JP2000171846A - カメラの露出制御装置 - Google Patents

カメラの露出制御装置

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JP2000171846A
JP2000171846A JP11281288A JP28128899A JP2000171846A JP 2000171846 A JP2000171846 A JP 2000171846A JP 11281288 A JP11281288 A JP 11281288A JP 28128899 A JP28128899 A JP 28128899A JP 2000171846 A JP2000171846 A JP 2000171846A
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photometric
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backlight
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area
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JP11281288A
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English (en)
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Naohito Nakahara
尚人 中原
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より正確に逆光判定をして適正な露出ができ
るようにする。 【構成】 複数の測光エリア(1−1L〜6L)につい
て測光可能な測光IC50と、複数の測距エリア(1D
〜3D)について測距可能なマルチAFセンサユニット
51を備えたカメラにおいて、複数の測距エリア(1D
〜3D)のうち合焦に用いられる測距エリアとして選択
された測距エリア(例えば3D)に対応するセンサ領域
S2から得られた画像データに基づいて得た被写体輝度
から測距エリア(3D)の平均輝度を演算してサブ測光
値BVafとし、一方、複数の測光エリア(1−1L〜
6L)のうち周辺部に位置する周辺測光エリア(1−1
L〜1−4L)の測光データの平均値を参照測光値BV
dとし、参照測光値BVdとサブ測光値BVafとの差
(BVd−BVaf)が予め設定した設定値(例えば
2.0Ev)以上であれば逆光であると判定し、撮影時
にはストロボを発光するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、焦点検出装置を備えたカ
メラにおいて、より正確に逆光判定をして適正な露出を
得ることができるようにしたカメラの露出制御装置に関
する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、多点(マルチ)測
距装置を備えたカメラの場合、被写体への合焦は、複数
の測距エリアによってそれぞれ得られた被写体までの距
離内、たとえば最も近い距離を採用して行っている。一
方、被写体の輝度は、複数の測距エリアに一部の測光エ
リアが重ねて設定されている複数の分割測光エリア(通
常、測距エリアの数よりも多い)からそれぞれ得られた
測光値を利用して、平均、中央重点、スポット測光など
の測光方式に基づいたアルゴリズムによって演算してい
る。さらに、逆光であるかどうかの逆光判定は、中央の
測光エリアの測光値と他の測光エリアの測光値の差分を
演算し、この差分が予め設定されている一定値以上であ
るかどうかで行っている。つまり、被写体への合焦は複
数の測距エリアの中から合焦させるべく選択された一つ
の測距エリアの測距値によって行い、逆光判定は、選択
された測距エリアとは無関係に複数の測光エリアの測光
値に基づいて行っている。
【0003】しかしながら、このような従来のカメラの
露出制御装置では、複数の測距エリアが複数の測光エリ
アの一部に重ねて設定されているのにもかかわらず、逆
光判定が、複数の測光エリアにより、合焦させるべく選
択された測距エリアとは無関係に行われているために、
被写体に対する逆光の判定が不正確になる場合があり、
適正な露出を得ることができない場合がある。たとえ
ば、測光エリアとして第1測光エリアから第6測光エリ
アが設定され、測距エリアとして第4測光エリアに第1
測距エリアが、第5測光エリアに第2測距エリアが、第
6測光エリアに第3測距エリアがそれぞれ重ねて設定さ
れていて、合焦エリアとして第1測距エリアの測距デー
タが選択されたとする。一方、被写体の主要測光値とし
て第6測光エリアの測光値が採用され、この第6測光エ
リアの主要測光値と他の測光エリア(たとえば第2測光
エリア)の測光値の差分が一定値以上であったときに
は、逆光であると判定されたとする。これでは、測距デ
ータが採用された第1測距エリアに対応する第4測光エ
リアの測光値は逆光の判定をする基準とはされていない
のであるから、第1測距エリア内に位置する主要被写体
(合焦される測距エリアに存在する被写体)にとって本
当に逆光であるのかどうかの判定ができないことにな
る。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような従来の不具合を解
