JP2000171224A - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置

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JP2000171224A
JP2000171224A JP10349214A JP34921498A JP2000171224A JP 2000171224 A JP2000171224 A JP 2000171224A JP 10349214 A JP10349214 A JP 10349214A JP 34921498 A JP34921498 A JP 34921498A JP 2000171224 A JP2000171224 A JP 2000171224A
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JP10349214A
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Shinsuke Hiraoka
伸介 平岡
Eiji Ishihara
栄二 石原
Taku Mizusawa
卓 水沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者が観察、検査すべき画面の選択を間違
え、迷うことなく、また、検査対象物全体ができるだけ
観察でき、そして観察、検査する部分を忘れることなく
確実に目視検査を行うことができる外観検査装置を得る
こと。 【解決手段】 本発明の実施形態の外観検査装置100
は、検査対象物Pを載置し、XY軸方向に移動できるX
Yテーブル20と、検査対象物Pの検査部位へプログラ
ムされて順次移動できるようにXYテーブル20を位置
制御する制御装置80と、検査対象物Pの斜視像をそれ
ぞれ異なる方向から撮像できる複数のCCDカメラ41
A、41B、41C、41Dと、検査対象物Pの検査部
位に適したカメラを前記複数のカメラから選択する選択
装置と、前記選択されたカメラによって撮像された斜視
像を表示するテレビモニタ90とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観検査装置に関
し、特に電子回路基板に装着された部品の状態を目視検
査する場合に用いて好適な外観検査装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、部品供給機から供給された電子
部品などの部品が電子回路基板上にマウント装置などで
正常に表面実装されているか否かのチェックは、半田の
濡れ性、ブリッジ、半田過多、半田過少、部品の位置ず
れ、部品の欠品、電子部品の極性違いなどの多項目にわ
たって外観検査が行われる。しかしながら、この従来の
外観検査装置は、部品を実装した電子回路基板(以下、
単に「実装基板」と略記する)を検査ステージなどに水
平にセットした状態で、そこに実装された部品の直上位
置から検査対象物の平面像を取り込む方式を採用してい
るため、半田の濡れ具合やICなどの部品端子の浮きな
どのような状態が観察、検査しにくいという問題があっ
た。
【0003】そこで近年において、実装基板に実装され
た部品を3時限的に観察、検査することができる外観検
査装置が開発されており、その基本原理を図7に示す。
図7において鉛直線Vとほぼ平行に円筒に組み込まれた
CCDカメラCが配置されている。また、水平軸Hに対
しては、これと所定の角度θをなす光軸L上に第1ミラ
ーM1が設けられ、この第1ミラーM1による光軸Lの
反射方向に第2ミラーM2が設けられている。そして、
これら第1、第2ミラーM1、M2による光軸LがCC
DカメラCに導かれるように構成されている。
【0004】この構成においては、鉛直線201と光軸
Lとの交点に検査対象物(不図示)を配置することで、
その検査対象物の斜視像(光像)が第1、第2ミラーM
1、M2によってCCDカメラCへと導かれる。これに
より、CCDカメラCからの出力映像をモニタに表示す
ることにより、検査対象物の状態を斜め方向から観察、
検査することができる。更に、この状態から鉛直軸Vを
回転中心としてCCDカメラC及び第1、第2ミラーM
