JP2000172058A - 画像形成装置及び現像剤収納容器 - Google Patents

画像形成装置及び現像剤収納容器

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JP2000172058A
JP2000172058A JP10347455A JP34745598A JP2000172058A JP 2000172058 A JP2000172058 A JP 2000172058A JP 10347455 A JP10347455 A JP 10347455A JP 34745598 A JP34745598 A JP 34745598A JP 2000172058 A JP2000172058 A JP 2000172058A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持体に装着された現像剤収納容器の固定容
器部が、回転容器部の自転により、その装着時における
セット方向と反対のリセット方向に連れ回りすることが
ない画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 トナーカートリッジ46K、46Y、4
6M、46Cのの固定容器部46Bに設けたロックレバ
ー740と、上記トナーカートリッジガイド51K、5
1Y、51M、51Cに設けた該ロックレバー740が
係合する凹部51cとで構成された容器係止手段を設
け、トナーカートリッジガイド51K、51Y、51
M、51Cに対してトナーカートリッジ46K、46
Y、46M、46Cの固定容器部46Bをセットした状
態で、少なくとも該固定容器部46Bのリセット方向へ
の回動を阻止する。これにより、上記トナーカートリッ
ジガイド51K、51Y、51M、51Cの回転容器部
46Aが自転される際に、該回転容器部46Aの回転に
伴って、トナーカートリッジガイド51K、51Y、5
1M、51Cにセットされた固定容器部46Bがリセッ
ト方向に連れ回りする不具合が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転型現像装置を備え
た複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装
置、及び、該回転型現像装置に用いられる現像剤収納容
器係り、詳しくは、該回転型現像装置の回転軸を中心に
公転される位置に配設された現像剤収容器を有する回転
型現像装置を備えた画像形成装置及び現像剤収納容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転軸を中心に回動する支持
体を潜像担持体に対設すると共に、この支持体上に配設
された複数の現像器を該潜像担持体に対向する現像位置
に順次回動移動することにより、該潜像担持体上の潜像
を各色現像剤にて現像するようにした回転型現像装置
(以下、リボルバ現像装置と称する)が開発されてい
る。
【0003】この種のリボルバ現像装置においては、現
像剤補給口を有する現像剤収納容器が複数の現像器とと
もに上記回転軸を中心に公転するように各現像器にそれ
ぞれ接続され、リボルバ現像装置の回動時に該現像剤収
納容器の内部の現像剤を現像剤補給装置の現像剤受入口
に重力落下させて各現像器に補給するものが種々提案さ
れている。
【0004】このように、上記重力落下による現像剤補
給を行うリボルバ現像装置においては、上記現像剤収納
容器から現像剤補給装置への現像剤の補給量を調整しな
いと、現像器内部の現像剤量が著しく増加したり、低下
したりする。そして、現像器内の現像剤量が変動する
と、形成画像の濃度が変動してしまうという問題が生ず
る。このため、従来より、現像剤収納容器の現像剤補給
口から落下する現像剤を、上記現像剤補給装置の現像剤
受入口から受け入れて一時貯留し、現像器と一体のケー
シング内に設けた現像剤供給量調整部により該現像剤の
搬送量を調整しながら現像器へ搬送して、現像器内の現
像剤量を調整する方法が広く用いられている。さらに、
近年、画像形成装置の小型化に伴い、上記現像剤供給量
調整部は極力小型化される傾向にあり、当然ながら上記
現像剤受入口や上記現像剤補給口も小型化される傾向に
ある。このため、上記現像剤収納容器内の全ての現像剤
を小型の該現像剤補給口から落下させて容器外へ排出す
るために、該現像剤収納容器を扁平な特殊形状にするこ
とが多い。
【0005】ところで、近年、上記リボルバ現像装置を
備える画像形成装置においても小型化が望まれており、
装置内部の各部品の効率的な配置を行うためには、上記
現像剤収納容器の形状を扁平な特殊形状とすることがで
きない場合がある。例えば、特願平9−208705号
において、リボルバ現像装置の各現像器の部品交換等に
おけるメンテナンスの作業性を向上させるために、リボ
ルバ現像装置を、引き出し可能に保持された引出支持体
内に支持させることにより、装置本体から引き出しが可
能な画像形成装置を提案している。この特願平9−20
8705号の画像形成装置においては、上記現像剤収納
容器を上記引出支持体内に効率的に収納するために、該
現像剤収納容器を筒状の形状で構成している。また、こ
の画像形成装置では、上記現像剤収納容器内の現像剤を
現像剤補給口から容器外に残さず排出させるために、該
現像剤収納容器内に現像剤搬送部材(以下、アジテータ
と称する)を設けている。しかしながら、上記の現像剤
収納容器は消耗品であるため、その交換時には内部に設
けられているアジテータも一緒に廃棄されることにな
る。従って、内部に高価なアジテータを有している現像
剤容器では、コピー1枚当たりのランニングコストの増
加につながるばかりでなく、資源の保護や地球環境の保
全の観点からも好ましくない。
【0006】そこで、上記リボルバ現像装置の回転軸を
中心に公転移動され、且つ、アジテータを用いずに現像
剤の供給を行うことができる筒状の現像剤収納容器を提
案した(特願平9―287976号)。この現像剤収納
容器は、上記リボルバ現像装置の公転によって、現像剤
が該現像剤収納容器の周壁内面に沿って現像剤補給口ま
で移動されるように、該周壁内面に現像剤案内部を設け
たことを特徴としている。また、該現像剤収納容器は、
該現像剤案内部を複数設けることにより、現像剤を異な
る方向に移動することが可能である。更に、該現像剤案
内部を螺旋状の突起で形成して更なるコスト低下を実現
している。
【0007】しかしながら、この特願平9―28797
6号で提案した現像剤収納容器は、そのコスト低減とい
う目的は十分に達成することができるが、該現像剤収納
容器が上記リボルバ現像装置の支持体に装着された状態
で、該現像剤収納容器自体が独自に回転しないように構
成されていた。従って、この現像剤収納容器を搭載した
画像形成装置では、該リボルバ現像装置がその回転軸を
中心として回転し、該リボルバ現像装置の支持体に装着
された現像剤収納容が、該回転軸を中心として公転され
たときだけ、該現像剤収納容器内に収納されている現像
剤が相対的に移動されて、該現像剤収納容器の現像剤補
給口から、該現像剤補給装置の現像剤受入口に向けて搬
送されることになる。
【0008】このため、この画像形成装置では、そのリ
ボルバ現像装置の各現像器のうちの何れか1つの現像器
内の現像剤濃度が低下した場合、該現像器の現像剤濃度
を適正化するために、該リボルバ現像装置を回転させ、
その回転軸を中心として上記現像剤収納容器を所定時間
公転させて、該現像時収納容器内に収納されている現像
剤を、該現像剤収納容器の現像剤補給口から、該現像剤
補給装置の現像剤受入口に向けて搬送する必要があっ
た。従って、この画像形成装置では、そのコピー途中
で、使用する現像器内の現像剤濃度が規定値以下の濃度
になると、その現像器内に該現像剤収納容器内の現像剤
を補給するために、そのリボルバ現像装置を連続的に回
転させる必要があるため、このリボルバ現像装置の現像
剤補給のための回転によりコピーが中断されて、待ち時
間が発生しまう不具合があった。
【0009】また、この画像形成装置では、その現像剤
