また、
前記制動装置連動スイッチ101の前記可動接点子10
1aは、前記第一揺動部材60の前記上端部60bによ
って押されて、スイッチOFF 状態にある。
【0017】次いで、作業者が、図2に示す前記リコイ
ルスタータ34の前記ハンドル38を持って、前記リコ
イルロープ40を引っ張ると、前記回転伝達部材46及
びそれに係合された前記押圧部材50が軸線方向前方に
移動し、前記軸線方向移動部材54も軸線方向前方に移
動する。該軸線方向移動部材54の移動によって、前記
保持部材56は、図3に実線で示す前記保持位置(C)
から仮想線で示す前記退避位置(D)へと枢動され、前
記保持部材56と前記第一揺動部材60との係合が解除
される。これにより、前記第一揺動部材60が、前記ブ
レーキバンド68自体の付勢力によって、図4に示す前
記非制動位置Bから、図5に示す前記制動位置Aに移動
され、前記ブレーキバンド68が、前記押圧位置(J)
に移動されて、前記クラッチドラム66の前記周面66
aの回りに締付けられる。これにより、前記クラッチド
ラム66の回転が自動的に制動され、前記刈刃20の回
転が阻止される。前記第一揺動部材60の揺動に伴っ
て、前記係止部材84は、前記係合不能位置(G)から
前記係合可能位置(H)に回転し、前記係止面84aが
前記爪部82aと整列する。また、前記制動装置連動ス
イッチ101の前記可動接点子101aは解放されて、
スイッチON状態になる。
【0018】次いで、作業者はストラップ(図示せず)
を肩に掛け、前記携帯式刈払機2を持つ。前記スロット
ルレバー30が解放状態、すなわち、前記内燃機関6が
アイドル状態であれば、前記第二揺動部材72は揺動せ
ず、図4及び図5に示す前記アイドル位置(E)のまま
である。従って、前記フィンガ部材82も前記係止部材
84に向かって揺動せず、前記爪部82aと前記係止面
84aは互いに係合しない。従って、作業者は、前記リ
セット操作部61を回転操作可能であり、作業者が、手
で前記リセット操作部61を反時計方向に回すと、前記
第一揺動部材60が、図5に示す前記制動位置(A)か
ら図4に示す前記非制動位置(B)に揺動して、前記ブ
レーキバンド68が押し開かれ、前記クラッチドラム6
6の制御が解除される。これにより、前記保持部材56
が、前記ばね部材58の付勢力によって前記退避位置
(D)から前記保持位置(C)に移動され、前記第一揺
動部材60の前記下端部60aと係合して、再び、図4
に示す前記非制動位置Bに保持される。これにより、前
記ブレーキバンド68による前記クラッチドラム66の
制動は、解除状態に維持される。また、前記第一揺動部
材60の揺動に伴って、前記係止部材84も回転し、前
記係合可能位置(H)から前記係合不能位置(G)に戻
り、前記フィンガ部材82の前記爪部82aは、前記当
接面84bと対向する。
【0019】次いで、作業者が、前記スロットルレバー
30を握ると、図6に示すように、前記第二揺動部材7
2が、前記第一スロットルワイヤ部分32によって引っ
張られて、前記アイドル位置(E)から前記高速回転位
置(F)へと揺動する。それに伴って、前記第二揺動部
材72の前記ピン88と前記フィンガ部材82の前記突
起82bとの係合(当接)が解除されて、前記フィンガ
部材82は、前記第二枢軸74を中心として前記係止部
材84に向かって揺動する。これにより、前記爪部82
aは、前記捩りコイルばね86の付勢力によって、前記
係止部材84の前記当接面84bに対して押圧され、前
記係止面84aと前記爪部82aとは、互いに係合しな
い。一方、作業者が、前記内燃機関6をスタートさせた
後、前記リセット操作部61を解除せず、すなわち、前
記制動装置62が制動状態のままで前記スロットルレバ
ー30を握った場合は、以下の通りに作動する。
【0020】前記リセット操作部61を解除していない
状態では、前記第一揺動部材60は、図5に示すよう
に、前記制動位置(A)にあり、従って、前記係止部材
84は、係合可能位置(H)にある。なお、前記制動装
置連動スイッチ101の前記可動接点子101aは解放
されて、スイッチON状態にある。従って、この状態で、