1、M2を回転(周回)させることにより多方向から検
査対象物の斜視像を取り込むことができるため、検査対
象物の半田の濡れ具合やICなどの部品端子の浮きなど
のような実装状態を立体的(3次元的)に把握すること
ができる。
【0005】しかしながら、図7に示す外観検査装置に
おいては、実装基板に実装されている部品1点ごとにカ
メラ光学系(CCDカメラC、第1、第2ミラーM1、
M2等)を回転させる必要があるため、その分だけ部品
1点当たりの検査時間、更にはトータルの検査時間が長
くなるという問題があった。また、カメラ光学系の回転
軸V上に検査対象物の検査部位を正確に位置決めするの
が難しく、回転軸V1から検査部位がずれた状態で光学
系を回転させた場合は、モニタ画面上で検査部位が移動
して検査しずらくなったり、場合によってはモニタ画面
から検査部位が外れてしまうこともある。
【0006】前記のような課題を解決するために、本出
願人が平成10年4月23日に出願した特許願平10−
112865号「外観検査装置」の発明で前記課題の解
決策を開示している。即ち、この発明の外観検査装置
は、検査対象物の斜視像をそれぞれ異なる方向から撮像
する複数の撮像手段と、これら複数の撮像手段によって
撮像されたそれぞれの斜視像を表示する表示手段とから
構成し、検査対象物の斜視像を複数の撮像手段によって
それぞれ異なる方向から同時に撮像し、そしてその撮像
したそれぞれの斜視像を表示手段で同時に表示し、これ
らの画像を観察することにより検査対象物の実装状態を
検査できるように構成したもので、従来のようにカメラ
光学系を回転させることなく、作業者が検査対象物の外
観を立体的(3次元的)に把握できるように構成してい
る。
【0007】この先願の発明の外観検査装置の構成は、
前記特許願の図1に開示されているが、その図1乃至図
3を本特許願で図8乃至図10に再掲載して、その原理
を説明する。図8は先願発明に係る一実施形態の外観検
査装置を示していて、同図Aはその全体像を示す斜視
図、同図Bはその要部構造を示す斜視図、図9は検査対
象物に対する斜視像の撮像方向を示す模式図、そして図
10はモニタ画面上の表示例を示す図である。
【0008】図8Aにおいて、この外観検査装置は、検
査ステージ1、XYテーブル2、鏡筒5に内蔵されてい
る撮像手段6、照明光源装置9、画面分割装置10及び
モニタ11とから構成されている。
【0009】前記検査ステージ1上に、水平2軸方向
(X、Y方向)にそれぞれ独立して移動可能なテーブル
ユニットからなるXYテーブル2が搭載されている。ま
た、検査ステージ1上には、昇降ユニット3が垂直に設
置されている。この昇降ユニット3の上端部からは支持
アーム4が水平に延出し、その支持アーム4の延出端に
鏡筒5が取り付けられている。
【0010】鏡筒5の内部には、図8Bに示したよう
に、4台のCCDカメラ6A、6B、6C、6Dが組み
込まれている。各々のCCDカメラ6A、6B、6C、
6Dはそれぞれ鉛直方向に沿うZ軸を中心にして、互い
に平行に配設されている。また、Z軸に直交するX軸及
びY軸に対しては、それぞれ円周方向に45度の角度を
なして配設されている。
【0011】更に、鏡筒5内には、各CCDカメラ6
A、6B、6C、6Dの下方に、それぞれに対応する第
1、第2ミラー7A、7Bが組み込まれ、これら各CC
Dカメラ6A、6B、6C、6Dとそれぞれに対応する
第1、第2ミラー7A、7Bによって4組の撮像手段が
構成されている。なお、図8Bでは、斜視図の方向性の
関係から第1、第2ミラー7A、7Bの組のみしか表示
されていないが、実際にはカメラ台数に対応して計4組
存在する。
【0012】これら4組の第1、第2ミラー7A、7B
は、検査対象物となる部品、例えば、図示の例では角形
のチップ部品Pの斜視像を、それぞれに対応するCCD
カメラ6A、6B、6C、6Dへと導くものであって、
各々のCCDカメラ6A、6B、6C、6Dに対応する
4枚の第1ミラー7Aからの光軸が、Z軸に対してそれ
ぞれ45度傾斜して設定されている。また、各々のCC
Dカメラ6A、6B、6C、6Dの光軸は、それぞれ第
1、第2ミラー7A、7Bで反射されてチップ部品P上
の1点に集約するように設定されている。