消するためになされたものであり、より正確に逆光判定
をして適正な露出を得ることができるようにしたカメラ
の露出制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、パッシブ焦点検出装置は被写
体輝度情報を利用しているので焦点検出装置から合焦さ
せる被写体の輝度情報を得られることに着目してなされ
てものである。この目的を達成する請求項1に記載の発
明は、被写体光を受光して測距する焦点検出手段と、複
数の測光エリアを有する測光手段と、前記焦点検出手段
が受光した被写体光に基づいて検出した逆光判定用基準
測光値と、前記測光手段が測光した測光値とに基づいて
逆光であるか否かを判定する逆光判定手段を備えたこと
に特徴を有する。請求項2記載の発明は、請求項1に記
載の露出制御装置において、前記焦点検出手段は、複数
の測距エリアを備え、この複数の測距エリアの内のいず
れか1個の測距エリア内の測距値を選択して合焦処理
し、前記逆光判定手段は、前記複数の測距エリアの内、
合焦に利用される焦点検出エリア内の被写体光に基づい
て検出した逆光判定用基準測光値を使用することに特徴
を有する。請求項3記載の発明は、請求項1または2記
載の露出制御装置において、前記測光手段が複数の測光
エリアを有し、前記逆光判定に利用される測光エリアが
周辺の測光エリアであることに特徴を有する。請求項4
記載の発明は、請求項2または3記載の露出制御装置に
おける前記測距手段が、一対の結像レンズによって一対
のラインセンサ上に形成された被写体像の間隔を前記ラ
インセンサの各受光素子が積分した積分値に基づいて検
出し、被写体までの距離を求めるパッシブ測距装置であ
って、前記ラインセンサ上に形成された被写体像の輝度
を前記各受光素子の積分値が所定値に達するまでの積分
時間として検出する量子化手段と、前記積分値が最初に
所定値に達した積分時間を基準積分時間とし、各受光素
子の積分時間を基準積分時間に対する相対積分時間とし
て演算して出力する演算手段を備え、前記判定手段は、
前記基準積分時間に対応する実際の被写体輝度を実基準
輝度として求め、この実基準輝度に基づいて、前記選択
された測距エリアに対応する各相対積分時間から実際の
被写体輝度を求め、求めた実際の被写体輝度の平均値を
逆光判定用基準測光値として逆光判定することに特徴を
有する。請求項5記載の発明は、請求項1から4のいず
れかに記載の発明において、測距手段が、一対の結像レ
ンズによって一対のラインセンサ上に形成された所定焦
点検出エリア内の被写体像の間隔を前記一対のラインセ
ンサの各受光素子が積分した積分値に基づいて検出し、
検出した被写体像の間隔から被写体までの距離を求める
パッシブ測距装置であって、前記一対のラインセンサ上
に形成された被写体像の輝度を前記各受光素子の積分値
が所定値に達するまでの積分時間として検出する量子化
手段と、前記積分値が最初に所定値に達した積分時間を
基準積分時間とし、各受光素子の積分時間を基準積分時
間に対する相対積分時間に換算して出力する演算手段を
備え、前記逆光判定手段は、前記基準積分時間に対応す
る実際の被写体輝度を実基準輝度として求め、この実基
準輝度に基づいて、前記選択された測距エリアに対応す
る各相対積分時間から実際の被写体輝度を演算し、演算
した実際の被写体輝度の平均値を演算して逆光判定用基
準測光値として逆光判定に使用することに特徴を有す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、測距装置
により選択された合焦させる測距エリア内の被写体につ
いての逆光判定用基準測光値と、多点測光装置により得
られた測光値を使用して逆光判定するカメラの露出制御
装置である。以下、本発明のカメラの露出制御装置の実
施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図
1は、本発明のカメラの露出制御装置が搭載されたカメ
ラの一実施の形態の外観図であり、(A)はそのカメラ
の正面を、(B)はそのカメラの上面を、(C)はその
カメラの背面をそれぞれ示している。
【0007】図1(A)に示してあるように、このカメ
ラ10正面側には、ほぼ中央下寄りにズームレンズ11
が設けられている。ズームレンズ11の上方にファイン
ダ窓12が設けられ、その右隣に測光窓13が設けら
れ、この測光窓13から入射した被写体光が測光IC5
0(図3参照)に導かれて被写体の輝度が測定される。
測光IC50は、撮影領域に対応するセンサ領域を複数
の測光エリアに分割して、各測光エリア毎に被写体輝度
を測る分割測光センサを備えている。本実施例の測光I
C50は、周辺測光エリア1−1Lから1−4Lと、上
下測光エリア2L、3L、左右測光エリア4L、5L、
および中央測光エリア6Lの9個のエリアに分割され、
各分割測光センサの受光領域は、各測光エリアに対応し
ている。
【0008】パッシブAFセンサ部18は、いわゆる相
関法および三角測距法の原理に基づいてカメラ10から
被写体までの距離(被写体距離または撮影距離)を測定
する測距センサであり、複数の測距エリア内の被写体ま
での距離を独立して測定可能なマルチAFセンサユニッ
ト51(図4参照)を備えている。合焦に使用される測
距データは、本実施例では、複数の測距エリアから得ら
れた測距データの内、最も近距離に相当する測距データ
である。さらに本実施の形態では、この最も近距離に相
