JP2000171847A - 一眼レフレックスカメラの測光光学系 - Google Patents

一眼レフレックスカメラの測光光学系

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JP2000171847A
JP2000171847A JP10366112A JP36611298A JP2000171847A JP 2000171847 A JP2000171847 A JP 2000171847A JP 10366112 A JP10366112 A JP 10366112A JP 36611298 A JP36611298 A JP 36611298A JP 2000171847 A JP2000171847 A JP 2000171847A
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JP
Japan
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lens
optical system
condenser lens
photometric
reflex camera
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JP10366112A
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English (en)
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Kazuhiko Momoki
和彦 桃木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測光位置によらず赤外線の吸収量がほぼ一定
で、分光透過特性の良好な、測光光学系を得る。 【解決手段】 撮影レンズ11の後方には主ミラー1
2、フィルム面13が配置されており、主ミラー12の
反射方向には、ピント板14、ペンタプリズム15が配
置されている。ペンタプリズムによる2つの反射方向に
は接眼レンズ16、赤外線吸収部材を含有するフレネル
レンズ17が設けられ、フレネルレンズ17の後方に受
光素子18が配置されている。このようなフレネルレン
ズ17を使用することにより、赤外線の透過率にむらが
生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に被写界からの
光束を受光面上に導光させて測光する際に、光路を変換
するための例えばペンタプリズムの射出面の後方に、集
光レンズと受光手段とを効率良く配置して被写界を測光
する一眼レフレックスカメラの測光光学系に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、一眼レフレックスカメラの測
光光学系においては、ペンタプリズムの射出面の後方に
集光レンズと受光手段とを配置して測光する様々な測光
光学系が提案されている。
【0003】このような測光光学系においては、受光手
段としてのセンサを用いているが、このセンサの分光感
度と人間の目の比視感度には大きな差があり、特に赤外
領域においてセンサは大きな感度分布を有している。そ
のため、赤外領域の比較的、強い太陽光等の光源による
撮影においては測光が大きくずれることがある。
【0004】従来、これに対処するためプリズムの後
方、集光レンズの前方或いは後方に赤外線カットフィル
タを配置することにより赤外光をカットし、分光特性を
比視感度或いはフィルムの感度に近付けている。
【0005】この赤外カットフィルタは一般的に平面板
の表面に赤外領域の反射特性の高いコーティングを施し
たものか、媒質に赤外領域を吸収する着色材を混合した
ものを使用している。
【0006】例えば、図a12に示すように撮影レンズ
1を透過してきた光線は、主ミラー2により上方へ反射
した後に、フィルム面3と等価な位置に配置されたピン
ト板4に結像し、その像をペンタプリズム5を介して接
眼レンズ6により上方に配置した集光レンズ9におい
て、受光素子8に結像させる際に、集光レンズ9と受光
素子の間に赤外カットフィルタ10を配置している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例において、カットフィルタを別部材として設けるこ
とはコスト的に好ましくなく、また各面での反射による
不要なゴースト光を引き起こしてしまうことになる。特
に、点光源が画面内に存在するときなどは、分割測光に
おいて誤動作する可能性がある。そこで、集光レンズ9
を用いて赤外カットフィルタの作用を兼させることによ
り、部品点数を低減しコストダウンを図ると共に、ゴー
スト光の軽減を図ることが考えられる。その方法として
は、集光レンズ9の媒質に赤外領域を吸収する着色材を
添加したものを用いて成型する方法が考えられる。
【0008】例えば、図13に示すように撮影レンズ1
を透過してきた光線は、主ミラー2において上方へ反射
した後に、フィルム面3と等価な位置に配置されたピン