【0013】一方、鏡筒5の上端部からはフレキシブル
チューブ8が導出されており、その先端は照明光源装置
9に接続されており、この照明光源装置9から射出され
た光がフレキシブルチューブ8内の光ファイバーケーブ
ル(不図示)を通してチップ部品Pに照射されるように
構成されている。
【0014】更に、フレキシブルチューブ8内には、各
々のCCDカメラ6A、6B、6C、6Dから出力され
る映像信号を伝送するための伝送ケーブル(不図示)も
組み込まれている。この伝送ケーブルの出力端は画面分
割装置10に接続されており、また、画面分割装置10
の出力端子は、不図示のケーブルを介してモニタ11の
映像信号入力端子に接続されている。
【0015】このように構成された外観検査装置におい
て、例えば、図9Aに示したように、実装基板上に実装
された角形のチップ部品Pを検査するに当たっては、そ
の検査対象物がモニタ11の画面に映るようにXYテー
ブル2を水平方向(X、Y方向)に適宜移動させると共
に、昇降ユニット3の駆動により鏡筒5を昇降させてカ
メラ焦点を検査対象物に合わせる。
【0016】これにより、前記CCDカメラ6A、6
B、6C、6Dとそれぞれに対応する第1、第2ミラー
7A、7Bによりチップ部品Pの斜視像がそれぞれ異な
る方向(CH1、CH2、CH3、CH4の矢視方向)
から同時に撮像される。そうすると、各CCDカメラ6
A、6B、6C、6Dに対応する各方向CH1、CH
2、CH3、CH4の映像(チップ部品Pの斜視像)
が、図3に示したように、モニタ11の画面上に同時に
表示される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記実施形態の外観検
査装置は、従来のように部品1点ごとにカメラ光学系を
回転させなくても、実装基板上の検査対象物であるチッ
プ部品Pの外観を立体的(3次元的)に観察できるが、
4方向から撮像したチップ部品Pの斜視像を、画面分割
装置10を中継して単一のモニタ11の画面上に分割表
示する構成を採っているため、製造工程の検査作業に用
いる場合においては、作業者が見るべき画面の選択を間
違えたり、迷ったりすることがあることが判った。更
に、前記実施形態の外観検査装置では、各CCDカメラ
6A、6B、6C、6Dの視野が固定されているため、
検査対象物の形状によっては、観察、検査したい部分が
他の部分の陰になって観察、検査できないことがある。
【0018】本発明は、このような課題を解決しようと
するものであって、作業者が表示手段で表示される画面
の選択を間違えたり、迷うことなく、また、検査対象物
が何らかの原因で隠れた部分が生じても、極力、これを
観察、検査できるようにし、そして検査する部分を忘れ
ることなく確実に目視検査を行うことができる外観検査
装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1に記載
の本発明の外観検査装置では、検査対象物を載置し、X
軸方向及びY軸方向或いは必要に応じてZ軸方向に移動
させることができる載置手段と、前記載置手段上に載置
された前記検査対象物の検査位置へプログラムされて順
次移動できるように前記載置手段を位置制御する制御手
段と、前記載置手段上に載置された前記検査対象物の斜
視像をそれぞれ異なる方向から撮像する複数の撮像手段
と、前記検査対象物の検査位置に適した撮像手段を前記
複数の撮像手段から選択する選択手段と、前記選択され
た撮像手段によって撮像された斜視像を表示する表示手
段とから構成して、前記課題を解決している。
【0020】また、請求項2に記載の本発明の外観検査
装置では、検査対象物を載置し、X軸方向及びY軸方向
或いは必要に応じてZ軸方向に移動させることができる
載置手段と、前記載置手段上に載置された前記検査対象
物の検査位置へプログラムされて順次移動できるように
前記載置手段を位置制御する制御手段と、前記載置手段
上に載置された前記検査対象物の斜視像をそれぞれ異な
る方向から撮像する複数の撮像手段と、前記複数の撮像
手段を0〜45度の範囲で回動させる回動手段と、前記
選択された撮像手段によって撮像された斜視像を表示す
る表示手段とから構成して、前記課題を解決している。
【0021】更にまた、請求項3に記載の本発明の外観