当する測距データが得られた測距エリア内の相対積分時
間と基準積分時間からその測距エリア内の被写体輝度
(逆光判定用基準測光値)を求め、この被写体輝度と、
測光IC50によって得られた被写体輝度(参照に基づ
いて逆光判定を行う。つまり本実施の形態では、AFセ
ンサユニット51を、測距手段としてだけでなく、測光
手段としても機能させている。
【0009】また、リモコン受光部14は、リモコンか
ら赤外線で送られるレリーズ信号を図示しない赤外線セ
ンサによって検出する。セルフランプ16は、セルフタ
イマー撮影時に点滅または点灯するインジケータとして
の機能を有しているランプである。ストロボ発光部22
は、周囲が暗い場合、または逆光の場合に、撮影を補助
するためのストロボ光を投光する部分である。
【0010】図1(B)に示すように、このカメラ10
の上面には、レリーズボタン24が設けられている。こ
のレリーズボタン24は、半押しと全押しができるよう
になっており、半押しの状態では、測光、測距し、合焦
手段が焦点調節レンズ群を合焦位置まで移動させるなど
の撮影に必要な準備をする。一方、レリーズボタン24
が全押しされると、絞り、シャッタが作動し、フィルム
に露光し、フィルムを巻き上げる。また、モードスイッ
チ26は、カメラ10を本発明の機能を用いた動作をさ
せるかその逆に本発明の機能を用いない動作をさせるか
の選択をするスイッチである。
【0011】図1(C)に示すように、このカメラ10
の背面部にはファインダアイピース28が設けられてい
る。このファインダアイピース28は、撮影の構図など
を決めるために覗かれる開口部である。ファインダアイ
ピース28の右側に縦に並んで設けられている緑ランプ
30および赤ランプ32は、インジケータとして機能す
るランプであり、本実施の形態では、緑ランプ30は、
測距エラーとなった場合に点滅させ、測距エラーとなら
なかった場合に点灯させ、赤ランプ32は、ストロボの
充電が完了したときに点灯させている。
【0012】図3は、本発明に係るカメラの露出制御装
置の具体的な構成を示すブロック図である。図中の電源
スイッチ50は、カメラ10を機能させるためのメイン
スイッチ(図1(C)のON、OFFスイッチ)であ
る。モードスイッチ26は、図1(B)に示したスイッ
チである。測光スイッチSWSとレリーズスイッチSW
Rは、レリーズボタン24に連動するスイッチであっ
て、レリーズボタン24の半押しで測光スイッチSWS
がONし、全押しでレリーズスイッチSWRがONす
る。
【0013】測光IC50は、カメラ10の測光窓13
(図1の(A)参照)から入射した被写体光を受光し、
複数の測光エリアに対応する分割測光センサの測光デー
タから被写体の輝度を求める測光手段である。
【0014】AFセンサユニット51は、複数に分割さ
れている測距エリア内の被写体について形成される像を
積分して画像データに変換し、CPU100に出力する
測距手段として機能する。
【0015】ストロボ回路58は、カメラ10のストロ
ボ発光部22(図1の(A)参照)を発光させる回路で
あり、露光量不足と判定されたり、逆光と判定されたと
きなどに動作し、ストロボ発光手段として機能する回路
である。
【0016】フォーカス駆動回路60は、AFセンサユ
ニット51を介して測距した被写体までの距離に応じて
フォーカスモータ62を回転させ、カメラ10のレンズ
を駆動して被写体に合焦させる回路である。シャッタ駆
動回路64は、カメラ10のレリーズスイッチSWRが
ONしたとき(レリーズボタンが全押しされた状態)ま
たはリモコンのレリーズボタンが押されたときなどにシ
ャッタモータ66を回転させ、シャッタを切る回路であ
る。
【0017】緑ランプ30および赤ランプ32は、前記
したように、測距エラー(被写体までの距離が測距でき
ない状態)、充電完了状態を示すインジケータとして機
能するランプである。このランプはCPU100からの
信号によって点灯される。
【0018】図2は、測光窓13、AFセンサ部の奥に
設けられている測光IC50およびAFセンサユニット
51の受光面(センサ領域)の形態を示す図であり、撮
影画面に対する測光エリアと測距エリアとの位置関係を
示している。
【0019】図2(A)に示す実施例では、測光エリア
が、周辺測光エリア1−1Lから1−4Lと、上下測光
エリア2L、3L、左右測光エリア4L、5L、および
中央測光エリア6Lの9個のエリアに分割され、測距エ
リアが1D、2D、3Dの3個のエリアに分割されてい
る。ここで、測距エリア1Dは測光エリア4Lに重ねて
設けられ、測距エリア2Dは測光エリア5Lに重ねて設
けられ、測距エリア3Dは測光エリア6Lに重ねて設け
られている。
【0020】図2(B)に示す実施例では、測光エリア
が、周辺測光エリア1−1Lから1−4Lと、上下測光
エリア2L、3L、左右測光エリア4L、5L、および
中央測光エリア6Lの9個のエリアに分割され、測距エ
リアが1D〜5Dの5個のエリアに分割されている。こ
こで、測距エリア1Dは測光エリア2Lに、測距エリア
2Dは測光エリア3Lに、測距エリア3Dは測光エリア
4Lに、測距エリア4Dは測光エリア5Lに、測距エリ
ア5Dは測光エリア6Lにそれぞれ重ねて設けられてい
る。
【0021】なお、測距エリア1D〜5Dは、測光エリ
ア2L〜6Lのいずれか一つと一致する領域、またはい
ずれか一つに含まれる領域であるが、完全に重複する
か、あるいは複数の測光エリアに跨る領域とすることも
可能である。
