JP2000173194A - Pll回路、pll回路の制御装置、及びディスク装置 - Google Patents

Pll回路、pll回路の制御装置、及びディスク装置

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JP2000173194A
JP2000173194A JP10351257A JP35125798A JP2000173194A JP 2000173194 A JP2000173194 A JP 2000173194A JP 10351257 A JP10351257 A JP 10351257A JP 35125798 A JP35125798 A JP 35125798A JP 2000173194 A JP2000173194 A JP 2000173194A
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隆浩 丹羽
Akihiro Itakura
昭宏 板倉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基準信号にノイズが含まれたり、基準信号のパ
ルスが欠けたりしても、正常に出力信号を生成すること
ができるPLL回路を提供する。 【解決手段】PLL回路19は、期間情報生成回路37
と、制御回路31とを備える。期間情報生成回路37
は、出力信号CLKをカウントすることにより、次に基
準信号RCが立上がると予想される時期を含む所定期間
の期間情報信号kを生成する。制御回路31は、期間情
報信号kに基づいて、所定期間内に基準信号RCが立上
がったとき、その基準信号RCに基づいて次の出力信号
CLKを生成させ、所定期間内に基準信号RCが立上が
らなかったとき、位相比較器32を非活性化させ、生成
した出力信号CLKを維持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路、PL
L回路の制御装置、及びディスク装置に関するものであ
る。
【0002】近年、データを保存する記録媒体としては
磁気ディスクや光ディスクが広く使用されている。これ
らの記憶媒体はディスク装置にてデータが読み書きされ
る。そして、このディスク装置においては、データの読
み書き動作でエラーが発生しないことが要求されてい
る。
【0003】
【従来の技術】磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体
には、データの他にクロック情報が記録されている。ク
ロック情報は、媒体のフォーマット又はデータ書き込み
時に記録されるタイプの他、図12(a)に示すよう
に、媒体の作成時にクロック情報cが記録されたものが
ある。記録媒体上にはスパイラル状にトラック100が
設けられ、図のクロック情報cはこのトラック100に
対して媒体上に等角度間隔毎に記録されている。
【0004】ディスク装置は、図13に示すように、P
LL回路101を備えている。PLL回路101は、図
12(b)に示すように、記録媒体102からピックア
ップしたクロック情報cに基づいた基準クロックRCに
基づいて、予め設定された逓倍比Nに逓倍したクロック
信号CLKを生成する。そして、ディスク装置は、クロ
ック信号CLKに基づいて、あるクロック情報cから次
のクロック情報cまでの間の記録トラック100にデー
タを記録する。又、ディスク装置は、クロック信号CL
Kに基づいて、記録したデータを再生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何らか
の原因によって媒体の記録面に傷が形成されたり、記録
面に汚れが付着すると、それが原因になって、本来の位
置とは異なる場所にクロック情報cが検出されたり、逆
にクロック情報cが検出できなかったりする場合があ
る。
【0006】そして、所定の箇所と異なる箇所にクロッ
ク情報cと同様の記録が形成された場合、図14(a)
に示すように、ピックアップされる基準クロックRCに
は、ノイズXが含まれ、その箇所でパルスの周期が短く
なってしまう。尚、図14(a)では、説明の便宜上ノ
イズXを1パルスのみ示したが、実際は細かいノイズが
多数含まれることがある。又、クロック情報cが欠けて
しまった場合、図14(b)に示すように、基準クロッ
クRCは、クロック情報cが欠けた箇所Yでパルスの周
期が長くなってしまう。
【0007】すると、PLL回路101は、記録される
クロック情報cに基づいた(最適な)クロック信号CL
Kと異なる周期のクロック信号CLKを生成してしまう
ことがある。又は、PLL回路101は、記録されるク
ロック情報cに基づいた(最適な)安定したクロック信
号CLKを生成するまでに長い時間を必要としてしま
う。従って、このディスク装置では、データの読み書き
動作中にエラー(読み出し/書き込みにおける誤動作)
の発生や、ディスクへのアクセス時間が長くなるという
問題がある。
【0008】本発明の主な目的は、基準信号にノイズが
含まれたり、基準信号のパルスが欠けたりしても、正常
に出力信号を生成することができるPLL回路、あるい
は、PLL回路の制御装置を提供することにある。
【0009】また、別な目的は、記録媒体(ディスク)
に記録されたクロック情報に基づいて、記録媒体のデー
タを再生及び/又は書き込むディスク装置において、ク
ロック情報が欠けてしまったり、設定される所定の箇所
と異なる箇所にクロック情報と同様の記録が形成されて
しまっても、正常なクロック情報に基づいてクロック信
号を生成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1及び12に記載
の発明によれば、PLL回路またはPLL回路の制御装
置は、PLL回路からの出力(発振器出力)に基づい
て、次に基準信号が入来するであろう時期(時刻)を算
出しておき、その時期を含んだ所定の期間の期間情報を
利用するものである。本発明では、この期間情報で示さ
れる期間内に基準信号が入来すれば、その基準信号を正
常なものとして信頼してPLLの同期制御を行なわせ
る。一方、その期間内に基準信号が入来しなければ、予
め定められた周期を維持する制御を行なわせることで、
基準信号の欠けに対処するのである。
【0011】PLL回路またはPLL回路の制御装置で
は、請求項2及び14に記載の発明のように、前記予め
定められた周期として、前の同期状態を採用することが
できる。これは、基準信号に欠けが生じているのなら、
そのような欠けた状態の基準信号に同期するよりも、前
の同期状態を信頼してその状態を維持する方がクロック
情報に基づくクロック信号を生成する上で確実なためで
ある。
【0012】PLL回路またはPLL回路の制御装置で
は、請求項3及び15に記載の発明のように、前の同期
状態を維持するために位相比較器を非活性化する手法が
採用できる。位相比較器を非活性化することは、すなわ
ち位相比較信号がチャージポンプに伝達されないことに
なり、それによって、PLL出力である発振器出力(代
表的にはVCO出力)は前の状態が維持されるのであ
る。
【0013】PLL回路またはPLL回路の制御装置で
は、請求項4及び16に記載の発明のように、前の同期
状態を維持するためにチャージポンプ出力を維持する手
法が採用できる。チャージポンプ出力は一般に電圧値ま
たは電流値で表されるが、これらの値を例えばラッチ回
路で前の値で保持すれば、上記と同様にPLL回路の発
振器出力は前の状態が維持されることになる。
【0014】PLL回路またはPLL回路の制御装置で
は、請求項5及び17に記載の発明のように、前の同期
状態を維持するためにローパスフィルタから出力される
制御電圧の値を維持する手法が採用できる。ローパスフ
ィルタから出力される制御電圧は、PLL回路の発振器
出力に印加されて出力信号に変換されるが、その制御電
圧を例えばラッチ回路で保持することで前の同期状態を
維持することができるのである。
【0015】また、PLL回路またはPLL回路の制御
装置では、請求項6及び18に記載の発明のように、予
め定められた周期として、一定の周期の信号を出力する
期間維持発振器の周期を採用することができる。ここで
期間維持発振器は、本発明の対象とするPLL回路とは
別に設けられた発振器であり、その出力を基準信号が欠
けた場合に採用することで、PLL回路の出力変動を抑
えるものである。
【0016】期間維持発振器の出力は、請求項7及び1
9に記載の発明のように、基準信号の標準的な周期を採
用して、基準信号が欠けた場合には、それを基準信号の
代わりとしてPLL回路に入力させるようにすることが
できる。
【0017】また、PLL回路またはPLL回路の制御
装置では、請求項8及び20に記載の発明のように、P
LL出力に基づいて期間情報を生成するが、この期間情
報はPLL回路の帰還信号を生成する分周器の出力を採
用することができる。この分周器は、PLL回路の帰還
信号を生成するためにPLL出力が入力されているの
で、その分周器を利用してPLL出力をカウントすれ
ば、次に予想される基準信号の入来時期(時刻)を含む
期間情報を作成することができるのである。
【0018】もちろん、請求項9及び21に記載の発明
のように、PLL回路の帰還信号を生成する分周器とは
別に設けられているカウンタを使用してもよい。尚、以
上で説明した本発明のPLL回路またはPLL回路の制
御装置は、基準信号にノイズや欠けが生じる場合のアプ
リケーションであれば、いかなる場面でもその効果を発
揮するが、請求項10、21及び23に記載の発明のよ
うに、記録媒体に記録されたクロック情報に基づいてP
LL回路への基準信号が生成された場合には効果が高
い。すなわち、この場合、記録媒体に記録されたクロッ
ク情報に基づいて基準信号を発生してそれにPLL回路
を同期させ、このPLL出力に基づいて記録媒体への書
き込みや読み出しが行われるため、もし、この基準信号
にノイズや欠けが存在すれば、最悪は読み出しが不可能
になる可能性がある。そのような場面で本発明を採用す
れば、基準信号のノイズや欠けによる同期信号の変動を
抑制できるので、結果的に重要な情報の損失が防止でき
るのである。
【0019】その一例として、請求項11及び22に記
載の発明のように、期間情報で示される期間内に基準信
号が入来したことを検知し、かつ位相比較器が位相比較
を可能とするまでの期間、基準信号を遅延させる構成を
採用することで、具体化することが可能である。なお、
基準信号を遅延させたことにより、帰還信号の位相が進
んでいた場合には位相遅れが固定的に発生し、これをも
って帰還信号の位相を遅れさせる動作(位相合わせ動
作)が行われる。
【0020】PLL回路には、請求項24に記載の発明
のように、基準信号が欠けた場合に予め定められた周期
を維持する性能が与えられるが、このPLL回路をディ
スク装置に採用する場合には、ディスクのシーク動作時
にも上記維持の制御を行なわせるようにすることができ
る。ディスク上を直径方向にヘッドが移動する時(シー
ク時)には、当然ながらトラック上の情報が読み取れな
いため、クロック情報も取得できないが、その間、本発
明によって与えられたPLL回路の出力維持の性能によ
ってPLL出力の周期を維持しておけば、シーク後のP
LL回路の安定が早くなり、結果、アクセスが高速化す
るわけである。
【0021】なお、記録媒体には、請求項25及び26
に記載の発明のように、媒体作成時にクロック情報が予
め記録されたものや、ディスクのフォーマット時または
データの書き込み時にクロック情報が記録されるものが
あるが、そのどちらの場合でも媒体の記録面の障害によ
ってクロック情報(基準信号)のノイズや欠けが生じう
るので、本発明はどちらのタイプの媒体にでも効果を発
揮することができる。
【0022】また、請求項28に記載の発明のように、
記録媒体にはクロック情報とは別に周期的なパターンが
書き込まれており、そのパターンを参照して、PLL出
力またはPLL出力に基づいて生成されたクロック(書
き込みや読み出しに使用される)の位相を調節する場合
があるが、その場合に本発明によるPLL回路の性能が
採用されれば、さらに正確な書き込みや読み出しが可能
になる。
【0023】ところで、PLL回路の位相合わせの非活
性化(前述の予め定められた周期を維持する動作)は、
前記記録媒体のシーク動作中にだけ行なうことも可能で
ある。この構成では、シーク終了後のPLL回路が早く
安定するという効果を求めることが出きる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明をディスク装置に具
体化した一実施の形態を、図1〜図9に従って説明す
る。尚、本実施の形態の光ディスク11は、従来技術
(図12(a)参照)と同様に、その作成時にクロック
情報cが等角度間隔に記録されたものである。
【0025】図1は、ディスク装置を示す。ディスク装
置は、光ディスク11に対してデータの読み出し及び/
又は書き込みを行うものであり、データ読み出し装置と
データ書き込み装置を含む。データ読み出し装置及びデ
ータ書き込み装置は、共通のヘッド12と、第1及び第
2モータ13,14と、駆動制御回路15と、CPU1
6と、ホストコンピュータ17と、第1A/D変換器1
8と、PLL回路19と、入出力インタフェース20と
を備えている。又、データ読み出し装置は、第2A/D
変換器21と、再生回路22とを備えている。又、デー
タ書き込み装置は、記録回路23と、変換回路24とを
備えている。
【0026】ディスク装置には光ディスク11が装着さ
れ、その光ディスク11は、第1モータ13により一定
の回転数で回転駆動される。又、ヘッド12は、第2モ
ータ14により光ディスク11の半径方向に駆動され
る。第1及び第2モータ13,14は、駆動制御回路1
5にて駆動制御される。又、ヘッド12は、図示しない
ヘッド制御回路にて、光ディスク11にデータを書き込
む動作、若しくは光ディスク11のデータを読み出す動
作を行なうように制御される。さらに、駆動制御回路1
5及びヘッド制御回路はCPU16にて制御され、その
CPU16はホストコンピュータからの指令信号にて制
御される。
【0027】データを書き込む動作、及びデータを読み
出す動作において、ヘッド12は、回転中の光ディスク
11からクロック情報cをピックアップし、その信号を
アナログ基準クロックとして第1A/D変換器18に出
力する。
【0028】第1A/D変換器18は、入力されるアナ
ログ基準クロックを「0」又は「1」に2値化し、その
信号を基準クロックRC(図12(b)参照)としてP
LL回路19に出力する。
【0029】PLL回路19は、基準クロックRCに基
づいて、予め設定された逓倍比Nに逓倍したクロック信
号(クロック)CLK(図12(b)参照)を生成す
る。ここで、まず光ディスク11のデータを読み出す動
作について説明する。
【0030】第2A/D変換器21は、光ディスク11
に記録されたデータ(クロック情報c以外のデータ)を
2値化し、そのデジタル信号Dを再生回路22に出力す
る。尚、本実施の形態の光ディスク11は、クロック情
報cが作成時に記録され、クロック情報c以外のデータ
が後に違う方式で記録されている。そして、第1及び第
2A/D変換器18,21は、それぞれの方式に対応し
たA/D変換器が使用されている。従って、第1A/D
変換器18は、クロック情報cに基づく基準クロックR
Cを生成し、第2A/D変換器21は、クロック情報c
以外のデータに基づくデジタル信号Dを生成する。
【0031】本実施の形態の再生回路22は、復調回路
にて構成されている。再生回路22は、PLL回路19
からのクロック信号CLKに基づいて、デジタル信号D
(光ディスクに記録されたデータ)を再生する。詳述す
ると、再生回路22は、クロック信号CLKに基づいて
デジタル信号Dに公知の復調処理を施し、その復調した
信号をデコードし、そのデコード信号を入出力インタフ
ェース20を介してホストコンピュータ17に出力す
る。
【0032】次に、光ディスク11にデータを書き込む
動作について説明する。データを書き込む動作におい
て、記録回路23には、ホストコンピュータ17から入
出力インタフェース17を介して書き込みデータWDが
入力される。
【0033】記録回路23は、変調回路にて構成されて
いる。記録回路23は、PLL回路19からのクロック
信号CLKに基づいて、書き込みデータWDに公知の変
調処理を施し、その変調した信号を変換回路24に出力
する。変換回路24は、変調処理された信号を光ディス
ク11に書き込むための信号に変換し、その信号をヘッ
ド12に出力する。
【0034】次に、PLL回路19を図2及び図3に従
って説明する。PLL回路19は、制御回路31、位相
比較器32、チャージポンプ33、ローパスフィルタ
(以下、LPFという)34、電圧制御発振器(以下、
VCOという)35、分周器36及び期間情報生成回路
37を備えている。尚、本実施の形態では、制御回路3
1、位相比較器32、チャージポンプ33、分周器36
及び期間情報生成回路37は、1チップ上に設けられて
いる。又、制御回路31及び期間情報生成回路31がP
LL回路19の制御装置を構成している。
【0035】制御回路31には、基準クロックRC、期
間情報信号k及び自走指令信号hが入力される。ここ
で、期間情報信号kとは、後述する期間情報生成回路3
7から出力される信号である。又、自走指令信号hと
は、CPU16から出力される信号であって、シーク動
作中にHレベルとなる信号である。制御回路31は、基
準クロックRCを遅延させ、その遅延基準信号iを位相
比較器32に出力する。又、制御回路31は、基準クロ
ックRC、期間情報信号k及び自走指令信号hに基づい
て、位相比較器32を活性化又は非活性化させるための
制御信号jを位相比較器32に出力する。
【0036】詳述すると、制御回路31は、Hレベルの
自走指令信号hが入力されているとき(シーク動作
中)、位相比較器32を非活性化させるための維持信号
としてのLレベルの制御信号jを位相比較器32に出力
する。又、Lレベルの自走指令信号hが入力されている
ときであって、Lレベルの期間情報信号kが入力されて
いるとき、Lレベルの制御信号jを位相比較器32に出
力する。さらに、Lレベルの自走指令信号hが入力され
ているときであって、Hレベルの期間情報信号kが入力
されているとき、基準クロックRCがHレベルに立上が
ると、直ちに位相比較器32を活性化させるための更新
許可信号としてのHレベルの制御信号jを位相比較器3
2に所定時間出力する。尚、遅延基準信号iは、Hレベ
ルの制御信号jが出力される所定時間内の所定タイミン
グまで遅延されることになる。
【0037】位相比較器32には、遅延基準信号iと、
制御信号jと、分周器36から出力される帰還信号とし
ての分周信号m1とが入力される。位相比較器32は、
Lレベルの制御信号jが入力されているとき、非活性化
される。詳述すると、位相比較器32は、Lレベルの制
御信号jが入力されているとき、遅延基準信号iと分周
信号m1とに基づく比較動作を行なわない。又、位相比
較器32は、Hレベルの制御信号jが入力されていると
きに活性化し、遅延基準信号iと分周信号m1とに基づ
く比較動作を行ない、それらの位相差に応じた位相差信
号としてのパルス信号pをチャージポンプ33に出力す
る。
【0038】チャージポンプ33は、パルス信号pに基
づいた出力電流をLPF34に出力する。LPF34
は、出力電流を平滑して、高周波成分を除去した直流制
御電圧をVCO35に出力する。
【0039】VCO35は、直流制御電圧の電圧値に応
じた周波数の出力信号をクロック信号CLKとして外部
(再生回路22及び記録回路23)に出力するととも
に、分周器36に出力する。
【0040】分周器36は、クロック信号CLKを1/
N分周した(クロック信号CLKがN回立上がる毎に1
回立上がる)分周信号m1を位相比較器32に出力す
る。又、分周器36は、クロック信号CLKをカウント
する際、そのカウント値(計数された値)lを期間情報
生成回路37に出力する。
【0041】期間情報生成回路37は、カウント値lに
基づいて、次に基準クロックRCが立上がると予想され
る時期(タイミング)を含む所定期間tでHレベルとな
る期間情報信号kを生成する。尚、次に基準クロックR
Cが立上がると予想される時期は、クロック信号CLK
の立上がりのカウントを開始してからNカウント目であ
る。そして、本実施の形態の所定期間tは、カウント値
lが「N−2」、「N−1」、「N、即ち0」、「1」
となっている期間に設定されている。(図4及び図5参
照) 図3は、制御回路31、位相比較器32及び分周器36
の具体的構成を示す回路図である。
【0042】制御回路31は、遅延回路41、検知回路
としてのDフリップフロップ回路(以下、DFFとい
う)42、タイマー43、アンド回路44及びインバー
タ回路45を備えている。遅延回路41は、複数段(本
実施の形態では3段)のバッファ回路にて構成され、基
準クロックRCを遅延して、遅延基準信号iとして出力
する。
【0043】DFF42には、期間情報信号kがデータ
信号として入力され、基準クロックRCがクロック信号
端子に入力される。又、DFF42には、自身の出力信
号がタイマー43を介してクリア信号端子に入力され
る。DFF42は、Hレベルの期間情報信号kが入力さ
れているとき、基準クロックRCの立上がりに応答し
て、Hレベルの出力信号を出力する。
【0044】タイマー43は、そのHレベルの出力信号
が入力されると、所定時間のカウント動作を開始し、所
定時間が経過すると、DFF42にクリア信号を出力す