検査装置では、前記請求項1及び請求項2に記載の本発
明の外観検査装置における前記複数の撮像手段が、それ
ぞれ検査対象物に対して光を照射する照射手段と、選択
された撮像手段に応じて前記照射手段を切り替える切替
え手段とを備えていることを特徴とする。
【0022】従って、請求項1に記載の本発明によれ
ば、検査対象物の検査すべき部位を自動的に順送りで
き、しかも表示手段の表示画面には複数台の撮像手段に
よって撮像した検査対象物の映像から観察、検査すべき
映像のみを表示することができる。また、請求項2に記
載の本発明によれば、検査対象物の観察、検査すべき部
位を自動的に順送りできる他、検査対象物が他の検査対
象物などに隠れて観察、検査できなくなる部分を極力少
なくすることができる。更にまた、請求項3に記載の本
発明によれば、使用する撮像手段と照射手段とを選択で
き、従って、鮮明な映像を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら本発明の
実施形態の外観検査装置を説明する。図1は本発明の実
施形態の外観検査装置の概要を示した斜視図、図2は図
1に示した外観検査装置におけるビデオカメラ装置の平
面図、図3は図2に示したビデオカメラ装置の一部分を
断面で表した側面図、図4は図2に示したビデオカメラ
装置の一組のビデオカメラと照明装置を取り出して示し
ていて、同図Aはその側面図、同図Bは同図Aの上面
図、図5は本発明の実施形態の外観検査装置の動作フロ
ーチャートの前半部、そして図6は図5に示した動作フ
ローチャートに続く動作フローチャートの後半部であ
る。なお、本発明の実施形態の外観検査装置において、
先願発明の外観検査装置の構成部分と同一の構成部分に
は同一の符号を付して説明する。
【0024】先ず、本発明の実施形態の外観検査装置の
構成を説明する。図1において、符号100は本発明の
実施形態の外観検査装置を指す。この外観検査装置10
0は、XYテーブル20、昇降回動装置30、ビデオカ
メラ装置40、ミラー装置50、照明光源装置60、制
御装置80、レーザーポインタ70、テレビモニタ90
などから構成されている。
【0025】前記XYテーブル20は基板21上に搭載
されている。このXYテーブル20は、基板21に所定
の間隔で平行に敷設されたそれぞれ一対のレール22に
X軸方向に移動可能なテーブル23と、このテーブル2
3の上面に所定の間隔で平行に敷設されたそれぞれ一対
のレール24にY軸方向に移動可能なテーブル(検査ス
テージ)25とから構成されている。テーブル23及び
検査ステージ25はそれぞれ独立してそれぞれの軸方向
に移動可能である。
【0026】また、基板21上には、昇降回動装置30
が配設されている。この昇降回動装置30は基板21の
最奥端部の中央部に逆L字状の垂直に形成された支柱3
1と、その上方端面に形成された昇降レール32と、こ
の昇降レール32上を摺動可能に取り付けられ、水平板
33Aと垂直板33BとがL字型に直角に折り曲げられ
た状態で形成された支持フレーム33と、この支持フレ
ーム33の水平板33Aの中央上方で矢印Rの方向に回
動できるように取り付けられた回動摘み34付きの回動
円板35とから構成されている。前記支持フレーム33
は摘み36を回すことにより矢印Zで示す上下方向に微
細に摺動し、後記のビデオカメラ装置40の焦点が合わ
せられる機構になっている。
【0027】前記回動円板35には、ビデオカメラ装置
40が取り付けられている。このビデオカメラ装置40
は同一構造の複数組の、例えば、4組のCCDカメラ4
1A、41B、41C、41Dと、ミラー装置50A、
50B、50C、50D(図3)と、照明光源装置60
(図4、1台のみ示した)とから構成されている。ま
た、それぞれのCCDカメラ41A、41B、41C、
41Dに囲まれた回動円板35の中心部にレーザーポイ
ンタ70が配設されている。なお、このレーザーポイン
タ70の機能は先願発明の明細書に記載されているので
省略する。前記各CCDカメラ41A、41B、41
C、41Dの出力端はケーブルCを介して前記テレビモ
ニタ90に接続されている。これらの詳細は後記する。
【0028】前記基板21の下方には制御装置80が配
設されている。この制御装置80の正面には、制御ボタ
