JP2000174516A - アンテナ給電回路 - Google Patents

アンテナ給電回路

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JP2000174516A
JP2000174516A JP10348524A JP34852498A JP2000174516A JP 2000174516 A JP2000174516 A JP 2000174516A JP 10348524 A JP10348524 A JP 10348524A JP 34852498 A JP34852498 A JP 34852498A JP 2000174516 A JP2000174516 A JP 2000174516A
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JP
Japan
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waveguide
directional coupler
type
polarization splitter
antenna feed
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Application number
JP10348524A
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English (en)
Inventor
Hisafumi Yoneda
尚史 米田
Moriyasu Miyazaki
守▲泰▼ 宮▲崎▼
Masao Yamato
昌夫 大和
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、所望の偏波を方形導波管から効率的に
抽出することが困難であるという課題があった。 【解決手段】 第1〜4の分岐導波管が主導波管の側面
から各偏波に対する対称性を保ちつつ上下左右に分岐す
る導波管形偏分波器6と、前記導波管形偏分波器の第1
及び第2の分岐導波管に接続された180度方向性結合
器9と、前記導波管形偏分波器の第3及び第4の分岐導
波管に接続された180度方向性結合器12と、前記1
80度方向性結合器9に接続された切換器13aと、前
記切換器及び前記180度方向性結合器12に接続され
た90度方向性結合器16とを備えた。 【効果】 1つの周波数帯にて1つの直線偏波および1
つの円偏波を効率的に送受信することができ、また、良
好な反射特性および偏波間アイソレーション特性が広帯
域にわたって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてVHF
帯、UHF帯、マイクロ波帯及びミリ波帯で用いられ、
直線偏波及び円偏波を共用化したアンテナ給電回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナ給電回路について図面を
参照しながら説明する。図19は、例えば特開平4−3
73201号公報に示された従来の円偏波及び直線偏波
共用一次放射器(アンテナ給電回路)を一部切り欠いて
示す斜視図である。
【0003】図19において、31は電磁波が導入し得
る開口部、32は開口部31に接続された円形導波管、
33は水平方向に円形導波管32の側面から分岐する方
形導波管、34は垂直方向に円形導波管32の側面から
分岐する方形導波管、35は円形導波管32に接続さ
れ、かつ、電磁波を反射せしめる終端面、36は駆動
部、37は終端面35を介して駆動部36に接続された
金属板、38a及び38bは円形導波管32内に設けら
れた金属魂、39は金属魂38a及び38bより構成さ
れた90度位相器である。
【0004】つぎに、前述した従来のアンテナ給電回路
の動作について図面を参照しながら説明する。
【0005】いま、ある周波数帯f1の円偏波C1を開
口部31により受けたとすると、この円偏波C1は円形
導波管32内の90度位相器39により直線偏波L1に
変換される。
【0006】このとき、金属板37は駆動部36により
直線偏波L1の偏波面と水平あるいは垂直をなす向きに
設定され、この金属板37の端面あるいは終端面35に
より上記直線偏波L1は全反射し、方形導波管33ある
いは方形導波管34により抽出される。
【0007】一方、周波数帯f1の直線偏波L2を開口
部31により受けたとすると、この直線偏波L2は円形
導波管32内の90度位相器39により円偏波C2に変
換される。
【0008】このとき、金属板37は駆動部36により
直線偏波L2の偏波面と+45度あるいは−45度をな
す向きに設定され、上記円偏波C2の金属板37と水平
をなす成分を金属板37の端面にて反射せしめ、上記円
偏波C2の金属板37と垂直をなす成分を終端面35に
て反射せしめ、金属板37の円形導波管32の管軸方向
長さを所定の長さにすることにより、上記両反射波の反
射経路差により直線偏波L3に変換することができる。
変換された直線偏波L3は方形導波管33あるいは方形
導波管34により抽出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
アンテナ給電回路では、円偏波が開口部31に入射した
場合は、円形導波管32内に直線偏波の定在波分布が得
られ易く、通常の導波管形偏分波器と同様の原理により
所望の偏波を方形導波管33あるいは方形導波管34か
ら効率的に抽出することができる。しかしながら、直線
偏波が開口部31に入射した場合には、円形導波管32
内において入射波が円偏波かつ反射波が直線偏波のた
め、直線偏波の定在波分布が得られにくく、所望の偏波
を方形導波管33あるいは方形導波管34から効率的に
抽出することが困難であるという問題点があった。
【0010】また、円形導波管32から方形導波管33
及び方形導波管34が分岐する分岐部が上下左右非対称
構造であるため、高次モードが発生し易く、アンテナ給
電回路としての反射特性あるいは偏波間アイソレーショ
ン特性が劣化するという問題点があった。
【0011】さらに、複数の周波数帯で直線偏波及び円
偏波を送受信することができないという問題点があっ
た。
【0012】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、高性能化あるいは多機能化するこ
とができる直線偏波及び円偏波共用のアンテナ給電回路
を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るアンテナ給電回路は、第1、第2、第3及び第4の分
岐導波管が主導波管の側面から各偏波に対する対称性を
保ちつつ上下左右に分岐する導波管形偏分波器と、前記
導波管形偏分波器の第1及び第2の分岐導波管に接続さ
れた第1の180度方向性結合器と、前記導波管形偏分
波器の第3及び第4の分岐導波管に接続された第2の1
80度方向性結合器と、前記第1の180度方向性結合
器に接続された切換器と、前記切換器及び前記第2の1
80度方向性結合器に接続された90度方向性結合器と
を備えたものである。
【0014】この発明の請求項2に係るアンテナ給電回
路は、第1、第2、第3及び第4の分岐導波管が主導波
管の側面から各偏波に対する対称性を保ちつつ上下左右
に分岐する導波管形偏分波器と、前記導波管形偏分波器
の第1及び第2の分岐導波管に接続された第1の180
度方向性結合器と、前記導波管形偏分波器の第3及び第
4の分岐導波管に接続された第2の180度方向性結合
器と、前記第1の180度方向性結合器に接続された第
1の切換器と、前記第2の180度方向性結合器に接続
された第2の切換器と、前記第1及び第2の切換器に接
続された90度方向性結合器とを備えたものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係るアンテナ
給電回路は、請求項1において、前記導波管形偏分波器
の第1及び第2の分岐導波管内に各々設けられた第1及
び第2の帯域阻止フィルタと、前記導波管形偏分波器の
主導波管に接続された導波管形低域通過フィルタとをさ
らに備えたものである。
【0016】また、この発明の請求項4に係るアンテナ
給電回路は、請求項3において、前記導波管形偏分波器
の第3及び第4の分岐導波管内に各々設けられた第3及
び第4の帯域阻止フィルタと、前記導波管形低域通過フ
ィルタに接続された導波管形円偏波発生器とをさらに備
えたものである。
【0017】また、この発明の請求項5に係るアンテナ
給電回路は、請求項1において、前記導波管形偏分波器
の第1及び第2の分岐導波管内に各々設けられた第1及
び第2の低域通過フィルタと、前記導波管形偏分波器の
主導波管に接続された導波管形高域通過フィルタとをさ
らに備えたものである。
