JPH10228057A - ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器 - Google Patents

ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器

Info

Publication number
JPH10228057A
JPH10228057A JP34447797A JP34447797A JPH10228057A JP H10228057 A JPH10228057 A JP H10228057A JP 34447797 A JP34447797 A JP 34447797A JP 34447797 A JP34447797 A JP 34447797A JP H10228057 A JPH10228057 A JP H10228057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
finder system
finder
optical
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34447797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4124847B2 (ja
Inventor
Yusuke Omura
祐介 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34447797A priority Critical patent/JP4124847B2/ja
Priority to US08/986,954 priority patent/US5893650A/en
Publication of JPH10228057A publication Critical patent/JPH10228057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4124847B2 publication Critical patent/JP4124847B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦点板上に形成された物体像に重ねて、測光
範囲やオートフォーカスエリアをファインダ像を劣化さ
せることなく、ファインダ像全面に表示する。 【構成】 撮影レンズ1の光路に沿って、クイックリタ
ーンミラー2、焦点板3、ペンタプリズム4、光合成部
材5、接眼レンズ6が配置されており、光合成部材5に
入射する光路には、光合成部材5側から順次に投影レン
ズ7、文字や図形を表示するための液晶パネル8、正の
パワーを有する集光レンズ9、光源10が配列されてい
る。被写体からの光束は撮影レンズ1、クイックリター
ンミラー2を介して焦点板3に結像され、光源10を発
した光束は集光レンズ9を介して液晶パネル8に入射
し、更に投影レンズ7を経て光合成部材5に至る。光合
成部材5によって焦点板3上の撮影像と液晶パネル8に
よる情報が合成され、接眼レンズ6を通じて撮影者に表
示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファインダ視野内
に各種撮影情報を表示する一眼レフレックスカメラに好
適なファインダ系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の一眼レフレックスカメラ
等においては、撮影レンズによって焦点板上に形成され
た物体像と共に、焦点板又は光学的に等価な位置に配置
した測光範囲やオートフォーカスの測距エリア、各種の
撮影情報を同時にファインダ光学系を介して観察するよ
うにしたカメラのファインダ内表示装置については、各
種の提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開昭55−
18664号に開示されているように、物体波と参照波
の干渉による記録情報を表面の凹凸に変換して記録した
レリーフ型ホログラムを焦点板の近傍に配置して、ホロ
グラム像を焦点板に再生してファインダ内表示を行うも
のが知られている。しかしながら、このレリーフ型ホロ
グラムの構成では製作に高度な技術が必要であり、高価
になることや、品位の高いホログラム像を焦点板上に結
像させることは極めて困難である等の問題を有してい
る。
【0004】また、特開昭58−181034号のよう
に、焦点板に液晶表示板を重ねて配置し、この液晶表示
板によりファインダ内表示を行うものも知られている。
【0005】しかしながら、この構成では液晶表示の光
軸方向の位置が正確には撮影レンズの焦点板上結像位置
と一致せず、ファインダ観察時の視度が若干ずれること
や、明快でデリケートな視感が要求される一眼レフレッ
クスカメラのファインダ光路中に常に液晶部材が存在す
ることになり、著しいファインダ像の品位と光量の低下
を免れない等の問題を有している。
【0006】本発明の目的は、ファインダ像とそれに重
ね合わせて表示される表示情報とが共に明るく、かつ高