ト板4に結像し、その像をペンタプリズム5を介して接
眼レンズ6よりも上方に配置した赤外領域を吸収する着
色剤を添加した集光レンズ9により受光素子8に結像さ
せる。
【0009】しかしながら、集光レンズ9の媒質に赤外
領域を吸収する着色材を添加したものを用いて成型する
方法では、集光レンズ9の中心部と周辺部においてレン
ズの厚みが異なることから、透過率の差が生じ、集光レ
ンズ9の周辺部では十分な分光特性が得られないという
問題が生ずる。
【0010】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
集光レンズに赤外線吸収素材を含有したフレネルレンズ
を使用することにより、正確な測定が可能な一眼レフレ
ックスカメラの測光光学系を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る一眼レフレックスカメラの測光光学系
は、光路方向を転換するためのプリズムの射出面後に配
置した集光レンズと受光手段を用いて、前記プリズムを
通過してきたファインダ像観察用の有効光束以外の光束
を受光して被写界を測光する一眼レフレックスカメラに
おいて、前記集光レンズに赤外線吸収素材を含有させる
と共に、前記集光レンズはフレネルレンズとしたことを
特徴とする。
【0012】本発明に係る一眼レフレックスカメラの測
光光学系は、光路方向を転換するためのプリズムの射出
面後に配置した集光レンズと受光手段を用いて、前記プ
リズムを通過してきたファインダ像観察用の有効光束以
外の光束を受光して被写界を測光する一眼レフレックス
カメラにおいて、前記集光レンズに赤外線吸収素材を含
有させると共に、前記集光レンズはフレネルレンズと
し、前記集光レンズの形状はファインダ短辺方向に傾斜
を持つ楔型としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図11に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例に
おける一眼レフレックスカメラの光学系を示している。
撮影レンズ11の後方には主ミラー12、フィルム面1
3が配置されており、主ミラー12の反射方向には、ピ
ント板14、ペンタプリズム15が配置されている。ペ
ンタプリズムによる2つの反射方向には接眼レンズ1
6、赤外線吸収部材を含有するフレネルレンズ17が設
けられ、フレネルレンズ17の後方に受光素子18が配
置されている。
【0014】撮影レンズ11を透過した光線は、主ミラ
ー12で上方へ反射された後に、フィルム面13と等価
な位置に配置されたピント板14に結像し、その像をペ
ンタプリズム15を介して、接眼レンズ16により観察
し、また上方に配置されたフレネルレンズ17において
受光素子18に結像させる。
【0015】このように、集光レンズをフレネルレンズ
17により構成することで、厚さを薄くすることが可能
となる。更に、フレネルレンズ17は厚さをD、フレネ
ルレンズ17のフレネル凹凸の厚さをhとしたとき、下
記の条件式を満たすことが望ましい。 0<h/D<0.3 …(1)
【0016】これは、フレネルレンズ17の厚さDと、
フレネル凹凸部の厚さhの比を規定するものであり、均
一な内部透過率を得るためのものである。条件式(1) の
上限を超えてフレネルレンズ17を薄くすると、赤外線
の透過率にむらが生じ一様な測光性能が得れない。
【0017】図2は第1の実施例におけるフレネルレン
ズ17の断面図、図3は斜視図を示しており、厚さD=
2.0mm、フレネル凹凸部の厚さh=0.3mmであ
り、h/Dの値は0.15となる。この場合に、フレネ
ルレンズ17の厚さの最大部と、最小部のとの透過分光
特性の関係は図4に示すグラフ図のようになり、分光特
性のむらは許容範囲内となる。
【0018】図5は第2の実施例の構成図を示し、フレ
ネルレンズ17は図6、図7に示すように途中に光路を
折り曲げるミラーを用いたものである。この場合のフレ
ネルレンズの厚みDは3.5mm、高さhは0.2mm
であるから、h/Dの値は0.057となる。この場合
に、フレネルレンズ17の厚さの最大部と、最小部との
透過分光特性の関係は図8に示すグラフ図のようにな
り、分光特性的に許容範囲内となる。
【0019】図9は第3の実施例を示し、フレネルレン
ズ17は図10、図11に示すように、ファインダの短
辺方向に傾斜した楔型で、上方の幅は1.0mm、下方
の幅は3.0mmであり、下方にゆくに従いフレネルレ
ンズ17の厚みが増すことで内部透過率に傾斜を設けて
いる。これにより、ミラーでの角度特性による分光特性
のバランスを補正することができる。
【0020】一眼レフレックスカメラでは、光路方向を
転換するために複数のミラ一面で反射を行うが、その反
射の際に、反射面での分光特性が角度に依存する傾向が
ある。そのため、ファインダの短辺方向で分光特性に傾
斜がつくことが考えられる。ファインダの機能を果たす
ために、ファインダを肉眼で見たときのカラーバラン
ス、即ち視覚特性は補正することになるが、測光センサ