【0022】以上の各実施例において、測光IC50
は、各測光エリアについて独立して測光可能な測光セン
サを備え、AFセンサユニット51は、各測距エリアに
ついて独立して測距可能な測距センサを備えている。な
お、本実施例では、測光IC50の4個の周辺測光エリ
ア1−1Lから1−4Lを1個の周辺測光エリアとして
利用している。
【0023】図4には、図2(A)の形態に対応するA
Fセンサユニット51のより詳細なブロック図を示して
ある。AFセンサユニット51は図4に示すように、
左、右結像(集光)レンズ53L、53R、左、右ライ
ンセンサ54L、54R、左、右量子化部55L、55
Rおよび演算部56を備えている。左、右ラインセンサ
54L、54Rはそれぞれ光電変換素子として、同一ピ
ッチで一列に配置された多数のフォトダイオードを備え
ている。なお、左、右結像レンズ53L、53R、左、
右ラインセンサ54L、54R、および左、右量子化部
55L、55Rは、左右同様の構成であり、左右同様の
動作をする。
【0024】被写体光束は、左、右結像レンズ53L、
53Rを透過して対応する左、右ラインセンサ54L、
54R上に入射し、被写体像を形成する。つまり、左、
右ラインセンサ54L、54R上には、同一の被写体の
像がそれぞれ、対応する左、右結像レンズ53L、53
Rによって形成される。この左、右結像レンズ53L、
53Rおよび左、右ラインセンサ54L、54Rは、測
距エリア1D〜3D内の被写体像を受光できるように形
成され、配置されている。なお、左、右結像レンズ53
L、53Rはパンフォーカスである。
【0025】左、右ラインセンサ54L、54Rの各フ
ォトダイオードはそれぞれ、受光した被写体光を光電変
換し、明るさに応じた電気信号(電圧または電流)を
左、右量子化部55L、55Rに出力する。左、右量子
化部55L、55Rは、各フォトダイオードの受光光量
を積分時間データに変換する。つまり、入力した各電気
信号を積分し、その積分値が一定値に達するのに要する
積分時間を計測して、各積分時間をメモリする。この積
分時間は被写体輝度に反比例し、積分時間が短いほど被
写体輝度は高く、積分時間が長いほど被写体輝度は低
い。被写体輝度に対応する。なお、演算部56は、最初
に所定値に達した積分時間を基準積分時間に変換する。
そして、この基準積分時間に基づいてその後出力される
積分時間を相対積分時間に変換し、この基準積分時間と
ともに全てメモリする。
【0026】そして演算部56は、すべてのフォトダイ
オードの電気信号が所定の積分値に達して全ての積分時
間をメモリしたら、メモリした積分時間を受光素子列の
順に画像データとしてCPU100に出力する。なお、
一定時間が経過してもいずれかのフォトダイオードにつ
いて積分値が所定の積分値に達していない場合は、積分
未終了のフォトダイオードについては一定時間を相対積
分時間としてメモリし、画像データとしてCPU100
に出力する。CPU100は、これらの画像データを内
部RAM101にメモリし、測距演算および逆光判定に
利用する。
【0027】測距、つまり位相差を検出するためには、
各受光素子が受光した被写体像の相対輝度が分かればよ
く、実際の被写体の輝度値は不要である。一方、測距精
度は、演算有効レンジ一杯になるような輝度値を得た方
が高くなる。そこで演算部56は、左右量子化部55
L、55Rから得た最短積分時間を基準積分時間として
他の積分時間を相対積分時間に変換して画像データとし
て出力している。したがって、この最短積分時間と実際
の輝度が分かれば、基準積分時間および相対積分時間を
実際の輝度値に変換できる。
【0028】そこでCPU100は、演算部56から画
像データとは別個に、最短積分時間を入力する。そして
CPU100は、積分終了後に演算部56から出力され
た画像データを、この最短積分時間に基づいて各画像デ
ータを実際の被写体の輝度に変換して、逆光判定に用い
る被写体輝度を得ている。
【0029】図5には、一方のラインセンサ54Lの各
フォトダイオードと積分時間(相対積分時間)との関係
を示してある。この図は、横方向がフォトダイオードが
並ぶ方向であり、縦方向(棒グラフ)が各フォトダイオ
ードの積分時間である。つまり、棒グラフが高いほど受
光光量が少なく(輝度が低く)、棒グラフが低いほど受
光光量が多い(輝度が高い)ことを示している。言い替
えれば、この図5はラインセンサ上の被写体輝度分布
(位相)を表している。本実施例において、棒グラフの
明るさ(暗さ)に対応する高さは、最短積分終了のフォ
トダイオードに対する時間のカウント値(最も明るい被
写体光を受けて積分終了したフォトダイオードに対する
積分終了遅れ分のカウント値)である。なお、図5にお
いて、センサ領域1S〜3Sは、測距エリア1D〜3D
に対応する。また、他方のラインセンサ54R上の被写
体像の輝度分布も同様になる。
【0030】図示実施例では、一方のラインセンサ54
Lを基準ラインセンサ、他方のラインセンサ54Rを参
照ラインセンサとして、基準のラインセンサ54L上の
測距エリア1D〜3Dの輝度分布と一致する輝度分布を
他方のラインセンサ54Rの対応する測距エリア1D〜
3D内の輝度分布から検出して、その輝度分布の間隔、
(被写体像の位相差)を検出し、検出した間隔に基づい
て、その測距エリア1D〜3D内の被写体までの距離を
求める。そして、最も近距離の被写体を主要被写体と推
定し、最近距離を選択して、合焦処理に使用する。