ン81が配設されており、その制御ボタン81は複数の
制御スイッチ、例えば、連続動作開始スイッチSW1、
動作停止スイッチSW2、手動動作開始スイッチSW
3、手動動作スイッチSW4、SW5、SW6、SW7
及びSW8、ティーチングSW9、ステップSW10と
から構成されている。また、SW11は電源スイッチで
ある。これら制御スイッチの詳細な機能も後記する。
【0029】前記回動円板35は、図2及び図3に示し
たように、その周縁部が支持フレーム33の水平板33
Aの上方で、前記周縁部の回りに配設されている複数個
の支持ローラ37で回動自在に支持されている。従っ
て、回動円板35は作業者が回動摘み34をもって点線
図示の回動摘み34の位置の方向に自在に回動させるこ
とができる。その回動範囲は0〜45度程度であればよ
い。
【0030】前記の4台の各CCDカメラ41A、41
B、41C、41Dは、それぞれ鉛直方向に沿うZ軸を
中心にして、互いに平行に配設されていて、図2乃至図
4に示したように、それぞれ鏡筒42内に収納されてい
る。各CCDカメラ41A、41B、41C、41Dは
CCD撮像素子43、撮像レンズ44などから構成され
ている。
【0031】各CCDカメラ41A、41B、41C、
41Dの撮像レンズ44の下方には、それぞれミラー装
置50が取り付けられている。各ミラー装置50はミラ
ーボックス51内に第1、第2ミラー52、53が組み
込まれている。第1ミラー52はCCDカメラ41A、
41B、41C、41Dの光軸Lに対して45度の傾斜
角度で配設されており、この第1ミラー52の水平方向
の光軸Lに対向して第2ミラー53が22.5度の傾斜
角度で配設されている。
【0032】また、各ミラー装置50の両側面には、そ
れぞれ照明光源装置60が取り付けられている。この照
明光源装置60は複数個の白色の発光ダイオード61か
ら構成されており、その照明角度は、第1、第2ミラー
52、53の傾斜角度と同様に、レーザーポインタ70
が照射する中心部に向かう45度の傾斜角度である。そ
して前記各CCDカメラ41A、41B、41C、41
Dに取り付けられた照明光源装置60は、それぞれのC
CDカメラ41A、41B、41C、41Dが作動した
場合に連動して作動するように配線されており、発光ダ
イオード61が発光して検査対象物を照射する。
【0033】前記基板21の下方には、前記のように制
御装置80が配設されている。この制御装置80には、
例えば、株式会社ダイナックス製のコンピュータソフト
ウエア「ダイナフィックス(DynaFics)」でプ
ログラミングできるマイクロコンピュータ(不図示)が
内蔵されている。
【0034】即ち、このマイクロコンピュータの記憶回
路には、図5に示したように、各種の検査対象物Pi、
例えば、チップ部品などが装着されている被検査基板の
検査する必要のある被検査部分の位置を順にティーチす
るために、手動でXYテーブル20を前後左右の方向に
移動させることができる手動動作プログラム82と、そ
の手動動作プログラム82に従って、検査対象物の検査
する必要のある被検査部分の位置を順にティーチできる
ティーチング作業プログラム83と、そのティーチング
作業プログラム83により記憶された検査対象物Piの
被検査部分の検査順とは逆に前記ビデオカメラ装置40
を戻せることができる順戻しプログラム84と、前記テ
ィーチング作業プログラム83に従って記憶された検査
対象物Piの被検査部分の検査順に前記ビデオカメラ装
置40を自動的に移動させることができる順次検査作業
プログラム85などがプログラミングされている。この
制御装置80は作業者が前面に配設されている前記制御
ボタン81を操作することにより制御することができ
る。
【0035】前記テレビモニタ90は、1台のテレビモ
ニタで構成されており、ケーブルCを介して各CCDカ
メラ41A、41B、41C、41Dの出力が接続され
ていて、作動中のCCDカメラ41A、41B、41
C、41Dの出力のみが画面に映出される。
【0036】次に、本発明の実施形態の前記外観検査装
置100による検査対象物Piの外観検査方法を図1乃
至図6を用いて説明する。制御は、手動動作82、ティ
ーチング作業83、順戻し84、順次検査作業85の4
