JP2002367134A - マスター情報担体 - Google Patents

マスター情報担体

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JP2002367134A
JP2002367134A JP2001169488A JP2001169488A JP2002367134A JP 2002367134 A JP2002367134 A JP 2002367134A JP 2001169488 A JP2001169488 A JP 2001169488A JP 2001169488 A JP2001169488 A JP 2001169488A JP 2002367134 A JP2002367134 A JP 2002367134A
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magnetic
ferromagnetic thin
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JP2001169488A
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English (en)
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Yasuhiro Iwano
康弘 岩野
Nobuyuki Furumura
展之 古村
Tatsuro Ishida
達朗 石田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状の磁気記録媒体のサーボトラック
記録に関するマスター情報担体を用いた磁気記録技術に
おいて、高保磁力磁気記録媒体に対して、十分に磁気記
録性能に優れた強磁性材料特性を有するマスター情報担
体を提供する。 【解決手段】 磁気記録媒体に磁気転写すべき情報信号
のパターンで強磁性薄膜が非磁性基体表面の形成されて
いるマスター情報担体であって、前記強磁性薄膜をその
飽和磁束密度が1.8T以上となるように構成してあ
る。保磁力の高い磁気記録媒体を磁気転写の対象とする
場合でも、強磁性薄膜端部で磁束漏れを回避し、強磁性
薄膜が存在しない部分の直上に限定して記録磁界を充分
大きくして、その記録磁界による飽和磁化反転を生じさ
せるようにすることができる。したがって、近時の高保
磁力磁気記録媒体についても、情報信号の効果的なそし
て高品質な磁気転写を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル情報信
号を磁気記録媒体に静的一括面記録するために用いられ
るものであって、磁気記録媒体に磁気転写すべき情報信
号のパターンで強磁性薄膜が非磁性基体表面に形成され
ているマスター情報担体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気記録再生装置は、小型でかつ大
容量のものを実現するために、高記録密度化の傾向にあ
る。代表的な磁気記録再生装置であるハードディスクド
ライブ(HDD)の分野においては、すでに面記録密度
が10Gbit/in2(15.5Mbit/mm2)を
超える装置が商品化されており、数年後には、面記録密
度が20Gbit/in2(31.0Mbit/mm2
の装置の実用化が予想されるほどの急激な技術の進歩が
認められる。
【0003】このような高記録密度化が可能になった技
術的背景として、磁気記録媒体およびヘッド・ディスク
インターフェースの性能の向上やパーシャルレスポンス
等の新規な信号処理方式の出現による線記録密度の向上
があげられる。
【0004】しかし、近年では、トラック密度の増加傾
向が線記録密度の増加傾向を大きく上回り、面記録密度
の向上の主な要因となっている。これは、従来の誘導型
磁気ヘッドに比べて再生出力性能がはるかに優れた磁気
抵抗効果素子(MR素子)を用いた薄膜磁気ヘッドの実
用化によるものである。現在、MRヘッドの実用化によ
り、数μm以下のトラック幅信号を高いS/N比をもっ
て再生することが可能となっている。一方、今後のさら
なるヘッド性能の向上に伴い、近い将来には、トラック
ピッチがサブミクロン領域に達するものと予想されてい
る。
【0005】さて、ヘッドがこのような狭トラックを正
確に走査し、信号をS/N良く再生するためには、ヘッ
ドのトラッキングサーボ技術が重要な役割を果たしてい
る。
【0006】このようなトラッキングサーボ技術に関し
ては、例えば、“山口:磁気ディスク装置の高精度サー
ボ技術、日本応用磁気学会誌、Vol.20,No.3,pp
771,(1996)”に詳細な内容が示されている。
上記の文献によれば、現在のハードディスクドライブで
は、ディスクの1周、すなわち角度にして360度中に
おいて、一定の角度間隔でトラッキング用サーボ信号や
アドレス情報信号、再生クロック信号等が記録された領
域を設けている(以下、プリフォーマットと称する)。
磁気ヘッドは、一定間隔でこれらの信号を再生すること
により、ヘッドの位置を確認、修正しながら正確にトラ
ック上を走査することができるのである。
【0007】しかしながら、従来の磁気ヘッドを用いた
プリフォーマット記録においては、記録に多くの時間を
要する、専用のサーボ記録装置が高価である、記録され
たトラック端部の磁化遷移が急峻性に欠けるという問題
点があった。
【0008】そこで、上記のような磁気ヘッドによるプ
リフォーマット記録の課題を解決する手段として、基体
の表面にプリフォーマット情報信号に対応する強磁性薄
膜パターンが形成されているマスター情報担体の表面を
磁気記録媒体の表面に接触させた後に、マスター情報担
体に形成された強磁性薄膜パターンを磁化させることに
より、強磁性薄膜パターンに対応する磁化パターンを磁
気記録媒体に記録する技術が提案されている(特開平1
0−40544号公報)。このプリフォーマット記録技
術によれば、記録媒体のS/N比、インターフェース性
能等の他の重要性能を犠牲にすることなく、良好なプリ
フォーマット記録を効率的に行うことができる。
【0009】ところで、特開平10−40544号公報
に開示された磁気記録技術では、マスター情報担体表面
の強磁性材料の磁気特性が磁気記録性能の優劣を大きく
左右する。
【0010】従来のマスター情報担体の一例を図4に示
す。符号の1は強磁性薄膜、2は非磁性基体である。従
来のマスター情報担体は、強磁性薄膜1を励磁するため
の直流励磁磁界Hexを情報信号配列のビット長さ方向に
印加することによって、強磁性薄膜パターンの配列に対
応した磁束の流れを発生する。図4には、このような磁
束の流れの様子を、概略、矢印によって示している。
【0011】さて、ディスク状の磁気記録媒体の表面が
マスター情報担体の表面に密接された状態で直流励磁磁
界Hexを印加すると、強磁性薄膜1の形状パターン配列
に対応する磁気抵抗変化によってマスター情報担体表面
に漏洩する磁束が記録磁界として作用し、強磁性薄膜パ
ターンの配列に対応する磁化情報を磁気記録媒体に記録
することができる。
【0012】図5は、従来のマスター情報担体の一例に
おいて、直流励磁磁界Hexの印加に伴うマスター情報担
体の磁化過程を模式的に示したものである。なお、図5
では、強磁性薄膜1の磁化の変化を示すのではなく、図
4に示すように、マスター情報担体表面において強磁性
薄膜1が存在する部分の直上における記録磁界である強
磁性薄膜直上記録磁界をHa、強磁性薄膜1が存在しな
い部分の直上における記録磁界である強磁性薄膜非存在
直上記録磁界をHbとし、直流励磁磁界Hexの変化とと
もに強磁性薄膜直上記録磁界Haと強磁性薄膜非存在直
上記録磁界Hbが変化する様子を示している。
【0013】図5において、マスター情報担体表面の強
磁性薄膜1は予め中性点に消磁されており、初期磁化は
0であるものとする。まず、強磁性薄膜直上記録磁界H
aは、直流励磁磁界Hexを増加してもHsで示したある
一定値までは、ほぼ0のままである。ここで、Hsは強
磁性薄膜1が磁気飽和に達する値であり、飽和磁界と呼
ばれる。このような強磁性薄膜直上記録磁界Haの挙動
は、軟質磁性もしくは半硬質磁性を有する強磁性薄膜1
がシールド膜としての働きをすることに起因する。すな
わち、直流励磁磁界Hexの印加によるマスター情報担体
の表面磁束は、透磁率の小さい強磁性薄膜1の表面直上
を通過することなく、透磁率の高い強磁性薄膜1の内部
を選択的に通過することによる。
【0014】一方、直流励磁磁界Hexが飽和磁界Hsに
達すると、強磁性薄膜1は磁気飽和に達し、強磁性薄膜
1の内部にはこれ以上の磁束が流入することができなく
なる。このため、直流励磁磁界Hexが飽和磁界Hsより
も大きい領域においては、強磁性薄膜直上記録磁界Ha
は、直流励磁磁界Hexの増加分だけ増加していくことに
なる。直流励磁磁界Hexを減少させていった場合の強磁
性薄膜直上記録磁界Haの変化は、直流励磁磁界Hexを
増加させていった場合の変化と可逆的である。
【0015】次に、強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hb
は、直流励磁磁界Hexの増加とともに速やかに増加す
る。これは、直流励磁磁界Hexの印加によって強磁性薄
膜1が磁化され、その両端から漏洩する磁束が急激に増
加するためである。直流励磁磁界Hexが飽和磁界Hsに
達すると、強磁性薄膜1の自発磁化に起因する強磁性薄
膜非存在直上記録磁界Hbの増加はもはやなくなってし
まうため、この記録磁界Hbは直流励磁磁界Hexの増加
分だけ増加していくことになる。
【0016】一方、直流励磁磁界Hexを減少させていっ
た場合の強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hbの変化は強
磁性薄膜直上記録磁界Haのように可逆的ではなく、直
流励磁磁界Hexを0に戻しても0とはならない。これ
は、強磁性薄膜1の磁化過程がヒステリシスを有するこ
とに起因するものであって、直流励磁磁界Hexを0に戻
したときの強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hbの値は、
強磁性薄膜1の残留磁化Mrの値に対応して変化する。
【0017】このような磁化過程の特徴を有する従来の
マスター情報担体表面をディスク状の磁気記録媒体の表
面に密接し、適当な値(例えば、図5に示されるHcの
値)の直流励磁磁界Hexを印加すると、強磁性薄膜直上
記録磁界Haを0もしくは非常に小さい値とする一方
で、強磁性薄膜が存在しない部分の直上における強磁性
薄膜非存在直上記録磁界Hbのみを選択的に磁気記録媒
体の保磁力Hcよりもはるかに大きく増加させることが
できる。これにより、磁気記録媒体上には、強磁性薄膜
が存在する部分の直上には磁化変化を与えずに、強磁性
薄膜が存在しない部分の直上にのみ強磁性薄膜非存在直
上記録磁界Hbによって飽和磁化反転を生じさせること
ができ、強磁性薄膜のパターン配列に対応する信号記録
が行われることになる。
【0018】従来のマスター情報担体を用いて上記のよ
うな磁気記録メカニズムを実現し、十分な記録性能を得
るためには、強磁性薄膜1がシールド膜としての機能を
有することが必要であるため、保磁力が40kA/m程
度以下の軟質磁性、もしくは半硬質磁性を有する強磁性
薄膜を用いる。また、強磁性薄膜非存在直上記録磁界H
bは、強磁性薄膜1の自発磁化に起因して発生するもの
であるので、強磁性薄膜1はその飽和磁化Msが磁気記
録媒体の保磁力Hcに比して十分に大きいことが必要で
ある。
【0019】加えて、直流励磁磁界Hexを0に戻した際
の強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hb、言い換えれば強
磁性薄膜1の残留磁化Mrを磁気記録媒体の保磁力Hc
よりも大きくすることによって、マスター情報担体は直
流励磁磁界Hexを0に戻した後、磁気記録媒体の表面か
ら取り除かれるまでの間においても磁気記録媒体に安定
な磁化状態を与えることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−40544号公報に開示されている技術が発明さ
れた当時、磁気記録媒体の保磁力は160KA/mから
320KA/m程度が一般的であって、当該技術もこれ
を想定していた。
【0021】しかし、ハードディスクの高記録密度化に
伴って、磁気記録媒体の保磁力は益々増加する傾向にあ
り、近い将来には400kA/m以上に達するものと考
えられる。特開平10−40544号公報に開示された
マスター情報担体を用いていては、このような高保磁力
磁気記録媒体に品質の良い信号記録を行うことは不可能
である。すなわち、高保磁力磁気記録媒体に対応した強
磁性薄膜に求められる構成を明らかにし、記録性能に優
れたマスター情報担体を実現することが求められてい
る。
【0022】本発明は以上の課題に鑑み、高保磁力磁気
記録媒体に対して、十分に磁気記録性能に優れた強磁性
材料特性を有するマスター情報担体を提供することを目
的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記した課題の解決を図
ろうとする本発明は、磁気記録媒体に磁気転写すべき情