【0031】さらにCPU100は、選択した距離が得
られた測距エリア1D〜3Dに対応するセンサ領域1S
〜3Sの一つから得られた画像データ、および最短積分
時間に基づいて、選択されたセンサ領域の平均輝度を演
算し、演算した平均輝度を逆光判定用基準測光値(サブ
測光値BVaf)として逆光判定に利用する。例えば、
測光IC50から得た周辺領域の参照測光値BVdと逆
光判定用基準測光値としてのサブ測光値BVafの差と
設定値との大小を比較して逆光判定をする。そして逆光
と判定したときは、例えば露出値をオーバ補正し、また
はストロボを発光させる。このようにCPU100は、
判定手段として機能する。
【0032】なお、CPU100は、図3に示すよう
に、これに接続されている全ての入力機器(各種センサ
やスイッチなど)から信号を入力し、記憶されているプ
ログラムに基づいて、接続されている個々の出力機器
(各種回路やランプなど)の動作を制御するものであ
り、測距手段、測光手段、選択手段、逆光判定手段、制
御手段などとして機能する。逆光判定をするための設定
値は、予めEEPROM102に記憶させてある。
【0033】本発明に係るカメラの露出制御装置の概略
の構成は以上の通りであるが、次に、その具体的な動作
をフローチャートに基づいて詳細に説明する。図6は、
本発明に係るカメラの露出制御装置のメインフローチャ
ートであり、図7、8および図9は、図6のメインフロ
ーチャートの内の測距処理および逆光判定処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。また、図10は、
図7の測距処理フローチャート内のAFセンサリセット
処理のサブルーチンのフローチャートあり、図11は、
図7の測距処理フローチャート内のサブ測光処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【0034】図6のメインフローチャートによって示さ
れた撮影処理は、レリーズボタン24の半押し操作(測
光スイッチSWSのオン)によってスタートする処理で
ある。撮影処理のフローチャートがスタートすると、カ
メラ10の測光窓13から入射した被写体光を受光した
測光IC50からの信号に基づいてCPU100は被写
体の輝度を演算する(S1)。たとえば図2(A)に示
したような各測光エリアについて被写体の輝度を演算す
る。
【0035】次に、被写体までの距離を測距する測距処
理をする(S2)。この測距処理の詳しい処理は図7の
フローチャートで説明するが、概略次のような処理がさ
れる。すなわち、複数の測距エリアによって測距された
被写体までの複数の測距データのうち、最も近い測距デ
ータを選択して被写体までの距離とする。
【0036】S2のステップでの処理において、被写体
の測距がうまくできなかったなどの理由によって被写体
までの距離が確定できずに測距エラーとなってしまった
場合には(S3;Y)、CPU100は緑ランプ30を
点滅する(S4)。一方、測距エラーとならなかった場
合には、CPU100は緑ランプ30を点灯する(S
5)。
【0037】次に、AE演算処理をして被写体の露光量
(シャッタ速度、絞り値)を演算し(S6)、逆光かど
うかを判定する逆光判定処理をする(S7)。この逆光
判定処理は、図9に示すフローチャートに基づいて後で
詳しく説明する。
【0038】レリーズボタン24が半押しされていなけ
れば、測光スイッチSWSがONしていないので以降の
処理は行わず処理を抜ける(S8;N)。レリーズボタ
ン24が半押しされ測光スイッチSWSがONしている
場合は(S8;Y)、レリーズボタン24が全押しされ
てレリーズスイッチSWRがONされるのを待って(S
9)、レリーズスイッチSWRがONされたら、CPU
100は緑ランプ30と赤ランプ32を消灯する(S
9;Y、S10)。
【0039】前記S7のステップで行われた逆光判定処
理において、逆光であると判定されたとき(逆光発光フ
ラグf=1)には(S11;Y)、ストロボ発光部22
から発光されるストロボ光の発光量を演算するフラッシ
ュマチック(FM)演算処理(S12)を実行してから
露出制御処理(S13)に進む。ストロボ発光をさせる
ときには、この演算によって得られた発光量だけストロ
ボ光がストロボ発光部22から発光されることになる。
【0040】一方、逆光判定処理において逆光であると
判定されなかったとき、つまり逆光発光フラグf=0の
ときには(S11;N)、直ちに露出制御処理及び巻上
げ/巻き戻し処理をする(S13、S14)。すなわ
ち、CPU100は、シャッタ駆動回路64を動作させ
シャッタモータ66を動かしてシャッタを切り、フィル
ムを1枚巻き上げる。フィルムの残量がなければフィル
ムを全て巻き戻す。
【0041】次に、図6のメインフローチャートの内の
測距処理を、図7のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0042】AFセンサユニット51を介して測距され
る測距領域は、例えば図2(A)にも示したように3つ
の測距エリア1D〜3Dに分割され、被写体までの距離
はそれぞれの測距エリア1D〜3Dについて独自に認識
される。また、測光IC50を介して検出される被写体
の輝度は、測光エリア1−1L〜4Lから6Lまでの6
個のエリアに分割された各測光エリアで検出される。上
記の測距エリア1Dは測光エリア4Lに重ねて設けら
れ、測距エリア2Dは測光エリア5Lに重ねて設けら