作業者が前記スロットルレバー30を握ると、前記第一
スロットルワイヤ部分32によって引っ張られて、前記
第二揺動部材72は、前記アイドル位置(E)から、図
7に示す前記高速回転位置(F)に向かって揺動する。
それに伴って、前記第二揺動部材72の前記ピン88と
前記フィンガ部材82の前記突起82bとの係合が解除
され、前記フィンガ部材82が、前記第二枢軸74を中
心として、前記係止部材84に向かって揺動する。これ
により、前記フィンガ部材82は、前記係止部材84に
対して前記捩りコイルばね86の付勢力によって押圧さ
れ、作業者が、更に前記スロットルレバー30を握り、
前記内燃機関6の回転数が、クラッチイン回転数(本実
施の形態においては、3500r/min)以上の、第一の所
定値N(例えば、3800r/min)まで上昇したとき、前
記係止面84aと前記爪部82aとが互いに係合して、
前記第一揺動部材60を前記制動位置(A)に保持す
る。作業者が、更に、前記スロットルレバー30を握る
と、前記第二揺動部材72は更に回転するが、前記フィ
ンガ部材82は、前記捩りコイルばね86aの付勢力に
抗して、前記係止部材84に対して付勢された位置に保
持される。この状態で、作業者が、手で前記リセット操
作部61を回そうとしても、前記係止面84aと爪部8
2aが互いに係合し、前記第一揺動部材60の前記非制
動位置(B)への揺動が阻止されるので、前記制動装置
62が不用意に解除されることがない。
【0021】作業者が、前記制動装置62による前記ク
ラッチドラム66の制動を解除するには、前記スロット
ルレバー30をいったん解放して、前記内燃機関6の回
転数を前記第一の回転数以下に低下させなければならな
い。これにより、前記第二揺動部材72が、前記スロッ
トル弁28aのアイドル回転開度への付勢力によって図
5に示す前記アイドル位置(E)に自動的に戻る。これ
により、前記ピン88が移動して前記突起82bと係合
し、前記捩りコイルばね86の付勢力に抗して、前記フ
ィンガ部材82を前記係止部材84から遠ざける方向に
押し戻し、前記爪部82aと前記係止面84aとの係合
が解除される。この状態で、作業者は、手で前記リセッ
ト操作部61を回すことができ、前記第一揺動部材60
は、図4に示す前記非制動位置(B)に戻り、前記制動
装置62が解除される。また、前記制動装置連動スイッ
チ101の前記可動接点子101aは、前記第一揺動部
材60の前記上端部60bによって押されて、スイッチ
OFF 状態になる。
【0022】図8は、前記内燃機関6の作動を停止させ
る安全装置の第一の実施の形態を示すブロック図であ
る。前記携帯式刈払機2は、前記スレットルレバー30
を握り、前記内燃機関6の回転数が、前記クラッチイン
回転数以上の第二の所定値とされ、この状態で、前記制
動装置62が作動したままで放置されたときに、前記内
燃機関6の作動を停止させるための安全装置100を有
する。前記ブレーキバンド68が前記クラッチドラム6
6に押圧された状態で、前記クラッチイン回転数以上の
第二所定回転数のままの状態にされると、前記クラッチ
ドラム66と前記ブレーキバンド68等との間にスリッ
プが生じ、各部材の早期損耗や、焦げ付きが生じる。前
記安全装置100は、前記内燃機関6を自動的に停止さ
せて、このような事態を防止するためのものである。
【0023】前記安全装置100は、前記第一揺動部材
60の揺動運動により、前記制動装置62の作動と連動
して、前記安全装置100に通電したり、通電を断った
りするための前記制動装置連動スイッチ101と、前記
内燃機関6からの点火ノイズを検知するセンサ102
と、該センサ102を介して検知されたエンジンからの
点火ノイズによる信号をパルスに波形整形するための波
形整形回路104と、該波形成形回路104から出力さ
れるパルス数をカウントし、パルス数が所定時間当たり
所定数以上であるときは出力信号を発し、また、パルス
数が所定時間当たり所定パルス以下であるときは出力信
号を発しないでリセットされる分周回路106と、前記
所定時間ごとに信号を出力し、前記分周回路106をリ