品位なファインダ像を観察することができるファインダ
系を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るファインダ系は、物体からの光を観察者
に導く光学手段と、該光学手段の視野中に情報を表示す
る表示手段と、前記光学手段の光路中に配し、前記物体
からの光と前記表示手段に表示された情報とを合成する
光合成手段とを有するファインダ系であって、前記光合
成手段は光の入射角によって分光透過特性が異なり、前
記光合成手段を含む前記光学手段全体の分光透過特性
を、前記光合成手段に入射する光の入射角によらずに実
質的に一定に保つ補正手段を有することを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る光学機器は上記発明の
ファインダ系を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本実施例に係るファインダ光学
系を有する一眼レフレックスカメラの概略構成図であ
る。撮影レンズ1の光路に沿って、クイックリターンミ
ラー2、焦点板3、ペンタプリズム4、ダイクロイック
ミラーから成る光合成部材5、接眼レンズ6が配置され
ている。また、光合成部材5に入射する光路には、光合
成部材5側から順次に投影レンズ7、文字や図形を表示
するための液晶パネル8、正のパワーを有するフレネル
レンズから成る集光レンズ9、光源10が配列されてい
る。
【0010】被写体からの光束は撮影レンズ1及び撮影
時には撮影光路から待避するクイックリターンミラー2
を介して焦点板3に結像される。また、焦点板3上の像
は、ペンタプリズム4、光合成部材5を介して接眼レン
ズ6を介して撮影者によって観察される。
【0011】この際に、接眼レンズ6の焦点距離は焦点
板3から接眼レンズ6までの空気換算光路長より若干短
く設定され、通常では視度−1ディオプタ程度に設定さ
れている。そして、接眼レンズ6は図1に記載の固定さ
れた単レンズでなく、主点位置を可変としたり、複数の
可動なレンズによって焦点距離を可変としたレンズ系に
よって構成してもよい。
【0012】光源10を発した光束は集光レンズ9に入
射する。集光レンズ9は光源10と撮影者の瞳孔を共役
な結像関係にして、表示光束が撮影者の瞳孔に8効率良
く入射するための所謂コンデンサレンズの働きをしてい
る。装置を小型化するためにには、光源10と集光レン
ズ9の距離は短い方が望ましいが、距離を短くすればそ
れに伴って集光レンズ9のパワーを大きくして、撮影者
の瞳孔と光源10の共役関係を保つようにしなければな
らない。
【0013】このため、本実施例では集光レンズ9にフ
レネルレンズを用いることによって、レンズの薄型化と
同時に装置の小型化を実現している。また、厳密には光
源10と撮影者の瞳の結像関係は、集光レンズ9と投影
レンズ7の合成した集光力によって設定されている。集
光レンズ9によって集光された光束は液晶パネル8に入
射し、ファインダ像に重ねる文字や図形から成る情報は
液晶パネル8によって形成される。液晶パネル8には予
め任意の文字や情報が形成されているが、細かなドット
によって表示時に任意の形状に形成してもよい。
【0014】何れの場合にも、ファインダ像に重ねるべ
き情報と同形の領域を情報の表示時には光透過可能と
し、他の時は遮光可能な状態を液晶パネル8よって構成
する。情報表示時には、この液晶パネル8を光源10に
よって照明し、この際に液晶パネル8は表示すべき形状
の領域だけ光を透過する。液晶パネル8の近傍には視認
性を高めるために、光拡散特性を有するシートを付加し
ておいてもよい。
【0015】液晶パネル8を透過した光束は投影レンズ
7によって集光される。そして、光合成部材5によって
ファインダ像つまり物体からの光と合成され、接眼レン
ズ6を介して撮影者の瞳孔に達し観察される。この場合
に、投影レンズ7と接眼レンズ6の集光力が合成され、
液晶パネル8を撮影者が拡大して観察することになる。
なお、焦点板3上に結像した被写体像の接眼レンズ6に
よる虚像と液晶パネル8の投影レンズ7と検眼レンズ6
による虚像とが同じ距離に形成されるように、投影レン
ズ7の焦点距離及び投影レンズ7と液晶パネル8の距離
を設定することが必要である。
【0016】また、接眼レンズ6の焦点距離をfs、投
影レンズ7の焦点距離をftとした場合、次の式を満足
することが望ましい。 fs/5<ft<fs
【0017】投影レンズ7の焦点距離ftが上式の上限
を超えると、投影レンズ7と液晶パネル8の距離が大き
くなるに伴って、液晶パネル8の有効面積を大きくしな
ければならず、装置の大型化を招くと共に、光源10、
集光レンズ9から成る照明系の照明効率が低下する。
【0018】しかし、式の下限を超えると液晶パネル8
に製作するパターンが小さくなり、製作が困難になると
共に、投影レンズ7のFナンバが小さくなり、単レンズ
での構成が困難になって、表示像の品位に重大なる低下
をもたらす虞れがある。
【0019】本実施例では、装置の小型化、高性能化の
