JP2000173121A - バイアス磁界発生装置 - Google Patents

バイアス磁界発生装置

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JP2000173121A
JP2000173121A JP10350004A JP35000498A JP2000173121A JP 2000173121 A JP2000173121 A JP 2000173121A JP 10350004 A JP10350004 A JP 10350004A JP 35000498 A JP35000498 A JP 35000498A JP 2000173121 A JP2000173121 A JP 2000173121A
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coil
yoke
disk
bias magnetic
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Yoichi Hosaka
洋一 穂坂
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化、低消費電力を実現しながら磁
界強度を上げることができるバイアス磁界発生装置を提
供する。 【解決手段】 ディスク1の半径方向の記録領域にバイ
アス磁界を供給するバイアス磁界発生装置において、起
磁力を発生させるコイル4と、このコイルの芯となる部
分と前記記録領域に対応する作用面とからなるセンター
ヨーク5aと、前記コイルに対してディスクをはさんで
反対側に回転自由に保持した補助用永久磁石7を具備す
る。これとにより、装置の小型化、低消費電力を実現し
ながら磁界強度を上げることができる。好ましくは、さ
らに、永久磁石とコイル側ヨークとの間に補助ヨークを
設けると、さらに効率を上げ、低消費電力を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイアス磁界発生
装置、特に、ディスクの半径方向の記録領域にバイアス
磁界を供給するバイアス磁界発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディスクの半径方向の記録領域にバイア
ス磁界を供給するバイアス磁界発生装置は、たとえば、
記録媒体として光磁気ディスク等を用いる記録再生装置
に使用することができる。
【0003】この種装置では、たとえば特開平7−12
1802号公報(文献1)に開示されるように、通常、
記録領域に対してピックアップの逆側に1個のバイアス
コイルが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造だと、以下のような問題がある。すなわち、 磁界強度を上げるためにはコイルの巻数を増やさなけ
ればならないが、そうするとコイルが厚くなり、装置の
小型化が困難になる、 磁界強度を上げるためには、電流を多く流せば良い
が、消費電力が上がり、発熱も増える、などの問題が指
摘できる。
【0005】これを、図7,8を参照して、さらに説明
すると、次のようである。図7は、従来例によったとし
た場合の構成図を示し、図8は、界磁系の外観斜視図で
ある。図7に示すように、記録媒体であるディスク(例
えば光磁気ディスク)1に、図示しない固定光学系より
発射されたレーザ平行光束は、立ち上げミラー2でディ
スク1に対して垂直に立ち上がり、対物レンズ3により
収束してディスク記録面に焦点を結ぶ。
【0006】データの記録または消去を行う際には、界
磁コイル4に電流を流し、ヨーク5を磁路として、記録
時には記録方向に、消去時には消去方向に磁界6を発生
させて、レーザパワーを高くして記録膜を高温にしてデ
ータの記録または消去を行う。
【0007】必要磁界強度は、たとえば3.5″光磁気
ディスクのISO規格からすると、約200〜400O
eとなる。ここに、ローディングによる位置バラツキな
どによるディスク1とセンターヨーク5aとのギャップ
をあまり詰めるわけには行かない。また、ディスク1が
ある側の磁界6の通り道は、センターヨーク5aを出た
後、横に広がるため、センターヨーク5aから離れると