報信号のパターンで強磁性薄膜が非磁性基体表面に形成
されているマスター情報担体であって、前記強磁性薄膜
をその飽和磁束密度が1.8T(テスラ)以上となるよ
うに構成してあることを特徴としている。
【0024】磁気記録媒体の高記録密度化に伴って磁気
記録媒体の保磁力が増加する傾向にある。高保磁力磁気
記録媒体に対しては、その磁気記録媒体にマスター情報
担体を密着させてマスター情報担体の強磁性薄膜による
磁化パターン(情報信号)を磁気記録媒体に磁気転写す
る際の、マスター情報担体に印加する励磁磁界も大きく
する必要がある。ただし、単に励磁磁界を大きくするだ
けでは、強磁性薄膜の端部での磁束の漏れが増大する。
この磁束漏れは励磁磁界が大きいほど大きくなる。磁気
飽和に達するまでの励磁磁界の増加に伴って、強磁性薄
膜直上領域での記録磁界が増加するからである。その漏
れ磁束が磁気記録媒体において本来磁化しなくてもよい
(磁化してはならない)領域に作用してしまい、その結
果として、磁気記録媒体における磁気転写による磁化領
域の端部(例えばトラック端部)における磁化遷移の急
峻性を劣化させてしまう。
【0025】そのような漏れ磁束が生じる原因が強磁性
薄膜の飽和磁束密度の低さにあるとの新知見に基づい
て、本発明では、飽和磁束密度が1.8T以上になるよ
うに強磁性薄膜を構成している。飽和磁束密度を1.8
T以上とする理由は、1.8T未満であれば、強磁性薄
膜端部で磁束漏れが生じてしまうからである。磁気記録
媒体の保磁力が高い場合でも、強磁性薄膜の保磁力の飽
和磁束密度が1.8T以上あれば、その高保磁力磁気記
録媒体に対して記録磁界を充分大きくすることができ
る。そして、強磁性薄膜端部での磁束漏れを充分に抑制
し、強磁性薄膜が存在しない部分の直上に限定して、記
録磁界による飽和磁化反転を生じさせるようにすること
ができる。
【0026】以上によって、本発明のマスター情報担体
を用いれば、近時の高保磁力磁気記録媒体についても、
情報信号の効果的なそして高品質な磁気転写を実現する
ことができる。
【0027】上記において、前記強磁性薄膜は、その残
留磁化が1.5T以上であることが望ましい。励磁磁界
の印加を解除して磁気記録媒体表面からマスター情報担
体を取り除く(離間する)までの間においても、前記
1.5T以上の大きな残留磁化によって、なおも磁気記
録媒体に対して安定な磁化状態を与えることができる。
【0028】上記において、前記強磁性薄膜は、その組
成を次のようにするのが好ましい。すなわち、組成式
を、Tabc(但し、添え字のa,b,cは原子量%
を示す)で表すこととして、Tとしては、Fe,Co,
Niの群から選ばれた少なくとも1種の磁性金属とし、
Mとしては、Ti,V,Y,Zr,Nb,Hf,Ta,
Cr,Ru,Rh,Al,Siまたは希土類元素の群か
ら選ばれた少なくとも1種の元素とし、Dとしては、
O,C,B,Nの群から選ばれた少なくとも1種の元素
とする。
【0029】このように組成を定めることにより、上記
各要件を満たしつつ、さらに、組成成分Tの結晶粒の微
細化を図り、強磁性薄膜の平坦性も確保することができ
るので、パルス半値幅を改善し、さらに高品質な情報信
号磁気転写を実現することができる。
【0030】上記の強磁性薄膜の組成式の組成比a,
b,cについて、a+b+c=100を前提として、0
≦b+c≦25(0<a≦75)を満足していることが
望ましい。ここで、b=0すなわち組成成分Mを有しな
いこともあり得るし、あるいは、c=0すなわち組成成
分Dを有しないこともあり得る。組成成分Mと組成成分
Dとの合計が全体の25%以下あれば、高い飽和磁束密
度(1.8T以上)を維持しながら、組成成分Tの結晶
粒の微細化、強磁性薄膜の平坦性確保、ひいてはパルス
半値幅の改善において、より好ましい結果が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明者らは、特開平10−40
544号公報に開示された内容を主旨とする磁気記録技
術について鋭意検討を行い、高保磁力磁気記録媒体に対
して、より優れた記録性能を得ることのできるマスター
情報担体の構成を実現するに至った。
【0032】以下に、本発明のマスター情報担体の実施
の形態について、その磁気記録メカニズムに関わる作用
とともに詳細に説明する。
【0033】まず、図1に本発明のマスター情報担体の
断面の構成例を示す。本発明のマスター情報担体は、図
1に示すように非磁性基体2の表層部に強磁性薄膜1よ
りなるパターン形状が埋め込まれて配列された構成でも
良いし、図2に示すように非磁性基体2の表面上に強磁
性薄膜1よりなるパターン形状が凸状に配列された構成
でも良いが、マスター情報担体の耐久性、あるいは長寿
命化の観点からは図1の構成がより優れている。
【0034】本発明のマスター情報担体は、従来例と同
様に、強磁性薄膜1を励磁するための直流励磁磁界Hex
を情報信号配列のビット長さ方向に印加することによっ
て、強磁性薄膜パターンの配列に対応した磁束の流れを
発生する。図1には、このような磁束の流れの様子を、
概略、矢印によって示している。強磁性薄膜1の飽和磁
束密度を大きくすることにより、従来は図4に示すよう
に強磁性薄膜1の端部上下面で発生していた磁束の漏れ
が、図1に示すように、ほとんど見られなくなり、マス
ター情報担体表面に漏洩する磁束の両端が急峻なものと
なる。このような磁束の流れを発生させる本発明のマス
ター情報担体は、プリフォーマット記録されたトラック
端部の磁化遷移を急峻にする効果がある。
【0035】さて、ディスク状の磁気記録媒体の表面が
マスター情報担体の表面に密接された状態で直流励磁磁
界Hexを印加すると、強磁性薄膜パターン配列に対応す
る磁気抵抗変化によってマスター情報担体表面に漏洩す
る磁束が記録磁界として作用し、強磁性薄膜パターンの
配列に対応する磁化情報を磁気記録媒体に記録すること
ができる。
【0036】図3は、本発明のマスター情報担体の一実
施例において、直流励磁磁界Hexの印加に伴うマスター
情報担体の磁化過程を模式的に示したものである。な
お、図3では、強磁性薄膜1の磁化の変化を示すのでは
なく、図1に示すように、マスター情報担体表面におい
て強磁性薄膜1が存在する部分の直上における記録磁界
である強磁性薄膜直上記録磁界をHa、強磁性薄膜1が
存在しない部分の直上における記録磁界である強磁性薄
膜非存在直上記録磁界をHbとし、直流励磁磁界Hexの
変化とともに強磁性薄膜直上記録磁界Haと強磁性薄膜
非存在直上記録磁界Hbが変化する様子を示している。
【0037】図3において、マスター情報担体表面の強
磁性薄膜1は予め中性点に消磁されており、初期磁化は
0であるものとする。まず、強磁性薄膜直上記録磁界H
aは、直流励磁磁界Hexを増加してもHsで示したある
一定値までは、ほぼ0のままである。ここで、Hsは強
磁性薄膜1が磁気飽和に達する値であり、飽和磁界と呼
ばれる。このような強磁性薄膜直上記録磁界Haの挙動
は、軟質磁性もしくは半硬質磁性を有する強磁性薄膜1
がシールド膜としての働きをすることに起因する。すな
わち、直流励磁磁界Hexの印加によるマスター情報担体
の表面磁束は、透磁率の小さい強磁性薄膜1の表面直上
を通過することなく、透磁率の高い強磁性薄膜1の内部
を選択的に通過することによる。一方、直流励磁磁界H
exが飽和磁界Hsに達すると、強磁性薄膜1は磁気飽和
に達し、強磁性薄膜1の内部にはこれ以上の磁束が流入
することができなくなる。このため、直流励磁磁界Hex
が飽和磁界Hsよりも大きい領域においては、強磁性薄
膜直上記録磁界Haは、直流励磁磁界Hexの増加分だけ
増加していくことになる。
【0038】従来例のように、強磁性薄膜1の飽和磁束
密度が十分大きくないときには、強磁性薄膜直上記録磁
界Haは、図4に示す強磁性薄膜1の端部飽和による上
面への漏れ磁束が発生するため、図5に示すように、直
流励磁磁界Hexの増加に伴い、飽和磁界Hsに達する以
前でも微増する。
【0039】本発明のマスター情報担体は、強磁性薄膜
直上記録磁界Haがこのような変化を示すことにより、
従来例のように強磁性薄膜1の直上部分に記録磁界が発
生して局所的な減磁や磁化反転を起こすことを防ぐ効果
がある。
【0040】次に、強磁性薄膜1が存在しない部分の直
上における強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hbは、直流
励磁磁界Hexの増加とともに速やかに増加する。これ
は、直流励磁磁界Hexの印加によって強磁性薄膜1が磁
化され、その両端から漏洩する磁束が急激に増加するた
めである。一方、直流励磁磁界Hexが飽和磁界Hsに達
すると、強磁性薄膜1の自発磁化に起因する強磁性薄膜
非存在直上記録磁界Hbの増加はもはやなくなってしま
うため、強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hbは直流励磁
磁界Hexの増加分だけ増加していくことになる。一方、
直流励磁磁界Hexを減少させていった場合の強磁性薄膜
非存在直上記録磁界Hbの変化は強磁性薄膜直上記録磁
界Haのように可逆的ではなく、直流励磁磁界Hexを0
に戻しても0とはならない。これは、強磁性薄膜1の磁
化過程がヒステリシスを有することに起因するものであ
って、直流励磁磁界Hexを0に戻したときの強磁性薄膜
非存在直上記録磁界Hbの値は、強磁性薄膜1の残留磁
化Mrの値に対応して変化する。
【0041】このような磁化過程の特徴を有する本発明
のマスター情報担体表面をディスク状の磁気記録媒体の
表面に密接し、適当な値(例えば、図3に示される保磁
力Hcの値)の直流励磁磁界Hexを印加すると、強磁性
薄膜直上記録磁界Haを0もしくは非常に小さい値とす
る一方で、強磁性薄膜1が存在しない部分の直上におけ
る強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hbのみを選択的に磁
気記録媒体の保磁力Hcよりもはるかに大きく増加させ
ることができる。このとき、例えば磁気記録媒体の保磁
力Hcが480kA/mと大きい場合、従来のマスター
情報担体の構成によっては、飽和磁化が前記磁気記録媒
体の保磁力に比して十分に大きいと言えない、つまり、
強磁性薄膜の自発磁化に起因する強磁性薄膜非存在直上
記録磁界Hbを前記磁気記録媒体の保磁力Hcより十分
に大きくできない場合がある。
【0042】本発明のマスター情報担体は、飽和磁束密
度が1.8T以上の強磁性薄膜を用いることにより、上
記のように磁気記録媒体の保磁力Hcが大きい場合にも
強磁性薄膜非存在直上記録磁界Hbを十分に大きくでき
る。これにより、磁気記録媒体上には、強磁性薄膜1が
存在する部分の直上には磁化変化を与えずに、強磁性薄
膜1が存在しない部分の直上にのみ強磁性薄膜非存在直
上記録磁界Hbによって飽和磁化反転を生じさせること
ができ、強磁性薄膜1のパターン配列に対応する信号記
録が行われることになる。
【0043】この際、マスター情報担体表面と磁気記録
媒体表面とを密接させるに先立って、強磁性薄膜非存在
直上記録磁界Hbとは逆極性の直流磁界によって磁気記
録媒体を予め周方向に一様に直流磁界消去しておけば、
磁気記録媒体には、強磁性薄膜1が存在する部分の直上
部分と強磁性薄膜1が存在しない部分の直上部分とを互
いに逆極性に飽和記録することが可能となるので、より
好ましい。
【0044】本発明のマスター情報担体を用いた磁気記
録方法において良好な磁気記録特性を得るためには、直
流励磁磁界Hexを0に戻した際の強磁性薄膜非存在直上
記録磁界Hbが信号記録される磁気記録媒体の保磁力H
cよりも大きいことが必要である。既述したように直流
励磁磁界Hexを0に戻した際の強磁性薄膜非存在直上記
録磁界Hbの値は残留磁化Mrの値に対応して変化す
る。一方、軟質磁性薄膜や半硬質磁性薄膜では一般に、
保磁力の値が大きいほど残留磁化Mrの値も大きくな
る。従って上記の要求事項は、換言すれば、磁気記録媒
体の保磁力Hcを超える程度の残留磁化Mrを与えるよ
う、一定値以上の保磁力が強磁性薄膜1において必要で
あるということを意味する。
【0045】磁気記録媒体への記録過程は、直流励磁磁
界Hexを0に戻した後、マスター情報担体を磁気記録媒
体表面から取り外すことによって完了する。この間、直
流励磁磁界Hex以外の予期しない外乱磁界によって強磁
性薄膜1の磁化が変動した場合には、これによって磁気
記録媒体が再記録されたり、あるいは局所的に減磁され
たりするために適切に信号記録が完了されない場合があ
る。一方、直流励磁磁界Hexを0に戻した際の強磁性薄
膜非存在直上記録磁界Hbを、磁気記録媒体の保磁力H
cよりも大きくすることによって、マスター情報担体は
直流励磁磁界Hexを0に戻した後、磁気記録媒体表面か
ら取り除かれるまでの間においても磁気記録媒体に安定
な磁化状態を与えることができるので、上述のような再
記録や局所的な減磁を生じること無く、適切に信号記録
を完了することができる。
【0046】上記のように適切に記録過程を完了するた
めに、本発明のマスター情報担体を構成する強磁性薄膜
では、好ましくは、その残留磁化Mrを少なくとも磁気
記録媒体の保磁力Hcの3倍よりも大きな値とする。例
えば、信号記録される磁気記録媒体の保磁力Hcが40
0kA/mであれば、強磁性材料は残留磁化Mrが12
00kA/m以上となるよう一定値以上の保磁力を有す
る構成とすればよい。
【0047】以上のような好ましい磁気特性を有する強
磁性薄膜用材料として、本発明者らは、組成式がTab
c(但し、添え字のa,b,cは原子量%を示す。T
はFe,Co,Niのうちの少なくとも1種からなる磁
性金属、MはTi,V,Y,Zr,Nb,Hf,Ta,
Cr,Ru,Rh,Al,Siまたは希土類元素から選
ばれた少なくとも1種の元素、DはO,C,B,Nから
選ばれた少なくとも1種の元素)で示され、好ましく
は、前記組成式の組成比a,b,cが、 a+b+c=100 0≦b+c≦25 なる関係を満足する強磁性薄膜が適していることを見い
だした。上記強磁性薄膜の実施の形態として、表1に示
す試料1および2を作成して評価を行った。表1には、
磁性膜組成とその磁気特性を示す。磁性膜はRFマグネ
トロンスパッタ法により成膜し、飽和磁束密度、残留磁
化はVSMにより評価した。
【0048】
【表1】 試料1は、飽和磁束密度の大きなFeについて、残留磁
化を大きくするため、金属、窒素の添加膜を形成した一
例であるが、結晶粒径が30nm以上あり、マスター情
報担体として使用するには形成膜の平坦性が問題となる
場合がある。
【0049】結晶粒をさらに微細化するためには、前記
組成式Tabcにおける元素M,Dの量を増やし、磁
性を担う元素Tの結晶粒の成長を抑制すればよい。一
方、高飽和磁束密度を維持するためには元素M,Dの量
は出来るだけ少なくしたい。そこで、元素Tを特に高い
飽和磁束密度を持つ体心立方構造のFe−Co合金と
し、元素M,Dの量を合わせて25%以下とすれば、高
飽和磁束密度(1.8T以上)を維持しながら、結晶粒
の微細化が可能となる。試料2がその一例である。
【0050】さて、上記のような強磁性薄膜を用い、基
体の表面にプリフォーマット情報信号に対応する強磁性
薄膜パターンが形成されているマスター情報担体を作製
し、マスター情報担体表面を磁気記録媒体表面に密接
し、適当な値の直流励磁磁界Hexを印加すると、強磁性
薄膜直上記録磁界Haを0もしく非常に小さい値とする
一方で、強磁性薄膜が存在しない部分の直上における強
磁性薄膜非存在直上記録磁界Hbのみを選択的に磁気記
録媒体の保磁力Hcよりもはるかに大きく増加させるこ
とができる。これにより、磁気記録媒体上には、強磁性
薄膜が存在する部分の直上には磁化変化を与えずに、強
磁性薄膜が存在しない部分の直上にのみ強磁性薄膜非存
在直上記録磁界Hbによって飽和磁化反転を生じさせる
ことができ、強磁性薄膜のパターン配列に対応する信号
記録が行われることになる。
【0051】表1の試料1、比較試料の強磁性薄膜を用
いたマスター情報担体を作製し、上記記録方法により、
保磁力300kA/m、400kA/mの磁気記録媒体
に記録を行った結果を表2に示す。記録した信号の線記
録密度は10kbpi、信号評価時のヘッド・ディスク
相対速度は34m/sとした。表中の規格化出力とは、
ハードディスクドライブにおいて、専用のサーボ記録装
置を用いた磁気ヘッドによる従来のプリフォーマット記
録時の再生出力を1としたときの、試料1、比較試料の
強磁性薄膜を用いたマスター情報担体によるプリフォー
マット記録時の再生出力の大きさをその比で表したもの
である。
【0052】
【表2】 比較試料の強磁性薄膜を用いたマスター情報担体による
記録では、磁気記録媒体の保磁力が400kA/mにな
ると、出力が大幅に低下する。すなわち、比較試料の飽
和磁束密度、残留磁化の値が、高保磁力(ここでは40
0kA/m)の磁気記録媒体に対しては不十分であるこ
とを示している。これに対し、試料1の強磁性薄膜を用
いたマスター情報担体による記録では、比較試料を用い
た場合よりも高い出力を有し、また、磁気記録媒体の保
磁力が高くなっても出力値に大きな変化はない。これ
は、試料1の飽和磁束密度、残留磁化の値が磁気記録媒
体の保磁力に対して十分に大きいためである。しかし、
パルス半値幅を見ると、まだ4ns以上の値を示してい
る。この原因としては、形成膜の結晶粒径が大きいた
め、表面粗さによるスペーシングロスが発生していると
考えられる。これに対し、試料2の強磁性薄膜を用いた
マスター情報担体による記録では、試料1を用いた場合
と同様、高出力が安定して得られている。これは、試料
2の飽和磁束密度、残留磁化の値が、試料1に比べて低
いとはいえ、保磁力400kA/mの磁気記録媒体に対
して十分に大きいためである。また、先に述べた結晶粒
の微細化効果により形成膜の表面粗さが改善され、パル
ス半値幅も改善されている。
【0053】以上、本発明の実施の形態について記述し
たが、本発明の構成は、様々な実施形態への応用が可能
である。例えば本願明細書では、主にハードディスクド
ライブに搭載されるディスク状の磁気記録媒体に応用す
ることに主眼をおいて記述を行ったが、本発明はこれに
限られるものではなく、フレキシブル磁気ディスクなど
他の磁気記録媒体においても応用可能であり、同様に発
明の効果を得ることができる。
【0054】また磁気記録媒体に記録される情報信号に
関しては、トラッキング用サーボ信号やアドレス情報信
号、再生クロック信号等のプリフォーマット信号に主眼
をおいて記述を行ったが、本発明の構成が応用可能な情
報信号も、上記に限られたものではない。例えば、本発
明の構成を用いて様々なデータ信号やオーディオ、ビデ
オ信号の記録を行うことも原理的に可能である。この場
合には、本発明のマスター情報担体とこれを用いた磁気
記録媒体への記録技術によって、ソフトディスク媒体の
大量複写生産を行うことができ、安価に提供することが
可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、飽和磁束密度が1.8
T以上になるように強磁性薄膜を構成しているので、保
磁力の高い磁気記録媒体を磁気転写の対象とする場合で
も、強磁性薄膜端部で磁束漏れを回避し、強磁性薄膜が
存在しない部分の直上に限定して記録磁界を充分大きく
して、その記録磁界による飽和磁化反転を生じさせるよ
うにすることができる。したがって、近時の高保磁力磁
気記録媒体についても、情報信号の効果的なそして高品
質な磁気転写を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるマスター情報担体
の基体周方向における断面の構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるマスター情報担体
の基体周方向における断面の構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるマスター情報担体
の磁化特性の一例を示す図である。
【図4】従来例のマスター情報担体の基体周方向におけ
る断面の構成例を示す図である。
【図5】従来例のマスター情報担体の磁化特性の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 強磁性薄膜 2 非磁性基体 Ha 強磁性薄膜直上記録磁界 Hb 強磁性薄膜非存在直上記録磁界 Hex 直流励磁磁界
フロントページの続き (72)発明者 石田 達朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D006 BB01 BB06 BB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に磁気転写すべき情報信号
    のパターンで強磁性薄膜が非磁性基体表面に形成されて
    いるマスター情報担体であって、前記強磁性薄膜をその
    飽和磁束密度が1.8T以上となるように構成してある
    ことを特徴とするマスター情報担体。
  2. 【請求項2】 前記強磁性薄膜は、その残留磁化が1.
    5T以上であることを特徴とする請求項1に記載のマス
    ター情報担体。
  3. 【請求項3】 前記強磁性薄膜は、組成式がTabc
    (但し、添え字のa,b,cは原子量%を示す。TはF
    e,Co,Niの群から選ばれた少なくとも1種の磁性
    金属、MはTi,V,Y,Zr,Nb,Hf,Ta,C
    r,Ru,Rh,Al,Siまたは希土類元素の群から
    選ばれた少なくとも1種の元素、DはO,C,B,Nの
    群から選ばれた少なくとも1種の元素)で示される磁性
    薄膜であることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のマスター情報担体。
  4. 【請求項4】 前記強磁性薄膜は、前記組成式の組成比
    a,b,cが a+b+c=100 0≦b+c≦25 なる関係を満足することを特徴とする請求項3に記載の
    マスター情報担体。
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