収納容器からの現像剤の補給動作を、該リボルバ現像装
置の回転による該現像剤収納容器の公転に依存している
ため、該現像剤収納容器の回転速度を独自に高めてその
現像剤の供給効率を向上させることが難しく、該現像剤
収納容器からの現像剤の補給に時間がかかり、該現像剤
収納容器の現像剤搬送能力が低下する不具合がある。
【0010】そこで、本発明者等は、回転軸を中心に回
動される支持体と、該支持体上に配設された複数の現像
器と、内部に収納した現像剤を現像剤補給口から排出す
る筒状の容器であり、該回転軸を中心に公転される位置
に配設され且つ該現像器の現像剤補給装置に着脱される
複数の現像剤収納容器とを有し、該回転軸を中心に該支
持体を回動させて任意の現像器を潜像担持体に対向する
現像位置に移動させて現像を行うリボルバ現像装置を備
えた画像形成装置において、上記現像剤収納容器が上記
支持体に対して装着された状態で該現像剤収納容器を回
転駆動するための容器回転駆動手段と、該現像剤収納容
器の回転により該現像剤収納容器内の現像剤を上記現像
剤補給口に向けて搬送する該現像剤収納容器と一体の現
像剤案内部とを有する画像形成装置を提案した(特願平
10−267486号)。
【0011】この画像形成装置においては、上記容器回
転駆動手段により、上記現像剤収納容器が上記支持体に
装着された状態で独自に回転駆動される。また、該現像
剤収納容器の回転に伴って、該現像剤収納容器と一体の
現像剤案内部により、該現像剤収納容器内の現像剤が現
像剤補給装置の現像剤受入口に向けて搬送される。従っ
て、この画像形成装置では、そのコピー途中で、使用す
る現像器内の現像剤濃度が規定値以下の濃度になった場
合、その現像器内に該現像剤収納容器内の現像剤を補給
するために、前述の画像形成装置のように、そのリボル
バ現像装置を連続的に回転させ、該現像剤収納容器を公
転させて現像剤の搬送を行う必要がなく、該リボルバ現
像装置を現像剤補給のためだけの目的で回転させる必要
がなくなる。これにより、前述したような、現像剤補給
のためのコピーの待ち時間が発生したり、該現像剤収納
容器からの現像剤の補給に時間がかかって、該現像剤収
納容器の現像時搬送能力が低下したりする不具合が解消
される。
【0012】また、この画像形成装置における現像剤収
納容器は、上記支持体に対してセット方向に回動されて
装着される固定容器部と、該固定容器部に対して回転自
在に係合され且つ上記容器回転駆動手段によって回転駆
動される回転容器部との2つの部分に分割された構成に
なっている。これにより、該現像剤収納容器を独自に回
転できるように構成するために、従来の現像剤収納容器
の支持構造をそのまま利用することができ、該現像剤収
納容器を独自に回転させるように構成したことによる装
置の複雑化や大幅なコスト上昇が回避される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した特
願平10−267486号に記載された画像形成装置に
おいては、上記支持体に対して上記現像剤収納容器が装
着された状態で、上記容器回転駆動手段により上記現像
剤収納容器の回転容器部が回転駆動された際に、該支持
体に装着された現像剤収納容器の固定容器部が、該回転
容器部の自転により、その装着時における回動方向(前
記セット方向)と反対のリセット方向に連れ回りして、
該現像剤収納容器の現像剤補給口と上記現像剤補給装置
の現像剤受入口との位置関係がずれ、該現像剤収納容器
から現像剤が円滑に供給されなくなることが明らかとな
った。ここで、該現像剤収納容器の固定容器部の装着時
における回動方向と、該現像剤収納容器の回転容器部の
自転時の回転方向とが同一方向に設定されていれば、こ
のような問題を生じることはないが、該固定容器部の装
着時における回動方向と該回転容器部の自転時の回転方
向とが同一方向であると以下のような不具合を生じる。
【0014】すなわち、該現像剤収納容器の回転容器部
は、上記支持体の回転によって公転するときの回転方向
と、上記容器回転駆動手段により駆動されて自転すると
きの回転方向とが、同一方向になるように構成される。
これは、該回転容器部の公転時及び自転時のどちらの回
転時においても、該回転容器部に収納されている現像剤
を、該固定容器部に設けられている現像剤補給口に向け
て給送できるようにするためである。これにより、該回
転容器部の公転時に、該現像剤補給口から離隔した部位
に該現像剤が偏って、該現像剤の補給動作の立ち上がり
が遅くなる不具合が解消される。
【0015】一方、上記リボルバ現像装置の各現像器
は、そのメンテナンス作業や現像剤の交換作業等を容易
に行えるようにするために、上記支持体に対して着脱自
在に構成されている。従って、このリボルバ現像装置で
は、各現像器のうちの1つの現像器が該支持体から取り
外されることによって、上記回転軸を中心とする該支持
体の重量バランスが崩れて、上記現像剤収納容器の公転
時の回転方向と反対の方向に、該支持体が逆回転する虞
がある。この支持体が逆回転すると、上記各現像器に配
設されているトナー飛散防止用のシール部材がめくれた
り、該支持体と潜像担持体(感光体)との間に手が挟ま
れて怪我をしたりする不具合を生じる。そこで、このリ
ボルバ現像装置においては、このような不具合を解消す
るために、上記支持体が上記回転軸に対して上記現像剤
収納容器の公転時の回転方向にのみ回転するように、該
支持体の回転方向が規制されている。
【0016】このため、上述したように、上記現像剤収
納容器の回転容器部の自転に伴う該現像剤収納容器の固
定容器部の連れ回りにより生じる不具合を解消するため
に、該固定容器部の装着時における回動方向と、該回転
容器部の自転時における回転方向とを同一方向に設定す
ると、該固定容器部の装着時における回動方向が、上記
支持体の回転方向(公転方向)と同一の方向になる。そ
して、この現像剤収納容器の固定容器部の装着時におけ
る回動方向と、該支持体の回転方向(公転方向)とが同
一方向になると、該固定容器部の装着時における回動に
よって、該支持体がセット方向に対して逃げる方向に回
転されてしまうため、該支持体に対する現像剤収納容器
の装着時の操作性が悪化したり、該支持体の回転によっ
て作業者が怪我をしたりする虞がある。
【0017】このようなことから、この画像形成装置に
おいては、その現像剤収納容器の固定容器部の装着時に
おける回動方向と、該現像剤収納容器の回転容器部の自
転時の回転方向とが互いに反対方向になるように設定さ
れている。このため、この画像形成装置においては、上
述したように、上記支持体に対して上記現像剤収納容器
が装着された状態で、上記容器回転駆動手段により上記
現像剤収納容器の回転容器部が回転駆動された際に、該
支持体に装着された現像剤収納容器の固定容器部が、該
回転容器部の自転により、その装着時における回動方向
(前記セット方向)と反対のリセット方向に連れ回りし
て、該現像剤収納容器の現像剤補給口と上記現像剤補給
装置の現像剤受入口との位置関係がずれ、該現像剤収納
容器から現像剤が円滑に供給されなくなるという不具合
を招く。
【0018】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、支持体に装着された
現像剤収納容器の固定容器部が、回転容器部の自転によ
り、その装着時におけるセット方向と反対のリセット方
向に連れ回りすることがない画像形成装置を提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、回転軸を中心に回動される支
持体と、該支持体上に配設された複数の現像器と、該複
数の現像器に対して現像剤を個別に補給する複数の現像
剤補給装置と、該回転軸を中心に公転される位置に設け
られた容器セット部に対して自己の回動により着脱自在
にセットされる現像剤補給口を備えた固定容器部と、該
現像剤を収納した状態で該固定容器部に対して回転自在
に装着された回転容器部とを有し、且つ、該回転容器部
の自転及び公転により、該回転容器部に一体形成された
現像剤案内部によって、該回転容器部に収納された現像
剤を、該固定容器部の現像剤補給口を通して、該現像器
