JP2000174976A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000174976A
JP2000174976A JP10363816A JP36381698A JP2000174976A JP 2000174976 A JP2000174976 A JP 2000174976A JP 10363816 A JP10363816 A JP 10363816A JP 36381698 A JP36381698 A JP 36381698A JP 2000174976 A JP2000174976 A JP 2000174976A
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JP10363816A
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Masanori Tanaka
正規 田中
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は受信したデータを適宜記録形式を変更
して出力する通信装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置は、受信画像データの記
録時、まず、デフォルトの画像の記録形式を設定し、記
録形式の変更機能がオンに設定されているかチェックす
る。ファクシミリ装置は、変更機能がオフであると、画
像データをデフォルトの記録形式で記録出力させ、変更
機能がオンに設定されていると、予め登録されている変
更記録形式を参照して、記録範囲、記録位置、記録の大
きさ及び記録色を適宜デフォルトの記録形式から変更し
て設定する。ファクシミリ装置は、当該設定した変更記
録形式で記録を行い、全てのページについて、記録形式
の設定変更を行って記録を行うと記録処理を終了する
(ステップS201〜S212)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置に関し、
詳細には、受信したデータを適宜記録形式を変更して出
力する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置、プリンタ、通
信機能を備えた複写機等の通信装置においては、受信し
たデータを当該データを送信側の指定した形式を忠実に
再現して記録出力する。
【0003】なお、従来、実開昭60−117339号
公報に記載されているように、複数の用紙から適宜選択
した用紙に記録する複写機が提案されており、このよう
な技術は、ファクシミリ装置やプリンタ等でも、受信し
たデータのサイズに応じた大きさの用紙を選択して、受
信データを記録するのに同様に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通信装置にあっては、単に受信データのサイ
ズに応じて記録用紙を選択して記録を行っていたため、
なお、受信データの利用性が悪いという問題があった。
【0005】すなわち、複数の用紙サイズの記録紙を備
えた通信装置では、受信データに応じて記録出力する記
録紙を選択して、受信したデータを忠実に再現して記録
出力するが、例えば、受信データを資料として別に添付
したりする場合、添付用の資料に適した大きさで受信デ
ータを受信していないときには、複写機等で添付用資料
の大きさに適した大きさにコピーして、編集し直す必要
があり、受信データの利用性が悪いという問題があっ
た。
【0006】この場合、送信側でデータを受信側の利用
形態に応じて加工して送信すると、受信側でのデータの
利用性は向上するが、送信側がこのようなデータ加工機
能を備えた送信機器である必要があり、汎用性がないと
ともに、受信側の意図する利用形態に適切に対応したデ
ータの加工を送信側が行うことが困難な場合もあり、通
信装置の利用性を向上させる上で、なお改良の必要があ
った。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、受信した
記録データを、記録紙を供給する給紙手段を少なくとも
1つ以上有した所定の記録手段で記録出力するに際し
て、記録データの記録範囲、記録位置、記録の大きさ及
び記録色等の記録形式項目のうち1つ以上の記録形式項
目についての変更記録形式を記憶する記録形式記憶手段
に記憶されている記録形式に応じて記録データを記録出
力することにより、送信側でデータの加工を行うことな
く、受信側である通信装置でデータの利用形態に応じた
データの加工を行って記録し、送信側の機器に汎用性の
ある機器を利用することができるとともに、データの利
用性を向上させることのできる通信装置を提供すること
を目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、受信した記録デー
タを、外付けあるいはネットワークにより接続され記録
紙を供給する給紙手段を少なくとも1つ以上有した所定
の記録手段で記録出力するに際して、記録形式記憶手段
に記憶されている変更記録形式に応じて記録出力するこ
とにより、送信側でデータの加工を行うことなく、受信
側である通信装置でデータの利用形態に応じたデータの
加工を行って当該加工に適した外付けあるいはネットワ
ークに接続された記録手段を利用して記録し、送信側の
機器に汎用性のある機器を利用することができるととも
に、データの利用性をより一層向上させることのできる
通信装置を提供することを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、通信装置が、1つ
以上の記録手段を備え、あるいは(及び)、外付けかネ
ットワークにより記録手段に接続され、記録形式記憶手
段に、記録手段あるいは(及び)給紙手段毎に変更記録
形式を記憶し、所定の選択方法で選択した記録手段と給
紙手段に基づいて変更記録形式を決定して、当該変更記
録形式に応じて当該選択した給紙手段から給紙される記
録紙に当該選択した記録手段で記録データを記録出力す
ることにより、複数の記録手段と給紙手段を利用可能な
環境にある場合に、各記録手段や給紙手段毎に変更記録
形式を設定して、受信側のデータの利用形態により一層
適した記録形式で記録して、データの利用性をより一層
向上させることのできる通信装置を提供することを目的
としている。
【0010】請求項4記載の発明は、記録形式記憶手段
に、記録データの送信元である相手先毎に変更記録形式
を記憶し、記録データの受信時に当該記録データの送信
元である相手先情報を取得して、当該取得した相手先情
報に基づいて変更記録形式を決定して、当該変更記録形
式に応じて記録データを記録出力することにより、受信
した記録データを当該相手先毎に設定した変更記録形式
で自動的に記録し、データの利用性をより一層向上させ