制御部分に分けられる。先ず、各種のチップ部品Pが予
め正常に装着された検査対象物である基準基板PsをX
Yテーブル20の検査ステージ25の所定の位置に載置
し、この基準基板Psを基に手動動作82及びティーチ
ング作業83を制御装置80内のマイクロコンピュータ
に記憶させる作業を行う。
【0037】制御装置80の電源スイッチSW11を投
入して基準基板PsをXYテーブル20の検査ステージ
25の所定の位置に載置した後、次に、制御ボタン81
の手動動作開始スイッチSW3を押圧する。この手動動
作開始スイッチSW3の押圧によりXYテーブル20は
移動できる状態となり(ステップST1)、そして手動
動作スイッチSW4、SW5、SW6、SW7及びSW
8を押圧することによって、XYテーブル20を+X軸
方向、−X軸方向、+Y軸方向、−Y軸方向へ移動で
き、同時にCCDカメラ41A、41B、41C、41
Dとその照明光源装置60との組合せ切替えができる状
態となる。
【0038】従って、これらのスイッチを押圧すること
で、基準基板Psが載置されたXYテーブル20を移動
させ、その基準基板Psを用いて、検査対象物の検査し
たい第1の検査部位をCCDカメラ41A、41B、4
1C、41Dで撮影できるようにし、検査に使用するC
CDカメラ41A、41B、41C、41Dの選択を行
う(ステップST2)。この選択を行うことにより、選
択されたCCDカメラに付属している照明光源装置60
も選択される。そして検査に適した映像が得られた場合
に、XYテーブル20の現在位置とCCDカメラ41
A、41B、41C、41D及び照明光源装置60のい
ずれかの選択状態を、制御ボタン81の内のティーチン
グスイッチSW9を押圧して、前記第1の検査部位を制
御装置80内のマイクロコンピュータに記憶させる(ス
テップST3)。以下同様に、検査対象物の検査すべき
第2、第3・・・の検査部位、使用するCCDカメラ及
び照明光源装置を基準基板Psを用いて選択、記憶させ
る。前記XYテーブル20の移動に際しては、前記レー
ザーポインタ70を目安にして行う。
【0039】次に、前記のように記憶されたプログラム
に従って、検査対象物の順次検査作業85を図5及び図
6を用いて説明する。先ず、検査対象物PをXYテーブ
ル20上の所定の位置に載置し、電源スイッチSW11
を投入した後、連続動作開始スイッチSW1を押圧す
る。XYテーブル20は前記ティーチング作業プログラ
ム83によって前記のように予め記憶させておいた第1
の検査部位へ検査対象物Pが順次移動し(ステップST
4)、そして検査対象物Pが第1の検査部位へ移動する
と、そのXYテーブル20が停止する(ステップST
5)。同時に前記のように予め記憶させておいた検査に
使用するCCDカメラ41A、41B、41C、41D
の選択が行われて、それらのCCDカメラで得られる4
つの斜視映像の内の1つの斜視映像がテレビモニタ90
の画面上に映出される。作業者はその斜視映像を見て、
その検査部位の目視検査(良否の判定)を行う。この検
査作業の場合に、作業者は必要に応じて回動円板35の
回動摘み34を操作することでビデオカメラ装置40を
0〜45度程度の角範囲で回動させることができ、観
察、検査に必要な明瞭な斜視映像を撮影できるように調
整することができる。
【0040】検査対象物Pの第1の検査部位が終了する
と、XYテーブル20は次の第2の検査部位へ順次移動
し、前記の検査作業が行われる。このような検査作業は
第3、第4・・・の検査部位での検査も順次自動的に行
われ、最終の検査部位に到達して、その最終検査部位の
検査が終了して、その検査対象物Pの全ての目視検査が
終了する。作業者は第1の検査対象物Pの目視検査が終
了すると、これをXYテーブル20から外し、次に観
察、検査しなければならない第2番目、第3番目・・・
の検査対象物PをXYテーブル20の検査ステージ25
上に順次載置し、それぞれの検査対象物Pについて前記
のような順次検査作業85を繰り返し行う。
【0041】この順次検査作業85中に、何らかの事情
で、映出されている検査部位を時間を掛けて観察、検査
したい場合には、一連の目視検査の作業を一時停止させ
ることができる。このような場合は、制御ボタン81中
の動作停止スイッチSW2を押圧する。この押圧により