れ、測距エリア3Dは測光エリア6Lに重ねて設けられ
ている。
【0043】CPU100は、まずAFセンサをリセッ
トする(S36)。そしてCPU100は、前記した複
数の測距エリア(センサ領域S1〜S3)の内、先ず第
1の測距エリア(1D)を設定し(S37)、その測距
エリア(1D)に対応するセンサデータを入力してその
測距エリアにおける被写体までの距離を演算する(S3
8、S39)。S37からS39までの処理を第1の測
距エリア(1D)から第3の測距エリア(3D)までの
全ての測距エリアについて行い(S40)、3つの測距
エリアについて測距された被写体までの測距データのう
ち、最も近い測距データを選択する(S41)。
【0044】次に、CPU100は、いずれの測距エリ
アからも有効な測距値が得られなかったときには(S4
6;Y)、測距エラー処理を実行し(S47)、サブ測
光値BVafに0を代入してメインルーチンに戻る(S
48)。なお、測距エラー処理では、例えば主要被写体
が存在する確率の高い所定の距離(例えば2m、近点)
に合焦するようにレンズ駆動データ(LLデータ)を設
定する。
【0045】一方、いずれかの測距エリアで被写体まで
の距離が求められたときには、S41のステップで選択
された測距データをレンズ駆動データ(LLデータ)に
変換する(S49)。CPU100は、このレンズ駆動
データに基づいてフォーカス駆動回路60を介してフォ
ーカスモータ62を動かして被写体に合焦させる。そし
て、選択された測距エリアに対応する測距エリアのセン
サデータからサブ測光値BVafを求めてリターンする
(S50)。
【0046】図8は、図7に示したフローチャートのS
41のステップのサブルーチン処理を示すフローチャー
トである。S41のステップで、3つの測距エリアによ
って測距された被写体までの測距データのうち、最も近
い測距データ(測距値)を選択する処理が行われるが、
この処理は、具体的には次のようにして行われる。
【0047】まず、3つの測距エリアから得られた測距
値のうち、最も小さい測距値を認識して、その最も小さ
い測距値が得られた測距エリアを決定する。たとえば、
最も小さい測距値が図2(A)に示した第3の測距エリ
ア(3D)から得られたとすれば、選択測距エリアjは
3Dであると決定されることになる(S51)。
【0048】次に、この決定された選択測距エリアの番
号、すなわち、上記の例では3Dを変数jに設定する。
すなわち、j=3Dとなる(S52)。そして、その選
択測距エリアjで得られた測距値を測距データとしてリ
ターンする(S53)。
【0049】図9は、図6のメインフローチャートの内
の逆光判定処理を示すサブルーチンに関するフローチャ
ートである。この逆光判定処理では、有効な測距データ
が選択された場合は、そのAF測距センサ51から得た
サブ測光値BVafと測光IC50から得た参照測光値
とに基づいて逆光判定し、有効な測距データが得られな
かった場合は、測光IC50から得た測光値のみに基づ
いて逆光判定する。
【0050】逆光判定処理に入ると、まず、逆光である
と判定されたか、判定されなかったかを示す逆光発光フ
ラグfを0に設定する(S61)。つまり、逆光発光フ
ラグを初期化する。次に、露出方式がストロボオート発
光かどうかをチェックし、ストロボオート発光でない場
合はストロボを発光しないのでリターンする(S62;
Y)。
【0051】ストロボオート発光の場合は(S62;
Y)、複数の測光エリアの中から所定番目、例えば2番
目に明るい測光データ(MAX2)および2番目に暗い
測光データ(MIN2)を見つける(S63)。たとえ
ば、図2(A)のような測光エリアに分割されている場
合には、測光エリア1−1L〜6Lまでの6個の測光エ
リアのそれぞれから得られた測光データを全て比較し、
その中で2番目に明るい測光データ(MAX2)および
2番目に暗い測光データ(MIN2)が得られた測光エ
リアを見つける。
【0052】そして、現在のズームレンズ11の焦点距
離が所定焦点距離Amm以下であるかどうかをチェックし
(S64)、以下であれば全域測距エラーかどうかをチ
ェックし(S65)、全域測距エラーでなかった場合、
つまり図6のフローチャートのS2のステップでの処理
において測距エラーにならなかった場合には(S65;
N)、AFセンサユニット51から得た選択測距エリア
j内のサブ測光値BVafと、周辺に位置する測光エリ
ア1−1L〜1−4Lから得た平均の測光データである
参照測光値BVdとの差を求め、この差が例えば2.0
EV以上であれば逆光であると判定して逆光フラグfに
1をセットし(S66;Y、S67)、2.0EV以上
でなければ逆光ではないと判定してS67をスキップす
る(S66;N)。
【0053】また、ズームレンズ11の焦点距離が所定
焦点距離Amm以下でなかった場合(S64;N)、以下
であっても有効な被写体の測距値が得られなかったなど
の理由によって被写体までの距離が確定できずに測距エ
ラーになっていた場合には(S64;Y、S65;
Y)、S66、S67の逆光判定処理をスキップする。
なお、ズームレンズ11の所定焦点距離Ammは、撮影画
面の大部分が測光エリア6Lによって占められてしまう
焦点距離、言い換えれば、周辺測光エリア1-1L〜4
L、測光エリア2L〜5Lが撮影画面外になってしまう
焦点距離が設定される。ズームレンズ11の焦点距離
は、ズームコード入力回路35を介してCPU100が
検知する。
【0054】次に、測光エリアから得られ測光データの