ために投影レンズ7として非球面レンズを用いており、
これによって表示領域全面に渡って、像の歪みや視度ず
れの少ない良好な性能を得ることができた。
【0020】本実施例では、光合成部材5としてダイク
ロイックミラーを適用している。図2はダイクロイック
ミラーの入射角45°における分光透過率特性図であ
る。このような特性を有するダイクロイックミラーは、
ガラス基板上に誘電体の多層膜を形成することによって
製作することができる。このダイクロイックミラーで
は、入射角が0°つまりダイクロイックミラーに垂直に
光が入射する以外は、必ずその偏光方向によって分光透
過率の波長依存特性が異なる。この場合に、図2に示す
ようにファインダ像を形成する波長400〜600nm
台後半の可視域においては90%程度の透過率を有し、
可視光の中で赤色成分である600nm台ではS偏光成
分は概略660nmで透過率が半値となり、P偏光では
概略680nmで透過率が半値となる特性を有してい
る。
【0021】このような特性を有するダイクロイックミ
ラーを図1に示す光合成部材5としてファインダ光学系
に適用し、光源10の発光中心が660〜680nm程
度のLEDを用いることによって、図3に示すようなパ
ターンを有した液晶パネル8からの光束はその殆どがダ
イクロイックミラーにより反射され、接眼レンズ6によ
って撮影者の瞳孔に導光される。
【0022】一方、焦点板3上に結像した被写体像から
のファインダ光束は90%程度がダイクロイックミラー
を透過し、接眼レンズ6によって撮影者の瞳孔に導光さ
れる。この際に、ダイクロイックミラーに入射する表示
光学系からの光束の偏光方向を液晶パネル8の作用によ
ってS偏光として、表示光束の反射効率を大きくするこ
とにより表示効率を高めることができる。これは完全な
S偏光でなくともその目的は達成することができ、この
ような構成によって赤色の情報表示をファインダ内に自
在に行うことができる。
【0023】図4は光合成部材5に用いる他のダイクロ
イックミラーの入射角45゜における分光透過率特性図
である。このダイクロイックミラーでは、ファインダ像
を形成する波長450nm以上の可視域においては90
%程度の透過率を有し、可視光の中でS偏光成分は概略
450nmで透過率が半値となり、P偏光では概略42
0nmで透過率が半値となる特性を有している。このよ
うな特性を有するダイクロイックミラーをファインダ光
学系に適用し、発光中心が450nm程度の光源10を
用いることによって表示光学系からの光束はその殆どが
ダイクロイックミラーにより反射され、青紫色の情報表
示をファインダ内に表示し、接眼レンズ6を介して撮影
者の瞳孔に導光される。
【0024】ところで、本実施例では光合成部材5とし
てダイクロイックミラーを用いているが、参考例として
透過特性及び反射特性に波長依存性が殆どないハーフミ
ラーを用いた場合を考えてみる。
【0025】図5は或るハーフミラーの分光透過特性図
である。このハーフミラーは波長400nm〜700n
mにおいて、平均透過率が70%程度である。このよう
なハーフミラーを、図1における光合成部材5として用
いた場合に、焦点板3上に結像した被写体像からのファ
インダ光束の70%程度がハーフミラーを透過し、撮影
者の瞳孔に達する。一方、液晶パネル8からの光束の3
0%程度がハーフミラーで反射され、ファインダ像を重
ね合わされて撮影者の瞳孔に達することになる。
【0026】図5に示すような分光透過特性を持つハー
フミラーを光合成部材5として用いた際には、本実施例
のようにダイクロイックミラーを光合成部材5として用
いた場合と比較して光の利用効率が悪く、ファインダ像
と液晶パネル8による情報表示が共に非常に暗いものに
なってしまう。これに対し、本実施例では光合成部材に
ダイクロイックミラーを用いているので、焦点板3上に
結像した被写体像からのファインダ光束と液晶パネル3
からの光束を共に非常に高い効率で観察者に導光するこ
とができる。
【0027】しかしながら後述するように、ダイクロイ
ックミラーは分光透過率特性が光の入射角によって異な
るという特性を持っている。図1に示したような系にお
いては、被写体からの光は様々な入射角でダイクロイッ
クミラーに入射するため、上記のようなダイクロイック
ミラーの特性により観察方向によってファインダ像に色
相変化が生じてしまう。
【0028】次に、光合成部材5にダイクロイックミラ
ーを用いることによって生ずるファインダの観察方向に
よる色相変化を補正する方法について述べる。図6はフ
ァインダ光学系とこの光学系を透過する方向の異なる3
つの光束L0、L1、L2を示している。それぞれの光束は撮
影レンズ1を透過しクイックリターンミラー2によって
反射されて焦点板3上に結像し、ペンタプリズム4、ダ
イクロイックミラーから成る光合成部材5、検眼レンズ
6を経て撮影者の瞳孔に至る。ここで、各光束L0、L1、
L2のクイックリターンミラー2への入射角に注目してみ
る。各光束のクイックリターンミラーへの入射角をθ0
、θ1 、θ2 とすれば、 θ1 <θ0 <θ2 となる。
【0029】一般に、クイックリターンミラーは撮影レ