セットするためのタイマー回路108と、前記分周回路
106からの信号が連続して所定時間以上継続したとき
に後述の出力回路112に信号を送るためのタイマーカ
ウンタ回路110と、該タイマーカウンタ110からの
信号により、所定時間リレー114をONさせるための
出力回路112と、を有する。前記安全装置100は、
前記携帯式刈払機2に設けられた、点火プラグ7、イグ
ニッションコイル9及び停止スイッチ11を含む前記内
燃機関6の電気火花式点火回路に組み込まれている。
【0024】前記内燃機関6が作動され、前記第一揺動
部材60が前記制動位置(A)に自動的に移動し、前記制
動装置連動スイッチ101が解放されて通電されると、
前記センサ102によって点火ノイズが検知され、その
信号が前記波形整形回路104に送られる。前記信号
は、前記波形整形回路に104によって波形整形され、
前記分周回路106に送られる。該分周回路106は、
整形された信号パルスをカウントし、前記タイマー回路
108からの、例えば、一秒間毎に送られる信号に基づ
き、一秒以内で、信号数が、前記第二の所定回転数に対
応するパルス数以上である場合には、前記タイマーカウ
ンタ110に出力信号を発する。一方、一秒間にカウン
トされた信号数が、前記第二の所定回転数に対応するパ
ルス数未満である場合には、前記タイマー回路108に
よってリセットされて、前記タイマーカウンタ回路11
0には信号を発しない。前記タイマーカウンタ回路11
0は、前記分周回路106からの信号が連続して、例え
ば、16秒経過すると、前記出力回路112に信号を送
り、該出力回路112は、前記リレー114を所定時間
ONさせる。これにより、前記イグニションコイル9に
より発生した電圧がアース側へ放電され、前記内燃機関
6は自動的に停止される。
【0025】図9は、前記内燃機関を停止させる安全装
置の第二の実施の形態を示すブロック図である。図9に
示すように、第二の実施の形態にかかる安全装置10
0' は、前記制動装置62による制動中に前記内燃機関
6を自動停止させる前記第一の実施の形態100の前記
リレー114の代わりに、前記制動装置62の制動中に
前記内燃機関6の回転速度を、前記遠心クラッチ64の
クラッチイン回転速度以下の速度まで自動的に低下せし
めるための、内燃機関回転速度制御回路118が設けら
れている点で、また、後述のように、出力回路116の
作用が、前記第一の実施の形態にかかる安全装置100
の前記出力回路112と異なる点以外は、前記第一の実
施の形態100と同様に構成されている。従って、以
下、前記内燃機関回転速度制御回路118についてだけ
説明する。
【0026】図10は、図9に示す内燃機関回転速度制
御回路118の一例の回路図である。図10において、
121はエキサイタコイル、120は遅延回路部、12
2は点火時期制御部である。前記エキサイタコイル12
1の出力波形は、図11A で示す如く交流電圧を呈す。
図上のトリガレベルについては後述する。前記遅延回路
部120は、前記出力回路116に接続された遅延スイ
ツチSW1と、前記遅延回路部120を構成するトランジ
スタQ1と、抵抗R1、R2と、コンデンサC1と、逆流阻止用
のダイオードD1、D2、D3と、からなる。前記遅延スイツ
チSW1 は、前記制動装置連動スイッチ101がONになる
ことにより前記出力回路116に通電されると、0Nとな
り、また、前記制動装置連動スイッチ101がOFFにな
ることにより前記出力回路116への通電が断たれる
と、前記遅延スイツチSW1 は0FF となる。前記点火時期
制御部122は、前記イグニションコイル9ヘの通電及
び遮断のための、コンデンサC2、サイリスタSCR 、ダイ
オードD4と、サイリスタのトリガレベル設定のための抵
抗R3、ツエナダイオードZD1 と、逆流阻止用のダイオー
ドD5、D6、D7と、により構成される。
【0027】図11は、前記遅延回路部120が不動作
状態における各部の波形を示す図である。また、図12
は、前記遅延回路部120が動作状態における各部の波
形を示す図である。次に、前記内燃機関回転速度制御回