中から2番目に明るい測光データ(MAX2)と2番目
に暗い測光データ(MIN2)の差を求め、この差が例
えば1.5Ev以上であれば、逆光であると判定して、
逆光発光フラグに1を設定してリターンする(S68;
Y、S69)。焦点検出した測距エリア内の被写体につ
いて逆光と判定されなかった場合でも、撮影画面内に明
る被写体と暗い被写体の両方が存在する場合があるから
である。一方、この差が1.5Ev以上でなければ逆光
でないと判定してリターンする(S68;N)。
【0055】図10は、図7の測距処理フローチャート
のS36のステップで実行するAFセンサリセット処理
のサブルーチンを示したフローチャートである。本実施
の形態では、AFセンサユニット51に積分をスタート
させて、最初に積分が終了する時間(最短積分時間)を
計測し、計測時間に基づいて、基準輝度BVbsを求め
る。
【0056】AFセンサリセット処理に入ると、まずタ
イマーをスタートさせ、AFセンサユニット51をリセ
ットして積分を開始させる(S71、S72)。そし
て、いずれかのフォトセンサの積分が終了するのを待つ
(S73)。いずれかのフォトセンサの積分が終了した
らタイマーをストップさせて、最短の積分時間を計測す
る(S73;Y、S74)。そして、この最短積分時間
に基づいて、基準輝度BVbsを求める(S75)。
【0057】図11は、図7の測距処理フローチャート
のS50のステップで実行されるサブ測光処理に関する
フローチャートである。このサブ測光処理は、AFセン
サユニット51から入力した画像データに基づいて、選
択された測距エリアに対応する平均輝度pを演算し、基
準輝度BVbsから平均輝度pを減算して、測距エリア
の絶対的な輝度、すなわちサブ測光値BVafを求める
処理である。
【0058】サブ測光処理に入ると、まず、AFセンサ
ユニット51から入力してRAM101に書き込んだ画
像データを読み込み(S81)、選択した測距エリアに
対応する領域のデータに基づいて平均輝度pを求める
(S82)。そして、平均輝度pおよび基準輝度BVb
sからサブ測光値BVafを求めて(S83)リターン
する。
【0059】このように、測距できた場合には、測距セ
ンサから得た合焦に使用する測距エリア内の被写体につ
いての逆光判定用基準測光値と、測光センサから得た周
辺の測光エリアの測光値(参照測光値)との差に基づい
て逆光であるかどうかを判定し、測距エラーの場合に
は、測光センサから得た2番目に大きい測光データと2
番目に小さい測光データとの差に基づいて逆光であるか
どうかを判定している。
【0060】このようにこのカメラの露出制御装置によ
れば、逆光の判定をするときに、測距データが採用され
た測距エリアに対応するセンサ領域から得られた測光デ
ータを使用するので、測距した主要被写体についてより
正確な逆光判定が可能になり、より適正な露出を得るこ
とができる。また、測距エラーの場合に、測光センサか
ら得た2番目に大きい測光値と2番目に小さい測光値の
差を利用しているので、最大と最小の測光値とを比較し
て逆光の判定をするよりも主要被写体に対してより確率
の高い逆光判定が可能である。以上、本発明をレンズシ
ャッタカメラに適用した実施の形態について説明した
が、本発明は一眼レフカメラにも適用できる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り請求項1に
記載の発明では、測距手段から合焦に利用する測距デー
タが得られた測距エリアに対応するセンサデータから得
た測光値と、マルチ測光手段から得られた測光値とに基
づいて逆光判定するので、合焦した主要被写体に対する
逆光判定を確実に、かつ正確にすることができる。請求
項2記載の発明は、複数の測距エリアの内のいずれか1
個の測距エリア内の測距値を選択して合焦処理し、逆光
判定に、複数の測距エリアの内、選択された焦点検出エ
リア内の被写体光に基づいて検出した測光値を使用する
ので、合焦した主要被写体に対する逆光判定を確実に、
かつ正確にすることができる。請求項4記載の発明は、
測距手段のラインセンサから得られる被写体輝度に関す
る画像データを使用するので、合焦に利用した測距エリ
ア内の被写体の画像データに基づいての逆光判定が可能
になり、合焦した主要被写体に対する逆光判定をさらに
確実に、正確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカメラの露出制御装置が搭載された
カメラの外観図であり、(A)はそのカメラの正面を、
(B)はそのカメラの上面を、(C)はそのカメラの背
面をそれぞれ示す図である。
【図2】 測光エリアと測距エリアとの位置関係の説明
に供する図である。
【図3】 本発明に係るカメラの露出制御装置の具体的
な構成を示すブロック図である。
【図4】 同カメラに搭載されたAFセンサユニットの
より詳細なブロック図である。
【図5】 同AFセンサユニットの一方のラインセンサ
の各受光素子と積分時間との関係をグラフで示す図であ
る。
【図6】 本発明に係るカメラの露出制御装置のメイン
フローチャートを示す図である。
【図7】 図6のメインフローチャート内の測距処理の
サブルーチンのフローチャートを示す図である。
【図8】 図7の測光処理フローチャート内の測距値選
択処理のサブルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【図9】 図8のメインフローチャート内の逆光判定処