ンズ光軸に対して45°に設定されるためθ0 は45°
となる。一方、ダイクロイックミラーへの各光束L0、L
1、L2の入射角を見てみると、その入射角をそれぞれω0
、ω1 、ω2 とすれば、 ω2 <ω0 <ω1 となる。
【0030】ファインダ像の上下の観察方向によってダ
イクロイックミラーへの入射角が変化するため、ダイク
ロイックミラーへの入射角によらずに、その分光透過率
は一定であることが望ましい。しかしながら、本実施例
のダイクロイックミラーはガラス基板へ誘電体の多層膜
を蒸着することによって、図2、図4で示す分光透過率
特性を得ている。このようなダイクロイックミラーで
は、分光透過率の角度依存性をなくすことは到底困難で
あり、ファインダ像が上下方向で色相が変化し好ましく
ない。
【0031】具体的に、図2の分光透過率特性を持つダ
イクロイックミラーを例に挙げて説明すると、ダイクロ
イックミラーに対する入射角が大きくなると、大←で示
すように透過と反射の特性が反転する波長が短波長側に
シフトする。逆に、入射角が小さくなると→小で示すよ
うに透過と反射の特性が反転する波長が長波長側にシフ
トする。その結果、このダイクロイックミラーの特性だ
けで考えれば、ファインダ像の上を見る、つまり図6に
おける光束L1を見ると、ダイクロイックミラーへの入射
角が大きく透過可能な長波長側カット波長が短波長側に
シフトし赤成分が欠落する結果として、撮影者にはファ
インダ像が下部よりも青く見える。
【0032】反対にファインダ像の下を見る、つまり図
6における光束L2を見ると、ダイクロイックミラーへの
入射角が小さく透過可能な長波長側のカット波長が短波
長側にシフトし赤色成分が増加する。結果として、撮影
者にはファインダ像が上部よりも赤く見える。
【0033】このような上下方向の色相変化を防止する
ため、本実施例ではクイックリターンミラー2を光合成
部材5のダイクロイックミラーと同じ特性を持つ誘電体
の多層膜による構成として、その反射率の角度依存性に
よる色相の変化が、ダイクロイックミラーによって生ず
る色相の変化と相殺するようにしている。
【0034】一般に、一眼レフレックスカメラに用いる
クイックリターンミラーは可視城の波長に対しては概略
平坦な反射特性を有するように設定され、その角度依存
性も少ない方が望ましいとされている。しかし、本実施
例ではクイックリターンミラー2を誘電体の多層膜によ
る構成として、その反射率の入射角度依存性を利用して
ダイクロイックミラーを含めたファインダ系を通して、
色相変化の少ない良好なファインダ系を得ている。
【0035】なお、本実施例では、誘電体多層膜を施し
たクイックリターンミラー2を色相変化を防止するため
の補正手段として用いたが、ダイクロイックミラーによ
る色相変化を防止するための膜を他の光学部材、例えば
ペンタプリズムの反射面や透過面、レンズ表面、透明平
行平板等に施し、これらの部材を補正手段として用いて
もよく、これらの形態は本発明の趣旨を逸脱することは
ない。
【0036】しかしながら、クイックリターンミラー2
の法線方向に対して、互いの法線方向が直交するように
光合成部材5をファインダ系中に配置し、光合成部材5
に施されたダイクロイック膜と同じ特性の誘電体多層膜
をクイックリターンミラー2に施す本実施例の構成が、
本発明の目的を最も容易に実現することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るファイ
ンダ系によれば、ファインダ像とそれに重ね合わせて表
示される表示情報とが共に明るく、かつ高品位なファイ
ンダ像の観察が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の一眼レフレックスカメラの概略構成
図である。
【図2】ダイクロイックミラーの分光透過率特性図であ
る。
【図3】液晶パネルに表示されるパターンの説明図であ
る。
【図4】他のダイクロイックミラーの分光透過率の特性
図である。
【図5】参考例のハーフミラーの分光透過率の特性図で
ある。
【図6】観察方向によって異なるダイクロイックミラー
への入射角の説明図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 クイックリターンミラー 3 焦点板 4 ペンタプリズム 5 光合成部材 6 接眼レンズ 7 投影レンズ 8 液晶パネル 9 集光レンズ 10 光源

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体からの光を観察者に導く光学手段
    と、該光学手段の視野中に情報を表示する表示手段と、
    前記光学手段の光路中に配し、前記物体からの光と前記
    表示手段に表示された情報とを合成する光合成手段とを
    有するファインダ系であって、前記光合成手段は光の入
    射角によって分光透過特性が異なり、前記光合成手段を
    含む前記光学手段全体の分光透過特性を、前記光合成手
    段に入射する光の入射角によらずに実質的に一定に保つ