【0018】また、この発明の請求項6に係るアンテナ
給電回路は、請求項5において、前記導波管形偏分波器
の第3及び第4の分岐導波管内に各々設けられた第3及
び第4の低域通過フィルタと、前記導波管形高域通過フ
ィルタに接続された導波管形円偏波発生器とをさらに備
えたものである。
【0019】また、この発明の請求項7に係るアンテナ
給電回路は、請求項2において、前記導波管形偏分波器
の第1、第2、第3及び第4の分岐導波管内に各々設け
られた第1、第2、第3及び第4の帯域阻止フィルタ
と、前記導波管形偏分波器の主導波管に接続された導波
管形低域通過フィルタと、前記導波管形低域通過フィル
タに接続された第2の導波管形偏分波器とをさらに備え
たものである。
【0020】また、この発明の請求項8に係るアンテナ
給電回路は、請求項7において、前記導波管形低域通過
フィルタと前記第2の導波管形偏分波器の間に挿入され
た導波管形円偏波発生器をさらに備えたものである。
【0021】また、この発明の請求項9に係るアンテナ
給電回路は、請求項2において、前記導波管形偏分波器
の第1、第2、第3及び第4の分岐導波管内に各々設け
られた第1、第2、第3及び第4の低域通過フィルタ
と、前記導波管形偏分波器の主導波管に接続された導波
管形高域通過フィルタと、前記導波管形高域通過フィル
タに接続された第2の導波管形偏分波器とをさらに備え
たものである。
【0022】また、この発明の請求項10に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項9において、前記導波管形高域通
過フィルタと前記第2の導波管形偏分波器の間に挿入さ
れた導波管形円偏波発生器をさらに備えたものである。
【0023】また、この発明の請求項11に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項9において、前記第2の導波管形
偏分波器が、前記導波管形偏分波器と同様の構造で、第
5、第6、第7及び第8の分岐導波管が主導波管の側面
から各偏波に対する対称性を保ちつつ上下左右に分岐
し、前記第2の導波管形偏分波器の第5及び第6の分岐
導波管に接続された第3の180度方向性結合器と、前
記第2の導波管形偏分波器の第7及び第8の分岐導波管
に接続された第4の180度方向性結合器とをさらに備
えたものである。
【0024】また、この発明の請求項12に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項11において、前記第3及び第4
の180度方向性結合器に接続された第2の90度方向
性結合器をさらに備えたものである。
【0025】また、この発明の請求項13に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項6において、前記導波管形円偏波
発生器に代わって前記導波管形高域通過フィルタに接続
され、前記導波管形偏分波器と同様の構造で、第5、第
6、第7及び第8の分岐導波管が主導波管の側面から各
偏波に対する対称性を保ちつつ上下左右に分岐する第2
の導波管形偏分波器と、前記第2の導波管形偏分波器の
第5及び第6の分岐導波管に接続された第3の180度
方向性結合器と、前記第2の導波管形偏分波器の第7及
び第8の分岐導波管に接続された第4の180度方向性
結合器と、前記第3の180度方向性結合器に接続され
た第2の切換器と、前記第2の切換器及び前記第4の1
80度方向性結合器に接続された第2の90度方向性結
合器とをさらに備えたものである。
【0026】また、この発明の請求項14に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項11において、前記第3の180
度方向性結合器に接続された第3の切換器と、前記第4
の180度方向性結合器に接続された第4の切換器と、
前記第3及び第4の切換器に接続された第2の90度方
向性結合器とをさらに備えたものである。
【0027】さらに、この発明の請求項15に係るアン
テナ給電回路は、請求項7において、前記第2の導波管
形偏分波器が、前記導波管形偏分波器と同様の構造で、
第5、第6、第7及び第8の分岐導波管が主導波管の側
面から各偏波に対する対称性を保ちつつ上下左右に分岐
し、前記第2の導波管形偏分波器の第5及び第6の分岐
導波管に接続された第3の180度方向性結合器と、前
記第2の導波管形偏分波器の第7及び第8の分岐導波管
に接続された第4の180度方向性結合器と、前記第3
の180度方向性結合器に接続された第3の切換器と、
前記第4の180度方向性結合器に接続された第4の切
換器と、前記第3及び第4の切換器に接続された第2の
90度方向性結合器とをさらに備えたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るアンテナ給電回路について図面を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る
アンテナ給電回路の構成を示す図である。また、図2、
図3、及び図4は、各々図1に示す導波管形偏分波器、
導波管ショートスロット形方向性結合器、及び分岐導波
管形方向性結合器の構造を示す図である。なお、各図
中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0029】図1〜図4において、1はアンテナ開口
部、2はアンテナ開口部1に一端が接続された円形主導
波管、3a〜3dは円形主導波管2の側面に上下左右対
称に設けられた結合孔、4a〜4dは結合孔3a〜3d
を介して円形主導波管2の側面から上下左右対称に分岐
する方形分岐導波管、5は円形主導波管2の一端に接続
された短絡板、6は円形主導波管2と結合孔3a〜3d
と方形分岐導波管4a〜4dと短絡板5とで構成された
導波管形偏分波器である。
【0030】また、同図において、7a及び7bは互い
に幅の狭い側面を向かい合わせて平行に並び、かつ、分
岐導波管4a及び4bに各々の一端が接続された方形導
波管、8は方形導波管7a及び7bの向かい合う側面の
一部を貫通する結合孔、9は方形導波管7a及び7bと
結合孔8とで構成された導波管ショートスロット形方向
性結合器である。
【0031】また、同図において、10a及び10bは
互いに幅の狭い側面を向かい合わせて平行に並び、か
つ、分岐導波管4c及び4dに各々の一端が接続された
方形導波管、11は方形導波管10a及び10bの向か
い合う側面の一部を貫通する結合孔、12は方形導波管
10a及び10bと結合孔11とで構成された導波管シ
ョートスロット形方向性結合器である。
【0032】また、同図において、13aは方向性結合
器9に一端が接続された導波管形切換器、14a及び1
4bは互いに幅の広い側面を向かい合わせて平行に並
び、かつ、切換器13aの一端、および方向性結合器1
2の一端に各々の一端が接続された方形導波管、15は
方形導波管14a及び14bの向かい合う側面の一部を
貫通する複数個の分岐導波管、16は方形導波管14a
及び14bと分岐導波管15とで構成された分岐導波管
形方向性結合器である。
【0033】さらに、同図において、17a〜17dは
方向性結合器9の一端、方向性結合器12の一端、切換
器13aの一端、および方向性結合器16の一端に各々
接続された無反射終端器、P1は切換器13aの一端よ
りなる入出力端子、P2は方向性結合器16の一端子P
11よりなる入出力端子、P5〜P8は導波管ショート
スロット形方向性結合器9、12の入出力端子、P9〜
P12は分岐導波管形方向性結合器16の入出力端子で
ある。
【0034】つぎに、前述した実施の形態1に係るアン
テナ給電回路の動作について図面を参照しながら説明す
る。
【0035】いま、周波数帯f1の1つの円偏波、例え
ば、左旋円偏波C1がアンテナ開口部1より入射する
と、この円偏波C1は、円形主導波管2内を伝搬し、短
絡板5により全反射することで円形主導波管2内に円偏
波C1の垂直成分の定在波分布と同水平成分の定在波分
布をなす。
【0036】円偏波C1の垂直成分の定在波分布は、通
常の導波管偏分波器と同じ原理にて結合孔3a及び3b
を介して分岐導波管4a及び4bの基本モードT1及び
T2に効率的に結合される。また、円偏波C1の水平成
分の定在波分布は、同様に結合孔3c及び3dを介して
分岐導波管4c及び4dの基本モードT3及びT4に効
率的に結合される。このとき、得られた基本モードT1
とT2の間には180度の位相差があり、同じくT3と
T4の間にも180度の位相差がある。
【0037】分岐導波管4a及び4bは等電気長にて延
長され、方向性結合器9の端子P5及びP6に各々接続
される。方向性結合器9は、方形導波管7aと7bを管
軸の短い結合孔8を介してH面に結合しているため、端
子P5及びP6から180度の位相差をもって入射して
きた基本モードT1とT2は1波に合成されて、端子P
7より基本モードT5が抽出される。
【0038】同様に、分岐導波管4c及び4dは等電気
長にて延長され、方向性結合器12の端子P5及びP6
に各々接続され、端子P5及びP6から180度の位相
差をもって入射してきた基本モードT3とT4は方向性
結合器12により1波に合成されて端子P7より基本モ
ードT6が抽出される。
【0039】このとき、切換器13aでは、方向性結合
器9の方形導波管7aと方向性結合器16の方形導波管
14aの間と、無反射終端器17cと端子P1の間に電
波が伝送可能となるように切り換えられている。基本モ
ードT5及びT6は、方向性結合器9、12及び切換器
13aを介して偏分波器6の結合孔3a〜3dからの電
気長が等しくなるように方向性結合器16の端子P9及
びP10に導かれる。
【0040】このとき、基本モードT5とT6の間には
90度の位相差がある。方向性結合器16は、方形導波
管14aと14bを管内波長の1/4の長さをもつ複数
個の分岐導波管15を介してE面に結合しているため、
端子P9及びP10から90度の位相差をもって入射し
てきた基本モードT5とT6は1波に合成されて、端子
P11すなわち端子P2より基本モードT7が抽出され
る。結局、アンテナ開口部1に入射した左旋円偏波C1
を端子P2より抽出できることになる。
【0041】一方、周波数帯f1の1つの直線偏波、例
えば、垂直偏波L1がアンテナ開口部1より入射する
と、この垂直偏波L1は、円形主導波管2内を伝搬し、
短絡板5により全反射することで円形主導波管2内に定
在波分布をなす。
【0042】垂直偏波L1の定在波分布は、通常の導波
管偏分波器と同じ原理にて垂直偏波方向と直交する方向
に分岐している分岐導波管4a及び4bの基本モードT
1及びT2に結合孔3a及び3bを介して効率的に結合
される。このとき、得られた基本モードT1とT2の間
には180度の位相差がある。
【0043】分岐導波管4a及び4bは、等電気長にて
延長されて方向性結合器9の端子P5及びP6に各々接
続されているので、方向性結合器9の端子P5及びP6
から180度の位相差をもって入射してきた基本モード
T1とT2は1波に合成されて、端子P7より基本モー
ドT5が抽出される。
【0044】このとき、切換器13aでは、方向性結合
器9の方形導波管7aと端子P1の間と、無反射終端器
17cと方向性結合器16の方形導波管14aの間に電
波が伝送可能となるように切り換えられているので、基
本モードT5は端子P1より抽出される。結局、アンテ
ナ開口部1に入射した垂直偏波L1を端子P1より抽出
できることになる。因みに、ここでは、円偏波および直
線偏波の電波を受信した場合について説明したが、これ
らの電波を送信する場合についても可逆性により同様の
原理で動作する。
【0045】以上のように、図1に示す、この実施の形
態1に係るアンテナ給電回路によれば、分岐導波管4a
〜4bが円形主導波管2の側面から上下左右対称に分岐
する偏分波器6と、偏分波器6の分岐導波管4a及び4
bに接続された方向性結合器9と、偏分波器6の分岐導
波管4c及び4dに接続された方向性結合器12と、方
向性結合器9に接続された切換器13aと、切換器13
a及び方向性結合器12に接続された方向性結合器16
とを設置しているので、1つの周波数帯にて1つの直線
偏波および1つの円偏波を効率的に送受信することが可
能となる。また、偏分波器6の分岐部の構造が上下左右
対称性を有するので、高次モードの発生が抑制され、ア
ンテナ給電回路として良好な反射特性および偏波間アイ
ソレーション特性が広帯域にわたって得られる利点があ
る。
【0046】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図5は、この発明の実施の形態2に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【0047】図5において、1〜17c及びP1、P2
は図1に示した実施の形態1と同じものであるl。ま
た、13bは方向性結合器12と方向性結合器16の間
に設けられた導波管形切換器、17eは切換器13bの
一端に接続された無反射終端器、P3は方向性結合器1
6の一端子P12よりなる入出力端子、P4は切換器1
3bの一端よりなる入出力端子である。
【0048】つぎに、前述した実施の形態2に係るアン
テナ給電回路の動作について図面を参照しながら説明す
る。
【0049】いま、周波数帯f1の異なる2つの円偏
波、すなわち、左旋円偏波C1及び右旋円偏波C2がア
ンテナ開口部1より入射すると、例えば、右旋円偏波C
2は円形主導波管2内を伝搬し、短絡板5により全反射
することで円形主導波管2内に円偏波C2の垂直成分の
定在波分布と同水平成分の定在波分布をなす。
【0050】円偏波C2の垂直成分の定在波分布は、通
常の導波管偏分波器と同じ原理にて結合孔3a及び3b
を介して分岐導波管4a及び4bの基本モードT1及び
T2に効率的に結合される。また、円偏波C2の水平成
分の定在波分布は、同様に結合孔3c及び3dを介して
分岐導波管4c及び4dの基本モードT3及びT4に効
率的に結合される。このとき、得られた基本モードT1
とT2の間には180度の位相差があり、同じくT3と
T4の間にも180度の位相差がある。
【0051】分岐導波管4a及び4bは等電気長にて延
長され、方向性結合器9の端子P5及びP6に各々接続
される。方向性結合器9は、方形導波管7aと7bを管
軸の短い結合孔8を介してH面に結合しているため、端
子P5及びP6から180度の位相差をもって入射して
きた基本モードT1とT2は1波に合成されて、端子P
7より基本モードT5が抽出される。
【0052】同様に、分岐導波管4c及び4dは等電気
長にて延長され、方向性結合器12の端子P5及びP6
に各々接続され、端子P5及びP6から180度の位相
差をもって入射してきた基本モードT3とT4は方向性
結合器12により1波に合成されて端子P7より基本モ
ードT6が抽出される。
【0053】このとき、切換器13aでは、方向性結合
器9の方形導波管7aと方向性結合器16の方形導波管
14aの間と、無反射終端器17cと端子P1の間に電
波が伝送可能となるように切り換えられ、切換器13b
では、方向性結合器12の方形導波管10aと方向性結
合器16の方形導波管14bの間と、無反射終端器17
eと端子P4の間に電波が伝送可能となるように切り換
えられている。
【0054】基本モードT5及びT6は、方向性結合器
9、12並びに切換器13a、13bを介して偏分波器
6の結合孔3a〜3dからの電気長が等しくなるように
方向性結合器16の端子P9及びP10に導かれる。こ
のとき、基本モードT5とT6の間には−90度の位相
差がある。
【0055】方向性結合器16は、方形導波管14aと
14bを管内波長の1/4の長さをもつ複数個の分岐導
波管15を介してE面に結合しているため、端子P9及
びP10から−90度の位相差をもって入射してきた基
本モードT5とT6は1波に合成されて、端子P12す
なわち端子P3より基本モードT7が抽出される。結
局、アンテナ開口部1に入射した右旋円偏波C2を端子
P3より抽出できることになる。また、同様の動作原理
により、アンテナ開口部1に入射した左旋円偏波C1を
端子P2より抽出できる。
【0056】一方、周波数帯f1の異なる2つの直線偏
波、すなわち、垂直偏波L1及び水平偏波L2がアンテ
ナ開口部1より入射すると、例えば、水平偏波L2は円
形主導波管2内を伝搬し、短絡板5により全反射するこ
とで円形主導波管2内に定在波分布をなす。
【0057】水平偏波L2の定在波分布は、通常の導波
管偏分波器と同じ原理にて水平偏波方向と直交する方向
に分岐している分岐導波管4c及び4dの基本モードT
3及びT4に結合孔3cと3dを介して効率的に結合さ
れる。このとき、得られた基本モードT3とT4の間に
は180度の位相差がある。
【0058】分岐導波管4c及び4dは、等電気長にて
延長されて方向性結合器12の端子P5及びP6に各々
接続されているので、方向性結合器12の端子P5とP
6から180度の位相差をもって入射してきた基本モー
ドT3とT4は1波に合成されて、端子P7より基本モ
ードT6が抽出される。
【0059】このとき、切換器13bでは、方向性結合
器12の方形導波管10aと端子P4の間と、無反射終
端器17eと方向性結合器16の方形導波管14bの間
に電波が伝送可能となるように切り換えられているの
で、基本モードT6は端子P4より抽出される。結局、
アンテナ開口部1に入射した水平偏波L2を端子P4よ
り抽出できることになる。また、同様の動作原理によ
り、アンテナ開口部1に入射した垂直偏波L1を端子P
1より抽出できる。因みに、ここでは、円偏波および直
線偏波の電波を受信した場合について説明したが、これ
らの電波を送信する場合についても可逆性により同様の
原理で動作する。
【0060】以上のように、図5に示す、この実施の形
態2に係るアンテナ給電回路によれば、分岐導波管4a
〜4dが円形主導波管2の側面から上下左右対称に分岐
する偏分波器6と、偏分波器6の分岐導波管4a及び4
bに接続された方向性結合器9と、偏分波器6の分岐導
波管4c及び4dに接続された方向性結合器12と、方
向性結合器9に接続された切換器13aと、方向性結合
器12に接続された切換器13bと、切換器13aと切
換器13bに接続された方向性結合器16とを設置して
いるので、1つの周波数帯にて異なる2つの直線偏波お
よび異なる2つの円偏波を効率的に送受信することが可
能となる。また、偏分波器6の分岐部の構造が上下左右
対称性を有するので、高次モードの発生が抑制され、ア
ンテナ給電回路として良好な反射特性および偏波間アイ
ソレーション特性が広帯域にわたって得られる利点があ
る。
【0061】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図6は、この発明の実施の形態3に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【0062】上記の実施の形態1では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態3では、図6に示すように、偏分波器6の
主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波を透
過し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
(f2)の電波を反射する導波管形低域通過フィルタ1
8を設けたものである。
【0063】また、図6に示すように、分岐導波管4a
及び4b内に第1の周波数帯の電波のみ反射する帯域阻
止フィルタ19a及び19bを設けたものである。
【0064】更に、低域通過フィルタ18に接続された
円形ー方形導波管変換器20を設ければ、第1の周波数
帯にて1つの直線偏波を送受信し、かつ、第2の周波数
帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波を効率的に送
受信することが可能となる。
【0065】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図7は、この発明の実施の形態4に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【0066】上記の実施の形態1では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態4では、図7に示すように、偏分波器6の
主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波を透
過し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
(f2)の電波を反射する導波管形低域通過フィルタ1
8を設け、また、分岐導波管4a〜4d内に第1の周波
数帯の電波のみ反射する帯域阻止フィルタ19a〜19
dを設けたものである。
【0067】更に、低域通過フィルタ18に接続された
導波管形円偏波発生器21と、この円偏波発生器21に
接続された円形ー方形導波管変換器20を設ければ、第
1の周波数帯にて1つの円偏波を送受信し、かつ、第2
の周波数帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波を効
率的に送受信することが可能となる。
【0068】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図8は、この発明の実施の形態5に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【0069】上記の実施の形態1では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態5では、図8に示すように、偏分波器6の
主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波を反
射し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
(f2)の電波を透過する導波管形高域通過フィルタ2
2を設けたものである。
【0070】また、図8に示すように、分岐導波管4a
及び4b内に第1の周波数帯の電波を透過し、かつ、第
2の周波数帯の電波を反射する導波管形低域通過フィル
タ23a及び23bを設けたものである。
【0071】更に、高域通過フィルタ22に接続された
円形ー方形導波管変換器20を設ければ、第1の周波数
帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波を効率的に送
受信し、かつ、第2の周波数帯にて1つの直線偏波を送
受信することが可能となる。
【0072】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図9は、この発明の実施の形態6に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【0073】上記の実施の形態1では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態6では、図9に示すように、偏分波器6の
主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波を反
射し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
(f2)の電波を透過する導波管形高域通過フィルタ2
2を設け、また、分岐導波管4a〜4d内に第1の周波
数帯の電波を透過し、かつ、第2の周波数帯の電波を反
射する導波管形低域通過フィルタ23a〜23dを設け
たものである。
【0074】更に、高域通過フィルタ22に接続された
導波管形円偏波発生器21と、この円偏波発生器21に
接続された円形ー方形導波管変換器20を設ければ、第
1の周波数帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波を
効率的に送受信し、かつ、第2の周波数帯にて1つの円
偏波を送受信することが可能となる。
【0075】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図10は、この発明の実施の形態7に係るアンテ
ナ給電回路の構成を示す図である。
【0076】上記の実施の形態2では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態7では、図10に示すように、偏分波器6
の主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波を
透過し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
(f2)の電波を反射する導波管形低域通過フィルタ1
8を設けたものである。
【0077】また、図10に示すように、分岐導波管4
a〜4d内に第1の周波数帯の電波のみ反射する帯域阻
止フィルタ19a〜19dを設け、更に、低域通過フィ
ルタ18に接続された導波管形偏分波器24を設けれ
ば、第1の周波数帯にて異なる2つの直線偏波を送受信
し、かつ、第2の周波数帯にて異なる2つの直線偏波お
よび異なる2つの円偏波を効率的に送受信することが可
能となる。
【0078】実施の形態8.この発明の実施の形態8に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図11は、この発明の実施の形態8に係るアンテ
ナ給電回路の構成を示す図である。
【0079】上記の実施の形態2では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態8では、図11に示すように、偏分波器6
の主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波を
透過し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
(f2)の電波を反射する導波管形低域通過フィルタ1
8を設けたものである。
【0080】また、分岐導波管4a〜4d内に第1の周
波数帯の電波のみ反射する帯域阻止フィルタ19a〜1
9dを設け、更に、低域通過フィルタ18に接続された
導波管形円偏波発生器21と、この円偏波発生器21に
接続された導波管形偏分波器24を設ければ、第1の周
波数帯にて異なる2つの円偏波を送受信し、かつ、第2
の周波数帯にて異なる2つの直線偏波および異なる2つ
の円偏波を効率的に送受信することが可能となる。
【0081】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら説明
する。図12は、この発明の実施の形態9に係るアンテ
ナ給電回路の構成を示す図である。
【0082】上記の実施の形態2では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態9では、図12に示すように、偏分波器6
の主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波を
反射し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
(f2)の電波を透過する導波管形高域通過フィルタ2
2を設けたものである。
【0083】また、分岐導波管4a〜4d内に第1の周
波数帯の電波を透過し、かつ、第2の周波数帯の電波を
反射する導波管形低域通過フィルタ23a〜23dを設
け、更に、高域通過フィルタ22に接続された導波管形
偏分波器24を設ければ、第1の周波数帯にて異なる2
つの直線偏波および異なる2つの円偏波を効率的に送受
信し、かつ、第2の周波数帯にて異なる2つの直線偏波
を送受信することが可能となる。
【0084】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0に係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら
説明する。図13は、この発明の実施の形態10に係る
アンテナ給電回路の構成を示す図である。
【0085】上記の実施の形態2では、偏分波器6の主
導波管2の一端に短絡板5を設けたものを示したが、こ
の実施の形態10では、図13に示すように、偏分波器
6の主導波管2の一端に第1の周波数帯(f1)の電波
を反射し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数
帯(f2)の電波を透過する導波管形高域通過フィルタ
22を設けたものである。
【0086】また、図13に示すように、分岐導波管4
a〜4d内に第1の周波数帯の電波を透過し、かつ、第
2の周波数帯の電波を反射する導波管形低域通過フィル
タ23a〜23dを設け、更に、高域通過フィルタ22
に接続された導波管形円偏波発生器21と、この円偏波
発生器21に接続された導波管形偏分波器24を設けれ
ば、第1の周波数帯にて異なる2つの直線偏波および異
なる2つの円偏波を効率的に送受信し、かつ、第2の周
波数帯にて異なる2つの円偏波を送受信することが可能
となる。
【0087】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1に係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら
説明する。図14は、この発明の実施の形態11に係る
アンテナ給電回路の構成を示す図である。
【0088】上記の実施の形態9では、高域通過フィル
タ22の一端に導波管形偏分波器24を設けたものを示
したが、この実施の形態11では、図14に示すよう
に、この偏分波器24を、偏分波器6と同様に、1つの
円形主導波管と、この主導波管の側面に上下左右対称に
設けられた4つの結合孔と、これらの結合孔を介して主
導波管の側面から上下左右対称に分岐する方形分岐導波
管25a〜25dとから構成されるものとしたものであ
る。
【0089】更に、分岐導波管25a及び25bに接続
された導波管ショートスロット形方向性結合器26と、
分岐導波管25c及び25dに接続された導波管ショー
トスロット形方向性結合器27と、方向性結合器26及
び27の一端に各々接続された無反射終端器17f及び
17gを設けたものである。
【0090】その結果、第1の周波数帯にて異なる2つ
の直線偏波および異なる2つの円偏波を効率的に送受信
し、かつ、第2の周波数帯にて異なる2つの直線偏波を
送受信することが可能となるだけでなく、偏分波器6と
偏分波器24の分岐部の構造が上下左右対称性を有する
ので、高次モードの発生が抑制され、アンテナ給電回路
として第1及び第2の周波数帯において良好な反射特性
および偏波間アイソレーション特性が広帯域にわたって
得られる利点がある。
【0091】実施の形態12.この発明の実施の形態1
2に係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら
説明する。図15は、この発明の実施の形態12に係る
アンテナ給電回路の構成を示す図である。
【0092】上記の実施の形態10では、高域通過フィ
ルタ22の一端に導波管形円偏波発生器21を設け、こ
の円偏波発生器21の一端に導波管形偏分波器24を設
けたものを示したが、この実施の形態12では、図15
に示すように、円偏波発生器21を削除し、また、偏分
波器24を、偏分波器6と同様に、1つの円形主導波管
と、この主導波管の側面に上下左右対称に設けられた4
つの結合孔と、これらの結合孔を介して主導波管の側面
から上下左右対称に分岐する方形分岐導波管25a〜2
5dとから構成したものである。
【0093】更に、分岐導波管25a及び25bに接続
された導波管ショートスロット形方向性結合器26と、
分岐導波管25c及び25dに接続された導波管ショー
トスロット形方向性結合器27と、方向性結合器26の
一端及び方向性結合器27の一端と接続された分岐導波
管形方向性結合器28と、方向性結合器26及び27の
一端に各々接続された無反射終端器17f及び17gを
設けたものである。
【0094】その結果、第1の周波数帯にて異なる2つ
の直線偏波および異なる2つの円偏波を効率的に送受信
し、かつ、第2の周波数帯にて異なる2つの円偏波を送
受信することが可能となるだけでなく、偏分波器6及び
偏分波器24の分岐部の構造が上下左右対称性を有する
ので、高次モードの発生が抑制され、アンテナ給電回路
として第1及び第2の周波数帯において良好な反射特性
および偏波間アイソレーション特性が広帯域にわたって
得られる利点がある。
【0095】実施の形態13.この発明の実施の形態1
3に係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら
説明する。図16は、この発明の実施の形態13に係る
アンテナ給電回路の構成を示す図である。
【0096】上記の実施の形態6では、高域通過フィル
タ22の一端に導波管形円偏波発生器21を設け、この
円偏波発生器21の一端に円形ー方形導波管変換器20
を設けたものを示したが、この実施の形態13では、図
16に示すように、導波管形円偏波発生器21及び円形
ー方形導波管変換器20の代わりに、1つの円形主導波
管と、この主導波管の側面に上下左右対称に設けられた
4つの結合孔と、これらの結合孔を介して主導波管の側
面から上下左右対称に分岐する方形分岐導波管25a〜
25dとから構成される導波管形偏分波器24を設けた
ものである。
【0097】また、分岐導波管25a及び25bに接続
された導波管ショートスロット形方向性結合器26と、
分岐導波管25c及び25dに接続された導波管ショー
トスロット形方向性結合器27と、方向性結合器26の
一端に接続された導波管形切換器13cと、切換器13
cの一端および方向性結合器27の一端と接続された分
岐導波管形方向性結合器28と、方向性結合器26〜2
8および切換器13cの一端に各々接続された無反射終
端器17f〜17iを設けたものである。
【0098】その結果、第1の周波数帯にて1つの直線
偏波および1つの円偏波を効率的に送受信し、かつ、第
2の周波数帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波を
送受信することが可能となる。また、偏分波器6及び偏
分波器24の分岐部の構造が上下左右対称性を有するの
で、高次モードの発生が抑制され、アンテナ給電回路と
して第1及び第2の周波数帯において良好な反射特性お
よび偏波間アイソレーション特性が広帯域にわたって得
られる利点がある。
【0099】実施の形態14.この発明の実施の形態1
4に係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら
説明する。図17は、この発明の実施の形態14に係る
アンテナ給電回路の構成を示す図である。
【0100】上記の実施の形態9では、高域通過フィル
タ22の一端に導波管形偏分波器24を設けたものを示
したが、この実施の形態14では、図17に示すよう
に、この偏分波器24を、偏分波器6と同様に、1つの
円形主導波管と、この主導波管の側面に上下左右対称に
設けられた4つの結合孔と、これらの結合孔を介して主
導波管の側面から上下左右対称に分岐する方形分岐導波
管25a〜25dとから構成されるものとしたものであ
る。
【0101】更に、図17に示すように、分岐導波管2
5a及び25bに接続された導波管ショートスロット形
方向性結合器26と、分岐導波管25c及び25dに接
続された導波管ショートスロット形方向性結合器27
と、方向性結合器26の一端に接続された導波管形切換
器13cと、方向性結合器27の一端に接続された導波
管形切換器13dと、切換器13cの一端及び切換器1
3dの一端と接続された分岐導波管形方向性結合器28
と、方向性結合器26〜27並びに切換器13c及び1
3dの一端に各々接続された無反射終端器17f、17
g、17i及び17jを設けたものである。
【0102】その結果、第1の周波数帯にて異なる2つ
の直線偏波および異なる2つの円偏波を効率的に送受信
し、かつ、第2の周波数帯にて異なる2つの直線偏波お
よび異なる2つの円偏波を送受信することが可能とな
る。また、偏分波器6及び偏分波器24の分岐部の構造
が上下左右対称性を有するので、高次モードの発生が抑
制され、アンテナ給電回路として第1及び第2の周波数
帯において良好な反射特性及び偏波間アイソレーション
特性が広帯域にわたって得られる利点がある。
【0103】実施の形態15.この発明の実施の形態1
5に係るアンテナ給電回路について図面を参照しながら
説明する。図18は、この発明の実施の形態15に係る
アンテナ給電回路の構成を示す図である。
【0104】上記の実施の形態7では、低域通過フィル
タ18の一端に導波管形偏分波器24を設けたものを示
したが、この実施の形態15では、図18に示すよう
に、この偏分波器24を、偏分波器6と同様に、1つの
円形主導波管と、この主導波管の側面に上下左右対称に
設けられた4つの結合孔と、これらの結合孔を介して主
導波管の側面から上下左右対称に分岐する方形分岐導波
管25a〜25dとから構成されるものとしたものであ
る。
【0105】更に、図18に示すように、分岐導波管2
5a及び25bに接続された導波管ショートスロット形
方向性結合器26と、分岐導波管25c及び25dに接
続された導波管ショートスロット形方向性結合器27
と、方向性結合器26の一端に接続された導波管形切換
器13cと、方向性結合器27の一端に接続された導波
管形切換器13dと、切換器13cの一端及び切換器1
3dの一端に接続された分岐導波管形方向性結合器28
と、方向性結合器26〜27並びに切換器13c及び1
3dの一端に各々接続された無反射終端器17f、17
g、17h及び17jを設けたものである。
【0106】その結果、第1の周波数帯にて異なる2つ
の直線偏波および異なる2つの円偏波を効率的に送受信
し、かつ、第2の周波数帯にて異なる2つの直線偏波お
よび異なる2つの円偏波を送受信することが可能とな
る。また、偏分波器6及び偏分波器24の分岐部の構造
が上下左右対称性を有するので、高次モードの発生が抑
制され、アンテナ給電回路として第1及び第2の周波数
帯において良好な反射特性及び偏波間アイソレーション
特性が広帯域にわたって得られる利点がある。
【0107】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るアンテナ給電
回路は、以上説明したとおり、第1、第2、第3及び第
4の分岐導波管が主導波管の側面から各偏波に対する対
称性を保ちつつ上下左右に分岐する導波管形偏分波器
と、前記導波管形偏分波器の第1及び第2の分岐導波管
に接続された第1の180度方向性結合器と、前記導波
管形偏分波器の第3及び第4の分岐導波管に接続された
第2の180度方向性結合器と、前記第1の180度方
向性結合器に接続された切換器と、前記切換器及び前記
第2の180度方向性結合器に接続された90度方向性
結合器とを備えたので、1つの周波数帯にて1つの直線
偏波および1つの円偏波を効率的に送受信することがで
き、また、良好な反射特性および偏波間アイソレーショ
ン特性が広帯域にわたって得られるという効果を奏す
る。
【0108】この発明の請求項2に係るアンテナ給電回
路は、以上説明したとおり、第1、第2、第3及び第4
の分岐導波管が主導波管の側面から各偏波に対する対称
性を保ちつつ上下左右に分岐する導波管形偏分波器と、
前記導波管形偏分波器の第1及び第2の分岐導波管に接
続された第1の180度方向性結合器と、前記導波管形
偏分波器の第3及び第4の分岐導波管に接続された第2
の180度方向性結合器と、前記第1の180度方向性
結合器に接続された第1の切換器と、前記第2の180
度方向性結合器に接続された第2の切換器と、前記第1
及び第2の切換器に接続された90度方向性結合器とを
備えたので、1つの周波数帯にて異なる2つの直線偏波
および異なる2つの円偏波を効率的に送受信することが
でき、また、良好な反射特性および偏波間アイソレーシ
ョン特性が広帯域にわたって得られるという効果を奏す
る。
【0109】また、この発明の請求項3に係るアンテナ
給電回路は、請求項1において、以上説明したとおり、
前記導波管形偏分波器の第1及び第2の分岐導波管内に
各々設けられた第1及び第2の帯域阻止フィルタと、前
記導波管形偏分波器の主導波管に接続された導波管形低
域通過フィルタとをさらに備えたので、第1の周波数帯
にて1つの直線偏波を送受信し、かつ、第1の周波数帯
より高い第2の周波数帯にて1つの直線偏波および1つ
の円偏波を効率的に送受信することが可能となるという
効果を奏する。
【0110】また、この発明の請求項4に係るアンテナ
給電回路は、請求項3において、以上説明したとおり、
前記導波管形偏分波器の第3及び第4の分岐導波管内に
各々設けられた第3及び第4の帯域阻止フィルタと、前
記導波管形低域通過フィルタに接続された導波管形円偏
波発生器とをさらに備えたので、第1の周波数帯にて1
つの円偏波を送受信し、かつ、第1の周波数帯より高い
第2の周波数帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波
を効率的に送受信することが可能となるという効果を奏
する。
【0111】また、この発明の請求項5に係るアンテナ
給電回路は、請求項1において、以上説明したとおり、
前記導波管形偏分波器の第1及び第2の分岐導波管内に
各々設けられた第1及び第2の低域通過フィルタと、前
記導波管形偏分波器の主導波管に接続された導波管形高
域通過フィルタとをさらに備えたので、第1の周波数帯
にて1つの直線偏波および1つの円偏波を効率的に送受
信し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯に
て1つの直線偏波を送受信することが可能となるという
効果を奏する。
【0112】また、この発明の請求項6に係るアンテナ
給電回路は、請求項5において、以上説明したとおり、
前記導波管形偏分波器の第3及び第4の分岐導波管内に
各々設けられた第3及び第4の低域通過フィルタと、前
記導波管形高域通過フィルタに接続された導波管形円偏
波発生器とをさらに備えたので、第1の周波数帯にて1
つの直線偏波および1つの円偏波を効率的に送受信し、
かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯にて1つ
の円偏波を送受信することが可能となるという効果を奏
する。
【0113】また、この発明の請求項7に係るアンテナ
給電回路は、請求項2において、以上説明したとおり、
前記導波管形偏分波器の第1、第2、第3及び第4の分
岐導波管内に各々設けられた第1、第2、第3及び第4
の帯域阻止フィルタと、前記導波管形偏分波器の主導波
管に接続された導波管形低域通過フィルタと、前記導波
管形低域通過フィルタに接続された第2の導波管形偏分
波器とをさらに備えたので、第1の周波数帯にて異なる
2つの直線偏波を送受信し、かつ、第1の周波数帯より
高い第2の周波数帯にて異なる2つの直線偏波および異
なる2つの円偏波を効率的に送受信することが可能とな
るという効果を奏する。
【0114】また、この発明の請求項8に係るアンテナ
給電回路は、請求項7において、以上説明したとおり、
前記導波管形低域通過フィルタと前記第2の導波管形偏
分波器の間に挿入された導波管形円偏波発生器をさらに
備えたので、第1の周波数帯にて異なる2つの円偏波を
送受信し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数
帯にて異なる2つの直線偏波および異なる2つの円偏波
を効率的に送受信することが可能となるという効果を奏
する。
【0115】また、この発明の請求項9に係るアンテナ
給電回路は、請求項2において、以上説明したとおり、
前記導波管形偏分波器の第1、第2、第3及び第4の分
岐導波管内に各々設けられた第1、第2、第3及び第4
の低域通過フィルタと、前記導波管形偏分波器の主導波
管に接続された導波管形高域通過フィルタと、前記導波
管形高域通過フィルタに接続された第2の導波管形偏分
波器とをさらに備えたので、第1の周波数帯にて異なる
2つの直線偏波および異なる2つの円偏波を効率的に送
受信し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯
にて異なる2つの直線偏波を送受信することが可能とな
るという効果を奏する。
【0116】また、この発明の請求項10に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項9において、以上説明したとお
り、前記導波管形高域通過フィルタと前記第2の導波管
形偏分波器の間に挿入された導波管形円偏波発生器をさ
らに備えたので、第1の周波数帯にて異なる2つの直線
偏波および異なる2つの円偏波を効率的に送受信し、か
つ、第1の周波数帯より高い第2の周波数帯にて異なる
2つの円偏波を送受信することが可能となるという効果
を奏する。
【0117】また、この発明の請求項11に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項9において、以上説明したとお
り、前記第2の導波管形偏分波器が、前記導波管形偏分
波器と同様の構造で、第5、第6、第7及び第8の分岐
導波管が主導波管の側面から各偏波に対する対称性を保
ちつつ上下左右に分岐し、前記第2の導波管形偏分波器
の第5及び第6の分岐導波管に接続された第3の180
度方向性結合器と、前記第2の導波管形偏分波器の第7
及び第8の分岐導波管に接続された第4の180度方向
性結合器とをさらに備えたので、第1の周波数帯にて異
なる2つの直線偏波および異なる2つの円偏波を効率的
に送受信し、かつ、第1の周波数帯より高い第2の周波
数帯にて異なる2つの直線偏波を送受信することが可能
となるだけでなく、第1および第2の周波数帯において
良好な反射特性および偏波間アイソレーション特性が広
帯域にわたって得られるという効果を奏する。
【0118】また、この発明の請求項12に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項11において、以上説明したとお
り、前記第3及び第4の180度方向性結合器に接続さ
れた第2の90度方向性結合器をさらに備えたので、第
1の周波数帯にて異なる2つの直線偏波および異なる2
つの円偏波を効率的に送受信し、かつ、第1の周波数帯
より高い第2の周波数帯にて異なる2つの円偏波を送受
信することが可能となるだけでなく、第1および第2の
周波数帯において良好な反射特性および偏波間アイソレ
ーション特性が広帯域にわたって得られるという効果を
奏する。
【0119】また、この発明の請求項13に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項6において、以上説明したとお
り、前記導波管形円偏波発生器に代わって前記導波管形
高域通過フィルタに接続され、前記導波管形偏分波器と
同様の構造で、第5、第6、第7及び第8の分岐導波管
が主導波管の側面から各偏波に対する対称性を保ちつつ
上下左右に分岐する第2の導波管形偏分波器と、前記第
2の導波管形偏分波器の第5及び第6の分岐導波管に接
続された第3の180度方向性結合器と、前記第2の導
波管形偏分波器の第7及び第8の分岐導波管に接続され
た第4の180度方向性結合器と、前記第3の180度
方向性結合器に接続された第2の切換器と、前記第2の
切換器及び前記第4の180度方向性結合器に接続され
た第2の90度方向性結合器とをさらに備えたので、第
1の周波数帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波を
効率的に送受信し、かつ、第1の周波数帯より高い第2
の周波数帯にて1つの直線偏波および1つの円偏波を送
受信することができ、また、第1および第2の周波数帯
において良好な反射特性および偏波間アイソレーション
特性が広帯域にわたって得られるという効果を奏する。
【0120】また、この発明の請求項14に係るアンテ
ナ給電回路は、請求項11において、以上説明したとお
り、前記第3の180度方向性結合器に接続された第3
の切換器と、前記第4の180度方向性結合器に接続さ
れた第4の切換器と、前記第3及び第4の切換器に接続
された第2の90度方向性結合器とをさらに備えたの
で、第1の周波数帯にて異なる2つの直線偏波および異
なる2つの円偏波を効率的に送受信し、かつ、第1の周
波数帯より高い第2の周波数帯にて異なる2つの直線偏
波および異なる2つの円偏波を送受信することができ、
また、第1および第2の周波数帯において良好な反射特
性および偏波間アイソレーション特性が広帯域にわたっ
て得られるという効果を奏する。
【0121】さらに、この発明の請求項15に係るアン
テナ給電回路は、請求項7において、以上説明したとお
り、前記第2の導波管形偏分波器が、前記導波管形偏分
波器と同様の構造で、第5、第6、第7及び第8の分岐
導波管が主導波管の側面から各偏波に対する対称性を保
ちつつ上下左右に分岐し、前記第2の導波管形偏分波器
の第5及び第6の分岐導波管に接続された第3の180
度方向性結合器と、前記第2の導波管形偏分波器の第7
及び第8の分岐導波管に接続された第4の180度方向
性結合器と、前記第3の180度方向性結合器に接続さ
れた第3の切換器と、前記第4の180度方向性結合器
に接続された第4の切換器と、前記第3及び第4の切換
器に接続された第2の90度方向性結合器とをさらに備
えたので、第1の周波数帯にて異なる2つの直線偏波お
よび異なる2つの円偏波を効率的に送受信し、かつ、第
1の周波数帯より高い第2の周波数帯にて異なる2つの
直線偏波および異なる2つの円偏波を送受信することが
でき、また、第1および第2の周波数帯において良好な
反射特性および偏波間アイソレーション特性が広帯域に
わたって得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るアンテナ給電
回路の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るアンテナ給電
回路の導波管形偏分波器の構造を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る導波管ショー
トスロット形方向性結合器の構造を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る分岐導波管形
方向性結合器の構造を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るアンテナ給電
回路の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るアンテナ給電
回路の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るアンテナ給電
回路の構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係るアンテナ給電
回路の構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態6に係るアンテナ給電
回路の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7に係るアンテナ給
電回路の構成を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態8に係るアンテナ給
電回路の構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態9に係るアンテナ給
電回路の構成を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態10に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態11に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態12に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態13に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態14に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態15に係るアンテナ