の各現像剤補給装置に給送する複数の現像剤収納容器
と、所定の現像位置に移動された現像器の現像剤補給装
置に対応する現像剤収納容器の回転容器部を自転させる
容器回転駆動手段とを有し、該回転軸を中心に該支持体
を回動させ、潜像担持体に対向する所定の現像位置に、
任意の現像器を移動させて現像を行う回転型現像装置を
備えた画像形成装置において、上記容器セット部に対し
て上記現像剤収納容器の固定容器部をセットした状態
で、少なくとも該固定容器部のリセット方向への回動を
阻止する容器係止手段を有していることを特徴とするも
のである。
【0020】この画像形成装置においては、上記容器セ
ット部に対して上記現像剤収納容器の固定容器部をセッ
トした状態で、上記容器係止手段によって、少なくとも
該固定容器部のリセット方向への回動が阻止される。こ
れにより、上記回転容器部駆動手段によって上記現像剤
収納容器の回転容器部が自転される際に、該回転容器部
の回転に伴って、該容器セット部にセットされた固定容
器部がリセット方向に連れ回りする不具合が解消され
る。
【0021】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、上記容器係止手段は、上記現像剤収納
容器の固定容器部に設けたロックレバーと、上記容器セ
ット部に設けた該ロックレバーが係合する凹部とで構成
されていることを特徴とするものである。
【0022】この画像形成装置においては、上記容器セ
ット部に対して上記現像剤収納容器の固定容器部がセッ
トされると、該固定容器部に設けたロックレバーが、該
容器セット部に設けた凹部に係合する。これにより、該
固定容器部のリセット方向への回動が阻止されて、該回
転容器部の自転に伴う該固定容器部のリセット方向への
連れ回りが確実に阻止される。
【0023】請求項3の発明は、請求項2記載の画像形
成装置において、上記ロックレバーは、上記容器セット
部に上記現像剤収納容器の固定容器部をセットする際
に、該固定容器部を回動させるための操作ノブであるこ
とを特徴とするものである。
【0024】この画像形成装置においては、上記容器セ
ット部に設けた凹部に係合して、該回転容器部の自転に
伴う該固定容器部のリセット方向への連れ回りを阻止す
るための上記固定容器部に設けたロックレバーが、該容
器セット部への該固定容器部のセット時に該固定容器部
を回動させるための操作ノブで構成される。従って、こ
の画像形成装置においては、上記容器係止手段を配設す
るに当たって、ロックレバーを新たに設けたり、該ロッ
クレバーの設置スペースを確保したりする必要がなく、
該容器係止手段を配設したことによるコストアップや構
造の複雑化を回避することができる。
【0025】請求項4の発明は、請求項2、または、3
記載の画像形成装置において、上記ロックレバーは、上
記容器セット部の凹部に向けて係合する向きの習性を付
勢する付勢手段を有していることを特徴とするものであ
る。
【0026】この画像形成装置においては、上記付勢手
段によって、ロックレバーに対して上記容器セット部の
凹部に向けて係合する向きの習性が付勢されているの
で、該画像形成装置の動作時における振動や衝撃等によ
って、上記容器セット部の凹部と該ロックレバーとの係
合が外れにくくなる。従って、この画像形成装置におい
ては、上記回転容器部の自転に伴う上記固定容器部のリ
セット方向への連れ回りをより確実に阻止できるように
なる。
【0027】請求項5の発明は、請求項1、2、3、ま
たは、4記載の画像形成装置において、上記回転軸に対
する上記支持体の回転方向が、上記容器セット部に対し
て上記現像剤収納容器の固定容器部をセットする際の、
該固定容器部の回動方向と反対の方向になるように、一
方向回転クラッチによって規制されていることことを特
徴とするものである。
【0028】この画像形成装置においては、上記容器セ
ット部に対して上記現像剤収納容器の固定容器部をセッ
トするために、該固定容器部を回動したときに、上記一
方向回転クラッチによって、上記回転軸に対する上記支
持体の回転が阻止される。従って、この画像形成装置に
おいては、該固定容器部のセット操作時における該支持
体の盲動によって、作業者が怪我をする危険性が解消さ
れる。
【0029】請求項6の発明は、回転軸を中心に支持体
を回動させることにより、該支持体上に配設された複数
の現像器を、潜像担持体に対向する所定の現像位置に移
動させて現像を行う回転型現像装置に用いられる現像剤
収納容器であって、該回転軸を中心に公転される位置に
設けられた容器セット部に対して、自己の回動により着
脱自在にセットされる現像剤補給口を備えた固定容器部
と、該現像剤を収納した状態で、該固定容器部に対して
回転自在に装着された回転容器部と、該回転容器部の自
転及び公転により、該回転容器部に収納された現像剤
を、該固定容器部の現像剤補給口を通して、該現像器の
各現像剤補給装置に給送する該回転容器部に一体形成さ
れた現像剤案内部と、該容器セット部に対して該固定容
器部をセットした状態で、該容器セット部に設けた凹部
に係合して、少なくとも該固定容器部のリセット方向へ
の回動を阻止するロックレバーと、を有していることを
特徴とするものである。
【0030】この現像剤収納容器においては、該現像剤
収納容器の固定容器部が上記容器セット部にセットされ
ることによって、そのロックレバーが該容器セット部に
設けた凹部に係合して、該固定容器部のリセット方向へ
の回動が阻止される。従って、この現像剤収納容器にお
いては、回転容器部に収容された現像剤を、該回転容器
部の自転及び公転によって、該固定容器部の現像剤補給
口から、現像剤補給装置の現像剤受入口に確実に補給で
きるので、その信頼性が向上される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
るカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に
適用した一実施形態について説明する。図1は本実施形
態に係るプリンタの概略構成図である。潜像担持体とし
ての感光体ドラム1は、矢印A向きに回転駆動されなが
ら、一様帯電手段としての帯電チャージャ2により一様
に帯電された後、レーザ光学装置3により画像情報に基
づき走査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここ
で、露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単色
の画像情報である。感光体ドラム1上に形成された静電
潜像は、回転型現像装置(以下、リボルバ現像装置とい
う)420により各々所定の現像剤としてのイエロー、
マゼンタ、シアン、及び黒トナーで現像され、これによ
り、感光体ドラム1上に各色画像が形成される。
【0032】感光体ドラム1上に形成された各色画像
は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B向きに回転す
る中間転写ベルト5上に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、及び黒の単色毎順次重ね転写される。この中間転写
ベルト上への転写は、感光体ドラム1と中間転写ベルト
5の接触状態において転写バイアスローラ51に所定の
バイアス電圧を印加することで行う。中間転写ベルト5
上に重ね合わされたイエロー、マゼンタ、シアン、及び
黒の画像は、両面複写兼用自動給紙カセット7あるいは
手差し給紙トレイ7aから給紙ローラ8、8a、レジス
トローラ9を経て転写部へ搬送された転写紙10上に2
次転写チャージャ11により一括転写される。転写終了
後の転写紙10は定着装置12によりトナー像が定着さ
れフルカラープリントとして機外に排出される。
【0033】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10
上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、
図示しない中間転写ベルトクリーナにより中間転写ベル
