JP2015192519A - モジュール端末及びクラスタ状態監視装置 - Google Patents

モジュール端末及びクラスタ状態監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発電可能なクラスタの異常を検出することが可能なクラスタ状態監視装置及びそれに用いられるモジュール端末の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係るクラスタ状態監視装置100では、サンプリング期間T1毎に、所定複数の太陽電池セル11からなる複数のクラスタ12の端末間の電圧をクラスタ電圧V10として検出し、サンプリング期間T1あたりのクラスタ電圧V10の変化量ΔVが基準変化量ΔV0より大きいことを急変現象として検出する。そして、一定複数のサンプリング期間T1を纏めた判定期間T2毎に、急変現象の回数をクラスタ12同士の間で比較し、閾値を超えて他のクラスタ12より急変現象の回数が多いクラスタ12が検出された場合に異常有りと判定する。【選択図】図8

Description

本発明は、複数の太陽電池セルを直列接続してなる太陽電池セルストリングを複数のクラスタに等分し、それらクラスタの状態を監視するクラスタ状態監視装置及びそれに用いられるモジュール端末に関する。
一般に、この種の電源システムでは、各クラスタの量端末間にバイパスダイオードが逆バイアス電圧を受けるように接続されている。そして、従来のクラスタ状態監視装置では、バイパスダイオードがオンしているか否かによって、何れのクラスタに異常があるか否かを検出する構成になっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−94751号公報(請求項1、図3、図13、段落[0030])
ところで、上述したバイパスダイオードは、クラスタが発電不能な状態になるまではオンしないので、従来のクラスタ状態監視装置では、発電可能な状態のクラスタの異常を検出することができなかった。即ち、クラスタが発電は行っているものの、例えば、太陽電池セルの一部に異物が付着したために発電量が低下する異常や、劣化による内部抵抗の増加により発電量が低下するような異常を検出することができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、発電可能なクラスタの異常を検出することが可能なクラスタ状態監視装置及びそれに用いられるモジュール端末の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るモジュール端末(30)は、直列接続された複数の太陽電池セル(11)を一纏めに固定してなり、複数個が直列に接続されることで負荷に電力を供給する太陽電池セルストリング(10S)を構成する太陽電池モジュール(10)に設けられるモジュール端末(30)であって、予め設定された判定期間(T2)毎に、太陽電池モジュール(10)に含まれる複数の太陽電池セル(11)を複数等分してなる複数のクラスタ(12)の電圧をクラスタ電圧として複数回検出するクラスタ電圧手段(32,33,34,35)と、判定期間(T2)でクラスタ電圧又はそのクラスタ電圧の変化量若しくは変化率が予め設定された基準許容範囲から外れた回数を異常回数として検出する異常回数検出手段(34)と、判定期間(T2)の経過毎に、異常回数検出手段(34)により検出された異常回数の情報を無線送信する無線送信回路(36)と、を備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のモジュール端末(30)において、太陽電池セルストリング(10S)は、負荷に電力を供給する複数の電力系統のそれぞれに設けられ、無線送信回路(36)は、異常回数の情報と共に、太陽電池セルストリング(10S)毎に定められたストリング識別情報を送信するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のモジュール端末(30)において、無線送信回路(36)は、各判定期間(T2)の終了後、ランダムに設定される送信待機期間(τ)の経過を待ってから無線送信するところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載のモジュール端末(30)において、無線送信回路(36)は、異常回数の情報と共に、前回送信時の異常回数がゼロであったか否かの情報を送信するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載のモジュール端末(30)において、クラスタ電圧検出手段(32,33,34,35)は、判定期間(T2)を複数等分してなるサンプリング期間(T1)毎にクラスタ電圧を検出し、異常回数検出手段(34)は、サンプリング期間(T1)あたりのクラスタ電圧の変化量が予め設定された基準変化量を超えた回数を異常回数として検出するところに特徴を有する。
請求項6の発明に係るクラスタ状態監視装置(100)は、請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載のモジュール端末(30)と、クラスタ(12)同士の間で異常回数を比較して、予め設定された閾値を超えて他のクラスタ(12)よりも異常回数が多いクラスタ(12)が検出された場合に異常ありと判定する異常判定手段(93)を有し、かつ、複数のモジュール端末(30)から異常回数の情報を無線受信して異常判定手段(93)にて異常の有無を判定するデータ判定端末(90)と、を備えたところに特徴を有する。
請求項7の発明に係るクラスタ状態監視装置(100)は、複数の太陽電池セル(11)を直列接続してなりかつ負荷に電力を供給する太陽電池セルストリング(10S)を、1つ又は所定複数の太陽電池セル(11)からなる複数のクラスタ(12)に等分し、それらクラスタ(12)の状態を監視するクラスタ状態監視装置(100)であって、予め設定された判定期間(T2)毎に、各クラスタ(12)の電圧をクラスタ電圧として複数回検出するクラスタ電圧検出手段(32,33,34,35)と、判定期間(T2)でクラスタ電圧又はそのクラスタ電圧の変化量若しくは変化率が予め設定された基準許容範囲から外れた回数を異常回数として検出する異常回数検出手段(34)と、異常回数検出手段(34)により検出された異常回数をクラスタ(12)同士の間で比較し、予め設定された閾値を超えて他のクラスタ(12)よりも異常回数が多いクラスタ(12)が検出された場合に異常ありと判定する異常判定手段(93)と、を備えたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載のクラスタ状態監視装置(100)において、太陽電池セルストリング(10S)は、負荷に電力を供給する複数の電力系統のそれぞれに設けられ、モジュール端末(30)は、異常回数の情報と共に、太陽電池セルストリング(10S)毎に定められたストリング識別情報を送信し、異常判定手段(93)は、ストリング識別情報が共通するクラスタ(12)同士の間で異常回数を比較して異常の有無を判定するところに特徴を有する。
[請求項1,6の発明]
請求項1のモジュール端末(30)では、予め設定された判定期間(T2)に、クラスタ電圧又はクラスタ電圧の変化量若しくは変化率が基準許容範囲から外れた回数を異常回数として検出し、その異常回数の情報を無線送信する。従って、請求項1のモジュール端末(30)を用いれば、請求項6のクラスタ状態監視装置(100)のように、判定期間(T2)中の異常回数が多かったクラスタ(12)を検出することが可能となり、発電可能な状態のクラスタ(12)の異常を検出することが可能となる。また、本発明では、困難な信号配線の取り回し作業を要せずに、全ての太陽電池モジュール(10)における各クラスタ(12)の異常現象の回数の情報を集めることができる。さらに、モジュール端末(30)は、判定期間(T2)毎に無線送信するので、例えば、クラスタ電圧を検出する度にその結果を無線送信する場合と比較して、送信の頻度が減少し、混信を抑えることが可能となる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明では、モジュール端末(30)が、異常回数の情報と共に、太陽電池セルストリング(10S)毎に定められたストリング識別情報を送信するので、同じ太陽電池セルストリング(10S)に含まれるクラスタ(12)同士の間で、急変現象の回数を比較することが可能となる。これにより、太陽電池セルストリング(10S)毎に電圧急変の大きさや頻度が異なる場合であっても、クラスタ(12)の異常を判定することが可能となる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、複数のモジュール端末(30)が一斉にデータ判定端末(90)に情報を送信することが防がれ、混信の発生が抑制される。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、モジュール端末(30)が、異常回数の情報と共に、前回送信時の異常回数がゼロであったか否かの情報を送信するので、受信側で前回の情報を受信できなかった場合であっても、前回の送信時の異常の有無を把握することが可能となる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明では、判定期間(T2)毎に、クラスタ(12)同士の間で異常回数を比較し、閾値を超えて他のクラスタ(12)よりも異常回数が多いクラスタ(12)が検出された場合に異常ありと判定する。ここで、劣化したクラスタ(12)は、正常なクラスタ(12)と比較して、電圧急変時の電圧の変動が長期に亘って起きる傾向があるので、異常回数が多いクラスタ(12)を検出することにより、劣化によるクラスタ(12)の異常を検出することが可能となる。このように、請求項4の発明によれば、劣化によるクラスタ(12)の異常を検出することが可能となる。
[請求項7の発明]
請求項7のクラスタ状態監視装置(100)によれば、予め設定された判定期間(T2)でクラスタ電圧又はクラスタ電圧の変化量若しくは変化率が基準許容範囲から外れた回数を異常回数として検出し、判定期間(T2)中の異常回数が多かったクラスタ(12)が検出された場合に異常ありと判定するので、発電可能な状態のクラスタ(12)の異常を検出することが可能となる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明によれば、同じ太陽電池セルストリング(10S)に含まれるクラスタ(12)同士の間で、異常回数を比較して異常の有無を判定するので、太陽電池セルストリング(10S)毎に電圧急変の大きさや頻度が異なる場合であっても、クラスタ(12)の異常を判定することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュール群を備えた住居の斜視図 (A)太陽電池モジュールの平面図、(B)太陽電池モジュールの電気的な構成を示した概念図 電源システムの回路図 モジュール端末の回路図 データ判定端末の回路図 データ処理プログラムのフローチャート モジュール端末の送信データの概念図 モジュール端末がデータを送信するまでの流れを示す図 モジュール端末がデータを送信するまでの流れを示す図 監視プログラムのフローチャート データ判定端末の受信データファイルの概念図 異常判定処理のフローチャート 変形例に係るクラスタ監視装置の概念図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1には、住居の屋根の上に設置された太陽電池モジュール10群が示されている。各太陽電池モジュール10は、図2(A)に示すように、例えば複数の太陽電池セル11を縦横に2m×n個(例えば、mは「3」、nは「8」)のマトリクス状に配置してセル支持部材14に固定した構造になっている。それら2m×n個の太陽電池セル11は、図2(B)に示すようにセル支持部材14に備えた正負のモジュール出力電極P1,P2の間に直列接続されている。
太陽電池モジュール10が有する2m×n個の太陽電池セル11は、2n個(本実施形態では、16個)ずつ太陽電池セル11が連続してなるクラスタ12にグループ分けされている。換言すれば、太陽電池モジュール10は、同一構造のm個(本実施形態では、例えば3個)のクラスタ12を直列接続した構造になっている。
各クラスタ12の両端末間には、バイパスダイオード13が各クラスタ12から逆バイアス電圧を受けるように接続され、クラスタ12が正常に発電を行っている間は、バイパスダイオード13がオフし、クラスタ12が発電不能になった場合に、バイパスダイオード13がオンするようになっている。
各太陽電池モジュール10のセル支持部材14には、各クラスタ12の両端末間の電圧を検出するための第1〜第4の検出電極A1〜A4が備えられている。具体的には、第1の検出電極A1は、太陽電池モジュール10のうち高電位側のクラスタ12の正極に接続され、第2の検出電極A2は、高電位側のクラスタ12の負極と中央のクラスタ12の正極とに共通接続され、第3の検出電極A3は、中央のクラスタ12の負極と低電位側のクラスタ12の正極とに共通接続され、さらに、第4の検出電極A4は、低電位側のクラスタ12の負極に接続されている。
図3に示すように、上記した複数の太陽電池モジュール10は、同じ複数個ずつ直列接続されて複数のモジュールストリング10Sを構成している。また、それら複数のモジュールストリング10Sがパワーコンディショナー21に備えた1対の統括電極P3,P4の間に複数並列接続されている。そして、これら太陽電池モジュール10群とパワーコンディショナー21とから電源システム15が構成されている。
なお、モジュールストリング10Sに含まれている全ての太陽電池セル11は、統括電極P3,P4を直列接続されて本発明の「太陽電池セルストリング」になっている。即ち、本実施形態では、モジュールストリング10Sに、本発明の「太陽電池セルストリング」が含まれた構成になっている。
パワーコンディショナー21は、太陽電池モジュール10群が取り付けられた屋根の近く(例えば、屋根上)に設置され(図1参照)、モジュールストリング10S群から直流電力を受電するインバータ及びDC/DCコンバータを含む電力変換回路22と、電力変換回路22のDC/DCコンバータ等から受電して作動する電力制御回路24とを備えている。そして、電力制御回路24が、電力変換回路22のインバータを制御してモジュールストリング10S群の直流出力を交流出力に変換する。また、電力変換回路22のインバータの出力は、出力先切替回路25を介して住居内の家電製品等の負荷(以下、「家電負荷」という)及び商用電源に接続されるか、それらの何れにも接続されない状態とに切り替えられる。なお、電力変換回路22のインバータが出力する電力のうち家電負荷に給電してもなお余った余剰電力は、商用電源の給電元である電力会社が買電するようになっている。
図1に示すように、各太陽電池モジュール10の裏面には、それぞれモジュール端末30(本発明の「無線送信器」にも相当する。)が取り付けられている。図4に示すように、モジュール端末30は、入力切替回路32とマイクロコントローラ34(以下、「MCU34」という)と差動増幅回路33とA/Dコンバータ35とROM/RAM38と無線送信回路36及び無線受信回路37とアイソレート電源31とを有している。入力切替回路32は、第1と第2のマルチプレクサ32A,32Bからなり、それら第1と第2のマルチプレクサ32A,32Bは、それぞれ複数の入力端末と1つの出力端末とを備えていて、選択された任意の1つの入力端末が出力端末に接続されるようになっている。そして、各太陽電池モジュール10の第1〜第4の検出電極A1〜A4に接続されたラインがそれぞれ分岐し、それらの一方の分岐ライン群が第1マルチプレクサ32Aの入力端末群に接続される一方、他方の分岐ライン群が第2マルチプレクサ32Bの入力端末群に接続されている。また、第1及び第2のマルチプレクサ32A,32Bの出力端子は、差動増幅回路33の反転入力端子と非反転入力端子に接続されている。さらに、差動増幅回路33の出力が、A/Dコンバータ35にてA/D変換されてMCU34に取り込まれるようになっている。
第1と第2のマルチプレクサ32A,32Bの制御用端子には、MCU34が接続されている。また、MCU34の内蔵メモリには、複数のプログラムと各MCU34に固有の識別番号が記憶されている。そして、MCU34は、後述するデータ処理プログラムPG1(図6参照)の実行時に第1及び第2のマルチプレクサ32A,32Bを、順次、切り替え、例えば、太陽電池モジュール10全体の出力電圧(以下、「モジュール電圧」という)と、各クラスタ12の出力電圧(以下、「クラスタ電圧」という)とを、差動増幅回路33及びA/Dコンバータ35を通して順番に取り込む。なお、これらのマルチプレクサ32、差動増幅回路33、MCU34及びA/Dコンバータ35が本発明の「クラスタ電圧検出手段」に相当する。
アイソレート電源31は、トランス50や、同様の作用をする圧電トランスを備えていて、そのトランス50の一次コイル51の一方の端末に太陽電池モジュール10の第1,第2,第3の検出電極A1,A2,A3が並列接続されると共に、それら各並列ラインのそれぞれにダイオード56が備えられている。また、各ダイオード56は、それぞれカソード側が一次コイル51に接続されている。一次コイル51の他方の端末には、スイッチ素子としてのPNP型のトランジスタ57を介して太陽電池モジュール10の第4の検出電極A4が接続され、そのトランジスタ57のベースには、オシレータ41の出力が接続されている。また、オシレータ41の入力には、上記した第1,第2,第3の検出電極A1,A2,A3が、上記したダイオード56を介して共通接続されている。さらに、一次コイル51の両端末間には、コンデンサと抵抗とを直列接続してなるサージ電圧吸収回路58が接続されている。
一方、トランス50の二次コイル52側には、整流回路53と共にレギュレータ54が接続されている。そして、レギュレータ54が整流回路53の出力を昇圧又は降圧し、これにより、アイソレート電源31から一定の直流電圧Vccの電力が出力されるようになっている。そして、その電力がモジュール端末30内の差動増幅回路33、A/Dコンバータ35,MCU34等に給電される。このアイソレート電源31を備えたことで、太陽電池モジュール10と差動増幅回路33、A/Dコンバータ35,MCU34等との間がアイソレートされるので、モジュール端末30によるクラスタ電圧の検出において、差動増幅回路33への入力電圧を各クラスタ電圧の基準に合わせることができる。これにより、クラスタ電圧の正確な検出が可能になり、乾電池を使用した場合のような電池切れの心配もなくなる。また、このアイソレート電源31によれば、その給電元の複数のクラスタ12のうち一部に異常が生じても一定電圧Vccの直流電力を出力することができる。
電源システム15の太陽電池モジュール10群全体の複数のモジュール端末30に対して1つのデータ判定端末90が設けられている。そして、これらモジュール端末30群とデータ判定端末90とから本発明に係るクラスタ状態監視装置100(図1参照)が構成されている。そのデータ判定端末90は、図5に示すように、無線送信回路91と無線受信回路92とCPU93とRAM94とROM95とモニタ96とLAN97とを備えている。そして、そのモニタ96には、例えば、全部の太陽電池モジュール10の配置(図1参照)を模式的に示したモジュール配置図が表示されていて、正常時にはモジュール配置図全体が例えば白色になっている。また、LAN97を介したネットワークにより接続されたPCや携帯端末において、モニタ96に表示されているモジュール配置図を表示したり、データ判定端末90にて得られたデータを保存、解析することも可能となっている。また、PCはインターネットを介し、スマートフォンなど無線端末によってもモジュールの状態を知ることができる。
図6には、各モジュール端末30のMCU34が実行するデータ処理プログラムPG1が示されている。このデータ処理プログラムPG1は、予め定められたサンプリング期間T1毎に実行される。MCU34は、データ処理プログラムPG1を実行すると、モジュール電圧及び全クラスタのクラスタ電圧V10のデータを取得し(S10)、ROM/RAM38に記憶されている残サンプリング回数sを1減算する(S11)。取得したモジュール電圧及びクラスタ電圧V10のデータ群は、最新の一定時間分だけROM/RAM39にバッファリングされる。
次いで、MCU34は、各クラスタ12について、今回取得したクラスタ電圧V10の前回取得したクラスタ電圧V10からの変化量、即ち、サンプリング期間T1あたりのクラスタ電圧V10の変化量ΔVを演算し、その変化量ΔVが予め設定された基準変化量ΔV0を超えていないかを判断する(S12)。基準変化量ΔV0を超えていない場合には(S12でNO)、データ処理プログラムPG1を終了する。一方、基準変化量ΔV0を超えている場合には(S12でYES)、急変回数xを1加算してから(S13)、残サンプリング回数sが0であるかを判断する(S14)。なお、急変回数xのデータもROM/RAM38に記憶されている。ここで、本実施形態では、急変回数xが本発明の「異常回数」に相当し、ステップS12〜S13を実行しているときのMCU34が本発明の「異常回数検出手段」に相当する。また、クラスタ電圧V10の変化量ΔVについて、基準変化量ΔV0以下の範囲が本発明の「基準許容範囲」となっている
ステップS14で、残サンプリング回数sが0でない場合には(S14でNO)、データ処理プログラムPG1を終了する。残サンプリング回数sが0である場合には(S14でYES)、後述する送信処理(S15)を実行し、残りサンプリング回数sをS(Sは2以上の自然数)、急変回数xを0にそれぞれセットして(S16)、データ処理プログラムPG1を終了する。従って、MCU34は、サンプリング期間T1のS倍の期間毎に、送信処理(S15)を実行することになる。なお、サンプリング期間T1のS倍の長さの期間が本発明の判定期間T2となっている。本実施形態では、サンプリング期間T1と判定期間T2は、例えば、30秒と600秒(即ち、S=20)に設定されている。
送信処理(S15)では、ROM/RAM38にバッファリングされているデータ群から、全クラスタ12の最新のクラスタ電圧V10、急変回数x等のデータを取得し、それらデータにMCU34の識別番号を加えた情報の送信データ列を作成する。そして、ROM/RAM38に記憶されている送信待機時間τ(図8及び図9参照)の経過を待ってから、送信データ列を無線送信回路36に無線出力させる。ここで、送信待機時間τは、送信処理(S15)を実行する度に、ランダムに設定される。
図7には、モジュール端末30が送信する送信データ列の一例が示されている。同図に示すように、送信データ列には、モジュール端末30の識別番号、そのモジュール端末30が設けられている太陽電池モジュール10が属する太陽電池セルストリング10Sに割り当てられたストリング識別番号α、太陽電池モジュール10内の全クラスタ12の最新のクラスタ電圧Vα(1)、Vα(2)、Vα(3)、クラスタ電圧の変化量ΔVα(1)、ΔVα(2)、ΔVα(3)、急変回数xα(1)、xα(2)、xα(3)、前回送信時の急変回数がゼロであったか否か、即ち、前回の判定期間T2に急変があったか否かの情報(図7の例では、異常有りの場合が「1」、異常なしの場合が「0」で表される。)、太陽電池モジュール10内の温度等が含まれている。なお、図7において、第1クラスタ、第2クラスタ及び第3クラスタは、例えば、図2(B)における高電位側のクラスタ12、中央のクラスタ12及び低電位側のクラスタ12にそれぞれ対応している。また、図示はしないが、送信データ列には、CRC等に代表される誤り検出信号も含まれている。
図8には、正常なクラスタ12のクラスタ電圧V10の変化と、そのクラスタ電圧10を検出するモジュール端末30がデータを送信するまでの流れとが示されている。なお、図8の例では、クラスタ電圧V10が判定期間T2の始めで緩やかに低下し、判定期間T2の終わりで急峻に上昇している。
上述したように、モジュール端末30のMCU34は、サンプリング期間T1毎に、各クラスタ12について、クラスタ電圧V10のデータを取得し、サンプリング期間T1あたりのクラスタ電圧V10の変化量ΔVが基準変化量ΔV0を超えていないかを判断する(図6のステップS10、ステップS12を参照)。サンプリング期間T1あたりの変化量ΔVが基準変化量ΔV0を超えている場合には、図8に示すように、急変フラグがONされ、その急変フラグの発生回数が急変回数xとしてカウントされていく。そして、S個のサンプリング期間T1を繋げた判定期間T2が経過すると、その判定期間T2の終了から送信待機時間τの経過を待って、データを送信する。
ところで、図9には、劣化したクラスタ12のクラスタ電圧V10の変化と、そのクラスタ電圧V10を検出するモジュール端末30がデータを送信するまでの流れとが示されている。なお、図8と図9の例におけるクラスタ12は共に、同じ太陽電池セルストリング10Sに含まれているものとする。
図9に示したクラスタ電圧V10は、判定期間T2の始めで低下し、判定期間T2の終わりで上昇するという点では、図8に示したクラスタ電圧V10と共通している。しかしながら、劣化したクラスタ12では正常なクラスタ12よりも内部抵抗が大きいことに起因して、図9のクラスタ電圧V10では、図8に示したクラスタ電圧V10よりも、変化量が大きく、また、その変化が長期に亘っ起こっている。その結果、図8の例では、判定期間T2の始めのうち3回目と4回目のサンプリング期間T1で急変フラグがオンし、判定期間T2の終わりのうちS−3回目とS−2回目のサンプリング期間T1で急変フラグがオンしている。即ち、判定期間T2で急変フラグが4回オンしている。これに対し、図9の例では、判定期間T2の始めのうち2回目〜5回目のサンプリング期間T1で急変フラグがオンし、判定期間T2の終わりのうち(S−3)回目〜(S−1)回目のサンプリング期間T1で急変フラグがオンしている。即ち、判定期間T2で急変フラグが7回オンしている。このように、劣化したクラスタ12では、正常なクラスタ12と比較して、急変回数xが多くなる。
図10には、データ判定端末90のROM95に記憶されている監視プログラムPG2が示されている。データ判定端末90のCPU93は、無線受信回路92が無線信号を受信する度に監視プログラムPG2を実行する。その監視プログラムPG2が実行されると、無線受信回路92から受信データを取得し(S30)、その受信データが、何れかのモジュール端末30の識別番号の情報を含んだ正規の受信データであるか否かをチェックする(S31)。
ここで、正規の受信データでなかった場合には(S31のNO)、監視プログラムPG2を終了する。正規の受信データであった場合には(S31のYES)、その受信データに含まれている識別番号とクラスタ電圧のデータとをRAM94の受信データファイル91(図11参照)に登録する(S32)。また、受信データファイル91に識別番号の登録が無い状態で初めて識別番号が登録された場合に限り、監視タイマをスタートさせる(S33)。
図11には、受信データファイル91の一例が示されている。同図に示すように、受信データファイルは、モジュール端末30毎のモジュールレコード91Zを複数備えてなり、各モジュールレコード91Zのフィールドには、図7で示した送信データ列と同様に、モジュール端末30の識別番号、ストリング識別番号、太陽電池モジュール10内の全クラスタ12の最新のクラスタ電圧、クラスタ電圧の変化量及び急変回数、太陽電池モジュール10内の温度等がある。
図10において、ステップS33が終了すると、次いで、全てのモジュール端末30の識別番号が受信データファイルに登録されている受信完了状態であるか否かをチェックし(S34)、受信完了状態でない場合には(S34のNO)、監視タイマによる計測時間が、予め設定された上限時間を超えたか否かをチェックし(S35)、上限時間を超えていない場合には(S35でNO)、監視プログラムPG2を終了する。一方、受信完了状態であるか(S34のYES)、又は、監視タイマによる計測時間が上限時間を超えた場合(S35のYES)、以下の異常判定処理(S36)を行う。
図12に示すように、異常判定処理(S36)では、異常診断処理(S36)では、無線通信することができなかったモジュール端末30を有する太陽電池モジュール10が存在する場合には、そのような太陽電池モジュール10に相当するモジュール配置図の一部を、例えば、赤色に変えて表示する(S41)。
また、クラスタ電圧が0であるクラスタ12を含んだ太陽電池モジュール10が存在する場合には、そのような太陽電池モジュール10に相当するモジュール配置図の一部を、例えば、橙色に変えて表示する(S42)。
さらには、モジュール配置図において赤色及び橙色に表示された太陽電池モジュール10のクラスタ12群を除いた残りのクラスタ12群の急変回数xからストリング識別番号が共通するクラスタ12群ごとの平均値(以下、「平均急変回数」という)を演算する(S43)。そして、クラスタ12の急変回数xと、そのクラスタ12とストリング識別番号が共通するクラスタ12群の平均急変回数とを比較し、予め設定された閾値を超えて急変回数xが多いクラスタ12が存在する場合に、そのクラスタ12を含む太陽電池モジュール10に相当するモジュール配置図の一部を、例えば、黄色に変えて表示する(S44)。このように、本実施形態では、同じ太陽電池セルストリング10Sに含まれるクラスタ12同士の間で、急変回数xを比較して異常の有無を判定するので、太陽電池セルストリング10S毎に電圧急変の大きさや頻度が異なる場合であっても、クラスタ12の異常を判定することが可能となる。なお、本実施形態では、ステップS44を実行しているときのデータ判定端末90のCPU93が本発明の「異常判定手段」に相当する。
以上により異常診断処理(S36)を終了し、その後、図10に示すように、受信データファイルの全データを削除しかつ監視タイマをリセットして(S37)、監視プログラムPG2を終了する。
本実施形態のクラスタ状態監視装置100の構成に関する説明は以上である。次に、このクラスタ状態監視装置100の作用効果について説明する。
本実施形態のクラスタ監視装置100では、サンプリング期間T1あたりのクラスタ電圧V10の変化量ΔVが基準変化量ΔV0を超えて変化した急変現象の回数を検出し、判定期間T2毎に、クラスタ12同士の間で、急変回数xを比較し、閾値を超えて他のクラスタ12よりも急変回数xが多いクラスタ12が検出された場合に異常ありと判定する。ここで、劣化したクラスタ12(図9参照)では、正常なクラスタ12(図8参照)と比較して、電圧急変時のクラスタ電圧V10の変化量ΔVが大きく、また、その変化が長期に亘って起きるので、急変回数xが多いクラスタ12を検出することにより、劣化によるクラスタ12の異常を検出することが可能となる。また、一定複数のサンプリング期間T1を纏めた判定期間T2で検出された急変回数によって異常の有無を判定するので、例えば、判定期間T2終了時のクラスタ電圧V10の大小によって異常の有無を判定する場合と比較して、判定結果のばらつきが抑えられ判定精度の向上が図られる。
また、本実施形態では、複数の太陽電池モジュール10のそれぞれに設けられたモジュール端末30が、検出した急変回数xの情報を無線送信するので、困難な信号配線の取り回し作業を要せずに、全ての太陽電池モジュール10における各クラスタ12の急変回数xの情報をデータ判定端末90に集めることができる。しかも、モジュール端末30は、一定複数のサンプリング期間T1を纏めた判定期間T2毎に無線送信するので、サンプリング期間T1毎に急変現象の有無を無線送信する場合と比較して、送信の頻度が減少し、混信を抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、モジュール端末30が、前回送信時の急変回数xがゼロであったか否か、即ち、前回の判定期間T2に急変があったか否かの情報を送信するので、データ判定端末90が前回の情報を受信できなかった場合であっても、前回の送信時の異常の有無を把握することが可能となる。そして、前回送信時に急変があった場合には、データ判定端末90は、モジュール端末30に前回の送信データを再送させたり、図12のステップS41で、モジュール配置図において赤色に表示した太陽電池モジュール10のクラスタ12を、例えば、青色に変える等の処理を行うことが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、太陽電池セルストリング10Sに含まれる1つの太陽電池モジュール10からアイソレート電源31が受電していたが、太陽電池セルストリング10Sの両末端からアイソレート電源31が受電するように構成してもよい。
(2)上記実施形態において、モジュール端末30が送信する送信データ列にクラスタ電圧V10及びその変化量ΔVを含まない構成としてもよい。このように構成しても、急変回数xの情報から異常の有無を判定することは可能である。なお、上記実施形態では、データ判定端末90が、異常判定処理の断絶異常判定処理(図12のステップS42を参照)で、クラスタ電圧が0であるクラスタ12を含んだ太陽電池モジュール10を異常と判定し、その異常判定された太陽電池モジュール10のクラスタ12群を除いて、急変回数xによる異常判定を行うので、異常の種類が区別可能になると共に、異常判定の精度向上が図られる。
(3)上記実施形態では、ストリング識別番号が同じクラスタ12群ごとに、急変回数の平均を求めていたが、クラスタ12全体の急変回数の平均を求めてもよい。具体的には、図12のステップS43において、モジュール配置図において赤色及び橙色に表示された太陽電池モジュール10のクラスタ12群を除いた残りのクラスタ12群全体の急変回数xの平均値を演算する。そして、この平均値と各クラスタ12の急変回数とを比較して、異常の有無を判定する。
(4)上記実施形態において、モジュール端末30が送信する送信データ列にストリング識別情報を含まない構成としてもよい。このような構成としても、データ判定端末90が、モジュール端末30の識別番号から、当該モジュール端末30が何れの太陽電池セルストリング10sのどこに位置する太陽電池モジュール10に設けられたものであるか、を特定するためのデータテーブルを有していれば、上記実施形態と同様の効果を奏する可能となる。即ち、同じ太陽電池セルストリング10Sに含まれるクラスタ12同士の間で急変回数xを比較して、異常の有無を判定することが可能となる。
(5)上記実施形態では、クラスタ状態監視装置100が複数のモジュール端末30と1つのデータ判定端末90とから構成されていたが、図13に示すように、複数の太陽電池モジュール10の第1〜第4の検出電極A1〜A4から信号線を延ばして1つのクラスタ状態監視装置100Vに接続した構成にしてもよい。なお、信号線ではなく、電源線に信号をのせる電力線通信であってもよい。
(6)上記実施形態では、本発明の「異常回数」が、サンプリング期間T1あたりのクラスタ電圧V10の変化量ΔVが基準変化量ΔV0を超えた回数であったが、クラスタ電圧V10の前回検出されたクラスタ電圧V11からの変化率Yが基準変化率Y0を超えた回数であってもよい。このような構成としても、劣化によるクラスタ12の異常を検出することが可能である。
(7)上記実施形態では、本発明の「異常回数」が、サンプリング期間T1あたりのクラスタ電圧V10の変化量ΔVが基準変化量ΔV0を超えた回数であったが、クラスタ電圧V10が基準電圧V0より低くなった回数であってもよい。このように構成した場合には、例えば、太陽電池セル11の一部に異物が付着したために発電量が低下する異常を検出することが可能となる。
(8)上記実施形態において、モジュール端末30が送信する送信データ列に、前回送信時の急変回数xがゼロであったか否かの情報を含まない構成としてもよい。
10 太陽電池モジュール
11 太陽電池セル
10S 太陽電池セルストリング
12 クラスタ
30 モジュール端末(無線送信器)
34 MCU
90 データ判定端末
100,100V クラスタ状態監視装置
PG1 データ処理プログラム
PG2 監視プログラム

Claims (8)

  1. 直列接続された複数の太陽電池セル(11)を一纏めに固定してなり、複数個が直列に接続されることで負荷に電力を供給する太陽電池セルストリング(10S)を構成する太陽電池モジュール(10)に設けられるモジュール端末(30)であって、
    予め設定された判定期間(T2)毎に、前記太陽電池モジュール(10)に含まれる複数の前記太陽電池セル(11)を複数等分してなる複数のクラスタ(12)の電圧をクラスタ電圧として複数回検出するクラスタ電圧手段(32,33,34,35)と、
    前記判定期間(T2)で前記クラスタ電圧又はそのクラスタ電圧の変化量若しくは変化率が予め設定された基準許容範囲から外れた回数を異常回数として検出する異常回数検出手段(34)と、
    前記判定期間(T2)の経過毎に、前記異常回数検出手段(34)により検出された前記異常回数の情報を無線送信する無線送信回路(36)と、を備えたことを特徴とするモジュール端末(30)。
  2. 前記太陽電池セルストリング(10S)は、前記負荷に電力を供給する複数の電力系統のそれぞれに設けられ、
    前記無線送信回路(36)は、前記異常回数の情報と共に、前記太陽電池セルストリング(10S)毎に定められたストリング識別情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のモジュール端末(30)。
  3. 前記無線送信回路(36)は、各前記判定期間(T2)の終了後、ランダムに設定される送信待機期間(τ)の経過を待ってから無線送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のモジュール端末(30)。
  4. 前記無線送信回路(36)は、前記異常回数の情報と共に、前回送信時の前記異常回数がゼロであったか否かの情報を送信することを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載のモジュール端末(30)。
  5. 前記クラスタ電圧検出手段(32,33,34,35)は、前記判定期間(T2)を複数等分してなるサンプリング期間(T1)毎に前記クラスタ電圧を検出し、
    前記異常回数検出手段(34)は、前記サンプリング期間(T1)あたりの前記クラスタ電圧の変化量が予め設定された基準変化量を超えた回数を前記異常回数として検出することを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載のモジュール端末(30)。
  6. 請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載のモジュール端末(30)と、
    前記クラスタ(12)同士の間で前記異常回数を比較して、予め設定された閾値を超えて他の前記クラスタ(12)よりも前記異常回数が多い前記クラスタ(12)が検出された場合に異常ありと判定する異常判定手段(93)を有し、かつ、複数の前記モジュール端末(30)から前記異常回数の情報を無線受信して前記異常判定手段(93)にて異常の有無を判定するデータ判定端末(90)と、を備えたことを特徴とするクラスタ状態監視装置(100)。
  7. 複数の太陽電池セル(11)を直列接続してなりかつ負荷に電力を供給する太陽電池セルストリング(10S)を、1つ又は所定複数の前記太陽電池セル(11)からなる複数のクラスタ(12)に等分し、それらクラスタ(12)の状態を監視するクラスタ状態監視装置(100)であって、
    予め設定された判定期間(T2)毎に、各前記クラスタ(12)の電圧をクラスタ電圧として複数回検出するクラスタ電圧検出手段(32,33,34,35)と、
    前記判定期間(T2)で前記クラスタ電圧又はそのクラスタ電圧の変化量若しくは変化率が予め設定された基準許容範囲から外れた回数を異常回数として検出する異常回数検出手段(34)と、
    前記異常回数検出手段(34)により検出された前記異常回数を前記クラスタ(12)同士の間で比較し、予め設定された閾値を超えて他の前記クラスタ(12)よりも前記異常回数が多い前記クラスタ(12)が検出された場合に異常ありと判定する異常判定手段(93)と、を備えたことを特徴とするクラスタ状態監視装置(100)。
  8. 前記太陽電池セルストリング(10S)は、前記負荷に電力を供給する複数の電力系統のそれぞれに設けられ、
    前記モジュール端末(30)は、前記異常回数の情報と共に、前記太陽電池セルストリング(10S)毎に定められたストリング識別情報を送信し、
    前記異常判定手段(93)は、前記ストリング識別情報が共通する前記クラスタ(12)同士の間で前記異常回数を比較して異常の有無を判定することを特徴とする請求項6又は7に記載のクラスタ状態監視装置(100)。
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