    補正手段を有することを特徴とするファインダ系。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は所定波長の光を用いて表
    示を行うと共に、前記光合成手段は前記所定波長を含む
    波長帯域の光と該波長帯域以外の波長の光とで透過率が
    異なる請求項1に記載のファインダ系。
  3. 【請求項3】 前記光合成手段は前記所定波長を含む波
    長帯域の光で低い透過特性を備え、該波長帯域以外の波
    長の光で高い透過特性を備える請求項2に記載のファイ
    ンダ系。
  4. 【請求項4】 前記所定波長の光は可視領域における長
    波長帯域の光とする請求項2又は3に記載のファインダ
    系。
  5. 【請求項5】 前記所定波長の光は可視領域における短
    波長帯域の光とする請求項2又は3に記載のファインダ
    系。
  6. 【請求項6】 前記光合成手段はダイクロイックミラー
    とした請求項1〜5の何れか1つの請求項に記載のファ
    インダ系。
  7. 【請求項7】 前記補正手段は前記ダイクロイックミラ
    ーと実質的に同じ透過特性の多層膜を備えた反射部材で
    あり、該反射部材の法線方向と前記ダイクロイックミラ
    ーの法線方向とが直交するように前記反射部材と前記ダ
    イクロイックミラーを配置した請求項6に記載のファイ
    ンダ系。
  8. 【請求項8】 前記光学手段は、対物レンズと、該対物
    レンズからの光を偏向するミラーと、前記対物レンズに
    よる前記物体の実像が形成される焦点板と、該焦点板上
    に形成された前記物体の実像を反転する像反転部材と、
    該像反転部材によって反転された実像を観察者に導光す
    る接眼レンズとを有し、前記補正手段を前記ミラーとし
    た請求項7に記載のファインダ系。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、照明光を供給する光源
    と、該照明光によって照明される液晶パネルと、前記光
    源と観察者の瞳孔とを共役に設定する光学部材とを有す
    る請求項1〜8の何れか1つの請求項に記載のファイン
    ダ系。
  10. 【請求項10】 前記光学部材は、前記液晶パネルより
    も光源側に配したフレネルレンズと前記パネルよりも前
    記光合成手段側に配した投影レンズとを有する請求項9
    に記載のファインダ系。
  11. 【請求項11】 前記投影レンズは非球面を有する請求
    項10に記載のファインダ系。
  12. 【請求項12】 前記光学手段は、焦点板と、該焦点板
    上に形成された前記物体の実像を反転する像反転部材、
    該像反転部材によって反転された実像を観察者に導光す
    る接眼レンズとを有し、前記光合成手段は前記像反転手
    段と前記接眼レンズの間に配した請求項10に記載のフ
    ァインダ系。
  13. 【請求項13】 前記接眼レンズの焦点距離をfs、前
    記投影レンズの焦点距離をftとしたとき、 fs/5<ft<fs なる条件式を満足する請求項12に記載のファインダ
    系。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れか1つの請求項
    に記載のファインダ系を有することを特徴とする光学機
    器。
JP34447797A 1996-12-10 1997-11-28 ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器 Expired - Fee Related JP4124847B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34447797A JP4124847B2 (ja) 1996-12-10 1997-11-28 ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器
US08/986,954 US5893650A (en) 1996-12-10 1997-12-08 Viewfinder system and single-lens reflex camera having the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34676896 1996-12-10
JP8-346768 1996-12-10
JP34447797A JP4124847B2 (ja) 1996-12-10 1997-11-28 ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10228057A true JPH10228057A (ja) 1998-08-25
