JP2000173006A - 磁気記録装置 - Google Patents
磁気記録装置Info
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- JP2000173006A JP2000173006A JP10347137A JP34713798A JP2000173006A JP 2000173006 A JP2000173006 A JP 2000173006A JP 10347137 A JP10347137 A JP 10347137A JP 34713798 A JP34713798 A JP 34713798A JP 2000173006 A JP2000173006 A JP 2000173006A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速記録が可能で非線型歪みの少ない磁気記
録装置を提供する。 【解決手段】 記録を行う際に設定されている記録電流
の振幅値に応じて記録ヘッドから発生する磁界の、記録
媒体に形成する記録ビットの磁化の平均的な向きと平行
な成分の大きさが、正の平衡値101から負の平衡値1
04に変化するのに要する時間と、負の平衡値から正の
平衡値に変化するのに要する時間とが、記録ヘッドと記
録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間
107の最小値以上であり、かつ、正の平衡値から負の
平衡値の90%に変化するのに要する時間と、負の平衡
値から正の平衡値の90%に変化するのに要する時間と
が、記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ
動くのに要する時間の最小値以下である。
録装置を提供する。 【解決手段】 記録を行う際に設定されている記録電流
の振幅値に応じて記録ヘッドから発生する磁界の、記録
媒体に形成する記録ビットの磁化の平均的な向きと平行
な成分の大きさが、正の平衡値101から負の平衡値1
04に変化するのに要する時間と、負の平衡値から正の
平衡値に変化するのに要する時間とが、記録ヘッドと記
録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間
107の最小値以上であり、かつ、正の平衡値から負の
平衡値の90%に変化するのに要する時間と、負の平衡
値から正の平衡値の90%に変化するのに要する時間と
が、記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ
動くのに要する時間の最小値以下である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録装置に関
し、特に高速書き込みに適した磁気記録装置に関するも
のである。
し、特に高速書き込みに適した磁気記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置の書き込み時間tは、記録
ヘッドと記録媒体の相対速度vと記録ビット長bから求
められ、t=b/vである。この書き込み時間tは、記
録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くの
に要する時間である。記録ヘッドから発生する磁界の強
度と向きを変化させて記録を行う従来の磁気記録装置に
おいては、この書き込み時間tに対して、記録ヘッドか
ら発生する磁界の変化時間は十分小さいと考えられてい
た。ところが高速書き込みの可能な磁気記録装置を作製
する場合、書き込み時間tが小さくなるため、記録ヘッ
ドから発生する磁界の変化時間と書き込み時間tとの関
係が重要になってきた。
ヘッドと記録媒体の相対速度vと記録ビット長bから求
められ、t=b/vである。この書き込み時間tは、記
録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くの
に要する時間である。記録ヘッドから発生する磁界の強
度と向きを変化させて記録を行う従来の磁気記録装置に
おいては、この書き込み時間tに対して、記録ヘッドか
ら発生する磁界の変化時間は十分小さいと考えられてい
た。ところが高速書き込みの可能な磁気記録装置を作製
する場合、書き込み時間tが小さくなるため、記録ヘッ
ドから発生する磁界の変化時間と書き込み時間tとの関
係が重要になってきた。
【0003】例えば、米国IEEE磁気学会報、第34
巻、1822〜1827頁(1998年)(IEEE Trans
action on Magnetics, Vol.34, No.4, July 1998, pp.1
822-1827)に掲載されている Klass B. Klaassenの論文
によると、記録ヘッドから発生する磁界の記録ビットの
磁化の向きと平行な成分の大きさが、正または負の平衡
値の80%から負または正の平衡値の80%に変化する
のに要する時間が書き込み時間tの80%以下であるこ
とが必要とされている。このことは、記録ヘッドから発
生する磁界の変化が時間に対して線形であるとすると、
正または負の平衡値から、負または正の平衡値に変化す
るのに要する時間が書き込み時間t以下であることが必
要である、ということにほかならない。
巻、1822〜1827頁(1998年)(IEEE Trans
action on Magnetics, Vol.34, No.4, July 1998, pp.1
822-1827)に掲載されている Klass B. Klaassenの論文
によると、記録ヘッドから発生する磁界の記録ビットの
磁化の向きと平行な成分の大きさが、正または負の平衡
値の80%から負または正の平衡値の80%に変化する
のに要する時間が書き込み時間tの80%以下であるこ
とが必要とされている。このことは、記録ヘッドから発
生する磁界の変化が時間に対して線形であるとすると、
正または負の平衡値から、負または正の平衡値に変化す
るのに要する時間が書き込み時間t以下であることが必
要である、ということにほかならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気記録装置におい
て、記録を行う際には、記録ヘッドにある最適な振幅を
持つ記録電流を印加するように設定されている。設定さ
れている最適な記録電流の正または負の最大値を印加し
て一定時間経過すると、記録ヘッドから発生する磁界強
度はある平衡値に達する。書き込み時間tを短くする場
合、記録ヘッドから発生する磁界強度がこの平衡値に達
するまでの変化時間を短縮することが必要である。記録
ヘッドは、コイルに電流を流し、電磁誘導により発生す
る磁界を、磁極のギャップ部より漏洩させて記録を行
う。したがって磁界の変化時間を短縮するためには、コ
イルに流す電流の変化時間を短縮する必要がある。
て、記録を行う際には、記録ヘッドにある最適な振幅を
持つ記録電流を印加するように設定されている。設定さ
れている最適な記録電流の正または負の最大値を印加し
て一定時間経過すると、記録ヘッドから発生する磁界強
度はある平衡値に達する。書き込み時間tを短くする場
合、記録ヘッドから発生する磁界強度がこの平衡値に達
するまでの変化時間を短縮することが必要である。記録
ヘッドは、コイルに電流を流し、電磁誘導により発生す
る磁界を、磁極のギャップ部より漏洩させて記録を行
う。したがって磁界の変化時間を短縮するためには、コ
イルに流す電流の変化時間を短縮する必要がある。
【0005】ところで、磁極の材料には主として金属の
軟磁性膜を用いるため、高周波駆動した際、磁極に渦電
流などの損失が生じ易く、コイルに流す電流の変化に対
して、発生する磁界の位相が遅れ、変化の開始時間が遅
れる。磁界の時間に対する変化率も一定にならず、平衡
値に近づくほど変化率が減少し、なかなか飽和に達しな
い。このような磁界の時間変化の遅延と非線型性は、磁
界の変化時間を短縮すればするほど顕著になる。したが
って、記録ヘッドから発生する磁界の記録ビットの磁化
の平均的な向きと平行な成分の大きさが、正または負の
平衡値から負または正の平衡値に変化するのに要する時
間が、書き込み時間tに比べて大きくなる可能性が高ま
る。この結果、記録に必要な磁界が不足して、記録媒体
が十分磁化されなかったり、記録媒体上に形成される磁
化遷移の位置が所望の位置からずれる、といった非線型
現象が生じ易く、磁気記録装置の性能を著しく損なうと
いう問題が生じた。
軟磁性膜を用いるため、高周波駆動した際、磁極に渦電
流などの損失が生じ易く、コイルに流す電流の変化に対
して、発生する磁界の位相が遅れ、変化の開始時間が遅
れる。磁界の時間に対する変化率も一定にならず、平衡
値に近づくほど変化率が減少し、なかなか飽和に達しな
い。このような磁界の時間変化の遅延と非線型性は、磁
界の変化時間を短縮すればするほど顕著になる。したが
って、記録ヘッドから発生する磁界の記録ビットの磁化
の平均的な向きと平行な成分の大きさが、正または負の
平衡値から負または正の平衡値に変化するのに要する時
間が、書き込み時間tに比べて大きくなる可能性が高ま
る。この結果、記録に必要な磁界が不足して、記録媒体
が十分磁化されなかったり、記録媒体上に形成される磁
化遷移の位置が所望の位置からずれる、といった非線型
現象が生じ易く、磁気記録装置の性能を著しく損なうと
いう問題が生じた。
【0006】本発明の目的は、このように記録ヘッドか
ら発生する磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分
の大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡
値に変化するのに要する時間が、書き込み時間tに比べ
て大きくなるような場合にも、高速で十分に記録が行わ
れ、非線型歪みの少ない、高性能の磁気記録装置を提供
することである。
ら発生する磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分
の大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡
値に変化するのに要する時間が、書き込み時間tに比べ
て大きくなるような場合にも、高速で十分に記録が行わ
れ、非線型歪みの少ない、高性能の磁気記録装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に、記録ヘッドから
発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行
な成分の大きさの時間変化を実線で示す。記録ヘッドの
コイルに流す電流の変化も破線で合わせて示した。ここ
で、磁界および電流はそれぞれの最大値で規格化して示
した。変化の開始時間の遅れが見られ、磁界が平衡値に
近づくほど磁界の変化率が減少し、なかなか飽和に達し
ない様子がわかる。図1において、101は記録ヘッド
磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の
大きさの正の平衡値、102は記録ヘッド磁界の記録ビ
ットの磁界の平均的な向きと平行な成分の大きさの正の
平衡値の90%、103は記録ヘッド磁界の記録ビット
の磁界の平均的な向きと平行な成分の大きさの負の平衡
値の90%、104は記録ヘッド磁界の記録ビットの磁
化の向きと平行な成分の大きさの負の平衡値、105は
記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平
行な成分の大きさが、負の平衡値から正の平衡値の90
%に変化するのに要する時間、106は記録ヘッド磁界
の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大き
さが、負の平衡値から正の平衡値に変化するのに要する
時間、107は記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビ
ット長だけ動くのに要する時間の最小値、108は記録
ヘッド磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な
成分の大きさが、正の平衡値から負の平衡値の90%に
変化するのに要する時間、109は記録ヘッド磁界の記
録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさ
が、正の平衡値から負の平衡値に変化するのに要する時
間を表す。
発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行
な成分の大きさの時間変化を実線で示す。記録ヘッドの
コイルに流す電流の変化も破線で合わせて示した。ここ
で、磁界および電流はそれぞれの最大値で規格化して示
した。変化の開始時間の遅れが見られ、磁界が平衡値に
近づくほど磁界の変化率が減少し、なかなか飽和に達し
ない様子がわかる。図1において、101は記録ヘッド
磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の
大きさの正の平衡値、102は記録ヘッド磁界の記録ビ
ットの磁界の平均的な向きと平行な成分の大きさの正の
平衡値の90%、103は記録ヘッド磁界の記録ビット
の磁界の平均的な向きと平行な成分の大きさの負の平衡
値の90%、104は記録ヘッド磁界の記録ビットの磁
化の向きと平行な成分の大きさの負の平衡値、105は
記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平
行な成分の大きさが、負の平衡値から正の平衡値の90
%に変化するのに要する時間、106は記録ヘッド磁界
の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大き
さが、負の平衡値から正の平衡値に変化するのに要する
時間、107は記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビ
ット長だけ動くのに要する時間の最小値、108は記録
ヘッド磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な
成分の大きさが、正の平衡値から負の平衡値の90%に
変化するのに要する時間、109は記録ヘッド磁界の記
録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさ
が、正の平衡値から負の平衡値に変化するのに要する時
間を表す。
【0008】このような磁界の時間変化特性を持つ磁気
ヘッドにより磁気記録を行ったとき、ヘッド磁界の変化
に対して、記録媒体に磁化遷移が形成されるタイミング
を計算機シミュレーションにより調べたところ、記録ヘ
ッドから発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向
きと平行な成分の大きさが正の平衡値の約90%に達し
た時点であることが判明した。すなわち、磁気記録装置
において、その装置における最小の書き込み時間におけ
る記録を十分に行うためには、記録ヘッドから発生する
磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の
大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡値
の90%に変化するのに要する時間(図1の105およ
び108で示した時間)が、記録ヘッドと記録媒体が相
対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値
(図1の107で示した時間)よりも小さいことが少な
くとも必要である。
ヘッドにより磁気記録を行ったとき、ヘッド磁界の変化
に対して、記録媒体に磁化遷移が形成されるタイミング
を計算機シミュレーションにより調べたところ、記録ヘ
ッドから発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向
きと平行な成分の大きさが正の平衡値の約90%に達し
た時点であることが判明した。すなわち、磁気記録装置
において、その装置における最小の書き込み時間におけ
る記録を十分に行うためには、記録ヘッドから発生する
磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の
大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡値
の90%に変化するのに要する時間(図1の105およ
び108で示した時間)が、記録ヘッドと記録媒体が相
対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値
(図1の107で示した時間)よりも小さいことが少な
くとも必要である。
【0009】例えば、記録ヘッドから発生する磁界の記
録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさ
が、正または負の平衡値から負または正の平衡値の90
%に変化するのに要する時間が、記録ヘッドと記録媒体
が相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小
値と同じであるとした場合、記録ヘッドから発生する磁
界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大
きさが正または負の平衡値から負または正の平衡値に変
化するのに要する時間は、記録ヘッドと記録媒体が相対
的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値より
も長くなる。この場合の所定のビット長だけ離れた二つ
の磁化遷移を記録しようとした場合、第二の磁化遷移の
位置が所定の位置からずれることがある。遷移位置のず
れを表した模式図を図2に示す。ずれる方向は、第一の
磁化遷移201と第二の磁化遷移の間隔を狭くする方向
である。例えば、位置203に形成すべき第二の磁化遷
移が位置202に形成される。磁化遷移の位置のずれの
度合いは、磁化遷移位置ずれ量205の、所定のビット
長204に対する百分率で表す。
録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさ
が、正または負の平衡値から負または正の平衡値の90
%に変化するのに要する時間が、記録ヘッドと記録媒体
が相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小
値と同じであるとした場合、記録ヘッドから発生する磁
界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大
きさが正または負の平衡値から負または正の平衡値に変
化するのに要する時間は、記録ヘッドと記録媒体が相対
的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値より
も長くなる。この場合の所定のビット長だけ離れた二つ
の磁化遷移を記録しようとした場合、第二の磁化遷移の
位置が所定の位置からずれることがある。遷移位置のず
れを表した模式図を図2に示す。ずれる方向は、第一の
磁化遷移201と第二の磁化遷移の間隔を狭くする方向
である。例えば、位置203に形成すべき第二の磁化遷
移が位置202に形成される。磁化遷移の位置のずれの
度合いは、磁化遷移位置ずれ量205の、所定のビット
長204に対する百分率で表す。
【0010】記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビッ
ト長だけ動くのに要する時間の最小値に対して、記録ヘ
ッドから発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向
きと平行な成分の大きさが正または負の平衡値から負ま
たは正の平衡値の90%に変化するのに要する時間が大
きくなると、図3に示すように、このずれの大きさは急
激に増大することが計算機シミュレーションにより判明
した。したがって、記録ヘッドから発生する磁界の記録
ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさが、
正または負の平衡値から負または正の平衡値の90%に
変化するのに要する時間を、記録ヘッドと記録媒体が相
対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値よ
りも小さくすることにより、必要な記録磁界の不足によ
る記録媒体の磁化不足や、磁化遷移位置の非線型なずれ
といった磁気記録装置の性能を著しく損なう諸問題を解
決することができる。
ト長だけ動くのに要する時間の最小値に対して、記録ヘ
ッドから発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向
きと平行な成分の大きさが正または負の平衡値から負ま
たは正の平衡値の90%に変化するのに要する時間が大
きくなると、図3に示すように、このずれの大きさは急
激に増大することが計算機シミュレーションにより判明
した。したがって、記録ヘッドから発生する磁界の記録
ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさが、
正または負の平衡値から負または正の平衡値の90%に
変化するのに要する時間を、記録ヘッドと記録媒体が相
対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値よ
りも小さくすることにより、必要な記録磁界の不足によ
る記録媒体の磁化不足や、磁化遷移位置の非線型なずれ
といった磁気記録装置の性能を著しく損なう諸問題を解
決することができる。
【0011】記録ヘッドから発生する磁界の記録ビット
の磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさが、正また
は負の平衡値から負または正の平衡値に変化するのに要
する時間が、書き込み時間tに比べて大きくなる可能性
が高くなるのは、記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録
ビット長だけ動くのに要する時間の最小値が約2.5n
s以下で、かつ記録ヘッドと記録媒体との相対速度の最
大値が30m/s以上である場合に顕著である。
の磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさが、正また
は負の平衡値から負または正の平衡値に変化するのに要
する時間が、書き込み時間tに比べて大きくなる可能性
が高くなるのは、記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録
ビット長だけ動くのに要する時間の最小値が約2.5n
s以下で、かつ記録ヘッドと記録媒体との相対速度の最
大値が30m/s以上である場合に顕著である。
【0012】また、この場合に用いる記録ヘッドのイン
ダクタンスは70nH以下であることが望ましい。磁気
ヘッドのインダクタンスを変化させた場合の、記録ヘッ
ド磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分
の大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡
値の90%に変化するのに要する時間について調べた結
果を図4に示す。この場合、記録ヘッドのインダクタン
スを70nH以下にすることで、正または負の平衡値か
ら負または正の平衡値の90%に変化するのに要する時
間を2.5ns以下に抑えることができた。したがっ
て、記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ
動くのに要する時間の最小値が約2.5ns以下の磁気
記録装置を実現するためには、少なくとも記録ヘッドの
インダクタンスを70nH以下とすることが必要であ
る。
ダクタンスは70nH以下であることが望ましい。磁気
ヘッドのインダクタンスを変化させた場合の、記録ヘッ
ド磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分
の大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡
値の90%に変化するのに要する時間について調べた結
果を図4に示す。この場合、記録ヘッドのインダクタン
スを70nH以下にすることで、正または負の平衡値か
ら負または正の平衡値の90%に変化するのに要する時
間を2.5ns以下に抑えることができた。したがっ
て、記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ
動くのに要する時間の最小値が約2.5ns以下の磁気
記録装置を実現するためには、少なくとも記録ヘッドの
インダクタンスを70nH以下とすることが必要であ
る。
【0013】以上をまとめると、本発明による磁気記録
装置は、記録ヘッドから発生する磁界を変化させて記録
を行う磁気記録装置において、記録を行う際に設定され
ている記録電流の振幅値に応じて記録ヘッドから発生す
る磁界の、記録媒体に形成する記録ビットの磁化の平均
的な向きと平行な成分の大きさが、正の平衡値から負の
平衡値に変化するのに要する時間と、負の平衡値から正
の平衡値に変化するのに要する時間とが、記録ヘッドと
記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時
間の最小値以上であり、かつ、正の平衡値から負の平衡
値の90%に変化するのに要する時間と、負の平衡値か
ら正の平衡値の90%に変化するのに要する時間とが、
記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動く
のに要する時間の最小値以下であることを特徴とする。
装置は、記録ヘッドから発生する磁界を変化させて記録
を行う磁気記録装置において、記録を行う際に設定され
ている記録電流の振幅値に応じて記録ヘッドから発生す
る磁界の、記録媒体に形成する記録ビットの磁化の平均
的な向きと平行な成分の大きさが、正の平衡値から負の
平衡値に変化するのに要する時間と、負の平衡値から正
の平衡値に変化するのに要する時間とが、記録ヘッドと
記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時
間の最小値以上であり、かつ、正の平衡値から負の平衡
値の90%に変化するのに要する時間と、負の平衡値か
ら正の平衡値の90%に変化するのに要する時間とが、
記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動く