る。従って、DFF42は、Hレベルの期間情報信号k
が入力されているとき、基準クロックRCの立上がりに
応答して、所定時間の間Hレベルとなる出力信号を出力
することになる。
【0045】アンド回路44には、DFF42の出力信
号が入力されるとともに、自走指令信号hがインバータ
回路45を介して入力される。アンド回路44は、Hレ
ベルの自走指令信号hがインバータ回路45を介して入
力されると、Lレベルの制御信号j(維持信号)を出力
する。又、アンド回路44は、Lレベルの自走指令信号
hがインバータ回路45を介して入力されているとき、
DFF42からのHレベルの出力信号に応答して、Hレ
ベルの制御信号j(更新許可信号)を出力する。
【0046】分周器36は、Nサイクルカウンタ51、
DFF52及びタイマー53を備える。Nサイクルカウ
ンタ51には、VCO35(PLL回路19)から出力
されるクロック信号CLKが入力される。Nサイクルカ
ウンタ51は、クロック信号の立上がりをカウントし、
そのカウント値lを出力する。又、Nサイクルカウンタ
51は、クロック信号CLKがN回立上がる毎に1回立
上がるパルス信号をDFF52に出力する。
【0047】DFF52には、高電位電源VDDがデータ
信号端子に入力され、Nサイクルカウンタ51からのパ
ルス信号がクロック信号端子に入力される。又、DFF
52には、自身の出力信号がタイマー53を介してクリ
ア信号端子に入力される。DFF52は、Nサイクルカ
ウンタ51からのパルス信号の立上がりに応答して、H
レベルの出力信号を分周信号m1として出力する。
【0048】タイマー53は、そのHレベルの出力信号
(分周信号m1)が入力されると、所定時間のカウント
動作を開始し、所定時間が経過すると、DFF52にク
リア信号を出力する。従って、DFF52は、Nサイク
ルカウンタ51からのパルス信号の立上がりに応答し
て、所定時間の間Hレベルとなる出力信号を分周信号m
1として出力することになる。
【0049】位相比較器32は、2つのDFF61,6
2、2つのアンド回路63,64、ナンド回路65、及
び高電位電源VDDと低電位電源VSSの間に直列に接続さ
れたPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSト
ランジスタという)66及びNチャネルMOSトランジ
スタ(以下、NMOSトランジスタという)67を備え
る。
【0050】DFF61には、高電位電源VDDがデータ
信号端子に入力され、制御回路31からの遅延基準信号
iがクロック信号端子に入力される。DFF61は、遅
延基準信号iの立上がりに応答して、Hレベルの出力信
号をナンド回路65に出力するとともに、Lレベルの出
力信号をPMOSトランジスタ66のゲートに出力す
る。
【0051】アンド回路63には、制御回路31からの
制御信号jがバッファ回路68を介する分だけ遅延され
て入力されるとともに、分周器36からの分周信号m1
が入力される。アンド回路63は、バッファ回路68に
て遅延されたHレベルの制御信号jが入力されていると
き、かつHレベルの分周信号m1が入力されているとき
Hレベルの信号m2を出力する。
【0052】DFF62には、高電位電源VDDがデータ
信号端子に入力され、信号m2がクロック信号端子に入
力される。DFF62は、信号m2の立上がりに応答し
て、Hレベルの出力信号をNMOSトランジスタ67の
ゲート及びナンド回路65に出力する。
【0053】アンド回路64には、ナンド回路65の出
力信号及び制御信号jが入力される。そして、両DFF
61,62には、アンド回路64の出力信号がクリア信
号端子に入力される。
【0054】従って、両DFF61,62は、位相比較
器32にLレベルの制御信号j(維持信号)が入力され
ているとき、クリア信号端子に入力されるLレベルの信
号に基づいて出力信号をクリアする。この出力信号によ
り、PMOSトランジスタ66及びNMOSトランジス
タ67はオフの状態を保持する。又、DFF61は、位
相比較器32にHレベルの制御信号j(更新許可信号)
が入力されているとき、Hレベルの遅延基準信号iに応
答してLレベルの信号を出力し、その信号に応答してP
MOSトランジスタ66がオンし、そのドレインからH
レベルの出力信号pが出力される。
【0055】DFF62は、位相比較器32にHレベル
の制御信号j(更新許可信号)が入力されているとき、
Hレベルの信号m2に応答してHレベルの信号を出力
し、その信号に応答してNMOSトランジスタ67がオ
ンし、そのドレインからLレベルの出力信号pが出力さ
れる。そして、両トランジスタ66,67がオンされて
位相の比較動作が終了すると、ナンド回路65はLレベ
ルの出力信号を出力する。すると、アンド回路64はL
レベルの信号を出力し、その出力信号により両DFF6
1,62が出力信号をクリアするため、PMOSトラン
ジスタ66及びNMOSトランジスタ67がオフする。
【0056】尚、出力信号m2は、アンド回路63に遅
延された制御信号jが入力されることから、制御信号j
より必ず後に立上がる。従って、DFF62は、制御信
号jの立上がりに基づいてクリアが終了された後に信号
m2の立上がりエッジにて確実に動作する。
【0057】次に、このように構成されたディスク装置
におけるPLL回路19の作用を図4〜図9に従って説
明する。図4に示すように、PLL回路19に入力され
る基準クロックRCにおいて、立上がるはずの破線で示
すパルスAが欠けてしまった場合、制御回路31から
は、Lレベルの遅延基準信号iが出力され続ける。又、
期間情報生成回路37からは、分周器36から出力され
るカウント値lに基づいて、カウント値lが「N−2」
から「2」までの所定期間tでHレベルとなる期間情報
信号kが出力される。
【0058】しかし、その所定期間t内で基準クロック
RCが立上がらないため、制御回路31からは、Lレベ
ルの制御信号(維持信号)jが出力され続ける。従っ
て、位相比較器32は非活性化され続ける。これによ
り、分周信号m1が立上がっても、即ち分周器36のN
サイクルカウンタ51にてクロック信号CLKの立上が
りがN回カウントされても、位相比較器32にて比較動
作が開始されない。その結果、PLL回路19は自走
し、生成したクロック信号CLKの周期は(同期状態
で)維持される。
【0059】図5に示すように、PLL回路19に入力
される基準クロックRCにおいて、所定期間t(カウン
ト値lが「N−2」から「2」まで)以外の時期にノイ
ズXが含まれた場合、制御回路31からは基準クロック
RC(ノイズXを含む)の立上がりを遅延した遅延基準
信号iが出力される。又、期間情報生成回路37から
は、分周器36から出力されるカウント値lに基づい
て、カウント値lが「N−2」から「2」までの所定期
間tでHレベルとなる期間情報信号kが出力される。
【0060】そして、まず、その所定期間t内に基準ク
ロックRCが立上がると、該立上がりが制御回路31の
DFF42にて正常な基準クロックRCに基づくもので
あると判別され、所定時間の間Hレベルとなる制御信号
(更新許可信号)jが直ちに出力される。尚、本実施の
形態の遅延回路41は、遅延基準信号iを該所定時間内
の所定タイミングまで遅延させるように設定されてい
る。
【0061】ここで(バッファ回路68による)遅延期
間は、基準クロックRCが入力されてからDFF61,
62のクリア状態が解除されるまでの期間を設定してい
るが、この遅延期間を設けたことにより、分周信号m1
の位相が進んでいる時にはこの遅延量で決まる固定の位
相遅れ値をチャージポンプ33へ供給することになる
(後述)。
【0062】すると、位相比較器32は活性化され、遅
延基準信号iと分周信号m1に基づく信号との比較動作
が行なわれる。尚、分周信号m1に基づく信号とは、ア
ンド回路63の出力信号m2である。すると、位相比較
器32からは、遅延基準信号iと信号m2との位相差に
応じたパルス信号pが出力される。従って、このとき、
PLL回路19では、正常な基準クロックRCに基づい
た次のクロック信号CLKが生成される。
【0063】そして、所定時間の間Hレベルとなった制
御信号j(更新許可信号)が立下がると、位相比較器3
2は非活性化される。又、所定期間tが経過し期間情報
信号kが立下がった後、ノイズXが立上がっても、該立
上がりが制御回路31のDFF42にて異常なものであ
ると判別され、Hレベルの制御信号(更新許可信号)j
が出力されることはない。これにより、該ノイズXの立
上がりに基づいて遅延基準信号iが立上がっても、その
立上がりに基づいて比較動作が行なわれることはない。
従って、PLL回路19は自走し、生成したクロック信
号CLKの周期は維持される。
【0064】又、図9に示すように、CPU16からH
レベルの自走指令信号hが入力されているとき(シーク
動作中)、制御回路31からはLレベルの制御信号(維
持信号)jが出力される。従って、位相比較器32は非
活性化される。これにより、シーク動作中、基準クロッ
クRC及び分周信号m1の立上がりに関わらず、PLL
回路19は自走し、生成したクロック信号CLKの周期
が維持される。
【0065】次に、位相比較器32にて行われる比較動
作について詳述する。図6に示すように、Hレベルの制
御信号jが出力されている所定時間内において、分周信
号m1が遅延基準信号iより遅く立上がった場合、遅延
基準信号iと比較される信号m2は、分周信号m1の立
上がりとともに立上がる。従って、位相比較器32で
は、遅延基準信号iの立上がりと信号m1の立上がりと
の位相差Z1に応じたパルス信号pが生成される。
【0066】図7に示すように、Hレベルの制御信号j
が出力されて少なくとも若干の時間(バッファ回路68
の遅延時間分)が経過した所定時間内において、分周信
号m1が遅延基準信号iより速く立上がった場合、遅延
基準信号iと比較される信号m2は、分周信号m1の立
上がりとともに立上がる。従って、位相比較器32で
は、信号m1の立上がりと遅延基準信号iの立上がりと
の位相差Z2に応じたパルス信号pが生成される。
【0067】図8に示すように、Hレベルの制御信号j
が出力され若干の時間(バッファ回路68の遅延時間
分)が経過する以前に、分周信号m1が立上がった場
合、遅延基準信号iと比較される信号m2は、制御信号
jの立上がりに基づいて立上がり、制御信号jの立上が
りから若干(バッファ回路68の遅延時間分)遅延して
立上がる。従って、位相比較器32では、制御信号jが
立上がってから若干の時間が経過したときの立上がりと
遅延基準信号iの立上がりとの位相差Z3に応じたパル
ス信号pが生成される。
【0068】このように、位相差Z3は分周信号m1と
遅延基準信号iの位相差を示していないが、その位相差
Z3は遅延基準信号iの立上がりに対して分周信号m1
の立上がりを近づけるようにPLL回路19を動作させ
る。すなわち、本実施例では、分周信号m1の位相が遅
延基準信号iのよりも進んでいる場合には、遅延回路4
1で決まる固定値Z3で分周信号m1の位相を遅らせる
わけである。この比較動作が繰り返されると、いずれ図
7に示した状態となり、位相差に基づいた比較動作が行
なわれる。
【0069】本実施の形態では、以下に示す作用効果を
得ることができる。 (1)期間情報生成回路37では、分周器36から出力
されるカウント値lに基づいて、カウント値lが「N−
2」から「2」までの所定期間tでHレベルとなる期間
情報信号kが生成される。そして、その所定期間t内に
基準クロックRCが立上がると、制御回路31にて所定
時間の間Hレベルとなる制御信号(更新許可信号)jが
生成され、そのHレベルの制御信号jに基づいて位相比
較器32が活性化される。すると、その基準クロックR
Cに基づく遅延基準信号iと分周信号m1に基づく信号
m2との比較動作が行われ、次のクロック信号CLKが
生成される。
【0070】又、所定期間t以外のとき、及び所定期間
t内に基準クロックRCが立上がらなかったとき、制御
回路31にてLレベルの制御信号(維持信号)jが生成
され続ける。すると、そのLレベルの制御信号jに基づ
いて位相比較器32が非活性化され続け、比較動作は行
われない。従って、前回生成したクロック信号CLKの
周期は維持される。
【0071】これにより、このPLL回路19では、入
力される基準クロックRCの所定期間t以外の時期にノ
イズXが含まれたり、該基準クロックRCのパルスAが
欠けたりしても、基準クロックRCに基づいて逓倍した
(正常な)クロック信号CLKが生成される。又、この
とき所定期間t外のノイズX等に基づいた比較動作を行
なうことがないので、安定したクロック信号CLKを生
成するまでの時間が短縮化される。その結果、このデー
タ読み出し装置では、データの読み出し動作中のエラー
が低減されるとともに、光ディスク11へのアクセス時
間が長時間化しない。
【0072】又、このデータ書き込み装置では、データ
の書き込み動作中のエラーが低減されるとともに、光デ
ィスク11へのアクセス時間が長時間化しない。さら
に、このディスク装置では、データの読み出し動作中及
び書き込み動作中のエラーが低減されるとともに、光デ
ィスク11へのアクセス時間が長時間化しない。
【0073】(2)期間情報生成回路37は、分周器3
6が備えるNサイクルカウンタ51から出力されるカウ
ント値lに基づいて、所定期間tの間Hレベルとなる期
間情報信号kを生成するようにした。これにより、クロ
ック信号CLKをカウントするカウンタをNサイクルカ
ウンタ51のみとすることができる。その結果、PLL
回路19の回路規模が増大してしまうことは防止され
る。
【0074】(3)制御回路31のDFF42では、所
定期間t内に基準クロックRCが立上がったかどうかが
検知される。そして、その検知結果に基づいて位相比較
器32を非活性化させるためのLレベルの制御信号(維
持信号)j、又は位相比較器32を活性化させるための
所定時間の間Hレベルとなる制御信号(更新許可信号)
jが出力される。又、基準クロックRCは、遅延回路4
1にて所定時間内の所定タイミングまで遅延され遅延基
準信号iとして位相比較器32に出力される。従って、
制御信号jが立上がってから、即ち位相比較器32が活
性化されてから遅延基準信号iが立上がるまでに所定時
間が確保される。これにより、位相比較器32による比
較動作は、分周信号m1が遅延基準信号iより略所定時
間速く立上がっても正確に行われる。
【0075】(4)Hレベルの制御信号(更新許可信
号)jは、所定期間t内に基準クロックRCが立上がっ
たとき、該立上がりに基づいて直ちに出力される。即
ち、所定期間t内に基準クロックRCが立上がると、所
定期間t内であっても直ちに位相比較器32が活性化さ
れ比較動作が開始される。従って、基準クロックRCが
立上がったかどうかを検知する所定期間tと、位相比較
器32が活性化され比較動作を行なう期間とが、完全に
独立した別の期間にならない。これにより、PLL回路
19が基準クロックRCに基づいて逓倍したクロック信
号CLKを生成する時間(光ディスク11へのアクセス
時間)がさらに短くなる。
【0076】(5)制御回路31は、シーク動作中、即
ちHレベルの自走指令信号hが入力されているとき、位
相比較器32を非活性化させるための維持信号としての
Lレベルの制御信号jを位相比較器32に出力するよう
にした。従って、シーク動作中は、前回生成したクロッ
ク信号CLKの周期が維持される。これにより、シーク
動作が終了した後、再びPLL回路19が基準クロック
RCに基づいて逓倍したクロック信号CLKを生成する
ときの生成時間が短縮される。その結果、光ディスク1
1へのアクセス時間が短縮化される。
【0077】(6)光ディスク11を、その作成時にク
ロック情報cが予め記録されたものとした。従って、デ
ータ書き込み動作時にデータと共にクロック情報を書き
込む必要がない。
【0078】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ・上記実施の形態の書き込みデータWDは、その一部に
周期パターンが含まれるものとしてもよい。詳述する
と、ホストコンピュータ17から入出力インタフェース
20を介して入力される書き込みデータWDには、例え
ば図10に示すように、その先端に既知の周期パターン
「11001100」が含められている。記録回路23
は、書き込みデータWD(周期パターンを含む)に基づ
いた信号を変換回路24に出力する。そして、ヘッド1
2にて光ディスク11のクロック情報cが記録された箇
所以外の記録トラック(セクタ)に周期パターン「11
001100」及びデータを書き込ませる。
【0079】上記したように、その作成時にクロック情
報cが記録され、さらにデータ書き込み動作時に書き込
みデータWDの一部に周期パターン「1100110
0」が記録された光ディスク11は、図11に示す再生
回路71によって書き込まれたデータが再生される。
【0080】再生回路71は、データの書き込み動作時
に発生するクロック情報cの位置に対する書き込んだ周
期パターン「11001100」の位置のずれに基づい
て、PLL回路19から出力されるクロック信号CLK
aの位相を補正したクロック信号CLKbを生成し、そ
のクロック信号CLKbに基づいてデータを再生する。
【0081】詳述すると、再生回路71は、周期パター
ン検出部72と、比較部73と、位相補正部74と、復
調回路75とを備える。周期パターン検出部72は、ま
ずPLL回路19から出力され、位相補正部74を介し
て入力されるクロック信号CLKa(CLKb)に基づ
いて周期パターン「11001100」を検出する。比
較部73は、クロック信号CLKaと、周期パターン
「11001100」に基づく信号との位相を比較す
る。位相補正部74は、比較部73の比較結果に基づい
て、クロック信号CLKaの位相を補正し次のクロック
信号CLKbを生成する。そして、復調回路75は、そ
の補正したクロック信号CLKbに基づいて、データを
再生する。
【0082】上記したディスク装置(書き込み装置)で
は、データの書き込み動作時において、書き込みデータ
WDが出力されてから実際にその内容(データ)が光デ
ィスク11に書き込まれるまでに微少な時間を要する。
これにより、書き込まれたデータ(周期パターンを含
む)の位置は、クロック情報cが記録された箇所以外の
記録トラック(セクタ)において、若干ずれる(位置が
不定となる)ことがある。又、光ディスク11に記録さ
れたデータに基づく信号が復調回路75に入力されるま
でには、伝送系の遅延等により、微少な時間を要する。
これらのこと等から、クロック情報cに基づきPLL回
路19にて生成したクロック信号CLKaに基づいてデ
ータの再生を行なうことは、エラーの原因となる。
【0083】しかしながら、上記したディスク装置(デ
ータ読み出し装置)においては、クロック情報cに基づ
きPLL回路19にて生成したクロック信号CLKa
は、まず検出した周期パターン「11001100」に
よりその位相が補正される。そして、その補正したクロ
ック信号CLKbに基づいて復調回路75にてデータが
再生される。従って、復調回路75では、データが確実
に再生される。その結果、このデータ読み出し装置で
は、データの読み出し動作中のエラーが低減されるとと
もに、光ディスク11へのアクセス時間が長時間化しな
い。又、このディスク装置では、データの読み出し動作
中のエラーが低減されるとともに、データの読み出し動
作中における光ディスク11へのアクセス時間が長時間
化しない。
【0084】・上記実施の形態では、期間情報生成回路
37は、分周器36が備えるNサイクルカウンタ51か
ら出力されるカウント値lに基づいて期間情報信号kを
生成するようにしたが、クロック信号CLKをカウント
するカウンタを別に設け、そのカウンタから出力される
カウント値に基づいて期間情報信号kを生成するように
してもよい。このようにしても、上記実施の形態の効果
(1),(3)〜(6)と同様の効果を得ることができ
る。
【0085】・上記実施の形態では、Hレベルの期間情
報信号kが出力される所定期間t内に基準クロックRC
が立上がると、その所定期間t内であっても直ちに位相
比較器32が活性化され比較動作が開始されるとした
が、基準クロックRCが立上がったかどうかを検知する
該所定期間tと、位相比較器32が活性化され比較動作
を行なう期間とを完全に独立した別の期間としてもよ
い。尚、この場合、制御回路31の構成等を適宜変更す
る必要がある。このようにしても、上記実施の形態の効
果(1)〜(3),(5),(6)と同様の効果を得る
ことができる。
【0086】・上記実施の形態では、シーク動作中は、
CPU16からHレベルの自走指令信号hを出力させ、
該信号に基づいて位相比較器32を非活性化させるよう
にしたが、その機能を有さない装置に具体化してもよ
い。この場合、制御回路31のインバータ回路45及び
アンド回路44を省略して、DFF42の出力信号を制
御信号jとする。このようにしても、上記実施の形態の
効果(1)〜(3),(6)と同様の効果を得ることが
できる。
【0087】・上記実施の形態では、光ディスク11
は、その作成時にクロック情報cが予め記録されたもの
としたが、作成時にクロック情報cが記録されていない
ものとしてもよい。すなわち、光ディスク11を、媒体
のフォーマット時、又はデータ記録時にクロック情報と
同様の情報が書き込まれるものとしてもよい。この場
合、データ書き込み装置では、媒体のフォーマット時、
又はデータ記録時に適宜クロック情報と同様の情報(所
謂VFOパターン)を書き込む必要がある。又、この場
合、クロック情報とデータとが同じ方式で記録されるこ
とになるため、第1及び第2A/D変換器18,21は
1つのA/D変換器に変更することができる。このよう
にしても、上記実施の形態の効果(1)〜(5)と同様
の効果を得ることができる。
【0088】・上記実施の形態の制御回路31は、Lレ
ベルの制御信号(維持信号)jを位相比較器32に出力
し、該位相比較器32を非活性化させることにより、前
回生成したクロック信号CLKの周期を維持させるとし
たが、他の方法で前回生成したクロック信号CLKの周
期を維持させるようにしてもよい。
【0089】・例えば、図2に破線で示すように、Lレ
ベルの制御信号(維持信号)jをチャージポンプ33に
出力し、位相比較器32からのパルス信号に関係なくチ
ャージポンプ33から出力される出力電流を維持させる
ことにより、前回生成したクロック信号CLKの周期を
維持させるようにしてもよい。
【0090】・例えば、図2に破線で示すように、Lレ
ベルの制御信号(維持信号)jをLPF34に出力し、
チャージポンプ33からの出力電流に関係なくLPF3
4から出力される直流制御電圧を維持させることによ
り、前回生成したクロック信号CLKの周期を維持させ
るようにしてもよい。
【0091】・上記実施の形態の制御回路31は、所定
期間t内に基準クロックRCが立上がらなかったとき、
前回生成したクロック信号CLKの周期を維持させると
したが、そのとき、予め定められた周期のクロック信号
CLKを出力させるようにしてもよい。例えば、図2に
破線で示すように、予め定められた一定周期の基準信号
qを出力する別の期間維持発振器81を設け、所定期間
t内に基準クロックRCが立上がらなかったとき、遅延
基準信号iに代えて基準信号qを位相比較器32に出力
させる。位相比較器32は基準信号qと分周信号m1の
位相差に基づく信号Pを出力する。このようにして基準
信号qによりクロック信号CLKの周期を維持すること
で、所定期間t内に基準クロックRCが立上がらなかっ
たときのクロック信号CLKの変動を低減することがで
きる。
【0092】・又、期間維持発振器81を予め定められ
た一定周期の一定クロック信号CLK1を出力する別の
発振器81として、所定期間t内に基準クロックRCが
立上がらなかったとき、クロック信号CLKに代えて一
定クロック信号CLK1を出力させる。そして、分周器
36は、このクロック信号CLK1を分周した分周信号
m1を生成する。このようにしても、所定期間t内に基
準クロックRCが立上がらなかったときのクロック信号
CLKの変動が低減される。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
LL回路に入力される基準信号にノイズや欠けが生じて
も、PLL回路がノイズや欠けに同期した出力を行なわ
ないため、安定したPLL動作を実現できる。
【0094】また、そのPLL回路の動作をディスク装
置に採用すれば、記録媒体への書き込みや読み出しの信
頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるディスク装置を示すブロッ
ク図。
【図2】実施の形態におけるPLL回路を示すブロック
図。
【図3】実施の形態の制御回路、位相比較器及び分周器
を示す論理回路図。
【図4】PLL回路の作用を説明するためのタイミング
チャート。
【図5】PLL回路の作用を説明するためのタイミング
チャート。
【図6】PLL回路の作用を説明するためのタイミング
チャート。
【図7】PLL回路の作用を説明するためのタイミング
チャート。
【図8】PLL回路の作用を説明するためのタイミング
チャート。
【図9】PLL回路の作用を説明するためのタイミング
チャート。
【図10】周期パターンの説明図。
【図11】別例の再生回路を示すブロック図。
【図12】(a)クロック情報の説明図。(b)PLL
回路の波形図。
【図13】従来技術におけるディスク装置の説明図。
【図14】基準クロックの波形図。
【符号の説明】
11 記録媒体としての光ディスク 19 PLL回路 22,71 再生回路 23 記録回路 31 制御回路 32 位相比較器 33 チャージポンプ 34 ローパスフィルタ 35 電圧制御発振器 36 分周器 37 期間情報生成回路 41 遅延回路 42 検知回路としてのDフリップフロップ回路 51 Nサイクルカウンタ 72 周期パターン検出部 73 比較部 74 位相補正部 75 復調回路 c クロック情報 RC 基準信号としての基準クロック CLK PLL回路の出力信号としてのクロック信号 CLKa PLL回路の出力信号としてのクロック信号 CLKb 補正したクロック信号 j 維持信号又は更新許可信号としての制御信号 k 期間情報としての期間情報信号 l カウント値 m1 帰還信号としての分周信号 p 位相差信号としてのパルス信号 t 所定期間
フロントページの続き (72)発明者 板倉 昭宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC01 BC02 CC04 GM12 GM14 GM15 5J106 AA04 BB03 CC01 CC21 CC38 CC41 CC52 DD17 DD48 EE06 FF06 GG04 GG15 GG18 HH03 HH10 KK18 LL02 LL06

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号と帰還信号との位相を比較して
    位相差信号を出力する位相比較器と、 前記位相差信号に基づいた出力をなすチャージポンプ
    と、 前記チャージポンプ出力を平滑化して制御電圧を出力す
    るローパスフィルタと、 前記制御電圧に基づいた周波数の出力信号を発生する電
    圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の出力信号を分周して、前記帰還信
    号を発生する分周器と、 前記電圧制御発振器の出力信号に基づいて、次に基準信
    号が入来すると予想される時期を含む所定期間を示す期
    間情報を生成する期間情報生成回路と、 前記期間情報を参照し、その期間に基準信号が入来した
    ことを検知して、その基準信号と帰還信号との位相差信
    号に基づいて前記電圧制御発振器の出力を制御し、ま
    た、その期間に基準信号が入来しなければ、予め定めら
    れた周期の維持を行なわせる制御回路とを備えたことを
    特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 前記予め定められた周期は、前の同期状
    態の周期であることを特徴とする請求項1に記載のPL
    L回路。
  3. 【請求項3】 前記周期の維持は、前記位相比較器を非
    活性化することでなすことを特徴とする請求項2に記載
    のPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記周期の維持は、前記チャージポンプ
    の出力を維持することでなすことを特徴とする請求項2
    に記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 前記周期の維持は、前記ローパスフィル
    タから出力される制御電圧を維持することでなすことを
    特徴とする請求項2に記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】 前記予め定められた周期は、一定の周期
    の信号を出力する期間維持発振器の周期であることを特
    徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  7. 【請求項7】 前記周期の維持は、前記期間維持発振器
    の出力を前記位相比較器の基準信号として入力すること
    でなすことを特徴とする請求項6に記載のPLL回路。
  8. 【請求項8】 前記期間情報生成回路は、前記分周器が
    備えるカウンタによって計数された値に基づいて前記期
    間情報を生成することを特徴とする請求項1に記載のP
    LL回路。
  9. 【請求項9】 前記期間情報生成回路は、前記分周器と
    は別に設けられたカウンタによって計数された値に基づ
    いて前記期間情報を生成することを特徴とする請求項1
    に記載のPLL回路。
  10. 【請求項10】 前記基準信号は、記録媒体に記録され
    たクロック情報に基づいて生成されることを特徴とする
    請求項1に記載のPLL回路。
  11. 【請求項11】 前記制御回路は、 前記基準信号を遅延する遅延回路と、 前記期間情報によって示される期間中に前記基準信号が
    入来した場合に、所定時間の更新許可信号を出力する検
    知回路とを備え、 前記位相比較器は、 前記更新許可信号を遅延した信号の期間に入力される前
    記帰還信号が入力されるフリップフロップと、前記遅延
    された基準信号が入力されるフリップフロップとを備
    え、前記更新許可信号が入力されるまでは両フロップフ
    ロップともリセット状態にせしめられることを特徴とす
    る請求項1に記載のPLL回路。
  12. 【請求項12】 PLL回路の発振器出力に基づいて生
    成され、次に基準信号が入来すると予想される時期を含
    む所定期間を示す期間情報を参照し、その期間に基準信
    号が入来したことを検知して、その基準信号と帰還信号
    との位相差信号に基づいて電圧制御発振器の出力信号を
    制御し、また、その期間に基準信号が入来しなければ、
    予め定められた周期の維持を行なわせる動作を前記PL
    L回路に指示する制御回路を備えたことを特徴とするP
    LL回路の制御装置。
  13. 【請求項13】 前記予め定められた周期は、前の同期
    状態の周期であることを特徴とする請求項12に記載の
    PLL回路の制御装置。
  14. 【請求項14】 前記周期の維持は、PLL回路の位相
    比較器を非活性化させる制御によってなすことを特徴と
    する請求項13に記載のPLL回路の制御装置。
  15. 【請求項15】 前記周期の維持は、PLL回路のチャ
    ージポンプの出力を維持させる制御によってなすことを
    特徴とする請求項13に記載のPLL回路の制御装置。
  16. 【請求項16】 前記周期の維持は、PLL回路のロー
    パスフィルタから出力される制御電圧を維持させる制御
    によってなすことを特徴とする請求項13に記載のPL
    L回路の制御装置。
  17. 【請求項17】 前記予め定められた周期は、一定の周
    期の信号を出力する期間維持発振器の周期であることを
    特徴とする請求項12に記載のPLL回路の制御装置。
  18. 【請求項18】 前記周期の維持は、前記期間維持発振
    器の出力を前記位相比較器の基準信号として入力する制
    御によってなすことを特徴とする請求項17に記載のP
    LL回路の制御装置。
  19. 【請求項19】 前記期間情報は、PLL回路の帰還信
    号を発生する分周器が備えるカウンタによって計数され
    た値に基づいて生成されたものであることを特徴とする
    請求項12に記載のPLL回路の制御装置。
  20. 【請求項20】 前記期間情報は、PLL回路の帰還信
    号を発生する分周器とは別に設けられたカウンタによっ
    て計数された値に基づいて生成されたものであることを
    特徴とする請求項12に記載のPLL回路の制御装置。
  21. 【請求項21】 前記基準信号は、記録媒体に記録され
    たクロック情報に基づいて生成されることを特徴とする
    請求項12に記載のPLL回路の制御装置。
  22. 【請求項22】 前記制御回路は、 前記基準信号を遅延する遅延回路と、 前記期間情報によって示される期間中に前記基準信号が
    入来した場合に、所定時間の更新許可信号を出力する検
    知回路とを備え、 前記更新許可信号を遅延した信号の期間に前記帰還信号
    が入力されるフリップフロップと、前記遅延された基準
    信号が入力されるフリップフロップとを備える位相比較
    器に対し、前記更新許可信号が入力されるまでは両フロ
    ップフロップともリセット状態に制御することを特徴と
    する請求項12に記載のPLL回路の制御装置。
  23. 【請求項23】 記録媒体に記録されたクロック情報に
    基づいた信号を請求項12に記載のPLL回路の制御装
    置によって制御されるPLL回路の基準信号とし、その
    PLL回路の発振器出力に基づいたクロックによって、
    前記記録媒体に記録されたデータの再生および/または
    記録媒体へのデータの書き込みをなすことを特徴とする
    ディスク装置。
  24. 【請求項24】 記録媒体のシーク動作中は、請求項1
    2に記載の維持動作を常に行なわせるように前記PLL
    回路を制御することを特徴とする請求項23に記載のデ
    ィスク装置。
  25. 【請求項25】 前記記録媒体は、前記クロック情報が
    媒体作成時に予め形成されたものであることを特徴とす
    る請求項23に記載のディスク装置。
  26. 【請求項26】 前記記録媒体は、前記クロック情報が
    媒体へのフォーマット時又はデータ記録時に書き込まれ
    たものであることを特徴とする請求項23に記載のディ
    スク装置。
  27. 【請求項27】 前記記録媒体には周期パターンが記録
    され、その周期パターンに基づいて、前記PLL回路の
    発振器出力または、前記データの再生時あるいは前記デ
    ータの書き込み時に使用されるクロックの位相を補正す
    ることを特徴とする請求項23に記載のディスク装置。
  28. 【請求項28】 シーク動作中は、記録媒体に記録され
    ている基準クロック情報を参照したPLL回路の位相合
    わせを活性化して、シーク動作前の同期状態を維持し、
    シーク終了時に前記位相合わせを再開することを特徴と
    するディスク装置。
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