JP2012093367A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】突入電流の流入に起因する火花の発生を回避すると共に消費電力の増大を抑制する。
【解決手段】第1端子22a,22bを介してバッテリ100に測定電流Imを供給する電流供給部2と、測定電流Imの供給時におけるバッテリ100の内部抵抗Rxを測定するCPU9と、第1端子22a,22bおよびバッテリ100の接続を検出する接続検出部3とを備え、電流供給部2は、バッテリ100に測定電流Imを供給する電流源11と、電流源11および第1端子22aの間に直列に接続されたコンデンサ12および抵抗13と、抵抗13の両端間を短絡可能に構成されたスイッチ回路14とを備え、CPU9は、接続検出部3によって第1端子22a,22bおよびバッテリ100の接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、スイッチ回路14を制御して抵抗13の両端間を短絡させた後に内部抵抗Rxを測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定用端子を介して測定対象体としての電池に測定電流を供給する電流供給部と、測定電流の供給時における電池についての電気的パラメータを測定可能に構成された測定部とを備えた測定装置に関するものである。
この種の測定装置として、出願人は、電池についての電気的パラメータを測定可能な電池測定装置を特開平9−281202号公報に開示している。この電池測定装置は、電流源(同公報における「交流定電流源」)、増幅器および検波回路を備えて、電気的パラメータとしての内部抵抗を測定可能に構成されている。この場合、電流源が、カップリングコンデンサを介して測定信号(交流信号)を電池に供給する。また、増幅器が、電池の内部抵抗による測定信号の電圧降下分を増幅し、検波回路が、増幅器によって増幅された電圧降下分を交流電流源の位相と同期して検波する。これにより、この電池測定装置では、電池の内部抵抗(実効抵抗)が測定(検出)される。
特開平9−281202号公報(第4頁、第1図)
ところが、上記の電池測定装置には、以下の改善すべき課題がある。すなわち、この種の測定装置では、カップリングコンデンサを介して電池を電流源に接続したときに、初期状態のカップリングコンデンサは充電されていないため、そのカップリングコンデンサに電池からの電流が突入的に流入する。この際に、電流源側の測定用端子と電池の端子との接点に過大な突入電流が流れるため、この突入電流の流入に起因する火花が両端子の接点に発生するおそれがある。この場合、例えば電池に接続させる測定用端子とカップリングコンデンサとの間に電流制限用の抵抗を設けることにより、電池からカップリングコンデンサに流入する電流の電流値を低下させて、突入電流の流入に起因する火花の発生を回避することが可能となる。しかしながら、この構成では、測定電流を電流制限用の抵抗に流すことに起因して電力が余分に消費するため、測定時における測定装置全体としての消費電力が増大する。この場合、この種の測定装置では、一般的に、携帯して使用する使用形態が想定されると共に電池を測定装置の駆動源とする構成が採用されているため、消費電力を低く抑えるのが好ましい。
また、測定対象体としての一般的な電池はその内部抵抗が非常に小さいため、その内部抵抗を正確に測定するためには十分な測定電流を電池に供給しなければならない。この場合、火花の発生を回避するために電流制限用の抵抗の抵抗値をある程度大きくする必要があるが、その抵抗値を大きくするほど消費電力も増大することとなる。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、突入電流の流入に起因する火花の発生を回避すると共に消費電力の増大を抑制しつつ、電池についての電気的パラメータを正確に測定させ得る測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、測定用端子を介して測定対象体としての電池に測定電流を供給する電流供給部と、前記測定電流の供給時における前記電池についての電気的パラメータを測定する測定部と、前記測定用端子および前記電池の接続を検出する接続検出部と、制御部とを備えて構成された測定装置であって、前記電流供給部は、前記電池に前記測定電流を供給する電流源と、前記電流源および前記測定用端子の間に直列に接続されたコンデンサおよび抵抗と、前記抵抗の両端間を短絡可能に構成されたスイッチ回路とを備え、前記制御部は、前記接続検出部によって前記測定用端子および前記電池の接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、前記スイッチ回路を制御して前記抵抗の両端間を短絡させた後に前記測定部に対して前記電気的パラメータを測定させる。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記制御部は、前記スイッチ回路を制御して前記抵抗の両端間を短絡させた後に前記電流源を制御して前記測定電流の電流値を増加させ、その後に、前記測定部に対して前記電気的パラメータを測定させる。
また、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記制御部は、前記接続検出部によって前記測定用端子および前記電池の接続が検出された時点から所定時間を経過したときに、前記所定の条件が満たされたとして、前記測定処理を実行する。
請求項1記載の測定装置では、制御部が、電流供給部によって測定用端子と電池との接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、スイッチ回路を制御して抵抗の両端間を短絡させた後に測定部に対して電気的パラメータを測定させる。この場合、測定用端子と電池とが接続されたときから、所定条件を満たすまでの間では、抵抗を介してコンデンサと電池とが接続される。このため、抵抗の電流制限機能によって電池からコンデンサに対して突入的に電流が流れ込むのを回避することができる。したがって、この測定装置によれば、電流の流入に起因する火花の発生を回避することができる。また、電気的パラメータの測定時には、抵抗の両端間を短絡することにより、抵抗に測定電流を流すことに起因する余計な電力の消費を回避することができる。このため、電池の内部抵抗を正確に測定させるためにより大きな測定電流を電池に供給したとしても、消費電力の増大を抑制することができる。したがって、この測定装置によれば、電流の流入に起因する火花の発生を回避すると共に消費電力の増大を抑制しつつ、電気的パラメータを正確に測定させることができる。
また、請求項2記載の測定装置によれば、制御部が電気的パラメータの測定に先立って測定電流の電流値を増加させることにより、例えば測定電流にノイズが重畳していたとしても、測定の際のS/N比を大きく維持することができる結果、電気的パラメータを一層正確に測定させることができる。
また、請求項3記載の測定装置では、制御部が接続検出部によって測定用端子および電池の接続が検出された時点から予め規定された充電時間を経過したときに測定処理を実行することにより、電池からの電流によってコンデンサの充電が完了するのに十分な時間を充電時間として規定しておくことで、制御部が充電時間を経過したか否かを判別する簡易な処理を実行するだけで、測定処理開始の適否を判別できる結果、測定装置を簡易に構成することができる。
バッテリテスタ1の構成を示す構成図である。 スイッチ回路14がオフ状態のときにおいて流れる電流Idおよび測定電流Imの電流経路を示す回路図である。 スイッチ回路14がオン状態のときにおいて流れる測定電流Imの電流経路を示す回路図である。
以下、本発明に係る測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、本発明に係る測定装置の一例としてのバッテリテスタ1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示すバッテリテスタ1は、本発明に係る測定装置の一例であって、同図に示す測定対象体としてのバッテリ(本発明における電池の一例)100の内部抵抗(本発明における電気的パラメータの一例)Rxを4端子法によって測定可能に構成されている。具体的には、バッテリテスタ1は、同図に示すように、電流供給部2、接続検出部3、電圧検出部4、RAM5、ROM6、操作部7、表示部8およびCPU9を備えて構成されている。
電流供給部2は、電流源11、コンデンサ12、抵抗13およびスイッチ回路14を備え、交流の測定電流Imを出力可能に構成されている。また、電流供給部2には、バッテリ100に接続される一対の第1端子22a,22b(本発明における測定用端子。図1参照:以下、区別しないときには「第1端子22」ともいう)が接続される。この場合、電流供給部2は、この第1端子22を介してバッテリ100に測定電流Imを供給する。
電流源11は、例えば交流定電流源で構成されて、CPU9の制御に従って測定電流Imの電流値を可変可能に構成されている。コンデンサ12は、その容量が例えば150μFで測定電流Imを通過させて直流電流の通過を阻止するカップリングコンデンサであって、電流源11と抵抗13との間に接続されている。抵抗13は、その抵抗値が例えば30Ωの電流制限用抵抗であって、コンデンサ12と第1端子22aとの間に接続されている。この場合、抵抗13は、バッテリ100からコンデンサ12に流れる直流の電流Id(図2参照)に対して電流制限を行う機能を有する。なお、コンデンサ12および抵抗13の接続はこれに限らず、電流源11および第1端子22a(測定用端子)の間に直列にコンデンサ12および抵抗13が接続されていればよく、抵抗13および第1端子22aの間にコンデンサ12が接続されていてもよい。スイッチ回路14は、例えばリレーで構成されて、抵抗13と並列に接続されて、CPU9の制御に従って抵抗13の両端間を短絡する。
接続検出部3は、測定電流Imが流れたときに抵抗13の両端間電圧を検出して所定電圧以上のときに検出信号S1をCPU9に出力する。電圧検出部4は、例えば増幅回路およびA/D変換回路等(いずれも図示せず)を備え、測定電流Imがバッテリ100に供給されたときにバッテリ100の両端子間に発生する端子間電圧Vb(図1,3参照)を検出して電圧データDvとしてCPU9に出力する。また、電圧検出部4には、バッテリ100に接続される一対の第2端子23a,23b(図1参照:以下、区別しないときには「第2端子23」ともいう)が接続される。この場合、電圧検出部4は、CPU9の制御に従い、第2端子23を介してバッテリ100の端子間電圧Vbを検出する。
RAM5は、バッテリ100の内部抵抗Rxの抵抗値を示す抵抗データDrを記憶する。ROM6は、所定の充電時間(本発明における所定時間に相当)を示す充電時間データDtを記憶する。ここで、この充電時間は、コンデンサ12の容量値と抵抗13の抵抗値とで決定される時定数に基づいて電流Idによるコンデンサ12の充電を完了させるのに十分な時間に規定されている。操作部7は、電源スイッチなどの各種のスイッチを備えて構成されると共に、各スイッチの操作に対応する操作信号S2をCPU9に出力する。表示部8は、例えばLCDパネルで構成され、CPU9の制御に従い、各種の画像(例えば、内部抵抗Rxの抵抗値に示す画像)を表示する。
CPU9は、本発明における制御部および測定部として機能し、電圧検出部4、表示部8、電流源11およびスイッチ回路14を制御する。具体的には、CPU9は、接続検出部3によって第1端子22とバッテリ100との接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、所定の測定処理を実行する。この場合、CPU9は、接続検出部3によって第1端子22とバッテリ100との接続が検出された時点(つまり検出信号S1が出力された時点)から上記の充電時間を経過したことを所定条件が満たされたとして、測定処理を実行する。この測定処理では、CPU9は、スイッチ回路14を制御して抵抗13の両端間を短絡させると共に、電圧データDvの示す端子間電圧Vbの電圧値と、測定電流Imの電流値とに基づいてバッテリ100の内部抵抗Rxの抵抗値を算出(測定)する。また、CPU9は、測定処理の実行時において、内部抵抗Rxの算出処理に先立ち、電流源11を制御して、接続検出部3から検出信号S1が出力される前に出力させていた測定電流Imの電流値よりもより大きな電流値に増加させる。
次に、バッテリ100の内部抵抗Rxをバッテリテスタ1を用いて測定する方法について、図面を参照して説明する。
まず、第1端子22がバッテリ100に接続されていない状態において操作部7の電源スイッチを操作する。この際に、操作部7が電源スイッチに対応する操作信号S2をCPU9に出力する。この際には、CPU9は、スイッチ回路14を非作動状態に制御することによって抵抗13の両端間を非短絡状態に維持させると共に、電流源11を制御して所定電流(例えば低電流の一例として50mA)の測定電流Imを出力させる。この場合、測定電流Imが抵抗13を流れないため、抵抗13の両端間電圧が所定電圧未満となる結果、接続検出部は、検出信号S1を出力しない。したがって、CPU9は、第1端子22がバッテリ100に接続されていないと判別する。
次いで、図1に示すように、第1端子22a,22bおよび第2端子23a,23bがバッテリ100に接続された際には、図2に破線で示すように、測定電流Imが、電流源11の一方の出力端子、コンデンサ12、抵抗13、第1端子22a、バッテリ100、第1端子22bおよび電流源11の他方の出力端子ならなる電流経路を流れる。このため、抵抗13の両端間電圧が所定電圧以上となる結果、接続検出部3が検出信号S1をCPU9に出力する。次いで、CPU9は、第1端子22がバッテリ100に接続されたと判別して、ROM6から充電時間データDtを読み込み、この充電時間データDtの示す充電時間のカウントを開始する。
一方、この際には、図2に一点鎖線で示すように、バッテリ100の起電力Vxに基づく直流の電流Idが第1端子22a、抵抗13、コンデンサ12、電流源11および第1端子22bからなる電流経路を流れる。この場合、コンデンサ12に流れ込む電流Idは、抵抗13によって電流制限される。したがって、このバッテリテスタ1では、バッテリ100からの電流Idの流入に起因する火花の発生が回避される。
次いで、上記の充電時間を経過したときには、電流Idによるコンデンサ12への充電が完了して電流供給部2内への電流Idの流入が規制される。また、CPU9は、充電時間を経過したときに上記の所定条件が満たされたとして、測定処理を実行する。この場合、電流Idによってコンデンサ12が充電されるのに十分な時間を充電時間として予め規定しているため、CPU9は、充電時間を経過したか否かを判別する簡易な処理を実行するだけで、測定処理開始の適否を判別可能となる。
測定処理においては、CPU9は、スイッチ回路14を制御することにより、抵抗13の両端間を短絡させる。この際には、図3に破線で示すように、測定電流Imは、電流源11の一方の出力端子、コンデンサ12、スイッチ回路14、第1端子22a、バッテリ100、第1端子22bおよび電流源11の他方の出力端子からなる電流経路を流れて、バッテリ100に供給される。
次いで、CPU9は、電流源11を制御することにより、初期の電流値(この場合50mA)よりも大きい所定の電流値(例えば大きい電流の一例として150mA)となるように測定電流Imの電流値を増加させる。この場合、測定処理に際して、測定電流Imを大きくすることで、例えば測定電流Imにノイズが重畳されていたとしても、測定の際のS/N比を大きく維持することができる。続いて、CPU9は、電圧検出部4を制御することによって電圧データDvを出力させ、この電圧データDvの示す端子間電圧Vbの電圧値と、測定電流Imの電流値(この場合150mA)とに基づいてバッテリ100の内部抵抗Rxの抵抗値を算出する。次いで、CPU9は、内部抵抗Rxの抵抗値を示す抵抗データDrをRAM5に記憶させると共に、表示部8を制御して内部抵抗Rxの抵抗値に示す画像を表示させて、この測定処理を終了する。
このように、このバッテリテスタ1では、CPU9が、電流供給部2によって第1端子22とバッテリ100との接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、スイッチ回路14を制御して抵抗13の両端間を短絡させた後に内部抵抗Rxを測定する。この場合、第1端子22とバッテリ100とが接続されたときから、所定条件を満たすまでの間では、抵抗13を介してコンデンサ12とバッテリ100とが接続される。このため、抵抗13の電流制限機能によってバッテリ100からコンデンサ12に対して突入的に電流Idが流れ込むのを回避することができる。したがって、このバッテリテスタ1によれば、電流Idの流入に起因する火花の発生を回避することができる。また、内部抵抗Rxの測定時には、抵抗13の両端間を短絡することにより、抵抗13に測定電流Imを流すことに起因する余計な電力の消費を回避することができる。このため、バッテリ100の内部抵抗を正確に測定させるためにより大きな測定電流Imをバッテリ100に供給したとしても、消費電力の増大を抑制することができる。したがって、このバッテリテスタ1によれば、電流Idの流入に起因する火花の発生を回避すると共に消費電力の増大を抑制しつつ、内部抵抗Rxを正確に測定させることができる。
また、このバッテリテスタ1によれば、CPU9が内部抵抗Rxの測定に先立って測定電流Imの電流値を増加させることにより、例えば測定電流Imにノイズが重畳していたとしても、測定の際のS/N比を大きく維持することができる結果、内部抵抗Rxを一層正確に測定させることができる。
また、このバッテリテスタ1では、CPU9が接続検出部3によって第1端子22およびバッテリ100の接続が検出された時点から予め規定された充電時間を経過したときに測定処理を実行することにより、電流Idによってコンデンサ12の充電が完了するのに十分な時間を充電時間として規定しておくことで、CPU9が充電時間を経過したか否かを判別する簡易な処理を実行するだけで、測定処理開始の適否を判別できる結果、バッテリテスタ1を簡易に構成することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、内部抵抗Rxを測定させるバッテリテスタ1に本発明を適用した例について上記したが、電圧、電流および温度等の各種の電気的パラメータを測定可能な測定装置に適用することができる。また、これらの各種のパラメータを2種類以上測定可能な測定装置に適用することもできる。また、4端子法で内部抵抗Rxを測定させるバッテリテスタ1を例に挙げて説明したが、2端子法で各種の電気的パラメータを測定させる測定装置に適用することもできる。
また、スイッチ回路14を用いて抵抗13の両端間を短絡する構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スイッチ回路14がオン状態のときに、抵抗13よりも抵抗値の小さな抵抗を抵抗13に並列接続する構成を採用することもできる。この構成であっても、上記の構成と同様にして、抵抗13に測定電流Imが流れることに起因する電力消費を抑制することができる。
また、上記の充電時間が経過したときに所定の条件が満たされたとして測定処理を実行する構成について上記したが、本発明はこれに限定されない。例えば、直流の電流Idを測定して、電流Idの電流値が予め規定された基準値以下に低下したときに所定の条件が満たされたとしてCPU9が測定処理を実行する構成を採用することもできる。
1 バッテリテスタ
2 電流供給部
3 接続検出部
4 電圧検出部
9 CPU
11 電流源
12 コンデンサ
13 抵抗
14 スイッチ回路
22a,22b第1端子
23a,23b 第2端子
100 バッテリ
Dt 充電時間データ
Im 測定電流
Id 電流
Rx 内部抵抗
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、測定用端子を介して測定対象体としての電池に測定電流を供給する電流供給部と、前記測定電流の供給時における前記電池についての電気的パラメータを測定する測定部と、前記測定用端子および前記電池の接続を検出する接続検出部と、制御部とを備えて構成された測定装置であって、前記電流供給部は、前記電池に前記測定電流を供給する電流源と、前記電流源および前記測定用端子の間に直列に接続されたコンデンサおよび抵抗と、前記抵抗の両端間を短絡可能に構成されたスイッチ回路とを備え、前記接続検出部は、前記スイッチ回路が前記制御部によって前記抵抗の両端間を非短絡状態に維持させる状態に制御され、かつ前記電流源が前記制御部によって低電流の前記測定電流を供給する状態に制御されているときに、前記測定用端子および前記電池の接続の有無を検出し、前記制御部は、前記接続検出部によって前記測定用端子および前記電池の接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、前記スイッチ回路を制御して前記抵抗の両端間を短絡させ、その後に前記電流源を制御して前記測定電流の電流値を増加させて、前記測定部に対して前記電気的パラメータを測定させる測定処理を実行する。
また、請求項記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記制御部は、前記接続検出部によって前記測定用端子および前記電池の接続が検出された時点から所定時間を経過したときに、前記所定条件が満たされたとして、前記測定処理を実行する。
請求項1記載の測定装置では、接続検出部が、スイッチ回路が制御部によって抵抗の両端間を非短絡状態に維持させる状態に制御され、かつ電流源が制御部によって低電流の測定電流を供給する状態に制御されているときに、測定用端子および電池の接続の有無を検出し、制御部が、接続検出部によって測定用端子と電池との接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、スイッチ回路を制御して抵抗の両端間を短絡させ、その後に電流源を制御して測定電流の電流値を増加させて、測定部に対して電気的パラメータを測定させる。この場合、接続検出部が測定用端子と電池との接続を検出する際に電流源から供給される測定電流が低電流であるため、測定電流を電流制限用の抵抗に流すことに起因して消費される電力を低く抑えることができる。また、測定用端子と電池とが接続されたときから、所定条件を満たすまでの間では、抵抗を介してコンデンサと電池とが接続される。このため、抵抗の電流制限機能によって電池からコンデンサに対して突入的に電流が流れ込むのを回避することができる。したがって、この測定装置によれば、電流の流入に起因する火花の発生を回避することができる。また、電気的パラメータの測定時には、抵抗の両端間を短絡することにより、抵抗に測定電流を流すことに起因する余計な電力の消費を回避することができる。このため、電池の内部抵抗を正確に測定させるためにより大きな測定電流を電池に供給したとしても、消費電力の増大を抑制することができる。したがって、この測定装置によれば、電流の流入に起因する火花の発生を回避すると共に消費電力の増大を抑制しつつ、電気的パラメータを正確に測定させることができる。
また、この測定装置によれば、制御部が電気的パラメータの測定に先立って測定電流の電流値を増加させることにより、例えば測定電流にノイズが重畳していたとしても、測定の際のS/N比を大きく維持することができる結果、電気的パラメータを一層正確に測定させることができる。
また、請求項記載の測定装置では、制御部が接続検出部によって測定用端子および電池の接続が検出された時点から予め規定された充電時間を経過したときに測定処理を実行することにより、電池からの電流によってコンデンサの充電が完了するのに十分な時間を充電時間として規定しておくことで、制御部が充電時間を経過したか否かを判別する簡易な処理を実行するだけで、測定処理開始の適否を判別できる結果、測定装置を簡易に構成することができる。

Claims (3)

  1. 測定用端子を介して測定対象体としての電池に測定電流を供給する電流供給部と、前記測定電流の供給時における前記電池についての電気的パラメータを測定する測定部と、前記測定用端子および前記電池の接続を検出する接続検出部と、制御部とを備えて構成された測定装置であって、
    前記電流供給部は、前記電池に前記測定電流を供給する電流源と、前記電流源および前記測定用端子の間に直列に接続されたコンデンサおよび抵抗と、前記抵抗の両端間を短絡可能に構成されたスイッチ回路とを備え、
    前記制御部は、前記接続検出部によって前記測定用端子および前記電池の接続が検出されると共に所定条件が満たされたときに、前記スイッチ回路を制御して前記抵抗の両端間を短絡させた後に前記測定部に対して前記電気的パラメータを測定させる測定装置。
  2. 前記制御部は、前記スイッチ回路を制御して前記抵抗の両端間を短絡させた後に前記電流源を制御して前記測定電流の電流値を増加させ、その後に、前記測定部に対して前記電気的パラメータを測定させる請求項1記載の測定装置。
  3. 前記制御部は、前記接続検出部によって前記測定用端子および前記電池の接続が検出された時点から所定時間を経過したときに、前記所定の条件が満たされたとして、前記測定処理を実行する請求項1または2記載の測定装置。
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