のに要する時間の最小値以下であることを特徴とする。
【0014】本発明の効果は、記録ヘッドと記録媒体が
相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値
が約2.5ns以下、記録ヘッドと記録媒体との相対速
度の最大値が30m/s以上、記録ヘッドのインダクタ
ンスが70nH以下のときに顕著である。
相対的に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値
が約2.5ns以下、記録ヘッドと記録媒体との相対速
度の最大値が30m/s以上、記録ヘッドのインダクタ
ンスが70nH以下のときに顕著である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。記録ヘッドと記録媒体の相対速度の最大値を32
m/sとし、この速度で記録ヘッドと記録媒体が相対的
に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値を2n
sとし、記録ヘッドから発生する磁界の記録ビットの磁
界の向きと平行な成分の大きさが、正または負の平衡値
から変化を始めてから2ns後に負または正の平衡値の
90%である磁気記録装置を作製した。記録ヘッドのイ
ンダクタンスは60nHである。
する。記録ヘッドと記録媒体の相対速度の最大値を32
m/sとし、この速度で記録ヘッドと記録媒体が相対的
に記録ビット長だけ動くのに要する時間の最小値を2n
sとし、記録ヘッドから発生する磁界の記録ビットの磁
界の向きと平行な成分の大きさが、正または負の平衡値
から変化を始めてから2ns後に負または正の平衡値の
90%である磁気記録装置を作製した。記録ヘッドのイ
ンダクタンスは60nHである。
【0016】ヘッド磁界の時間変化は電子線トモグラフ
ィー法を用いて調べた。図5にその結果を示す。図にお
いて、501は記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の平
均的な向きと平行な成分の大きさの正の平衡値、502
は記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成
分の大きさの正の平衡値の90%、503は記録ヘッド
磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分の大きさの
負の平衡値を表す。用いた記録媒体の保磁力は2500
エルステッド、磁性膜厚20nm、残留磁化5000ガ
ウスであった。記録ヘッドのトラック幅は1.5μm、
ギャップ長は0.3μmで、ヘッドと媒体の磁気的スペ
ーシングは60nmであった。このとき記録ヘッドと記
録媒体が相対的に2ns動いて形成されるべきビット長
は64nmである。このビット長だけ離れた二つの磁化
遷移を記録しようとした場合、第一の磁化遷移の位置に
対して、第二の磁化遷移の位置が、第一の磁化遷移と第
二の磁化遷移の間隔を狭くする方向にずれた。その大き
さは所定のビット長に対して22%であった。このずれ
は、第二の磁化遷移の記録タイミングをあらかじめ後ろ
にずらせるように補正することで実用上問題にならない
レベルに低減できた。
ィー法を用いて調べた。図5にその結果を示す。図にお
いて、501は記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の平
均的な向きと平行な成分の大きさの正の平衡値、502
は記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成
分の大きさの正の平衡値の90%、503は記録ヘッド
磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分の大きさの
負の平衡値を表す。用いた記録媒体の保磁力は2500
エルステッド、磁性膜厚20nm、残留磁化5000ガ
ウスであった。記録ヘッドのトラック幅は1.5μm、
ギャップ長は0.3μmで、ヘッドと媒体の磁気的スペ
ーシングは60nmであった。このとき記録ヘッドと記
録媒体が相対的に2ns動いて形成されるべきビット長
は64nmである。このビット長だけ離れた二つの磁化
遷移を記録しようとした場合、第一の磁化遷移の位置に
対して、第二の磁化遷移の位置が、第一の磁化遷移と第
二の磁化遷移の間隔を狭くする方向にずれた。その大き
さは所定のビット長に対して22%であった。このずれ
は、第二の磁化遷移の記録タイミングをあらかじめ後ろ
にずらせるように補正することで実用上問題にならない
レベルに低減できた。
【0017】この磁気記録装置において、記録ヘッドか
ら発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平
行な成分の大きさが、正または負の平衡値から変化を始
めてから2ns後に、負または正の平衡値の80%、8
5%、95%、98%である他はまったく同じである4
つの装置を作製した。このとき64nmのビット長だけ
離れた二つのビットを記録しようとした場合、第一の磁
化遷移の位置に対して、第二の磁化遷移の位置のずれは
所定のビット長に対してそれぞれ74%、51%、19
%、18%であった。結果を図6に示した。