路118の動作を、図10、図11及び図12を用いて
説明する。まず、前記リコイルスタータ34による前記
内燃機関6の始動と連動して、前記制動装置62が自動
的に制動状態になり、前記制動装置連動スイッチ101
もONになり、前記分周回路106に通電された場合につ
いて説明する。前記センサ102、前記波形整形回路1
04、前記分周回路106、前記タイマー回路108、
及び、前記タイマーカウンタ回路110の作用は、前記
第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0028】前記タイマーカウンタ回路110から信号
を受取ると、出力回路116は、前記内燃機関回転速度
制御回路118を通電状態にする。これにより、前記遅
延スイツチSW1 は通電状態になる。前記エキサイタコイ
ル121のプラス電圧は、前記ダイオードD4を通り、前
記コンデンサC2を充電するとともに、前記遅延回路部1
20の前記ダイオードD1、前記抵抗R1を通り、前記コン
デンサC1を充電する。該コンデンサC1の充電電圧は、前
記抵抗R2、前記トランジスタQ1を通って放電するが、前
記コンデンサC1の静電容量と前記抵抗R2の抵抗値によっ
て定まる放電時定数で、一定期間、前記トランジスタQ1
のべ一ス・エミッタを導通させる。前記トランジスタQ1
の導通中に前記エキサイタコイル121でマイナス電圧
が発生すると、該マイナス電流が前記遅延回路部120
の前記トランジスタQ1のエミッタ、コレクタ、前記ダイ
オードD3、前記遅延スイツチSW1 を介してバイパスさせ
られる。このため、前記エキサイタコイル121のマイ
ナスの電圧は降下させられる。そして、前記点火時期制
御部122の前記サイリスタSCR のゲート−カソード間
は、トリガレベルに達しない。
【0029】前記遅延回路部120の前記コンデンサC
1、前記抵抗R2によって定まる放電時定数によって一定
時間が経過すると、前記トランジスタQ1の導通はOFF と
なる。このため、バイパスされていた前記エキサイタコ
イル121のマイナス電圧は、前記サイリスタSCR のゲ
ート−カソード間に供給され、トリガレベルに達する
と、前記サイリスタSCR をONにする。なお、前記ツエナ
ダイオードZD1 のツエナ電圧は、前記遅延回路部120
の降下電圧を考慮して定められており、前記サイリスタ
SCR の動作の安定性を図っている。前記サイリスタSCR
のONにより、前記点火時期制御部122の前記コンデン
サC2は放電する。そして、前記遅延スイツチSW1 が0FF
の時と同様に、前記イグニッションコイル9の二次側に
高電圧を励起させて、前記点火プラグ7に火花放電を発
生させる。
【0030】図12は、前記エキサイタコイル121の
出力波形A 、前記コンデンサC2の充放電波形B 、前記コ
ンデンサC1の充放電波形C 及び点火時期t1、t2を示して
おり、通常の点火時期t1(前記遅延スイッチSW1 がOFF
の時) に比べて、前記点火遅延回路部120を動作させ
た時の点火時期t2 (前記遅延スイツチSW1 が0N) では、
点火時期を遅角させていることが示されている。前記遅
延回路部120で所定の遅角量をもたせることにより、
前記内燃機関6の回転数を自動的に下げることができ
る。前記点火時期の遅角量は、前記スロットル弁28a
が全開状態であっても、前記内燃機関6の回転数が、前
記遠心クラッチ64のクラッチイン回転数より低くなる
ように選定すればよい。例えば、排気量が25mLから40mL
程度の前記内燃機関6で、通常の点火時期が上死点前25
°〜30° (BTDC25°〜30°) 位、クラッテイン回転数が
3000〜3600r/min の場合には、前記遅延回路120によ
り点火時期を遅らせて、上死点前後5 °(BTDC 5°〜ATD
C 5°) 位に変更させ、前記内燃機関6の回転数を2000
〜3000r/mim に下げると好適である。
【0031】次に、前記制動装置62が解除状態にな
り、前記制動装置連動スイッチ101がOFF になり、前
記分周回路106への通電が断たれた場合(前記遅延ス