理のサブルーチンのフローチャートを示す図である。
【図10】 図7の測光処理フローチャート内のAFセ
ンサリセット処理のサブルーチンのフローチャートを示
す図である。
【図11】 図7の測光処理フローチャート内のサブ測
光処理のサブルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 カメラ 13 測光窓 18 パッシブAF部 20 AF補助投光部 22 ストロボ発光部 24 レリーズボタン 26 モードスイッチ 30 緑ランプ 32 赤ランプ 50 測光IC 51 マルチAFセンサユニット 100 CPU 101 RAM 102 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/05 G03B 3/00 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の測距エリア内の被写体光を受光し
    て測距する焦点検出手段と、 複数の測光エリア内の被写体光を受光して測光する測光
    手段と、 前記焦点検出手段が受光した被写体光に基づいて逆光判
    定用基準測光値を求め、この逆光判定用基準測光値と、
    前記測光手段が測光した参照測光値とに基づいて逆光で
    あるか否かを判定する逆光判定手段を備えたことを特徴
    とする露出制御装置。
  2. 【請求項2】 前記焦点検出手段は複数の測距エリアを
    備え、この複数の測距エリアの内のいずれか1個の測距
    エリア内の測距値を選択して合焦処理し、前記逆光判定
    手段は、前記逆光判定用基準測光値を、前記選択された
    測距エリア内の被写体光に基づいて検出する請求項1記
    載の露出制御装置。
  3. 【請求項3】 前記逆光判定手段が逆光判定に利用する
    測光エリアは、撮影画面内において撮影画面の中央より
    も周辺寄りに位置する測光エリアである請求項1または
    2記載の露出制御装置。
  4. 【請求項4】 前記逆光判定手段が逆光判定に利用する
    測光エリアは、上記選択された測距エリアとは重複しな
    い測光エリアである請求項2記載の露出制御装置。
  5. 【請求項5】 前記測距手段は、一対の結像レンズによ
    って一対のラインセンサ上に形成された、所定焦点検出
    エリア内の被写体像の間隔を前記一対のラインセンサの
    各受光素子が積分した積分値に基づいて検出し、検出し
    た被写体像の間隔から被写体までの距離を求めるパッシ
    ブ測距装置であって、 前記一対のラインセンサ上に形成された被写体像の輝度
    を前記各受光素子の積分値が所定値に達するまでの積分
    時間として検出する量子化手段と、 前記積分値が最初に所定値に達した積分時間を基準積分
    時間とし、各受光素子の積分時間を基準積分時間に対す
    る相対積分時間に換算して出力する演算手段を備え、 前記逆光判定手段は、前記基準積分時間に対応する実際
    の被写体輝度を実基準輝度として求め、この実基準輝度
    に基づいて、前記選択された測距エリアに対応する各相
    対積分時間から実際の被写体輝度を演算し、演算した実
    際の被写体輝度の平均値を演算して逆光判定用基準測光
    値として逆光判定に使用する請求項1から4のいずれか
    一項記載のカメラの露出制御装置。
  6. 【請求項6】 前記カメラの露出制御装置は、前記逆光
    判定手段が逆光と判定したときには、露出時にストロボ
    を発光させるストロボ手段を備えている請求項1から5
    のいずれか一項記載のカメラの露出制御装置。
  7. 【請求項7】 前記カメラの露出制御装置は、前記測光
    手段の測光値に基づいて適正露出値を演算する露出演算
    手段を備え、該露出演算手段は、前記逆光判定手段が逆
    光と判定したときは、その判定結果に基づいて露出値を
    オーバー補正する請求項1から5のいずれか一項記載の
    カメラの露出制御装置。
JP11281288A 1998-10-01 1999-10-01 カメラの露出制御装置 Pending JP2000171846A (ja)

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JP27999098 1998-10-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7041950B2 (en) 2001-02-26 2006-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing element for sensing an image formed by an image sensing lens

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7041950B2 (en) 2001-02-26 2006-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing element for sensing an image formed by an image sensing lens

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