JP2000009988A - カメラの自動焦点調節装置 - Google Patents

カメラの自動焦点調節装置

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JP2000009988A
JP2000009988A JP18040898A JP18040898A JP2000009988A JP 2000009988 A JP2000009988 A JP 2000009988A JP 18040898 A JP18040898 A JP 18040898A JP 18040898 A JP18040898 A JP 18040898A JP 2000009988 A JP2000009988 A JP 2000009988A
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JP18040898A
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Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焦点検出信号の単調性を考慮して像移動量演算
精度を向上させることのできるカメラの自動焦点調節装
置を提供すること。 【解決手段】撮影レンズの焦点状態は、焦点検出信号を
出力する焦点検出部2で検出される。そして、この焦点
検出部2の出力に基づいて、動体予測制御部1で予測演
算が行われて、移動している被写体に合焦するように焦
点調節が行われる。また、単調変化検出部6にて、上記
焦点検出信号に単調増加傾向若しくは単調減少傾向があ
るか否かが検出されて判定される。この単調変化検出部
6での判定結果に基づいて、上記動体予測制御部1の制
御方法が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動している被
写体に対して撮影レンズを合焦させる動体予測機能を有
するカメラの自動焦点調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体の撮影レンズの光軸方
向の移動を検出し、所定時間後の被写体の像面位置を予
測し、予測した像面位置まで撮影レンズを駆動すること
によって移動被写体にも合焦するようにした所謂動体予
測機能を持つカメラの自動焦点調節装置は数多く提案さ
れている。
【0003】例えば、特公平8−27425号公報に
は、デフォーカス量の変化に基づいてレリーズタイムラ
グ(レンズ駆動、ミラーアップ等のタイムラグ)の間に
移動すると予測される被写体像の移動量を補正する技術
が開示されている。
【0004】また、特開平5−93850号公報には、
焦点検出用センサ面上の像の移動量を検出し、検出した
像移動量に基づいて未来の像移動量を予測する技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、動体予測機能
を有する従来のカメラの自動焦点調節装置の問題点につ
いて、図15を参照して説明する。図15は、フォトセ
ンサアレイの出力である被写体像信号L(I)とR
(I)の特性を示した図である。これら被写体像信号
に、後述する相関演算を行った場合に、図15(a)の
ような単調性のある被写体像信号と、図15(b)の単
調性の無い(乏しい)被写体像信号を比べると、単調性
のある被写体像信号の場合に相関演算の精度が低下する
ことが一般に知られている。尚、図15(c)は単調性
のある部分と無い部分を有した被写体像信号の例を示し
ている。
【0006】動体予測を行う場合には、後述するように
複数回の相関演算結果を用いて像移動量の演算を行うた
めに、像移動量演算の誤差は、上述の相関演算の誤差が
重畳されたものになる。
【0007】すなわち、像移動量演算を、より正確に行
うためには、相関演算の精度を向上させることが重要で
ある。しかしながら、従来の動体予測機能を有するカメ
ラの自動焦点調節装置は、焦点検出信号の単調性は考慮
されていないものであった。
【0008】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、焦点検出信号の単調性を考慮して像移動量演算精度
を向上させることのできるカメラの自動焦点調節装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、撮
影レンズの焦点状態を検出するための焦点検出信号を出
力する焦点検出手段と、この焦点検出手段の出力に基づ
いて予測演算を行い、移動している被写体に合焦するよ
うに焦点調節を行う動体予測制御手段と、上記焦点検出
信号に単調増加傾向若しくは単調減少傾向があるか否か
を判定する単調変化判定手段と、上記単調変化判定手段
の判定結果に基づいて、上記動体予測制御手段の制御方
法を設定する制御方法設定手段とを具備することを特徴
とする。
【0010】この発明のカメラの自動焦点調節装置にあ
っては、撮影レンズの焦点状態が焦点検出信号を出力す
る焦点検出手段で検出される。そして、この焦点検出手
段の出力に基づいて動体予測制御手段で予測演算が行わ
れて、移動している被写体に合焦するように焦点調節が
行われる。また、単調変化判定手段にて、上記焦点検出
信号に単調増加傾向若しくは単調減少傾向があるか否か
が判定される。この単調変化判定手段での判定結果に基
づいて、上記動体予測制御手段の制御方法が制御方法設
定手段によって設定される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、この発明のカメラの自動
焦点調節装置の第1の実施の形態に係る概念を示すブロ
ック構成図である。
【0012】図1に於いて、この発明のカメラの自動焦
点調節装置は、動体予測の制御を司る動体予測制御部
(動体予測制御手段)1と、撮影レンズの焦点状態を検
出するための焦点検出信号を出力する焦点検出部(焦点
検出手段)2と、該焦点検出信号に基づいて像移動量を
演算する像移動量演算部3と、同じく焦点検出信号に基
づいて被写体のデフォーカス量を検出するデフォーカス
量検出部4と、同じく焦点検出信号に基づいてデフォー
カス量を検出するために相関演算を行う相関演算部(相
関演算手段)5と、同じく焦点検出信号に基づいて焦点
検出信号が単調変化をしているかを検出する単調変化検
出部(単調変化判定手段)6と、を具備して成る。
【0013】図2は、この発明の第1の実施の形態を示
すもので、カメラの自動焦点調節装置が適用されたカメ
ラシステムの制御系を詳細に示すブロック構成図であ
る。同図に示されるように、このカメラシステムは、C
PU11と、インターフェースIC12と、電源ユニッ
ト13と、ストロボユニット14と、ミラーシャッタユ
ニット15と、巻上げユニット16と、レンズユニット
17と、ファインダユニット18と、表示ユニット19
及びAFユニット20の各ユニット等で構成されてい
る。
【0014】上記CPU11は、カメラシステム全体の
制御を司るものであり、動体予測制御手段と、単調変化
判定手段と、相関演算手段と、制御方法設定手段及びブ
ロック分割手段の機能を有している。そして、このCP
U11は、シリアル通信ライン21を介して、後述する
インターフェースIC12、LCDIC67、AFIC
74、EEPROM75とデータの送受信を行う。
【0015】このCPU11とインターフェースIC
(IFIC)12との間には、別の通信ライン22が設
けられており、各種アナログ通信の入力、フォトインタ
ラプタの波形整形後の信号入力等が行われる。アナログ
信号は、CPU11のA/D変換入力端子に入力されて
デジタル変換される。この他、CPU11は、図示され
ない各種の演算部やデータの記憶部、時間の計測部を有
している。
【0016】上記インターフェースIC12は、デジタ
ル・アナログ回路混在のBi−CMOSICであって、
モータやマグネットの駆動、測光、バッテリチェック、
バックライトLED、補助光LEDの点灯回路、フォト
インタラプタの波形整形回路等のアナログ処理部と、ス
イッチ(SW)の入力シリアル通信データ変換等のデジ
タル処理部で構成されている。
【0017】このインターフェースIC12には、通信
ライン21、22を介してCPU11、ファインダユニ
ット18、表示ユニット19、AFユニット20が接続
されると共に、モータドライバ25を介してミラーシャ
ッタユニット15、巻上げユニット16、レンズユニッ
ト17が接続されている。また、インターフェースIC
12には、更に電源ユニット13、ストロボユニット1
4の他、補助光LED26、キースイッチ(SW)群
(2)27が接続されている。
【0018】上記電源ユニット13は、2系統の電源を
供給するものである。この電源ユニット13に於いて、
1つはモータやマグネット等のパワーを必要とするドラ
イバに使用される電源であり、常時、電池31の電圧が
供給される。もう1つは、DC/DCコンバータ32に
よって安定化された小信号用の電源であり、CPU11
よりインターフェースIC12を通して制御される。
【0019】また、上記ストロボユニット14は、スト
ロボ充電回路36と、メインコンデンサ37と、ストロ
ボ発光回路38及びストロボ発光管39等から構成され
る。そして、低輝度または逆光状態でストロボの発光が
必要な場合は、CPU11の制御信号により、インター
フェースIC12を介して、ストロボ充電回路36が電
池電圧を昇圧してメインコンデンサ37に充電を行う。
同時に、ストロボ充電回路36から分圧された充電電圧
が、CPU11のA/D変換入力端子に入力される。こ
れにより、CPU11は充電電圧の制御を行う。
【0020】そして、充電電圧が所定レベルに達したな
らば、CPU11からインターフェースIC12を介し
てストロボ充電回路36に充電停止信号が通信され、メ
インコンデンサ37の充電が停止する。また、CPU1
1は、フィルム露光時に、所定のタイミングでストロボ
発光回路38を介してストロボ発光管39の発光開始、
発光停止の制御を行う。
【0021】上記ミラーシャッタユニット15は、ミラ
ーシャッタモータ41と、先幕及び後幕の走行を制御す
る2つのシャッタマグネット42と、シーケンススイッ
チ群91に含まれる先幕走行完了スイッチ等で構成され
ている。上記ミラーシャッタモータ41は、CPU11
よりインターフェースIC12、モータドライバ25を
介して制御されるもので、その正回転により図示されな
いメインミラーのアップダウン、撮影絞りの絞り込み
と、開放シャッタのチャージ、すなわち先幕を閉じて後
幕を開ける動作を行うものである。
【0022】上記シャッタマグネット42は、インター
フェースIC12を介してCPU11により制御され
る。露光開始時には、先ず、開始直前にミラーシャッタ
モータ41により、メインミラーの退避と撮影絞りの絞
り込みが行われる。次に、シャッタマグネット42に通
電を行い、マグネットを吸着する露光開始と同時に、先
幕のシャッタマグネット42の吸着が解除されること
で、先幕が開かれる。
【0023】シーケンススイッチ群91の先幕先行完了
スイッチの入力から、所望の露光時間経過後に後幕のシ
ャッタマグネット42の吸着が解除されることにより、
後幕が閉じられる。こうして、先幕の開と後幕の閉の間
にフィルムに露光される。
【0024】次に、ミラーシャッタモータ41の正転に
よりミラーがダウンし、撮影絞りが解放状態になる。同
時に、シャッタのチャージが行われる。尚、ミラーシャ
ッタモータ41は、逆転することにより、フィルムの巻
戻しを行うものである。
【0025】上記巻上げユニット16は、巻上げモータ
46とフィルム検出フォトインタラプタ(PI)47等
で構成される。この巻上げモータ46は、インターフェ
ースIC12、モータドライバ25を介して、CPU1
1により制御されるものである。フィルム検出PI47
の出力は、インターフェースIC12で波形整形され、
CPU11に伝達されて巻上げ量フィードバックパルス
が生成される。CPU11は、このパルス数をカウント
することによって、フィルムの1駒分の巻上げ量を制御
する。
【0026】上記レンズユニット17は、撮影レンズ5
1と、ズームギア列52と、ズームモータ53と、AF
ギア列54と、AFモータ55と、AFフォトインタラ
プタ(PI)56と、ズームエンコーダ57と、絞りP
I58及び絞りマグネット59等で構成されている。こ
のズームモータ53、AFモータ55は、インターフェ
ースIC12、モータドライバ25を介して、CPU1
1により制御される。
【0027】ズームモータ53の回転は、ズームギア列
52により減速され、これにより撮影レンズ51のズー
ム系が駆動される。また、ズームエンコーダ57は、撮
影レンズ51を支持する鏡枠の周囲に設置された6本の
スイッチから成るエンコーダであり、6本のスイッチオ
ン、オフデータがCPU11に入力され、ズームレンズ
の絶対位置が検出されるようになっている。
【0028】上記CPU11は、ズームレンズの絶対位
置から焦点距離を求めて、焦点距離記憶部84に記憶す
る。AFモータ55の回転は、AFギア列54により減
速され、これにより撮影レンズ51のフォーカス系レン
ズが駆動される。
【0029】一方、AFギア列54の中間から、AFP
I56の出力が取出される。AFPI56の出力は、イ
ンターフェースIC12で波形整形されてCPU11に
伝達され、これによりAFレンズ駆動量フィードバック
パルスが生成される。CPU11は、パルス数をカウン
トすることによって、AFレンズの駆動量を制御する。
上記AFレンズの機構系ストッパ、または無限基準位置
からの駆出し量は、AFPI56のパルス量とし、CP
U11内のレンズ駆出し量記憶部84に記憶されること
になる。
【0030】上記絞りマグネット59は、インターフェ
ースIC12を介してCPU11で制御され、ミラーア
ップ開始と同時に、電流が通電されるマグネットが吸着
される。撮影絞りは、上述したミラーシャッタユニット
15のミラーシャッタモータ41のミラーアップ動作と
同時に、ばねにより機械的に絞り込みが開始される。そ
して、所望の絞り値に達した時に、絞りマグネット59
の吸着が解除されて、絞り込み動作が停止されることに
より設定されるものである。絞りPI58の出力は、イ
ンターフェースI12で波形整形され、CPU11に伝
達される。これにより、絞り込み量フィードバックパル
スが生成される。CPU11は、パルス数をカウントす
ることによって撮影絞りの絞り込み量を制御する。
【0031】上記ファインダユニット18は、ファイン
ダ内LCDパネル61と、バックライトLED62と、
測光用8分割フォトダイオード素子(測光素子)63等
で構成されている。
【0032】ファインダ内LCDパネル61は透過形液
晶で構成され、CPU11からLCDIC67に送られ
る表示内容に従って、LCDIC67によって表示制御
される。そして、バックライトLED62は、CPU1
1によってインターフェースIC12を介して点灯制御
され、ファインダ内LCDパネル61を照明する。上記
測光素子63は、インターフェースIC12を介してC
PU11で制御される。
【0033】測光素子63で発生された光電流は、8素
子毎にインターフェースIC12に送られ、その内部で
電流/電圧変換される。そして、CPU11で指定され
た素子の出力のみが、インターフェースIC12からC
PU11のA/D入力変換端子に送られ、デジタル変換
されて測光演算に用いられることとなる。
【0034】上記表示ユニット19は、外部LCDパネ
ル66と、LCDIC67と、キースイッチ(SW)群
(1)68等から成る。LCDパネル66は反射型液晶
で構成され、CPU11からLCDIC67に送出され
る表示内容に従って、LCDIC67によって表示制御
される。
【0035】キースイッチ群(1)68は、主にカメラ
のモードを設定するためのもので、AFモード選択スイ
ッチ、カメラ露出モード選択スイッチ、ストロボモード
選択スイッチ、AF/PF切換スイッチ、マクロモード
スイッチ等のスイッチが含まれる。これらの各スイッチ
の状態は、LCDIC67を介してCPU11に読込ま
れ、これによりそれぞれのモードが設定される。
【0036】AFユニット20は、コンデンサレンズ7
1と、セパレタレンズ72と、フォトセンサアレイ73
を内部に有するAFIC74及びEEPROM75等で
構成される。
【0037】被写体光像の一部は、コンデンサレンズ7
1、セパレタレンズ72によって2像に分割され、AF
IC74上の2つの光電変換素子列に受光される。AF
IC74は、各素子毎に光強度に応じたアナログ出力を
発生するもので、これがCPU11のA/D変換入力端
子に送出されてデジタル信号に変換され、CPU11内
の素子出力記憶部81に記憶される。
【0038】AFユニット20内のEEPROM75に
は、後述する光電変換素子出力の不均一補正データや、
合焦時の2像間隔等の様々な調整データが、例えば工場
出荷時に書込まれ、カメラ動作中は、フィルム駒数等の
電源オフ状態になっても記憶しておく必要のあるデータ
が書込まれるようになっている。
【0039】CPU11は、素子出力記憶部81、相関
演算回路82、レンズ繰り出し記憶部83及び焦点距離
記憶部84等を有して構成される。このCPU11は、
記憶された素子出力に基づいて、分割された2像の像間
隔、或いは所定時間後の各像の移動量を、内部の相関演
算回路82で計算する。更に、CPU11は、AFIC
74の光電変換動作を制御する。
【0040】モータドライバ25は、上述したミラーシ
ャッタモータ41、巻上げモータ46、ズームモータ5
3、AFモータ55等の大電流を制御するためのドライ
バである。
【0041】補助光LED26は、低輝度時に被写体を
照明するためのLEDである。この補助光LED26
は、AFIC74が所定時間内に光電変換が終了せず、
2像の像間隔が検出できない時に点灯して、照明光によ
る被写体像をAFIC74が光電変換できるようにする
ためのものである。
【0042】キースイッチ(SW)群(2)27は、カ
メラの動作を制御するスイッチ群であり、レリーズスイ
ッチの第1ストローク信号(1R)、第2ストローク信
号(2R)、ズームレンズを長焦点側に駆動するスイッ
チ、短焦点側に駆動するスイッチ、スポット測光値を記
憶するためのスイッチ等が含まれる。これらの各スイッ
チの状態は、インターフェースIC12を介してCPU
11に読込まれ、カメラ動作の制御が行われる。
【0043】シーケンススイッチ(SW)群91は、カ
メラの状態を検出するためのものである。これには、ミ
ラーの上昇位置を検出するスイッチ、シャッタチャージ
完了を検出するスイッチ、シャッタ先幕走行完了を検出
するスイッチ、電源スイッチ、ストロボポップアップ状
態を検出するスイッチ等が含まれる。また、ブザー92
は、AF合焦時、非合焦時、電源投入時、手振れ警告時
等に発音表示する。
【0044】次に、被写体像信号の相関演算について詳
細に説明する。第1の実施の形態の装置に於いては、2
種類の相関演算が行われる。一方、従来の合焦検出装置
と同様に、セパレタレンズ72により分割されたフォト
センサアレイ73L上に形成される第1の被写体像と、
フォトセンサアレイ73R上に形成される第2の被写体
像の間で相関演算が行われて、2つの像のずれ量からデ
フォーカス量が求められるものである。他方は、時刻t
0 での被写体像と時刻t1 での被写体像の間で相関演算
が行われ、被写体像の移動量が求められるものである。
【0045】最初に、第1の被写体像と第2の被写体像
の間の相関演算について説明する。尚、以下の説明で
は、便宜上、第1の被写体像を像L、第1の被写体像信
号をL(I)とし、第2の被写体像を像R、第2の被写
体像信号をR(I)とする。Iは素子番号で同実施形態
では左から順に1,2,3,…,64である。すなわ
ち、各素子列は各64個の素子を有している。
【0046】以下、図3のフローチャートを参照して、
上記相関演算について説明する。先ず、ステップS1及
びS2に於いて、変数SL、SR、Jに、初期値として
1、20、8が、それぞれセットされる。ここで、SL
は被写体像信号L(I)のうちから相関検出する小ブロ
ック素子列の先頭番号を記憶する変数であり、同様にS
Rは被写体像信号R(I)のうちから相関検出する小ブ
ロック素子列の先頭番号を記憶する変数であり、Jは被
写体像信号L(I)での小ブロックの移動回数をカウン
タする変数である。次いで、ステップS3にて、下記
(1)式により、相関出力F(s)が計算される。
【0047】
【数1】
【0048】この場合、小ブロックの素子数は44であ
る。小ブロックの素子数はファインダに表示された測距
枠の大きさと検出光学系の倍率によって定まる。次に、
ステップS4に於いて、相関出力F(s)の最小値が検
出される。すなわち、F(s)とFMIN とが比較され
る。ここで、F(s)がFMIN より小さければ、ステッ
プS5に移行してFMIN にF(s)が代入されて、その
ときのSL、SRがSLM、SRMに記憶される。そし
て、ステップS6に移行する。
【0049】一方、上記ステップS4に於いて、F
(s)がFMIN よりも大きければ、そのままステップS
6に移行する。このステップS6では、SRから1が減
算され、Jから1が減算される。そして、ステップS7
に於いて、Jが0であるか否かが判定される。ここで、
Jが0でなければ、上記ステップS3に戻って、上記
(1)式の相関演算が繰返される。すなわち、像Lでの
小ブロック位置が固定され、像Rでの小ブロック位置が
1素子ずつずらされながら相関がとられる。
【0050】そして、Jが0になると、ステップS8に
移行して、次にSLに4が加算され、SRに3が加算さ
れて相関が続けられる。つまり、像Lでの小ブロック位
置が4素子ずつずらされながら相関が繰返えされる。こ
うして、ステップS9にて、SLの値が17になると相
関演算が終了することとなる。ここで、L=17でなけ
れば上記ステップS2に戻る。
【0051】以上により、効率的に相関演算を行い相関
出力の最小値を検出することができる。この相関出力の
最小値を示す小ブロックの位置が、最も相関性の高い像
信号の位置関係を示している。
【0052】次に、検出した最も相関性の高いブロック
の像信号について、相関性の判定が行われる。先ず、ス
テップS10にて、下記(2)及び(3)式で示される
ように、FM及びFP の値が計算される。
【0053】
【数2】
【0054】すなわち、被写体像Rについて、最小の相
関出力を示すブロック位置に対して、±1素子だけずら
せた時の相関出力が計算される。この時、FM 、F
MIN 、FP は、図4に示されるような関係になる。
【0055】ここで検出された像間隔が、相関性の高い
ものであれば図4(a)に示されるように、相関出力F
(s)は点S0 に於いて0になる。一方、相関性の低い
ものであれば、図4(b)に示されるように0にはなら
ない。
【0056】ここで、ステップS11に於いて、次式の
ような相関性指数Sk が求められる。 FM ≧FP のとき Sk =(FP +FMIN )/(FM −FMIN ) …(4) FM <FP のとき Sk =(FM +FMIN )/(FP −FMIN ) …(5) 相関性指数Sk は、同図より判るように、相関性の高い
場合はSk =1となり、相関性の低い場合はSk >1と
なる。したがって、相関性指数Sk の値により、ステッ
プS12に於いて、検出する像ずれ量が信頼性のあるも
のであるか否かが判定される。
【0057】実際には、光学系のばらつきや光電変換素
子のノイズ、変換誤差等により、像L、像R被写体像の
不一致成分が生じるため、相関性指数Sk は1にはなら
ない。故に、Sk ≦αの時は、相関性ありと判断され
て、ステップS13及びS14にて像ずれ量が求められ
る。これに対し、Sk >αの時は、相関性がないと判断
されて、ステップS15に移行してAF検出不能と判断
される。尚、判定値αの値は約2〜3である。
【0058】また、補助光点灯時は、補助光の色、収差
等の影響で相対性が悪くなるので、判定値が大きくされ
てAF検出不能になりにくいようにされる。相関性があ
る場合は、図4の関係より、次式の如く像Lと像Rとの
2像間隔S0 が求められる。
【0059】 FM ≧FP のとき S0 =SRM−SLM +(1/2)((FM −FP )/(FM −FMIN )) …(6) FM <FP のとき S0 =SRM−SLM +(1/2)((FP −FM )/(FP −FMIN )) …(7) 合焦からの像ずれ量ΔZd は、次式のようにして求めら
れる。
【0060】 ΔZd =S0 −ΔZ0 …(8) ここで、ΔZ0 は合焦時の像ずれ量であり、製品個々に
測定されEEPROM75に記憶される。尚、時刻t0
での1回目のS0 をΔZ1 、時刻t1 での2回目のS0
をΔZ2 、時刻t2 での未来の予測されるS0 をΔZ′
と記すことにする。
【0061】また、像ずれ量ΔZd より光軸上のデフォ
ーカス量ΔDは、次式で求めることができる。 ΔD=B/(A−ΔZd )−C …(9) (A、B、Cは光学系により定まる定数) 尚、光軸上のデフォーカス量ΔDよりレンズ駆動量を求
める方法は、従来より数多く提案されているので、ここ
では詳細な説明は省略する。例えば、特開昭64−54
409号公報に開示の方法では、次式のように求めるこ
とができる。
【0062】 ΔL=b−(a×b)/(a+ΔD)+c×ΔD …(10) (a、b、cは焦点距離毎に求められる定数) 更に、後述する被写体の移動を考慮しなければ、撮影レ
ンズΔLだけ駆動することによって、合焦状態にするこ
とができる。
【0063】尚、本実施の形態は、被写体像の移動を特
開平5−93850号に開示された方法で求める。ここ
で、図5を参照して、被写体像の移動を求めるための相
関演算について述べる。
【0064】時刻t0 での被写体像L′(I)、R′
(I)と、上述した2像間の相関演算により求められた
相関ブロック位置SLM′、SRM′、相関性係数Sk
′、像ずれΔZは、一旦CPU11内の記憶領域に記
憶される。
【0065】次いで、時刻t1 で被写体像信号L
(I)、R(I)が検出される。先ず、像Lの信号につ
いて、時刻t0 での被写体像信号L′(l)と時刻t1
での被写体像信号L(I)について相関演算が行われ
る。
【0066】以下、図6のフローチャートを参照して、
相関をとる様子を説明する。尚、ここでは、像Lの移動
量演算方法のみについて説明する。先ず、ステップS2
1にて、変数SLにSLSTR−10が代入される。こ
のSLSTRは相関演算を開始する素子番号であり、そ
の詳細は後述する。変数Jは相関回数をカウントする変
数であり、ステップS22にて、初期値20が代入され
る。
【0067】次に、ステップS23にて、後述するサブ
ルーチン「単調性判断」がコールされて、ブロック内の
単調性が判断される。そして、ステップS24に於い
て、単調性有りと判定されると、ステップS35に移行
して検出不能フラグがセットされる。一方、上記ステッ
プS24で単調性無しと判定されると、続くステップS
25に移行する。このステップS25では、次式の相関
式に基づいて相関出力F(s)が計算される。
【0068】
【数3】
【0069】次いで、ステップS26に於いて、上述し
た相関演算と同様にF(s)とFMIN が比較される。こ
こで、FMIN がF(s)より小さければ、ステップS2
7に移行してFMIN にF(s)が代入され、その時のS
LがSLMに記憶される。この場合、相関をとるブロッ
クの素子数は、上述した像ずれ量を求める時のブロック
素子数44よりも少ない12である。
【0070】ステップS28では、SLに1が加算さ
れ、Jから1が減算される。そして、ステップS29で
Jの値が判定されて、このJが負数になるまで相関式F
(s)が繰返される。この場合、±10素子まで変化さ
せて相関をとったが、この相関範囲は検出したい移動量
範囲により決定されることとなる。次に、相関性の判定
が行われる。上述した時刻t0 の像間隔が求められたと
きと同様に、ステップS30にて、次式の如く求められ
る。
【0071】
【数4】
【0072】また、相関性指数Sk は、ステップS31
にて、上記(4)式及び(5)式により求められる。そ
して、ステップS32に於いて、Sk の値が判定され
る。すなわち、Sk ≦βのときは、相関性有りと判定さ
れて移動量が求められる。この判定値βは、時刻t0
像間隔が求められるときの判定値αより大きな値とする
(βは7程度になる)。これは、被写体が移動している
と波形が変化する場合が多いので、相関性が悪くなる可
能性が大きいからである。
【0073】次に、ステップS33にて、像の移動量Δ
L が求められる。上述した時刻t0 の像間隔を求めた
ときと同様に、次式により求められる。 FM ≧FP のとき ΔXL =SLM−SLSTR +(1/2)((FM −FP )/(FM −FMIN ))… (14) FM <FP のとき ΔXL =SLM−SLSTR +(1/2)((FP −FM )/(FP −FMIN ))… (15) そして、ステップS34にて、検出不能フラグがクリア