ら発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平
行な成分の大きさが、正または負の平衡値から変化を始
めてから2ns後に、負または正の平衡値の80%、8
5%、95%、98%である他はまったく同じである4
つの装置を作製した。このとき64nmのビット長だけ
離れた二つのビットを記録しようとした場合、第一の磁
化遷移の位置に対して、第二の磁化遷移の位置のずれは
所定のビット長に対してそれぞれ74%、51%、19
%、18%であった。結果を図6に示した。
【0018】すなわち、記録ヘッドから発生する磁界の
記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさ
が、正または負の平衡値から変化を始めてから2ns後
に、負または正の平衡値の90%未満の場合、磁化遷移
位置のずれが著しく、補正が困難となり、磁気記録装置
の性能を損なうことがわかった。したがって、記録ヘッ
ドから発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向き
と平行な成分の大きさが、正または負の平衡値から変化
を始めてから2ns後に、負または正の平衡値の90%
以上になるようにする必要がある。言い換えれば、記録
ヘッドから発生する磁界の記録ビットの磁化の向きと平
行な成分の大きさが、正または負の平衡値から負または
正の平衡値の90%に変化するのに要する時間を2ns
以下にすることで、高性能の磁気記録装置を実現するこ
とができた。
記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分の大きさ
が、正または負の平衡値から変化を始めてから2ns後
に、負または正の平衡値の90%未満の場合、磁化遷移
位置のずれが著しく、補正が困難となり、磁気記録装置
の性能を損なうことがわかった。したがって、記録ヘッ
ドから発生する磁界の記録ビットの磁化の平均的な向き
と平行な成分の大きさが、正または負の平衡値から変化
を始めてから2ns後に、負または正の平衡値の90%
以上になるようにする必要がある。言い換えれば、記録
ヘッドから発生する磁界の記録ビットの磁化の向きと平
行な成分の大きさが、正または負の平衡値から負または
正の平衡値の90%に変化するのに要する時間を2ns
以下にすることで、高性能の磁気記録装置を実現するこ
とができた。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、記録ヘッドから発生す
る磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分
の大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡
値に変化するのに要する時間が、書き込み時間tに比べ
て大きくなるような場合にも、高速で十分に記録が行わ
れ、非線型歪みの少ない、高性能の磁気記録装置を提供
することが可能である。
る磁界の記録ビットの磁化の平均的な向きと平行な成分
の大きさが、正または負の平衡値から負または正の平衡
値に変化するのに要する時間が、書き込み時間tに比べ
て大きくなるような場合にも、高速で十分に記録が行わ
れ、非線型歪みの少ない、高性能の磁気記録装置を提供
することが可能である。
【図1】記録ヘッド磁界の時間変化の一例を表わす図。
【図2】磁化遷移位置のずれを表した模式図。
【図3】記録ヘッド磁界の変化時間に対する磁化遷移位
置のずれ量の変化を表わした図。
置のずれ量の変化を表わした図。
【図4】記録ヘッドのインダクタンスに対する記録ヘッ
ド磁界の変化時間の変化を表す図。
ド磁界の変化時間の変化を表す図。
【図5】本発明の一実施形態における記録ヘッド磁界の
時間変化の一例を表わす図。
時間変化の一例を表わす図。
【図6】本発明の一実施形態における記録ヘッド磁界の
変化量に対する磁化遷移位置のずれ量の変化を表わした
図。
変化量に対する磁化遷移位置のずれ量の変化を表わした
図。
101…記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平
行な成分の大きさの正の平衡値、102…記録ヘッド磁
界の記録ビットの磁界の向きと平行な成分の大きさの正
の平衡値の90%、103…記録ヘッド磁界の記録ビッ
トの磁界の向きと平行な成分の大きさの負の平衡値の9
0%、104…記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向
きと平行な成分の大きさの負の平衡値、105…記録ヘ
ッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分の大き
さが、負の平衡値から正の平衡値の90%に変化するの
に要する時間、106…記録ヘッド磁界の記録ビットの
磁化の向きと平行な成分の大きさが、負の平衡値から正
の平衡値に変化するのに要する時間、107…記録ヘッ
ドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くのに要す
る時間の最小値、108…記録ヘッド磁界の記録ビット
の磁化の向きと平行な成分の大きさが、正の平衡値から
負の平衡値の90%に変化するのに要する時間、109
…記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成
分の大きさが、正の平衡値から負の平衡値に変化するの
に要する時間、201…第一の磁化遷移の位置、202
…第二の磁化遷移の位置、203…第二の磁化遷移の所
定の位置、204…所定のビット長、205…磁化遷移
位置ずれ量、501…記録ヘッド磁界の記録ビットの磁
化の向きと平行な成分の大きさの正の平衡値、502…
記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分
の大きさの正の平衡値の90%、503…記録ヘッド磁
界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分の大きさの負
の平衡値
行な成分の大きさの正の平衡値、102…記録ヘッド磁
界の記録ビットの磁界の向きと平行な成分の大きさの正
の平衡値の90%、103…記録ヘッド磁界の記録ビッ
トの磁界の向きと平行な成分の大きさの負の平衡値の9
0%、104…記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向
きと平行な成分の大きさの負の平衡値、105…記録ヘ
ッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分の大き
さが、負の平衡値から正の平衡値の90%に変化するの
に要する時間、106…記録ヘッド磁界の記録ビットの
磁化の向きと平行な成分の大きさが、負の平衡値から正
の平衡値に変化するのに要する時間、107…記録ヘッ
ドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くのに要す
る時間の最小値、108…記録ヘッド磁界の記録ビット
の磁化の向きと平行な成分の大きさが、正の平衡値から
負の平衡値の90%に変化するのに要する時間、109
…記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成
分の大きさが、正の平衡値から負の平衡値に変化するの
に要する時間、201…第一の磁化遷移の位置、202
…第二の磁化遷移の位置、203…第二の磁化遷移の所
定の位置、204…所定のビット長、205…磁化遷移
位置ずれ量、501…記録ヘッド磁界の記録ビットの磁
化の向きと平行な成分の大きさの正の平衡値、502…
記録ヘッド磁界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分
の大きさの正の平衡値の90%、503…記録ヘッド磁
界の記録ビットの磁化の向きと平行な成分の大きさの負
の平衡値
Claims (2)
- 【請求項1】 記録ヘッドから発生する磁界を変化させ
て記録を行う磁気記録装置において、記録を行う際に設
定されている記録電流の振幅値に応じて記録ヘッドから
発生する磁界の、記録媒体に形成する記録ビットの磁化
の平均的な向きと平行な成分の大きさが、正の平衡値か
ら負の平衡値に変化するのに要する時間と、負の平衡値
から正の平衡値に変化するのに要する時間とが、記録ヘ
ッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だけ動くのに要
する時間の最小値以上であり、かつ、正の平衡値から負
の平衡値の90%に変化するのに要する時間と、負の平
衡値から正の平衡値の90%に変化するのに要する時間
とが、記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビット長だ
け動くのに要する時間の最小値以下であることを特徴と
する磁気記録装置。 - 【請求項2】 記録ヘッドと記録媒体が相対的に記録ビ
ット長だけ動くのに要する時間の最小値が約2.5ns
以下、記録ヘッドと記録媒体との相対速度の最大値が3
0m/s以上、記録ヘッドのインダクタンスが70nH
以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347137A JP2000173006A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347137A JP2000173006A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 磁気記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000173006A true JP2000173006A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18388172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10347137A Pending JP2000173006A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 磁気記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000173006A (ja) |
-
1998
- 1998-12-07 JP JP10347137A patent/JP2000173006A/ja active Pending
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