磁界が急激に弱くなってしまう。それらを含めて必要磁
界を確保するためには、電流を大きめにしなければなら
ない。
【0008】かくして、上記,のように、磁界強度
を上げるためコイルの巻数を増やすとバイアスコイルと
して使用すべき界磁コイル4が厚くなって装置の小型化
も困難となり、電流を多く流せば消費電力が上がり、発
熱も増える。
【0009】よって、望ましいのは、ディスクの半径方
向の記録領域にバイアス磁界を供給する装置に適用して
好適で、磁界強度を上げるのに上述したごとき不利を回
避し得て、磁界強度を上げることができることである。
【0010】本発明は、このような点から改良を加え、
装置の小型化、低消費電力を実現しながら磁界強度を上
げることができるバイアス磁界発生装置を提供しようと
いうものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によって、下記の
バイアス磁界発生装置が提供される。すなわち、本発明
は、ディスクの半径方向の記録領域にバイアス磁界を供
給するバイアス磁界発生装置において、起磁力を発生さ
せるコイルと、このコイルの芯となる部分と前記記録領
域に対応する作用面とからなるセンターヨークと、前記
コイルに対してディスクをはさんで反対側に回転自由に
保持した補助用永久磁石を具備したことを特徴とするも
のである。
【0012】また、補助用永久磁石とコイル側ヨークと
の間に補助ヨークを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明においては、起磁力を発生させるコ
イルと、このコイルの芯となる部分と前記記録領域に対
応する作用面とからなるセンターヨークに対し、ディス
クをはさんで反対側に回転自由に保持した補助用永久磁
石を設置する。これにより、装置の小型化、低消費電力
を実現しながら磁界強度を上げることができるバイアス
磁界発生装置を提供することを可能ならしめる。また、
さらに永久磁石とコイル側ヨークの間に補助ヨークを設
ける。このようにすると、さらに効率を上げ、低消費電
力を実現することを可能ならしめる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1および図2は、本発明に従うバ
イアス磁界発生装置の一実施例を示す。図1は、その装
置構成の要部を示す。また、図2は図1の側面図であ
る。図1,2に示すように、記録媒体としてのディスク
(例えば光記録媒体)1には、本実施例でも、比較例の
図7の場合と同様、ミラー2、対物レンズ3を含む光学
系を介し、レーザ光11が記録媒体上にスポットを形成
する構成のものに適用した場合の例を示してある。
【0015】レーザ光源を有する固定光学系(図示せ
ず)より発射されたレーザ光11は、図2に示すよう
に、レーザ平行光束として立ち上げミラー2に導かれ
る。そして、立ち上げミラー2で反射された後、図1,
2に示すごとくに、対物レンズ3により収束せしめられ
てディスク1の記録面に焦点を結ぶ。
【0016】これら立ち上げミラー2および対物レンズ
3は、ディスク1の半径方向に、すなわち、図2中の左
右方向(図1中の紙面と直交する方向)に移動可能に設
けられ、これにより、光ピックアップを構成する。した
がって、ディスク1の半径方向の記録領域に対する光ピ
ックアップは、これら可動の光学系を含んで構成するこ
とができる。
【0017】このようなディスク1の半径方向の記録領
域にバイアス磁界を供給するため、本実施例装置では、
ディスク1をはさんで光ピックアップの逆側、すなわち
ディスク1の図中上側に、通電および通電方向を制御さ
れるバイアスコイルを有するヨークを設ける一方、さら
に、当該コイル部分に対してディスク1をはさんで反対
側に補助用の永久磁石を設けて構成する。
【0018】界磁コイル4は、起磁力を発生させるコイ
ル4として、ヨーク5のセンターヨーク5aに捲回され
ており、ディスク1の記録領域にバイアス磁界を供給す
る場合における該コイルへの通電およびその通電方向の
切換えは、図示しない制御装置によって制御されること
ができる。センターヨーク5aは、コイル4の芯となる
部分を構成するとともに、そのディスク1と対向する端
面がディスク1の記録領域に対応する作用面として機能
する。
【0019】このような起磁力を発生させるバイアスコ