JP4124847B2 JP4124847B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=26577779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34447797A Expired - Fee Related JP4124847B2 (ja) 1996-12-10 1997-11-28 ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4124847B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004258232A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Nikon Corp 表示光学系、およびファインダー光学系
US7912364B2 (en) 2007-06-22 2011-03-22 Canon Kabushiki Kaisha Optical observation apparatus and image-pickup apparatus
JP2012127984A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Nikon Corp 正立化部材および光学装置
WO2018164058A1 (ja) * 2017-03-09 2018-09-13 株式会社ニコン 光学装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004258232A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Nikon Corp 表示光学系、およびファインダー光学系
US7912364B2 (en) 2007-06-22 2011-03-22 Canon Kabushiki Kaisha Optical observation apparatus and image-pickup apparatus
JP2012127984A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Nikon Corp 正立化部材および光学装置
WO2018164058A1 (ja) * 2017-03-09 2018-09-13 株式会社ニコン 光学装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4124847B2 (ja) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3450576B2 (ja) ファインダー内表示装置
US5581319A (en) Illuminating window type bright frame finder
US5893650A (en) Viewfinder system and single-lens reflex camera having the same
JPH11258681A (ja) 表示装置を備えたファインダー
JPS6145212B2 (ja)
JP4124847B2 (ja) ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器
JP3774528B2 (ja) 一眼レフカメラのファインダ
US6914726B2 (en) Optical apparatus and viewing optical system thereof which is capable of displaying information
US6047139A (en) Camera capable of display in finder
JP2007264029A (ja) ファインダ光学系及びこれを搭載する光学機器
JP4154022B2 (ja) ファインダー系及びそれを用いた光学機器
JPH08179400A (ja) ファインダ光学系及びその反転光学系
JP4900769B2 (ja) ファインダ光学系及びこれを搭載する光学機器
JP3445052B2 (ja) ファインダー内表示装置
JP4968924B2 (ja) 光学観察装置及び撮像装置
JP2008033104A (ja) ファインダー装置及びそれを有する撮像装置
JP4900770B2 (ja) ファインダ光学系及びこれを搭載する光学機器
JPH09236858A (ja) ファインダー内表示装置
JP4349067B2 (ja) 撮像装置とこれを有するカメラ
JP2006171658A (ja) ファインダー光学系及びそれを備えた撮像装置
JPH09236859A (ja) ファインダー内表示装置
WO2018164058A1 (ja) 光学装置
JP3243020B2 (ja) 光学ファインダー
JPH07319032A (ja) ファインダー内情報表示装置
JP2020020818A (ja) 光源装置およびこれを用いた投射型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040318

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees