JP2000171501A - 抵抗測定装置 - Google Patents

抵抗測定装置

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JP2000171501A
JP2000171501A JP10349511A JP34951198A JP2000171501A JP 2000171501 A JP2000171501 A JP 2000171501A JP 10349511 A JP10349511 A JP 10349511A JP 34951198 A JP34951198 A JP 34951198A JP 2000171501 A JP2000171501 A JP 2000171501A
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resistance
resistor
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Masahiro Wakabayashi
正弘 若林
Fumio Tokukasa
文男 徳嵩
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Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定対象抵抗体の接続時における放電現象を
防止しつつ容易に抵抗測定作業を行うことが可能な抵抗
測定装置を提供する。 【解決手段】 測定対象抵抗体Mに対して測定電流を供
給し、測定対象抵抗体Mの両端に発生する両端電圧およ
び測定電流IM に基づいて測定対象抵抗体Mの抵抗値を
測定する測定処理を実行可能に構成された抵抗測定装置
1において、測定電流よりも低電流の接続検出用電流I
C を出力し、測定対象抵抗体Mを流れる電流に対応する
測定電圧が予め規定した判定電圧を超えたときに測定処
理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象抵抗体の
抵抗値を測定する抵抗測定装置に関し、詳しくは、測定
対象抵抗体に大電流を供給しつつ抵抗値を測定する低抵
抗測定装置に適した抵抗測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、洗濯機やコピー機などの家電機
器では、操作盤が操作されたり筐体が触られたりするこ
とが多く、その際の感電事故を防止するためには、その
操作盤や筐体を大地に接地する必要がある。このため、
家電機器の内部では、その操作盤と筐体とが電気的に接
続されると共に、その筐体と、筐体に取り付けた大地接
地用の接地端子とが接続用導線によって接続されてい
る。このため、接地端子を定められた接地線に接続する
ことによって、操作盤を大地に接地することができる。
一方、製造時において接続用導線が切れかかっている
と、家庭内に設置した後に完全に断線してしまうことが
あり、かかる事態が生じた場合には、感電事故を引き起
こすおそれがある。したがって、一般的には、接地端子
と、接地端子に電気的に接続される部位との間に、家電
機器の定格電流の2倍、または25Aの電流を1分間流
したときに、両者間の抵抗値が0.1Ω以下であること
が規定されている。このため、接続用導線の接続状態を
検査すると共に、接続用導線が切れかかっているときに
は、大電流を流して焼き切ることにより接続用導線の接
続不良をいち早く検出するために、この種の抵抗測定装
置が用いられている。
【0003】このような抵抗測定装置として、図5に示
す抵抗測定装置71が従来から知られている。この抵抗
測定装置71は、例えば25Aの測定電流を測定対象抵
抗体Mに供給すると共に、その際に測定対象抵抗体Mの
抵抗値を測定することが可能に構成されている。この場
合、上記した家電機器の接続用導線の抵抗値を測定する
には、筐体の組立用ボルトBなどと接地端子FTとの間
に測定電流を所定時間継続して導通させた後に、その抵
抗値を測定する。これにより、接続用導線が切れかかっ
ているときには、その接続用導線を測定電流で焼き切っ
て無限大の抵抗値にすることにより、メーカからの出荷
前に接続用導線の接続不良をいち早く検出することがで
きる。
【0004】具体的には、抵抗測定装置71は、同図に
示すように、測定値を表示する表示器72と、測定を開
始させるための測定開始スイッチ3と、測定を終了させ
るための測定終了スイッチ4と、4つの接続用コネクタ
21〜24とが正面パネルに配設されると共に、接続用
コネクタ21〜24に着脱自在に取り付けられる電流出
力用ケーブル25,26および電圧検出用ケーブル2
7,28を備えている。この場合、各ケーブル25〜2
8の各々の一端には、接続プラグ25a〜28aがそれ
ぞれ取り付けられ、各々の他端には、鰐口クリップ25
b〜28bがそれぞれ取り付けられている。
【0005】この抵抗測定装置71による測定に際して
は、まず、接続プラグ25a〜28aを接続用コネクタ
21〜24にそれぞれ差し込んだ状態で、鰐口クリップ
25b,27bを測定対象抵抗体Mの組立用ボルトB
(以下、「試験点」ともいう)に接続し、かつ鰐口クリ
ップ26b,28bを接地端子FT(以下、「試験点」
ともいう)に接続する。次いで、測定開始スイッチ3を
操作する。これにより、抵抗測定装置71に内蔵の電源
部が、鰐口クリップ25b,26bを介して両試験点間
に所定電圧の測定電圧を印加する。この際に、電源部
は、両試験点間の導通電流が例えば25Aになるように
制御する。この状態では、両試験点間の内部抵抗に応じ
た検出電圧が両鰐口クリップ27b,28b間に発生
し、この検出電圧は、電圧検出用ケーブル27,28を
介して抵抗測定装置71に内蔵の測定回路に入力され
る。
【0006】測定回路では、入力した検出電圧と、出力
電流(この例では25A)とに基づいて、両試験点間の
抵抗値を測定する。この結果、その測定値が表示器72
に表示される。次いで、測定終了スイッチ4を操作する
ことにより測定電圧の出力を停止する。この後、測定を
継続する際には、新たな試験点間に各鰐口クリップ25
b〜28bを接続し直した後に測定開始スイッチ3を再
度操作することにより、上記した測定が再開される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
抵抗測定装置71には、以下の問題点がある。第1に、
通常、家電機器の絶縁抵抗を測定すべき試験点は複数存
在する。したがって、複数の試験点間の絶縁抵抗を測定
する場合、各鰐口クリップ25b〜28bを各試験点間
に接続し直して測定可能な状態にセットアップし、その
都度、測定開始スイッチ3を操作しなければならない。
また、鰐口クリップ25b,26b間の短絡を防止する
ために、1対の試験点間の測定を終了した都度、測定終
了スイッチ4を操作して測定電圧の出力を停止させる必
要がある。このため、従来の抵抗測定装置71には、測
定開始および測定終了の操作が煩雑であるという問題点
がある。
【0008】一方、1対の試験点間についての測定を終
了した都度、両鰐口クリップ25b,26が短絡しない
ように離間させておくことで、測定終了スイッチ4の操
作を省くことも可能ではある。しかし、かかる場合、鰐
口クリップ25b,26bが負荷オープンの状態で、低
抵抗の測定対象抵抗体Mに接続されたときには、その負
荷抵抗に応じた測定電流が測定対象抵抗体Mに流れよう
とする。このため、場合によっては、放電を起こして火
花が飛び散り、事故の発生を招くおそれがあるという他
の問題が生じる。なお、スライダックを使用して測定電
圧を徐々に上げることが可能な抵抗測定装置も存在する
が、このような抵抗測定装置を用いる場合には、数多く
の試験点が存在する測定対象抵抗体Mを検査する場合
や、数多くの測定対象抵抗体Mを連続的に検査する場合
には、抵抗値測定作業がさらに煩雑かつ長時間化する。
【0009】第2に、測定対象抵抗体Mが大型機器の場
合に問題が発生する。つまり、測定対象抵抗体Mが大型
機器のときには、抵抗測定装置71および試験点が共に
オペレータの手の届く範囲内にあるとは限らない。かか
る場合には、オペレータは、鰐口クリップ25b〜28
bの接続作業と、測定開始スイッチ3および測定終了ス
イッチ4の操作とを行う際に、その作業に応じていちい
ち移動しなければならず、測定時間の長時間化を招くと
共に、煩雑な作業を強いられるという問題点がある。ま
た、試験点が組立用ボルトBなどの場合には、鰐口クリ
ップ25b〜28bを接続するのはある程度容易であ
る。しかし、試験点に鰐口クリップ25b〜28bを押
し当てることによって接続するような場合には、測定開
始スイッチ3などの操作を同時には行うことができない
ため、測定時間のさらなる長時間化および煩雑な作業を
招くという問題点もある。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、測定対象抵抗体の接続時における放電現象
を防止しつつ容易に抵抗測定作業を行うことが可能な抵
抗測定装置を提供することを主目的とする。また、抵抗
測定を短時間で行うことが可能な抵抗測定装置を提供す
ることを他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の抵抗測定装置は、測定対象抵抗体に対して
測定電流を供給し、測定対象抵抗体の両端に発生する両
端電圧および測定電流に基づいて測定対象抵抗体の抵抗
値を測定する測定処理を実行可能に構成された抵抗測定
装置において、測定電流よりも低電流の接続検出用電流
を出力し、測定対象抵抗体を流れる電流に対応する測定
電圧が予め規定した判定電圧を超えたときに測定処理を
実行することを特徴とする。
【0012】この抵抗測定装置では、例えば、測定開始
用スイッチが操作された際には、測定電流の出力停止状
態において測定対象抵抗体を流れると予測される電流に
対応する測定電圧などに基づいて判定電圧を予め規定す
る。次いで、抵抗値の測定に先立ち、測定電流として例
えば25Aという大電流を測定対象抵抗体に直ちに供給
するのではなく、まず、通常の測定電流よりも低電流の
接続検出用電流を測定対象抵抗体に供給する。次に、測
定電圧が判定電圧を超えたときに、所定電流値の測定電
流を供給して測定対象抵抗体の抵抗値を測定する。つま
り、この抵抗測定装置では、測定対象抵抗体が接続され
た際には、抵抗値測定が自動的に行われる。このため、
測定対象抵抗体に測定用プローブを押し当てて測定する
場合であっても、一人のオペレータが測定を容易に行う
ことが可能となる。また、測定対象抵抗体の接続時に大
電流の測定電流が直ちに供給されることがないため、放
電現象が防止される。さらに、極めて低抵抗を測定対象
抵抗体として測定する場合であっても、測定対象抵抗体
を一旦接続した後に測定電流が供給されるため、測定対
象抵抗体の接続時に直ちに測定電流が供給されるおそれ
のある従来の抵抗測定装置71とは異なり、放電現象の
発生が確実に防止される。
【0013】請求項2記載の抵抗測定装置は、請求項1
記載の抵抗測定装置において、測定処理と、測定電圧が
判定電圧よりも低下したときに測定電流に代えて接続検
出用電流を出力することにより測定対象抵抗体の接続を
検出するための接続検出処理とを交互かつ連続的に実行
可能に構成されていることを特徴とする。
【0014】この抵抗測定装置では、数多くの試験点が
存在する測定対象抵抗体を検査する場合や、数多くの測
定対象抵抗体を連続的に検査する場合、抵抗測定装置が
接続検出処理および測定処理を自動的に交互かつ連続的
に実行する。このため、オペレータが測定プローブを試
験点に接続するだけで、抵抗値測定が自動的に行われ
る。したがって、従来の抵抗測定装置71とは異なり、
測定開始スイッチ3や測定終了スイッチ4の煩雑な操作
を不要にすることができるため、抵抗値測定時間を極め
て短縮することが可能となる。
【0015】請求項3記載の抵抗測定装置は、請求項1
または2記載の抵抗測定装置において、測定処理時に対
象抵抗体に供給する供給電圧よりも十分に低い電圧を電
流制限手段を介して出力することにより接続検出用電流
を出力することを特徴とする。
【0016】例えば、接続検出用電流の供給時には、抵
抗の測定時における供給電圧よりも十分に低い電圧を出
力する。この際に、電流制限手段が測定対象抵抗体に流
れる電流を制限する。したがって、放電現象の発生が確
実に防止される。
【0017】請求項4記載の抵抗測定装置は、請求項1
から3のいずれかに記載の抵抗測定装置において、測定
時間を設定するための設定スイッチを備え、設定された
測定時間が経過したときに測定処理から接続検出処理に
切替制御する制御部を備えていることを特徴とする。
【0018】この抵抗測定装置では、例えば、測定対象
抵抗体に対する測定電流の通電時間が予め規定されてい
る場合、最初に、設定スイッチを操作することにより測
定時間を予め設定する。次いで、測定プローブを測定対
象抵抗体に接続する。この後、オペレータが測定プロー
ブを試験点に接続するだけで、制御部が、例えば1分間
の測定処理、および接続検出処理を交互かつ自動的に実
行する。したがって、測定電流の通電時間が予め規定さ
れている抵抗値測定作業を極めて迅速かつ容易に行うこ
とが可能となる。
【0019】請求項5記載の抵抗測定装置は、請求項1
から4のいずれかに記載の抵抗測定装置において、測定
開始を設定するための測定開始スイッチ手段と、測定電
流および接続検出用電流を生成するための出力電圧可変
型の電源部とを備え、制御部は、測定開始スイッチ手段
によって設定された測定開始後において、電源部に対す
る接続検出用電流および測定電流の生成を制御すること
を特徴とする。
【0020】この抵抗測定装置では、制御部は、測定開
始スイッチ手段によって測定開始状態に設定されたこと
を条件として、電源部に対して、その出力電圧を可変さ
せて接続検出用電流を出力させ、測定電圧が判定電圧を
超えたときに、電源部の出力電圧を可変させて測定電流
を生成させる。したがって、制御部がすべて自動的に実
行するため、スライダックなどを使用する抵抗値測定作
業と比較して、抵抗値測定作業を迅速かつ容易に行うこ
とが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る抵抗測定装置の好適な実施の形態について説明
する。なお、従来の抵抗測定装置71と同一の構成要素
については同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。
【0022】最初に、抵抗測定装置1の構成について、
図1を参照して説明する。
【0023】抵抗測定装置1は、数オーム以下の低抵抗
を精度良く、しかも連続的に測定可能に構成された低抵
抗計であって、同図に示すように、例えばLCDパネル
で構成された表示器2と、本発明における測定開始スイ
ッチ手段に相当する測定開始スイッチ3と、測定終了ス
イッチ4と、測定回数Nや測定時間などを入力するため
の操作部5と、測定結果を印字するプリンタ6と、CP
U7と、CPU7の演算結果や後述する初期値A(本発
明における判定電圧に相当する)および実際に測定した
回数を意味する実測定回数値nなどを記憶するRAM8
と、本発明における電流制限手段に相当するトランス9
とを備えている。また、抵抗測定装置1は、トランス9
の一次巻線9a側に、本発明における電圧可変型の電源
部に相当し測定電流IM を生成する交流電源部11、お
よび出力リレー12を備えている。この場合、CPU7
は、後述するように、全波整流回路34から出力される
電圧値対応電圧VDVおよび全波整流回路35から出力さ
れる測定電流値対応電圧VDIに基づいての抵抗値演算、
測定電流値対応電圧VDIに基づいての測定電流IMの電
流値制御、および出力リレー12のオン/オフ制御など
を実行する。
【0024】さらに、抵抗測定装置1は、トランス9の
二次巻線9b側に、測定対象抵抗体Mを流れる電流値を
検出するための抵抗30と、鰐口クリップ25b,26
b間に発生する検出電圧V1 を差動増幅して電圧VV を
出力する増幅器31と、測定電流IM が抵抗30を流れ
る際にその両端に発生する電圧V2 を差動増幅して電圧
VI を出力する増幅器32と、電圧VV を全波整流する
ことにより測定対象抵抗体Mの両端に発生する電圧値に
対応する電圧値対応電圧VDVを生成して出力する全波整
流回路34と、電圧VI を全波整流することにより測定
電流IM の電流値に対応する測定電流値対応電圧VDIを
生成して出力する全波整流回路35とを備えている。
【0025】次に、抵抗測定装置1における測定処理に
ついて、図2〜4を参照して説明する。
【0026】この抵抗測定装置1では、まず、測定に先
立ち、操作部5におけるテンキー(図示せず)を操作す
ることにより、オペレータによって測定回数Nが設定さ
れる(ステップ41)。この際に、CPU7は、設定さ
れた測定回数データをRAM8に記憶させる。次いで、
図4(a)に示すように、同図(c)に示す時間t1の
時点で測定開始スイッチ3がオン状態に操作されると
(ステップ42)、測定開始スイッチ3から測定開始信
号SSTがCPU7に出力される。この場合、CPU7
は、RAM8によって記憶されている実測定回数値nを
値0に初期化した後(ステップ43)、出力リレー12
をオフ状態に制御する(ステップ44)。次いで、CP
U7は、測定電流IM が出力されていない状態の測定電
流値対応電圧VDIを内蔵されているA/D変換器を介し
て読み込むと共に、この際の測定電流値対応電圧VDIに
誤動作を防止するためのマージン電圧を加算した電圧を
初期値AとしてRAM8に記憶させる(ステップ4
5)。
【0027】次に、CPU7は、制御信号SC を出力す
ることにより出力リレー12をオン状態に制御した後
(ステップ46)、測定時に出力する測定電流IM より
も低電流の接続検出用電流IC を出力して接続検出処理
を開始する(ステップ47)。この接続検出処理では、
CPU7は、鰐口クリップ25b〜28bが測定対象抵
抗体Mの試験点に接続されたことを検出する。具体的に
は、CPU7は、電圧制御信号SS を交流電源部11に
出力することにより、図4(b)に示すように、時間t
2の時点で、交流電源部11に対して接続用コネクタ2
1,22間に出力電圧VO を出力させる。この場合、出
力電圧VO は、接続用コネクタ21,22が無負荷状態
のときに例えば20mV程度の極めて低電圧となるよう
にCPU7によって制御される。この際には、交流電源
部11から出力電圧Va がトランス9の一次巻線9aに
出力されることにより、トランス9の二次巻線9bの両
端に出力電圧VO が誘起する。
【0028】同時に、CPU7は、全波整流回路35か
ら出力される測定電流値対応電圧VDIを監視し、鰐口ク
リップ25b〜28bが測定対象抵抗体Mの試験点に接
続されることによって接続検出用電流IC が測定対象抵
抗体Mを流れているか否かを検出する。具体的には、電
流出力用ケーブル25,26に負荷としての測定対象抵
抗体Mが接続されているときには、抵抗30に接続検出
用電流IC が流れることにより、抵抗30の両端に電圧
V2 が発生する。このため、増幅器32が、その電圧V
2 を差動増幅することにより電圧VI を生成し、生成し
た電圧VI を全波整流回路35に出力する。次いで、全
波整流回路35が、電圧VI を全波整流することによ
り、測定電流値対応電圧VDIを生成してCPU7に出力
する。この際に、CPU7は、測定電流値対応電圧VDI
をアナログ−ディジタル変換することにより電流データ
を生成し、電流データに基づいて、図4(c)に示す時
間t2の時点以降に接続検出用電流IC が流れているか
否かを判別する。この場合、接続検出用電流IC が流れ
ていないと判別したときには、CPU7は、無負荷であ
るとして、大電流である測定電流IM を測定対象抵抗体
Mに供給せずに待機し、表示器2に無負荷の旨を表示さ
せる。
【0029】一方、時間t3の時点で鰐口クリップ25
b〜28bが測定対象抵抗体Mに接続されると、測定対
象抵抗体Mに接続検出用電流IC が導通する。この際
に、接続検出用電流IC が抵抗30を導通することによ
り、全波整流回路35から測定電流値対応電圧VDIがC
PU7に入力される。なお、測定対象抵抗体Mが極めて
低抵抗値の場合であっても、電流出力用ケーブル25,
26(本発明における電流制限手段に相当する)の線抵
抗(例えば10mΩ)、およびトランス9における二次
巻線9bの巻線抵抗によって、測定対象抵抗体Mを流れ
る電流値が低電流値に制限される。具体的には、接続用
コネクタ21,22の開放端電圧が20mVの場合、電
流出力用ケーブル25,26の線抵抗によって2A程度
に制限され、二次巻線9bの巻線抵抗によってさらに低
い電流値に制限される。この結果、測定対象抵抗体Mに
大電流が瞬間的に流れるのが阻止されるため、放電が確
実に防止される。
【0030】次いで、CPU7は、測定電流値対応電圧
VDIと初期値Aとを比較し、図4(c)に示す時間t3
の時点で測定電流値対応電圧VDIが初期値Aを超えたと
きに、鰐口クリップ25b〜28bが測定対象抵抗体M
の試験点に接続されたと判別する(ステップ48)。こ
の際には、CPU7は、同図(b)に示すように、時間
t4の時点で電圧制御信号SS を出力して交流電源部1
1の出力電圧Va を上昇させることにより、予め設定し
た電流値(例えば、25A)の測定電流IM を時間t5
の時点で測定対象抵抗体Mに出力する(ステップ4
9)。この場合、CPU7は、フィードバック処理によ
って測定電流IM を設定値(25A)に設定する。この
後、CPU7は、実測定回数値nに値1を加算して更新
する(ステップ50)。
【0031】次に、CPU7は、測定電流値対応電圧V
DIを監視することにより、測定電流値対応電圧VDIの異
常な低下などの異常が発生していないかを監視する(ス
テップ51)。具体的には、例えば、鰐口クリップ25
b,26bが測定対象抵抗体Mの試験点から外れたり、
測定対象抵抗体Mとしての家電機器における切れかかっ
た接続用導線が焼き切れたりしたときなどには、測定対
象抵抗体Mに測定電流IM が流れないため、測定電流値
対応電圧VDIが0Vとなる。また、測定対象抵抗体Mの
抵抗値が大きいときなどには、電流データが設定値(例
えば、25A)まで上昇しない。このような異常が発生
したと判別したときには、CPU7は、その旨を表示器
2に表示させた状態で(ステップ58)、この測定処理
を終了する。逆に、異常が発生していないと判別したと
きには、CPU7は、抵抗値の測定を開始する(ステッ
プ52)。この測定においては、CPU7は、電圧値対
応電圧VDVおよび測定電流値対応電圧VDIをそれぞれア
ナログ−ディジタル変換することにより生成した電圧デ
ータおよび電流データに基づいて測定対象抵抗体Mの抵
抗値を測定する。具体的には、CPU7は、電圧データ
を電流データで除算することにより抵抗値を演算する。
この後、CPU7は、演算した抵抗値を表示器2に表示
させる(ステップ52)。
【0032】次いで、CPU7は、測定対象抵抗体Mに
測定電流IM を通電する試験時間が設定されているかを
判別する(ステップ53)。この試験時間は、JIS規
格に従って測定対象抵抗体Mの抵抗値を測定する場合な
どに設定されるものであって、操作部5のテンキーなど
を使用して設定される。試験時間が設定されていると判
別したときには、CPU7は、設定時間が終了したか否
かを内部タイマのタイマ値に基づいて判別する(ステッ
プ54)。終了していないと判別したときには、CPU
7は、ステップ51〜54を繰り返し実行する。
【0033】一方、上記したステップ53において試験
時間の設定がないと判別したとき、およびステップ54
において設定時間が終了したと判別したときには、CP
U7は、図4(b)に示すように、時間t7の時点で測
定電流IM に代えて、接続検査用電流IC を出力させる
ことによりステップ47と同様にして接続検出処理を実
行する(ステップ55)。この後、CPU7は、直前に
測定した測定値を表示器2にホールド表示させる(ステ
ップ56)。
【0034】次いで、CPU7は、実測定回数値nが設
定された測定回数Nに達したか否かを判別する(ステッ
プ57)。達したと判別したときには、CPU7は、測
定した各試験点に対応する測定値と、総合判定結果を表
示器2に表示させた後(ステップ58)、この測定処理
を終了する。
【0035】一方、ステップ57において実測定回数値
nが設定された測定回数Nに達していないと判別したと
きには、CPU7は、測定電流値対応電圧VDIが初期値
Aを超えたか否かを判別し(ステップ48)、図4
(c)に示すように、時間t7の時点で超えたと判別し
たときには、上記したステップ49〜57を繰り返し実
行する。なお、試験時間の設定がない場合、測定対象抵
抗体Mの試験点が変更される際には、鰐口クリップ25
b,26bが試験点から外れるため、測定電流値対応電
圧VDIが初期値Aよりも低下する。したがって、CPU
7は、接続検出処理中(ステップ55)において測定電
流値対応電圧VDIの低下が生じたときに測定対象抵抗体
Mが未接続になったと判別し、測定電流値対応電圧VDI
が初期値Aを再度超えたときにステップ49に移行する
(ステップ59)。また、CPU7は、測定処理中にお
いて、測定終了スイッチ4がオフ状態に操作されたか否
かを判別し、オフ状態に操作されたと判別したときに
は、同図(c)に示す時間t8の時点で、この測定処理
を直ちに停止する。
【0036】このように、この抵抗測定装置1によれ
ば、低電流の接続検査用電流IC の出力状態で測定した
測定電流値対応電圧VDIが初期値Aを超えたときに、測
定電流IM を供給して測定対象抵抗体Mの抵抗値を測定
することにより、測定対象抵抗体Mの接続に応じて抵抗
値測定を自動的に行うことができる。このため、鰐口ク
リップ25b,26bなどの測定プローブを測定対象抵
抗体Mの試験点に押し当てて測定する場合であっても、
一人のオペレータで測定を容易に行うことができる。ま
た、測定対象抵抗体Mの接続時に大電流の測定電流IM
が直ちに供給されることがないため、放電現象を防止す
ることができる。さらに、極めて低抵抗を測定対象抵抗
体Mとして測定する場合であっても、測定対象抵抗体M
を一旦接続した後に測定電流IM が供給されるため、測
定対象抵抗体Mの接続時に直ちに測定電流が供給される
おそれのある従来の抵抗測定装置71とは異なり、放電
現象の発生を確実に防止することができる。
【0037】なお、本発明は、本実施形態に示した構成
や処理手順に限定されず、適宜変更が可能である。例え
ば、本発明の実施の形態では、電圧源としての交流電源
部11を用いた構成について説明したが、これに限ら
ず、定電流源を用いて構成してもよい。この場合、接続
検査用電流IC としての極めて低い定電流を交流電源部
11から測定対象抵抗体Mに供給することができる。ま
た、測定電流IM の電流値、および接続検査用電流IC
の供給の際の出力電圧VO の電圧値についても、本発明
の実施の形態に示した電流値に限定されず、任意の電流
値または電圧値に規定することができる。
【0038】また、抵抗値の測定手法自体も限定され
ず、アナログ演算などによって測定対象抵抗体Mの抵抗
値を測定することもできる。また、測定電流IM や接続
検査用電流IC の検出手段として、本発明の実施の形態
では抵抗30を用いた例について説明したが、これに限
らず、カレントトランス(CT)などを用いることもで
きる。さらに、本発明における電流制限手段は、電流出
力用ケーブル25,26やトランス9の二次巻線9bに
限らず、低抵抗の他の手段に適宜変更することができ
る。
【0039】また、本発明における判定電圧について
も、抵抗測定装置1では、実測した測定電流値対応電圧
VDIに基づいて初期値Aを規定しているが、予測電圧を
判定電圧として規定し、その判定電圧をROMなどの記
憶手段に予め記憶させておくこともできる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の抵抗測定
装置によれば、判定電圧を予め規定した後、測定電流よ
りも低電流の接続検出用電流を出力し、測定電圧が判定
電圧を超えたときに測定処理を実行することにより、測
定対象抵抗体が接続された際に抵抗値測定を自動的に行
うことができる。これにより、測定対象抵抗体に測定用
プローブを押し当てて測定する場合であっても、一人の
オペレータが容易に測定することができる。また、測定
対象抵抗体の接続時に大電流の測定電流が直ちに供給さ
れることがないため、放電現象を防止することができ、
しかも、極めて低抵抗を測定対象抵抗体として測定する
場合であっても、測定対象抵抗体を一旦接続した後に測
定電流が供給されるため、放電現象の発生を確実に防止
することができる。
【0041】また、請求項2記載の抵抗測定装置によれ
ば、測定処理および接続検出処理を交互かつ連続的に実
行することにより、オペレータが測定プローブを試験点
に接続するだけで、抵抗値測定を自動的に行うことがで
きる。このため、煩雑な操作を行うことなく、例えば、
数多くの試験点が存在する測定対象抵抗体を検査する場
合や、数多くの測定対象抵抗体を連続的に検査する場合
には、抵抗値測定を極めて容易に行うことができると共
に、その測定時間を極めて短縮することができる。
【0042】さらに、請求項3記載の抵抗測定装置によ
れば、測定処理時に対象抵抗体に供給する供給電圧より
も十分に低い電圧を、電流制限手段を介して出力接続検
出用電流として出力することにより、電流制限手段によ
って測定対象抵抗体に流れる電流を制限することができ
るため、放電現象の発生を確実に防止することができ
る。
【0043】また、請求項4記載の抵抗測定装置によれ
ば、制御部が設定スイッチによって設定された測定時間
が経過したときに測定処理から接続検出処理に切替制御
することにより、測定電流の通電時間が予め規定されて
いる抵抗値測定作業を極めて迅速かつ容易に行うことが
できる。
【0044】また、請求項5記載の抵抗測定装置によれ
ば、制御部が測定開始スイッチ手段によって設定された
測定開始後において電源部に対する接続検出用電流およ
び測定電流の生成を制御することにより、スライダック
などを使用する抵抗値測定作業と比較して、抵抗値測定
作業を迅速かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る抵抗測定装置の回路
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る抵抗測定装置におけ
る測定処理のフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る抵抗測定装置におけ
る測定処理のフローチャートである。
【図4】(a)は測定開始スイッチ3のオン/オフ状態
を示す状態図、(b)は出力電圧VO の実効電圧の電圧
波形図、(c)は全波整流回路35から出力される測定
電流値対応電圧VDIの電圧波形図である。
【図5】従来の抵抗測定装置71の外観図である。
【符号の説明】
1 抵抗測定装置 3 測定開始スイッチ 7 CPU 9 トランス 9b 二次巻線 11 交流電源部 12 出力リレー IC 接続検査用電流 IM 測定電流 M 測定対象抵抗体 V1 電圧 VDI 測定電流値対応電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象抵抗体に対して測定電流を供給
    し、前記測定対象抵抗体の両端に発生する両端電圧およ
    び前記測定電流に基づいて当該測定対象抵抗体の抵抗値
    を測定する測定処理を実行可能に構成された抵抗測定装
    置において、 前記測定電流よりも低電流の接続検出用電流を出力し、
    前記測定対象抵抗体を流れる電流に対応する測定電圧が
    予め規定した判定電圧を超えたときに前記測定処理を実
    行することを特徴とする抵抗測定装置。
  2. 【請求項2】 前記測定処理と、前記測定電圧が前記判
    定電圧よりも低下したときに前記測定電流に代えて前記
    接続検出用電流を出力することにより前記測定対象抵抗
    体の接続を検出するための接続検出処理とを交互かつ連
    続的に実行可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の抵抗測定装置。
  3. 【請求項3】 前記測定処理時に前記対象抵抗体に供給
    する供給電圧よりも十分に低い電圧を電流制限手段を介
    して出力することにより前記接続検出用電流を出力する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の抵抗測定装
    置。
  4. 【請求項4】 測定時間を設定するための設定スイッチ
    を備え、前記設定された測定時間が経過したときに前記
    測定処理から前記接続検出処理に切替制御する制御部を
    備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の抵抗測定装置。
  5. 【請求項5】 測定開始を設定するための測定開始スイ
    ッチ手段と、前記測定電流および前記接続検出用電流を
    生成するための出力電圧可変型の電源部とを備え、前記
    制御部は、前記測定開始スイッチ手段によって設定され
    た測定開始後において、前記電源部に対する前記接続検
    出用電流および前記測定電流の生成を制御することを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載の抵抗測定装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084249A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Hioki Ee Corp 絶縁検査方法および絶縁検査装置
JP2012093367A (ja) * 2011-12-16 2012-05-17 Hioki Ee Corp 測定装置
JP2015056284A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 日置電機株式会社 切替制御回路および測定装置
KR101816674B1 (ko) * 2016-06-20 2018-01-12 한국지질자원연구원 코어 시료의 전기비저항 모니터링 장치

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