ト5から除去される。
【0034】図2は、上記リボルバ現像装置420の概
略構成図である。該リボルバ現像装置420は、感光体
ドラム1に向けた開口部を有し、円周方向に互いにほぼ
同型の4つの現像器420K、420Y、420M、4
20Cと、該4つの現像器に補給用のトナーをそれぞれ
補給するための4つのトナー補給装置45K、45Y,
45M,45Cとを有している。なお、図示の例では感
光体ドラム1に対向する現像位置にあるのが黒トナーと
キャリアを収容した黒現像器420Kで、図中反時計回
りの順に、イエロートナーとキャリアを収容したイエロ
ー現像器420Y、マゼンタトナーとキャリアを収容し
たマゼンタ現像器420M、シアントナーとキャリアを
収容したシアン現像器420Cになっている。
【0035】ここで、4つの現像器420K、420
Y、420M、420Cの内部構造はまったく同様であ
るので、以下、現像位置にある黒現像器420Kを例に
とって内部構造を説明し、他の現像器の内部構造につい
ては対応する部材の符号として、黒現像器における符号
と同じ数字にイエロー、マゼンタ、シアンの各現像器を
区別するためY、M、Cの添字を付した符号を図中に示
し、説明を省略する。
【0036】上記現像器420Kは、現像剤担持体とし
ての現像ローラ41Kと、該ケーシング部内に収容され
る黒トナー及びキャリアからなる二成分現像剤(以下、
現像剤という)を撹拌する第1、第2撹拌スクリュウ4
2K、43Kとを備えている。
【0037】以上の構成のリボルバ現像装置420は、
矢印B方向の回転により、各現像器を順次感光体ドラム
1に対向する現像位置に移動させて、該感光体ドラム1
上の静電潜像を可視像化する。
【0038】現像器420K内の現像剤のうち、トナー
は現像の度に消費されていく。そして、該トナー濃度の
低下が図示しないトナー濃度センサにより検知された場
合には、トナー補給装置45Kの現像剤収納容器として
のトナーボトル46Kからトナーが現像器内へ供給され
る。このことにより、トナー濃度が所定の濃度に保たれ
て、画像濃度が一定に保たれる。
【0039】上記リボルバ現像装置420は、プリンタ
装置本体100からスライドによって引き出し可能なユ
ニット支持体200に支持されている。このユニット支
持体200について、図3、図4を用いて説明する。図
3は、該ユニット支持体200の斜視図である。また、
図4は、該ユニット支持体200の正面図である。な
お、図4は、リボルバ現像装置の黒現像器420Kが現
像位置にあるときの該ユニット支持体200の正面図で
ある。また、黒現像器への補給用トナーを収容するトナ
ーボトル46K以外のトナーボトルについては図示を省
略した。図示の例においては該ユニット支持体200
は、感光体ドラム1を備えた感光体ユニット300の支
持体としても機能し、該感光体ユニット300は、図3
中矢印Cで示すようにユニット支持体200に搭載され
る。
【0040】上記ユニット支持体200は、前側板20
1と、後側板202と、左右及び中央部の上下の計4つ
のステー部材とを有している。該ユニット支持体200
においてリボルバ現像装置4が装着される装着部の下方
には、撓ますことにより簡単に着脱できるように構成さ
れたトナー受け203が設けられている。このような簡
単な着脱を可能とするには、該トナー受けを例えばPE
T等の可撓性の材料で構成すればよい。該ユニット支持
体200の両サイド部は、アキュライドスライドレール
204が取り付けられており(図4参照)、これにより
該ユニット支持体200の装置本体手前側へのスライド
移動を可能にしている。上述の現像器420Kは、該ユ
ニット支持体200に支持されているリボルバ現像装置
420に脱着可能に後述の支持機構に取り付けられてい
る。具体的には、リボルバ現像装置420には、図3中
矢印Dで示すように上記現像器420Kが搭載される。
そして、このユニット支持体200では、図3に示すよ
うに上記リボルバ現像装置420を支持した状態で該ユ
ニット支持体200を装置手前側に引き出し、この状態
でリボルバ現像装置420の現像器420Kが露出状態
となるように、該現像器の全長以上のスライド引き出し
が可能な構成を採用している。具体的には、上記アキュ
ライドスライドレール204として、レールの収納時の
長さが500mmで、スライド量は650mmになる2段ア
キュライドが採用されている。
【0041】次に、現像ユニットのトナー補給装置の構
成について説明する。上記リボルバ現像装置420にお
ける各現像器420K、420Y、420M、420C
のトナー補給装置45C,45M,45Y,45Kの構
成は、各トナー補給装置とも共通であるので、以下、図
5乃至図9を参照して、ブラック現像器420Kのトナ
ー補給装置45Kについてのみ説明する。
【0042】トナー補給装置45Kは、図5及び図6に
示すように、トナー補給スクリュウ49Kと、現像剤供
給量調整部としてのトナー補給ケース50Kと、トナー
カートリッジガイド51Kとで構成されている。
【0043】図7(a)において、リボルバ現像装置4
20の各現像器420K、420Y、420M、420
Cが回転(公転)し、図7(b)に示すように、該トナ
ー補給装置45Kを有する現像ユニットの現像器420
Kが、感光体ドラム1に対向した現像位置に臨んで停止
した状態で、引出支持体200の前側板201に穿たれ
たトナーカートリッジ着脱用の開口201aを通して、
後述するトナーカートリッジ46Kが、トナーカートリ
ッジガイド51K内に挿入され、所定方向に所定量回転
されて正常にセットされると、該トナーカートリッジの
トナー補給口71b(図10参照)が、トナー補給ケー
ス50Kの手前側に形成されているトナー受入れ口50
a(図6参照)に対向する。この状態で、リボルバ現像
装置420が回転軸40(図2参照)を中心に回転する
と、トナーカートリッジ46Kが公転されてトナーカー
トリッジ46K内部のトナーがトナー補給ケース50K
内に送り込まれる。
【0044】該トナー補給ケース50K内に送り込まれ
たトナーは、トナー補給スクリュウ49Kが専用のトナ
ー補給スクリュウ駆動モータ(図示せず)により回転さ
れることにより、図8に示すように、トナーカートリッ
ジからのトナー補給位置から、現像器へのトナー補給位
置E(図9参照)に向けて搬送され、該現像器420K
の現像ケーシング47K内の第2撹拌スクリュウ43K
の手前側の部位に少しずつ補給される。このように、ト
ナー補給装置45Kによってトナーカートリッジ46K
から現像器420Kに供給されるトナーの量が調整され
る。
【0045】現像器420Kの第2撹拌スクリュウ43
Kの手前側のトナー補給位置Eに補給されたトナーは、
図9において、プロセスコントロールにてトナー補給を
するという信号が入ることで始動される該第2撹拌スク
リュウ43Kの回転により、現像ケーシング47Kの後
部側に撹拌されながら搬送され、該現像ケーシング内の
現像剤中に分散される。
【0046】そして、現像剤中に分散されて現像ケーシ
ング47Kの後部側に撹拌搬送されたトナーは、この現
像ケーシング47Kの後端部で第1撹拌スクリュウ42
K側に受け渡され、この第1撹拌スクリュウ42Kの回
転により、現像ケーシング47Kの手前側に撹拌されな
がら搬送されて、この現像ケーシング47Kの前端部で
再び第2撹拌スクリュウ43K側に受け渡される。この
現像剤の受け渡しは、各撹拌スクリュウの端部側に設け
られたフィン42a,43aの回転によって行なわれる
(図9参照)。
【0047】このようにして、現像ケーシング47K内
で循環搬送される現像剤は、その搬送過程において、そ
の一部が現像ローラ41Kにより汲み上げられて担持搬
送される。現像ローラ41Kにより担持搬送された現像
剤は、現像ドクタ44Kにより薄層化された後、現像領
域に搬送され、該現像領域において感光体ドラム1上の
静電潜像をトナー像化する。
【0048】次に、本実施形態のプリンタにおけるトナ
ーカートリッジの構成について説明する。各トナーカー
トリッジ46C,46M,46Y,46Kは、各トナー
補給装置とも同一の構成であるので、以下、図10乃至
図13を参照して、ブラック現像器420Kのトナー補
給装置45Kにおけるトナーカートリッジ46Kについ
てのみ説明する。
【0049】このトナーカートリッジ46Kは、図10
及び図11に示すように、補給用のトナーが収納されて
いるスクリューボトル70からなる回転容器部46A
と、外側キャップ71、シール部材72、及び、内側キ
ャップ73からなる固定容器部46Bとで構成されてい
る。このトナーカートリッジ46Kの回転容器部46A
であるスクリューボトル70は、図10に示すように、
上記固定容器部46Bの外側キャップ71の内周面に設
けられている係止用凸部71aに対して、該スクリュー
ボトル70のトナー吐出側の端部に設けられているリン
グ状凸部70aが、いわゆるパッチン止めによって係合
されることにより、該固定容器部46Bの外側キャップ
71に対して回転自在に係合されている。
【0050】このように、固定容器部46Bと回転容器
部46Aとを、パッチン止めによって係合させることに
より、該トナーカートリッジ46Kの複雑化や大幅なコ
スト上昇を招くことなく、該外側キャップ71に対して
該スクリューボトル70を回転自在に構成できる。ま
た、該トナーカートリッジ46Kの固定容器部46Bと
回転容器部46Aとが、パッチン止めによって係合させ
ることにより、図10に示すように、該スクリューボト
ル70のトナー吐出側の端面が、外側キャップ71に装
着された発砲ウレタンなどからなるシール部材72の側
面に軽く密着して、該該トナーカートリッジ46Kの固
定容器部46Bと回転容器部46Aとの嵌合部からのト
ナーの溢出が防止されるように構成されている。
【0051】更に、該トナーカートリッジ46Kの固定
容器部46Bである外側キャップ71には、回転容器部
46Aのスクリューボトル70から供給されるトナー
を、図6に示したトナー補給ケース50Kのトナー受入
れ口50aに向けて吐出するための開口部としてのトナ
ー補給口71bが設けられている。また、この該外側キ
ャップ71には、該トナー補給口71bを開閉するため
のシャッタ71cと、該シャッタ71cを該外側キャッ
プ71の外周面の円周方向に沿ってガイドするためのシ
ャッタガイドレール71dとが設けられている。
【0052】この外側キャップ71は、図12(a)に
示すように、図6に示したトナーカートリッジガイド5
1K内に正常に挿入セットされた状態で、矢印a方向に
回転されることによって、図12(b)に示すように、
該外側キャップ71のシャッタ71cが、シャッタガイ
ドレール71dに沿って相対移動して、そのトナー補給
口71bが、上記トナー補給ケース50Kのトナー受入
れ口50aに対向する。
【0053】すなわち、このトナーカートリッジ46K
は、前述したように、トナー補給装置45Kを有する現
像ユニットの現像器420Kが、感光体ドラム414に
対向した現像位置に臨んで停止した状態で、引出支持体
200の前側板201に穿たれたトナーカートリッジ着
脱用の開口201aを通して、トナーカートリッジガイ
ド51K内に挿入セットされる。このトナーカートリッ
ジ46Kのトナーカートリッジガイド51K内への挿入
セットによって、該トナーカートリッジガイド51Kの
内周部に形成されたシャッタ嵌合凹部51a(図5参
照)に、トナーカートリッジ46Kの固定容器部46B
である外側キャップ71に設けられたシャッタ71cが
嵌合される。この状態で、トナーカートリッジ46Kの
固定容器部46Bに設けた操作ノブ74を、図12
(b)に示す位置まで、矢印a方向に回動して、トナー
カートリッジ46Kの固定容器部46Bを、後述する所
定方向に所定量だけ回転する。これにより、該シャッタ
71cがシャッタ嵌合凹部51aに嵌合した位置に固定
されたまま、シャッタガイドレール71dが、該シャッ
タ71cに対して相対移動して、ストッパ51b(図6
参照)に当接することにより、該外側キャップ71のト
ナー補給口46aが開放されてトナー補給ケース50K
のトナー受入れ口50aに対向する。
【0054】一方、トナーカートリッジ46Kをトナー
補給装置45Kから取り外すときは、上述のセット操作
と逆の操作を行なって、該外側キャップ71のトナー補
給口71bをシャッタ71cで閉鎖した後、トナーカー
トリッジガイド51K内からトナーカートリッジ46K
を引き出す。なお、このトナーカートリッジ46Kに
は、該外側キャップ71のトナー補給口71bがシャッ
タ71cで完全に閉鎖された状態でしか、トナーカート
リッジガイド51Kに対するトナーカートリッジ46K
の出し入れを行なえないようにするためのストッパ(不
図示)が設けられている。
【0055】一方、トナーカートリッジ46Kの回転容
器部46Aであるスクリューボトル70の内周面には、
図10及び図11に示すように、該スクリューボトル7
0内に収納されているトナーを、該スクリューボトル7
0の回転によって、上記固定容器部46Bのトナー補給
口71bに向けて搬送するためのトナー案内部材として
の螺旋状の突起70bが形成されている。また、該スク
リューボトル70の底部には、図13に示すカップリン
グ81に対して係合するカップリング用突起70cが設
けられている。
【0056】上記カップリング81は、上記トナーカー
トリッジ46Kが、上述したように、上記引出支持体2
00の前側板201に穿たれたトナーカートリッジ着脱
用の開口201aを通して、トナーカートリッジガイド
51K内に挿入セットされた状態で、該スクリューボト
ル70の底部のカップリング用突起70cに対して、カ
ップリング結合するように、上記リボルバ現像装置42
0の所定部位に、各トナーカートリッジ毎にそれぞれ配
設されている。
【0057】このカップリング81は、図13に示すよ
うに、プリンタ本体側に設けられている駆動ギヤ(不図
示)によって回転駆動されるカップリングギヤ80の支
軸80aに、コイルスプリング82を介して、該支軸8
0aの軸方向に沿って摺動自在に、且つ、該支軸80a
に対して回転的に一体に装着されている。ここで、上記
カップリングギヤ80は、前記リボルバ現像装置420
が回転して、任意の現像器が所定の現像位置に臨んで停
止した状態で、プリンタ本体側に設けられている駆動ギ
ヤに噛み合うように構成されている。
【0058】このように、上記トナーカートリッジ46
K,46Y,46M,46Cのスクリューボトル70の
底部に、該スクリューボトル70の回転駆動手段として
のカップリング81に対して係合するカップリング用突
起70cを設けることにより、上記トナー補給装置45
K,45Y,45M,45Cに対するトナーカートリッ
ジ46K,46Y,46M,46Cの着脱を容易に行え
るようになる。
【0059】ところで、通常のコピー動作時において
は、図2に示したように、リボルバ現像装置420が回
転すると、トナーカートリッジ46Kは、リボルバ現像
装置420の回転軸を中心に公転移動される。この公転
移動によって、トナーカートリッジ46Kの回転容器部
46Aのスクリューボトル70の周壁内面に設けられた
螺旋状の突起70bにより、該スクリューボトル70内
のトナーが該周壁内面に沿って、トナーカートリッジ4
6Kの固定容器部46Bのトナー補給口71bまで移動
される。
【0060】しかし、このようなトナーカートリッジ4
6Kの公転によるトナーの補給では、例えば、同一原稿
対して大量のコピーを一度に行った場合、該当する現像
器の現像剤のトナー消費量が、該公転によるトナー補給
量よりも多くなって、該現像器の現像剤のトナー濃度が
著しく低下することになる。このような場合、従来の画
像形成装置では、そのコピー動作を一時中断して、リボ
ルバ現像装置420を回転させ、該トナーカートリッジ
46Kを公転させてトナーの補給を行う必要があるた
め、コピー途中で待ち時間が発生し、また、該トナーカ
ートリッジ46Kの公転によるトナーの補給では、該ト
ナーの搬送性が悪く、該トナーの補給に時間がかかり、
該トナーカートリッジ46Kの現像剤搬送能力が低下す
る。
【0061】そこで、本実施形態に係るプリンタでは、
上述のように、該当する現像器の現像剤のトナー消費量
が、該トナーカートリッジ46Kの公転によるトナー補
給量よりも多くなって、該現像器の現像剤のトナー濃度
が著しく低下した場合、つまり、該現像器のトナー濃度
検知手段(不図示)が作動した場合、図13に示したカ
ップリングギヤ80が駆動される。これにより、上記ト
ナーカートリッジ46Kの回転容器部46Aのスクリュ
ーボトル70が、該カップリングギヤ80のカップリン
グ81に係合したカップリング用突起70cを介して、
該リボルバ現像装置420の該当する現像器が所定の現
像位置に臨んだ状態のまま、独自に回転される。
【0062】従って、本実施形態に係るプリンタでは、
同一原稿対して大量のコピーを一度に行った場合のよう
に、該当する現像器の現像剤のトナー消費量が、該トナ
ーカートリッジ46Kの公転によるトナー補給量よりも
多くなって、該現像器の現像剤のトナー濃度が著しく低
下した場合でも、そのコピー動作を中断する必要がな
い。また、本実施形態に係るプリンタでは、該トナーカ
ートリッジ46Kの公転によらず、上述のように、スク
リューボトル70を直接回転駆動してトナー補給を行う
ので、該スクリューボトル70のトナーの搬送性が著し
く向上され、該トナーの補給時間が短縮される。
【0063】また、上述のように、トナーカートリッジ
46Kのスクリューボトル70の公転及び自転と、その
螺旋状の突起70bとを利用してトナー補給を行うこと
により、アジテータを必要としない安価なトナーカート
リッジを提供することができる。更に、この螺旋状の突
起70bは、トナーカートリッジ46Kのスクリューボ
トル70と一体に構成できるので、特別な工程を経ずに
製造することができ、製造コストの低い一層安価なトナ
ーカートリッジを提供できる。
【0064】なお、上述のような構成のトナーカートリ
ッジ46K(46Y,46M,46C)においては、収
納されている現像剤(トナー)量が充分に多い場合には
問題ないが、該現像剤量が少なくなった場合には、その
開口部側(固定容器部46B側)での現像剤の流れが悪
化して、現像器への現像剤の補給が円滑に行われなくな
るという不具合がある。そこで、このトナーカートリッ
ジ46K(46Y,46M,46C)は、図14に示す
ように、その内周壁に設けられた螺旋状の突起70bの
高さh1、h2を、該トナーカートリッジの開口部側で
高く、つまり、(h1>h2)となるように形成してお
くことが望ましい。
【0065】このように、上記トナーカートリッジの内
周壁に設けられた開口部側の螺旋状の突起70bの高さ
h1を、他の突起70bの高さh2よりも高く形成する
ことにより、該トナーカートリッジの開口部近傍での現
像剤の搬送能力を向上させて、該トナーカートリッジの
開口部近傍での現像剤の流れを円滑化させることができ
る。
【0066】上記トナーカートリッジ46K,46Y,
46M,46Cは、その周壁が上記リボルバ現像装置4
20の回転軸40に対して略平行になるように、上記ト
ナー補給装置45K,45Y,45M,45Cに配設さ
れている。これにより、上記リボルバ現像装置420の
回転により該トナーカートリッジ46K(46Y,46
M,46C)が公転されることによって、該トナーカー
トリッジ46K(46Y,46M,46C)内の現像剤
が該周壁に沿って変位するので、その内周壁に設けられ
た螺旋状の突起70bにより、該現像剤が上記開口部側
へ効率よく搬送される。
【0067】また、上記トナーカートリッジ46K,4
6Y,46M,46Cには、図11に示すように、その
固定容器部46Bの外側キャップ71の内壁に、上記現
像剤を上記トナー補給口71bに向けて搬送する現像剤
案内部としての螺旋状の突起71eが設けられている。
このトナーカートリッジ46K,46Y,46M,46
Cにおいては、その回転容器部46Aの自転により搬送
されなかった上記固定容器部46B内の現像剤が、上記
リボルバ現像装置420の回転により該トナーカートリ
ッジ46K,46Y,46M,46Cが公転されること
によって、上記突起71eの作用により効率よく搬送さ
れるようになる。
【0068】一方、画像形成装置におけるトナーエンド
検知として、感光体上のトナー付着量を検知するPセン
サ方式が知られている。しかしながら、このPセンサ方
式では、感光体上のトナー付着量が少なくなってからト
ナーエンドが検知されるため、このトナーエンド検知時
には、現像器内のトナー濃度が既に低下した状態になっ
ている。このため、このPセンサ方式によってトナーエ
ンド検知を行う画像形成装置では、特に、フルカラー画
像のコピー時に、ある色のトナーがトナーエンド間近に
なると、コピー画像の色合いが通常時とは異なった色合
いになる不具合がある。
【0069】そこで、本実施形態にかかる画像形成装置
においては、図15及び図16に示すように、上記トナ
ーカートリッジ46K(46Y,46M,46C)の開
口部近傍に、該トナーカートリッジ内の現像剤の残量を
検知する現像剤残量検知手段としてのトナーエンドセン
サ500を設ける。
【0070】このように、上記トナーカートリッジ46
K(46Y,46M,46C)の開口部近傍にトナーエ
ンドセンサ500を設けた画像形成装置においては、該
トナーエンドセンサ500によって該トナーカートリッ
ジ内の現像剤のトナー残量がトナーエンド状態であると
検知された場合でも、各現像器420K,420Y,4
20M,420C内の現像剤のトナー濃度が過不足のな
い状態になっている。従って、この画像形成装置におい
ては、フルカラー画像のコピー時に、ある色の現像剤の
トナーがトナーエンド間近になっても、コピー画像の色
合いが通常時とは異なった色合いになることがない。
【0071】ここで、上記トナーエンドセンサ500
は、図15及び図16に示すように、上記トナーカート
リッジ46K(46Y,46M,46C)の固定容器部
46Bの開口部近傍に設けた検知窓71fを通して、フ
ォトダイオードやフォトトランジスタなどを用いて現像
剤(トナー)の光透過率を光学的に検知することによ
り、該トナーカートリッジ内の現像剤の残量を検知す
る。このように、トナーカートリッジ46K(46Y,
46M,46C)の固定容器部46Bの開口部近傍に、
上記トナーエンドセンサ500により光学的に現像剤の
残量を検知するための検知窓71fを設けることによ
り、トナーエンド検知のための現像剤経路を新たに設け
る必要がないので、該トナーエンドセンサ500の配設
部の省スペース化を実現できる。
【0072】ところで、上記トナーカートリッジ46
K、46Y、46M、46Cの回転容器部46Aのスク
リューボトル70は、リボルバ現像装置420の回転に
よって公転するときの回転方向と、上記カップリングギ
ヤ80により駆動されて自転するときの回転方向とが、
同一方向になるように構成されている。これは、該回転
容器部46Aの公転時及び自転時のどちらの回転時にお
いても、該回転容器部46Aのスクリューボトル70に
収納されているトナーを、固定容器部46Bに設けられ
ているトナー補給口71bに向けて給送できるようにす
るためである。これにより、該回転容器部46Aのスク
リューボトル70の公転時に、該トナー補給口71bか
ら離隔した部位に該トナーが偏って、トナーの補給動作
の立ち上がりが遅くなる不具合が解消される。
【0073】一方、上記リボルバ現像装置420の各現
像器420K、420Y、420M、420Cは、その
メンテナンス作業や現像剤の交換作業等を容易に行える
ようにするために、前述したように、着脱自在に構成さ
れている。従って、このリボルバ現像装置420では、
各現像器のうちの1つの現像器が取り外されることによ
って、上記回転軸40を中心とするリボルバ現像装置4
20の重量バランスが崩れて、上記回転容器部46Aの
スクリューボトル70の公転時の回転方向と反対の方向
に、リボルバ現像装置420が逆回転する虞がある。こ
のリボルバ現像装置420が逆回転すると、上記各現像
器に配設されているトナー飛散防止用のシール部材がめ
くれたり、リボルバ現像装置420と感光体ドラム1と
の間に手が挟まれて怪我をしたりする不具合を生じる。
【0074】そこで、このリボルバ現像装置420にお
いては、このような不具合を解消するために、回転軸4
0に対してリボルバ現像装置420が、トナーカートリ
ッジ46Kの回転容器部46Aであるスクリューボトル
70の公転時の回転方向にのみ回転するように規制され
ている。
【0075】このため、上述したように、上記スクリュ
ーボトル70の自転に伴うトナーカートリッジ46Kの
固定容器部46Bの連れ回りにより生じる不具合を解消
するために、該固定容器部46Bの装着時における回動
方向(セット方向)と、該スクリューボトル70の自転
時における回転方向とを同一方向に設定すると、該固定
容器部46Bの装着時における回動方向が、上記リボル
バ現像装置420の回転方向(公転方向)と同一の方向
になる。そして、この固定容器部46Bの装着時におけ
る回動方向と、リボルバ現像装置420の回転方向(公
転方向)とが同一方向になると、該固定容器部46Bの
装着時における回動によって、リボルバ現像装置420
が上記セット方向に対して逃げる方向に回転されてしま
うため、トナーカートリッジの装着時の操作性が悪化し
たり、該リボルバ現像装置420の回転によって作業者
が怪我をしたりする虞がある。
【0076】このようなことから、このプリンタにおい
ては、そのトナーカートリッジの固定容器部46Bの装
着時における回動方向と、該トナーカートリッジ46K
の回転容器部46Aのスクリューボトル70の自転時の
回転方向とが互いに反対方向になるように設定されてい
る。このため、このプリンタにおいては、上述したよう
に、上記トナーカートリッジガイド51K、51Y、5
1M、51Cに対してトナーカートリッジ46K、46
Y、46M、46Cが装着された状態で、その回転容器
部46Aが回転駆動された際に、その固定容器部46B
が、該回転容器部46Aの自転により、その装着時にお
ける回動方向(前記セット方向)と反対のリセット方向
に連れ回りして、該トナーカートリッジのトナー補給口
71bと上記トナー補給ケース50K、50Y、50
M,50Cのトナー受入口50aとの位置関係がずれ、
該トナーカートリッジからトナーが円滑に供給されなく
なるという不具合を招く。
【0077】そこで、本実施形態に係るプリンタにおい
ては、上記トナーカートリッジガイド51K、51Y、
51M、51Cに対してトナーカートリッジ46K、4
6Y、46M、46Cの固定容器部46Bをセットした
状態で、少なくとも該固定容器部46Bのリセット方向
への回動を阻止する容器係止手段を設ける。これによ
り、上記トナーカートリッジガイド51K、51Y、5
1M、51Cの回転容器部46Aが自転される際に、該
回転容器部46Aの回転に伴って、トナーカートリッジ
ガイド51K、51Y、51M、51Cにセットされた
固定容器部46Bがリセット方向に連れ回りする不具合
が解消される。
【0078】上記容器係止手段は、例えば、図17に示
すように、上記トナーカートリッジ46K、46Y、4
6M、46Cのの固定容器部46Bに設けたロックレバ
ー740と、上記トナーカートリッジガイド51K、5
1Y、51M、51Cに設けた該ロックレバー740が
係合する凹部51cとで構成されている。すなわち、こ
のプリンタでは、図17において、トナーカートリッジ
46K、46Y、46M、46Cが上記トナーカートリ
ッジガイド51K、51Y、51M、51Cに装着さ
れ、矢印F方向に回動されて、該トナーカートリッジガ
イド51K、51Y、51M、51Cに対して、上記ト
ナーカートリッジ46K、46Y、46M、46Cの固
定容器部46Bがセットされると、該ロックレバー74
0の係合部740aが、該トナーカートリッジガイド5
1K、51Y、51M、51Cの凹部51cに係合す
る。これにより、該固定容器部46Bのリセット方向へ
の回動が阻止されて、トナーカートリッジ46K、46
Y、46M、46Cの該回転容器部46Aの自転に伴う
該固定容器部46Bのリセット方向への連れ回りが確実
に阻止される。
【0079】ここで、上記ロックレバー740として
は、上記トナーカートリッジガイド51K、51Y、5
1M、51Cに対して、上記トナーカートリッジ46
K、46Y、46M、46Cの固定容器部46Bをセッ
トする際に、該固定容器部46Bを回動させるための操
作ノブ74(図15参照)を、そのまま利用することが
できる。これにより、上記容器係止手段を配設するに当
たって、上記ロックレバー740を新たに設けたり、該
ロックレバー740の設置スペースを確保したりする必
要がなく、該容器係止手段を配設したことによるコスト
アップや構造の複雑化を回避することができる。
【0080】また、上記ロックレバー740は、トナー
カートリッジガイド51K、51Y、51M、51Cの
凹部51cに向けて係合する向きの習性を付勢する付勢
手段を有している。この付勢手段は、例えば、図18に
示すように、ピン740bによって、該ロックレバー7
40を、上記固定容器部46Bに対して揺動自在に軸支
し、該ロックレバー740がピン740bを揺動中心と
して、矢印G方向に揺動した際に、その基端側に設けた
弾性を有する部材(例えば、弾性樹脂や板バネ)からな
る突起740cが、該固定容器部46Bの衝立部71e
に対して、弾力的に当接するように構成される。このよ
うに、該ロックレバー740に対して上記凹部51cに
向けて係合する向きの習性を付勢することによって、該
プリンタの動作時における振動や衝撃等によって、該凹
部51cと該ロックレバー740との係合が外れにくく
なる。
【0081】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、容器セ
ット部に対して上記現像剤収納容器の固定容器部をセッ
トした状態で、上記容器係止手段によって、少なくとも
該固定容器部のリセット方向への回動が阻止されるの
で、上記回転容器部駆動手段によって上記現像剤収納容
器の回転容器部が自転される際に、該回転容器部の回転
に伴って、該容器セット部にセットされた固定容器部が
リセット方向に連れ回りする不具合を解消できるという
優れた効果がある。
【0082】特に、請求項2の発明によれば、上記容器
セット部に対して上記現像剤収納容器の固定容器部がセ
ットされると、該固定容器部に設けたロックレバーが、
該容器セット部に設けた凹部に係合するので、該固定容
器部のリセット方向への回動を阻止して、該回転容器部
の自転に伴う該固定容器部のリセット方向への連れ回り
を確実に阻止できるという優れた効果がある。
【0083】また、請求項3の発明によれば、上記容器
セット部に設けた凹部に係合して、該回転容器部の自転
に伴う該固定容器部のリセット方向への連れ回りを阻止
するための上記固定容器部に設けたロックレバーが、該
容器セット部への該固定容器部のセット時に該固定容器
部を回動させるための操作ノブで構成されているので、
上記容器係止手段を配設するに当たって、ロックレバー
を新たに設けたり、該ロックレバーの設置スペースを確
保したりする必要がなく、該容器係止手段を配設したこ
とによるコストアップや構造の複雑化を回避することが
できるという優れた効果がある。
【0084】また、請求項4の発明によれば、上記付勢
手段によって、ロックレバーに対して上記容器セット部
の凹部に向けて係合する向きの習性が付勢されているの
で、該画像形成装置の動作時における振動や衝撃等によ
って、上記容器セット部の凹部と該ロックレバーとの係
合が外れにくくなり、上記回転容器部の自転に伴う上記
固定容器部のリセット方向への連れ回りをより確実に阻
止できるという優れた効果がある。
【0085】また、請求項5の発明によれば、上記容器
セット部に対して上記現像剤収納容器の固定容器部をセ
ットするために、該固定容器部を回動したときに、上記
一方向回転クラッチによって、上記回転軸に対する上記
支持体の回転が阻止されるので、該固定容器部のセット
操作時における該支持体の盲動によって、作業者が怪我
をする危険性を解消できるという優れた効果がある。
【0086】また、請求項6の発明によれば、現像剤収
納容器の固定容器部が上記容器セット部にセットされる
ことによって、そのロックレバーが該容器セット部に設
けた凹部に係合して、該固定容器部のリセット方向への
回動が阻止されるので、回転容器部に収容された現像剤
を、該回転容器部の自転及び公転によって、該固定容器
部の現像剤補給口から、現像剤補給装置の現像剤受入口
に確実に補給できる信頼性の高い現像剤収納容器を提供
できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成を示す正面
図。
【図2】上記プリンタのリボルバ現像装置420の概略
構成図。
【図3】上記プリンタのユニット支持体200の斜視
図。
【図4】上記ユニット支持体200の正面図。
【図5】上記リボルバ現像装置420の現像ユニットの
構成を示す構成図。
【図6】上記現像ユニットのトナー補給装置の構成を説
明するための構成図。
【図7】(a)は、上記トナー補給装置によるトナーの
流れを説明するためのリボルバ現像装置の概略図。
(b)は、上記トナー補給装置によるトナーの流れを説
明するための現像ユニットの概略図。
【図8】上記トナー補給装置のトナー補給スクリュウの
要部を示す概略平面図。
【図9】上記トナー補給装置によるトナーの流れを説明
するための現像ユニットの概略平面図。
【図10】上記トナー補給装置に装着されるトナーカー
トリッジの要部拡大断面図。
【図11】上記トナーカートリッジの概略構成を示す分
解斜視図。
【図12】(a)、(b)は、上記トナーカートリッジ
が上記トナー補給装置に装着される過程を説明するため
の要部拡大断面図。
【図13】上記トナー補給装置に装着されたトナーカー
トリッジの回転容器部であるスクリューボトルを回転駆
動するためのカップリングの構成を示す概略斜視図。
【図14】上記トナーカートリッジの他の実施形態を示
す概略断面図。
【図15】現像剤残量検出手段を有するトナーカートリ
ッジを示す概略斜視図。
【図16】上記現像剤残量検出手段を有するトナーカー
トリッジの要部の構成を示す概略断面図。
【図17】上記トナーカートリッジの装着部の構成を示
す概略断面図。
【図18】上記トナーカートリッジの操作ノブの構成を
示す概略断面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電チャージャ 3 レーザ光学装置 5 中間転写ベルト 8、8a 給紙ローラ 9 レジストローラ 10 転写紙 11 2次転写チャージャ 12 定着装置 13 感光体クリーナ 201a トナーカートリッジ着脱用の開口 41K、41Y、41M、41C 現像ローラ 45K、45Y,45M,45C トナー補給装置 46A トナーカートリッジの回転容器部 46B トナーカートリッジの固定容器部 46K、46Y,46M,46C トナーカートリッジ 51K、51Y、51M、51C トナーカートリッジ
ガイド 51c トナーカートリッジガイドの凹部 70 スクリューボトル 70a リング状凸部 70b 回転容器部の螺旋状の突起 70c カップリング用突起 71 外側キャップ 71a 係止凸部 71b トナー補給口 71c シャッタ 71d シャッタガイドレール 71e 固定容器部の螺旋状の突起 71f 検知窓 72 シール部材 73 内側キャップ 74 トナーカートリッジの操作ノブ 80 カップリングギヤ 81 カップリング 420 リボルバ現像装置 420K ブラック現像器 420C シアン現像器 420M マゼンタ現像器 420Y イエロー現像器 740 ロックレバー 740a ロックレバーの係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榑沼 岳郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉岡 理 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 BB24 BB36 2H077 AA03 AA05 AA33 AC02 BA01 BA10 DA10 DA16 DA64 DB02 GA04 GA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を中心に回動される支持体と、 該支持体上に配設された複数の現像器と、 該複数の現像器に対して現像剤を個別に補給する複数の
    現像剤補給装置と、 該回転軸を中心に公転される位置に設けられた容器セッ
    ト部に対して自己の回動により着脱自在にセットされる
    現像剤補給口を備えた固定容器部と、該現像剤を収納し
    た状態で該固定容器部に対して回転自在に装着された回
    転容器部とを有し、且つ、該回転容器部の自転及び公転
    により、該回転容器部に一体形成された現像剤案内部に
    よって、該回転容器部に収納された現像剤を、該固定容
    器部の現像剤補給口を通して、該現像器の各現像剤補給
    装置に給送する複数の現像剤収納容器と、 所定の現像位置に移動された現像器の現像剤補給装置に
    対応する現像剤収納容器の回転容器部を自転させる容器
    回転駆動手段とを有し、 該回転軸を中心に該支持体を回動させ、潜像担持体に対
    向する所定の現像位置に、任意の現像器を移動させて現
    像を行う回転型現像装置を備えた画像形成装置におい
    て、 上記容器セット部に対して上記現像剤収納容器の固定容
    器部をセットした状態で、少なくとも該固定容器部のリ
    セット方向への回動を阻止する容器係止手段を有してい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記容器係止手段は、上記現像剤収納容器
    の固定容器部に設けたロックレバーと、上記容器セット
    部に設けた該ロックレバーが係合する凹部とで構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記ロックレバーは、上記容器セット部に
    上記現像剤収納容器の固定容器部をセットする際に、該
    固定容器部を回動させるための操作ノブであることを特
    徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記ロックレバーは、上記容器セット部の
    凹部に向けて係合する向きの習性を付勢する付勢手段を
    有していることを特徴とする請求項2、または、3記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記回転軸に対する上記支持体の回転方向
    が、上記容器セット部に対して上記現像剤収納容器の固
    定容器部をセットする際の、該固定容器部の回動方向と
    反対の方向になるように、一方向回転クラッチによって
    規制されていることことを特徴とする請求項1、2、
    3、または、4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】回転軸を中心に支持体を回動させることに
    より、該支持体上に配設された複数の現像器を、潜像担
    持体に対向する所定の現像位置に移動させて現像を行う
    回転型現像装置に用いられる現像剤収納容器であって、 該回転軸を中心に公転される位置に設けられた容器セッ
    ト部に対して、自己の回動により着脱自在にセットされ
    る現像剤補給口を備えた固定容器部と、 該現像剤を収納した状態で、該固定容器部に対して回転
    自在に装着された回転容器部と、 該回転容器部の自転及び公転により、該回転容器部に収
    納された現像剤を、該固定容器部の現像剤補給口を通し
    て、該現像器の各現像剤補給装置に給送する該回転容器
    部に一体形成された現像剤案内部と、 該容器セット部に対して該固定容器部をセットした状態
    で、該容器セット部に設けた凹部に係合して、少なくと
    も該固定容器部のリセット方向への回動を阻止するロッ
    クレバーと、を有していることを特徴とする現像剤収納
    容器。
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