ることのできる通信装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】請求項5記載の発明は、記録形式変更処理
機能のオン/オフを設定する設定手段により記録形式変
更処理機能がオンに設定されているときにのみ、記録形
式変更処理を行うことにより、記録形式の変更を通信装
置のユーザの意図に応じて行い、より一層利用性を向上
させることのできる通信装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の通
信装置は、記録紙を供給する給紙手段を少なくとも1つ
以上有した所定の記録手段を備え、回線あるいは所定の
ネットワークを介して受信した記録データを前記記録手
段に記録出力させる通信装置において、前記記録データ
の記録範囲、記録位置、記録の大きさ及び記録色等の記
録形式項目のうち1つ以上の記録形式項目についての変
更記録形式を記憶する記録形式記憶手段と、当該記録形
式記憶手段に記憶されている記録形式に応じて前記記録
データを前記記録手段で記録出力させる記録形式変更処
理を行う制御手段と、を備えることにより、上記目的を
達成している。
【0013】上記構成によれば、受信した記録データ
を、記録紙を供給する給紙手段を少なくとも1つ以上有
した所定の記録手段で記録出力するに際して、記録デー
タの記録範囲、記録位置、記録の大きさ及び記録色等の
記録形式項目のうち1つ以上の記録形式項目についての
変更記録形式を記憶する記録形式記憶手段に記憶されて
いる記録形式に応じて記録データを記録出力するので、
送信側でデータの加工を行うことなく、受信側である通
信装置でデータの利用形態に応じたデータの加工を行っ
て記録することができ、送信側の機器に汎用性のある機
器を利用することができるとともに、データの利用性を
向上させることができる。
【0014】請求項2記載の発明の通信装置は、記録紙
を供給する給紙手段を少なくとも1つ以上有した所定の
記録手段に外付けあるいはネットワークにより接続さ
れ、回線あるいは前記ネットワークを介して受信した記
録データを前記記録手段に記録出力させる通信装置にお
いて、前記記録データの記録範囲、記録位置、記録の大
きさ及び記録色等の記録形式項目のうち1つ以上の記録
形式項目についての変更記録形式を記憶する記録形式記
憶手段と、当該記録形式記憶手段に記憶されている変更
記録形式に応じて前記記録データを前記記録手段で記録
出力させる記録形式変更処理を行う制御手段と、を備え
ることにより、上記目的を達成している。
【0015】上記構成によれば、受信した記録データ
を、外付けあるいはネットワークにより接続され記録紙
を供給する給紙手段を少なくとも1つ以上有した所定の
記録手段で記録出力するに際して、記録形式記憶手段に
記憶されている変更記録形式に応じて記録出力するの
で、送信側でデータの加工を行うことなく、受信側であ
る通信装置でデータの利用形態に応じたデータの加工を
行って当該加工に適した外付けあるいはネットワークに
接続された記録手段を利用して記録することができ、送
信側の機器に汎用性のある機器を利用することができる
とともに、データの利用性をより一層向上させることが
できる。
【0016】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記通信装置は、少なくとも1つ以上
の前記記録手段を備え、あるいは(及び)、少なくとも
1つ以上の前記記録手段に前記回線あるいはネットワー
クを介して接続され、前記記録形式記憶手段は、前記記
録手段あるいは(及び)前記給紙手段毎に前記変更記録
形式を記憶し、前記制御手段は、所定の選択方法で選択
した前記記録手段と前記給紙手段に基づいて前記記録形
式記憶手段に記憶されている前記変更記録形式を決定し
て、当該変更記録形式に応じて前記選択した給紙手段か
ら給紙される前記記録紙に前記選択した前記記録手段で
前記記録データを記録出力させる記録形式変更処理を行
うものであってもよい。
【0017】上記構成によれば、通信装置が、1つ以上
の記録手段を備え、あるいは(及び)、外付けかネット
ワークにより記録手段に接続され、記録形式記憶手段
に、記録手段あるいは(及び)給紙手段毎に変更記録形
式を記憶し、所定の選択方法で選択した記録手段と給紙
手段に基づいて変更記録形式を決定して、当該変更記録
形式に応じて当該選択した給紙手段から給紙される記録
紙に当該選択した記録手段で記録データを記録出力する
ので、複数の記録手段と給紙手段を利用可能な環境にあ
る場合に、各記録手段や給紙手段毎に変更記録形式を設
定して、受信側のデータの利用形態により一層適した記
録形式で記録することができ、データの利用性をより一
層向上させることができる。
【0018】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記記録形式記憶手段は、前記記録データの送信元
である相手先毎に前記変更記録形式を記憶し、前記制御
手段は、前記記録データの受信時に当該記録データの送
信元である相手先情報を取得して、当該取得した相手先
情報に基づいて前記記録形式記憶手段から前記変更記録
形式を決定して、当該変更記録形式に応じて前記記録デ
ータを前記記録手段で記録出力させる記録形式変更処理
を行うものであってもよい。
【0019】上記構成によれば、記録形式記憶手段に、
記録データの送信元である相手先毎に変更記録形式を記
憶し、記録データの受信時に当該記録データの送信元で
ある相手先情報を取得して、当該取得した相手先情報に
基づいて変更記録形式を決定して、当該変更記録形式に
応じて記録データを記録出力するので、受信した記録デ
ータを当該相手先毎に設定した変更記録形式で自動的に
記録することができ、データの利用性をより一層向上さ
せることができる。
【0020】さらに、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記通信装置は、前記記録形式変更処理機能のオン
/オフを設定する設定手段をさらに備え、前記制御手段
は、前記設定手段により前記記録形式変更処理機能がオ
ンに設定されているときにのみ、前記記録形式変更処理
を行うものであってもよい。
【0021】上記構成によれば、記録形式変更処理機能
のオン/オフを設定する設定手段により記録形式変更処
理機能がオンに設定されているときにのみ、記録形式変
更処理を行うので、記録形式の変更を通信装置のユーザ
の意図に応じて行うことができ、通信装置の利用性をよ
り一層向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0023】図1〜図6は、本発明の通信装置の一実施
の形態を示す図であり、図1は、本発明の通信装置の一
実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロッ
ク図である。
【0024】図1において、ファクシミリ装置1は、操
作表示部2、プロッタ3、3つの給紙部4a、4b、4
c、スキャナ5、画像メモリ6、大容量記憶部7、通信
制御部8、回線制御部9、パラレル・シリアルI/F1
0、符号化・復号化部11、CPU(Central Processi
ng Unit )12、ROM(Read Only Memory)13、R
AM(Random Access Memory)/SRAM(Static R
AM)部14及びクロック部15等を備えており、上記
各部はバス16により接続されている。
【0025】操作表示部2は、テンキーやスタートキー
等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例
えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送
信操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操
作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1か
らオペレータに通知する各種情報が表示される。特に、
操作表示部部2の操作キーからは、後述する画像の記録
形式を登録する特定の相手先の電話番号、相手先名称及
びIPアドレス等の相手先情報が入力され、また、記録
形式の設定入力が行われる。また、操作表示部2には、
受信画像データを記録出力する際に、記録形式をデフォ
ルトの記録形式からオペレータが適宜設定した変更記録
形式に変更して記録出力する記録形式変更処理機能のオ
ン/オフを設定する変更機能設定キー(設定手段)が設
けられている。
【0026】プロッタ(記録手段)3は、例えば、電子
写真式記録装置あるいはインク噴射式記録装置等が使用
されており、受信した画情報や後述するスキャナ5で読
み取った画像を記録紙に記録出力する。このプロッタ3
は、カラー画像を記録可能な記録装置が用いられてお
り、後述する記録形式の設定に応じて、白黒あるいはカ
ラーで画像を記録する。
【0027】プロッタ3には、複数、本実施の形態で
は、3つの給紙部(給紙手段)4a、4b、4cが接続
されており、各給紙部4a、4b、4cには、それぞれ
種類の異なる記録紙、例えば、記録紙サイズの異なる記
録紙が収納されている。プロッタ3は、3つの給紙部4
a、4b、4cのうち1つの給紙部4a、4b、4cか
ら給紙される記録紙に画像を記録出力する。
【0028】スキャナ5は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用
されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備
えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、A
DFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ5の原稿
読取位置に送給する。スキャナ5は、ADFから搬送さ
れてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読
み取る。
【0029】画像メモリ6は、画像データを一時記憶し
て画像データサイズの変更、画像データの配置、画像デ
ータの色加工、画像データの拡大・縮小処理等の画像デ
ータの加工に供され、また、加工された画像データを一
時記憶する。
【0030】なお、本発明における画像データの加工
は、画像メモリ6を利用して行うものに限るものではな
く、例えば、プロッタ3あるいは後述するパラレル・シ
リアルI/F10に接続されるプリンタ20がそれ自体
画像データの加工機能を有している場合には、当該プロ
ッタ3あるいはプリンタ20に画像データを転送する際
に、記録方法を通知することにより、画像データの加工
を当該プロッタ3あるいはプリンタ20で行わせること
ができる。
【0031】大容量記憶部7は、例えば、ハードディス
クあるいはシリコンディスク等が用いられており、主に
送信用の画像データや受信した画像データを蓄積して、
所定時期に読み出されて送信処理や記録処理等が行われ
る。
【0032】通信制御部8は、回線制御部9を介してP
STN(Public Swiched TelephoneNetwork:公衆電話
網)あるいはISDN(Integrated Services Digital
Network:サービス総合デジタル網)等の所定の回線L
に接続され、相手ファクシミリ装置との間でファクシミ
リ制御信号を交換して、ファクシミリ通信手順を実行す
る。
【0033】回線制御部9には、上記回線Lが接続され
ており、回線制御部9は、回線Lがアナログ回線である
ときには、モデムやNCU(Network Control Unit)等
を備えている。回線制御部9は、その網制御部で、回線
Lからの発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自
動発呼処理を行い、そのモデムで、送信信号の変調及び
受信信号の復調を行う。また、回線制御部9は、回線L
がディジタル回線のときには、モデム及びNCUの代わ
りに、DSU(Digital Service Unit:加入者線終端装
置)が使用される。
【0034】パラレル・シリアルI/F10には、パラ
レルケーブルあるいはLAN(Local Area Network)等
が接続され、パラレルケーブルやLANには、プリンタ
(記録手段)20やパーソナルコンピュータ21等が接
続されている。ファクシミリ装置1は、パラレルケーブ
ルあるいはLANに接続されたパーソナルコンピュータ
21からパラレル・シリアルI/F10を介してデータ
を受信し、また、パラレルケーブルあるいはLANに接
続されたプリンタ20にパラレル・シリアルI/F10
を介してデータ送信して当該プリンタ20でデータを記
録出力させる。
【0035】符号化・復号化部11は、画像データの大
容量記憶部7への蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を
図るためのものであり、所定の符号化方式に従って画像
データを符号化し、また、符号化された画像データを復
号化する。
【0036】ROM13は、ファクシミリ装置1として
の基本処理プログラムや後述する記録形式変更制御処理
プログラム等が格納されているとともに、上記基本処理
や記録形式変更制御処理を実行するのに必要な各種シス
テムデータが予め格納されている。
【0037】CPU12は、RAM/SRAM部14の
RAMをワークメモリとして利用しつつ、ROM13内
のプログラムに基づいてファクシミリ装置1の各部を制
御して、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行す
るとともに、後述する記録形式変更制御処理を実行す
る。
【0038】RAM/SRAM部14は、RAM領域
と、ファクシミリ装置1の電源が切れた場合にも記憶内
容の保持されるSRAM領域と、を有しており、RAM
領域は、上述のように、CPU12のワークメモリとし
て利用されて、ファクシミリ装置1を制御する上で必要
な各種データを一時記憶する。RAM/SRAM部14
のSRAM領域は、特に、記録形式変更制御処理で使用
するデフォルトの画像の記録形式を含む各種記録形式や
受信の相手先毎に画像の変更記録形式を選択するための
相手先情報と当該相手先に設定する画像の変更記録形式
を記憶する。
【0039】クロック部15は、発振回路や分周回路等
を備え、現在時刻を計時するとともに、ファクシミリ装
置1の動作に必要な基本クロック及び各種クロックを発
生する。
【0040】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、受信画像をユーザが設定した変更
記録形式で記録出力する記録形式変更処理を行うところ
にその特徴がある。
【0041】まず、記録形式設定処理について、図2に
基づいて説明する。ファクシミリ装置1は、操作表示部
2のキー操作により記録形式設定モードに設定される
と、CPU12が、RAM/SRAM部14のデフォル
トの画像の記録形式を読み出して、新たに設定する変更
記録形式を記憶するSRAMの変更記録形式記憶領域に
設定し(ステップS101)、操作表示部2のディスプ
レイに画像の記録形式の変更を行うか否かの問い合わせ
の表示を行って、操作表示部2のキー操作で記録形式の
変更が選択されるかチェックする(ステップS10
2)。
【0042】ステップS102で、変更が選択されない
ときには、CPU12は、画像の記録形式としてデフォ
ルトの記録形式を設定して、記録形式設定処理を終了す
る。
【0043】ステップS102で、変更が選択される
と、CPU12は、まず、記録範囲、例えば、受信画像
データのどの部分を記録出力するかの記録範囲の変更を
行うか否かの問い合わせの表示を操作表示部2のディス
プレイに行って、記録範囲の変更が選択されるかチェッ
クし(ステップS103)、記録範囲の変更が選択され
ると、操作表示部2のキー操作により入力された記録範
囲をRAM/SRAM部14のSRAMの変更記録形式
記憶領域に設定登録する(ステップS104)。
【0044】次に、CPU12は、記録位置、すなわ
ち、記録紙のどの位置に画像を記録するのか、例えば、
記録する画像データを上詰めで記録するのか、画像デー
タを下詰めで記録するのか、左右に余白を設けるのか等
の記録位置の変更を行うか否かの問い合わせの表示を操
作表示部2のディスプレイに行って、記録位置の変更が
選択されるかチェックする(ステップS105)。
【0045】また、上記ステップS103で、記録範囲
の変更が選択されないときには、CPU12は、記録範
囲の変更処理を行うことなく、記録位置の変更が選択さ
れるかチェックする(ステップS105)。
【0046】ステップS105で、記録位置の変更が選
択されると、操作表示部2のキー操作により入力された
記録位置をRAM/SRAM部14のSRAMの変更記
録形式記憶領域に設定登録し(ステップS106)、画
像の大きさ、すなわち、画像の拡大あるいは縮小、例え
ば、受信画像データがA4のときに、B4に拡大するの
か等の画像の大きさの変更を行うか否かの問い合わせの
表示を操作表示部2のディスプレイに行って、画像の大
きさの変更が選択されるかチェックする(ステップS1
07)。
【0047】また、ステップS105で、記録位置の変
更が選択されないときには、CPU12は、記録位置の
変更を行うことなく、画像の大きさの変更が選択される
かチェックする(ステップS107)。
【0048】ステップS107で、画像の大きさの変更
が選択されると、CPU12は、操作表示部2のキー操
作により入力された画像の大きさをRAM/SRAM部
14のSRAMの変更記録形式記憶領域に設定登録し
(ステップS108)、画像の色の変更、例えば、受信
画像データのもともとの色を他の色へ変更するか否かの
問い合わせの表示を操作表示部2のディスプレイに行っ
て、画像の色の変更が選択されるかチェックする(ステ
ップS109)。
【0049】また、ステップS107で、画像の大きさ
の変更が選択されないときには、CPU12は、画像の
大きさの変更を行うことなく、画像の色の変更が選択さ
れるかチェックする(ステップS109)。
【0050】ステップS109で、画像の色の変更が選
択されると、CPU12は、操作表示部2のキー操作に
より入力された画像の色をRAM/SRAM部14のS
RAMの変更記録形式記憶領域に設定登録し(ステップ
S110)、上記各設定項目の間に不整合があるか否か
チェックする(ステップS111)。
【0051】ステップS111で、設定項目の間に不整
合があると、CPU12は、ステップS103に戻って
上記同様の処理を行って、各項目の再設定を行い(ステ
ップS103〜S110)、ステップS111で、各設
定項目の間に整合がとれているときには、記録形式設定
処理を終了する。
【0052】次に、上記記録形式設定処理で設定した変
更記録形式を利用して、受信画像データを記録する場合
の画像記録処理について、図3に基づいて説明する。
【0053】ファクシミリ装置1は、回線Lを介して相
手先から画像データを受信すると、受信した画像データ
を一旦大容量記憶部7に蓄積した後、あるいは、画像デ
ータ量が少ないときには、大容量記憶部7に蓄積するこ
となく、必要な画像の記録形式に変更して、プロッタ3
あるいはプリンタ20で当該画像データを記録出力す
る。
【0054】この際、CPU12は、まず、デフォルト
の画像の記録形式を当該画像の記録形式として設定し
(ステップS201)、操作表示部2のキー設定で記録
形式変更処理機能がオンに設定されているかどうかチェ
ックする(ステップS202)。
【0055】ステップS202で、記録形式変更処理機
能がオンに設定されていないときには、CPU12は、
記録形式の変更を行わないので、受信画像データの記録
形式として、ステップS201で設定したデフォルトの
記録形式をプロッタ3に指示するとともに、受信画像デ
ータを大容量記憶部7からページ毎に符号化・復号化部
11に転送して、復号化し、画像メモリ6に1ページ分
のビットマップに展開した後、プロッタ3に転送して、
プロッタ3にデフォルトの記録形式で給紙部4a、4
b、4cのうち1つの給紙部4a、4b、4cから送ら
れてきた記録紙に記録出力させる。
【0056】ステップS202で、変更機能がオンに設
定されているときには、CPU12は、RAM/SRA
M部14のSRAM領域の変更記録形式記憶領域に記憶
されている変更記録形式を参照して、まず、記録範囲を
変更するかチェックし(ステップS203)、記録範囲
の変更を行わないときには、記録範囲の変更処理を行う
ことなく、記録位置の変更を行うか否かチェックする
(ステップS205)。ステップS203で、記録範囲
を変更するときには、CPU12は、当該変更記録形式
の記録範囲を変更記録形式として設定する(ステップS
204)。この記録範囲の変更処理では、CPU12
は、例えば、受信画像データを画像メモリ6に展開し、
当該展開した画像データのうち、記録範囲に該当する部
分のみをプロッタ3あるいはプリンタ20に転送する。
【0057】次に、CPU12は、RAM/SRAM部
14のSRAM領域に記憶されている変更記録形式を参
照して、記録位置の変更を行うかどうかをチェックし
(ステップS205)、記録位置の変更を行わないとき
には、次の記録形式である大きさの変更を行うか否かの
チェックを行う(ステップS207)。ステップS20
5で、記録位置の変更を行うときには、CPU12は、
当該変更記録形式の記録位置を変更記録形式として設定
する(ステップS206)。この記録位置の変更処理で
は、CPU12は、例えば、画像データの上詰め、下詰
め、あるいは、左右の余白の指定(設定)を行う。
【0058】次に、CPU12は、RAM/SRAM部
14のSRAM領域に記憶されている変更記録形式を参
照して、記録の大きさの変更を行うか否かのチェックを
行い(ステップS207)、大きさの変更を行わないと
きには、記録の色の変更を行うか否かチェックする(ス
テップS209)。ステップS207で、記録の大きさ
の変更を行うときには、CPU12は、当該変更記録形
式の記録の大きさを変更記録形式として設定する(ステ
ップS208)。この記録の大きさの変更処理では、C
PU12は、例えば、プロッタ3あるいはプリンタ20
に画像データの拡大率を指定した拡大、あるいは、縮小
率を指定した縮小を指示(設定)する。
【0059】次に、CPU12は、RAM/SRAM部
14のSRAM領域に記憶されている変更記録形式を参
照して、記録色の変更を行うか否かのチェックを行い
(ステップS209)、記録の大きさの変更を行うとき
には、当該変更記録形式の記録色を変更記録形式として
設定する(ステップS210)。この記録色の変更処理
では、CPU12は、例えば、プロッタ3あるいはプリ
ンタ20に画像データを範囲を指定して、あるいは、ペ
ージ毎に記録色を指示(設定)する。
【0060】CPU12は、記録色の変更設定を行う
と、大容量記憶部7から画像データを1ページ分読み出
して符号化・復号化部11で復号化し、画像メモリ6に
1ページ分の画像データをビットマップ展開した後、プ
ロッタ3あるいはプリンタ20に転送して、プロッタ3
あるいはプリンタ20に記録を指示するが、このとき、
上記各変更設定処理で設定した変更内容をプロッタ3あ
るいはプリンタ20に指示する。プロッタ3は、この変
更内容に応じて、転送されてくる画像データを給紙部4
a、4b、4cの1つから供給される記録紙に記録出力
し、また、プリンタ20は、この変更記録形式に応じて
転送されてくる画像データを図示しない給紙部から供給
される記録紙に記録出力する(ステップS211)。こ
の場合、プロッタ3あるいはプリンタ20は、例えば、
位置の指定が記録範囲の全範囲で左余白を空ける旨指定
されていると、主走査方向の画像を縮小し、右にずらし
て記録出力する。また、プロッタ3あるいはプリンタ2
0は、記録色の変更指定があると、当該指定された色の
トナーあるいはインクを用いて指定された範囲あるいは
1ページを記録する。
【0061】そして、上記ステップS209で、記録色
の変更を行わないときには、CPU12は、記録色の変
更を行うことなく、上記記録出力を開始する(ステップ
S211)。
【0062】1ページ分の画像データをプロッタ3ある
いはプリンタ20に転送して、記録を指示すると、CP
U12は、記録すべき次ページの画像データがあるかチ
ェックし(ステップS212)、次ページがあるときに
は、ステップS203に戻って、上記同様に記録形式の
変更処理を行って、当該ページの記録をプロッタ3ある
いはプリンタ20に指示する(ステップS203〜ステ
ップS211)。
【0063】上記処理を順次行って、ステップS212
で、次ページの画像データが無くなると、CPU12
は、記録処理を終了する。
【0064】このように、ファクシミリ装置1は、受信
した画像データ(記録データ)を、記録紙を供給する複
数の給紙部4a、4b、4cを有したプロッタ3で記録
出力するに際して、画像データの記録範囲、記録位置、
記録の大きさ及び記録色等の記録形式項目のうち1つ以
上の記録形式項目についての変更記録形式を記憶するR
AM/SRAM部14のSRAMに記憶されている記録
形式に応じて画像データを記録出力している。
【0065】したがって、送信側でデータの加工を行う
ことなく、受信側であるファクシミリ装置1でデータの
利用形態に応じたデータの加工を行って記録することが
でき、送信側の機器に汎用性のある機器を利用すること
ができるとともに、データの利用性を向上させることが
できる。
【0066】また、ファクシミリ装置1は、受信した画
像データを、パラレル・シリアルI/F10を介してL
AN等により接続され記録紙を供給する給紙部を少なく
とも1つ以上有したプリンタ20で記録出力するに際し
て、RAM/SRAM部14のSRAMに記憶されてい
る変更記録形式に応じて記録出力している。
【0067】したがって、送信側でデータの加工を行う
ことなく、受信側であるファクシミリ装置1でデータの
利用形態に応じたデータの加工を行って当該加工に適し
たプリンタ20を利用して記録することができ、送信側
の機器に汎用性のある機器を利用することができるとと
もに、データの利用性をより一層向上させることができ
る。
【0068】さらに、ファクシミリ装置1は、記録形式
変更処理機能のオン/オフを設定する操作表示部2の変
更機能設定キーにより記録形式変更処理機能がオンに設
定されているときにのみ、記録形式変更処理を行ってい
る。
【0069】したがって、記録形式の変更をファクシミ
リ装置1のユーザの意図に応じて行うことができ、ファ
クシミリ装置1の利用性をより一層向上させることがで
きる。
【0070】また、ファクシミリ装置1は、記録手段毎
に、あるいは、給紙手段毎に記録形式を登録して、受信
画像データの記録を行う記録手段あるいは給紙手段が選
択されることにより、記録形式を当該記録手段毎に、あ
るいは、給紙手段毎に設定された記録形式に変更して記
録を行うことができる。
【0071】すなわち、ファクシミリ装置1は、そのR
AM/SRAM部14の変更記録形式記憶領域にプロッ
タ3やプリンタ20毎に、あるいは、プロッタ3の給紙
部4a、4b、4cやプロッタ20の図示しない給紙部
毎に変更記録形式を登録することができ、このプロッタ
3やプリンタ20毎に、あるいは、給紙部4a、4b、
4c毎の変更記録形式の登録は、図4に示すように行
う。
【0072】ファクシミリ装置1は、操作表示部2のキ
ー操作により記録手段あるいは給紙部毎の記録形式設定
モードに設定されると、図4に示すように、CPU12
が、操作表示部2のディスプレイに変更する記録手段
(すなわち、プロッタ3またはプロッタ4)を指定する
入力を促す旨の表示を行う(ステップS301)。
【0073】この表示に応じて、操作表示部2から記録
形式の変更を行う記録手段が選択入力されると、CPU
12は、当該選択された記録手段に対応付けて変更記録
形式を記憶するRAM/SRAM部14の変更記録形式
記憶領域にデフォルトの画像記録形式を設定して、上記
図2に示した記録形式設定処理と同様に、記録形式の各
項目について、変更された記録形式を登録し、記録形式
の変更処理を行う(ステップS302)。
【0074】CPU12は、選択された記録手段につい
ての記録形式の変更処理を行うと、次に記録形式を変更
する記録手段があるかチェックし(ステップS30
3)、記録形式を変更する記録手段があるときには、ス
テップS301に戻って、上記同様に、選択された記録
手段について記録形式の変更処理を行う(ステップS3
01、S302)。
【0075】上記処理を順次行って、ステップS303
で記録形式を変更する記録手段が無くなると、CPU1
2は、記録手段毎の記録形式の変更処理を終了する。
【0076】なお、上記説明では、記録手段毎に記録形
式の変更を行う場合について説明したが、給紙部4a、
4b、4c毎に記録形式を変更することもでき、このプ
ロッタ3、プロッタ4毎の記録形式の変更処理は、上記
記録手段毎の記録形式の変更処理と同様に処理すること
ができる。また、記録手段と当該機録手段の備えている
給紙手段(給紙部)とを組として変更記録形式を設定す
ることもできる。
【0077】このようにして、記録手段毎や給紙部毎に
変更記録形式が設定登録された状態で、ファクシミリ受
信を行うと、ファクシミリ装置1は、図5に示すよう
に、記録処理を行う。
【0078】すなわち、ファクシミリ装置1は、回線L
を介して相手先から画像データを受信すると、受信した
画像データを一旦大容量記憶部7に蓄積した後、必要な
画像の記録形式に変更して、プロッタ3あるいはプリン
タ20で当該画像データを記録出力する。
【0079】この際、CPU12は、まず、受信した画
像データに最適な記録手段、すなわち、ファクシミリ装
置1に付属のプロッタ3またはパラレル・シリアルI/
F10にLAN等を介して接続されているプリンタ20
及び給紙部、すなわち、プロッタ3に接続されている給
紙部4a、4b、4cのうち1つの給紙部4a、4b、
4cまたはプリンタ20に接続されている図示しない複
数の給紙部のうち1つの給紙部を選択し(ステップS4
01)、デフォルトの画像の記録形式を当該受信画像デ
ータの記録形式として設定する(ステップS402)。
この受信画像データに最適な記録手段及び給紙部の選択
においては、例えば、A4の画像データを受信すると、
A4の記録紙のセットされている給紙部と当該給紙部の
接続されているプロッタ3またはプリンタ20を選択す
る。
【0080】次に、CPU12は、操作表示部2のキー
設定で記録形式変更処理機能がオンに設定されているか
どうかチェックし(ステップS403)、記録形式変更
処理機能がオンに設定されていないときには、CPU1
2は、記録形式の変更を行わないので、受信画像データ
の記録形式として、ステップS402で設定したデフォ
ルトの記録形式をステップS401で選択した記録手段
としてのプロッタ3あるいはプリンタ20に指示すると
ともに、受信画像データを大容量記憶部7からページ毎
に符号化・復号化部11に転送して、復号化し、画像メ
モリ6に1ページ分のビットマップに展開した後、プロ
ッタ3あるいはプリンタ20に転送して、ステップS4
01で選択された給紙部4a、4b、4cの1つの給紙
部4a、4b、4cから送られてきた記録紙にデフォル
トの記録形式で記録出力させ、あるいは、プリンタ20
に記録紙を給紙する給紙部であって、ステップS401
で選択された給紙部から送られてきた記録紙にデフォル
トの記録形式で記録出力させる。
【0081】ステップS403で、変更機能がオンに設
定されているときには、CPU12は、RAM/SRA
M部14のSRAM領域に記憶されている変更記録形式
を参照して、ステップS401で設定した記録手段と給
紙部の見直しを行って、当該変更記録形式に適した記録
手段と給紙部を再設定する。記録手段と給紙部の再設定
を行うと、CPU12は、大容量記憶部7から画像デー
タを1ページ分読み出して符号化・復号化部11で復号
化し、画像メモリ6に1ページ分の画像データをビット
マップ展開した後、再設定した記録手段であるプロッタ
3またはプリンタ20に転送して、プロッタ3またはプ
リンタ20に記録を指示するが、このとき、上記変更記
録形式の設定内容をプロッタ3またはプリンタ20に指
示する。プロッタ3またはプリンタ20は、この変更記
録形式に応じて、転送されてくる画像データを給紙部4
a、4b、4cまたはプリンタ20に接続された給紙部
のうち上記再設定した給紙部から供給される記録紙に記
録出力する(ステップS404)。この場合、CPU1
2は、例えば、受信画像データがA4であって、変更記
録形式でB4に出力することが設定されていると、B4
の記録紙の設定されている給紙部を給紙部として再設定
するとともに、当該給紙部の接続されているプロッタ3
またはプリンタ20を記録手段として再設定し、当該再
設定した記録手段に当該給紙部を指定するとともに、画
像データを拡大して出力することを指定して記録出力さ
せる。
【0082】1ページ分の画像データをプロッタ3また
はプリンタ20に転送して、記録を指示すると、CPU
12は、記録すべき次ページの画像データがあるかチェ
ックし(ステップS405)、次ページがあるときに
は、ステップS401に戻って、上記同様に記録手段と
給紙部の設定と再設定及び記録形式の変更処理を行っ
て、当該ページの記録をプロッタ3またはプリンタ20
に指示する(ステップS401〜ステップS404)。
【0083】上記処理を順次行って、ステップS405
で、次ページの画像データが無くなると、CPU12
は、記録処理を終了する。
【0084】このように、ファクシミリ装置1は、プロ
ッタ3を備えるとともに、LAN等を介してプリンタ2
0に接続され、RAM/SRAM部14のSRAMに、
プロッタ3とプロッタ3に接続された給紙部4a、4
b、4c及びプリンタ20とプリンタ20に接続された
給紙部毎に変更記録形式を記憶し、受信画像データの設
定状態等の所定の選択方法で選択したプロッタ3と給紙
部4a、4b、4cやプリンタ20と給紙部に基づいて
変更記録形式を決定して、当該変更記録形式に応じて画
像データを記録出力している。
【0085】したがって、複数のプロッタ3と給紙部4
a、4b、4c及びプリンタ20と給紙部を利用可能な
環境にある場合に、各プロッタ3、プリンタ20や給紙
部4a、4b、4c毎に変更記録形式を設定して、受信
側のデータの利用形態により一層適した記録形式で記録
することができ、データの利用性をより一層向上させる
ことができる。
【0086】さらに、ファクシミリ装置1は、受信画像
データの送信元である相手先毎に記録形式を登録して、
当該相手先から画像データを受信すると、当該相手先に
対応して登録されている記録形式で受信画像データを自
動的に記録することができる。
【0087】すなわち、ファクシミリ装置1は、そのR
AM/SRAM部14の変更記録形式記憶領域に、記録
形式を変更したい相手先毎に、当該相手先の相手先電話
番号やIPアドレス等の相手先情報に対応させて変更記
録形式を登録することができる。
【0088】ファクシミリ装置1は、相手先情報に対応
して変更記録形式がRAM/SRAM部14の変更記録
形式記憶領域に登録されている状態でファクシミリ受信
を行うと、図6に示すように記録処理を行う。
【0089】すなわち、ファクシミリ装置1は、着呼が
あると、CPU12の制御下で、通常のファクシミリ制
御手順を実行して、相手先から通知される相手先電話番
号やIPアドレス等の相手先情報を受信し、一時RAM
/SRAM部14のRAM領域に保存する。
【0090】CPU12は、通常のファクシミリ制御手
順により画像データを受信して、受信した画像データを
大容量記憶部7に蓄積し、受信した相手先情報に一致す
る相手先情報がRAM/SRAM部14の変更記録形式
記憶領域に登録されているかチェックする(ステップS
501)。
【0091】ステップS501で、受信した相手先情報
と一致する相手先情報がRAM/SRAM部14の変更
記録形式記憶領域に登録されていないときには、CPU
12は、記録形式の変更を行わないと判断して、受信画
像データの記録形式としてデフォルトの記録形式をプロ
ッタ3あるいはプリンタ20に指示するとともに、受信
画像データを大容量記憶部7からページ毎に符号化・復
号化部11に転送して、復号化し、画像メモリ6に1ペ
ージ分のビットマップに展開した後、プロッタ3あるい
はプリンタ20に転送して、デフォルトの記録形式で記
録出力させる(ステップS502)。
【0092】ステップS501で、受信した相手先情報
と一致する相手先情報がRAM/SRAM部14の変更
記録形式記憶領域に登録されているときには、CPU1
2は、当該相手先情報に対応して変更記録形式記憶領域
に登録されている変更記録形式を参照して(ステップS
503)、図3に示した記録処理のステップS203〜
ステップS212と同様に処理して、当該変更記録形式
で受信画像データを記録出力させる(ステップS50
4)。
【0093】このように、ファクシミリ装置1は、RA
M/SRAM部14のSRAMに、画像データの送信元
である相手先毎に変更記録形式を記憶し、画像データの
受信時に当該画像データの送信元である相手先情報を取
得して、当該取得した相手先情報に基づいて変更記録形
式を決定して、当該変更記録形式に応じて画像データを
記録出力している。
【0094】したがって、受信した画像データを当該相
手先毎に設定した変更記録形式で自動的に記録すること
ができ、データの利用性をより一層向上させることがで
きる。
【0095】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0096】例えば、上記実施の形態においては、ファ
クシミリ装置1がプロッタ3を備えている場合について
説明したが、ファクシミリ装置1が付属のプロッタ3を
備えておらず、外付けあるいはLAN等に接続されたプ
リンタ20のみを備えているときにも同様に適用するこ
とができる。
【0097】また、上記実施の形態においては、通信装
置として、ファクシミリ装置1に適用した場合について
説明したが、通信装置は、ファクシミリ装置に限るもの
ではなく、プリンタ等のように外部からデータを受け取
って当該データを記録出力する通信装置一般に同様に適
用することができる。
【0098】さらに、上記実施の形態においては、ファ
クシミリ受信した画像データを記録出力する場合につい
て説明したが、パラレル・シリアルI/F10に接続さ
れたLANを介して当該LANに接続されたパーソナル
コンピュータ21等から受け取ったデータをプロッタ3
やプリンタ20を利用して記録出力する場合にも、同様
に適用することができる。
【0099】また、上記実施の形態においては、記録形
式の変更をプロッタ3あるいはプリンタ20に出力する
印字命令の内容を変更することにより、行っているが、
記録形式の変更は、上記方法に限るものではなく、例え
ば、画像データを画像メモリ6にビットマップに展開す
る際に、記録形式に対応した展開を行うことにより、行
ってもよい。
【0100】さらに、上記実施の形態においては、ファ
クシミリ装置1の受信した画像データを記録出力する場
合について説明したが、受信画像データ等を形式変更し
て、他の通信装置に送信する際にも、応用することがで
き、このようにすると、データの利用性をさらに向上さ
せることができる。
【0101】
【発明の効果】請求項1記載の発明の通信装置によれ
ば、受信した記録データを、記録紙を供給する給紙手段
を少なくとも1つ以上有した所定の記録手段で記録出力
するに際して、記録データの記録範囲、記録位置、記録
の大きさ及び記録色等の記録形式項目のうち1つ以上の
記録形式項目についての変更記録形式を記憶する記録形
式記憶手段に記憶されている記録形式に応じて記録デー
タを記録出力するので、送信側でデータの加工を行うこ
となく、受信側である通信装置でデータの利用形態に応
じたデータの加工を行って記録することができ、送信側
の機器に汎用性のある機器を利用することができるとと
もに、データの利用性を向上させることができる。
【0102】請求項2記載の発明の通信装置によれば、
受信した記録データを、外付けあるいはネットワークに
より接続され記録紙を供給する給紙手段を少なくとも1
つ以上有した所定の記録手段で記録出力するに際して、
記録形式記憶手段に記憶されている変更記録形式に応じ
て記録出力するので、送信側でデータの加工を行うこと
なく、受信側である通信装置でデータの利用形態に応じ
たデータの加工を行って当該加工に適した外付けあるい
はネットワークに接続された記録手段を利用して記録す
ることができ、送信側の機器に汎用性のある機器を利用
することができるとともに、データの利用性をより一層
向上させることができる。
【0103】請求項3記載の発明の通信装置によれば、
通信装置が、1つ以上の記録手段を備え、あるいは(及
び)、外付けかネットワークにより記録手段に接続さ
れ、記録形式記憶手段に、記録手段あるいは(及び)給
紙手段毎に変更記録形式を記憶し、所定の選択方法で選
択した記録手段と給紙手段に基づいて変更記録形式を決
定して、当該変更記録形式に応じて当該選択した給紙手
段から給紙される記録紙に当該選択した記録手段で記録
データを記録出力するので、複数の記録手段と給紙手段
を利用可能な環境にある場合に、各記録手段や給紙手段
毎に変更記録形式を設定して、受信側のデータの利用形
態により一層適した記録形式で記録することができ、デ
ータの利用性をより一層向上させることができる。
【0104】請求項4記載の発明の通信装置によれば、
記録形式記憶手段に、記録データの送信元である相手先
毎に変更記録形式を記憶し、記録データの受信時に当該
記録データの送信元である相手先情報を取得して、当該
取得した相手先情報に基づいて変更記録形式を決定し
て、当該変更記録形式に応じて記録データを記録出力す
るので、受信した記録データを当該相手先毎に設定した
変更記録形式で自動的に記録することができ、データの
利用性をより一層向上させることができる。
【0105】請求項5記載の発明の通信装置によれば、
記録形式変更処理機能のオン/オフを設定する設定手段
により記録形式変更処理機能がオンに設定されていると
きにのみ、記録形式変更処理を行うので、記録形式の変
更を通信装置のユーザの意図に応じて行うことができ、
通信装置の利用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信装置の一実施の形態を適用したフ
ァクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による記録形式設定処
理を示すフローチャート。
【図3】図1のファクシミリ装置による記録処理を示す
フローチャート。
【図4】図1のファクシミリ装置による記録手段や給紙
部毎に記録形式を設定する記録形式設定処理を示すフロ
ーチャート。
【図5】図1のファクシミリ装置による記録手段や給紙
部毎に設定した記録形式に基づいて記録を行う記録処理
を示すフローチャート。
【図6】図1のファクシミリ装置による相手先毎に設定
された記録形式に基づいて記録を行う記録処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 操作表示部 3 プロッタ 4a、4b、4c 給紙部 5 スキャナ 6 画像メモリ 7 大容量記憶部 8 通信制御部 9 回線制御部 10 パラレル・シリアルI/F 11 符号化・復号化部 12 CPU 13 ROM 14 RAM/SRAM部 15 クロック部 16 バス 20 プリンタ 21 パーソナルコンピュータ(PC)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙を供給する給紙手段を少なくとも1
    つ以上有した所定の記録手段を備え、回線あるいは所定
    のネットワークを介して受信した記録データを前記記録
    手段に記録出力させる通信装置において、前記記録デー
    タの記録範囲、記録位置、記録の大きさ及び記録色等の
    記録形式項目のうち1つ以上の記録形式項目についての
    変更記録形式を記憶する記録形式記憶手段と、当該記録
    形式記憶手段に記憶されている記録形式に応じて前記記
    録データを前記記録手段で記録出力させる記録形式変更
    処理を行う制御手段と、を備えていることを特徴とする
    通信装置。
  2. 【請求項2】記録紙を供給する給紙手段を少なくとも1
    つ以上有した所定の記録手段に外付けあるいはネットワ
    ークにより接続され、回線あるいは前記ネットワークを
    介して受信した記録データを前記記録手段に記録出力さ
    せる通信装置において、前記記録データの記録範囲、記
    録位置、記録の大きさ及び記録色等の記録形式項目のう
    ち1つ以上の記録形式項目についての変更記録形式を記
    憶する記録形式記憶手段と、当該記録形式記憶手段に記
    憶されている変更記録形式に応じて前記記録データを前
    記記録手段で記録出力させる記録形式変更処理を行う制
    御手段と、を備えていることを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】前記通信装置は、少なくとも1つ以上の前
    記記録手段を備え、あるいは(及び)、少なくとも1つ
    以上の前記記録手段に前記回線あるいはネットワークを
    介して接続され、前記記録形式記憶手段は、前記記録手
    段あるいは(及び)前記給紙手段毎に前記変更記録形式
    を記憶し、前記制御手段は、所定の選択方法で選択した
    前記記録手段と前記給紙手段に基づいて前記記録形式記
    憶手段に記憶されている前記変更記録形式を決定して、
    当該変更記録形式に応じて前記選択した給紙手段から給
    紙される前記記録紙に前記選択した前記記録手段で前記
    記録データを記録出力させる記録形式変更処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信装
    置。
  4. 【請求項4】前記記録形式記憶手段は、前記記録データ
    の送信元である相手先毎に前記変更記録形式を記憶し、
    前記制御手段は、前記記録データの受信時に当該記録デ
    ータの送信元である相手先情報を取得して、当該取得し
    た相手先情報に基づいて前記記録形式記憶手段から前記
    変更記録形式を決定して、当該変更記録形式に応じて前
    記記録データを前記記録手段で記録出力させる記録形式
    変更処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の通信装置。
  5. 【請求項5】前記通信装置は、前記記録形式変更処理機
    能のオン/オフを設定する設定手段をさらに備え、前記
    制御手段は、前記設定手段により前記記録形式変更処理
    機能がオンに設定されているときにのみ、前記記録形式
    変更処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項4
    のいずれかに記載の通信装置。
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