イツチSW1 はOFF)について説明する。前記エキサイタコ
イル121で発生した交流電圧のプラス電圧は、前記点
火時期制御部122の前記ダイオードD4を介して前記コ
ンデンサC2を充電する。前記エキサイタコイル121が
プラス電圧の間は、前記サイリスタSCR のゲート、カソ
ードは同電位となり、前記サイリスタSCR は遮断状態に
ある。次に、前記エキサイタコイル121が、プラス電
圧からマイナス電圧に変わると、前記抵抗R3、前記ツェ
ナダイオードZD1 、前記ダイオードD5は通電状態にな
り、前記サイリスタSCR のゲートと力ソードとの間に電
位差が、図11A で示すトリガレベルを超えると、前記
サイリスタSCR を導通状態にする。前記サイリスタSCR
のアノードは、前記コンデンサC2によりプラス電圧に保
たれている。
【0032】前記サイリスタSCR の導通により前記コン
デンサC2の充電電圧は、前記サイリスタSCR 、前記ダイ
オードD7、前記イグニションコイル9の一次側を介して
放電する。この際、前記イグニションコイル9の二次側
に高電圧を励起させて、前記点火プラグ7に火花放電を
発生させる。この火花放電が、前記内燃機関6の点火時
期になる。この点火時期は、前記エキサイタコイル12
1のマイナス電圧、前記サイリスタSCR のゲートON電圧
及び前記ツエナダイオードZD1 のツエナ電圧により決定
される。図11は、前記エキサイタコイル121の出力
波形A 及び前記コンデンサC2の電圧波形B 及び通常の点
火時期t1を示したもので、前記内燃機関6の回転数に対
してほぼ一定の点火時期となる。通常、この点火時期
は、上死点前25°〜30° (BTDC 25 °〜30°) 位であ
る。
【0033】本実施の形態によれば、作業者が前記スロ
ットルレバー30を解放して、前記内燃機関6の出力回
転数を前記第一の回転数以下まで低下させなければ、前
記制動装置62による前記クラッチドラム66の制御を
解除することができない。従って、作業者が、前記スロ
ットルレバー30を握ったまま、すなわち、高出力状態
で前記制動装置32を解除することにより、前記スロッ
トルドラム66が突然高速回転して、前記刈刃20が高
速で回転駆動されてしまう危険な事態の発生が、確実に
防止される。また、本実施の形態によれば、前記解除規
制機構78による係止及び解除が、前記第二揺動部材7
2を介して前記スロットルレバー30の操作と連動され
る。従って、前記解除規制機構78の作動を作業者の操
作に依存することなく、前記スロットルレバー30の操
作と連動して自動的に作動するので、前記刈刃20の不
測の高速回転を確実に防止し、安全性を向上させること
ができる。
【0034】更に、図8に示す前記第一の安全装置10
0によれば、前記制動装置62を解除しないままで、前
記内燃機関6を前記第二の所定回転数以上の領域にした
まま、所定時間(前記実施の形態においては、16秒
間)、放置すると、前記内燃機関6を自動的に停止させ
ることができるので、前記クラッチドラム66及び前記
ブレーキバンド68等の早期損耗や焦げ付きを、確実に
防止することができる。更に、図9に示す前記第二の安
全装置100' によれば、前記制動装置62を解除しな
いで、前記内燃機関6を前記第二の所定回転数以上の領
域にしたまま、所定時間(前記実施の形態においては、
16秒間)、放置すると、前記内燃機関回転速度制御回
路118によって、前記内燃機関6の回転速度を、自動
的に前記遠心クラッチ64のクラッチインの回転数以下
の速度にするので、前記クラッチドラム66が回転駆動
されることはなく、前記クラッチドラム66及び前記ブ
レーキバンド68等の早期損耗や焦げ付きを防止するこ
とができる。
【0035】また、図9に示す前記第二の安全装置10
0' によれば、前記内燃機関6を完全に停止させず、回
転速度を遅くするにすぎないので、作業者が前記制動装
置62を制動状態にしたまま放置した後、前記制動装置
62を解除して再び刈取り作業を行う場合でも、前記内
燃機関6を改めて再始動させるわずらわしさがない。本