イル4に加えて、図1,2に示すように、補助用永久磁
石として、該コイル4の芯となる部分と前記記録領域に
対応する作用面とからなるセンターヨーク5aに対し、
ディスク1をはさんで反対側に回転自由に保持した補助
マグネット7を設ける。なお、該マグネット7は、ここ
では、軸部7aを有する円柱形状によるものとされる。
また、その周面部分が、図示のごとくにN極およびS極
に着磁された2極の円柱状永久磁石とされている。バイ
アス磁界の供給にあたり、上記のような補助マグネット
7をも具備させるのは、以下のような観点に基づくもの
である。
【0020】本実施例において、ディスク1へのデータ
の記録、またはこれからのデータの消去を行う際には、
制御装置によるコイル4に対する通電および方向切換え
制御、ならびに固定光学系のレーザに対する制御のも
と、界磁コイル4に電流を流し、ヨーク5を磁路とし
て、記録時には記録方向に、また、消去時には消去方向
に、磁界6を発生させて、レーザパワーを高くし、記録
膜を高温にしてデータの記録、または消去を行うことが
できる。
【0021】ここで、そのような記録/消去の際、既述
のごとく、たとえば3.5″光磁気ディスクのISO規
格では約200〜400Oeの磁界強度が必要となると
ころ、ローディングによる位置バラツキなどを考慮すれ
ば、ディスク1とセンターヨーク5aとのギャップをあ
まりに詰めるわけには行かず、他方また、比較例の前記
図7の場合、ディスク1がある側の磁界6の通り道は、
図7図示のごとく、磁束がセンターヨーク5aを出た
後、横に広がる。それゆえ、センターヨーク5aから離
れると磁界強度が急激に弱くなってしまい、結果、それ
らを含めて必要磁界を確保するためには、電流を大きめ
にしなければならないことについては、既に述べたとお
りである。
【0022】そこで、図1,2に示すような本発明によ
る第1実施例においては、補助マグネット7を立ち上げ
ミラー2の図中下側に回転自在に設置する。本実施例に
よる構成によれば、界磁コイル4で発生した磁界6は、
センターヨーク5aを通って、補助マグネット7に達
し、磁界6が強め合う方向に補助マグネット7は回転す
る。
【0023】いま、界磁コイル4に対し、図1に示すよ
うに、センターヨーク5aの作用面にN極が形成される
ような向きで電流を流したとすると、図中、矢印の方向
に磁界6が形成される。と同時に、これに伴い、回転自
在な円柱状の2極の補助マグネット7は、界磁コイル4
によって発生した磁界6により自動的に回動して、図
中、補助マグネット7のS極側の円周面部分が図中上側
の位置(つまり、センターヨーク5aのN極側の作用面
と対向する状態の位置)を、したがってまた補助マグネ
ット7のN極側の円周面部分は図中下側の位置を、それ
ぞれとることとなるように、その軸部7aを中心に回転
することとなる。結果、補助マグネット7の磁極(S
極,N極)による磁界の方向も図中矢印と同じ方向とな
り、磁界6が強め合う方向に補助マグネット7は回転す
ることとなる。
【0024】したがって、磁界6は、補助マグネット7
の磁界と合流し、図1に示すような磁路を形成し、強め
られてヨーク5に戻る。よって、磁界強度を上げるの
に、コイルの巻数を増やした、コイルに通電する電流を
多くするといったような場合に生ずる既述のごとき不利
をもたらずに磁界強度を上げることができる。
【0025】また、界磁コイル4に対し逆向きに電流を
流した場合も、補助マグネット7は同様に機能する。つ
まり、図示の状態とは逆に、センターヨーク5aの作用
面にS極の磁極が形成されるような方向で界磁コイル4
に通電するよう制御すれば、補助マグネット7は、図示
の状態とは、丁度180度反転した位置に回転する。結
果、上記と同様の作用効果が得られ、磁界6を強めるよ
うに作用する。
【0026】このようにして、本実施例においては、磁
界コイル4のセンターヨーク5aに対向して、ディスク
1をはさんで反対側に補助用のマグネット7を回転自在
に取り付けることで、磁界強度を上げることができる。
【0027】しかも、センターヨーク5aから出た磁界
6は、図7の場合と異なり、図1(a)に示すように、
広がらずに垂直に進むため、ヨーク5とディスク1との
ギャップにほとんど影響されない。したがって、この点
でも、必要磁界強度を確保する上で有利である。さら
に、補助マグネット7の磁力もプラスされるので、コイ
ル4に流す電流も少なくても大きな磁力を得ることがで
きる。したがって、この点でも、消費電力をより少なく
する上で有利となる。また、補助マグネット7はコイル
4によって発生した磁界によって回転するため、別に駆
動装置を必要としない。したがって、この点でも、複雑
化を回避し得て、装置の小型化を図ることができる。
【0028】なお、上記では、補助用永久磁石としての
補助マグネット7の磁極については2極として説明した
が、補助マグネット7は2極だけでなく、4極でもそれ
以上でもかまわない。図1(b)に、参照符号7′を付
して示すものは、4極構成の場合の補助マグネットの例
である。この場合は、図示のごとくに円周面部分を4分
割し、それぞれ、S極とN極とが交互に配されるように
すればよい。図には、この4極構成の補助マグネット
7′の回転した一作動位置の例の様子と、その場合にお
ける該マグネット7′近傍での形成磁界の例とが、併せ
て示してある。
【0029】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例(第2実施例)は、上記第1実施例の構成
に加えて、さらに、上記永久磁石に補助ヨークを取り付
けて、さらに効率を上げ、低消費電力を実現しようとい
うものである。
【0030】図3は、第2実施例を示し、第1実施例に
おける図1に相当する図であって、第1実施例に補助ヨ
ーク8を設けたものである。ここに、補助ヨーク8には
図示のような形状・構成のものが用いられて、該ヨーク
8が、補助用永久磁石としての補助マグネット7とコイ
ル側ヨーク5との間に設けられている。したがって、図
示例では、補助マグネット7により磁界6が強められて
ヨーク5に戻る際、図示矢印のごとく、かかる補助ヨー
ク8中に磁路が形成される。なお、それ以外の構成につ
いては、第1実施例と同じである。
【0031】本実施例によっても、装置の小型化、低消
費電力を実現しながら磁界強度を上げることができる等
の前述した第1実施例と同様の作用効果を奏するのに加
えて、補助ヨーク8は、補助マグネット7からヨーク5
へ戻る磁界6の磁路(あるいは、その逆方向の磁界が形
成される場合の磁路)として機能し、磁界の漏れが少な
くなり、より効率を上げることができる。よって、その
分、一層の低消費電力化が図られる。
【0032】次に、本発明のさらに他の実施例を、図4
〜6により説明する。本実施例(第3実施例)は、光記
録再生装置への具体的な適用例である。図4〜6中、図
4は光記録再生装置の一例で光ピックアップ部分を示
し、図5はその可動部およびバイアス磁界発生装置部分
の要部説明図、また、図6は同じく他の方向からみた要
部説明図である。
【0033】本例の光記録再生装置では、たとえば合成
樹脂製のキャリッジ110と、キャリッジ110をディ
スク1の半径方向に移動可能に支持する手段と、キャリ
ッジ110をディスク1の半径方向に移動するための駆
動手段とを有する。キャリッジ110は、装置のデッキ
ベース101に対して、ディスク1の半径方向(トラッ
キング方向)に、すなわち図4(A)中では図中上下方
向、図4(B)および図6中では紙面と直交する方向、
図5中では図中左右方向に、駆動可能に配設する。図5
中、1Aはディスク回転中心を表わしている。
【0034】キャリッジ110には、光学素子としての
対物レンズ3がフォーカス制御のため可動に設けられる
とともに、反射ミラー2が傾斜して固着されている。不
図示の固定光学系からのレザー平行光束11は、該キャ
リッジ110内部に形成した光路用の開口を通った後、
ミラー2で反射され、対物レンズ3で集光されて、ディ
スク1の情報記録面に光スポットを形成する(図5)。
【0035】キャリッジ110は、ディスク1の半径方
向に移動可能に支持され、同方向に駆動される。これが
ため、キャリッジ110は、ガイドレール用貫通孔を有
し、該貫通孔内にガイドレール120,120を挿入す
ることで、該ガイドレール120,120により移動可
能に支持される。ガイドレール120,120の長さ方
向の両端部は、デッキベース101に取り付け固定され
る(図4(A),(B),図5)。
【0036】さらに、キャリッジ110には、両側に、
四角柱状に捲回したトラッキングコイル111,111
が固着されている。トラッキングコイル111,111
は、フレキシブルプリント基板115を介して不図示の
制御装置に接続され、トラッキングエラーが検出された
場合は、トラッキングコイル111,111に電流を流
すことによってキャリッジ110をディスク1の半径方
向に駆動することができる。異なるトラックにアクセス
する場合も、トラッキングコイル111,111に電流
を流すことによってキャリッジ110をディスク1の半
径方向に駆動することができる。
【0037】このようなトラッキング制御、アクセス制
御の用に供するトラッキングコイル111,111のた
めに、磁気回路が設けられる。図4(A),(B),図
6に示すように、ガイドレール120,120に併設さ
れるようにキャリッジ移動方向両側位置で内ヨーク(セ
ンターヨーク)131,131がトラッキングコイル1
11,111にそれぞれ挿通配設され、該内ヨーク13
1,131の中央にはショートリング132,132が
固定されている。内ヨーク131,131の長さ方向の
両端部は、デッキベース101に取り付け固定される。
【0038】内ヨーク131,131の図中上側に位置
するように、外ヨーク(サイドヨーク)133,133
が配設され、該外ヨーク(サイドヨーク)133,13
3の下面側には磁石134,134が固着されている。
外ヨーク133,133の長さ方向の両端部は、内ヨー
ク131,131に当接し(したがって、外ヨーク13
3,133は、内ヨーク131,131を介して、デッ
キベース101に固定される(図6))、これら内ヨー
ク131,131、外ヨーク133,133、磁石13
4,134によって磁気回路を形成している。
【0039】本例装置は、上述のごとくに、キャリッジ
110、および該キャリッジ110の移動支持ならびに
駆動手段を有するとともに、さらに、そのようなキャリ
ッジ110の移動(ディスク1の半径方向への移動)の
経路に臨んで、本発明に従うバイアス磁界発生手段を具
備せしめてある。
【0040】かかるバイアス磁界発生手段のうち、補助
マグネットについては、図5,6に示すように、ガイド
レール120により支持されるキャリッジ110の移動
経路の図中下方においてデッキベース101の下面側に
組み付けることができる。ここに、使用補助マグネット
は、第1実施例における2極構成による補助マグネット
7を適用したものである。
【0041】図5中、12a,12bはピボット軸受、
13はバネをそれぞれ示す。すなわち、図示例では、既
述のごとく、磁界コイル4により発生せしめる磁界6に
よって2極の補助マグネット7は180度の範囲で当該
磁界の方向に対応して回転せしめられるものであるが、
その場合において、さらに、その反転への回動がスムー
ズで、軽く回転し得るよう、軸部7aの各軸端を円錐形
となし、これらを一対のピボット軸受12a,12bで
支えるとともに、一方のピボット軸受12aをバネ13
により軸方向に押圧する構成を付加してある。
【0042】また、図6中、4a,4bは、磁界コイル
4の各コイル端を示し、これらコイル端4a,4bに対
する電流の供給方向の切換え制御により、これも、既述
のごとくに、磁界6の方向を切換えることができる。こ
の点については、本実施例では、記録/消去等に関し、
図6中にも併せて示すように、次のような設計仕様とす
ることができる。
【0043】磁界の進み方(記録,消去で切換わる) 例 I:消去 II:記録 (消去と記録で通り道をかえる)
【0044】ここに、図中、ヨーク5のセンターヨーク
5aの作用面、および2極構成に補助マグネット7に関
して、それぞれ、かっこをつけずに付記したセンターヨ
ーク5a部分の極性N、および補助マグネット7の周面
部の極性S,Nは、上記Iの消去のケースについてのも
のであり、それぞれ、かっこをつけて付記した場合のセ
ンターヨーク5a部分の極性(S)、および補助マグネ
ット7の周面部の極性(N),(S)は、上記IIの記
録のケースについてのものである。よって、たとえば消
去時に消去方向に磁界6を発生させる場合についていえ
ば、図6中左部に示すよう方向性をもって磁界コイル4
で発した磁界6は、図示Iの矢印のように、センターヨ
ーク5a〔N極形成〕→補助マグネット7の一方の半円
周部〔S極着磁〕→補助マグネット7の他方の半円周部
〔N極着磁〕→内ヨーク131→外ヨーク133→ヨー
ク5の経路を経て、戻ることがわかるとともに、この場
合に、トラッキングコイル111の磁気回路の内ヨーク
131と外ヨーク133の部分が、補助マグネット7か
らヨーク5へ戻る磁界の磁路の一部となることもわか
る。記録時の図示IIの場合も、これに準ずる。したが
ってまた、本実施例は、このような点からみれば、前記
図3で例示した第2実施例の応用例、変形例ととらえる
こともできるものである。
【0045】本実施例によっても、第1,第2実施例と
同様の作用効果を奏することができる。さらに、加え
て、トラッキングコイルのための磁気回路におけるヨー
ク部分が補助ヨークとして利用でき、より効果的なもの
となる。本発明は、このようにして実施することもでき
る。
【0046】なお、本発明は、以上の実施の形態に限定
されるものではない。したがって、たとえば適用する装
置の場合でも、勿論、図4〜6に例示した記録再生装置
に限られず、ディスクの半径方向の記録領域にバイアス
磁界を供給することが必要な装置であれば、そのような
装置一般に、本発明は広く適用して実施可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、バイアス磁界発生装置
において、起磁力を発生させるコイルと、このコイルの
芯となる部分とディスクの半径方向の記録領域に対応す
る作用面とからなるセンターヨークに対し、ディスクを
はさんで反対側に回転自由に保持した永久磁石を設置す
ることにより、装置の小型化、低消費電力を実現しなが
ら磁界強度を上げることができる。さらに、永久磁石と
コイル側ヨークとの間に補助ヨークを設けることによ
り、さらに効率を上げ、低消費電力を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバイアス磁界発生装置
の構成を示す図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るバイアス磁界発生装
置を示す図である。
【図4】本発明に従うバイアス磁界発生装置を適用して
バイアス磁界を供給できる光記録再生装置の一例にし
て、光ピックアップ部分を示す図である。
【図5】同じく、その可動部およびバイアス磁界発生部
の要部説明図である。
【図6】同じく、他の方向からみた要部説明図である。
【図7】従来例の説明に供する図である。
【図8】同じく、界磁系の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1A ディスク回転中心 2 立ち上げミラー(反射ミラー) 3 対物レンズ 4 コイル(界磁コイル) 4a,4b コイル端 5 ヨーク 5a センターヨーク 6 磁界 7 補助マグネット(2極) 7′ 補助マグネット(4極) 7a 軸部 8 補助ヨーク 12a,12b ピボット軸受 13 バネ 101 デッキベース 110 キャリッジ 111 トラッキングコイル 115 フレキシブルプリント基板 120 ガイドレール 131 内ヨーク(センターヨーク) 132 ショートリング 133 外ヨーク(サイドヨーク) 134 磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの半径方向の記録領域にバイア
    ス磁界を供給するバイアス磁界発生装置において、起磁
    力を発生させるコイルと、このコイルの芯となる部分と
    前記記録領域に対応する作用面とからなるセンターヨー
    クと、前記コイルに対してディスクをはさんで反対側に
    回転自由に保持した補助用永久磁石を具備したことを特
    徴とするバイアス磁界発生装置。
  2. 【請求項2】 前記補助用永久磁石とコイル側ヨークと
    の間に補助ヨークを設けたことを特徴とする請求項1記
    載のバイアス磁界発生装置。
JP10350004A 1998-12-09 1998-12-09 バイアス磁界発生装置 Withdrawn JP2000173121A (ja)

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