の分光特性については依然として傾斜が残る可能性があ
る。そのため、フレネルレンズ17の厚みを傾斜を付け
ることで、この角度特性の残りをキャンセルすることが
可能となる。
【0021】また、上述の第1〜第3の実施例におい
て、フレネルレンズ17の光軸における波長700nm
での内部透過率をτa、フレネルレンズ17の光軸にお
ける波長550nmでの内部透過率をτbとしたとき、
以下の条件式を満足することが好ましい。 0.0<τa<0.1 …(2) 0.7<τb<1.0 …(3)
【0022】これらの条件式(2) 、(3) は、それぞれフ
レネルレンズ17による赤外カットの透過波長、吸収波
長での内部透過率を規定するものである。条件式(2) の
上限よりもτaが大きくなると、赤外カットフィルタと
しての赤外光の吸収効果が期待できないため不適であ
る。一方、条件式(3) の下限よりもτbが小さくなる
と、受光素子18に届く光量が減少し、低輝度での特性
が低下するため好ましくない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る一眼レ
フレックスカメラの測光光学系は、赤外線吸収素材を含
有させた集光レンズをフレネルレンズ形状で構成するこ
とでと、測光位置によらず赤外線の吸収量がほぼ一定
で、分光透過特性の良好な、測光光学系を低コストで厚
さを薄くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】第1の実施例のフレネルレンズの断面図であ
る。
【図3】斜視図である。
【図4】第1の実施例のフレネル厚さ最大部と最小部で
の分光透過率の変化のグラフ図である。
【図5】第2の実施例の構成図である。
【図6】斜視図である。
【図7】第2の実施例のフレネルレンズの断面図であ
る。
【図8】第2の実施例のフレネル厚さ最大部と最小部で
の分光透過率の変化のグラフ図である。
【図9】第3の実施例の構成図である。
【図10】第3の実施例のフレネルレンズの断面図であ
る。
【図11】断面図である。
【図12】従来例の構成図である。
【図13】従来例の構成図である。
【符号の説明】
11 撮影レンズ 12 主ミラー 13 フィルム面 14 ピント板 15 ペンタプリズム 16 接眼レンズ 17 フレネルレンズ 18 受光素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路方向を転換するためのプリズムの射
    出面後に配置した集光レンズと受光手段を用いて、前記
    プリズムを通過してきたファインダ像観察用の有効光束
    以外の光束を受光して被写界を測光する一眼レフレック
    スカメラにおいて、前記集光レンズに赤外線吸収素材を
    含有させると共に、前記集光レンズはフレネルレンズと
    したことを特徴とする一眼レフレックスカメラの測光光
    学系。
  2. 【請求項2】 前記集光レンズの厚さをD、前記集光レ
    ンズのフレネル凹凸の厚さをhとしたとき、前記集光レ
    ンズは下記の条件式を満たすようにした請求項1に記載
    の一眼レフレックスカメラの測光光学系。 0<h/D<0.3
  3. 【請求項3】 前記集光レンズの光軸における波長70
    0nmでの内部透過率をτa、前記集光レンズの光軸に
    おける波長550nmでの内部透過率をτbとしたと
    き、前記集光レンズは下記の条件式を満たすようにした
    請求項1に記載の一眼レフレックスカメラの測光光学
    系。 0.0<τa<0.1 0.7<τb<1.0
  4. 【請求項4】 光路方向を転換するためのプリズムの射
    出面後に配置した集光レンズと受光手段を用いて、前記
    プリズムを通過してきたファインダ像観察用の有効光束
    以外の光束を受光して被写界を測光する一眼レフレック
    スカメラにおいて、前記集光レンズに赤外線吸収素材を
    含有させると共に、前記集光レンズはフレネルレンズと
    し、前記集光レンズの形状はファインダ短辺方向に傾斜
    を持つ楔型としたことを特徴とする一眼レフレックスカ
    メラの測光光学系。
  5. 【請求項5】 前記集光レンズの光軸における波長70
    0nmでの内部透過率をτa、前記集光レンズの光軸に
    おける波長550nmでの内部透過率をτbとすると
    き、前記集光レンズは下記の条件式を満たすようにした
    請求項4に記載の一眼レフレックスカメラの測光光学
    系。 0.0<τa<0.1 0.7<τb<1.0
JP10366112A 1998-12-08 1998-12-08 一眼レフレックスカメラの測光光学系 Pending JP2000171847A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106886120A (zh) * 2017-04-28 2017-06-23 深圳东方红鹰科技有限公司 具有匀化光源的探测相机

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