発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許
請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可
能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるもので
あることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態に
おいては、前記第一枢軸42を中心とする前記第一揺動
部材60の揺動運動によって、前記ブレーキバンド68
を前記離間位置(I)と前記押圧位置(J)との間を移動さ
せているが、前記第一揺動部材60は揺動可能に設けら
れている必要はなく、例えば、横方向に移動することに
より、前記ブレーキバンド68を前記離間位置(I)と前
記押圧位置(J)との間で移動させるようになっていても
よい。この場合、前記第一揺動部材60が前記制動位置
(A)にあるとき、前記係止面84a が前記フィンガ部材
82の前記爪部82a と整列するようにすればよい。
【0036】また、前記フィンガ部材82は、前記スロ
ットルワイヤ32,76の移動によって揺動運動する前
記第二揺動部材72を介して、揺動されるが、前記フィ
ンガ部材82は、前記スロットルワイヤ32、76の移
動に伴って揺動運動させることができる他の部材に連結
されていてもよい。更に、図8及び図9に示す前記安全
装置100及び100' は、前記スロットルレバー30
を握り、前記内燃機関6の回転速度が前記第二の所定回
転数以上になったままで、前記制動装置62が制動状態
のままで放置された場合に、作動するようになってい
る。前記分周回路106によってカウントされるべきパ
ルス数は、前記安全装置100及び100' が作動する
前記第二の所定回転数に応じて適宜設定すればよい。ま
た、前記タイマーカウンタ110によって計測される前
記分周回路106からの信号の継続時間は、前記クラッ
チドラム66と前記ブレーキバンド68の材質等との関
連で、前記クラッチドラム66及び前記ブレーキバンド
68が早期損耗等することなく、前記制動装置62を制
動状態に放置可能な時間内で適宜設定すればよい。
【0037】更に、前記解除規制機構78が作動する前
記内燃機関6の前記第一の所定回転数は、作業者によっ
て、前記制動装置66が解除されることにより、前記刈
刃20が回転駆動されても安全が確保可能な回転数に設
定すればよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、安全性を向上させた携
帯式刈取機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる携帯式刈取機の全
体を示す斜視図である。
【図2】図1に示すII− II 矢視断面図である。
【図3】図2に示すIII −III 矢視断面図である。
【図4】図2に示すIV−IV断面矢視図であり、制動装置
及び解除規制機構の低速回転時の作動状態を示す図であ
る。
【図5】図4の制動装置及び解除規制機構の制動状態を
示す図である。
【図6】図4の制動装置及び解除規制機構の高速回転時
の作動状態を示す図である。
【図7】図6の制動装置及び解除規制機構の制動状態を
示す図である。
【図8】前記内燃機関を停止させる安全装置の第一の実
施の形態を示すブロック図である。
【図9】前記内燃機関を停止させる安全装置の第二の実
施の形態を示すブロック図である。
【図10】図9に示す内燃機関回転速度制御回路118
の回路図である。
【図11】遅延回路部が不動作動状態における各部の波
形を示す図である。
【図12】遅延回路部が動作状態における各部の波形を
示す図である。
【符号の説明】
2 携帯式刈取機(携帯式刈払機) 6 内燃機関 20 可動刃(刈刃) 28a スロットル弁 30 スロットルレバー 32 第一スロットルワイヤ部分 46a スロットル弁 60 移動部材(第一揺動部材) 61 手動式解除手段(リセット操作部) 64 遠心クラッチ 66 クラッチドラム 68 摩擦部材(ブレーキバンド) 72 揺動部材(第二揺動部材) 74 枢軸(第二枢軸) 76 第二スロットルワイヤ部分 78 解除規制手段 82 フィンガ部材 82a 爪部 82b 回り止め手段(突起) 84a 係止面 86 保持手段(捩りコイルばね) 88 回り止め手段(ピン) 100 安全装置 100' 安全装置 A 制動位置 B 非制動位置 N 所定値(内燃機関出力回転数)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B083 AA02 BA02 EA15 HA08 HA23 HA29 HA52 3D036 EB03 EB15 EB16 GH12 GJ14 3J070 AA03 BA41 CC04 CC23 CD21 DA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(6)の動力を遠心クラッチ
    (64)を介して可動刃(20)に伝達するとともに、
    前記内燃機関(6)の出力を手動式のスロットルレバー
    (30)を操作することによりスロットルワイヤ(3
    2、76)を介してスロットル弁(28a)の開度を調
    整する携帯式刈取機(2)において、 前記遠心クラッチ(64)のクラッチドラム(66)と
    対面して配置された摩擦部材(68)と、該摩擦部材
    (68)に連結され該摩擦部材(68)を前記クラッチ
    ドラム(66)に対して押圧する制動位置(A)と前記
    クラッチドラム(66)から離間させて制動を解除する
    非制動位置(B)との間で移動する移動部材(60)
    と、該移動部材(60)を前記制動位置(A)から前記
    非制動位置(B)に移動させる手動式解除手段(61)
    と、該手動式解除手段(61)の作動を規制する解除規
    制手段(78)と、を有し、 該解除規制手段(78)は、前記スロットルレバー(3
    0)の操作による前記スロットルワイヤ(32、76)
    の移動と連動して作動するとともに、前記内燃機関
    (6)の回転数が所定値(N)以上の領域において前記
    解除規制手段(78)による規制状態を維持する保持手
    段(86)を有する、ことを特徴とする携帯式刈取機。
  2. 【請求項2】 前記スロットルワイヤ(32、76)の
    中間に連結され該スロットルワイヤ(32、76)の移
    動によって揺動される揺動部材(72)を有し、該揺動
    部材(72)と前記解除規制手段(78)を構成するフ
    ィンガ部材(82)とが、同じ枢軸(74)を中心とし
    て相対回転可能に設けられ、前記フィンガ部材(82)
    の爪部(82a)が前記保持手段としてのばね(86)
    によって前記移動部材(60)に設けられた係止面(8
    4a)に向かって付勢されており、 更に、前記揺動部材(72)と前記フィンガ部材(8
    2)との間には、前記フィンガ部材(82)が前記ばね
    (86)によって前記揺動部材(72)に対して所定角
    度以上に相対回転するのを阻止するための、解除可能な
    回り止め手段(82b、88)を有し、該回り止め手段
    (82b、88)は、前記所定値(N)以上で作動し、
    また、前記所定値(N)以下で解除される、ことを特徴
    とする請求項1に記載の携帯式刈取機。
  3. 【請求項3】 前記摩擦部材(68)が前記クラッチド
    ラム(66)に対して押圧された制動位置(A)にある
    状態で、前記スロットルレバー(30)の操作によって
    前記内燃機関(6)の回転数が前記所定値(N)以上の
    状態で所定時間以上経過した時には、自動的に前記内燃
    機関(6)の回転数を前記所定値(N)以下にする安全
    装置(100、100')を有する、ことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の携帯式刈取機。
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