検査対象物Pの検査部位の移動が中止される(ステップ
ST6)。そして、その検査対象物Pの目視検査を再度
開始したい場合には、前記連続動作開始スイッチSW1
を再度押圧することにより、最初の検査部位から移動が
始まり、前記のような順次検査作業を行うことができ
る。
【0042】また、前記の順次検査作業85において、
順次検査中の見直しもできるように順戻しの機能が制御
装置80にプログラムされている(図5、順戻しプログ
ラム84)。順戻しの機能とは、順次検査中に既に検査
を終えた部分について疑義が生じた場合に順次検査を一
時中断して、その中断した場所からティーチング作業で
記憶させたステップと逆の順序にXYテーブル20を動
作させ(ステップST7)、疑義の生じた部分について
再度検査することができる機能である。
【0043】以上、説明したように、本発明の実施形態
の前記外観検査装置100によれば、作業者は、検査対
象物Pの検査部位を手動で観察、検査できる他、自動的
に順次観察、検査でき、また、検査部位の詳細を観察、
検査したい場合や既に検査済みの部位を再度観察、検査
したい場合は、前記順次検査作業を中断し、或いは逆に
戻して詳細に観察、検査することができ、更にまた、検
査部位を見落とすことはない。しかも、この外観検査装
置100は極めて簡単な構造であり、それだけ廉価に製
作でき、しかも操作が簡単であることから、バッチシス
テムで行う製造工程に導入できるものとして好適であ
る。
【0044】前記実施形態では、検査対象物として電子
回路基板に実装されたチップ部品Pを採り上げたが、本
発明の外観検査装置はチップ部品の検査に限定されるも
のではなく、各種の部品や製品(半製品も含む)などの
外観検査にも広く用いることができることを付言してお
く。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の実施形態の外観検査装置によれば、 1.テレビモニタに映出される斜視映像が観察すべき映
像のみとなるため検査作業が早くなる 2.順次送りで検査対象物が移動し、映像が切り替わる
ため、観察、検査忘れを防止することができる 3.複数台のビデオカメラを用い、観察に適した映像を
選択するために、従来の光軸回転式に比べ、観察に適し
た映像を早く得ることができる 4.複数台のビデオカメラを0〜45度程度の範囲で回
動させることができるため他の部品などで隠れて観察で
きない部位が少なくできる 5.複数台のビデオカメラが0〜45度の程度の範囲内
での回動であるため、ビデオケーブルに加わる機械的な
負荷を軽減することができる 6.複数台のビデオカメラの回動を0〜45度の程度の
範囲内とすることで、各ビデオカメラを回動円板で支持
でき、回動中心部分に検査位置指示用のレーザーポイン
タ70を置くことができる 7.使用するビデオカメラに応じて照明を選択するの
で、鮮明な映像を得ることができる 8.検査対象物の多品種、少量生産を行うのに最適であ
るなど、数々の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の外観検査装置の概要を
示した斜視図である。
【図2】 図1に示した外観検査装置におけるビデオカ
メラ装置の平面図である。
【図3】 図2に示したビデオカメラ装置の一部分を断
面で表した側面図である。
【図4】 図2に示したビデオカメラ装置の一組のビデ
オカメラと照明装置を取り出して示していて、同図Aは
その側面図、同図Bは同図Aの上面図である。
【図5】 本発明の実施形態の外観検査装置の動作フロ
ーチャートの前半部である。
【図6】 図5に示した動作フローチャートに続く動作
フローチャートの後半部である。
【図7】 検査対象物を3時限的に観察、検査すること
ができる従来の外観検査装置の概念図である。
【図8】 先願発明に係る一実施形態の外観検査装置を
示していて、同図Aはその全体像を示す斜視図、同図B
はその要部構造を示す斜視図である。
【図9】 検査対象物に対する斜視像の撮像方向を示す
模式図である。
【図10】 モニタ画面上の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100…本発明の実施形態の外観検査装置、20…XY
テーブル、25…検査ステージ、30…昇降回動装置、
33…支持フレーム、33A…支持フレーム33の水平
板、33B…支持フレーム33の垂直板、34…回動円
板35の回動摘み、35…回動円板、40…ビデオカメ
ラ装置、41A,41B,41C,41D…CCDカメ
ラ、42…鏡筒、43…CCD撮影素子、44…撮像レ
ンズ、50…ミラー装置、51…ミラーボックス、5
2、53…ミラー、60…照明光源装置、61…発光ダ
イオード、70…レーザーポインタ、80…制御装置、
81…制御ボタン、82…手動動作プログラム、83…
ティーチング作業プログラム、84…順戻しプログラ
ム、85…順次検査作業プログラム、SW1…連続動作
開始スイッチ、SW2…動作停止スイッチ、SW3…手
動動作開始スイッチ、SW4,SW5,SW6,SW
7,SW8…手動動作スイッチ、SW9…ティーチング
スイッチ、SW10…ステップスイッチ、P…検査対象
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水沢 卓 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA49 BB05 CC25 FF42 GG07 GG24 HH12 JJ03 JJ05 JJ08 JJ26 LL04 LL12 NN20 PP02 PP05 PP12 PP22 QQ23 RR00 SS02 SS13 TT02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物を載置し、X軸方向及びY軸
    方向或いは必要に応じてZ軸方向に移動させることがで
    きる載置手段と、 前記載置手段上に載置された前記検査対象物の検査位置
    へプログラムされて順次移動できるように前記載置手段
    を位置制御する制御手段と、 前記載置手段上に載置された前記検査対象物の斜視像を
    それぞれ異なる方向から撮像する複数の撮像手段と、 前記検査対象物の検査位置に適した撮像手段を前記複数
    の撮像手段から選択する選択手段と、 前記選択された撮像手段によって撮像された斜視像を表
    示する表示手段とから構成されていることを特徴とする
    外観検査装置。
  2. 【請求項2】 検査対象物を載置し、X軸方向及びY軸
    方向或いは必要に応じてZ軸方向に移動させることがで
    きる載置手段と、 前記載置手段上に載置された前記検査対象物の検査位置
    へプログラムされて順次移動できるように前記載置手段
    を位置制御する制御手段と、 前記載置手段上に載置された前記検査対象物の斜視像を
    それぞれ異なる方向から撮像する複数の撮像手段と、 前記複数の撮像手段を0〜45度の範囲で回動させる回
    動手段と、 前記選択された撮像手段によって撮像された斜視像を表
    示する表示手段とから構成されていることを特徴とする
    外観検査装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の撮像手段はそれぞれ前記検査
    対象物に対して光を照射する照射手段と、選択された撮
    像手段に応じて前記照射手段を切り替える切替え手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1及び請求項2に
    記載の外観検査装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段に順戻し手段が組み込まれ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の
    外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段に順戻し一時移動中止手段
    が組み込まれていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4に記載の外観検査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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