給電回路の構成を示す図である。
【図19】 従来のアンテナ給電回路の構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 アンテナ開口部、2 円形主導波管、3a、3b、
3c、3d 結合孔、4a、4b、4c、4d、25
a、25b、25c、25d 方形分岐導波管、5 短
絡板、6 導波管形偏分波器、7a、7b、10a、1
0b 方形導波管、8、11 結合孔、9、12、2
6、27 導波管ショートスロット形方向性結合器、1
3a、13b、13c、13d 導波管形切換器、14
a、14b方形導波管、15 結合孔、16、28 分
岐導波管形方向性結合器、17a、17b、17c、1
7d、17e、17f、17g、17h、17i、17
j無反射終端器、18、23a、23b、23c、23
d 導波管形低域通過フィルタ、19a、19b、19
c、19d 帯域阻止フィルタ、20 円形ー方形導波
管変換器、21 導波管形円偏波発生器、22 高域通
過フィルタ、24導波管形偏分波器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和 昌夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J012 CA21 5J021 AA01 AB08 CA02 FA23 FA32 JA02 JA05 JA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2、第3及び第4の分岐導波管
    が主導波管の側面から各偏波に対する対称性を保ちつつ
    上下左右に分岐する導波管形偏分波器と、 前記導波管形偏分波器の第1及び第2の分岐導波管に接
    続された第1の180度方向性結合器と、 前記導波管形偏分波器の第3及び第4の分岐導波管に接
    続された第2の180度方向性結合器と、 前記第1の180度方向性結合器に接続された切換器
    と、 前記切換器及び前記第2の180度方向性結合器に接続
    された90度方向性結合器とを備えたことを特徴とする
    アンテナ給電回路。
  2. 【請求項2】 第1、第2、第3及び第4の分岐導波管
    が主導波管の側面から各偏波に対する対称性を保ちつつ
    上下左右に分岐する導波管形偏分波器と、 前記導波管形偏分波器の第1及び第2の分岐導波管に接
    続された第1の180度方向性結合器と、 前記導波管形偏分波器の第3及び第4の分岐導波管に接
    続された第2の180度方向性結合器と、 前記第1の180度方向性結合器に接続された第1の切
    換器と、 前記第2の180度方向性結合器に接続された第2の切
    換器と、 前記第1及び第2の切換器に接続された90度方向性結
    合器とを備えたことを特徴とするアンテナ給電回路。
  3. 【請求項3】 前記導波管形偏分波器の第1及び第2の
    分岐導波管内に各々設けられた第1及び第2の帯域阻止
    フィルタと、前記導波管形偏分波器の主導波管に接続さ
    れた導波管形低域通過フィルタとをさらに備えたことを
    特徴とする請求項1記載のアンテナ給電回路。
  4. 【請求項4】 前記導波管形偏分波器の第3及び第4の
    分岐導波管内に各々設けられた第3及び第4の帯域阻止
    フィルタと、 前記導波管形低域通過フィルタに接続された導波管形円
    偏波発生器とをさらに備えたことを特徴とする請求項3
    記載のアンテナ給電回路。
  5. 【請求項5】 前記導波管形偏分波器の第1及び第2の
    分岐導波管内に各々設けられた第1及び第2の低域通過
    フィルタと、 前記導波管形偏分波器の主導波管に接続された導波管形
    高域通過フィルタとをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1記載のアンテナ給電回路。
  6. 【請求項6】 前記導波管形偏分波器の第3及び第4の
    分岐導波管内に各々設けられた第3及び第4の低域通過
    フィルタと、 前記導波管形高域通過フィルタに接続された導波管形円
    偏波発生器とをさらに備えたことを特徴とする請求項5
    記載のアンテナ給電回路。
  7. 【請求項7】 前記導波管形偏分波器の第1、第2、第
    3及び第4の分岐導波管内に各々設けられた第1、第
    2、第3及び第4の帯域阻止フィルタと、 前記導波管形偏分波器の主導波管に接続された導波管形
    低域通過フィルタと、 前記導波管形低域通過フィルタに接続された第2の導波
    管形偏分波器とをさらに備えたことを特徴とする請求項
    2記載のアンテナ給電回路。
  8. 【請求項8】 前記導波管形低域通過フィルタと前記第
    2の導波管形偏分波器の間に挿入された導波管形円偏波
    発生器をさらに備えたことを特徴とする請求項7記載の
    アンテナ給電回路。
  9. 【請求項9】 前記導波管形偏分波器の第1、第2、第
    3及び第4の分岐導波管内に各々設けられた第1、第
    2、第3及び第4の低域通過フィルタと、 前記導波管形偏分波器の主導波管に接続された導波管形
    高域通過フィルタと、 前記導波管形高域通過フィルタに接続された第2の導波
    管形偏分波器とをさらに備えたことを特徴とする請求項
    2記載のアンテナ給電回路。
  10. 【請求項10】 前記導波管形高域通過フィルタと前記
    第2の導波管形偏分波器の間に挿入された導波管形円偏
    波発生器をさらに備えたことを特徴とする請求項9記載
    のアンテナ給電回路。
  11. 【請求項11】 前記第2の導波管形偏分波器は、前記
    導波管形偏分波器と同様の構造で、第5、第6、第7及
    び第8の分岐導波管が主導波管の側面から各偏波に対す
    る対称性を保ちつつ上下左右に分岐し、 前記第2の導波管形偏分波器の第5及び第6の分岐導波
    管に接続された第3の180度方向性結合器と、 前記第2の導波管形偏分波器の第7及び第8の分岐導波
    管に接続された第4の180度方向性結合器とをさらに
    備えたことを特徴とする請求項9記載のアンテナ給電回
    路。
  12. 【請求項12】 前記第3及び第4の180度方向性結
    合器に接続された第2の90度方向性結合器をさらに備
    えたことを特徴とする請求項11記載のアンテナ給電回
    路。
  13. 【請求項13】 前記導波管形円偏波発生器に代わって
    前記導波管形高域通過フィルタに接続され、前記導波管
    形偏分波器と同様の構造で、第5、第6、第7及び第8
    の分岐導波管が主導波管の側面から各偏波に対する対称
    性を保ちつつ上下左右に分岐する第2の導波管形偏分波
    器と、 前記第2の導波管形偏分波器の第5及び第6の分岐導波
    管に接続された第3の180度方向性結合器と、 前記第2の導波管形偏分波器の第7及び第8の分岐導波
    管に接続された第4の180度方向性結合器と、 前記第3の180度方向性結合器に接続された第2の切
    換器と、 前記第2の切換器及び前記第4の180度方向性結合器
    に接続された第2の90度方向性結合器とをさらに備え
    たことを特徴とする請求項6記載のアンテナ給電回路。
  14. 【請求項14】 前記第3の180度方向性結合器に接
    続された第3の切換器と、 前記第4の180度方向性結合器に接続された第4の切
    換器と、 前記第3及び第4の切換器に接続された第2の90度方
    向性結合器とをさらに備えたことを特徴とする請求項1
    1記載のアンテナ給電回路。
  15. 【請求項15】 前記第2の導波管形偏分波器は、前記
    導波管形偏分波器と同様の構造で、第5、第6、第7及
    び第8の分岐導波管が主導波管の側面から各偏波に対す
    る対称性を保ちつつ上下左右に分岐し、 前記第2の導波管形偏分波器の第5及び第6の分岐導波
    管に接続された第3の180度方向性結合器と、 前記第2の導波管形偏分波器の第7及び第8の分岐導波
    管に接続された第4の180度方向性結合器と、 前記第3の180度方向性結合器に接続された第3の切
    換器と、 前記第4の180度方向性結合器に接続された第4の切
    換器と、 前記第3及び第4の切換器に接続された第2の90度方
    向性結合器とをさらに備えたことを特徴とする請求項7
    記載のアンテナ給電回路。
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