された後、リターンする。
【0074】同様にして、像Rについても相関演算が行
われ、相関ブロック位置SRM、移動量ΔXR が求めら
れる。像L、像Rの被写体像の移動量ΔXR とΔXL
求められると、時刻t1 での2像間隔ΔZ2 は、時刻t
0 の時の2像間隔ΔZ1 より次式のようにして求められ
る。
【0075】 ΔZ2 =ΔZ1 +ΔXR −ΔXL …(16) また、より演算誤差を小さくするには、時刻t1 の像L
と像Rの信号に基づいて図3に示した相関演算がやり直
されて2像間隔が求められてΔZ2 が演算されるように
してもよい。また、時刻t0 とt1 との間の像移動量Δ
01は次式で求められる。
【0076】 ΔZ01=|ΔXR −ΔXL | …(17) 時刻t2 での2像間隔ΔZ′は上述のように次式で予測
される。 ΔZ′=ΔZ1 +((t2 −t0 )/(t1 −t0 ))(ΔXR −ΔXL ) …(18) ΔZ′に基づいた量だけレンズ駆動することにより、時
刻t2 に於いて移動している被写体にピントを合わせる
ことができる。
【0077】一方、上記ステップS32に於いて、Sk
≦βの関係でなければ、ステップS35に移行して、検
出不可能フラグがセットされるようになっている。尚、
被写体像の移動量ΔXR またはΔXL が大きすぎる場合
は、合焦不能として像ずれ量の予測は行われない。一
方、被写体像の移動量が小さく検出誤差と見なされる場
合は、移動量が0にされる。この判定値は、焦点距離、
被写体距離、被写体輝度に応じて、被写体の移動量に対
して被写体像の移動量が大きいと予測される場合は大き
くする。
【0078】ここで、図7(a)及び(b)を参照し
て、移動している被写体の場合の時刻t0 での被写体像
信号L′(I)とR′(I)、及び時刻t1 での被写体
像信号L(I)、R(I)の例を説明する。
【0079】同図に示されるように、SLM′とSR
M′は、上記のように被写体像L′(I)とR′(I)
の像ずれ量を検出する際に、最も小さいFMIN となるブ
ロック素子列(44素子)の先頭番号である。
【0080】先に図5で説明したように、時刻t0 と時
刻t1 の被写体像信号の相関演算を行って像Lと像Rの
像移動量を演算する場合は、信頼性を高めるために44
素子から成るブロック列を、例えば3つに分割して像移
動量を演算する。
【0081】ここでは、図7に示されるように、第1〜
第3のブロックに分割し、それぞれ素子数は20とす
る。また、それぞれの小ブロックの先頭素子番号は、第
1ブロックがSLM′1 (=SLM′)、第2ブロック
がSLM′2 (=SLM′1 +12)、第3ブロックS
LM′3 (=SLM′1 +24)である。
【0082】すなわち、それぞれのブロックの像移動量
を演算する場合には、先ず、図7のSLSTR=SL
M′1 として第1のブロックの像移動量を求め、次に、
SLSTR=SLM′2 として第2ブロックの像移動量
を求め、最後に、SLSTR=SLM′3 として第3ブ
ロックの像移動量を求める。
【0083】像Rについても全く同様にして、第1乃至
第3ブロックの移動量を求め、時刻t1 と時刻t0 の間
の像移動量ΔZ01は、上記(17)式により求められ
る。次に、図6のフローチャートのステップS23のサ
ブルーチン「単調性判断」について、図8のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0084】先ず、ステップS41〜S43にて、カウ
ンタIと増加カウンタ及び減少カウンタが0にクリアさ
れる。そして、ステップS44にて、隣接する画素との
差K(s)が次式で求められる。 K(s)=L′(SLSTR+I)−L′(SLSTR+I+1) …(19) そして、ステップS45に於いて、K(s)>0か否か
が判定される。ここで、K(s)>0であれば、L′
(SLSTR+I)>L′(SLSTR+I+1)であ
るので、ステップS46に移行して減少カウンタが+1
される。一方、K(s)>0でなければ、L′(SLS
TR+I)<L′(SLSTR+I+1)であるので、
ステップS47に移行して増加カウンタが+1される。
これらの後、共にステップS48へ移行する。
【0085】ステップS48では、カウンタIが+1さ
れ、続くステップS49にてI=20になるまで上記ス
テップS44に戻って、減少カウンタと増加カウンタが
カウントされる。そして、ステップS50にて、この2
つのカウンタの差の絶対値が求められる。
【0086】 N=|増加カウンタ−減少カウンタ| …(20) 次いで、ステップS51にて、Nが所定値以上であるか
否かが判定される。ここで、所定値以上であれば単調性
があると判断されるので、ステップS52に移行して単
調性フラグが1にセットされて、リターンされる。一
方、、所定値未満であれば単調性がないと判断されるの
で、ステップS53に移行して単調性フラグが0にクリ
アされ、その後、リターンされる。
【0087】次に、図9のフローチャートを参照して、
この発明の第1の実施の形態が適用されるカメラ全体の
動作について説明する。CPU11は、カメラ全体のシ
ーケンス制御や各種演算を行うマイクロコンピュータで
ある。
【0088】撮影者によりカメラのメインスイッチがオ
ンされると、CPU11によってパワーオンリセットさ
れて動作が開始され、先ず、ステップS61にて、I/
Oポートの初期化とRAMの初期化等が行われる。
【0089】次いで、ステップS62で、測光素子63
の出力がインターフェースIC12内の測光回路で演算
され、シャッタスピードの演算や絞り値の演算、すなわ
ちアベックス演算が行われれる。続いて、ステップS6
3にて、AFIC74の出力が上述のように演算され、
動体予測機能を含むAFの演算が行われる。尚、このス
テップS63の詳細については後述する。
【0090】ところで、本実施の形態のカメラのレリー
ズ釦は2段階に構成されており、半押し状態の第1スト
ローク(以下、1Rと記す)で測光とAFが行われ、全
押し状態の第2ストローク(以下、2Rと記す)で露光
に至るようになっている。
【0091】ステップS64では、このうち1Rがオン
になっているか否かが判定される。ここで、1Rがオフ
であれば上記ステップS62に戻る。一方、ステップS
64で1Rがオンであれば、続くステップS65で上記
ステップS63で演算されたレンズ駆動量だけレンズが
駆動される。このレンズ駆動については公知であり、本
発明と直接関係ないので説明を省略する。
【0092】そして、ステップS66では、レンズが合
焦しているか否かが判定される。これは、後述する合焦
フラグにより判定される。ここで、合焦していないと判
定された場合は上記ステップS62に戻る。合焦してい
ると判定された場合は、ステップS67に移行して2R
がオンになっているか否かが判定される。
【0093】ステップS67で、2Rがオフであれば上
記ステップS63に戻る。また、ステップS67で2R
がオンであれば、ステップS68に移行して絞りが上記
ステップS62で演算された値まで駆動され、続いてス
テップS69で図示されないミラーがアップされる。
【0094】そして、ステップS70にて、上記ステッ
プS62で演算されたシャッタ速度だけシャッタ(図示
せず)が開口するように制御すされる。次いで、該シャ
ッタが所定時間開口されたならば、ステップS71でミ
ラー(図示せず)がダウンされる。その後、ステップS
72で絞りが開放にセットされ、ステップS73でシャ
ッタ(図示せず)が初期位置にチャージされ、更にステ
ップS74で1駒巻上げが行われる。そして、上記ステ
ップS62に戻って以上の動作が繰返される。
【0095】次に、図10のフローチャートを参照し
て、図9のフローチャートのステップS63で実行され
るAFのサブルーチンの動作を詳細に説明する。先ず、
ステップS81では、後述するAF検出のサブルーチン
が実行される。このサブルーチン「AF検出」は、積分
の開始から焦点ずれ量ΔZを演算するまでのサブルーチ
ンであり、動体予測演算を含んでいる。
【0096】そして、ステップS82に於いて、検出不
能かどうかが検出不能フラグで判定される。ここで、検
出不能であると判断されたならば、ステップS83に移
行して合焦フラグがクリアされた後、リターンする。一
方、検出可能であると判断されたならば、次に、ステッ
プS84に於いてコンティニュアスAFモードであるか
否かがコンティニュアスAFフラグで判定される。
【0097】ここで、コンティニュアスAFではないと
判定されたならば、次の1回目の測距かどうかの判定は
必要ないのでステップS86に移行するが、コンティニ
ュアスAFであると判定されたならば、ステップS85
にて、1回目の測距であるか否かが1回目演算済みフラ
グで判定される。そして、ステップS85にて、1回目
の測距であると判定されたならばステップS83に移行
するが、2回目の測距であると判定されたならばステッ
プS86に移行してデフォーカス量の演算が実行され
る。
【0098】このステップS86では、上記ステップS
81で演算された焦点ずれ量から、上記(8)式及び
(9)式に基づいてデフォーカス量が演算される。続い
て、ステップS87にて、演算されたデフォーカス量と
合焦判定値とが比較される。この判定値は許容錯乱円に
基づいて求めた値であり、判定値内にあれば既に合焦で
ある。
【0099】そして、ステップS88に於いて、デフォ
ーカス量が合焦許容範囲内にあると判定されたならば、
レンズ駆動する必要がないので、ステップS89に移行
して合焦フラグがセットされ、その後リターンする。一
方、上記ステップS88にて合焦許容範囲にないと判定
されたならば、ステップS90に移行して合焦フラグが
クリアされる。そして、ステップS91で合焦するのに
必要なレンズの駆動量が演算された後、リターンする。
【0100】次に、図11及び図12のフローチャート
を参照して、AF検出のサブルーチンの動作を詳細に説
明する。先ず、ステップS101にて、積分動作のリセ
ットが行われる。そして、ステップS102に於いて、
AFIC74の積分が終了するまで待機する。具体的に
は、AFIC74の積分量をモニタするモニタ出力DA
TAの値が積分終了となる適正値となるまで待機する。
次に、ステップS103にて、全素子(画素)のデータ
が1画素毎に読出される。AFIC74の出力はアナロ
グ値であり、1画素読出される毎にCPU11内のA/
Dコンバータ(図示せず)によってデジタル信号に変換
され、所定の記憶領域に記憶される。
【0101】ステップS104では、得られた被写体像
信号に不均一補正が行われる。これは、製造上で起こる
画素毎の微妙な感度のばらつきや、AFユニット20内
の再結像光学系の照度不均一を補正するためのものであ
る。全画素中で最も感度の小さい画素に、他の画素の出
力を合わせるように補正される。補正係数は製品毎に調
整されて、EEPROM75に記憶されている。詳細
は、特開平5−93850号公報に記載されているの
で、ここでの説明は省略する。
【0102】次に、ステップS105にて、積分レベル
を示す値であるMDATAの値が所定の記憶領域に記憶
される。これは、後述するステップS123の中で使用
するためのものである。
【0103】続いて、ステップS106〜S113に於
いて、各種撮影モードの判定が行われる。すなわち、ス
テップS106にて動体モード(動体予測を行うモー
ド)が選択されているか否かが判定され、ステップS1
07にてセルフタイマ撮影モードが選択されているか否
かが判定され、ステップS108にてリモコン撮影モー
ドが撮影されているか否かが判定される。更に、ステッ
プS109では風景撮影モードが選択されているか否か
が判定され、ステップS110では夜景撮影モードが選
択されているか否かが判定され、ステップS111では
人物撮影モードが選択されているか否かが判定される。
また、ステップS112では手振れ防止モードが選択さ
れているか否かが判定され、ステップS113では今回
の積分動作中に補助光LED26がオンされていたか否
かが判定される。
【0104】以上の8種類の判定項目に於いて、動体モ
ードが選択されており、他の各撮影モードが全て選択さ
れておらず、補助光もオフであると判定された場合の
み、ステップS114に移行してコンティニュアスAF
フラグがセットされる。このフラグがセットされていれ
ば、以下、動体予測AFが実行される。一方、それ以外
の判定結果であれば、ステップS115に移行してコン
ティニュアスAFフラグがクリアされ、ステップS11
7に移行して以下の動体予測AFは行われない。
【0105】上記ステップS113で補助光の判定が行
われる理由は、補助光LED26がオンされている状況
では、被写体が暗いために明るい場合よりもAF検出精
度が低下し、動体予測演算の誤差が大きくなるからであ
る。基本的に、暗い状況ではシャッタスピードが遅くな
るために動体の撮影には不向きである。
【0106】ステップS116では、1回目の像ずれ演
算が終了しているか否かが判定される。これは、後述す
るステップS119及びS121でセットクリアされる
1回目演算済みフラグが判定される。このフラグは、1
回目の像ずれ量が演算済みであるかどうかを示すフラグ
であり、初期値は、図9のフローチャートのステップS
61で予めクリアされている。
【0107】ステップS116にて、1回目の像ずれ演
算が終了していなければ、ステップS117に移行し
て、図3のフローチャートで説明した相関演算が行われ
て、像ずれ量ΔZ1 が演算される。
【0108】次いで、ステップS118に於いて、像ず
れ量ΔZ1 が演算できているか否かが判定される。すな
わち、図3のフローチャートのステップS14及びS1
5でセットクリアされる検出不能フラグが判定される。
【0109】このステップS118で検出不能と判定さ
れたならば、ステップS119に移行して1回目演算済
みフラグがクリアされた後、ステップS120で検出不
能フラグがセットされて、リターンする。一方、上記ス
テップS118で検出可能と判定されたならば、ステッ
プS121に移行して1回目演算済みフラグがセットさ
れて、リターンする。
【0110】尚、検出不能と判定された場合には、レン
ズ駆動のサブルーチン中でレンズスキャンに移行し、検
出可能となるレンズの位置を探す。上記ステップS11
6に於いて、1回目の像ずれ量演算が終了してると判定
されると、2回目の像ずれ量演算が行われる。すなわ
ち、ステップS122にて、先ず次回のために1回目演
算済みフラグがクリアされる。次いで、ステップS12
3にて、1回目と2回目の積分レベルが補正されて積分
量が略同じにされる。
【0111】そして、ステップS124にて、1回目と
同じく相関演算が行われて像ずれ量ΔZ2 が演算され
る。続いて、ステップS125に於いて、上記ステップ
S118の1回目の場合と同様に、像ずれ量ΔZ2 が演
算できているか否かが判定される。
【0112】ここで、演算できていない場合にはステッ
プS142に移行し、演算済みであるΔZ1 が時刻t2
での像ずれ量ΔZ′とされる。一方、演算できている場
合には、ステップS126に移行し、図7で説明した第
1ブロックの像Lの相関演算が行われて、第1ブロック
の像Lの移動量が、図6のフローチャートに従って演算
される。
【0113】続いて、ステップS127及びS128に
て、第2及び第3ブロックの像Lの相関演算が行われ
て、それぞれ第2及び第3ブロックの像Lの移動量が演
算される。そして、ステップS129に於いて、演算さ
れた3つのブロックの像Lの移動量が所定の第1の判定
値よりも大きいか否かが判定される。
【0114】この第1の判定値は比較的大きい値であ
り、上記ステップS129は被写体がファインダ内の測
距エリアから逸脱して測距不能となった場合や、被写体
の移動速度が大きすぎて動体予測しても合焦不能な場合
を検出するために設けてある。演算された像Lの移動量
が所定の第1の判定値よりも大きい場合には、動体予測
不能として、後述するステップS140に移行する。
【0115】同様にして、ステップS130〜S132
及び133に於いて、像Rの移動量の演算、及び演算さ
れた移動量の判定が行われる。そして、上記ステップS
133にて、演算された像Rの移動量が所定の第1の判
定値よりも大きいと判定された場合には、動体予測不能
としてステップS140に移行する。
【0116】次に、ステップS134に於いて、以上、
演算された第1乃至第3ブロックの信頼性指数に基づい
て、最も高い相関性を示すブロックが選択される。すな
わち、信頼性指数Sk が最も小さいブロックが選択され
る。図6からわかるように、単調性の有るブロックはS
k が演算されておらず、ステップS134の最良相関ブ
ロックの選択から外れていることになる。
【0117】次いで、ステップS135にて、選択され
相関ブロックに於いて、検出不能フラグが判定される。
ここで、選択されたブロックが検出不能ならば、ステッ
プSS140に移行して検出不能処理が行われる。
【0118】一方、上記ステップS135にて選択され
たブロックが検出可能ならば、ステップS136に移行
して、上記(17)式に基づいて1回目と2回目の積分
間に移動された像移動量ΔZ01が求められる。そして、
ステップS137で、被写体が移動しているか否かが判
定される。
【0119】次に、ステップS138に於いて、このス
テップS137の出力である動体フラグが判定される。
そして、被写体が移動していると判定された場合には、
ステップS139に移行して、上記(18)式に基づい
て未来の像ずれ量ΔZ′が予測される。この後、リター
ンする。
【0120】一方、上記ステップS138にて、被写体
が静止していると判定された場合には、動体予測をする
必要がないので、ステップS140に移行して、ΔZ′
は上記ステップS124で演算された像ずれ量ΔZ2
される。そして、ステップS141に移行して、検出不
能フラグがクリアされた後、リターンする。
【0121】次に、図13のフローチャートを参照し
て、図11のフローチャートに於けるステップS101
にて実行されるサブルーチン「積分リセット」の動作に
ついて説明する。
【0122】先ず、ステップS151にて、積分時間タ
イマの値が今回の積分時間として読込まれる。このタイ
マは、例えばAFIC74の積分終了信号に同期してタ
イマのカウントを停止するように構成すればよい。次
に、ステップS152にて、積分間隔タイマの値が前回
と今回の積分間隔として読込まれる。
【0123】更に、ステップS153及びS154に於
いて、積分時間タイマ及び積分間隔タイマがリセットさ
れる。最後に、ステップS155にて、AFIC74の
次回の積分がスタートされると同時に、積分時間タイマ
及び積分間隔タイマがスタートされ、その後リターンす
る。
【0124】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。第2の実施の形態は、上述した第1の実施
の形態と像Lの移動量演算のサブルーチンのみが異なっ
ているので、これについてのみ説明する。
【0125】また、上述した第1の実施の形態は、単調
性があるブロックでは相関演算を行わず、全てのブロッ
クで単調性がある場合には動体予測を中止していたが、
この第2の実施の形態では、単調性があるブロックでは
ブロックの範囲を変更して単調性のないブロックを捜す
ことを特徴としている。
【0126】図14は、第2の実施の形態として像Lの
移動量演算の動作を説明するフローチャートである。
尚、ここでは、上述した第1の実施の形態の図6のフロ
ーチャートに於いて、同一の処理を行う部分については
同一のステップ番号を付して、説明を省略する。
【0127】ステップS24に於いて、単調性がないと
判断されるとステップS25に移行するが、単調性が有
ると判断された場合は、ステップS161に移行して、
SLSTRから3が減算される。次いで、ステップS1
62にて、同様に、SLから3が減算される。これは、
ステップS25以下の相関演算が行われる相関開始ブロ
ックが3画素だけシフトされることを意味する。
【0128】そして、ステップS163に於いて、上記
ステップS23の単調性判断が3回実行されたか否かが
判定される。ここで、上記単調性判断が3回実行されて
いなければ上記ステップS23に戻り、3画素だけシフ
トされたブロック内の単調性が判断される。一方、上記
ステップS163にて単調性判断が3回実行されていれ
ば、これ以上単調性判断をしても意味がないと判断され
て、ステップS35に移行して、検出不能フラグがセッ
トされる。
【0129】第2の実施の形態では、このように構成す
ることによって、単調性が有るブロックではブロックの
範囲を変更して、単調性の無いブロックを捜すことがで
きる。
【0130】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、この発明の趣旨を逸脱することなく変形が可能
であることは勿論である。例えば、動体予測法式に特開
平5−93850号公報の技術を用いたが、これに限る
ことなく動体が検出できるものであればよい。
【0131】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成を得ることができる。 (1) 撮影レンズの焦点状態を検出するための焦点検
出信号を出力する焦点検出手段と、この焦点検出手段の
出力に基づいて予測演算を行い、上記撮影レンズの光軸
方向に移動している被写体に合焦するように焦点調節を
行う動体予測制御手段と、上記焦点検出信号に単調増加
傾向若しくは単調減少傾向があるかを判定する単調変化
判定手段と、この単調変化判定手段に於いて単調傾向が
あると判定された場合には、上記動体予測制御手段の制
御方法を変更する制御変更手段と、を具備することを特
徴とするカメラの自動焦点調節装置。
【0132】(2) 上記単調変化判定手段に於いて単
調傾向があると判定された場合には、上記制御変更手段
に於いて動体予測を中止することを特徴とする上記
(1)に記載のカメラの自動焦点調節装置。
【0133】(3) 上記焦点検出信号を複数のブロッ
クに分割するブロック分割手段と、上記それぞれのブロ
ック内の焦点検出信号の相関演算を行う相関演算手段
と、を更に具備し、上記単調変化判定手段に於いて単調
性があると判定された場合には、上記相関演算を行うブ
ロックを変更することを特徴とする上記(1)に記載の
カメラの自動焦点調節装置。
【0134】(4) 上記単調変化判定手段に於いて全
てのブロックに単調性があると判定された場合には、動
体予測を中止することを特徴とする上記(3)に記載の
カメラの自動焦点調節装置。
【0135】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、焦点検
出信号の単調性を考慮して像移動量演算精度を向上させ
ることのできるカメラの自動焦点調節装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカメラの自動焦点調節装置の第1の
実施の形態に係る概念を示すブロック構成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態を示すもので、カ
メラの自動焦点調節装置が適用されたカメラシステムの
制御系を詳細に示すブロック構成図である。
【図3】第1の実施の形態の動作を説明するもので、2
像間隔を求める相関演算の動作を説明するフローチャー
トである。
【図4】相関出力を示すもので、(a)は検出された像
間隔が相関性の高い場合を示した図、(b)は検出され
た像間隔が相関性の低い場合を示した図である。
【図5】被写体像の移動を求めるための相関演算につい
て説明する図である。
【図6】第1の実施の形態に於ける相関をとる様子を説
明するもので、像Lの移動量演算の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】移動している被写体の場合の時刻t0 での被写
体像信号L′(I)とR′(I)、及び時刻t1 での被
写体像信号L(I)、R(I)の例を説明するもので、
(a)は1回目の例を示した図、(b)は2回目の例を
示した図である。
【図8】図6のフローチャートのステップS23のサブ
ルーチン「単調性判断」の動作について説明するフロー
チャートである。
【図9】この発明の第1の実施の形態が適用されるカメ
ラ全体の動作について説明するフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートのステップS63で実
行されるサブルーチン「AF」の動作を説明するフロー
チャートである。
【図11】図10のフローチャートのステップS81に
於けるサブルーチン「AF検出」の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】図10のフローチャートのステップS81に
於けるサブルーチン「AF検出」の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】図11のフローチャートに於けるステップS
101にて実行されるサブルーチン「積分リセット」の
動作について説明するフローチャートである。
【図14】この発明の第2の実施の形態として像Lの移
動量演算の動作を説明するフローチャートである。
【図15】フォトセンサアレイの出力である被写体像信
号L(I)とR(I)の特性を示した図で、(a)は単
調性の有る場合を示した図、(b)は単調性のない場合
を示した図、(c)は単調性の有る部分と無い部分とが
ある場合を示した図である。
【符号の説明】
1 動体予測制御部、 2 焦点検出部、 3 像移動量演算部、 4 デフォーカス量検出部、 5 相関演算部、 6 単調変化検出部、 11 CPU、 12 インターフェースIC(IFIC)、 13 電源ユニット、 14 ストロボユニット、 15 ミラーシャッタユニット、 16 巻上げユニット、 17 レンズユニット、 18 ファインダユニット、 19 表示ユニット、 20 AFユニット、 25 モータドライバ、 26 補助光LED、 27 キースイッチ(SW)群(2)、 51 撮影レンズ、 56 AFPI、 58 絞りPI、 63 測光素子、 67 LCDIC、 74 AFIC、 75 EEPROM、 81 素子出力記憶部、 82 相関演算回路、 83 レンズ繰り出し記憶部、 84 焦点距離記憶部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの焦点状態を検出するための
    焦点検出信号を出力する焦点検出手段と、 この焦点検出手段の出力に基づいて予測演算を行い、移
    動している被写体に合焦するように焦点調節を行う動体
    予測制御手段と、 上記焦点検出信号に単調増加傾向若しくは単調減少傾向
    があるか否かを判定する単調変化判定手段と、 上記単調変化判定手段の判定結果に基づいて、上記動体
    予測制御手段の制御方法を設定する制御方法設定手段
    と、 を具備することを特徴とするカメラの自動焦点調節装
    置。
  2. 【請求項2】 上記単調変化判定手段に於いて単調傾向
    があると判定された場合には、上記制御方法設定手段に
    於いて動体予測を中止することを特徴とする請求項1に
    記載のカメラの自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 上記焦点検出信号を複数のブロックに分
    割するブロック分割手段と、 上記ブロック毎の焦点検出信号の相関演算を行う相関演
    算手段とを更に具備し、 上記単調変化判定手段に於いて単調傾向があると判定さ
    れた場合には、上記相関演算を行うブロックを変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラの自動焦点調
    節装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10243224B3 (de) * 2002-08-23 2004-04-22 Thyssenkrupp Hiserv Gmbh Verfahren und Detektionssystem zur Erhöhung der Verkehrssicherheit von Fahrzeugen auf einer wenigstens eine Fahrspur aufweisenden Meßstrecke
KR100989229B1 (ko) * 2007-06-22 2010-10-20 가시오게산키 가부시키가이샤 카메라장치 및 오토포커스 제어방법
JP2017156764A (ja) * 2017-04-20 2017-09-07 株式会社ニコン 焦点検出装置および焦点調節装置

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